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【府中牝馬ステークス2023追い切り評価/全頭診断】上位人気の〝アノ馬〟に最高評価「S」

府中牝馬ステークス2023追い切り評価記事のサムネイル画像

府中牝馬ステークス2023追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では府中牝馬ステークスの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

10月11日の馬場状態

美浦
坂路・ウッドチップともに稍重馬場でした。
坂路は先週より時計が出ています。
ウッドチップは標準くらいの馬場でしたが馬によっては伸びを見せている馬もいました。

栗東
坂路・ウッドチップともに良馬場でした。
どちらも極端にスピードを出している馬はおらず、標準的な馬場状態です。

目次(読みたい項目をタップ)

府中牝馬ステークス2023追い切り評価/全頭診断コメント

府中牝馬ステークス2023の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→Dの5段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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アンドヴァラナウト

アンドヴァラナウト 10月11日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(重)  56.040.512.7馬なり
前走最終栗東坂路(良)  53.438.612.1馬なり

一昨年のローズステークスの勝ち馬アンドヴァラナウトは、栗東の坂路コースにて、単走を行いました。

助手を背に馬なりで追われ、全体時計56秒0-上がり1ハロン12秒7の時計を記録しました。

今回は2日と5日にも調教が行われているように入念な調整が行われています。

特に5日にウッドチップで行われた調教では6ハロン80秒5-4ハロン50秒2-1ハロン10秒9という猛時計を馬なりで出していました。

そのため、5日に追い切りが実質的な本追い切りといえます。

最終追い切り映像は表示されていませんでしたが、5日に本追い切りを行ったため軽めでした。

ほとんど馬なりだったため時計面は気にしなくてよさそうです。

今回はヴィクトリアマイル以来のレースですが5日に時計を見る限りは久々でもやれそうですし、昨年3着に好走しただけあって相性の良いレースといえます。

管理する池添調教師も「仕上がりに関しては申し分ない」とコメントしているように状態の良さで昨年のリベンジを果たせるのか注目したいです。

イズジョーノキセキ

イズジョーノキセキ 10月11日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良) 52.837.712.2馬なり
前走最終札幌芝(良)67.951.936.311.2馬なり

昨年の同レース覇者イズジョーノキセキは、栗東の坂路コースにて、単走を行いました。

レース当日も騎乗する岩田康誠騎手を背に、馬場の真ん中から馬なりで追われ、全体時計52秒8-上がり1ハロン12秒2の時計を記録しています。

1週前追い切りでも岩田康騎手を背に最終追い切りと同等のタイムを記録しましたが、管理する中村調教師は「そんなに強い調教は必要がない馬」とコメントしています。

ところが、昨年の勝利から今年は6戦0勝と勝ち切れていません。

また、岩田康騎手も以前に比べ最近では騎乗数も減っており“一鞍入魂”の状態が目立っています。

調教映像を見た限りは強めに追われた昨年よりも時計を出しているので状態面は良好そうに感じます。

枠順にもよりますが、内~中枠を引くことができれば昨年のように力は発揮できると思いました。

イズジョーノキセキが勝てば、同レースで初の6歳以上馬による勝利となるだけに1年ぶりの“勝利の美酒”を期待したいです。

エリカヴィータ

エリカヴィータ 10月11日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)83.267.051.837.511.6馬なり
1週前美浦坂路(稍重)  55.840.412.9馬なり
前走最終美浦南W(良)67.051.736.911.2馬なり

昨年のフローラステークス(G2)を勝っているエリカヴィータは、美浦のウッドチップコースにて、ボーモンド(新馬)と併せ馬を行いました。

レース当日も騎乗する三浦皇成騎手を背に、馬場の内側から馬なりで追われ、6ハロン83秒2-上がり1ハロン11秒6の時計で走破しました。

1週前追い切りもロクシアス(2歳未勝利)と新設された美浦の坂路コースで併せ馬を行い、まずまずの動きを披露しています。

エリカヴィータも先述のイズジョーノキセキと同様に昨年のフローラステークスから6戦0勝と勝利が遠ざかっていますが、追い切りの動きは決して悪くありません。

ここは東京コースと相性が良い三浦騎手が騎乗しますし、エリカヴィータも東京の重賞で勝利実績がある馬なのでかみ合えば上位争いもできるかもしれないです。

コスタボニータ

コスタボニータ 10月12日(木) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)  57.641.713.3馬なり
前走最終札幌芝(良) 66.951.336.711.6馬なり

最終追い切りは栗東のウッドチップコースにて、単走を行いました。

助手を背に馬場の真ん中から馬なりで追われ、4ハロン57秒6-上がり1ハロン13秒3の時計を記録しました。

1週前追い切りにて、川又騎手を背に強めで追い仕上がりも上々だったため、最終追い切りは息を整える程度となっています。

首をやや下に下げながらの走りはクイーンステークスでも見せたコスタボニータの走り方ですが、少し身体の動きが大きくて余計な動作も目立ちます。

また、休み明けも影響しているのか走りに覇気がないのも気になりました。

常に上位争いしている馬なのでここでの好走にも期待したいところですが、追い切りを見た限り良化はまだ先のような感じがします。

シンリョクカ

シンリョクカ 10月11日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)67.352.337.711.5馬なり
1週前美浦南W(稍重)64.953.839.211.5強め
前走最終美浦W(良)68.753.839.211.5馬なり

昨年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)2着のシンリョクカは、美浦のウッドチップコースにて、メイザーキック(2歳未勝利クラス)と併せ馬を行いました。

レース当日も騎乗する吉田豊騎手を背に、馬場の外側から馬なりで追われ、5ハロン67秒3-上がり1ハロン11秒5の時計で走破しています。

1週前追い切りでは、ゴール前で仕掛けるもボイラーハウス(5歳オープンクラス)に0.2秒遅れを見せましたが、最終追い切りでは、併せた僚馬のメイザーキックに対し伸びが鋭く0.2秒先着しています。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)

1週前に強めに追われたことで負荷がかかり、レースに向けて一気に上積みしていました。

オークス以来、半年ぶりに騎乗した吉田豊騎手も「いい感じで走れていた」と太鼓判を推されていました。

現時点では秋華賞(G1)にも登録があって両にらみの状態ですが、1週前追い切りの5ハロン64秒9は自己ベストを更新しているだけに上積みが期待できそうです。

ストーリア

ストーリア 10月11日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)54.339.612.5馬なり
前走最終栗東坂路(良)56.740.311.9強め

今年の中山牝馬ステークス(G3)でスル―セブンシーズの2着だったストーリアは、栗東の坂路コースにて、単走を行いました。

助手を背に、馬場の真ん中から馬なりで追われ、全体時計54秒3-上がり1ハロン12秒5の時計を記録しています。

最終追い切りでは、道中ゆったりとしたペースから最後まで楽な手応えでラスト1ハロンを12秒5で駆け抜けた動きはとても良く見えます。

しっかり前を向いて走ることができていましたし、馬なりながらもきびきびと、そして力強く坂路を駆けあがっている姿は状態面の良さが現れていました。

時計自体はそこまで目立つものではありませんが、前走最終時よりは全体時計は優秀ですし、ここでも力を発揮できそうです。

ディヴィーナ

ディヴィーナ 10月11日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)52.637.711.9馬なり
前走最終栗東坂路(良)57.040.512.6馬なり

前々走の中京記念(G3)前走の関屋記念(G3)と連続して2着のディヴィーナは、栗東の坂路コースにて単走を行いました。

助手を背に、馬場の外側から馬なりで追われ、全体時計52秒6-上がり1ハロン11秒9の時計で坂路を駆けあがっています。

荒れた馬場の時間帯でしたが、しっかりとした脚どりを見せ、好仕上がりをアピールできています。

また、馬場が悪くなっても苦にしないタイプですので、週末の天気も気にならないのはプラス材料です。

陣営も「いよいよ本格化してきたという雰囲気」と馬体の成長にも期待を寄せています。

血統的にも父はモーリスで母はヴィルシーナというG1馬を両親に持つ娘です。

今年のヴィクトリアマイルからの走りを見た限りは本格化の兆しを見せているのは間違いないですし、まずは重賞タイトルを手にしてその先の大舞台に駒を進めたいです。

ファユエン

ファユエン 10月12日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦W(良)86.069.253.438.511.9馬なり
前走最終美浦W(良) 65.151.137.211.9馬なり

最終追い切りは、美浦のウッドチップコースにて、トーアスカーレット(4歳1勝クラス)と併せ馬を行いました。

助手を背に、馬場の真ん中から馬なりで追われ、6ハロン86秒0-上がり1ハロン11秒9の時計を記録し、僚馬と同時併入しています。

併せた僚馬に楽々と追いついて併入する動きは悪くありませんが、僚馬の内から、そして馬場の真ん中やや内目から追われているので時計は評価しづらいです。

今回は2日と5日にもウッドチップで追われていましたが、いずれも馬なりで追われていて時計も特別目立つものではありませんでした。

最終追い切りはフットワークこそ軽快だったのでまずまずの評価といったところでしょう。

今回そこそこメンバーが揃ったのでその中でどれだけ健闘できるか注目したいです。

フィアスプライド

フィアスプライド 10月11日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)84.468.253.538.611.6馬なり
1週前美浦坂路(稍重)52.638.613.0馬なり
前走最終美浦南W(良)69.553.538.111.7馬なり

フィアスプライドは美浦のウッドチップコースにて、サトノトルネード(3歳1勝クラス)と併せ馬を行いました。

レース当日も騎乗する北村宏司騎手を背に、馬場の真ん中から馬なりで追われ、6ハロン84秒4-上がり1ハロン11秒6の時計を記録しました。

管理する関東の名門厩舎・国枝調教師は「今は馬体も立派。距離が延びるのはいいし、しまいをうまく生かせれば」とコメントし、好調さをキープ出来ていそうです。

また、前走から引き続き手綱を取る北村騎手は先月と先々月の新潟で重賞を2勝するなど、こちらも好調さをキープしているだけに一発があるかも知れません。

全体的な動きも良かったですし、ベストは発揮できそうです。

プレサージュリフト

プレサージュリフト 10月11日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)85.369.053.438.711.6馬なり
1週前美浦南W(稍重)⑦98.867.952.237.211.3馬なり
前走最終美浦南W(良)68.953.538.911.8馬なり

昨年のクイーンカップ(G3)を勝っているプレサージュリフトは、美浦のウッドチップコースにて、ヒップホップソウル(3歳オープンクラス)と併せ馬を行いました。

助手を背に、馬場の真ん中から馬なりで追われ、6ハロン85秒3-上がり1ハロン11秒6の時計を記録しました。

1週前及び最終追い切りでも秋華賞(G1)に出走予定のヒップホップソウルと併せ馬を行っており、抜群の脚捌きを見せています。

また鞍上も前走に続いて現在リーディングジョッキーのC.ルメール騎手が騎乗予定ですので、ここは伏兵馬扱いになりそうですが、面白い存在であることは間違いありません。

半年以上の休暇を挟むこととなり、出走予定だった夏の関屋記念は状態面から回避しました。

その時の反動が気になりましたが、追い切りを見た限り夏の不安は見られませんでしたし、このレースに向けていい競馬ができる状態に仕上がりつつあります。

休み明けでもベストを尽くせると思いました。

ライラック

ライラック 10月11日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦坂路(稍重) 52.238.012.3馬なり
前走最終美浦南W(良)67.252.637.711.7馬なり

昨年のエリザベス女王杯(G1)で2着だったライラックは、美浦の坂路コースにて、単走を行いました。

助手を背に外ラチ沿いを馬なりで追われ、全体時計52秒2-上がり1ハロン12秒3の時計を記録しました。

1週前追い切りでは、今回、騎乗する戸崎圭太騎手が騎乗し、僚馬のソムリエ(3歳2勝クラス)と併せ馬を行い、馬なりで0.2秒先着する動きを見せました。

もともと調教では動くタイプですので、これまでの状態は維持できているように思えます。

ただし、追い込み馬の割には終い時計は特に目立ちません。

美浦の坂路コースは新設オープンしたばかりなので比較しづらいところはありますが、馬なりとは言え追い込み馬らしい動きは見せてほしかったです。

重馬場巧者なので雨が降れば一遍ありそうですが、時計の出やすい良馬場開催なら不発に終わるかもしれないです。

ルージュエヴァイユ

ルージュエヴァイユ 10月11日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦坂路(稍重)54.038.812.5馬なり
1週前美浦南W(稍重)80.464.951.037.011.3強め
前走最終美浦南W(稍重)83.368.453.738.711.8馬なり

前走のエプソムカップ(G3)で2着のルージュエヴァイユは、美浦の坂路コースにて、単走を行いました。

助手を背に、馬場の真ん中から馬なりに追われ、全体時計54秒0-上がり1ハロン12秒5の時計を記録しました。

1週前追い切りでは、もたついて加速に手間を取るようなシーンも見受けられましたが、最終追い切りでは、スムーズな脚運びを披露しました。馬場状態が稍重だったことを考えれば、タイムも水準以上です。

前走のエプソムカップ(G3)では、先行力を生かしての2着だったことで今回のレースでは、初重賞制覇に期待が持てます。

また、鞍上も9日に自身3年連続100勝を達成した横山武騎手に乗り替わりですので、鞍上強化も心強いのではないでしょうか。

ルージュスティリア

ルージュスティリア 10月11日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)70.253.738.011.6強め
前走最終栗東CW(良)63.449.435.511.2馬なり

ルージュスティリアは、栗東のウッドチップコースにて、ヴィアルークス(5歳3勝クラス)と併せ馬を行いました。

岡田祥嗣騎手(レース当日は川田将雅騎手が騎乗)を背に、馬場の外側から強めで追われ、5ハロン70秒2-上がり1ハロン11秒6の時計を記録しました。

身軽いフットワークでウッドチップコースの直線を軽快に駆け抜け、余力を十分に残した動きを見せました。

今回、3カ月の休み明けとなりますが、管理する藤原調教師は「ここまで思惑通りにきている。広い東京コースはいいし、1800mでも鞍上がうまく乗ってくれると思う」と鞍上も含め期待を寄せています。

現在、1番人気が予想されていますが、川田騎手の騎乗はさらなる追い風になるでしょう。

初重賞制覇にも期待できそうな出来でした。

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府中牝馬ステークス2023追い切り評価ランキング

評価馬名
ディヴィーナ
アンドヴァラナウト
シンリョクカ
ルージュエヴァイユ
ルージュスティリア
イズジョーノキセキ
エリカヴィータ
ストーリア
ファユエン
フィアスプライド
プレサージュリフト
コスタボニータ
ライラック
 

府中牝馬ステークス2023追い切り映像

府中牝馬ステークス2023の追い切り映像はJRA公式ホームページのこちらで無料公開されています。

【調教動画】2023年 府中牝馬ステークス|JRA公式

府中牝馬ステークス2023の最終予想

府中牝馬ステークス2023の最終予想はこちらの記事で発表するので、合わせてお読みください。

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