【京成杯オータムH2024追い切り評価/全頭診断】上位人気の〝アノ馬〟にトップ評価「S」
京成杯オータムハンデキャップ2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では京成杯オータムハンデキャップの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。
9月4日の馬場状態
美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに稍重馬場でした。
坂路の1番時計はベストミーエヴァーの4F52秒0で、時計は出ていません。
ウッドは1番時計がレガレイラの6F78秒9で、表記以上に時計は出ていました。
栗東
この日の栗東は坂路、ウッドともに良馬場でした。
坂路の1番時計はストーンリッジの4F50秒3で馬場表記のわりには出ているほうですが、いい時期と比較すると時計はかかっています。
ウッドは1番時計がテンクウハットの6F78秒5です。美浦ウッド以上に時計が出ており、高速馬場でした。
京成杯オータムハンデキャップ2024追い切り評価/全頭診断コメント
京成杯オータムハンデキャップ2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。
評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。
(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)
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アスコリピチェーノ
アスコリピチェーノ 9月4日(水) 評価S | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(稍重) | 82.3 | 65.6 | 50.8 | 36.4 | 11.0 | 馬なり |
1週前 | 美浦南W(良) | 80.9 | 65.1 | 51.0 | 36.7 | 11.0 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(重) | 82.2 | 66.1 | 51.0 | 36.9 | 11.1 | 馬なり |
2歳女王のアスコリピチェーノは美浦のウッドチップコースでコスモヴィーコ(牡3、1勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と併せました。
元主戦の北村騎手が騎乗(レース当日はルメール騎手が騎乗)し、馬場の真ん中からコスモヴィーゴを1馬身半追走する形で強めに追い、4F53秒3-上がり1F12秒5の時計で併入しています。
1週前の28日は美浦ウッドで北村騎手騎乗の元、コスモヴィーゴともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行っています。
このときは馬場の真ん中から馬なりでコスモヴィーゴを6馬身追走し、6F80秒9-上がり1F11秒1の好時計で2馬身先着していました。
今回はまさかの京成杯オータムハンデキャップの参戦となりました。
前走から約4か月ぶりのレースで間隔をあけているものの、コーナーワークからこの馬らしい動きができています。
特に、直線に入って手前を替えてからの伸びはさすがで、差し馬らしい動きができていましたし、僚馬をあっさりかわして先着できているように、G1馬としての威光が感じられる追い切りができています。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)
最終追い切りも3頭併せでしたが、内から器用に立ち回って手前を替えつつ、残りじりじりと脚を伸ばしてあっさり併入していました。
2週続けて好時計を刻んでいますし、僚馬と比較しても高いレベルで脚を引き出すことができました。
休み明けですが馬体もしっかりしていますし動きも申し分ありません。追えばいつでも力を引き出すことができるでしょう。
3歳牝馬にしては重い55.5キロと未経験の中山コースでどこまでやれるか課題となりますが、追い切りは文句なしの出来栄えでした。
エアファンディタ
エアファンディタ 9月4日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 85.4 | 71.0 | 56.1 | 39.9 | 11.6 | 強め |
1週前 | 栗東CW(良) | 82.7 | 67.3 | 52.7 | 37.5 | 11.7 | 一杯 |
前走最終 | 栗東坂路(良) | 55.0 | 39.8 | 12.9 | 馬なり |
エアファンディアは栗東のウッドチップコースでサフィラ(牝3、3勝クラス)と併せました。
助手が騎乗して外ラチ沿いから僚馬より7~8馬身先行する形で強めに追い、6F85秒4-上がり1F11秒6の時計を記録しましたが2馬身半遅れています。
1週前の28日には栗東ウッドでハルフロンティア(牡2、新馬)と併せました。
このときも助手が騎乗して外ラチ沿いから僚馬を1馬身半追走する形で一杯に追い、6F82秒7-上がり1F11秒7の時計で同時併入しています。
1週前は一杯に追いましたが楽な手ごたえで追えています。
直線に入って手前を替える際、少しフォームを崩しましたがすぐに立て直してじりじり脚を伸ばし、併入まで持ち込みました。
瞬間的な加速力はありませんでしたが、長く脚を使って併入できており、終いの伸びは悪くありません。
ただ、一杯に追われた割に終い2F11秒9-1F11秒7で時計自体は目立っていませんでした。
最終追い切りも栗東ウッドで調整され、今回は強めに追われています。
今回は僚馬より先行する形で追い切りを行いましたが、早めに抜け出して手前を替えてからは少しもたつく場面がありました。
また、直線ではサフィラにあっさりかわされてしまっています。
サフィラが良血馬でなおかつ今回一杯に追われていたので致し方ない部分はありかもしれませんが、時計を見ても4F56秒1-1F11秒6なので特別目立った数値ではありませんでした。
動き自体は悪くありませんが、2週続けて負荷を掛けた割に手ごたえは軽いですし、G3ながら強敵がそろう今年の京成杯オータムハンデで上位争いは少し厳しいかもしれません。
エエヤン
エエヤン 9月4日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦坂路(稍重) | 52.3 | 37.5 | 12.2 | 一杯 | ||
前走最終 | 美浦坂路(良) | 52.4 | 38.4 | 12.4 | 馬なり |
今年のダービー卿チャレンジトロフィー(G3)で2着入りしたエエヤンは美浦坂路コースでアールバロン(牡6、3勝クラス)と併せました。
助手が騎乗して僚馬を5~6馬身追走する形で一杯に追い、4F52秒3-上がり1F12秒2の時計を出しましたが半馬身遅れています。
今回は約5か月ぶりのレースとなります。
中間追い切りは8月中旬に再開し、坂路で10本、ウッドで6本の時計を残していました。
どちらかというと坂路ベースで調整しています。
最終追い切りも坂路で調整しましたが、時計自体はこれまでで4番目に速い記録となっています。
道中少し頭を高くしてかかる場面もありました。
本線に入ってからは助手の指示通りに動くことができていますが、終いは2F12秒2-1F12秒2でキレのある動きではありません。
エエヤンは逃げ馬なので上がりはそこまで出さなくても問題ないかもしれませんが、休み明けということもあって大きな上積みは感じられませんでした。
及第点といったところです。
オーキッドロマンス
オーキッドロマンス 9月4日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(稍重) | 82.2 | 65.6 | 51.0 | 37.2 | 11.4 | 一杯 |
1週前 | 美浦南W(良) | 82.1 | 66.1 | 51.1 | 36.8 | 11.5 | 一杯 |
前走最終 | 美浦南W(重) | 82.4 | 67.3 | 52.2 | 37.5 | 11.8 | 馬なり |
前走のパラダイスステークス(L)を制したオーキッドロマンスは美浦のウッドチップコースでフロムナウオン(牡4、2勝クラス)と併せました。
主戦の内田騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を12馬身追走する形で一杯に追われて6F82秒2-上がり1F11秒4の時計を記録したものの、僚馬に1馬身遅れています。
1週前の28日にも美浦ウッドで内田騎手が騎乗し、フロムナウオンと併せています。
このときも馬場の外目から僚馬を6馬身追走する形で一杯に追われて6F82秒1-上がり1F11秒5の時計を記録しましたが半馬身遅れてしまいました。
今回は3か月ぶりのレースとなりますが、序盤から回転の速い脚さばきで追うことができています。
馬体もマイラーらしくなっていますし、直線で手前を替えてからも終い2F12秒1-1F11秒5で加速することができました。
少し頭は高い感じもしましたが、休み明けでも問題なく動けていたのは良かったです。
最終追い切りも引き続き一杯に追われています。
1週前と比較すると序盤からスピーディな動きを見せており、楽な手ごたえで直線入りしました。
手前替えする際、少し頭を振る場面もありましたが、騎乗した内田騎手が強く追ってしまい1F11秒4の時計を記録しています。
今回は併せたフロムナウオンに1馬身遅れてしまいましたが、12馬身後方から追走したことを考えると多少の遅れは問題ありません。
むしろ、2週続けて追ったことで前向きさも感じられましたし、この馬なりに良化の一途を辿っているように感じました。
カテドラル
カテドラル 9月4日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 53.0 | 38.5 | 12.3 | 末強め | ||
前走最終 | 栗東坂路(稍重) | 54.4 | 39.8 | 12.1 | 馬なり |
8歳のカテドラルは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで全体時計53秒0-上がり1F12秒3の時計で登坂しています。
今回は約1カ月半ぶりのレースとなります。
中間追い切りは8月下旬から再開し、坂路で10本の時計を記録していました。
最終追い切りもいつも通り坂路で調整されましたが、道中淡々とした動きを見せています。
ただし、馬なりということもあって時計は出しておらず、そこまで目立たない追い切りでした。
視線を前方に向けてブレない動きを見せていたものの、大きな上積みはなさそうで、近走凡走続きだったことを考えると、もう少し良化が伺える動きを見せても良かったと思います。
キタウイング
キタウイング 9月4日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(稍重) | 53.2 | 37.8 | 11.8 | 馬なり | ||
1週前 | 美浦南W(良) | 86.1 | 69.5 | 54.4 | 39.3 | 11.7 | 馬なり |
前走最終 | 函館ダート(重) | 54.3 | 40.5 | 12.3 | 馬なり |
凡走続きのキタウイングは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して外ラチ沿いから馬なりで立ち回り、4F53秒2-上がり1F11秒8の時計で走破しています。
1週前の28日は美浦ウッドでエバーハンティング(牝5、1勝クラス)と併せました。
このときも助手が騎乗して馬場の外目から僚馬を6馬身追走する形で馬なり追いを行い、6F86秒1-上がり1F11秒7で併入まで持ち込んでいます。
1週前は併せ馬の外目から追走しましたが、首を引きながらも前方に集中して動けています。
直線に入ってからは少し視線を前に向け、長く脚を伸ばして併入まで持ち込んでいました。
全体時計は目立ちませんが、終いは1F11秒7で加速しているように、この馬らしい差しの動きはできています。
最終追い切りは単走で調整されています。
早朝5時前の追い切りで視界が暗く、コーナーの動きは確認しづらいものの、直線ではきびきびと動けていました。
派手さはないものの、終いは加速していることから1週前に引き続き、自身の走りはできているでしょう。
ただ、今回の追い切りは2週続けて特別大きな上積みは感じられませんでした。
馬なりとはいえ時計も平凡でしたし、近走の凡走から脱却するにはもう少し良化が見られても良かったように感じます。
キャットファイト
キャットファイト 9月4日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(稍重) | 81.4 | 66.5 | 51.8 | 37.5 | 12.0 | 馬なり |
1週前 | 美浦南W(稍重) | 87.2 | 70.5 | 54.5 | 38.5 | 11.1 | 馬なり |
前走最終 | 美浦坂路(良) | 55.2 | 40.4 | 12.2 | 馬なり |
今年のアネモネステークス(L)を勝利したキャットファイトは美浦のウッドチップコースでアルパインハット(牝2、新馬)と併せました。
主戦の大野騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を6馬身追走し、6F81秒4-上がり1F12秒0の時計で3馬身先着しました。
1週前の29日にも美浦ウッドでガストリック(牡4、オープン)と併せ、このときは馬場の真ん中から馬なりで僚馬を3馬身追走し、6F87秒2-上がり1F11秒1の時計で同時併入しています。
前走桜花賞(G1)から約5か月ぶりのレースとなります。
中間追い切りを見てみると、首の使い方が少し甘い印象がありました。
ただ、直線でガストリックと並びかけてからは末脚を意識した走りができ、終い2F12秒5から1F11秒1で瞬発力を見せているのはよかったです。
最終追い切りも僚馬を置いて併せ馬を行いましたが、僚馬の外目から長く脚を引き上げて序盤から推進力のある動きができています。
1週前と比較すると首の使い方も良くなりましたし、直線ではじりじり脚の伸ばし、2F12秒1-1F12秒0と、地味ながら加速しつつ先着できました。
今回は中間で時計を記録していないものの、9月1日には坂路で4F54秒0の自己ベストを記録しているように、入念な調整を重ねて本番に向けて調整されています。
約5か月ぶりのレースですが1週前と最終追い切りでは後者のほうがいい動きを見せていたので良化も感じられました。
京成杯オータムハンデはキャットファイトにとって得意の中山コースですし、いい状態でレースに挑むことができそうです。
コラソンビート
コラソンビート 9月4日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦坂路(稍重) | 54.7 | 40.2 | 12.6 | 馬なり | ||
1週前 | 美浦南W(良) | 82.8 | 66.0 | 50.8 | 36.7 | 11.7 | 馬なり |
前走最終 | 栗東CW(良) | 79.2 | 63.9 | 50.6 | 36.7 | 11.6 | 馬なり |
重賞馬のコラソンビートは美浦の坂路コースでアウダース(牡2、未勝利)と併せました。
今回初コンビを組む丹内騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を7馬身追走して全体時計54秒7-上がり1F12秒6の自己ベストで半馬身先着しています。
1週前の28日には美浦のウッドチップコースで土曜日の紫苑ステークス(G2)に出走するクリスマスパレード(牝3、2勝クラス)と併せました。
このときは助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで僚馬を2馬身追走し、6F82秒8-上がり1F11秒7の時計で半馬身先着しています。
1週前の追い切りでは多数の馬が追い切りを行っている中で調整されましたが、序盤からきびきびとした動きができています。
直線に入ってから僚馬より先に立ってからは1頭だけペースを引き上げてゴールしました。
今回併せたクリスマスパレードは馬場の外目を回ったこともあり、実質的には単走に近い形となりましたが、一杯に追われたクリスマスパレードの追撃も退けて先着できているように、レースセンスの高さが伺えます。
全体時計はそこまで目立ちませんが、馬なりで終い2F11秒9-1F11秒7と長く脚を使えており、過去にG1で馬券に絡んだだけのポテンシャルの高さが感じられました。
最終追い切りは坂路に舞台を切り替え、併せ馬を置いて調整されました。
普段坂路追いはそこまで行いませんが、首の使い方も上手ですし、淡々とリズムに先に行かせた僚馬を捉えて先着しています。
楽な手ごたえで登坂できていますし、地味ながら自己ベストも更新できているのも良いでしょう。
今回は前走桜花賞(G1)以来、約5か月ぶりのレースとなりますが休み明けの反動もなさそうでした。
中山マイルというクセのあるコースがフィットするようでしたら力を引き出せるように感じます。
サンライズロナウド
サンライズロナウド 9月4日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 74.9 | 59.5 | 44.2 | 14.5 | 馬なり | |
前走最終 | 栗東CW(良) | 44.7 | 14.7 | 馬なり |
今年の阪急杯(G3)で3着入りしたサンライズロナウドは栗東ウッドチップコースでラレーヌデリス(牝4、2勝クラス)と併せ馬を行いました。
助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで僚馬を半馬身追走し、5F74秒9-上がり1F14秒5の時計を出しましたが僚馬に1馬身半遅れています。
前走関屋記念(G3)から3週間ぶりのレースとなり、中間はウッドが1本のみと、本数は少なめでした。
最終追い切り映像を見てみると、ほとんどキャンターといった動きで全く負荷を掛けていません。
僚馬を追走する形で行われていたとはいえ、騎手も馬自身も全く追っておらず、正直なところ判断は難しいです。
サンライズロナウドといったら今年の春はプール調教を中心に取り入れつつ、シルクロードステークスや阪急杯(どちらもG3)で上位入選していました。
今回はプール調教こそ行っていませんが、終始軽い調整ということでこの馬なりに順調に良化している可能性はあります。
良くも悪くも底を見せていませんが、馬体を見る限り毛ヅヤは良くて状態もよさそうですし、マイラーらしい体つくりなので、軽い調整でも力は引き出せるかもしれません。
ジューンオレンジ
ジューンオレンジ 9月4日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 52.9 | 37.1 | 12.2 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 53.1 | 38.0 | 11.9 | 馬なり |
牝馬のジューンオレンジは栗東坂路で単走を行いました。
レース当日も騎乗する富田騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計52秒9-上がり1F12秒2の時計で登坂しています。
前走マーメイドステークス(G3)以来、3か月弱ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは8月半ばから再開し、坂路で6本、ウッドで11本(すべてキャンター)の時計を記録しており、ウッドベースの調整が行われていました。
なお、映像はありませんが1週前の28日には栗東坂路で長谷川調教師自ら手綱を握り、一杯に追って4F52秒5-上がり1F12秒5で負荷を掛けています。
1週前に強く追ったため最終追い切りは馬なりで軽い調教でした。
馬場の外目から追走していましたが、本選で早めに右手前に切り替えてからはシャドーロールの影響もあって前方に集中しながら追うことができています。
大きなブレもありませんし、休み明けにしては馬体も太目感なく、状態を維持できていました。
終いの伸び2F11秒8-1F12秒2で減速しているのは休み明けの影響があるかもしれませんが、良くも悪くも前走から変わらない動きです。
理想は4着に入線した谷川岳ステークス(L)の時くらい時計を出せたらよかったのですが、現状でもそれなりに力は発揮できそうでした。
ショウナンマグマ
ショウナンマグマ 9月4日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(稍重) | 64.5 | 50.5 | 37.5 | 12.4 | 馬なり | |
前走最終 | 美浦南W(良) | 66.8 | 51.0 | 36.4 | 11.4 | 馬なり |
ショウナンマグマは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。
1年ぶりにコンビを組む吉田豊騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで5F64秒5-上がり1F12秒4の自己ベストタイ記録でゴールしています。
中間追い切りは坂路が1本、ウッドが5本となっています。
前走から2か月以上のレースなので本数は多くありませんが、28日にはウッドで強め、25日の坂路追いでも4F54秒1で時計を出していることから、一回の追い切りで時計を出していました。
最終追い切りは馬なりで現状の動きを確かめていますが、終始淡々とした動きでリズムよく追えています。
手前替えもスムーズでしたし終い1Fあたりで自らペースを引き上げて走破できたのは良かったです。
終い3F12秒7-2F12秒4-1F12秒4で速い段階から動いてトップスピードを維持することもできました。
1週前の追い切りでも確認できましたが、今回は3F目からペースアップして持続性のある動きを見せています。
これまでもこのような追い切りを行っていましたが、その中で今回は自己ベストを記録していることから調子は上がっているかもしれません。
派手な動きや時計ではありませんが、上がりを意識した追い切り成果が出ているのは良いですし、この積み重ねがレースでどのような結果を生み出すのか、注目したいです。
セルバーグ
セルバーグ 9月4日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 54.1 | 39.8 | 12.3 | 一杯 | ||
1週前 | 栗東CW(良) | 82.2 | 66.9 | 52.1 | 37.0 | 11.7 | 一杯 |
前走最終 | 栗東坂路(稍重) | 53.8 | 38.6 | 12.1 | 馬なり |
昨年の中京記念(G3)の勝ち馬セルバーグは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して強めに追い、全体時計54秒1-上がり1F12用3の時計で登坂しています。
1週前の28日には栗東ウッドで単走、一杯に追われました。
助手が騎乗し、馬場の外目から追って6F82秒2-上がり1F11秒7で走破しています。
前走から約1か月ぶりのレースでしたが終始一貫して軽い脚取りで無駄なく動けています。
コーナーワークで早めに手前を切り替えてからも無駄のない動きができており、終いは風の抵抗を極力なくすような動きができていました。
一杯に追われた割に時計は平凡ですが、動きは良かったですし負荷を掛ける意味でも中身のある調教ができています。
最終追い切りは坂路で強めに追いました。
馬場の外目から頭を少し下に向けながらの追走でしたが、後ろ脚の踏み込みも強いですし、機敏な動きができています。
強めに追われたわりに時計は出していませんが、馬体も締まっていましたしいい動きができていました。
時計面ではいい時期ほどの良化はないものの、この馬なりに仕上がりつつありました。
タイムトゥヘヴン
タイムトゥヘヴン 9月4日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(稍重) | 68.5 | 52.6 | 37.6 | 11.4 | 強め | |
1週前 | 美浦南W(稍重) | 84.6 | 68.0 | 52.8 | 38.0 | 11.3 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(良) | 84.4 | 67.6 | 53.0 | 38.0 | 11.6 | 馬なり |
タイムトゥヘヴンは美浦のウッドチップコースでコレクテイニア(牡4、1勝クラス)と併せました。
前走に引き続きコンビを組む柴田善臣騎手が騎乗し、馬場の外目から強めに追って僚馬を1馬身半追走し、5F68秒5-上がり1F11秒4の時計で3馬身先着しています。
1週前の29日は美浦ウッドで単走を行いました。
このときは上野翔騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで6F84秒6-上がり1F11秒3で鋭く伸びています。
1週前追い切りはコーナーでは脚取りを意識しながらの動きを見せつつも、淡々と動けています。
直線に入ってからはじりじりと脚を伸ばし、終い1F11秒3の好時計で走破していました。
もともとタイムトゥヘヴンは終い重視の動きができる馬なので11秒3の時計はこの馬からしたら標準的なものです。
馬なりとはいえ全体時計もそこまで目立たずなので、できることなら最終追い切りで良化してほしいところです。
その最終追い切りは併せ馬を置き、柴田騎手が騎乗して行いより実践的な調整となりました。
1週前と比較すると首の使い方は良くなり、推進力のある動きができています。
手前を替えてからもじりじりと脚を引き上げて先着し、得意の末脚を引き出すことができました。
ただ、5F68秒5は1週前の5F68秒0よりも遅く、強く追った割に目立ちません。
動き自体は悪くありませんが、時計面でみるとそこまでの良化が感じられませんでした。
近走凡走続きであることからも、ここで一変してほしいところでしたが、中間、最終追い切りともに大きな上積みが見られなかったです。
ディオ
ディオ 9月4日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 54.4 | 39.5 | 12.0 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東坂路(良) | 53.9 | 39.0 | 12.4 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 54.1 | 38.8 | 12.3 | 馬なり |
サマーマイルレースで2着が2回のディオは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで4F54秒4-上がり1F12秒0の時計で登坂しています。
1週前の28日も栗東坂路で調教を行いましたが、このときはロードリレーション(牡3、1勝クラス)と併せました。
助手が騎乗して馬なりで僚馬を3馬身半追走し、4F53秒9-上がり1F12秒4でクビ差先着しています。
1週前追い切りは僚馬と少し離れた位置から並走していましたが、少し首を大きく動かしながらも回転の速い脚さばきで登坂しています。
終いも2F12秒7-1F12秒4でじりじりと伸びて先着しているように、馬なりでも追うことができていたのは良かったです。
最終追い切りは単走で行いました。
少し首が左右に振る場面があり、頭の使い方は良くありません。
しかし、四肢の動きは良かったですし、馬体もマイラーらしく筋肉量が発達していて好調はキープできていました。
前走関屋記念(G3)の最終追い切りとほとんど差のない出来だと思いますし、引き続き好状態でレースに臨むことができるでしょう。
ディスペランツァ
ディスペランツァ 9月4日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 54.7 | 40.1 | 13.4 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 56.6 | 41.5 | 13.4 | 馬なり |
今年のアーリントンカップ(G3)を制したディスペランツァは栗東坂路でウィズユアドリーム(牡4、3勝クラス)と併せました。
助手が騎乗して僚馬を3馬身半追走する形で馬なり追いを行い、全体時計54秒7-上がり1F13秒4の時計でアタマ差先着しています。
前走の関屋記念から中3週でレースに挑みますが、中間は坂路で9本、ウッドで1本の時計が確認でき、坂路ベースの調整が行われていました。
なお、映像はありませんが31日には栗東坂路でケイアイアニラ(牡4、3勝クラス)と併せて一杯に追い4F51秒6-上がり1F12秒0の時計で負荷を掛けています。
1週前の負荷を掛けたため、最終追い切りは軽めの調整でした。
僚馬の左から追い切りを開始しましたが、シャドーロールの影響もあって前方を意識しながら追走することができています。
最後の最後で少し前で先行していた僚馬をかわして先着しているように、この馬らしい差しの動きはできています。
時計は全く出していませんが、1週前に一杯に追って自己5番目に速い時計を記録しているように、追えば動けるでしょう。
また、好走したアーリントンカップ(G3)でも最終追い切りでは全く時計を出さずに勝利していることから、現状時計がなくても問題なさそうです。
この馬らしい力強い動きはできていたので、急坂でパワーが求められる中山コースとフィットすればベストを尽くせそうです。
ドルチェモア
ドルチェモア 9月4日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 53.3 | 38.5 | 12.2 | 末強め | ||
前走最終 | 美浦南W(稍重) | 84.2 | 67.2 | 52.5 | 37.8 | 11.8 | 馬なり |
復活の兆しをつかみたいドルチェモアは栗東坂路で単走を行いました。
今回初コンビを組む北村友一騎手が追い切りに騎乗し、末強めに追って全体時計53秒3-上がり1F12秒2の時計で登坂しました。
中間追い切りは8月中旬から再開し、坂路で14本の時計を記録しています。
なお、映像はありませんが28日には栗東坂路で単走、強めに追われて4F54秒2-上がり1F12秒7の時計を残していました。
最終追い切りも引き続き末強めに追いました。
馬場の外目からリズムよく追うことができ、ピッチを活かした動きで追えています。
終いも2F12秒6-1F12秒2で加速しながら登坂できました。
ただ、いい時期と比較するとそこまで全体時計は目立ちません。
近走惨敗が続いているので大きな上積みに期待したいところでしたが、28日の追い切りもそこまで時計は出していないことから、かつての調子はまだまだ取り戻せていない感じがします。
動き自体は悪くなかったものの、現状の動きでは強いメンバーがそろう今回、上位争いは容易ではないでしょう。
本音を言うなら大きな良化があってほしかったです。
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京成杯オータムハンデキャップ2024追い切り評価ランキング
評価 | 馬名 |
S | アスコリピチェーノ |
A | キャットファイト コラソンビート ディオ ディスペランツァ |
B | エエヤン オーキッドロマンス サンライズロナウド ジューンオレンジ ショウナンマグマ セルバーグ |
C | エアファンディタ カテドラル キタウイング タイムトゥヘヴン ドルチェモア |
D | |
E(測定不能) |
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