【高松宮記念2025追い切り評価／全頭診断】ナムラクレアを上回る最高評価「Ｓ」はこの3頭！

高松宮記念2025追い切り評価／全頭診断になります。
当記事では高松宮記念の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

高松宮記念2025追い切り評価／全頭診断コメント

高松宮記念2025の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からＳ→Ａ→Ｂ→Ｃ→Ｄ→Ｅ(測定不能)の6段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

ウイングレイテスト

ウイングレイテスト　3月26日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	美浦南W(良)		66.7	50.4	35.9	10.8	馬なり
1週前	美浦南W(重)		70.8	54.7	38.8	11.3	馬なり
前走最終	美浦南W(良)	82.5	65.9	51.1	36.8	11.3	馬なり

昨年から短距離路線にシフトしているウイングレイテストは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

主戦の松岡騎手が追い切りに騎乗し、馬場の内目から馬なりで5F66秒7-上がり1F10秒8の時計で末脚を伸ばしています。

1週前の20日にも松岡騎手騎乗の元、美浦ウッドで単走を行っており、このときは外ラチ沿いから馬なりで5F70秒8-上がり1F11秒3の時計でまとめていました。

1週前は重馬場のウッドコースでしたが、外ラチ沿いから軽快な動きを見せていました。

全体時計は目立ちませんが、脚さばきは軽かったですし、手前替えもスムーズ、それでいていつものように自ら末脚を伸ばして加速ラップでまとめているように、状態も良好そうです。

最終追い切りもウッドで単走、ここは内目から立ち回りましたが、1週前同様前脚を器用に動かしながら軽い足取りでまとめています。

直線では何度か手前を替えていますが、終い2F11秒6-1F10秒8の時計でまとめることができました。

ウイングレイテストはいつもウッドで終いの脚を伸ばすタイプの馬でしたが、中間、最終追い切りともにいつも通りの走りができているのは好感が持てます。

立ち回りも器用でしたし、順調に良化しているでしょう。

エイシンフェンサー

エイシンフェンサー　3月26日(水)　評価Ｃ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			53.1	38.6	12.1	馬なり
1週前	栗東CW(重)	⑦98.4	66.9	52.1	37.2	11.3	直強め
前走最終	栗東坂路(良)			53.2	38.1	12.2	馬なり

前走シルクロードステークス(G3)で嬉しい重賞初制覇を成し遂げたエイシンフェンサーは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで全体時計53秒1-上がり1F12秒1の時計で軽くまとめています。

1週前の20日は栗東のウッドチップコースでスズカミエール(牝4、1勝クラス)と併せました。

このときは主戦の川又騎手が追い切りに騎乗し、外目から僚馬を3馬身追走する形で直線強めに追い、7F98秒4-6F81秒8-上がり1F11秒3の時計で僚馬に半馬身先着しています。
※僚馬(りょうば)：同じ厩舎に所属する馬のこと

僚馬の後ろから立ち回りましたが、道中少し頭の動きがぎこちなく、ややハミ受けが悪そうな感じがしました。
※ハミ受け：競走馬がジョッキーの手綱からの支持を受け入れてくれる状態のこと

直線に入ってからも少し頭がカクンとする場面がありましたし、直線強めに追っても最後はスズカミエールが接近しているため、使える脚は長くなかったです。

終いは差し馬らしく終い2F11秒7-1F11秒3の加速ラップでまとめていますが、少し余計な動きが多く、やや物足りない内容でした。最終追い切りまでの良化に期待したいです。

最終追い切りは坂路で馬なり調整を行いましたが、脚取りは力強さが感じるものの、ここでも頭がやや高くて少し操縦性が難しい印象を受けました。

2週続けて追い切りを確認しましたが、どちらもすこし掛かり気味で、あまり良く見えませんでした。

オフトレイル

オフトレイル　3月26日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			53.0	38.0	12.2	馬なり
前走最終	栗東坂路(良)			53.6	38.7	12.3	末強め

昨年のスワンステークスと阪神カップ(どちらもG2)で馬券に絡んだオフトレイルは栗東坂路で単走を行いました。

主戦になりつつある菱田騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで4F53秒0-上がり1F12秒2の時計でまとめています。

前走のオーシャンステークス(G3)から中3週で間隔は空いておらず、中間追い切りは坂路で軽めの追い切りを9本行っていました。

最終追い切りも坂路で馬なりの調整を行いましたが、少し頭は右を向いていてあまり集中力はなさそうです。

ただ、脚取りは確かなので、四肢はしっかりしてそうです。

時計も目立ちませんが、オフトレイルはもともと坂路で時計を出すタイプではないため、この点は問題ないでしょう。

これでも好走したスワンステークスや阪神カップの時より全体時計は出しているので、オフトレイルなりに状態は良いかもしれません。

カンチェンジュンガ

カンチェンジュンガ　3月26日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			49.8	36.9	12.7	馬なり
1週前	栗東坂路(重)			50.4	36.7	12.3	一杯
前走最終	栗東坂路(良)			51.2	37.4	12.1	馬なり

阪急杯(G3)を勝利したカンチェンジュンガは栗東坂路でマーチステークス(G3)に出走するヴァンヤール(牡7、オープン)と2頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬なりで僚馬を2馬身追走し、4F49秒8-上がり1F12秒7の時計で僚馬に4馬身先着しています。

1週前の19日も加藤騎手騎乗の元、坂路で単走、一杯に追われて4F50秒4-上がり1F12秒3の時計を記録していました。

雪がちらつく中、一杯に追われましたが多少モタれる箇所はあったものの、気合の乗った追い切りを見せていました。

ただ、一杯に追った割に力強い脚質ではなかったのは気になるところで少し気合乗りは足りない感じがします。

3Fからペースを引き上げていたとはいえ、終いも3F12秒8-2F11秒6-1F12秒3の減速ラップでした。

もっとも、負荷はかかっているはずなので、最終追い切りまでにどこまで良化するのか注目したいです。

最終追い切りはオープン馬のヴァンヤールを追走する形で追い切りを行いました。

このときは馬なりでしたが、4F目から飛ばしており、1F当たりのラップは4F12秒9-3D12秒2-2F12秒-01F12秒7でした。

序盤から飛ばした影響もあるのか、本線に入ってからは少し首の動きがオーバーだったものの、一杯に追われたヴァンヤールをあっさり交わして4馬身差で先着できているのは悪くありません。

ただ、道中頭の使い方がオーバーでしたし、スタートから飛ばした調教というのは例を見ないため、この追い切りがどのような結果になるのか分かりません。

全体時計49秒8は優秀ですが、カンチェンジュンガはどちらかというと坂路で時計を出すタイプですし、これより速い時計を残したこともあります。

判断が難しいところですが、道中頭の使い方を見る限り、正しい走法はもう少し程遠いような印象を受けました。

ここは及第点までとします。

キタノエクスプレス

キタノエクスプレス　3月26日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			51.6	37.6	11.9	馬なり
1週前	栗東坂路(重)			52.6	38.2	11.9	末強め
前走最終	栗東坂路(良)			54.6	39.3	12.1	馬なり

前走北九州短距離ステークス(OP)を勝利したキタノエクスプレスは栗東坂路で単走を行いました。

コンビ結成が決まった国分恭介騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで4F51秒6-上がり1F11秒9の時計でまとめています。

1週前の20日にも栗東坂路で国分恭介騎手騎乗の元、単走を行っており、このときは末強めで4F52秒6-上がり1F11秒9の時計で負荷を掛けています。

馬場の真ん中からの追い切りでしたが、両前脚の幅を極力縮めながら、まるで一本の線の上を走るように綺麗なフォームで追えています。

中盤以降は末強めに追われたこともあってペースも引きあがりましたし、後ろ脚のキックバックを見ても力強く登坂できています。

時計はそこまで目立ちませんが、この日の坂路は重馬場で時計はかかっていましたし、多少モタれもありましたが、綺麗なフォームでまとめることができたのは好感が持てました。

1週前に負荷を掛けたので最終追い切りは軽めでしたが、1週前に気合が入った影響もあって力強く追えていますし、全体時計51秒6も時計がかかっていたとはいえ、末強めに追われた1週前より良くなっています。

終盤は斜行する場面があったので、安定した走りを維持するのは苦手なのかもしれませんが、それでも2週続けて良い動きを見せていました。

重賞未勝利馬ということで人気しないと思いますが、追い切りを見る限り、気配が伺えました。良いでしょう。

サトノレーヴ

サトノレーヴ　3月26日(水)　評価Ｓ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	美浦南W(良)			49.8	35.0	10.7	馬なり
1週前	美浦南W(重)	81.5	65.0	50.1	35.7	11.3	馬なり
前走最終	海外出走

昨年夏に実績を積んだサトノレーヴは美浦のウッドチップコースにおいて、昨年のアメリカジョッキークラブカップ(G2)を制し、前日行われる日経賞(G2)に出走するチャックネイト(セ7、オープン)と2頭併せを行っています。

今週から短期免許で騎乗するモレイラ騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を4馬身追走し、4F49秒8-上がり1F10秒7の時計で僚馬に半馬身先着しました。

1週前の20日にも美浦ウッドで追い切りを行い、このときはチャックネイトとカフェファラオの全弟であるルクソールカフェ(牡3、オープン)と3頭併せを行いました。

ここでは佐々木騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりでチャックネイトを2馬身半追走し、6F81秒5-上がり1F11秒3の時計でチャックネイトに2馬身先着しています。

3頭併せの際内から立ち回りましたが、馬なりでも活気ある脚色でコーナーを周回しています。

直線入りの時点で先頭に立ち、手前を替えてからもじりじり脚を伸ばして終いは3F12秒9-2F12秒5-1F11秒3の加速ラップでまとめることができました。

併せたチャックネイトは重賞馬で、しかも強めの追い切りでしたが全く寄せ付けずに先着しているようのも良いですし、全体時計81秒5も良いですね。

海外帰りの反動もなさそうですし、最終追い切りでどれだけやれるか注目したいです。

最終追い切りは2頭併せでここも内目から立ち回りましたが、少し舌を出しながらもきびきびした足取りでスムーズに立ち回り、直線では強めの追われたチャックネイトがじりじり詰め寄るも、最後まで先を譲らず先頭で押し切りました。

4F追いに加えて併せ馬だったの時計が出やすい条件でしたが、それでも終い2F11秒3-1F10秒7は非常に優秀です。

最後まで併せ馬の接近を退けて先着していることから勝負強さも感じられましたし、好仕上がりといえるでしょう。

スズハローム

スズハローム　3月26日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			52.9	38.2	11.8	馬なり
前走最終	栗東坂路(良)			53.9	39.3	12.5	馬なり

スズハロームは栗東坂路でムーンスカイ(牡5、1勝クラス)と併せました。

今回初コンビを組む佐々木騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を3馬身追走して4F52秒9-上がり1F11秒8の時計で僚馬に3馬身先着しています。

中間追い切りは坂路でキャンターを6本、ウッドで2本記録していました。

このうち、映像はありませんが、1週前の20日は栗東ウッドでイリバーレ(牡3、未勝利)と併せました。

このときは障害騎手の黒岩騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬より7～8馬身先行する形で一杯に追われ、7F95秒2-6F79秒5-上がり1F11秒4の自己ベストで3馬身半先着しています。

1週前に負荷を掛けたため、最終追い切りは坂路で軽めの調整でしたが、少しもたれる箇所はあったものの、右手前でじりじりムーンスカイに詰め寄り、中盤で手前を替えてからもペースを引き上げて終い2F12秒0-1F11秒8の時計でまとめることができました。

併せたムーンスカイは1勝クラスの馬でしたが、それでも一杯に追われた相手を楽に交わして着差を付けて先着しているのは良さそうです。

坂路で時計を出さないスズハロームにしては、全体時計52秒9も悪くありませんし、動きを見ても元気いっぱいで状態も良いでしょう。

この馬なりの良化は感じられました。

トゥラヴェスーラ

トゥラヴェスーラ　3月26日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			54.1	38.7	12.1	馬なり
1週前	栗東坂路(重)			52.2	37.5	12.7	末強め
前走最終	栗東坂路(良)			55.7	38.7	12.0	馬なり

最年長のトゥラヴェスーラは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで全体時計54秒1-上がり1F12秒1の時計でまとめています。

1週前の19日も栗東坂路で単走を行い、今回久々に手綱を握る丸山騎手を背に、末強めで追われて全体時計52秒2-上がり1F12秒7の時計で登坂していました。

多少のモタれはありましたが、10歳馬とは思えないほどリズミカルな脚さばきで動けているのはキャリアの賜物でしょう。

ただ、末強めに追われた割に終いは減速しています。

もっとも1週前追い切りでは終い3F目から時計を出し始め、終い3F12秒9-2F11秒9-1F12秒7も影響したと思われます。

最後は脚の回転も落ちているので、できることなら持続ある脚色を見せて欲しかったところですが、道中は回転の速い脚さばきで動けていますし、負荷も掛かったことでしょう。

最終追い切りに良化に期待したいです。

その最終追い切りは坂路で単走でした。

本線に入る際、少し斜行しましたが、足取りは確かですし、終いに向けてじりじり脚を伸ばしているのも感じられます。

地味ですが、最後は終い2F12秒2-1F12秒1でスピードを維持できていますし、年齢以上の走りができていました。

状態は良さそうですし、高松宮記念は得意な舞台なので油断ならない1頭だと思います。

トウシンマカオ

トウシンマカオ　3月26日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	美浦南W(良)	80.5	64.3	50.2	35.9	11.0	馬なり
1週前	美浦南W(不良)	82.2	65.7	50.9	37.1	11.5	強め
前走最終	海外出走

重賞4勝馬のトウシンマカオは美浦のウッドチップコースでメイショウヨゾラ(牝4、2勝クラス)と併せました。

今回コンビを組む横山武史騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を3馬身追走し、6F80秒5-上がり1F11秒0の自己ベストで僚馬に半馬身先着しています。

1週前の19日は美浦ウッドでジュンアサヒソラ(牡3、1勝クラス)と併せました。

このときも横山武史騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を2馬身追走する形で強めに追われて6F82秒2-上がり1F11秒5の時計で僚馬に4馬身先着しています。

道中少し頭は高いですが、不良馬場を全く感じさせないようにな跳びのある動きで追えています。

少し前脚の使い方は固い感じもしましたが、直線に入ってしばらくするとペースをグンと引き上げ、最後は終い2F12秒2-1F1F11秒5の時計で加速しました。

この日の美浦ウッドは雪の影響もあってかなり時計がかかりましたが、その中でこれだけの動きができたのは見事です。

もう少し身体が柔らかくなり、落ち着きのある動きができればさらに良いでしょう。

最終追い切りも美浦ウッドで併せ馬を置いて調整しましたが、このときは馬なりでした。

軽めの調教で少し頭が上がろうとする場面もありましたが、相変わらず推進力ある動きでコーナーを周回しています。

前脚も少し高いですが、それでも終い1F11秒0は見事です。

さらなる良化にも期待できそうでしたが、現状でも高いレベルの走りを見せていましたし、馬なりで自己ベストを記録できたのも良いでしょう。

2週続けて横山武史騎手が追い切りに騎乗したのも好感が持てますし、好走に期待したいです。

ドロップオブライト

ドロップオブライト　3月26日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			54.0	38.8	12.0	馬なり
1週前	栗東坂路(重)			50.3	36.0	12.2	強め
前走最終	栗東坂路(良)			56.2	39.7	12.0	馬なり

昨年のCBC賞(G3)を勝利したドロップオブライトは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗し、馬なりで全体時計54秒0-上がり1F12秒0の時計で軽くまとめています。

1週前の20日も栗東坂路で単走を行いました。

CBC賞に続いてコンビを組む幸騎手が追い切りに騎乗し、強めに追われて全体時計50秒3-上がり1F12秒2の自己ベストタイで強く負荷を掛けています。

馬場の真ん中から追い切りを行いましたが、頭の使い方を見ると少し前に行きたい素振りが見られます。

しかしながら、道中回転の速い脚さばきで動けていますし、元気がありました。

終い3Fからペースを引き上げたこともあり、終いは減速ラップでしたが、きびきびと動けているのは良いですし、この一追いでさらなる良化に期待したいです。

最終追い切りも坂路で軽い調整でした。

外ラチ沿いから引き続き速い脚さばきで追うことができています。

多少寄れる場面はあったものの、ペースを落とすことなく最後まで脚を伸ばすことができました。

最終追い切りは馬なりでしたが強めに追われた1週前と変わらぬ動きができているのは良化している証拠でしょう。

良馬場でも重馬場でもやれている馬ですが、追い切りを見る限り脚取り軽快だったので、軽い馬場で見てみたいです。

ナムラクレア

ナムラクレア　3月26日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			52.8	37.4	11.7	馬なり
1週前	栗東坂路(重)			51.5	37.3	12.1	馬なり
前走最終	栗東坂路(良)			51.4	36.7	12.1	馬なり

実績豊富ながら、いまだG1に届いていないナムラクレアは栗東坂路で単走を行いました。

長谷川調教師自ら指揮を執って馬なりで全体時計52秒8-上がり1F11秒7の時計でまとめました。

1週前は栗東坂路で半弟のナムラアトム(牡4、3勝クラス)と併せました。

前走に引き続きコンビを組むルメール騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を3馬身半追走して全体時計51秒5-上がり1F12秒1の時計で1馬身先着しています。

雪がパラつく中での追い切りでしたが、馬具の効果もあって高い集中力で追うことができています。

久々ですが馬体も充実していますし、脚さばきを見ても無駄がありません。

要所でナムラアトムを突き放して先着している点も差し馬らしいセンスが満ち溢れていました。

久々でも動けていますし、重馬場を苦にせず出し切りたい場面で動けているのも良いでしょう。

最終追い切りは長谷川調教師とともに折り合いを確認していました。

1週前と比較すると時計は出していませんし、序盤に大きなカーブを描くように斜行した点は気になりますが、その後は相変わらずきびきびとした脚取りで追えています。

馬体も短距離馬らしく筋肉量が豊富ですし、ナムラクレアらしい動きは健在です。

何よりも1週前の内容が良かったので、3度目の正直、G1レース制覇へ準備は整ったのではないでしょうか。

バルサムノート

バルサムノート　3月26日(水)　評価Ｃ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			53.1	38.5	11.9	馬なり
前走最終	栗東坂路(良)			54.6	39.2	11.9	馬なり

バルサムノートは栗東坂路で単走を行いました。

レースで騎乗することが決まった亀田騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計53秒1-上がり1F11秒9の時計でまとめています。

前走から約2か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは3月20日から再開し、坂路で7本、ウッドで1本でした。急ピッチで仕上げています。

最終追い切りは坂路で軽めの調整でしたが、終始一貫して落ち着きのない動きでした。

頭の動きも安定していませんし、抑えるかのような追い切りで折り合いも付けられていません。

四肢の動きは悪くないですが、気性の荒さが露骨に表れていましたし、状態が良いかというと難しいところです。

急な仕上げも影響していたのかもしれません。あまり良い出来栄えではありませんでした。

ビッグシーザー

ビッグシーザー　3月26日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			51.3	37.0	12.7	馬なり
1週前	栗東坂路(重)			51.7	36.8	12.2	末一杯
前走最終	栗東坂路(良)			52.6	37.5	12.1	馬なり

昨年の京阪杯(G3)を勝利したビッグシーザーは栗東坂路でヴィンテージボンド(牡6、3勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬なりで僚馬を3馬身追走し、全体時計51秒3-上がり1F12秒7の時計で僚馬に1馬身半先着しています。

1週前の19日も栗東坂路でヴィンテージボンドと併せており、このときはレースで騎乗する北村友一騎手を背に、僚馬を半馬身追走する形で末一杯に追って全体時計51秒7-上がり1F12秒2の時計で僚馬に2馬身半先着しています。

京阪杯以来のレースですが、道中は小刻みに脚を使ってまとめており、最後も僚馬を突き放して先着しました。

前走から約4か月ぶりのレースでしたが、もともとシルクロードステークス(G3)にも出走予定だった(ハンデを考慮して取消)だけあり、馬体も太さはありません。

終いは3F12秒8-2F11秒8-1F12秒2の減速ラップでしたが、早めにペースを上げたものですし、負荷はかかったことでしょう。

最終追い切りもヴィンテージボンドと坂路で2頭併せを行いました。

ここは馬なりの追い切りでしたが、1週前同様安定した脚取りでまとめています。

終いは減速ラップでしたが、ここも1週前と同じく3Fからペースを引き上げているのである程度は仕方ないかもしれません。

動き自体は悪くないですし、現状でも調子は良さそうでした。

ペアポルックス

ペアポルックス　3月26日(水)　評価Ｓ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			52.9	37.8	11.6	馬なり
1週前	栗東CW(重)	86.2	69.3	53.1	37.1	11.0	直強め
前走最終	栗東坂路(良)			51.6	36.6	11.8	馬なり

前走のシルクロードステークス(G3)で2着入りしたペアポルックスは栗東坂路で単走を行いました。

荻野琢磨騎手が追い切りに騎乗(レースでは岩田康成騎手が騎乗)し、馬なりで4F52秒9-上がり1F11秒6の時計でまとめています。

1週前の20日は栗東ウッドで単走を行い、このときも荻野琢磨騎手が騎乗して馬場の外目から直線強めに、6F86秒2-上がり1F11秒0の時計でまとめました。

前走オーシャンステークス(G3)から中3週となりますが、少し視線を下に向けながらも活気ある動きを見せています。

直線に入ってしばらくすると、前脚を伸ばしながら軽快に追えていますし、状態も良いでしょう。

少し小柄な印象もありますが、動き自体はハキハキしていて良かったです。

最終追い切りは坂路で軽い調整でしたが、ここも俯き加減で追い切りを行いました。

しかしながら、ピッチの利いた走りを終始貫いていましたし、馬なりでも脚さばきは軽快です。

最後まで脚色落とさずまとめているのは好印象でした。

現在の中京の馬場が合うかどうかは分かりませんが、追い切り自体はとても良かったです。

今週からBコースに切り替わるので、できることならパンパンに乾いた良馬場を望みたいです。

マッドクール

マッドクール　3月26日(水)　評価Ｓ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			55.0	38.8	11.7	馬なり
1週前	栗東CW(重)	78.9	64.1	50.0	35.5	11.1	一杯
前走最終	栗東坂路(良)			51.9	37.4	12.0	馬なり

昨年の高松宮記念を勝利したマッドクールは栗東坂路で単走を行いました。

昨年に引き続きコンビを組む坂井騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで4F55秒0-上がり1F11秒7の時計で軽めにまとめました。

1週前の19日は栗東ウッドで単走を行っており、このときも酒井騎手が騎乗して馬場の外目から一杯に追い、6F78秒9-上がり1F11秒1の自己ベストで走破しています。

雪が降る中の追い切りでしたが、少し首を低い位置に置きながら、コーナーワークではきびきびと動けています。

直線に入って坂井騎手が手を動かしてからはそれに応えるように、脚取り強くまとめ、終いは2F11秒0－1F11秒1でまとめることができました。

久々でも要所の反応は良かったですし、競馬センスある動きができています。

最終追い切りは坂路で軽めの調整でした。

1週前に時計を出したのでここはサクッと流す程度でしたが、多少寄れる場面はあるものの、一定のリズムで動き、最後は自ら脚を引き上げて加速ラップでまとめています。

いつも通りのマッドクールらしい動きでしたし、その中でも終いは脚を伸ばしてまとめていることから、状態は良さそうでした。

なお、1週前にウッドで一杯⇒最終追い切りは坂路で軽い調整というローテーションは昨年の高松宮記念と同じ内容です。

その中で、昨年の1週前追い切りが馬場の外目から一杯に追って6F80秒8-上がり1F11秒1だったので今回の1週前追い切りのほうが時計は優秀でした。

最終追い切りは昨年の高松宮記念が4F54秒2-1F11秒7なので、今回の方が全体時計は劣るものの、1週前追い切りが好内容だったので昨年と遜色ない出来栄えではないでしょうか。

2週続けて坂井騎手が騎乗したのも良いですし、連覇にも期待したいです。

ママコチャ

ママコチャ　3月26日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			53.2	38.8	12.1	末強め
1週前	栗東坂路(重)			54.2	38.9	12.4	末強め
前走最終	栗東坂路(良)			52.9	38.4	12.3	馬なり

一昨年のスプリンターズステークス(G3)の勝ち馬であるママコチャは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して末強めに追い、全体時計53秒2-上がり1F12秒1の時計でまとめています。

1週前の19日も栗東坂路で単走を行い、ここでも助手騎乗の元末強めに追われて4F54秒2-上がり1F12秒4の時計で負荷を掛けていました。

雪が降る中の追い切りでしたが、序盤から中盤にかけては掛かりながらの登坂で落ち着きがありません。

中盤以降、末強めに追い始めてからはまともになりましたが、それまでの動きがいまいちです。

前脚の使い方もあまり良くないですし、ここで強く追ったことで最終追い切りまでにどこまで良化するかがカギとなりそうです。

最終追い切りも1週前同様末強めでしたが、ここも掛かりながらの登坂でした。

脚取りに関しては多少マシにはなっていると思いますが、あまり見栄えする内容ではありません。

及第点までとします。

モズメイメイ

モズメイメイ　3月26日(水)　評価Ｃ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			51.7	37.2	12.1	馬なり
前走最終	栗東坂路(良)			51.6	37.3	12.3	馬なり

モズメイメイは栗東坂路で単走を行いました。

前走に引き続きコンビを組む松若騎手が騎乗し、馬なりで4F51秒7-上がり1F12秒1の時計で登坂しました。

中間追い切りは2月末から再開し、坂路で8本、ウッドでキャンターを6本行っています。

なお、映像はありませんが1週前の19日も栗東坂路で松若騎手が騎乗し、末強めに追って4F50秒3-上がり1F12秒4の時計を記録していました。

最終追い切りは単走で行いましたが、道中舌を出しながらの追い切りで、少し集中力は欠いている可能性があります。

前脚も固いですし、中間で乗り込んだ割にあまり良化は見られませんでした。

近走調子を落としているのか、凡走が続いていますが、今回の最終追い切りを見ても良化には程遠い内容でした。

ルガル

ルガル　3月26日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			52.0	37.5	11.8	馬なり
1週前	栗東坂路(重)			50.5	36.7	11.8	一杯
前走最終	海外出走

昨年のスプリンターズステークス(G1)を制したルガルは栗東坂路で単走を行いました。

主戦の西村騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで4F52秒0-上がり1F11秒8の時計で登坂しています。

1週前の19日も栗東坂路で追い切りを行い、このときはカナウ(牡5、2勝クラス)と併せました。

ここでも西村騎手が騎乗し、僚馬を1馬身半追走する形で一杯に追い、4F50秒5-上がり1F11秒8の時計でカナウに半馬身先着しています。

中盤までは僚馬の真後ろで脚を溜めつつ、要所で交わして差す競馬を行っていますが、海外帰り緒戦でも素早い脚さばきで動けていますし、僚馬を交わしてからも終い2F11秒9-1F11秒8で持続力のある脚を見せました。

全体時計50秒5は自己3番目に速い時計ですし、一杯に追われたとはいえ好時計を記録できたのは良かったです。

休み明けでもしっかり動けていますし、最終追い切りまでにさらなる良化に期待したいです。

最終追い切りは坂路で軽い調整でした。

少し頭が不安定な感じはするものの、脚さばき自体は悪くなく、中盤以降は頭の使い方も良くなって最後まで加速できました。

1週前と比較すると少し安定感は欠けていましたが、それでも踏み込みに力は感じられますし、終盤は落ち着きを取り戻しつつ、最後伸びているのは良いですね。

海外帰り緒戦となりますが、末脚を活かした走りは健在でしたので、ここでも力を引き出せるのではないでしょうか。

昨年は10着に敗れてしまいましたが、巻き返しに期待できそうです。

高松宮記念2025追い切り評価ランキング

評価	馬名
Ｓ	サトノレーヴ ペアポルックス マッドクール
Ａ	ウイングレイテスト キタノエクスプレス トウシンマカオ ドロップオブライト ナムラクレア ルガル
Ｂ	オフトレイル カンチェンジュンガ スズハローム トゥラヴェスーラ ビッグシーザー ママコチャ
Ｃ	エイシンフェンサー バルサムノート モズメイメイ
Ｄ
Ｅ(測定不能)

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