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【神戸新聞杯2024追い切り評価/全頭診断】実力上位の〝アノ馬〟にトップ評価「S」

神戸新聞杯2024追い切り評価記事のサムネイル画像

神戸新聞杯2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では神戸新聞杯の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

9月18日の馬場状態

栗東
この日の栗東は坂路、ウッド、ポリトラックともに良馬場でした。
坂路の1番時計は果樹フェイスの4F49秒9です。しかし、2番目に速い時計が4F51秒台で時計は平均的でした。
ウッドチップコースの1番時計はキラーアビリティの6F80秒5です。ここ数週間の中では時計は落ち着いています。
ポリトラックはいつも通りの高速馬場でした。

目次(読みたい項目をタップ)

神戸新聞杯2024追い切り評価/全頭診断コメント

神戸新聞杯2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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インテグレイト

インテグレイト 9月19日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)84.968.453.238.011.7馬なり
前走最終栗東CW(良)84.568.152.336.811.3強め

インテグレイトは木曜日に栗東ウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで6F84秒9-上がり1F11秒7で軽めの追走を行っています。

中間は8月下旬から追い切りを再開し、坂路で8本、ウッドで11本の時計を記録していました。

なお、映像はありませんが1週前の11日には栗東ウッドで併せ馬を置いてゴール前仕掛けを行い、馬場の真ん中から追って6F83秒7-上がり1F11秒8の時計でまとめています。

1週前に強めに追ったため、最終追い切りは軽めでしたが、1週前に追った影響もあって序盤からきびきびと動けています。

少し頭は高いものの、リズムよく追うことができていますし、久々でも動けそうです。

馬なりということで時計は出していませんが、加速ラップを刻んでゴールしていますし、馬体もそれなりに仕上がってそうで、状態面は悪くなさそうでした。

ヴィレム

ヴィレム 9月18日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.737.911.7強め
前走最終栗東坂路(良)  52.937.811.6強め

1勝クラス上がりのヴィレムは栗東坂路で単走を行いました。

小沢騎手が追い切りに騎乗(レース当日は松山騎手が騎乗)し、強めに追って4F52秒7-上がり1F11秒7の時計でまとめました。

中間追い切りは8月下旬から再開し、坂路で6本、ウッドで8本の時計を記録していました。

なお、映像はありませんが8日と11日はどちらも栗東ウッドで一杯に追われ、このうち11日はヴィアルークス(牡6、3勝クラス)と併せて馬場の3分どころから一杯に追い、6F80秒9-上がり1F11秒3の自己ベストを記録しています。

直近で一杯に追った後ですが、最終追い切りも坂路で強めに追い、最後まで負荷を掛けていました。

道中は右手前で力のある動きを見せており、中間で一杯に追った影響が良い方向に出ているように見えました。

視線も終始前方にくぎ付けで、レースに向けて精神的にも良化しています。

ただ、今回は強めに追った割に時計はそこまで目立ちませんが、最後の最後までこの馬らしい動きができていることから、この馬なりに良い状態に仕上がっていることでしょう。

ウエストナウ

ウエストナウ 9月19日(木) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.638.112.2一杯
1週前栗東CW(良)8.666.851.737.011.2一杯
前走最終栗東坂路(稍重)  53.438.912.3一杯

京都新聞杯(G2)で2着入りしたウエストナウは木曜日に栗東坂路でスピードイエロー(牡2、新馬)と併せました。

助手が騎乗して僚馬を2馬身半追走する形で一杯に追い、全体時計52秒6-上がり1F12秒2の時計で5馬身先着しています。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)

1週前の12日には栗東ウッドで今年の東京ダービー(Jpn1)を制したラムジェット(牡3、オープン)と併せました。

このときは新馬戦以来の騎乗となる西村騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を4馬身追走する形で一杯に追い、6F81秒6-上がり1F11秒2の時計で1馬身先着しています。

僚馬の外目から追い切りを開始しましたが、道中頭を低めにしながら長くストライドの利いた脚で追えています。

一杯に追われたとはいえ、末強めに追われた僚馬よりも外目を立ち回りながら6F81秒6-上がり1F11秒2の時計で鋭く先着できたのは良いでしょう。

終いの伸びも良いですし、G1級の馬相手に1馬身先着できたのも良かったです。

最終追い切りは坂路で併せ馬を置いて一杯に追われましたが、僚馬よりも離れた位置から淡々とリズムよく登坂できています。

終いの加速力の依然健在で、最後は一気にペースを引き上げて楽に先着できました。

時計は出していませんが、きびきびと追うことができていましたし、陣営が望む動きができたのではないでしょうか。

今回は2週続けて一杯に追われましたがどちらも力いっぱい追うことができており、久々でも申し分ない動きを見せています。

併せ馬を置いて実践に向けた調整ができましたし、動きも良かったのでレース本番も楽しみです。

オールセインツ

オールセインツ 9月18日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東PT(良)84.267.452.838.711.4馬なり
1週前栗東CW(良)⑦98.866.952.136.911.6一杯
前走最終栗東PT(良) 68.553.539.211.5馬なり

月岡温泉特別(2勝クラス)を制したオールセインツは栗東のポリトラックコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追い、6F84秒2-上がり1F11秒4の時計で走破しています。

1週前の12日には栗東ウッドチップコースで同厩且つ神戸新聞杯に出走するメリオーレム(牡3、3勝クラス)とロードフォアエース(牡3、3勝クラス)と3頭併せを行っています。

このときは荻野極騎手が追い切りに騎乗(レース当日は坂井騎手が騎乗)し、馬場の外目からメリオーレムより2馬身先行する形で一杯に追われ、7F98秒8-上がり1F11秒6の自己ベストを記録しましたがメリオーレムに2馬身半遅れています。

1週前のウッド追いでは直線のみ映像が公開されていました。

2頭の真ん中から追い切りを行っていますが、メリオーレムはもとより、ロードフォアエースと比較してもいまいちキレのない動きとなっています。

しっかり追ってはいるものの、2頭の併せ馬と比較するともう一伸び欲しいところで、あまり冴えない動きでした。

最終追い切りはポリトラックコースで単走を行っています。

終い時計はまずまず出ていますが、もともとポリトラックは時計が出やすいですし、その中で軽い動きでしたが前週と比較すると大きな良化は感じられませんでした。

馬体や毛ヅヤは悪くありませんが、1週前に負荷を掛けたもののそこまで大きな上積みは見られません。

当落線上までとしておきます。

ゴージョニーゴー

ゴージョニーゴー 9月19日(木) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.239.512.6一杯
前走最終函館W(不良) 69.653.538.513.3馬なり

前走札幌日刊スポーツ杯(2勝クラス)で3着に入線したゴージョニーゴーは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して一杯に追い、全体時計54秒2-上がり1F12秒6の自己ベストで登坂しています。

前走から中4週ですが、中間は坂路で12本、ウッドで11本と本数は多めです。

なお、映像はありませんが1週前の11日には栗東ウッドで同厩且つ神戸新聞杯に出走登録しているインテグレイトと併せ馬を行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から僚馬より2馬身先行する形で直線強めに追い、6F84秒0-上がり1F11秒8の時計で半馬身先着していました。

1週前に強めに追いましたが最終追い切りは坂路に舞台を切り替えて一杯に追いましたが、道中動作が大きくて少し無駄が多いです。

一杯に追われた割に脚取りもフワリとしていましたし、ところどころ安定していませんでした。

全体時計54秒2はゴージョニーゴーにとって自己ベストですが、一杯に追われた割にこの時計は目立つものではありません。

もともと坂路で時計を出すタイプではないことを考慮しても、時計は目立ちませんし、総合的に、そこまで良い内容とは言い難かったです。

サブマリーナ

サブマリーナ 9月19日(木) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)79.064.150.136.011.6稍一杯
前走最終栗東CW(稍重)82.666.250.936.411.4強め

あずさ賞(1勝クラス)を制したサブマリーナは栗東ウッドチップコースでレッドリベルタ(牡3、1勝クラス)と併せました。

前走に引き続きコンビを組む武豊騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を2馬身追走し、6F79秒0-上がり1F11秒6の時計で1馬身先着しました。

今回は中18週でレースに挑みますが、中間追い切りは9月に入ってから再開し、坂路が5本、ウッドが3本と控えめです。

ただ、映像はありませんが1週前の12日は栗東坂路で併せ馬を置いて一杯に追い、全体時計53秒8-上がり1F12秒5の自己ベストを記録していました。

1週前に一杯に追いましたが最終追い切りも稍一杯に追い、2週続けて負荷を掛けています。

併せ馬の内から立ち回りましたが、道中スムーズな走りで立ち回っており、直線に入ってからも綺麗なフォームで追走できていました。

終い1Fあたりでじわりと加速して先着しているように、反応もよいです。

全体時計79秒0の自己ベストを記録したのも良いですし、追って終い2F11秒4-1F11秒6で終いの伸びを見せているのも良いでしょう。

終いは減速ラップとなっていますが、久々で本数が少ない割には動けていましたし、なかなかの好仕上がりでした。

ジューンテイク

ジューンテイク 9月18日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  56.939.111.9末強め
1週前栗東坂路(良)  55.939.312.2末強め
前走最終栗東坂路(良)  57.040.112.5馬なり

京都新聞杯(G2)の勝ち馬ジューンテイクは栗東坂路でホークフィールド(牡3、1勝クラス)と併せました。

京都新聞杯でコンビを組んだ藤岡佑介騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を3馬身追走する形で末強めに追い、全体時計56秒9-上がり1F11秒9の時計で同時併入しています。

1週前の11日も栗東坂路でベレニーチェ(牝3、1勝クラス)と併せています。

このときは助手が騎乗し、僚馬を3馬身追走する形で末強めに追って全体時計55秒9-上がり1F12秒2の時計で半馬身先着しています。

1週前追い切りは少し頭が左を向いて追っていましたが、序盤から一貫して力強い踏み込みで追われています。

最後の最後で手前を替えてグンと加速し、僚馬を交わして先着したのも良いでしょう。

久々ということで時計は出ていませんが、末強めの指示通りの動きができていましたし、キズナ産駒らしいパワーのある動きができています。

最終追い切りも併せ馬を置いて坂路で調整されましたが、1週前よりも視線は前方に集中していますしし、残り1Fあたりで脚の回転を速めつつ手前替えし、そのまま併入まで持ち込むことができています。

末強めの追い切り通り、終いもしっかり伸びていましたし、久々でも力のある動きが見られたのは良かったです。

稍重以下の舞台は未経験なのでどれだけやれるか分かりませんが、追い切りを見る限り中京の急坂でもパフォーマンスを引き出せそうでしたので、レースでもベストを尽くせるかもしれません。

ショウナンラプンタ

ショウナンラプンタ 9月18日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  56.140.611.9馬なり
前走最終栗東坂路(良)  54.338.912.2馬なり

青葉賞(G2)で2着のショウナンラプンタは栗東坂路で単走を行いました。

主戦の鮫島克駿騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで追って4F56秒1-上がり1F11秒9の時計でまとめています。

中間追い切りは8月下旬から再開し、坂路で19本、ウッドで7本の時計を残しており、坂路ベースの調整が行われています。

なお、映像はありませんが1週前の11日にも栗東坂路で鮫島騎手が騎乗し、一杯に追われて4F54秒8-上がり1F11秒8の時計を記録しています。

最終追い切りは単走でしたが、道中少し頭が高くてかかっていました。

途中からは我に返るように視線を前方に向けて力強く追っていますが、道中折り合いに欠いた動きは気になるところでした。

視線を前に向けてからも少しもたれる箇所がありましたし、久々ということで安定した動きができていません。

2週続けて鮫島騎手が騎乗した点は好感が持てるものの、そこまで良い仕上がりには見えませんでした。

トラストボス

トラストボス 9月19日(木) 評価E(測定不能)
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦坂路(重)  55.840.413.1末強め
前走最終美浦南W(重)85.768.753.437.712.0G前仕掛け

トラストボスは美浦坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して末強めに追い、全体時計55秒8-上がり1F13秒1の時計で登坂しています。

中間追い切りは8月末から再開し、坂路で22本、ウッドで1本記録し、坂路ベースで調整しています。

なお、映像はありませんが1週前の11日は美浦ウッドで僚馬を置いて馬場の外目から一杯に追われ、5F67秒6-上がり1F11秒9の時計で走破し、負荷を掛けています。

1週前に一杯に追いましたが最終追い切りも末強めに追っています。

ところが、JRAレーシングビュアーに最終追い切り映像の公開はありませんでした。

時計自体は末強めに追った割には出していませんが、もともと坂路で時計を出すタイプではないので評価が難しいところです。

動きも確認しようがないため、今回はE評価(測定不能)と致します。

もしかしたら、2週続けて強く追うことでレース当日までに良化する可能性があるので、パドックや返し馬で状態を確認するのが良いでしょう。

バッデレイト

バッデレイト 9月19日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  55.340.112.7馬なり
前走最終栗東坂路(良)  54.439.712.3馬なり

前走の阿賀野川特別(2勝クラス)で2着入りしたバッデレイトは栗東坂路でローズスター(牡4、3勝クラス)と併せました。

助手が追い切りに騎乗して僚馬を2馬身追走する形で馬なり追いを行い、4F55秒3-上がり1F12秒7の時計で同時併入しています。

中間追い切りは8月23日から再開し、坂路で20本、ウッドで1本の時計を記録し、坂路ベースで入念な調整が行われています。

最終追い切りも坂路で併せ馬を置いて行われましたが、僚馬のやや後ろから頭を低めに力強い踏み込みで追うことができています。

四肢の駆け込みも良いですし、力強い追い切りができていることから、タフな条件下の舞台で力を引き出せそうでした。

ただ、フォームは安定しておらず、ところどころブレる箇所もあります。

やや粗削りな部分はありますが、中間に坂路で本数を重ねた影響もあってレースに向けて意欲のある動きを見せていましたし、時計以上に良化の気配が感じられました。

ビザンチンドリーム

ビザンチンドリーム 9月19日(木) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.139.412.7馬なり
1週前栗東CW(良)⑦97.165.851.437.011.7馬なり
前走最終栗東CW(良)84.868.953.438.011.5馬なり

きさらぎ賞(G3)の勝ち馬ビザンチンドリームは栗東坂路でレッドエンヴィー(牡8、2勝クラス)と併せました。

今回初コンビを組む幸騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を4馬身追走する形で馬なり追いを行い、4F54秒1-上がり1F12秒7の時計で追いましたがクビ差遅れています。

1週前の12日には栗東ウッドチップコースでクリノオデッセイ(牡3、1勝クラス)と併せました。

このときは国分優作騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を9馬身追走する形で馬なり追いを行い、7F97秒1-上がり1F11秒7の自己ベストで2馬身先着しています。

僚馬を追走する形で追いましたが、久々ということで少し前脚は固い感じがします。

しかし、直線では末脚勝負を得意とするこの馬らしく、長い胴を活かした走りで僚馬を楽にかわして先着しました。

久々でしたがこの馬らしい差し脚を活かした動きはできています。

最終追い切りは坂路に舞台を切り替えて、併せ馬を置いて追い切りを行いました。

僚馬の右から追い切りを行いましたが、ところどころかかっているような動きで少し折り合いを欠く内容でした。

後ろ脚の踏み込みは強く、力強さは感じられましたが、フォームはあまり綺麗ではありません。

慣れない坂路で最終追い切りを行った影響もあるかもしれませんが、馬なりとはいえ時計も目立ちませんし、道中の動きを見ても良化の気配は感じられませんでした。

ミスタージーティー

ミスタージーティー 9月18日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.738.012.0一杯
1週前栗東CW(良)⑦96.466.052.037.812.9強め
前走最終栗東坂路(良)  53.738.812.3馬なり

若葉ステークス(L)を制したミスタージーティーは栗東坂路でチェイスザドリーム(牝5、オープン)と併せました。

今回初コンビを組む北村友一騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を3馬身半追走する形で一杯に追われて4F53秒7-上がり1F12秒0でまとめました。

1週前の12日は栗東ウッドでサンライズアレス(牡2、新馬)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行っています。

このときは助手が騎乗して馬場の真ん中からサンライズアレスを8馬身追走する形で強めに追われて7F96秒4-上がり1F12秒9の時計でクビ差先着しています。

1週前は3頭併せの最内から立ち回りましたが、道中は淡々とした動きで、直線に入ってからの動きを見ても、そこまで迫力のある内容ではありません。

最内を追走したということで直線では先頭に立っていましたが、後ろから追った2頭に詰め寄られました。

時計面でも2F11秒5-1F11秒6で減速ラップなので使える脚も長くなく、そこまで良化しているようには見えませんでした。

最終追い切りは坂路に舞台を変えて一杯に追っていましたが、1週前と比較するとリズムよく追えており、良化しているようにみえます。

ただ、併せ馬を置いて一杯に追った割に時計は平凡ですし、道中の動きも可もなく不可もなくといったところで大きな上積みは感じられません。

僚馬チェイスザドリームはアイビスサマーダッシュ(G3)で1番人気に支持された馬で、相手関係を考えたら先着できたのは良いものの、一変している感じはなく、あくまでも現状維持といった仕上がり内容でした。

メイショウタバル

メイショウタバル 9月18日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良) 67.852.437.711.8馬なり
1週前栗東CW(良)⑦98.065.651.437.011.5馬なり
前走最終栗東CW(良)85.168.752.737.211.3馬なり

毎日杯(G3)の勝ち馬メイショウタバルは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

今回もコンビを組む浜中騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで5F67秒8-上がり1F11秒8の時計でゴールしています。

1週前の12日も栗東ウッドで調整を行い、このときはスマートファントム(牡4、オープン)とメイショウモズ(牡4、3勝クラス)と3頭併せを行っています。

このときも浜中騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりでスマートファントムより1馬身半先行し、7F98秒0-上がり1F11秒5の時計で半馬身先着しています。

3頭併せの真ん中から追い切りを行いましたが、久々ということもあって少し頭は高めです。

しかし、毎日杯のときも頭の使い方はそこまでよくなかったのでこの馬の走りと考えたらそこまで心配はいらないです。

ただし、直線に入ってからは大柄な馬体にもかかわらず俊敏な動きで前の僚馬を捉えにかかり、最後も最先着でゴールしました。

もともと毎日杯では力ある競馬を見せていましたが、今回の追い切りでも瞬発性のある動きを見せており、久々でも動けています。

最終追い切りはウッドで単走でしたが、1週前と遜色のない動きで追えています。

道中飛びのある動きができていますし、終い2F11秒9-1F11秒8でトップスピードを維持しながら走破しており、持久力の高さを見せています。

馬体を見ても、勝利した毎日杯と同じような状態ですし、久々でも好状態は維持しています。

前走のダービーは競走除外となったため、実質的にキャリア最長の芝2,200mが合うか、また、浜中騎手がしっかりレースメイクを刻んでくれるか、課題は少なくありませんが状態は良く見えましたし、重賞2勝目にも期待したいしたくなるような仕上がりでした。

メリオーレム

メリオーレム 9月18日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東PT(良)  54.239.011.2馬なり
1週前栗東CW(良)⑦97.966.251.436.311.3一杯
前走最終栗東芝(稍重) 73.755.839.811.9G前仕掛け

前走西部スポニチ賞(2勝クラス)で他馬を圧倒したメリオーレムは栗東のポリトラックコースで単走を行いました。

助手が騎乗して外ラチ沿いから馬なりで追い、4F54秒2-上がり1F11秒2の時計でまとめています。

1週前の12日は栗東ウッドチップコースでロードフォアエース(牡3、3勝クラス)と今回神戸新聞杯に出走するオールセインツ(牡3、2勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬場の外目からロードフォアエースを4馬身半追走する形で一杯に追い、7F97秒9-上がり1F11秒3の時計で2頭に先着、鋭く伸びました。

1週前の追い切り映像は直線のものしかありませんでしたが、一杯の割れたこともあって最後の最後まで頭を低くしながら長く脚を引き出しています。

終い時計2F-1Fともに11秒3の時計を維持しつつ走破しているのも良いですしね。

メリオーレムはウッドチップの調教で末脚を伸ばすタイプですが、今回も好時計で走破できていました。

風の抵抗を極力受けないフォームも良かったですし、夏に一回使ったことで上積みにも期待できそうです。

最終追い切りはポリトラックにおいて単走で調整しましたが、脚取りを確かめるような動きで外ラチ沿いからしっかり追うことができています。

時計の出やすいポリトラックコースだったので終い時計11秒2は特別驚くものではないですが、1週前同様直線では馬体全体を低くしながら追うことができ、この馬らしい動きができています。

馬体、動きともに良いですし、好気配が感じられる内容でした。

ヤマニンステラータ

ヤマニンステラータ 9月19日(木) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.138.012.7一杯
前走最終栗東CW(重)83.268.053.138.411.7一杯

前走の揖斐川特別(1勝クラス)を制したヤマニンステラータは栗東坂路でエメラヴィ(牝2、2勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して僚馬を3馬身追走する形で一杯に追い、全体時計53秒1-上がり1F12秒7の自己ベストで半馬身先着しています。

中間追い切りは8月下旬から再開し、坂路で13本、ウッドで4本の時計を記録しました。

なお、映像はありませんが1週前の11日は栗東ウッドで併せ馬を置き、馬場の外目から一杯に追って6F86秒8-上がり1F11秒8の時計で負荷を掛けています。

最終追い切りは坂路に舞台を切り替え一杯に追いましたが、道中舌を出しながらの追走であまり走りに集中できていないようです。

また、右往左往品があの追走で走りも安定していません。

最終的に僚馬に先着しましたが、ヤマニンステラータが一杯に追われたのに対し、僚馬エメラヴィは馬なりだったのでそこまで評価しなくて良いでしょう。

自己ベストを更新したのは良いものの、道中の動きは安定しておらず、最終追い切り終了時点で安定感に欠く内容でした。

もっとも、中間・最終追い切りともに負荷を掛けた追い切りを行っているのでレース当日に一変する可能性はあります。

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神戸新聞杯2024追い切り評価ランキング

評価馬名
メイショウタバル
ウエストナウ
サブマリーナ
ジューンテイク
メリオーレム
インテグレイト
ヴィレム
バッデレイト
ミスタージーティー
オールセインツ
ゴージョニーゴー
ショウナンラプンタ
ビザンチンドリーム
ヤマニンステラータ
E(測定不能)トラストボス
同評価内は50音順になります。

神戸新聞杯2024追い切り映像

神戸新聞杯2024の追い切り映像はJRA公式ホームページのこちらで無料公開されています。

【調教動画】2024年 神戸新聞杯|JRA公式
【注目馬 関係者インタビュー】2024年 神戸新聞杯|JRA公式

神戸新聞杯2024の最終予想

神戸新聞杯2024の最終予想はこちらの記事で発表するので、合わせてお読みください。

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