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【チャンピオンズC2025追い切り評価/全頭診断】ナルカミを上回る最高評価「S」はアノ馬!

チャンピオンズカップ2025追い切り評価記事のアイキャッチ画像

チャンピオンズカップ2025追い切り評価/全頭診断になります。
当記事ではチャンピオンズカップの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

12月3日の馬場状態

美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに良馬場でした。
坂路の1番時計はシックスペンスとメイクイットが記録した4F52秒1です。時計は出ています。
ウッドの1番時計はメリークリスマスが記録した6F80秒5です。好時計は出ていますが超高速馬場という感じはありません。

栗東
この日の栗東も坂路、ウッドともに良馬場でした。
坂路の1番時計はサンライズジパングとゼットスパンキーが記録した4F50秒6です。いつもの坂路と比較すると時計は落ち着いています。
ウッドの1番時計はゴートゥファーストが記録した6F77秒1です。こちらはいつも通り時計が出ていました。

水沢
この日の水沢競馬場は稍重でした。
馬場に関しては統計が少ないので判断しがたいですが、出走するヘリオスの時計を見るとまずまず出てそうです。

目次(読みたい項目をタップ)

チャンピオンズカップ2025追い切り評価/全頭診断コメント

チャンピオンズカップ2025の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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アウトレンジ

アウトレンジ 12月3日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)82.166.551.936.911.4一杯
1週前栗東CW(良)⑦95.165.351.737.312.0強め
前走最終栗東CW(良)82.166.651.836.611.4強め

重賞レースを2勝しているアウトレンジは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から一杯に追い、6F82秒1-上がり1F11秒4の時計で負荷を掛けています。

1週前の27日は栗東ウッドにおいて、同レースに出走する半兄のハピ(牡6、オープン)と併せました。

この時はレースで騎乗する松山騎手が騎乗し、馬場の外目からハピを2馬身追走する形で強めに追い、7F95秒1-6F79秒5-上がり1F12秒0の自己ベストでハピに1馬身半先着しています。

僚馬の内目からの追い切りでしたが、1回使って序盤から意気揚々とした走りを見せているのは良いでしょう。
※僚馬(りょうば):同じ厩舎に所属する馬のこと

馬体もまとまっていますし、直線に入ってからも一杯に追われたハピ相手に一定の間隔を維持しながら楽に先着しています。

末脚はそこまで目立ちませんが、全体時計は自己ベストですし、最後も長く脚を活かしているのは個人的には評価したいです。

最終追い切りはウッドで単走でしたがここも一杯に追って負荷を掛けていますが、序盤から淡々とした走りを見せていて安定感があります。

直線に入って手前変えもスムーズですし、一定のフォームを維持しながらラストは2F11秒7-1F11秒4の加速ラップでまとめていました。

みやこステークス(G3)を一回使って良化しているように見えますし、総合的に安定した走りを見せているのは好感触です。

みやこステークスは不良馬場のスピードトラックで出し切れませんでしたが、チャンピオンズカップは晴れの良馬場開催に期待できそうなので、力強い競馬に期待したいです。

ウィリアムバローズ

ウィリアムバローズ 12月3日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)⑦95.766.352.938.712.3馬なり
1週前栗東CW(良)⑦96.266.452.337.511.5一杯
前走最終函館W(重) 68.153.137.712.5馬なり

今年のかしわ記念(Jpn1)で2着に入線したウィリアムバローズは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して外ラチ沿いから馬なりで7F95秒7-6F80秒2-上がり1F12秒3の自己ベストを記録しています。

1週前の27日も栗東ウッドで単走し、馬場の外目から一杯に追われて7F96秒2-6F80秒1-上がり1F11秒5の加速ラップでまとめています。

道中はこれまで以上に少し頭が低いですが、ステップを利かせながら弾みのある動きを見せているのは悪くありません。

早い段階で手前を変えてからは少し前脚が固そうに見えますが、それでも助手が手を動かすと四肢の回転を少し引き上げていてこの馬なりに力のある脚色を見せていました。

休み明けも影響しているのか、大きな上積みはこの段階ではありませんが、強く追って負荷を掛けているので最終追い切りまでの良化に期待したいです。

最終追い切りはウッドコースで馬なりでした。

ここも頭を低めにしながらの追い切りでしたが、1週前同様脚取りは軽く、手前変えもスムーズです。

直線に入ってからは馬なりということでそこまで目立ってスピードアップしていませんが、それでもリズムよく追えているのは悪くないでしょう。

この馬なりにまずまず仕上がっていました。

ウィルソンテソーロ

ウィルソンテソーロ 12月3日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦W(良) 66.550.937.311.9強め
1週前美浦W(良)83.066.652.137.712.0一杯
前走最終美浦W(良) 68.753.538.412.1馬なり

2年連続チャンピオンズカップで2着入線しているウィルソンテソーロは美浦のウッドチップコースにおいて、トゥルーサクセサー(牡4、1勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から僚馬を3馬身半追走する形で強めに追い、5F66秒5-上がり1F11秒9の時計で同時併入しています。

1週前の27日も美浦ウッドで追い切りを行い、ここではサイモフェーン(牡2、未勝利)と併せています。

この時も助手が騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を5馬身追走する形で一杯に追い、6F83秒0-上がり1F12秒0の時計を記録しましたが僚馬に1馬身半遅れていました。

僚馬の内目から追い切りましたが、コーナーワークからきびきびとした脚取りを見せ、直線に入って手前を変えてからピッチを利かせて小刻みに脚を動かしています。

ただ、前脚は少し固い感じがしますし、直線で外から追ったサイモフェーンに交わされて最後は後着でした。

サイモフェーンは2歳の未勝利馬で脚色も強め、対してウィルソンテソーロはG1馬で一杯に追われているので、格下相手に先着を許したのは気になるところです。

一杯に追っているのでなんとしても最終追い切りまでに良化してほしいです。

最終追い切りも美浦ウッドでトゥルーサクセサーと並走しました。

ここは強めの追い切りでしたがコーナーワークからはきはきとした足取りを見せているものの、少し前脚の踏み込みは浅い感じがします。

直線に入って手前を変えに一瞬遅れ、そこからはきはきとした走りを見せているものの、最後は僚馬に併入されていました。

気持ちは乗っていましたが僚馬比較でみるともう少し突き抜けてほしかったのが正直なところです。

時計に関してもいい時期と比較するとそこまで目立っていません。

もしかしたら前走JBCクラシック(Jpn1)のときのように少し調子を落としているかもしれません。

コース適性・実績は非常に優秀なので印を抑える予定ではいますが、過去2年のチャンピオンズカップと比較しても少し物足りない内容でした。

サンライズジパング

サンライズジパング 12月3日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  50.637.012.2一杯
1週前栗東CW(良)83.268.453.337.411.1一杯
前走最終栗東坂路(良)  53.839.512.4馬なり

重賞レースを3勝し、今年のフェブラリーステークス(G1)でも2着入りしたサンライズジパングは栗東坂路で単走を行いました。

今回初コンビを組む池添い騎手が手綱を握って一杯に追い、全体時計50秒6-上がり1F12秒2の時計で強く負荷を掛けています。

1週前の27日は栗東ウッドでビロングトゥミー(牝2、新馬) ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

ここでは助手が騎乗し、外ラチ沿いからビロングトゥミーを3馬身追走する形で一杯に追い、6F83秒2-上がり1F11秒1の時計でビロングトゥミーに5馬身半先着しました。

3頭併せの一番外から一杯に追って調整していますが、コーナーから直線に掛けては四肢の踏み込みが浅くて楽に周回しています。

ただ、直線に入ってしばらくしてから助手の手が動くと、一気にペースアップしてラストは終い2F11秒5-1F11秒1でまとめました。

大きな馬体から伸びる四肢を一杯に伸ばしながらまとめていて気合も乗っていますし、反応よく最後までまとめているのは良かったです。

最終追い切りは栗東坂路で池添騎手が手綱を握って単走を行っています。

他の馬がたくさんいる中での追い切りでしたが、中盤で少し右にもたれる箇所が見られました。

多少よそよそしい場面もありましたが、一杯に追われた割には軽快な脚さばきで追えており、その中で自己2番目に速い4F50秒6の時計を記録しているのは良いでしょう。

少しフォームは安定しませんが、それでも2週続けて一杯に追われたことから、積極的な動きを見せているのは悪くありません。

仕上がりとしてはまずまずでしたが、ここで負荷を掛けたことでレース当日までにさらなる良化もあり得るので、できるのであれば当日のパドックや返し馬で最終的な仕上がりをチェックしてみるのが良いでしょう。

シックスペンス

シックスペンス 12月3日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦坂路(良)  52.138.412.2馬なり
1週前美浦W(良) 66.351.836.911.2馬なり
前走最終美浦W(良) 67.552.638.212.1馬なり

前走のマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)で2着入線したシックスペンスは美浦坂路でルージュスエルテ(牝4、2勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬なりで僚馬を2馬身半追走し、全体時計52秒1-上がり1F12秒2の時計で僚馬に半馬身先着しています。

1週前の27日は美浦ウッドでレイニング(牡3、2勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりでレイニングを2馬身半追走し、5F66秒3-上がり1F11秒2の時計でレイニングに3馬身先着しています。

3頭併せの一番内側から追い切りを行いましたが、コーナーでは少し視線を下に向けながらも脚さばきは軽くて気持ちよさそうに周回しています。

直線に入ってスムーズに手前を変えると自ら脚を引き上げ、ラストは2F11秒9-1F11秒2の時計で鋭い末脚を伸ばしました。

全体の立ち回りやステップのある走り、終いの伸びなど芝で培ったスピードのある走りでまとめており、シックスペンスらしい動きは以前健在でした。

1週前の時点ではとても良い動きです。

最終追い切りは坂路で僚馬と並走しました。

僚馬の左側からの追い切りでしたが、前方に集中しながら機敏な脚さばきで登坂しています。

集中力のある走りでしたし、傾斜のきつい美浦坂路でもフォームを崩すことなく最後は終い2F12秒4-1F12秒2の時計でまとめているのも良いでしょう。

中京ダート1,800mがスピード型のシックスペンスの脚質に合うかというと悩ましいですが、追い切り自体は2週続けてシックスペンスらしい動きができていたので、いい仕上がりでレースに挑めるでしょう。

セラフィックコール

セラフィックコール 12月3日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良) 71.154.938.811.7馬なり
1週前栗東CW(良)85.369.053.437.811.0一杯
前走最終栗東CW(良)87.570.854.738.611.4馬なり

ダイオライト記念(Jpn2)を連覇したセラフィックコールは栗東のウッドチップコースでタナスーペルノーバ(牡2、未勝利)と併せました。

西村淳也騎手が追い切りに騎乗(レース当日の鞍上は週明けの時点で未定)し、馬場の外目から馬なりで僚馬を1馬身半追走し、5F71秒1-上がり1F11秒7の時計で僚馬に半馬身先着しています。

1週前の27日も栗東ウッドで調教師、ここではスマートアイ(牝5、オープン)と併せていました。

ここでも西村騎手が手綱を握り、馬場の外目から僚馬を1馬身半追走する形で一杯に追い、6F85秒3-上がり1F11秒0の時計で僚馬に2馬身先着していました。

僚馬の外から立ち回りましたが、久々も影響しているのか少し頭は高めです。

少し馬体も太い感じがしますが、終いで西村騎手の手が動いてからは四肢を大きく伸ばして終い2F11秒9から1F11秒0でまとめていました。

終い重視とは言え確かな伸びが確認できましたし、久々でも折り合い面は問題なさそうです。

一杯に追ったことで最終追い切りまでの良化に期待したいです。

最終追い切りもウッドコースで僚馬と並走しましたが、1週前に一杯に追ったので最終追い切りは軽めです。

軽めの調整ということで楽な手ごたえで回っていますが、腹回りはまだ太い感じがします。

ただ、直線に入ってからはスムーズに僚馬を交わして先着しているのは良いでしょう。

全体時計71秒1も目立ちませんが馬なりだったことを考えればそこまで気にしなくて良いでしょうし、終いはスムーズに伸びているので、セラフィックコールらしい走りはできていました。

まずまずです。

ダブルハートボンド

ダブルハートボンド 12月3日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.037.912.7末強め
1週前栗東CW(良)  54.340.012.9馬なり
前走最終栗東CW(良)  52.638.312.0末強め

前走のみやこステークス(G3)を制したダブルハートボンドは栗東坂路で単走を行いました。

主戦の坂井騎手が追い切りに騎乗し、末強めに追って全体時計52秒0-上がり1F12秒7の時計で負荷を掛けています。

1週前の27日は栗東坂路でラブルラウザー(牝2、1勝クラス)と併せました。

ここでも坂井騎手が騎乗し、馬なりで僚馬を4馬身追走して全体時計54秒3-上がり1F12秒9の時計で同時併入しています。

馬場の真ん中から僚馬を追走する形で調整しましたが、少し頭は高い感じがするものの、前方に視線を向けながら体幹の良い走りでまとめているのは良いです。

踏み込みは浅いですし終いも目立ちませんが、四肢の動きも軟らかさが感じられますし、安定感ある走りで最後まで登坂しているのは良かったです。

最終追い切りは坂路で末強めの単走でしたが、強めに追ったこともあって1週前より四肢の動きは機敏で手前変えもスムーズです。

序盤からペースアップした影響もあり、終いは3F12秒9-2F12秒3-1F12秒7で減速し、ラストになると多少ふらつきもみられましたが、坂井騎手の指示にもこたえるように最後まできびきびまとめているのは良いでしょう。

欲を言えば最後まで加速ラップで締めたいところでしたが、身体の使い方は良いですし、この馬なりに調子は良さそうです。

テンカジョウ

テンカジョウ 12月3日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)86.669.753.637.611.6稍一杯
1週前栗東CW(良)⑦97.566.952.637.711.8G前仕掛け
前走最終栗東坂路(良)  53.938.512.4馬なり

前走のJBCレディスクラシック(Jpn1)で2着入線したテンカジョウは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から稍一杯に追い、6F86秒6-上がり1F11秒6の時計で負荷を掛けています。

1週前の27日には栗東ウッドにおいて、同厩で同レースに出走するメイショウハリオ(牡8、オープン)と併せています。

久々にレースでコンビを組む国分優作騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を3馬身半追走する形でゴール前にて気合付けられ、7F97秒5-6F81秒3-上がり1F11秒8の自己ベストで僚馬と併入しています。

ここではメイショウハリオの外目からの追い切りでしたが、少し四肢の踏み込みは浅い感じがします。

ただ、直線では先を行くメイショウハリオをじりじりと捉えているように、この馬らしい差し脚は健在でした。

派手さはないものの、全体時計97秒5の自己ベストを記録したのも良いでしょう。

最終追い切りは栗東坂路で稍一杯に単走を行いました。

1週前と比較すると、道中は脚幅を小さくしながら集中した走りができています。

直線に入って手前を変える際は少し頭が上がりましたが、そこからは前脚をきびきびと動かしながら終い2F11秒9-1F11秒6の時計でまとめていました。

手前変えで多少もたつく場面はあったものの、直線では差し脚を活かせるようなフォームで追っているように、テンカジョウらしい走りができているのは良いでしょう。

終い時計は特別目立つものではありませんが、テンカジョウはもともとウッドで終い時計を出すタイプではない中で結果を残しています。

いい動きだったので久々の中央競馬でどこまで出し切れるのか注目したいです。

ナルカミ

ナルカミ 12月3日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦W(良)82.066.251.537.311.2馬なり
1週前美浦W(良)81.665.451.737.911.5馬なり
前走最終美浦W(良)84.568.052.237.711.5馬なり

前走のジャパンダートクラシック(Jpn1)で逃げ切り勝ちを収めたナルカミは美浦のウッドチップコースでアッシュルバニパル(牡4、オープン)と併せました。

助手が騎乗して馬場の2分どころから馬なりで僚馬を3馬身追走し、6F82秒0-上がり1F11秒2の時計で併入しています。

1週前の27日は美浦ウッドでホウオウサムレット(牡3、1勝クラス)と併せました。

ここでも助手が騎乗して馬場の2分どころから馬なりで僚馬を1馬身半追走し、6F81秒6-上がり1F11秒5の時計で併入しています。

僚馬の内目から追い切りを行いましたが、少し首を引き気味にしながらも前方に視線を向けながら集中して周回しています。

直線に入ってからは軽快な脚さばきで僚馬と併入しており、終いも2F12秒6-1F11秒5で加速ラップを刻みました。

少し前脚の踏み込みが浅いようにも見えましたが、要所で四肢の動きを引き上げているように精神的な勝負強さを見られたのは良かったです。

最終追い切りも美浦ウッドで馬なりの並走でした。

ここも僚馬の内側からの追い切りでしたが、1週前同様四肢の使い方はスムーズです。

ただ、顔の動きを見ると少し舌が出そうな感じで集中できているかというと少し懐疑的です。

それでも馬体はまとまっていますし、直線の動きは映像越しでは分かりづらいですが、終い時計は2F12秒3-1F11秒2で鋭く伸びているので悪くないでしょう。

3歳馬なのでもう少し精神的な落ち着きがあればなお良いですが、馬体や動きは問題なかったので中京コースがかみ合うようでしたら前走のような力のある競馬に期待できそうです。

ハギノアレグリアス

ハギノアレグリアス 12月3日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  56.040.112.6馬なり
1週前栗東坂路(良)  53.238.712.6一杯
前走最終栗東坂路(良)  53.538.712.3強め

昨年のチャンピオンズカップで4着入りしたハギノアレグリアスは栗東坂路で単走を行いました。

岩田康成騎手が追い切りに騎乗(レース当日の鞍上は週明けの時点で未定)し、馬なりで全体時計56秒0-上がり1F12秒6の時計で楽に登坂しています。

1週前の27日も栗東坂路で追い切りを行い、ここではメイショウマジック(牡5、1勝クラス)と並走しています。

このときは岩田望来騎手が手綱を握って僚馬を2馬身半追走する形で一杯に追い、全体時計53秒2-上がり1F12秒6の時計で同時併入しています。

馬場の真ん中から僚馬を追走するように追い切りしましたが、道中一回ふらつく場面はあったものの、そこを除けば気合の乗った走りができています。

特に中盤以降の踏み込みは非常に力強く、最後まで迫力のある走りができていました。

ただ、気持ちの乗った動きだったものの全体時計53秒2は若い時ほど目立ってないので、このあたりは8歳馬の影響もありそうです。

強く追ったことで最終追い切りまでのさらなる良化に期待したいです。

最終追い切りは単走でしたが、1週前同様馬場の真ん中から登坂したものの、少しもたれる場面が確認できました。

全体時計56秒0も馬なりとは言え目立ちません。

ただ、全体を通してはきはきとした走りで登坂していました。

1週前に一杯に追われましたが、その影響もあってレースに対する意欲は感じられます。

年齢的に身体能力の衰えはありそうですが、気持ちの面では前向きでしたし、中京コースは得意なので現状の仕上がりで新興勢力相手にどこまで善戦できるのか、注目したいです。

ペプチドナイル

ペプチドナイル 12月3日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)83.667.752.137.112.1一杯
1週前栗東坂路(良)  57.539.512.1末一杯
前走最終栗東坂路(良)  53.838.212.2馬なり

昨年のフェブラリーステークス(G1)の勝ち馬であるペプチドナイルは栗東のウッドチップコースでテイクザスローン(牡2、未勝利)ともう1頭の馬(名称不明)と3併せを行いました。

富田騎手が騎乗(レースでは藤岡佑介騎手が騎乗)し、馬場の外目からテイクザスローンを4馬身半追走する形で一杯に追い、6F83秒6-上がり1F12秒1の時計を記録しましたが僚馬に半馬身遅れています。

映像はありませんが、29日も栗東ウッドで追い切りし、ここはベイラム(牡3、1勝クラス)と併せています。

富田騎手が騎乗して馬場の外目から僚馬を2馬身半追走する形で一杯に追い、7F98秒7-6F82秒0-上がり1F11秒8の時計を記録しましたが僚馬に1馬身遅れています。

そして、1週前の26日は栗東坂路でベイラムと併せました。

助手が騎乗して僚馬を2馬身追走する形で末一杯に追い、4F57秒5-上がり1F12秒1の時計で同時併入しています。

僚馬の右側からの追い切りでしたが、末一杯ということで全体的にはきはきとした走りを見せており、四肢の動きも気合が乗っています。

ただ、少し前脚の動きは固さが見られましたし、頭の使い方を見ても本調子という感じはしませんでした。

全体時計57秒5も末一杯にしては全く目立ちませんし、この段階では本格化とは程遠い内容です。

26日と29日にどちらも一杯に追っているので最終追い切りまでに持ち直したいところです。

最終追い切りはウッドチップコースにおいて、3頭併せの最内から立ち回りました。

ここも一杯に追い切りでしたが、強く追ってもそこまで手ごたえは確認できません。

むしろ、3頭の真ん中から馬なりで追った2歳の未勝利馬に楽に交わされている方が気になるところです。

時計面で見ても全体時計83秒6はいい時期ほど目立ちません。

ここは割り引きたいです。

ペリエール

ペリエール 12月3日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦W(良)83.967.752.337.611.7馬なり
1週前美浦W(稍重)83.568.153.438.712.6馬なり
前走最終美浦W(良)79.465.051.637.512.0馬なり

今年のエルムステークス(G3)を勝利したペリエールは美浦のウッドチップコースにおいて単走を行いました。

近走主戦を担いつつある佐々木騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで6F83秒9-上がり1F11秒7の時計で走破しています。

1週前の26日は美浦ウッドでワンダラー(牡3、3勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで僚馬を2馬身半追走し、6F83秒5-上がり1F12秒6の時計を記録しましたがワンダラーに1馬身半の遅れを取っています。

僚馬の内側から立ち回りましたが、少し頭を前傾にしながらも小刻みな脚さばきでコーナーを周回していました。

直線に入ってからは他馬と馬体が重なっていて分かりにくく、正直判断しがたいです。

また、時計に関しても前走みやこステークス(G3)のときより目立っていないのは気になるところです。

最終追い切りは単走なので、そこで改めて馬体や動きをチェックしてみます。

最終追い切り映像は右回りでしたが、1週前同様小刻みに脚を使ってコーナーを周回しています。

直線に入ってからの手前変えもスムーズですし、最後まで楽な手ごたえでまとめているのも良いでしょう。

全体時計は目立ちませんが、動きや馬体は良かったです。

個人的には前走みやこステークスの時の方が仕上がり良好に感じますが、今回もいい動きを見せていました。

ヘリオス

ヘリオス 12月3日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切水沢(稍重) 65.949.836.912.9直一杯
前走最終水沢(稍重)  50.538.513.4強め

今年岩手競馬に移籍したヘリオスは水沢競馬場で単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から直線一杯に追われ、5F65秒9-上がり1F12秒9の時計で負荷を掛けています。

中間追い切りは23日と26日に水沢競馬で調教しているのが確認できました。どちらも馬なりで時計は出していません。

最終追い切りも水沢競馬場で行われました。何時頃の映像か分からないですが暗い中で行われています。

向こう正面からの映像が公開されていましたが、向こう正面からコーナーワークにかけてははきはきとした動きで追えており、直線に入ってからも直強めの指示通り、素早い脚さばきでゴールしていました。

メンバーの中で最年長の9歳馬ですが、四肢の使い方は年齢以上です。

ただ、終い時計12秒9は脚質を考えたら地味で、このあたりは年齢の影響も出てそうでした。

それでも気持ちの乗った動きは悪くないですし、この馬なりに良化しているように感じます。

メイショウハリオ

メイショウハリオ 12月3日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)83.967.752.637.511.4一杯
1週前栗東CW(良)⑦98.267.453.037.811.8一杯
前走最終栗東CW(良)81.166.051.536.611.5一杯

Jpn1競走を4勝しているメイショウハリオは栗東のウッドチップコースでリサシテーション(牡2、新馬)とトコトコクマチ(牡2、新馬)と3頭併せを行いました

今回初コンビを組む武豊騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中からリサシテーションを5馬身追走する形で一杯に追い、6F83秒9-上がり1F11秒4の時計でリサシテーションに3馬身先着しています。

1週前の27日には栗東ウッドで同レースに出走するテンカジョウ(牝4、オープン)と併せました。

ここでは助手が騎乗し、馬場の外目から僚馬より3馬身半先行する形で一杯に追い、7F98秒2-6F81秒9-上がり1F11秒8の時計で同時併入しています。

僚馬の内側からの追い切りでしたが、相変わらず馬体は充実していますし、年齢を重ねている影響もあるのか、冷静な動きでまとめているのも悪くありません。

ただ、直線で助手の手が動いた際は思ったよりもペースアップせず、最後は追走したテンカジョウに並ばれました。

この辺りは年齢的なズブさもあるかもしれませんが、一杯に追ったので最終追い切りまでの良化に期待したいです。

最終追い切りは3頭併せの最内からでしたが、コーナーから直線に掛けてはそこまできびきび動いていません。

ただ、直線に入って手前を変えてからは鋭く脚を引き出して僚馬2頭との差を広げ、最後は終い2F11秒5-1F11秒3の加速ラップでまとめていました。

馬体も充実していましたし、武豊騎手との息も合っていて好感触です。

メイショウハリオはこのチャンピオンズカップを以て現役を引退しますが、1週前と比較してもボリュームのある馬体や折り合い、終いの伸びは充実していました。

チャンピオンズカップは2戦とも着外なので相性は良いとは言い難いですが、今回はいい仕上がりだったのでラストランに向けて順調に調整できています。

3度目の正直となる今回、有終の美を飾ることができるか、注目したいです。

ラムジェット

ラムジェット 12月3日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.639.012.7一杯
1週前栗東ダート(良)80.965.750.936.610.9末強め
前走最終栗東ダート(良)⑦96.265.951.837.711.1稍一杯

昨年の東京ダービーを制したラムジェットは栗東坂路で単走を行いました。

障害騎手の小牧加矢太騎手が追い切りに騎乗(レースでは三浦騎手が騎乗)し、一杯に追われて全体時計52秒6-上がり1F12秒7の時計で負荷を掛けています。

1週前の27日は栗東E(ダート)コースで単走を行いました。

ここでも小牧騎手が騎乗して馬場の外目から末強めに追い、6F80秒9-上がり1F10秒9の時計で末脚を伸ばしています。

馬場の外目から末強めでしたが、コーナーでは折り合いを意識しながら立ち回っておりそこまでペースアップしていません。

直線に入ってからもしばらく左手前でしたが、小牧騎手の手が動くと一気にペースを引き上げ、最後は大きな馬体から長く脚を伸ばしてまとめました。

全体時計80秒1-終い1F10秒9で時計面も優秀ですし、要所の加速力も素晴らしいものを見せています。

前走みやこステークスにおいても最後の直線でいい脚を使っていましたが、1週前追い切りでも瞬発性のある動きができていたので、依然加速力のある競馬に期待できるでしょう。

最終追い切りは坂路で一杯に追いました。

馬場の真ん中からの追い切りで少し頭を振る場面もありましたが、途中で右手前に切り替えてからは一定のリズムで最後まで登坂していました。

手前を変えてからはモタれもありません。

終いは2F12秒4-1F12秒7で減速していますが、全体時計52秒6はこれまでの坂路時計の中でもっとも速いものなので、その影響もあるでしょう。

最後まで加速ラップでまとめていればなお良かったものの、1週前追い切り内容が良かったですし、前走で少し調子を引き上げている感じもしたので、今の仕上がりで強敵相手にどこまで通用するのか注目したいです。

ルクソールカフェ

ルクソールカフェ 12月3日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦W(良)83.167.052.137.511.6馬なり
前走最終美浦W(良)  51.336.611.6馬なり

前走の武蔵野ステークス(G3)を完勝したルクソールカフェは美浦のウッドチップコースでサトノカルバナル(牡3、オープン)と併せました。

助手が騎乗して馬場の3分どころから馬なりで僚馬を3馬身半追走し、6F83秒1-上がり1F11秒6の時計を記録しましたが僚馬に1馬身の遅れを取りました。

今回は中2週の参戦となりますが、中間追い切りは坂路が6本、ウッドが1本、いずれも軽めの調整でした。

最終追い切りは僚馬の内目から行いましたが、腹を一定の高さに維持しながら無駄のない動きでコーナーを周回していました。

ただ、直線に入って手前を変えてからは少し頭を振る場面があり、少し集中力に欠いたときもあります。

また、最後は外から追ったサトノカルバナルに楽に交わされている点も気になりました。

前走武蔵野ステークスの1週前追い切りでもサトノカルバナルと併せ、ここはサトノカルバナルを6馬身半追走して最後は併入だったので、その時と比較するとあっさり交わされているのは気になるところです。

感覚のわりに馬体は維持できていますし、ルクソールカフェらしい走りができていましたが、個人的には武蔵野ステークスのときのほうが仕上がり良好に感じました。

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チャンピオンズカップ2025追い切り評価ランキング

評価馬名
シックスペンス
アウトレンジ
メイショウハリオ
ウィリアムバローズ
サンライズジパング
セラフィックコール
ダブルハートボンド
テンカジョウ
ナルカミ
ハギノアレグリアス
ペリエール
ヘリオス
ラムジェット
ルクソールカフェ
ウィルソンテソーロ
ペプチドナイル
 
E(測定不能) 
同評価内は50音順になります。

チャンピオンズカップ2025追い切り映像

チャンピオンズカップ2025の追い切り映像はJRA公式ホームページのこちらで無料公開されています。

YouTubeの動画で見たいという方は「JRA公式チャンネル」で12月5日(金曜)の17時に公開されるのでチェックしてみましょう。

チャンピオンズカップ2025の騎手予想

チャンピオンズカップ2025で買いたい騎手トップ3を公開しています。

チャンピオンズカップ2025の最終予想

チャンピオンズカップ2025の最終予想はこちらの記事で発表するので、合わせてお読みください。

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