【京都2歳S2024追い切り評価／全頭診断】自己ベストを叩き出した〝アノ馬〟にトップ評価「Ｓ」

京都2歳ステークス2024追い切り評価／全頭診断になります。
当記事では京都2歳ステークスの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

京都2歳ステークス2024追い切り評価／全頭診断コメント

京都2歳ステークス2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からＳ→Ａ→Ｂ→Ｃ→Ｄ→Ｅ(測定不能)の6段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

ウォータークラーク

ウォータークラーク　11月20日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東CW(良)	83.9	68.0	53.3	38.3	11.4	直強め
前走最終	栗東坂路(不良)			55.1	39.0	12.3	馬なり

ウォータークラークは栗東のウッドチップコースでワンダーブリング(牡2、未勝利)と最終追い切りを行いました。

石橋守調教師自ら追い切りに騎乗し、馬場の外目から直線強めに追い、6F83秒9-上がり1F11秒4の時計で3馬身半先着しています。

前走から中2週ということで中間追い切りは坂路が6本(すべてキャンター)、ウッドが5本(こちらもキャンター)で、軽めの調整で現状維持を行っていました。

今回はウッドコースで併せ馬を置いて調整されましたが、間隔を詰めて影響していることもあって脚取りは軽やかです。

ただ、手前替えは遅れていましたし、コーナーから直線に掛けては少し前身が前に下がる場面も多々見られました。

この時期の2歳馬なので止むを得ませんが、走法は安定していません。

それでも、直線強めに追ったことで終い2F12秒2から1F11秒4で加速していますし、手前を替えてからは伸びを見せていました。

最良の出来とは言い難いですが、この馬なりにまずまず仕上がってそうです。

エリキング

エリキング　11月20日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			52.8	38.4	12.5	馬なり
1週前	栗東CW(良)	81.5	66.1	51.3	36.5	11.2	強め
前走最終	栗東坂路(良)			56.2	40.7	12.4	馬なり

前走野路菊ステークス(OP)を制したエリキングは栗東坂路でエスコーラ(牡6、オープン)併せました。

中内田調教師自ら追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を3馬身半追走し、4F52秒8-上がり1F12秒5の自己ベストで僚馬に半馬身先着しています。
※僚馬(りょうば)：同じ厩舎に所属する馬のこと

1週前の13日には栗東ウッドでロードプレジール(牡6、3勝クラス)と併せています。

このときは主戦の川田騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を半馬身追走する形で強めに追い、6F81秒5-上がり1F11秒2の時計で4馬身先着しました。

1週前は僚馬の内目から立ち回りましたが、道中少し首の動作は大きそうですが、直線に入って手前を替えてからはリズムよく走っており、終いの伸びも2F-1Fともに11秒2で長く脚を活かせています。

また、一杯に追われたロードプレジールに4馬身先着しており、格上相手に着差を付けて先着できたのも良いでしょう。

自己ベストを記録できたのも良いですし、最終追い切りでさらなる良化に期待したいです。

その最終追い切りは良血馬のエスコーラと併せましたが、馬なりということで外ラチ沿いから立ち回っています。

フットワーク自体は軽々とした内容ですがリラックスできていますし、ここでもリズムよく動けていました。

地味ですが、自己ベストを記録しているのも良いでしょう。

メンバー唯一の2勝馬ですが、休み明けでもしっかりとした動きを見せていたのでここでの好走にも期待したいです。

クラウディアイ

クラウディアイ　11月20日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			53.6	38.6	12.5	馬なり
前走最終	栗東坂路(重)			54.5	39.5	12.5	馬なり

クラウディアイは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗し、馬なりで4F53秒6-上がり1F12秒5の時計でソフトに仕上げています。

前走から約3か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは10月下旬から再開し、坂路で16本、ウッドで3本と、坂路ベースで調整を行いました。

なお、映像はありませんが2週前の5日には栗東ウッドで6F80秒0の自己ベストを記録しています。

採取追い切りも坂路で軽く調整を行っていましたが、少し舌を出しながらも中間で本数を重ねた影響もあって四肢の使い方は良く、新進気鋭な動きを見せています。

馬体も締まっていますし、鉄砲も利きそうです。

時計自体はそこまで目立つものではありませんでしたが、前走最終追い切りも坂路で軽い調整を行ったうえでレースを勝利しているので問題ないでしょう。

この馬なりに出し切れそうです。

サラコスティ

サラコスティ　11月20日(水)　評価Ｓ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			55.7	39.9	12.6	馬なり
1週前	栗東CW(良)	⑦95.8	66.3	53.2	38.7	11.8	一杯
前走最終	栗東坂路(良)			53.8	38.8	12.7	馬なり

前走の未勝利戦を圧勝したサラコスティは栗東坂路で単走を行いました。

池添学調教師自ら追い切りに騎乗し、馬なりで4F55秒7-上がり1F12秒6で折り合いを確認しています。

1週前の13日には栗東のウッドチップで単走を行っていました。

今回初コンビを組むC.デムーロ騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から一杯に追われて7F95秒8-6F79秒7-1F11秒8の好時計を記録しています。

脚色は一杯の表記でしたがコーナーではそこまで強く追われておらず、どちらかというと直線で脚を伸ばしていました。

コーナーから直線に掛けてはそこまで目立たず、手前を替えた際も若干のぎこちなさがありましたが、C.デムーロ騎手が手を動かすと、徐々にペースを引き上げて終い2F12秒0-1F11秒8でまとめています。

終いの伸びはそこまで目立つものではありませんが、6F79秒7はこれまでの自己ベストでした。

しかも、外ラチ沿いを回って自己ベストを記録しているので、時計は評価できるでしょう。

一杯に追ったことでさらなる良化に期待したいです。

最終追い切りは坂路で単走、軽めの調教でしたが終始左手前で少し頭を低めにしながらも走りに集中できています。

序盤はほんの少し右に斜行しましたが、そこまで目立つものではないですし、安定した歩様で動けていました。

時計自体は全く出していませんが、集中力の高い走りで登坂できていますし、追えばいつでも動けそうな仕上がり具合で、なかなか良い状態に見えました。

ジョバンニ

ジョバンニ　11月20日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東CW(良)	84.8	68.6	53.2	38.1	11.6	馬なり
前走最終	栗東坂路(良)			54.6	39.0	12.2	一杯

前走の野路菊ステークス(OP)で2着入りしたジョバンニは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

高倉騎手が追い切りに騎乗(レース当日は松山騎手が騎乗)し、馬場の真ん中から馬なりで追われて6F84秒8-上がり1F11秒6の時計で走破しています。

前走から約2か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは坂路が14本、ウッドが1本で坂路をメインに調整されています。

なお、映像はありませんが1週前の13日は栗東ウッドでリミットバスター(牡4、2勝クラス)と併せていました。

松山騎手が騎乗し、馬場の外目から強めに追われて6F83秒9-上がり1F11秒2で終いを意識した追い切りを行っています。

最終追い切りはウッドで単走でしたが、コーナーでは少し頭が高くて頭を小さくくるくる回しながらの追い切りで、あまり集中力は見られません。

しかしながら、直線では少し冷静になったのか、前方に集中しながら淡々とした動きでまとめています。

中間に坂路ベースで調整されたこともあって馬体も張りが出ていますし、四肢の使い方も悪くないです。

もう少し落ち着きがあればなお良かったのですが、現状でもこの馬なりに力は発揮できるのではないでしょうか。

シンフォーエバー

シンフォーエバー　11月20日(水)　評価Ｃ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			53.5	38.1	12.7	馬なり
前走最終	栗東坂路(不良)			52.9	38.0	12.0	馬なり

重賞で苦戦が続くシンフォーエバーは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで4F53秒5-上がり1F12秒7の時計でまとめています。

前走から中2週と間隔を詰めていますが、中間追い切りは今月の12日から再開し、坂路で4本時計が確認できました。

最終追い切りも引き続き坂路で調整されましたが、良くも悪くもキャリアを重ねているため脚取りは軽いです。

ただ、頭は少し斜めを向いていましたし、手前を替えた際に右に斜行する場面がありました。

すぐに持ち直したものの、手前を替えてからは前脚の動きも固くてしなやかさに欠けています。

馬なりとはいえ終いも減速していました。

あまり好仕上がりとは言い難いです。

スリーキングス

スリーキングス　11月20日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			55.0	39.6	12.3	馬なり
前走最終	栗東坂路(良)			53.4	38.0	12.2	馬なり

スリーキングスは栗東坂路でダンタリオン(牡2、未勝利)と併せ馬を行いました。

前走に引き続きコンビを組む岩田康成騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を3馬身半追走するし、4F55秒0-上がり1F12秒3の時計でクビ差先着しています。

中間追い切りは10月下旬から再開し、坂路が17本、ウッドが5本で坂路、ウッドともに本数を重ねています。

なお、映像はありませんが1週前の13日には栗東ウッドでダンタリオンと併せていました。

このときは上村調教師自ら手綱を握り、馬場の真ん中から僚馬を2馬身半追走する形で強めに追い、7F98秒9-上がり1F11秒5の時計で同時併入しています。

最終追い切りは坂路で僚馬を置いて軽く調整を行いましたが、馬場の真ん中から首を上手く使ってリズムよく追うことができています。

序盤は斜めに斜行する場面もありましたが、すぐに持ち直して大きく先行させた僚馬に最後は届きました。

馬なりということで時計は出していませんが、中間追い切りを重ねた影響もあってきびきびと動けていますし、良い動きを見せています。

芝2,000mの舞台は前走新馬戦で勝ち切っているので距離も問題ないでしょうし、好仕上がりでした。

テイクイットオール

テイクイットオール　11月20日(水)　評価Ｃ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			53.4	39.0	12.7	一杯
1週前	栗東坂路(良)			54.0	39.1	12.1	末強め
前走最終	栗東坂路(稍重)			52.9	39.7	12.8	一杯

テイクイットオールは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して一杯に追い、4F53秒4-上がり1F12秒7でしっかり負荷を掛けています。

1週前の14日にも栗東坂路で調整され、このときはカフジウヴァ(牡2、未勝利)と併せました。

前走に引き続きコンビを組む三浦騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を2馬身半追走する形で末強めに追い、4F54秒0-上がり1F12秒1の時計で1馬身半先着しています。

僚馬とほぼ並走する形で追いましたが、道中は少しふらふらしながらの走りです。

ハミ受けもあまり良くありませんし、手前替えする際も持たれる場面がありました。

末強めということで最後は伸びているものの、道中の安定感はそこまで良くありません。

最終追い切りは単走でしたが一杯に追われています。

1週前に負荷を掛けた影響もあるのか、1週前以上にパワーのある動きを見せています。

四肢の回転も速く、気合も乗っていました。

ただ、1週前で気になった道中のふらつきはここでも見られ、操縦性は難がありそうです。

また、終いも2F12秒5から1F12秒7と減速していたので最後まで脚を維持してほしかったです。

一杯に追われた割に時計もそこまで目立つものではありませんし、あまり好仕上がりという感じはしませんでした。

ローレルオーブ

ローレルオーブ　11月20日(水)　評価Ｃ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			55.5	40.4	13.1	馬なり
前走最終	栗東坂路(良)			54.4	39.9	13.0	末強め

重賞で大敗が続くローレルオーブは栗東坂路で単走を行いました。

鷲頭騎手が追い切りに騎乗(レース当日の騎乗騎手は水曜日の段階で未定)し、馬なりで4F55秒5-上がり1F13秒1の時計でまとめていました。

前走から中2週と間隔を詰めていることもあり、中間追い切りは坂路で2本(どちらもキャンター)のみです。

最終追い切りも引き続き馬なりで単走、軽めに調整していますが終始右手前で淡々とした動きを見せていました。

馬なりということで時計は全く出していませんが、実線を重ねた影響もあって少しずつですが走法は安定しているように思います。

ただ、時計自体は終い2F-1Fともに13秒1でした。

今回は軽めの調整でしたが、それでももう少し時計を出して欲しかったです。

この馬なりに少しずつ良化している感じはしますが、他の馬と比較すると物足りない内容でした。

京都2歳ステークス2024追い切り評価ランキング

評価	馬名
Ｓ	サラコスティ
Ａ	エリキング クラウディアイ スリーキングス
Ｂ	ウォータークラーク ジョバンニ
Ｃ	シンフォーエバー テイクイットオール ローレルオーブ
Ｄ
Ｅ(測定不能)

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京都2歳ステークス2024追い切り映像

京都2歳ステークス2024の追い切り映像はJRA公式ホームページのこちらで無料公開されています。

YouTubeの動画で見たいという方は「JRA公式チャンネル」で11月22日(金曜)の17時に公開されるのでチェックしてみましょう。

京都2歳ステークス2024の最終予想

京都2歳ステークス2024の最終予想はこちらの記事で発表するので、合わせてお読みください。