【福島記念2024追い切り評価/全頭診断】実力上位の〝アノ馬〟にトップ評価「S」
福島記念2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では福島記念の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。
11月6日の馬場状態
美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに稍重でした。
坂路の1番時計はサリエラが出した4F51秒8で全体としては標準くらいの時計です。
ウッドは1番時計がモーニングヘイズの6F80秒1ですが、80秒台で走破した馬は3頭のみで、標準くらいの馬場でした。
栗東
この日の栗東は坂路、ウッドともに良馬場です。
坂路は1番時計がジャスパーディビネの4F47秒9で全体的に高速馬場です。
ウッドの1番時計はロードデルレイが記録した6F78秒3です。いつも通りの高速馬場でした。
福島記念2024追い切り評価/全頭診断コメント
福島記念2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。
評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。
(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)
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アスクワイルドモア
アスクワイルドモア 11月6日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 84.8 | 68.6 | 52.9 | 37.5 | 11.4 | 馬なり |
前走最終 | 栗東坂路(良) | 54.8 | 39.6 | 12.3 | 一杯 |
復活のきっかけをつかみたいアスクワイルドモアは栗東のウッドチップコースでエボルヴィング(牡3、1勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。
レースでも騎乗する小崎騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで馬場の外目からエボルヴィングより5~6馬身先行し、6F84秒8-上がり1F11秒4の時計でアタマ差先着しています。
中間追い切りは10月中旬から再開し、坂路時計が13本、ウッドで4本の時計を記録していました。
最終追い切りはウッドで3頭併せの大外から立ち回りましたが、コーナーワークの立ち回りは悪くないですし、直線入りの段階では最後方の位置にいましたがそこからじりじりペースを引き上げ、終い2F12秒0-1F11秒4の時計でまとめ、先着しています。
終いは一定以上の伸びを見せていましたし、動きも悪くなく、追い切り自体は問題ありません。
ただ、近走は惨敗が続いているので正直なところ大きな上積みに期待したいところでしたが、そこまで上昇味はなさそうでした。
決して悪くない追い切りですが、現状の内容で上位争いは厳しいかもしれません。
アラタ
アラタ 11月6日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(稍重) | 84.7 | 68.2 | 53.5 | 38.7 | 11.8 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(稍重) | 68.1 | 52.1 | 37.5 | 11.3 | G前仕掛け |
今年に入ってから結果が出ていないアラタは美浦のウッドチップコースでポッドベル(牡2、未勝利)と2頭併せを行っています。
助手が騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を3~4馬身追走し、6F84秒7-上がり1F11秒8の時計で同時併入しました。
※僚馬(りょうば):同じ厩舎に所属する馬のこと
中間追い切りはいつものようにウッドに特化しており、ウッドで18本の時計を記録しています。
なお、映像はありませんが1週前の30日は美浦ウッドでレペンテ(牝2、未勝利)と追い切りを行っていました。
ここも助手が騎乗し、馬場の外目から僚馬を15馬身追走する形で一杯に追い、6F81秒9-上がり1F11秒8で同時併入しています。
最終追い切りも併せ馬を置いてウッドで調整しました。
コーナーの段階では少し左前脚の使い方が固そうな感じがしますが、手前を替えてからは2F12秒7-1F11秒8で伸びていますし、追い出しも悪くないでしょう。
いい時期と比較すると時計は出ていませんが、1週前に6F81秒9の好時計を記録していたので現状でも問題なく力は引き出せそうです。
全体としてはまずまずの仕上がりでした。
ウインシュクラン
ウインシュクラン 11月6日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(稍重) | 87.1 | 71.1 | 55.5 | 39.7 | 12.2 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(良) | 85.1 | 68.6 | 54.0 | 39.4 | 12.0 | 馬なり |
前走の阿武隈ステークス(3勝クラス)を制したウインシュクランは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで追って6F87秒1-上がり1F12秒2の時計でまとめています。
中間追い切りは10月下旬から再開し、坂路で7本、ウッドで2本の時計を記録していました。
なお、映像はありませんが1週前の30日は美浦ウッドで併せ馬を置き、馬場の外目から馬なりで6F86秒2-上がり1F11秒8の加速ラップでまとめています。
最終追い切りは単走で行われましたが、コーナーではリズムよく追えていますし、手前替えもスムーズです。
手前を替えてからの右前脚の使い方は少し固そうな感じもしますが、全体の動きは悪くありません。
前走最終追い切りと比較すると全体時計、終い時計ともに出ていませんが、前走は併せ馬を置いていたのに対し、今回は単走だったので、その影響もあるかもしれません。
走法は問題なさそうでしたし、この馬なりに態勢は整ったように見えます。
エンパイアウエスト
エンパイアウエスト 11月6日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(稍重) | 83.1 | 67.5 | 52.7 | 38.2 | 12.0 | 馬なり |
前走最終 | 函館芝(稍重) | 63.6 | 49.1 | 36.7 | 12.0 | 一杯 |
今年のパールステークス(3勝クラス)を制したエンパイアウエストは美浦ウッドチップコースでユーディキウム(牝2、未勝利ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。
久々にレースでコンビを組む津村騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりでユーディキウムを5馬身追走し、6F83秒1-上がり1F12秒0の時計で同時併入しました。
前走から約4か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは9月下旬から再開しており、坂路で28本、ウッドで6本の時計を残しており、乗り込み量は豊富です。
なお、映像はありませんが1週前の30日も美浦ウッドでユーディキウムと併せていました。
このときは助手が騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を1馬身半追走する形で直線強めに追われて6F82秒0-上がり1F12秒1の時計でまとめています。
最終追い切りは3頭併せの際内から立ち回りました。
少し首を引きながらの追い切りでしたが、中間に入念に追われたことや1週前に強めに追われた影響もあって無駄がない身体つきをしています。
直線での手前替えは少し遅れてしまいましたが、僚馬に並びかけられてからも脚色を伸ばして終い2F12秒3-1F12秒0の加速ラップで併入できました。
久々でしたが軽い脚取りで走破できているので休み明けの影響はなさそうですし、コンディションは良好といえるでしょう。
ギャラクシーナイト
ギャラクシーナイト 11月6日(水) 評価S | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(稍重) | 85.0 | 69.2 | 54.0 | 38.9 | 11.7 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(不良) | 67.0 | 52.3 | 37.6 | 11.7 | 馬なり |
前走のオクトーバーステークス(L)で2着入りしたギャラクシーナイトは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。
菊沢調教師自ら追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで6F85秒0-上がり1F11秒7の時計でまとめています。
前走オクトーバーステークスから中3週のレースとなりますが、中間追い切りは先月末ごろから再開し、坂路で4本(すべてキャンター)、ウッドも4本の時計を記録しています。
最終追い切りはウッドで単走を行いましたが、序盤から軽い脚取りで動けており、リラックスした動きを見せています。
直線に入ってからの手前替えもスムーズでしたし、手前を替えると同時にペースを引き上げ、終い2F12秒9から1F11秒7で最後まで加速ラップを刻みながらまとめることができました。
追い出しのフォームも綺麗でしたし、全体を通して無駄のない素晴らしい動きを見せています。
全体時計はそこまで出ていませんが、時計以上の水準で、とてもいい仕上がりでした。
クリノプレミアム
クリノプレミアム 11月6日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(稍重) | 67.2 | 52.5 | 37.9 | 11.9 | 馬なり | |
前走最終 | 美浦南W(重) | 83.4 | 66.9 | 52.0 | 37.6 | 11.8 | 馬なり |
久しく勝ち星から遠ざかっている牝馬のクリノプレミアムは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追い、5F67秒2-上がり1F11秒9の時計でまとめています。
前走から9カ月近く間隔が空いてしまいましたが、中間追い切りは10月下旬から再開し、坂路で13本(すべてキャンター)、ウッドで4本の時計を記録しています。
なお、映像はありませんが2週前の23日には美浦ウッドで単走、主戦の松岡正海騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から強めに追って6F82秒4-上がり1F11秒4の時計でまとめていました。
最終追い切りはウッドで軽めの調整でしたが、1週前に負荷を掛けた影響もあって序盤から活気ある動きでコーナーを周回しています。
直線に入ってから一息入ったようにも見えましたが、そこからは再び脚色を伸ばし、終い2F12秒4から1F11秒9でまとめることができました。
右肩あたりに発汗も確認できましたが、久々でも気持ちのこもった動きができているのは良く、状態面はそこまで問題なさそうです。
今年7歳馬ということでいい時期ほど時計は出していませんでしたが、動き自体は悪くありませんでした。
サトノエルドール
サトノエルドール 11月6日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(稍重) | 81.9 | 65.3 | 50.8 | 36.8 | 11.9 | G前仕掛け |
前走最終 | 美浦南W(不良) | 68.4 | 52.9 | 37.9 | 12.0 | G前仕掛け |
前走のオクトーバーステークス(L)で3着入線したサトノエルドールは美浦のウッドチップコースでボーモンド(牡3、1勝クラス)と併せました。
助手が騎乗して馬場の2分どころから僚馬を5馬身半追走し、ゴール手前で仕掛けられて6F81秒9-上がり1F11秒9の時計で同時併入しています。
前走から中3週と間隔を詰めていますが、中間追い切りは坂路で10本(すべてキャンター)、ウッドで2本の時計を記録しています。
なお、ウッドの2本はどちらも馬なりでしたが併せ馬を置いて調教され、実線を意識した追い切りが行われています。
最終追い切りは併せ馬を置きつつ終い重視で強めに追いましたが、シャドーロールの影響もあるのか前方に集中しながら立ち回ることができています。
ところが、直線では少し口を開けるような場面があり、同時にペースが落ちています。
すぐにハミを噛みなおして追走し、併入しましたが、鞍上も苦笑いしているように、最後は意図して併入しているようにも見えました。
終いは2F12秒0-1F11秒9で加速しており、全体時計も6F81秒9と、8歳馬にしてはやれていますが、もう少し冷静な立ち回りができていればなお良かったと思います。
ショウナンマグマ
ショウナンマグマ 11月6日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(稍重) | 52.2 | 36.7 | 12.0 | 馬なり | ||
前走最終 | 美浦南W(良) | 64.4 | 50.0 | 36.4 | 11.7 | 強め |
ショウナンマグマは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗し、馬場の外目から馬なりで追って4F52秒2-上がり1F12秒0の時計でまとめています。
前走から中1週と間隔を詰めており、中間追い切りはありません。
最終追い切りはウッドチップで軽く4F追いを行いましたが、間隔を詰めて使われている割には活気ある動きを見せています。
中1週と、間髪入れずに使われていることでかえってレース感覚を維持できているのでしょう。
直線は大跳びで駆け抜けていましたが、良くも悪くも変わらない動きができており、現状の力を引き出せそうでした。
シリウスコルト
シリウスコルト 11月6日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(稍重) | 67.1 | 51.4 | 36.8 | 11.9 | 一杯 | |
前走最終 | 美浦南W(良) | 68.7 | 53.2 | 38.0 | 11.5 | 馬なり |
今年の弥生賞ディープインパクト記念(G2)で3着、ラジオNIKKEI賞(G3)で2着入りしたシリウスコルトは美浦のウッドチップコースでコムストックロード(牝5、オープン)とエリザベス女王杯(G1)に出走するルージュリナージュと3頭併せを行いました。
助手が騎乗して馬場の外目からコムストックロードを3~4馬身追走する形で一杯に追い、5F67秒1-上がり1F11秒9の時計を記録しましたが僚馬に2馬身遅れています。
前走の小倉記念(G3)から3か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは10月中旬ごろから再開し、坂路で20本(すべてキャンター)、ウッドで6本の時計を記録し、坂路ベースで調整されています。
最終追い切りは美浦ウッドで3頭併せ、しかも一杯に追って実戦形式の調整が行われましたが、久々のレースということもあって少し頭は低めです。
また、コーナーから直線に掛けて少しもたれる場面もありました。
直線では一杯に追われたものの、終い2F11秒8-1F11秒9と減速していますし、馬なりで追われたコムストックロードとルージュリナージュにはあっさり遅れを取ってしまいました。
馬券に絡んだ弥生賞ディープインパクト記念やラジオNIKKEI賞の最終追い切りと時計はそこまで変わりませんが、弥生賞の時がゴール前で仕掛けられ、ラジオNIKKEI賞が馬なり、対して今回は一杯に追ってこの時計は正直物足りません。
遅れを取ってしまった点は併せた僚馬が2頭ともオープンクラスだったことを考えるとある程度納得したいところですが、2頭とも馬なりだったことを考えるともう少し粘ってほしかったのが本音です。
ここは得意コースということもあって有力候補の一角ですが、追い切りは正直よく見えませんでした。
シーズンリッチ
シーズンリッチ 11月6日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦坂路(稍重) | 53.9 | 39.0 | 12.4 | 馬なり | ||
前走最終 | 美浦南W(稍重) | 83.5 | 67.6 | 52.8 | 37.9 | 12.0 | 馬なり |
1/3の抽選を突破したシーズンリッチは美浦坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで4F53秒9-上がり1F12秒4の時計でまとめています。
前走から中3週と間隔は短いですが、中間追い切りは坂路で10本(すべてキャンター)、ウッドで3本の時計を残しています。
なお、映像はありませんが3日には美浦ウッドでティンク(牝3、1勝クラス)と併せ、馬場の外目から強めに追って5F71秒0-上がり1F11秒0で終い重視の調整が行われていました。
最終追い切りは坂路で軽い調整を行いましたが、道中は少し頭が高いものの、力強い動きで坂路を駆け抜けています。
手前を替えてからの動きは少し固い感じもしましたが、全体的には悪くなさそうでした。
3日には終い1Fに特化した追い切りを行っていますし、この一追いで良化していればかつて重賞級の力を発揮できるかもしれません。
タガノパッション
タガノパッション 11月6日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 54.3 | 39.5 | 13.2 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 53.0 | 38.9 | 13.2 | 末強め |
牝馬のタガノパッションは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで4F54秒3-上がり1F13秒2でソフトに仕上げました。
前走新潟牝馬ステークス(L)から中3週と間隔を詰めていることもあって中間追い切りは坂路が4本と控えめです。
最終追い切りも坂路で軽く行っていますが、道中舌をぺろりと出しながらもバランスの良い動きで登坂できています。
終いの伸びは減速ラップで目立ちませんが、ピッチの利いた走りで最後までリズムよく登坂できており、一回使ったことで調子を上げてそうでした。
軽い調整ということもあって大きな上積みはありませんが、この馬なりに悪くない状態です。
ダンディズム
ダンディズム 11月6日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 51.6 | 37.8 | 12.0 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東CW(不良) | ⑦98.7 | 66.6 | 51.3 | 36.1 | 11.5 | 馬なり |
前走最終 | 栗東坂路(良) | 52.5 | 37.8 | 12.0 | 末強め |
昨年の福島記念(G3)で2着入りしたダンディズムは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して強めに追い4F51秒6-上がり1F12秒0の自己ベストを叩き出しています。
1週前の30日には栗東のウッドチップコースでロードアヴニール(牡4、オープン)と2頭併せを行っています。
富田暁騎手が追い切りに騎乗(レース当日は三浦騎手が騎乗)し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を4馬身追走し、7F98秒7-上がり1F11秒5の時計で同時併入できました。
僚馬の内側から立ち回りましたが、道中の立ち回りも良いですし、直線に入って手前を替えてからはやや前脚の幅が広いものの、最後まで差し脚を伸ばしています。
終いは2F11秒0-1F11秒5なので減速してしまいましたが、8歳馬にしてはしっかりと追うことができていますし、併せたロードアヴニールがダートのマーキュリーカップ(Jpn3)やみやこステークス(G3)で3着入りしている実力馬なので強い相手に最後まで併入できたのは良かったです。
最終追い切りは坂路で単走、強めに追っていますが外ラチ沿いから首をうまく使ってリズムよく追うことができています。
身体も身軽ですし、助手が合図を送ってからは脚のペースも引き上げており、折り合いも問題なさそうです。
今回は強めに追われたとはいえ8歳馬にして自己ベストを更新できたのも評価したいですね。
昨年の福島記念はウッドで最終追い切りを行っていますが、今回は坂路で仕上げてきました。
この選択がどうでるかはやってみないと分かりませんが、今回は2週続けて年齢以上の走りを見せていたのでここでの好走にも期待できそうでした。
時計のかかる馬場状態なら印も検討したいです。
ドクタードリトル
ドクタードリトル 11月6日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 53.9 | 38.5 | 12.3 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 53.7 | 37.9 | 11.9 | 一杯 |
前走の京都大賞典(G2)で6着入線したドクタードリトルは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで4F53秒9-上がり1F12秒3でまとめています。
前走から1か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは10月半ばから再開し、坂路で18本、ウッドで3本の時計を記録しています。
なお、映像はありませんが1週前の30日には栗東坂路で単走、今回初コンビを組む幸騎手が追い切りに騎乗して4F50秒8-上がり1F13秒の自己ベストを記録しましたが、終い3F12秒5-2F11秒8-1F13秒0で終いはペースが落ちていました。
最終追い切りは坂路で軽く行われましたが、馬場の真ん中稍内側から立ち回ったものの、ところどころ左右を向いて庵あまり集中力はありません。
後ろ脚の踏み込みは力強さが見られましたが、終盤は頭を振る場面もあったので折り合いは気になりました。
1週前に自己ベストを記録しているので良化しているように感じますが、気性面で課題がありそうです。
いい部分もあれば、気になるところも見られた追い切りだったのでここはB評価にします。
フェアエールング
フェアエールング 11月6日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(稍重) | 68.6 | 53.2 | 38.3 | 11.6 | 馬なり | |
1週前 | 美浦南W(重) | 84.2 | 67.3 | 52.2 | 37.7 | 11.7 | 馬なり |
前走最終 | 札幌ダート(稍重) | 70.3 | 53.9 | 39.5 | 12.6 | 馬なり |
出走登録していたエリザベス女王杯(G1)ではなく福島記念を選択したフェアエールングは美浦のウッドチップで単走を行いました。
助手が騎乗し、馬場の外目から馬なりで5F68秒6-上がり1F11秒6でまとめています。
1週前の30日も美浦ウッドで単走、馬場の外目から馬なりで追われて6F84秒2-上がり1F11秒7の時計を記録していました。
今回は3か月ぶりのレースとなりますが、これまで洋芝で結果を残して期だけあり、前駆の筋肉量は豊富です。
馬なりでしたが最後まで力強く伸びており、久々でもこの馬なりに動くことができていました。
最終追い切りもウッドチップコースで単走、軽い調教を行いましたが、軽快な動きでコーナーを立ち回っています。
手前替えは一瞬遅れていましたが、そこからは馬体を大きく伸ばしながら2F12秒5-1F11秒6の加速ラップでまとめることができ、いい動きです。
大きな上積みは感じられませんでしたが、2週続けてフェアエールングらしい走りができており、馬場が重くなればなるほど力は発揮できそうでした。
フライライクバード
フライライクバード 11月6日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 54.1 | 38.9 | 12.1 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 53.0 | 38.4 | 12.7 | 馬なり |
前走のケフェウスステークス(OP)を制したフライライクバードは栗東坂路で単走を行いました。
今回初コンビを組む西村淳也騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計54秒1-上がり1F12秒1の時計で登坂しています。
前走から2か月弱ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは10月中旬から再開し、坂路で13本、ウッドで1本の時計を記録しています。
なお、映像はありませんが1週前の30日は栗東ウッドでカルテシウス(牡2、未勝利)と併せています。
このときも西村騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を3馬身追走する形で強めに追われて6F83秒1-上がり1F11秒4の時計で僚馬に2馬身半先着しました。
最終追い切りは坂路で軽く調整しましたが、馬場の真ん中から軸の安定した走りができています。
手前を替える際、一瞬ペースは落ちましたがすぐにペースを引き上げ、終い2F12秒8-1F12秒1の加速ラップで登坂することができました。
フライライクバードは今年7歳のセン馬ですが、いまなお落ち着いた走りができているのはこれまでたくさんの経験を積んだからでしょう。
四肢の動きも速くて年齢以上に動けているのも中間で坂路の本数を重ねた賜物だと思います。
今回はなかなかいい追い切りができていたので久々の重賞の舞台でどこまでやれるか注目したいです。
ベラジオソノダラブ
ベラジオソノダラブ 11月6日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 66.6 | 52.3 | 38.0 | 12.4 | 一杯 | |
前走最終 | 栗東CW(稍重) | 50.4 | 37.2 | 12.0 | 一杯 |
前々走のケフェウスステークス(OP)で3着入線したベラジオソノダラブは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗し、馬場の真ん中から一杯に追われて5F66秒6-上がり1F12秒4の時計でまとめています。
前走から中3週と間隔は短いものの、中間追い切りは10月下旬から再開し、ウッドチップコースで8本の時計を記録していました。
なお、映像はありませんが1週前の31日は栗東ウッドで単走、一杯に追われて6F80秒0-上がり1F13秒7の自己2番目に速い時計を残しましたが、終いはバテてしまいました。
最終追い切りもウッドで一杯に追いました。
馬体を大きく使いながら最後まで追えているものの、時計自体はそこまで目立つものではありません。
終いも2F11秒7から1F12秒4と減速しているように、使える脚は短かったです。
脚取りに力強さは感じられましたが、反応もそこまで良くないことから折り合い面でもうまくやれるか気になります。
2週続けて一杯に負荷を掛けたのでレース当日に一変する可能性もありますが、追い切りを見た限りはそこまで好仕上がりには見えませんでした。
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福島記念2024追い切り評価ランキング
評価 | 馬名 |
S | ギャラクシーナイト |
A | ダンディズム フライライクバード |
B | アラタ ウインシュクラン エンパイアウエスト クリノプレミアム サトノエルドール ショウナンマグマ シーズンリッチ タガノパッション ドクタードリトル フェアエールング |
C | アスクワイルドモア シリウスコルト ベラジオソノダラブ |
D | |
E(測定不能) |
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福島記念2024追い切り映像
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福島記念2024の最終予想
福島記念2024の最終予想はこちらの記事で発表するので、合わせてお読みください。