【さきたま杯2022予想】配当妙味が生まれるのはこの馬！

2022年5月31日

sakaida

さきたま杯2022の注目馬3頭、穴馬2頭を公開しています。
コースの特徴や競走馬の血統、過去10年のデータから予想していきます！

さきたま杯2022の最終買い目予想を更新しました。

目次（読みたい項目をタップ）

さきたま杯2022の概要

さきたま杯は浦和競馬場の左回り1,400mで開催されるダート交流重賞です。

短距離ダートホースが一挙に群がるさきたま杯は、JRA勢はもちろんのこと、地方所属の有力馬も多数参戦し、群雄割拠しやすいレースです。

短距離G2競走は珍しく、実績のあるG1馬も数多くエントリーします。

過去にはノボトゥルーやスマートファルコンといった面子がさきたま杯に出走しました。

さきたま杯2022の開催内容

開催日	6月1日(水曜)　17:45発走
格付け	Jpn2
開催競馬場	浦和競馬場　浦和11R
コース	ダート1,400m
性齢	4歳以上
斤量	別定
1着賞金	3500万円

さきたま杯2022が開催される浦和のダート1,400mの特徴

さきたま杯が開催される浦和のダート1,400mは4コーナーの終わりの地点からスタートします。

スタートから最初のコーナーまでは約300mとそこそこ距離があります。

浦和の注目したいところはコーナーワークがきついところ。

例えば京都競馬場の直線も浦和と同じく約300mですが、コーナーは京都よりも浦和の方が100mも短いです。

そのため、必然的にコーナーワークではスピードが落ちます。

コーナーを過ぎると南関競馬場でもっとも距離の短い向こう正面に差しかかります。

3コーナー手前の時点で残り600mを切るので、差しや追い込み馬は向こう正面あたりから進出を開始しなくてはなりません。

その直後に再びカーブのきつい3.4コーナーが待っていて、最後の直線もゴールまで1F(200m)しかありません。

そのため、脚質的には逃げや先行馬が圧倒的に有利で、差し・追い込み馬に騎乗の騎手はマクリを決めないと勝ち負けするのは厳しいです。

さきたま杯2022の出走馬

馬番	馬名	性齢	斤量	騎手
1	マイネルサーバス	牡6	56	秋元耕
2	ウインハイラント	牡8	56	加藤聡一
3	パーナードループ	牡5	57	福原杏
4	ヘリオス	セ6	56	武豊
5	ティーズダンク	牡5	56	和田譲
6	シャマル	牡4	56	川須栄彦
7	エアスピネル	牡9	56	M.デムーロ
8	サクセスエナジー	牡8	57	松山弘平
9	グレートコマンダー	牝8	54	藤本現
10	サルサディオーネ	牝8	55	矢野貴
11	ルーチェドーロ	牡4	56	御神訓

過去10年のさきたま杯のデータと傾向

年馬場	着順	馬番	馬名	人気	前走	前走着順
2012	1	6	セイクリムズン	1	かきつばた記念(Jpn3)	1
良	2	5	ナイキマドリード	5	東京スプリント(Jpn3)	5
	3	4	トウショウカズン	2	栗東S(OP)	2
2013	1	1	テスタマッタ	2	かしわ記念(Jpn1)	4
良	2	10	セイクリムズン	1	かしわ記念(Jpn1)	5
	3	9	ナイキマドリード	7	かしわ記念(Jpn1)	6
2014	1	3	ノーザンリバー	1	かきつばた記念(Jpn3)	2
重	2	6	トキノエクセレント	7	プリムローズ賞(OP)	1
	3	1	セイクリムズン	2	かしわ記念(Jpn1)	2
2015	1	10	ノーザンリバー	1	東京スプリント(Jpn3)	3
良	2	5	トロワポヌール	4	マリーンC(Jpn3)	2
	3	2	リアライズリンクス	2	プリムローズ賞(OP)	1
2016	1	4	ソルテ	2	かしわ記念(Jpn1)	6
良	2	7	ベストウォーリア	1	かしわ記念(Jpn1)	5
	3	8	ドリームバレンチノ	5	黒船賞(Jpn3)	4
2017	1	6	ホワイトフーガ	3	マリーンC(Jpn3)	2
良	2	2	モーニン	2	かしわ記念(Jpn1)	3
	3	8	ベストウォーリア	1	かしわ記念(Jpn1)	1
2018	1	2	サクセスエナジー	1	かきつばた記念(Jpn3)	2
良	2	1	キタサンミカヅキ	5	東京スプリント(Jpn3)	4
	3	3	アンサンブルライフ	9	スポーツ報知賞(OP)	2
2019	1	9	ウインムート	4	かきつばた記念(Jpn3)	3
良	2	3	サクセスエナジー	1	黒船賞(Jpn3)	1
	3	1	キタサンミカヅキ	2	かしわ記念(Jpn1)	6
2020	1	5	ノボバカラ	7	かきつばた記念(Jpn3)	3
良	2	9	ブルドッグボス	2	東京スプリント(Jpn3)	4
	3	4	ノブワイルド	6	神田川OP	2
2021	1	1	アルクトス	1	フェブラリーS(G1)	2
良	2	2	エアスピネル	2	マイラーズカップ(G2)	4
	3	4	ワイドファラオ	3	かしわ記念(Jpn1)	7

【所属】JRA勢9勝も、地方馬も善戦している

過去10開催の勝ち馬の9頭がJRA所属馬でした。

勝ち馬だけ見たらここもJRA所属馬が圧倒的に有利に思われます。

ところがさきたま杯の場合、過去10開催で地方馬が10頭馬券に絡んでいます。

単純に考えても3頭に1頭が馬券に絡んでいて地方所属馬の健闘も見られますね。

ちなみに、過去10開催でJRA勢が馬券内を独占したのは2017年と21年の2開催のみでした。

【斤量】56キロ以上有利。54キロの好走馬は1頭のみ！

さきたま杯の過去10開催の馬券に絡んだ30頭の斤量を見ると、勝ち馬をもっとも輩出しているのが斤量56キロ組で7頭の勝ち馬がいました。

斤量56キロ組の成績は【7-2-4-67】です。

絶対頭数は少ないですが、斤量57キロ組の成績は【1-4-3-4】、重斤量58キロを背負わされた馬も【2-3-3-7】と、連対率30%、複勝率50%を超えています。

対して、牝馬に見られる斤量54キロ組は【0-1-0-9】でした。

実績のある牡馬が結果を残しやすい舞台です。

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過去10年のさきたま杯の人気別成績

人気	成績	単勝率	連対率	複勝率
1番人気	【5-3-1-1】	50.0%	80.0%	90.0%
2番人気	【2-3-4-1】	20.0%	50.0%	90.0%
3番人気	【0-1-0-8】	10.0%	10.0%	20.0%
4番人気	【1-1-0-8】	10.0%	20.0%	20.0%
5番人気	【0-2-1-7】	0.0%	20.0%	30.0%
6番人気以下	【1-1-3-62】	1.5%	3.0%	7.5%

過去10年のさきたま杯の枠番別成績

枠番	成績	単勝率	連対率	複勝率
1枠	【2-1-2-5】	20.0%	30.0%	50.0%
2枠	【1-2-1-6】	10.0%	30.0%	40.0%
3枠	【1-1-1-7】	10.0%	20.0%	30.0%
4枠	【1-0-3-6】	10.0%	10.0%	40.0%
5枠	【3-3-0-13】	15.8%	31.6%	31.6%
6枠	【0-1-2-17】	0.0%	5.0%	15.0%
7枠	【1-2-1-16】	5.0%	15.0%	20.0%
8枠	【1-0-0-19】	5.0%	5.0%	5.0%

内枠有利で外枠不利

枠順別に成績を見ると、内枠の馬ほど好走率が高いです。

外枠の馬も決して成績は悪くありませんが、絶対頭数を見るかぎりは1～5枠の馬から馬券を考えたいですね。

過去10年のさきたま杯の前走別成績

前走	成績
かきつばた記念	【5-0-0】
かしわ記念	【2-3-5】
東京スプリント	【1-3-0】
マリーンC	【1-1-0】
フェブラリーS	【1-0-0】

前走地方重賞組が強い

馬券に絡んだ馬を前走別に見ると、地方で開催される重賞に出走した馬の活躍が目立ちます。

とくに、表に挙げたフェブラリーステークス以外の4つのレースはいずれもマイル以下で開催されるレースなので、短距離重賞路線に挑んだ馬がさきたま杯でも好走する傾向があります。

さきたま杯2022の注目馬3頭

今年のさきたま杯も短距離ダート馬が多数参戦しました。

比較的人気順当ですが、その中から注目したい3頭の馬をピックアップします。

エアスピネル

元々芝のG1路線で活躍していたエアスピネルは7歳の時に挑んだプロキオンステークスで好走したことを機に、ダートに路線変更しました。

直線の長い舞台で末脚を活かすのが得意で、昨年のフェブラリーステークスにおいても8歳馬ながらも2着に健闘しています。

このフェブラリーステークスの内容を見る限り、左回りの短距離はエアスピネルの脚質に合っています。

昨年のさきたま杯においても内枠から先行して2着に入線しており、浦和とは相性がよさそうです。

ただし、近3戦がG1の舞台とは凡走しているのと、年齢的な衰えは気になりますね。

★評価点
・舞台適性が合ってる

▼課題
・年齢による衰え

シャマル

前走の東京スプリントにて、不良馬場をものともしない走りで勝利を手にしました。

もともと中央競馬の短距離路線で結果を残し、前走は初重賞でしたが、人気を背負ったリュウノユキナらを退けて勝利したのは大きな自信につながったことでしょう。

格上挑戦でなおかつ初の1,400m戦となりますが、年齢的にも成長の余地はありますし勝ち負けできてもおかしくありません。

★評価点
・前走初重賞初勝利
・若い馬で伸びしろがある

▼課題
・初のG2
・初の1,400m戦

イグナイター

地方所属馬で上位人気しそうなのはイグナイターです。

シャマルと同じく4歳の牡馬ですがこの馬は早い段階から地方を拠点に活躍しています。

前走のかきつばた記念、そのまえの黒船賞は地方馬ながらも人気を背負い、その結果に応えて連勝しました。

距離適正で見ると1,400mは全く問題ありませんが、近走を見ると右回りの方が好走しているので左回りの浦和で力を発揮できるかが課題です。

★評価点
・能力上位
・重賞連勝で勢いがある

▼課題
・左回りで出し切れるかどうか

さきたま杯2022の穴馬2頭

さきたま杯は堅い決着になることが多いです。

今年は有力馬が多数揃いましたが、その中でも比較的配当妙味のありそうな馬を2頭紹介します。

サクセスエナジー

これまでに幾多のダート重賞タイトルを手にしたサクセスエナジーが巻き返しを図ります。

さすがに年齢による衰えが響いているのか、ゲートにムラがあるのは課題です。しかし、うまく出て先行すれば重賞の舞台でも上位争いできるだけの力は健在です。

ギャンブル的な馬なので強くは狙いづらいですが、近走の戦績から、配当妙味が生まれるようでしたら期待値は高くなるでしょう。

なお、2018年のさきたま杯を制していますが5年前のデータで脚質も変わっているのであまり気にしなくてもいいです。

★評価点
・配当妙味に期待できそう
・得意の展開になれば上位争いできる力はまだある

▼課題
・ゲート難

ティーズダンク

地元浦和所属のティーズダンクは今年の出走馬の中でもっとも浦和実績のある馬です。

過去の戦績を見ても浦和の1400m戦は【3-2-0-1】で、舞台適性の高い一頭です。

昨年挑んだオープンレースのゴールドカップでは、G1レースで何度も馬券に絡んだモジアナフレイバー相手に、持ち前の舞台適応力を活かして先着しました。

得意の舞台で出し切ることができれば、中央勢相手にも太刀打ちできるかもしれません。

★評価点
・今回の舞台を一番経験している

▼課題
・格上挑戦がどう出るか

さきたま杯2022の最終買い目予想

本命 7 エアスピネル

父	キングカメハメハ
母	エアメサイア
母父	サンデーサイレンス
主な勝ち鞍	富士S(G3)　2017年
前走	かしわ記念(Jpn1)　5着

今年のさきたま杯は7番のエアスピネルを本命にしました。

最初に埼玉界隈の天候を見ると、レース当日は晴れるものの前日まではそこそこ雨が降るようです。

そのためレース当日は雨が完全に抜けきらずに稍重位の馬場で行われると予想します。

ダートの場合は稍重や重のほうが砂地が固まり時計が出やすくなります。

エアスピネルは鋭くキレる脚をもっているので、水分を吸った馬場のほうが好走できるでしょう。

また、左回りはエアスピネルが得意としている条件ですし、距離もベストに近いです。

年齢は気になりますが、昨年も馬券に絡んでいますしここは期待したいです。

対抗 4 ヘリオス

父	オルフェーヴル
母	アンジュシュエット
母父	フレンチデピュティ
主な勝ち鞍	霜月S(OP)　2021年
前走	かきつばた記念(Jpn3)　2着

さきたま杯の対抗は4番のヘリオスにしました。

火曜日の時点で単勝オッズ1.4倍の1番人気に支持されていますが、近3戦の成績を見ればうなずけますね。

特に前走のかきつばた記念ではメンバーで2番目に重い57.5キロを背負って連対しているように、力のある走りで馬券内に飛び込みました。

浦和は初めてですがコーナーワークが小さくて最後の直線が短いので先行馬のヘリオスの脚質にも合うでしょう。

単穴 6 シャマル

父	スマートファルコン
母	ネイティヴコード
母父	アグネスデジタル
主な勝ち鞍	東京スプリント競走(Jpn3)　2022年
前走	東京スプリント競走(Jpn3)　1着