【マイラーズC2024追い切り評価/全頭診断】実力上位の〝この2頭〟に最高評価「S」
マイラーズカップ2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事ではマイラーズカップの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。
4月17日の馬場状態
美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに良馬場でした。
坂路の1番時計はアオイゴールドワンの4F49秒9ですが、2番目に速い時計が4F51秒6なので標準よりややかかっています。
ウッドは1番時計がユキワリザクラの6F76秒0です。それ以外の馬も時計を出しており、高速馬場でした。
栗東
栗東は坂路、ウッドともに良馬場です。
坂路は4F50秒代後半の時計を出した馬が7頭でいつも通り時計は出ています。
ウッドは1番時計がパワーホールの6F79秒0です。それ以外にも時計を出しているので高速馬場傾向でした。
マイラーズカップ2024追い切り評価/全頭診断コメント
マイラーズカップ2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。
評価は上からS→A→B→C→Dの5段階になります。
(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)
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アリストテレス
アリストテレス 4月17日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 55.0 | 39.6 | 12.2 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東CW(稍重) | 84.5 | 69.4 | 53.8 | 37.8 | 11.2 | 一杯 |
長く勝ち星から遠ざかっているアリストテレスは栗東坂路でローズスター(牡4、3勝クラス)と併せ馬を行いました。
古川吉洋騎手が騎乗(レース当日の騎乗騎手は水曜日の時点で未定)し、僚馬を1馬身半ほど追走する形で馬なりにて追い、全体時計55秒0-上がり1F12秒2の末脚で同時併入しています。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)
映像はありませんが、1週前の10日には栗東ウッドチップでアウロス(牝4、2勝クラス)と併せて馬場の外目から6F82秒9-上がり1F11秒6で追いました。
最終追い切りは坂路で調整を行いました。
20秒くらいしか映像は公開されていませんが、ここ数戦の中ではしっかりした歩様ができており、馬体の軸は安定しています。
少し頭が横を向いている場面もありましたが、近走がいまいちな状態だったので、それらと比較するとよくなっています。
全体時計は平凡でしたが、終い時計12秒2はこの馬の自己ベストタイを記録したのも良いでしょう。
今回は目黒記念以来の坂路追いを行いました。
近走凡走続きですし、年齢的にも7歳で下り曲線に入っています。しかも、この年で初のマイル戦でどこまでやれるか未知数ですが、追い切りに関してはここ数戦の中ではもっともよかったです。
エアロロノア
エアロロノア 4月17日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 51.3 | 37.4 | 12.2 | 一杯 | ||
1週前 | 栗東坂路(稍重) | 51.2 | 37.2 | 12.6 | 一杯 | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 52.8 | 38.1 | 11.9 | 強め |
昨年6月に行われたエプソムカップ(G3)以来、11か月ぶりのレースとなるエアロロノアは栗東坂路でカッコヨカ(牡5、2勝クラス)と併せ馬を行いました。
助手が騎乗して僚馬を1馬身追走する形で一杯に追い、4F51秒3-上がり1F12秒2の時計で1馬身先着しています。
1週前の10日にも坂路で一杯に追われました。
この時は4F51秒2-上がり1F12秒6で全体時計はこれまでの坂路追いで2番目に速いです。
一杯に追われていましたが、本線入った直後は右に斜行していました。
そこからはまっすぐ動くことができていますが、休み明けも影響してか、終い1Fの伸びは12秒6と減速しています。
また、腹回りも太くて休み明けの影響は残っていました。この一追いで良化していることに期待したいです。
最終追い切りも引き続き一杯に追いました。
僚馬と並走しながら力のある歩様を見せているものの、道中バランスを崩す場面を見せていましたし、相変わらず太目残りです。
2週続けて負荷をかけたことでレースでは良化に期待することもできると思いますが、最終追い切り終了時点では、まだまだ絞り切れていない印象を持ちました。
しっかり動けている点はよいですし、踏み込みにパワーも見られましたが休み明けの影響は残っています。
エエヤン
エエヤン 4月17日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦坂路(良) | 52.4 | 38.4 | 12.4 | 馬なり | ||
前走最終 | 美浦坂路(重) | 53.5 | 38.7 | 12.6 | 馬なり |
昨年のニュージーランドトロフィー(G2)を制したエエヤンは美浦坂路でマイネルディレクト(牡3、1勝クラス)と併せ馬を行いました。
助手が騎乗して僚馬を8~9馬身追走する形で馬なり追いを行い、4F52秒4-上がり1F12秒4の時計で同時併入しています。
中2週ということで、中間は坂路ベースで本数を重ねています。
最終追い切りは2頭併せで調整しましたが、本線に入るまではやや四肢の使い方が甘く見えましたが、直線に入ってからは淡々とした動きを見せました。
手前替えは遅かったものの、前走ダービー卿チャレンジトロフィー(G3)を使ったことで幾分馬体はよくなりました。
前駆の筋肉量が多い馬なので、開幕週の高速京都でどこまでやれるか未知数ですが、前走に引き続き、状態面はキープできています。
コレペティトール
コレペティトール 4月17日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 52.2 | 37.9 | 12.7 | 一杯 | ||
1週前 | 栗東坂路(稍重) | 52.9 | 38.3 | 13.1 | 一杯 | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 52.9 | 38.9 | 12.9 | 一杯 |
今年の京都金杯(G3)の勝ち馬であるコレペティトールは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して一杯に追い、4F52秒2-上がり1F12秒7の時計で登坂しています。
1週前の10日にも栗東坂路で一杯に追い、4F52秒9-上がり1F13秒1でした。
一杯に追った影響もあって力のこもった動きは見せていますが、終い1F13秒1と明らかに失速しており、道中でスタミナが尽きたような内容です。
終いの伸びは欠きましたが、3か月ぶりのレースですし、負荷をかける意味では悪くない内容となっています。
最終追い切りも引き続き坂路で一杯に追っています。
1週前と比較するとやや落ち着きを取り戻したのか、冷静な動きです。
全体時計も1週前が52秒9に対して今回は52秒2と、良化していました。
終い時計に関しては2F12秒3から1F12秒7なので減速していますが、コレペティトールは勝利した京都金杯の最終追い切りでも坂路で一杯に追われて4F52秒9-2F12秒6-1F12秒9なので今回と似たようなラップを刻んでいます。
時計面は特別目立つものではありませんが、勝利した前走京都金杯と同じくらいの仕上がりなら悪くはないでしょう。
あとは、今回のマイラーズカップは勝利した京都金杯と同じコースですが、晴れたらほぼ確実に高速馬場になるはずなので、その中でどれだけやれるかがポイントとなりそうです。
スパイダーゴールド
スパイダーゴールド 4月17日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 83.2 | 67.1 | 52.4 | 37.3 | 11.5 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(稍重) | 83.0 | 67.2 | 52.4 | 37.8 | 11.7 | G前一杯 |
スパイダーゴールドは美浦のウッドチップコースでトロヴァトーレ(牡3、オープン)と併もう一頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。
助手が騎乗して馬場の真ん中からトロヴァトーレを5馬牝追走する形で馬なり追いを行い、6F83秒2-上がり1F11秒5の時計を出したものの1馬身遅れています。
今回は約3か月ぶりのレースですが、中間は坂路で14本、ウッドで4本時計を記録しました。
最終追い切りは美浦ウッドで3頭併せの最内から立ち回りました。
前脚は少し高いものの、後方から追走する方できびきびと動くことができており、直線で手前を替えてからもじりじりと加速しています。
ただし、併せたトロヴァトーレと比較すると、一瞬並びかけたものの再び突き放されてしまいました。
トロヴァトーレは先月行われた弥生賞ディープインパクト記念(G2)で1番人気に支持された素質馬なので強い相手だったことは間違いありませんが、古馬としてもう少し健闘できればなおよかったです。
セッション
セッション 4月17日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 55.3 | 40.0 | 12.6 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(不良) | 51.5 | 37.8 | 12.6 | 強め |
今年の京都金杯(G3)で2着入線したセッションは栗東坂路で単走を行いました。
レース当日も騎乗する坂井騎手が騎乗し、馬なりで追われて4F55秒3-上がり1F12秒6の時計で軽く済ませています。
今回は中2週ということで間隔は短いものの、坂路で8本、ウッドで1本時計を記録しており、状態を維持しています。
最終追い切りは坂井騎手騎乗の元、坂路で折り合いを確かめる程度でしたが道中軸が安定しており、まっすぐ走ることができています。
首の使い方もよいですし、この馬らしい走りは健在で、2着に好走した京都金杯と差のない動きができています。
時計は出していませんが、馬なりで軽めなのでそこまで気にしなくてよさそうです。
一叩き気合を付ければいつもで動けそうな状態に仕上がっており、いい状態でした。
セリフォス
セリフォス 4月17日(水) 評価S | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 52.7 | 37.4 | 12.2 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東CW(良) | ⑦96.2 | 65.0 | 51.2 | 36.1 | 10.9 | 一杯 |
前走最終 | 海外出走 |
一昨年のマイルチャンピオンシップ(G1)の勝ち馬であるセリフォスは栗東坂路で単走を行いました。
レース当日も騎乗する川田騎手を背に、馬なりで全体時計52秒7-上がり1F12秒2で感触を確かめています。
1週前の11日には栗東ウッドチップコースで単走を行いました。
この時は中内田調教師自ら手綱を取って、外ラチ沿いから一杯に追って7F96秒2-上がり1F10秒9の自己ベストで伸び切っています。
1週前は直線の映像しかありませんでしたが、若干ら回りは円みがあるように見えます。
しかしながら、気持ちの乗った走りは健在で、7F96秒2-6F79秒2はこれまでの自己ベストですし、終い1F10秒9も海外帰り+約5か月ぶりのレースを考慮すれば十分すぎるほどです。
さすがはG1馬という内容で、休み明けでもしっかり動くことができていました。
1週前に負荷をかけたため、最終追い切りは軽く済ましています。
馬なりで軽め、時計は出していないものの他の馬とは一味違った攻めの動きができています。
前脚の使い方、後ろ脚の踏み込み、首の使い方など、いつものセリフォスらしい動きができていました。
いつでも追えば動けるでしょう。
今年の緒戦でも上位争いに期待できそうな内容に仕上がっていました。
ソウルラッシュ
ソウルラッシュ 4月17日(水) 評価S | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 82.6 | 66.1 | 51.0 | 36.4 | 10.9 | 一杯 |
1週前 | 栗東CW(良) | 83.5 | 66.9 | 51.5 | 36.1 | 10.8 | G前一杯 |
前走最終 | 海外出走 |
一昨年のマイラーズカップ(G2)の勝ち馬、そして昨年のマイルチャンピオンシップ(G1)で2着入りしたソウルラッシュは栗東のウッドチップコースでヴィルヘルム(牡6、3勝クラス)と併せ馬を行いました。
助手が騎乗して馬場の外目から僚馬を2~3馬身追走する形で一杯に追い、6F82秒6-上がり1F10秒9の時計で3馬身先着しています。
1週前も栗東ウッドで3頭併せを行いました。
レースで騎乗する松山騎手を背にしてサトノギフテッド(牡3、未勝利)とブラックルチル(牡3、未勝利)と併せて馬場の真ん中からゴール前一杯に伸びて6F83秒5-上がり1F10秒9の好時計を以て2~3馬身先着しています。
先に紹介したセリフォス同様、ソウルラッシュも前走香港マイル(G1)からの海外帰り緒戦組ですが、コーナーの時点から推進色のある動きを見せていました。
全体時計は平凡でしたが直線に入ってからは脚の回転が速くなり、残り1Fあたりでは僚馬を置き去りにする走りで1F10秒8と、鋭く伸びることができています。
フォームも動きも申し分なく、これまで一流ホースとしのぎを削っただけの力は健在でした。
最終追い切りも引き続きウッドで一杯に追われましたが、引き続き終い1F10秒台の時計を出しています。
追って鋭く伸びているので操縦性も高そうですし2週続けて自慢の末脚を活かすことができました。
若干腹回りは円い感じもしますが、2着に入線した昨年のマイルチャンピオンシップの時も同じくらいの状態だったのでそこまで気にしなくてもよさそうです。
今年で3年連続マイラーズカップに参戦しますが、近走を見る限り今が充実期に入っているので、ここでの上位争いにも期待できるでしょう。
ソーヴァリアント
ソーヴァリアント 4月17日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 84.5 | 68.1 | 51.4 | 36.8 | 11.1 | 馬なり |
1週前 | 美浦南W(良) | 80.2 | 65.6 | 50.4 | 35.7 | 10.9 | G前仕掛け |
前走最終 | 美浦南W(重) | 84.5 | 68.3 | 52.0 | 36.6 | 11.7 | 馬なり |
マイル路線に歩みつつあるソーヴァリアントは美浦のウッドチップコースでグランベルナデット(牝4、オープン)ともう一頭(名称不明)の3頭併せを行いました。
助手が騎乗して馬場の外目からグランベルナデットよりも半馬身先行する形で馬なり追いを行い、6F84秒5-上がり1F11秒1の時計で同時併入しています。
1週前もグランベルナデットともう一頭の馬(名称不明)と美浦ウッドチップコースで3頭併せを行いました。
この時は嶋田騎手が騎乗(レース当日は池添騎手が騎乗)し、馬場の3分どころからグランベルナデットを3~4馬身追走する形でゴール前仕掛けを行い、6F80秒2-上がり1F10秒9の時計を記録しましたがグランベルナデットに1馬身ほど遅れを取っています。
1週前は3頭併せの最後方内側から追いました。
全体時計80秒は過去の持ち時計の中で4番目に速いものの、馬場の3分どころを追ってのものなので数値ほど過信しなくても良いです。
しかしながら、直線で促されて手前を替えてからはじりじりと脚を伸ばして終い1F10秒9の好時計で走破することができました。
終い1F10秒9はこの馬の最速でしたし、しっかりとした脚質で走破できたのは好感が持てます。
併せたグランベルナデットには遅れてしまいましたが、グランベルナデットも相当よい仕上がりで実力のある馬なのでおく手は気にしなくてよいでしょう。
1週前に負荷をかけたため、最終追い切りは馬なりで軽めでした。
今回は僚馬の外目から追い切りを行いましたが、重心を低くしながら無駄のない動きができています。
馬なりでも終い1F11秒1の時計を記録しているように、差し馬らしい内容の追込です。
パワー型の馬らしく、トモも発達していましたし、時計面を見ても上積みが感じられる追い切りでいい仕上がりでした。
トゥードジボン
トゥードジボン 4月17日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 53.0 | 37.4 | 11.5 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東CW(良) | 49.5 | 35.7 | 10.9 | 強め |
今年の京都金杯(G3)で3着入りしたトゥードジボンは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追い、4F53秒0-上がり1F11秒5の時計でウッドを駆け抜けています。
映像はありませんが、1週前の10日にも栗東ウッドで追い切りを行い、このときはアクアヴァーナル(牝3、1勝クラス)と併せて馬場の外目から6F86秒1-上がり1F11秒6の時計で併入しています。
最終追い切りはウッドで4F追いを行いましたが少し頭が高くて前駆もたっています。
前脚も全体的に高く上がっている上、歩様にも固さが見られました。
3着に好走した今年の京都金杯の時と同じくウッドで4F追いの馬なりで、この時が4F54秒5-3F38秒6-1F11秒6なので今回のほうが時計は出ています。
ただ、京都金杯のほうが頭は低めでリズムよく動けていました。
今回の最終追い切りは10着に敗れた2走前の東京新聞杯(G3)に近い内容となっており、いい時期と比較すると課題の残る追い切りとなっています。
トランキリテ
トランキリテ 4月17日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 80.9 | 65.4 | 50.7 | 36.6 | 12.1 | 直一杯 |
前走最終 | 栗東CW(重) | 84.8 | 69.5 | 54.2 | 38.7 | 11.8 | 一杯 |
前走洛陽ステークス(L)で2着に入線したトランキリテは栗東ウッドチップコースでレッドファーロ(牡5、オープン)と併せ馬を行いました。
助手が騎乗して馬場の外目から僚馬を3馬身追走する形で直線一杯に追い、6F80秒9-上がり1F12秒1の好時計で1馬身半先着しています。
映像はありませんが、1週前の10日にも栗東ウッドチップで末一杯に追われました。
このときはログラール(牡3、1勝クラス)と併せて外ラチ沿いを立ち回りながら6F82秒8-上がり1F12秒0の時計を記録しています。
1週前に一杯に追いましたが最終追い切りも引き続き一杯に負荷をかけました。
全体時計80秒9はトランキリテにとって自己2番目に速い時計です。
コーナーの段階から手ごたえ抜群の動きを見せていましたし、ステップも軽快です。
直線でもきびきびと動くことができており、動きもよさそうですね。
ただ、今回の終い2F11秒5-に対して1F12秒1の減速ラップでした。
もっとも、最後の最後には助手の方が姿勢を正して流すような素振りを見せていたので、意図的に追うのをやめたように見えますし、そこまで気にすることはなさそうです。
差しや追込を得意とする馬なので終いの時計はもう少し伸びても良かったかもしれませんが、道中のフォームや追い出しはよかったですし、キャリア初の重賞舞台でどこまでやれるか注目したいです。
ニホンピロキーフ
ニホンピロキーフ 4月17日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 83.9 | 68.7 | 53.5 | 37.7 | 11.0 | 直強め |
1週前 | 栗東CW(稍重) | 81.1 | 66.0 | 51.2 | 36.8 | 11.6 | 一杯 |
前走最終 | 栗東坂路(良) | 54.3 | 38.7 | 11.9 | 一杯 |
前走の関門橋ステークス(3勝クラス)を制したニホンピロキーフは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
主戦の田口騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から直線強めに追って6F83秒9-上がり1F11秒0で終い重視の動きを見せています。
1週前は栗東のウッドチップコースで前週行われたアンタレスステークス(G3)に出走したクリノドラゴン(牡6、オープン)と併せ馬を行いました。
このときは助手が騎乗して馬場の外目から僚馬を3馬身追走する形で一杯に追い、6F81秒1-上がり1F11秒6の時計で5馬身先着しています。
1週前は僚馬の外目から動きましたが非常に胴が長い馬で、一歩の歩様も大きいです。
コーナーでは僚馬よりもはるか外目から回りましたが、手前を替えて鞭が入ってからはグイっと加速して5馬身先着しています。
クリノドラゴンも一杯に追われた中で、余裕を持って先着している辺り、ポテンシャルの片鱗も垣間見ることができました。
1週前に一杯に追いましたが最終追い切りでも直線強め出負荷をかけています。
1週前に比べると幾分前向きさは落ち着いていますが、追ってからの反応はよいですし、直線でも終い1F11秒0の好時計で走破しています。
全体時計は平凡ですが、終い重視という意味では思い通りの動きができたのではないでしょうか。
馬体を見る限りはマイルよりも長距離で見てみたいタイプですが、現状でどこまでやれるか注目したいです。
ノースザワールド
ノースザワールド 4月17日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 67.1 | 52.0 | 37.9 | 11.6 | 馬なり | |
前走最終 | 美浦南W(良) | 67.8 | 52.6 | 38.2 | 11.1 | 馬なり |
ノースザワールドは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なり追いを行い、5F67秒1-上がり1F11秒6の時計で走破しています。
今回は中3週ですが、中間は坂路で16本、ウッドで1本時計を残しており、前走からの状態維持に努めています。
最終追い切りはウッドで単走を行いましたが、前走からの間隔が短いこともあってサクッと流す程度でした。
軽めでしたが、軽い脚取りでレース勘は養われており、手前替えもスムーズです。
直線でも楽な手ごたえで追うことができました。
時計は目立っていませんが、状態面は全く問題ないでしょう。
大きな上積みはありませんが、追い切りを見た限りではスピード馬場傾向の強い京都とフィットしそうですし、初の京都でも出し切れるかもしれません。
ビーアストニッシド
ビーアストニッシド 4月17日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 53.5 | 39.4 | 12.6 | 一杯 | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 55.3 | 40.6 | 13.2 | 馬なり |
一昨年のスプリングステークス(G2)を最後、2年以上勝ち星から遠ざかっているビーアストニッシドは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して一杯に追い、4F53秒5-上がり1F12秒6で登坂しました。
中3週ですが、中間は坂路で14本の時計を記録し、乗り込み量は豊富です。
最終追い切りは一杯に追って感触を確かめていました。
馬場の外目から追いましたが、大きなブレもなくまっすぐ走ることができており、若い頃と比較すると落ち着きを見せています。
ただ、一杯に追われた割には全体時計、終い時計ともに目立ちません。
最終追い切りで一杯に追ったことで良化する可能性もありますが、追い切りを行った17日の時点ではそこまで大きな上積みが見られず、あまり好感触とは言い難いです。
フリームファクシ
フリームファクシ 4月17日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 83.0 | 67.2 | 52.1 | 36.9 | 11.1 | 強め |
前走最終 | 栗東坂路(良) | 54.0 | 38.1 | 12.0 | 末強め |
昨年のきさらぎ賞(G3)の勝ち馬であるフリームファクシは栗東のウッドチップコースで、同レースに出走するリューベック(牡5、オープン)と併せ馬を行いました。
富田騎手が追い切りに騎乗(レース当日の騎乗騎手は水曜日の時点で未定)し、馬場の外目から僚馬よりも3~4馬身先行する形で強めに追って、6F83秒0-上がり1F11秒1の時計でクビ差先着しています。
今回は2か月半ぶりのレースで、中間追い切りを再開したのが4月頭と遅めです。
中間は坂路で6本、ウッドで4本と並行する形で行われました。
最終追い切りは強めに負荷をかけています。
この馬らしい伸びのある走りを見せているのは好感触で、終い2F11秒5から1F11秒1と長く脚を伸ばすこともできています。
ちなみに、5着に好走した今年の京都金杯(G3)時の最終追い切りが栗東ウッドで馬場の外目から強めに追って、6F85秒1-4F53秒1-2F23秒0-1F11秒3なので、そのときよりも時計を出していました。
直近の追い切りの中では好内容でしたし、馬体も立派で映えています。
京都コースとの相性もよさそうですし、高速馬場がフィットすれば力を発揮できそうです。
ボルザコフスキー
ボルザコフスキー 4月17日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | ⑦97.1 | 65.7 | 50.7 | 35.9 | 11.2 | 一杯 |
1週前 | 栗東CW(良) | 83.8 | 67.9 | 52.3 | 36.8 | 11.2 | 強め |
前走最終 | 栗東CW(良) | 85.4 | 68.8 | 52.9 | 37.3 | 11.2 | 馬なり |
前走六甲ステークス(L)を制したボルザコフスキーは栗東ウッドチップコースでシュガークン(牡3、オープン)と併せ馬を行いました。
前走でコンビを組んだ吉村騎手が手綱を握って僚馬より3~4馬身先行する形で一杯に追い、7F97秒1-上がり1F11秒2の時計を出しましたが、半馬身遅れています。
1週前の10日にも吉村騎手騎乗の元、栗東ウッドで強めに追いました。
このときは馬場の外目から追って6F83秒8-上がり1F11秒2です。
1週前追い切りはコーナーの時点で跳びのある動きを見せています。
直線でも素早い脚取りで追うことができ、終い1F11秒2の好時計を記録しました。
首も太くてマイラーといった馬体にも仕上がっています。
1週前に強めに追いましたが、最終追い切りでは一杯に追ってさらに負荷をかけています。
このときはシュガークンと併せて最後は半馬身遅れ、3歳馬相手に後手となりました。
先行しながら遅れてしまったのは気になるところですが、シュガークンはボルザコフスキーよりも内目を通って一杯に追われていたうえ、半兄にG1を7勝したキタサンブラックが要る良血馬、さらにはデビューから3戦すべて連対している素質馬なのでポテンシャルの高い馬です。
併せた馬は3歳馬とはいえ強い相手だったので遅れはあまり気にしなくても良いでしょう。
その中でも強く負荷をかけて先行しながら終い1F11秒2で変わらず時計を出しており、自分の走りは行なえました。
前走から中3週で間隔は短い上、強めの追い切りが続いているので疲労があってもおかしくありませんが、追い切りを見た限りはまだまだやれていますし、高速馬場の京都がフィットするようでしたらレース本番でもこの馬らしい走りはできそうです。
リューベック
リューベック 4月17日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 82.3 | 66.6 | 51.5 | 36.4 | 11.2 | 強め |
前走最終 | 栗東坂路(重) | 55.1 | 39.0 | 12.0 | 馬なり |
リューベックは栗東のウッドチップコースで同レースに出走するフリームファクシ(牡4、オープン)と併せ馬を行いました。
レース当日も騎乗する浜中騎手を背に、馬場の真ん中から僚馬を3~4馬身追走する形で強めに追い、6F82秒3-上がり1F11秒2の時計を出しましたがクビ差遅れてしまいました。
中間は坂路で6本、ウッドで9本の時計を記録しています。
11日のウッドチップ追いでも浜中騎手が騎乗し、馬なりで折り合いを確認していました。
最終追い切りは同級のフリームファクシと併せました。
フリームファクシと比較するとおなか回りが少し太い感じもしますが、直線に入って併せてからはしぶとく脚を引き延ばして終い2F11秒3-1F11秒2の好時計で長く脚を活かしています。
重賞馬相手に引けを取らない動きを見せたのも良かったですし、遅れてしまったものの、近走の中では上積みも見られました。
相手関係は強力ですが、そのなかでどれだけ自分の競馬を貫くことができるか注目したいです。
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マイラーズカップ2024追い切り評価ランキング
評価 | 馬名 |
S | セリフォス ソウルラッシュ |
A | セッション ソーヴァリアント トランキリテ ニホンピロキーフ フリームファクシ ボルザコフスキー リューベック |
B | アリストテレス エアロロノア エエヤン コレペティトール スパイダーゴールド ノースザワールド |
C | トゥードジボン ビーアストニッシド |
D |
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