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【皐月賞2022予想】注目の本命馬3頭・穴馬2頭

皐月賞2022

皐月賞2022の本命馬3頭、穴馬2頭を公開しています!
コースの特徴や競走馬の血統、過去10年のデータから予想していきます。

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皐月賞2022の概要

皐月賞は中山競馬場の芝2,000mで開催される中距離レースです。

伝統あるクラシックレースの第一戦として知名度の高い皐月賞には有力な3歳牡馬が多数参戦します。ここを皮切りに、日本ダービーへ駒を進める馬もいれば、結果次第ではNHKマイルカップを目指す馬もいて、競走馬の未来を左右する大事な一戦でもあります。

皐月賞2022の開催内容

開催日4月17日(日)
格付けG1
開催競馬場中山競馬場
コース芝2,000m
性齢3歳限定
斤量定量

皐月賞2022が開催される中山芝2,000mの特徴

中山競馬場 芝2000mのコースで特徴を解説


皐月賞が開催される中山の芝2,000mはスタンド側の4コーナーポケットからスタートします。

スタートするといきなり高低差2.2mの急こう配が立ちふさがります。そして、勾配を駆け上がってからも2コーナーの途中まで上り坂を駆け上がるので前半のペースはゆっくりになりがちです。

2コーナーの途中から向こう正面にかけては下り坂になっています。そこを下ると3コーナーから4コーナー、そして最後の直線の入りまでは平たんな道のりとなっています。

しかしながら、スタンド側の直線には最初に駆け上がった急こう配が再び待ち構えてます。結果的にはこの勾配を2度も上らなくてはいけません。

中山の芝2,000mは高低差が5.3mもあるコースでJRAの平場のコースでもっとも起伏に富んだコースとなっています。

また、最後のコーナーから直線にかけては310mほどしかないので差しや追い込み馬はコーナーの時点で動き出さないと届きません。

総称すると、中山の芝2,000mはJRAのコースの中でも極めてトリッキーなコースとなっていて、勾配を駆け上がるためのスタミナやパワー、そしてコーナリングの器用さなどが求められるのです。

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皐月賞2022の出走馬

馬番馬名性齢斤量騎乗騎手
1ダノンベルーガ牡357.0川田将雅
2アスクビクターモア牡357.0田辺裕信
3トーセンヴァンノ牡357.0木幡巧也
4キラーアビリティ牡357.0横山武史
5グランドライン牡357.0三浦皇成
6ジャスティンロック牡357.0戸崎圭太
7ボーンディスウェイ牡357.0石橋脩
8ダンテスヴュー牡357.0吉田隼人
9サトノヘリオス牡357.0岩田望来
10ジャスティンパレス牡357.0M.デムーロ
11オニャンコポン牡357.0菅原明良
12ドウデュース牡357.0武豊
13ビーアストニッシド牡357.0和田竜二
14ジオグリフ牡357.0福永祐一
15ラーグルフ牡357.0丸田恭介
16デシエルト牡357.0岩田康成
17マテンロウレオ牡357.0横山典弘
18イクイノックス牡357.0C.ルメール

過去10年の皐月賞のデータと傾向

年 馬場着順馬番馬名人気前走前走着順
2012114ゴールドシップ4共同通信杯(G3)1
稍重29ワールドエース2若葉S(OP)1
 36ディープブリランテ3スプリングS(G2)2
201317ロゴタイプ1スプリングS(G2)1
214エピファネイア2弥生賞(G2)4
 312コディーノ3弥生賞(G2)3
201412イスラボニータ2共同通信杯(G3)1
217トゥザワールド1弥生賞(G2)1
 318ウインフルブルーム8若葉S(OP)2
201512ドゥラメンテ3共同通信杯(G3)2
25リアルスティール2スプリングS(G2)2
 37キタサンブラック4スプリングS(G2)1
2016118ディーマジェスティ8共同通信杯(G3)1
23マカヒキ3弥生賞(G2)1
 311サトノダイヤモンド1きさらぎ賞(G3)1
2017111アルアイン9毎日杯(G3)1
27ペルシアンナイト4アーリントンC(G3)1
 310ダンビュライト12弥生賞(G2)3
201817エポカドーロ7スプリングS(G2)2
214サンリヴァル9弥生賞(G2)4
 310ジェネラーレウーノ8京成杯(G3)1
2019112サートゥルナーリア1ホープフルS(G1)1
27ヴェロックス4若葉S(L)1
 34ダノンキングリー3共同通信杯(G3)1
202011コントレイル1ホープフルS(G1)1
稍重27サリオス3ホープフルS(G1)1
 316ガロアクリーク8スプリングS(G2)1
202117エフフォーリア2共同通信杯(G3)1
213タイトルホルダー8弥生賞(G2)1
 33ステラヴェローチェ6共同通信杯(G3)5

過去10開催の勝ち馬はいずれも前走を連対している

過去10開催の勝ち馬の8頭が前走を勝利していて、残る2頭も2着に入線していることから、前走での連対実績は1着軸馬を探すうえで重要な予想ファクターとなります。

なお、過去10開催で馬券に絡んだ30頭のうちの20頭が前走を勝利していて、残る10頭も掲示板入りしていました。

【血統】ハーツクライ産駒は絶不調?

過去10開催の勝ち馬のうちの3頭がディープインパクト産駒です。

キングカメハメハ産駒やロードカナロア産駒、オルフェーヴル産駒にエピファネイア産駒もそれぞれ1勝ずつ上げているので芝の有力種牡馬は素直に信頼できます。

ところが、ハーツクライ産駒だけは過去10開催で14頭が出走し、【0-1-0-13】と全く結果が伴いません

馬券に絡んだのは2020年のサリオスただ一頭です。

スワーヴリチャードやワンアンドオンリー、マイスタイルにタイムフライヤーといった面子はことごとく敗れています。

今年はハーツクライ産駒が4頭出走します。
・ダノンベルーガ
・ボーンディスウェイ
・ドウデュース
・マテンロウレオ

特にダノンベルーガドウデュースは人気の一角になるでしょう。血統でどう評価するか、予想の腕が試されます。

過去10年の皐月賞の人気別成績

人気成績単勝率連対率複勝率
1番人気【3-1-1-5】30%40%50%
2番人気【2-3-0-5】20%50%50%
3番人気【1-2-3-4】10%30%30%
4番人気【1-2-1-6】10%30%40%
5番人気【0-0-0-0】0%0%0%
8番人気【1-1-3-5】10%20%50%
10番人気以下【0-0-1-82】0%0%1.2%

人気馬は信頼できる

過去10開催で1番人気の馬はロゴタイプ、サートゥルナーリア、コントレイルの3頭が勝利しています。

そして、2番人気と3番人気の馬も合計で3勝しているように、人気を集めた馬は信頼できるでしょう

10番人気以下は凡走しがち

過去10開催で10番人気以下の馬が馬券に絡んだのは2017年のダンビュライトただ一頭です。それ以外の馬は少なくても9番人気以上の支持を集めていました。

二けた人気の馬は問答無用で馬券から排除しても良いでしょう

8番人気馬はおいしい穴馬

過去10開催の皐月賞のうち、5開催で8番人気の馬が馬券に絡みました。

該当馬は
・ウインフルブルーム(2014)    3着
・ディーマジェスティ(2016)    1着
・ジェネラーレウーノ(2018)    3着
・ガロアクリーク(2020)        3着
・タイトルホルダー(2021)      2着

このうち、ウインフルブルームを除く4頭が前走が重賞で勝利しています。

また、ディーマジェスティ、ガロアクリーク、タイトルホルダーの3頭は前走、4番人気以下でしたが勝利しました。

前走で重賞戦を制しているにもかかわらず、人気を落としている馬は激走の可能性を秘めています。

過去10年の皐月賞の枠番別成績

枠番成績単勝率連対率複勝率
1枠【2-0-0-17】10.5%10.5%10.5%
2枠【1-1-2-16】5.0%10.0%20.0%
3枠【0-1-1-18】9.0%5.0%10.0%
4枠【3-3-1-13】15.0%30.0%35.0%
5枠【0-1-2-17】0.0%5.0%15.0%
6枠【2-0-2-16】10.0%10.0%20.0%
7枠【1-3-0-23】3.7%14.8%14.8%
8枠【1-1-2-23】3.7%7.4%14.8%

4枠の馬がやや優勢だが全体的に大きな差はない

枠番別成績を見てみると、4枠の馬が抜けた数値を誇っていますが、全体的に大きな差はありませんね。

ちなみに馬番で見ると、馬番7番の馬は【3-3-1-3】と非常に高い成績を残しています

今年はボーンディスウェイがラッキーセブンを引き当てました。

そして、なぜか隣の馬番8番は死に目となっています。今年はダンテスヴューが8番を引いてしまいました。

過去10年の皐月賞の前走別成績

前走成績単勝率連対率複勝率
共同通信杯【5-0-2-8】33.3%33.3%46.6%
スプリングS【2-1-3-33】5.1%7.7%15.3%
ホープフルS※1【2-0-0-1】66.6%66.6%66.6%
弥生賞【0-5-2-32】0.0%12.8%18.0%
若葉S【0-2-1-21】0.0%8.3%12.5%
※1 G1昇格後、2018年以降の統計です。

前走共同通信杯組がダントツ

過去10開催の勝ち馬の5頭が前走が共同通信杯でした。連対率・複勝率を見てもほかのステップレースを挟んだ馬よりも好成績を収めているので共同通信杯で上位入選した馬は素直に評価できますね。

ホープフルステークス組も好成績

絶対数は少ないものの、G1に昇格後のホープフルステークスから直行で挑む馬も結果を残しています。

過去にホープフルステークスからの直行で勝利した馬はコントレイルとサートゥルナーリアがいます。

この2頭は皐月賞で1番人気に支持され勝利しました。

弥生賞組から勝ち馬は輩出していない

かつては皐月賞と結びつきの強かった弥生賞ですが、近10開催を見ると、弥生賞から皐月賞を制した馬はいません。

前走が弥生賞の馬は単勝やアタマでは買いづらいのです。

ただし、過去10開催で馬券に絡んだ30頭のうちの7頭が前走が弥生賞だったので、2.3着には絡む傾向が強いことは覚えておきたいですね。

皐月賞2022の本命馬3頭

今年の皐月賞は抜けた馬が不在で大混戦が見込まれます。

その中で、当記事イチオシの本命馬を3頭紹介します。

アスクビクターモア

アスクビクターモアは木曜日の時点(4月14日)で5番人気に評価されている馬です。

この馬の最大の特徴は舞台適正ですね。キャリアは5戦3勝ですが、その3勝はいずれも中山競馬場のもので、舞台適正の高さはメンバー随一です。

とくに前走の弥生賞がよく、昨年の朝日杯フューチュリティステークスを制したドウデュースに土をつけているのは評価したいですね。

皐月賞はディープインパクト産駒が好走しやすいので血統的にも評価したい馬です。

★評価点
・中山適正◎
・ドウデュースに先着実績がある
・ディープインパクト産駒

▼課題
・弥生賞組なので頭は厳しいかもしれません

イクイノックス

東スポ杯2歳ステークスから異例のぶっつけ本番で挑むイクイノックスは木曜日の段階で4番人気に支持されています。

過去に2戦しか走っていませんが、前走の東スポ杯2歳ステークスは後方からの追い込み一気でアサヒやダンテスヴュー相手に強い競馬で勝利しました。

新馬戦は新潟の舞台で先行し、2着馬に6馬身突き放して完勝しました。

キャリア2戦の中身を見ても、若くしてすでに完成されている馬ですね。

父がデータの乏しいキタサンブラック産駒であることや、右回りがはじめてな点など、課題も少なからずありますが、近2戦で見せたパフォーマンスを発揮できればここでも勝ち負けできるでしょう。

★評価点
・近2走の内容が非常に強い
・鞍上がC・ルメール騎手

▼課題
・5か月ぶりの競馬
・初の右回り
・データの乏しいキタサンブラック産駒

ドウデュース

2021年の最終週2歳牡馬に選出されたドウデュースは木曜日時点で単勝オッズ3.1倍の1番人気に支持されています。

昨年の朝日杯FSを制し、武豊騎手に朝日杯のタイトルをプレゼントした馬ですね。

3歳初戦で使われた弥生賞ではアスクビクターモアに出し抜かれはしたものの、武豊騎手曰く「万全の状態ではない中で」2着に入線し、叩きとしては十分の競馬ができました。

本番は明らかに皐月賞なので、弥生賞の負けは度外視していいでしょう。

先日、凱旋門賞にも登録したようです。

フランスへ向かうためにも、この春は非常に重要なターニングポイントとなるでしょう。

前走を叩いて上昇ムードが感じられますし、最終追い切りもポリトラックでしっかりと走りを決めました。

ちなみに朝日杯FSの最終追い切りでもポリトラックを使用していたので、皐月賞は本気で狙ってきているのが窺えます。

血統的にハーツクライ産駒は皐月賞で凡走しがちですが、そのジンクスを打ち破ってほしいですね。

★評価点
・2歳G1馬
・前走も負けて強しの内容
・調教が非常に良い

▼課題
・皐月賞と相性の悪いハーツクライ産駒

皐月賞2022の穴馬2頭

皐月賞は意外と上位人気で決まることが少ないレースです。

過去10開催の内の6回で8番人気以下の馬が馬券に絡みました。

今年の皐月賞で大穴の立会者となる馬を紹介しましょう。

ジオグリフ

2歳時には朝日杯FSにて2番人気に支持されたジオグリフは木曜日の段階で8番人気の支持を集めています。

新馬戦にて、のちにスプリングステークスで1番人気に支持されるアサヒに先着すると、続く札幌2歳ステークスでは2着以下を4馬身突き放す力強い競馬で勝利をつかんでいます。

ドレフォンの初年度産駒として、はやくも頭角を表しましたが、朝日杯FSは距離が短かったのか、5着に敗れてしまいました。

しかし、3歳初戦に挑んだ共同通信杯では1頭だけ57キロを背負いながらもダノンベルーガの2着に入線しているので非凡な能力を持っています。

2歳のころに比べると成績がパッとしないので人気を落としそうですが、激走してもおかしくないだけのポテンシャルを秘めているのはまちがいないでしょう。

★評価点
・好調の福永騎手が騎乗
・札幌2歳ステークスの内容がいい

▼課題
・初の2000m
・主戦のルメール騎手がイクイノックスを選んだ

ビーアストニッシド

スプリングステークスにおいて、アライバルやサトノヘリオスといった相手を振り切って逃げ切り勝ちを手にしたビーアストニッシドは木曜日の段階で14番人気の低評価です。

近走を見ても大崩れのない馬ですし、今回のメンバー構成を見ても前目での競馬は容易いでしょう。なにより、前走を見る限り中山適正も高く感じます。

人気を落としている要因を挙げるとするなら、主戦の岩田康成騎手が若葉ステークスを制したデシエルトを選択したことが大きなマイナス評価になっているかもしれません。

テン乗り騎乗の和田竜二騎手がビーアストニッシドをどのように勝利に導くのか、注目です。

★評価点
・スプリングステークスが強い競馬だった
・安定した成績

▼課題
・主戦の岩田騎手がデシエルトを選択した
・テン乗りの和田竜二騎手

まとめ

本命馬3頭
アスクビクターモア
イクイノックス
ドウデュース

穴馬2頭
ジオグリフ
ビーアストニッシド

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