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【マイルCS南部杯2025予想】本命馬3頭+激走に期待できる穴馬2頭はこちら!

マイルチャンピオンシップ南部杯2025予想記事のアイキャッチ画像

マイルチャンピオンシップ南部杯2025予想の最終買い目を更新しました!

マイルチャンピオンシップ南部杯2025のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!

マイルCS南部杯2025の予想ポイント

  • ダートのマイルG1(Jpn1)で連対したことがある馬がこのレースで勝ち切りやすい
  • 中央所属馬【10-9-9-39】が圧倒的に強い
  • 過去にマイルCS南部杯で馬券に絡んだことがある馬が好走している
  • 1人気【7-1-1-1】は軸に最適、2人気【1-4-2-3】は相手候補に
  • 7~8枠が有利、特に7枠の好走率がもっとも高い
  • 前走G1(Jpn1)組が活躍、前走地方重賞組は評価を下げたい
目次(読みたい項目をタップ)

マイルチャンピオンシップ南部杯2025予想の最終買い目

マイルチャンピオンシップ南部杯が開催される月曜日の盛岡競馬場周辺の天気は曇りのち晴れの予報が出ていました。

気温は最大で19度と、ようやく涼しくなってきました。

馬場傾向に関しては、前日日曜日が曇り時々雨で、良馬場で行われた1~3Rの時計を見た限り平均以上に時計は出ています。

レース当日の月曜日は曇りのち晴れである程度馬場も乾きそうですが、極端な変化はないでしょう。

うましるでは曇りの良馬場、時計の出やすい馬場を想定しながらレース予想をまとめました。

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◎本命  7 シャマル

スマートファルコン
ネイティヴコード
母父アグネスデジタル
主な勝ち鞍かしわ記念(Jpn1) 2025年
前走さきたま杯(Jpn1) 1着

本命はシャマルにします。

これまで数多くの重賞レースを制している馬で、今年に入ってからも衰えを感じさせない走りでかしわ記念とさきたま杯を連勝しました。

データと相性の悪い7歳馬ですが、近走を見るとむしろ調子を引き上げているようにも感じます。

主戦の川須騎手が負傷のため、乗り替わりとなるのは大きなマイナスですが、代打騎乗する石川倭騎手はホッカイドウ競馬のリーディング上位騎手です。

枠の並びを見ても主導権を握りやすいですし、代打で結果を残してほしいです。

〇対抗 16 サンライズジパング

キズナ
サイマー
母父Zoffany
主な勝ち鞍不来方賞(Jpn2) 2024年
前走名古屋グランプリ(Jpn2) 1着

対抗はサンライズジパングにします。

マイルから中距離まで幅広く活躍している馬ですが、今年のフェブラリーステークスは出遅れて後ろからの競馬になりながらも最後の直線では最内から脚を伸ばして2着入りしました。

最後の直線の伸びも鋭く、勝ち馬コスタノヴァに3/4馬身差まで詰め寄れたことからマイルでも能力の高さを発揮しています。

マイルの好走はこの1戦のみですが、今回のマイルチャンピオンシップ南部杯は直線上に急坂がある舞台なので、中距離時代に培ったスタミナとパワーを活かした走りができればここでも通用するのではないでしょうか。

▲単穴 10 ペプチドナイル

キングカメハメハ
クイーンオリーブ
母父マンハッタンカフェ
主な勝ち鞍フェブラリーS(G1) 2024年
前走ゴドルフィンマイル(G2) 11着

単穴はペプチドナイルにします。

昨年のフェブラリーステークスは激流のようなハイペース条件下の中、1頭だけ先行勢として上位入選しました。

11番人気の勝利だったのでフロック視もされましたが、その後かしわ記念やマイルチャンピオンシップ南部杯でも馬券に絡んでいてG1馬らしい活躍を見せています。
※フロック:「まぐれ」や「偶然の勝利」の意味、本来の実力以上の好成績を、たまたま出してしまうことを指す言葉

特に昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯は当時最強マイラーだったレモンポップを徹底マークする競馬で惜しい2着でしたし、3着以下は5馬身以上差を付けているように、地力の高さを証明しました。

近3戦は馬券に絡めていませんが、ゴドルフィンマイルを除けば崩れていませんし、昨年と同じ状態で挑めるようでしたら善戦できるでしょう。

△連下 11 ウィルソンテソーロ

キタサンブラック
チェストケローズ
母父Uncle Mo
主な勝ち鞍JBCクラシック(Jpn1) 2024年
前走帝王賞(Jpn1) 5着

ウィルソンテソーロは連下にします。

これまでG1級レースで堅実な走りを見せており、昨年のJBCクラシックでは悲願のG1級タイトルを手にしました。

常に第一線で活躍していたので実績だけ見たら最上位です。

ただ、今年に入ってからはは3戦すべて馬券外でした。

サウジカップやドバイワールドカップはアウェイの舞台、前走帝王賞は海外帰り初戦も影響しているとはいえ、昨年の帝王賞は2着なので少し物足りません。

また、今回は久々のマイル戦となりますが、本質的には中距離の方が合いそうな感じもします。

マイル自体は【2-0-0-1】なので決して悪くありませんが、勝利した2戦は3年前の条件戦のものなのであまり参考にしづらいです。

オープン昇格後の内容を見る限り中距離の方が合いそうな感じもするので、ここは軽めに抑えることにしました。

△連下 12 クラウンプライド

リーチザクラウン
エミーズプライド
母父キングカメハメハ
主な勝ち鞍UAEダービー(G2) 2022年
前走マーキュリーC(Jpn3) 2着

クラウンプライドも抑えることにしました。

直近2年のマーキュリーカップで好走していることから、盛岡適性は高い馬です。

かみ合えば高いパフォーマンスを発揮する馬で、昨年韓国で開催されたコリアカップでは逃げの競馬で当時全盛期の活躍を見せていたウィルソンテソーロに5馬身差の圧勝でした。

好走する条件は限られていますが、過去にはG1級レースでも連対しているようにハマれば強敵相手にも奮闘しています。

マイルの実績は昨年のかしわ記念における12着までですが、不良馬場の初マイルはクラウンプライドにとって対応しづらかったでしょう。

今回もマイルですが盛岡はマーキュリーカップで適性を証明していますし、かみ合った時は強い競馬を見せているので、一発に期待したいです。

単勝

7 シャマル

馬連流し

軸馬:7
相手:10、11、12、16

三連複フォーメーション

1頭目:7
2頭目:10、11、12、16
3頭目:10、11、12、16

マイルチャンピオンシップ南部杯2025の有力馬3頭

今年のマイルチャンピオンシップ南部杯も世代最強マイラーの座を狙って実績のある馬が多数参戦しています。

今年の出走登録馬の中から実力上位の有力馬を3頭紹介します。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

シャマル

主な勝ち鞍
  • さきたま杯     (Jpn1) 2025年
  • かしわ記念     (Jpn1) 2025年
  • かしわ記念     (Jpn1) 2024年
  • 黒船賞       (Jpn3) 2025年
  • 黒船賞       (Jpn3) 2024年
  • 黒船賞       (Jpn3) 2023年
  • オーバルスプリント (Jpn3) 2022年
  • サマーチャンピオン (Jpn3) 2022年
  • 東京スプリント   (Jpn3) 2022年

短距離からマイルで活躍しているシャマルがレースの中心となりそうです。

デビュー時から交流重賞で堅実に結果を残しており、得意の逃げでこれまでに9つの重賞タイトルを手にしました。

一時期調子を落としていた時期もありましたが、川須騎手とのコンビで昨年の黒船賞を制すると、続くかしわ記念においても逃げの競馬で他馬を圧倒し、悲願のG1級タイトルを手にしています。

今年に入ってからも調子は維持しており、黒船賞はトップハンデ59キロを背負いながらも2着のアラジンバローズに4馬身差の圧勝、そしてかしわ記念とさきたま杯も逃げて優勝しました。

7歳になってからのパフォーマンスも抜けていますし、むしろ調子を引き上げているようにも感じます。

今回はぶっつけでマイルチャンピオンシップ南部杯に参戦しますが、3年前に3着入線している舞台でもあるので適性は問題ないでしょう。

また、今年参戦する他の中央勢はどちらかというとマイル向けではなく中距離適性の高い馬が多いので、適性面でも上位争いできるチャンスはあります。

過去10年のマイルチャンピオンシップ南部杯で7歳馬は【1-0-4-44】ですが、シャマルに関しては勢いもあるので、得意の逃げでベストを尽くしてほしいです。

★評価点
・短距離~マイルで活躍している馬
・逃げの競馬が得意
・川須騎手との相性も良い
・データと相性のいいマイルG1の連対歴がある馬+過去に好走したリピーター

▼課題
・7歳馬はそこまで成績が良くない【1-0-4-44】

ウィルソンテソーロ

主な勝ち鞍
  • JBCクラシック (Jpn1) 2024年
  • 白山大賞典    (Jpn3) 2023年
  • マーキュリーC  (Jpn3) 2023年
  • かきつばた記念  (Jpn3) 2023年

昨年のJBCクラシックでG1級タイトルを手にしたウィルソンテソーロも参戦します。

3年前に3つのJpn3競走を制して収得賞金を加算した馬で、昨年のチャンピオンズカップと東京大賞典で2着入りしたことで、G1級レースの常連になりました。

長くG1級タイトルに届きませんでしたが、昨年の佐賀競馬で開催されたJBCクラシックでは、地元佐賀出身の川田騎手とコンビを組み、早めに押しあげてそのまま独走し、見事G1級レースを制しました。

その後のチャンピオンズカップや東京大賞典を見ても、充実した1年といえるでしょう。

今年は3戦使って馬券に絡めていませんが、サウジカップとドバイワールドカップは相手が強力+もともと中東適性はそこまで高くありません。

前走の帝王賞も人気を裏切る5着でしたが、帰国初戦も影響したと思います。

今回は久々のマイルの参戦ですが、昨年までの活躍を見れば実績は最上位です。

適性次第ではありますが、かみ合えば巻き返しも可能でしょう。

★評価点
・G1級レースで何度も馬券に絡んだ馬
・主戦の川田騎手が騎乗
・脚質問わず好走できる

▼課題
・今年は馬券に絡めていない
・衰えの可能性もありそう
・マイル実績は条件戦時代のものしかない

サンライズジパング

主な勝ち鞍
  • 名古屋グランプリ (Jpn2) 2025年
  • 不来方賞     (Jpn2) 2024年
  • みやこステークス (Jpn3) 2024年

今年のフェブラリーステークスで2着入線したサンライズジパングは今年のメンバーの中で最年少の馬です。

もともと芝とダートを併用して使われ、2歳時にホープフルステークスで馬券に絡んだことを機に、昨年は皐月賞や日本ダービーにも参戦していました。

クラシックでは結果を残せませんでしたが、その後ダートにシフトすると、今回と同じ盛岡競馬で開催された不来方賞を圧勝し、続くジャパンダートクラシックでも3着入線しています。

古馬になってからもダートの第一線で活躍しており、今年のフェブラリーステークスはやや出負けして後ろからの競馬になりながらも、直線では最内から脚を伸ばして2着入りしています。

外から脚を伸ばしたコスタノヴァには届きませんでしたが、唯一差を詰めて惜しい競馬でしたし、直線の手応えも非常に良く、負けて強しの競馬でした。

過去の成績を見ると中距離の方が安定しているようにもみえますが、フェブラリーステークスが好内容だったので久々のマイルでも対応できる可能性は高いです。

距離は違いますが、不来方賞で盛岡適性も証明しているのも良いでしょう。

今年は古馬の重鎮が多いですが、その中で唯一参戦する若手ホースがどこまで上位争いに加われるのか、注目したいです。

★評価点
・マイルから中距離まで安定
・今年のフェブラリーステークスが強い2着
・不来方賞で盛岡適性も証明している
・データと相性のいいマイルG1の連対歴がある馬

▼課題
・過去10年で4歳馬は【0-1-1-16】と苦戦している

マイルチャンピオンシップ南部杯2025の穴馬2頭

マイルチャンピオンシップ南部杯は1~2番人気の好走率が高いレースですが、近5開催は6番人気以下の馬も毎年馬券に絡んでいるので、ヒモ荒れにも期待できます。

今年の出走登録馬の中から配当妙味がありそうな穴馬を2頭紹介します。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

エコロクラージュ

主な勝ち鞍
  • 福永洋一記念 (G) 2025年

園田から参戦するエコロクラージュは今年に入ってから重賞でも頭角している馬です。

地元園田ではほとんど崩れることなく活躍しており、昨年の兵庫ゴールドトロフィーから交流重賞でも顔を見るようになりました。

3走前の兵庫大賞典は3着でしたが、勝ち馬イグナイターに0.2秒差なので地元でも力を付けています。

そして、前走のサマーチャンピオンは7番人気でしたが、差しの競馬で2着のエンペラーワケアにクビ差入線しました。

サマーチャンピオンはハンデ競走でエコロクラージュは53キロの恩恵があったので、過大評価はしづらいですが、それでも交流重賞で中央勢相手に善戦できたのは面白いです。

今回はJpn1レースということで一気に相手は強力になりますが、マイル適性も2走前の福永洋一記念で証明していますし、少しずつ力を付けているように感じます。

現在のエコロクラージュが強敵相手にどこまで結果を残せるのか、注目したいです。

★評価点
・園田で力を付けている馬
・前走サマーチャンピオンはハンデの恩恵があったとはいえ3着入りした
・先行~差しが得意
・小牧太騎手との相性も良さそう

▼課題
・データと相性の悪い地方馬
・相手が強力

ヒロシクン ※取消

主な勝ち鞍
  • 青藍賞        (G) 2025年
  • 青藍賞        (G) 2024年
  • シアンモア記念    (G) 2025年
  • 赤松杯        (G) 2025年
  • トウケイニセイ記念  (G) 2024年
  • 一條記念みちのく大賞 (G) 2024年

地元岩手勢からはヒロシクンに注目したいです。

ヒロシクンはもともと中央所属の馬でしたが、1勝クラスで頭打ちになり、昨年岩手に移籍しました。

移籍後は中央時代のパフォーマンスを如何なく発揮し、これまでに6つの地方重賞を制しています。

脚質的には逃げを得意としており、前走の青藍賞も昨年の岩手競馬の年度代表馬の座を手にしたフジユージーン相手に4馬身差の完勝でした。

地元岩手の総大将といえるでしょう。

ただ、昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯は15着に敗れ、マーキュリーカップも2年連続二桁着順です。

ヒロシクンはマイル実績に定評があるので、ダート2,000mのマーキュリーカップは距離が長い可能性はありますが、マイルチャンピオンシップ南部杯でも目立った結果を残せませんでした。

今年も引き続き参戦しますが、相手は引き続き強力です。

それでも、岩手勢の中では実績最上位ですし、マイルも【9-0-0-1】と崩れていないので適性はもっとも合うでしょう。

昨年大敗した舞台でリベンジに期待したいです。

★評価点
・地元岩手の最強馬
・マイルで破竹の活躍【9-0-0-1】
・逃げが得意

▼課題
・データと相性の悪い地方馬
・昨年は15着に沈んだ

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ここからはマイルチャンピオンシップ南部杯の過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!

マイルチャンピオンシップ南部杯2025の概要

マイルチャンピオンシップ南部杯は盛岡競馬場で開催されるダートのマイルJpn1競走です。

中央競馬で開催されるマイルチャンピオンシップ同様、最強マイラーを決める一戦に指定されていますが、中央競馬のマイルチャンピオンシップは芝の最強マイラーを決めるのに対し、南部杯はダート最強マイラーを決めます。

【南部杯】の名称を付けることで区別しています。

ちなみに、南部杯とは江戸時代に盛岡競馬場がある盛岡藩を治めていた南部氏から来ています。

なお、南部氏の子孫の方が毎年南部杯に出席し、南部杯を授与しています。

盛岡競馬では年間4つの交流重賞が開催されていますが、4競走のトリを飾るレースとしても有名です。

Jpn1に指定されていることから、中央・地方・そして地元岩手からマイル適性の高い馬が多数参戦し、盛岡競馬を盛り上げますよ。

今年も実力のある馬が多数参戦し、Jpn1にふさわしい面子が揃いました。

下半期最強ダートマイラーの座を手にするのは果たしてどの馬でしょうか?!

2024年 マイルチャンピオンシップ南部杯JpnI|第37回|NAR公式

マイルチャンピオンシップ南部杯2025の開催内容

開催日10月13日(月曜・祝) 18:15発走
開催競馬場盛岡競馬場 12R
格付けJpn1
コースダート1,600m
性齢3歳以上
斤量定量
1着賞金8000万円

マイルチャンピオンシップ南部杯2025が開催される盛岡のダート1,600mの特徴

盛岡競馬場 ダート1600mのコースで特徴を解説
マイルチャンピオンシップ南部杯のタイム
平均タイム
(過去10年)
1:37.1
レコードタイム1:32.7
(2020年 アルクトス)

盛岡競馬のダートマイルは非常に異質なコースとなっています。

その原因はスタート地点です。

ワンターンの左回りコースでスタート地点は2コーナーの奥ポケットというと聞こえはよいですが、ポケットの奥行きが非常に深いのです。

どれくらい深いかというと、スタート地点から本コースまでが400mもあるのです。

しかも、盛岡は向こう正面だけでも500m近くあるため、スタートから最初の3コーナーまで実質900m近くカーブのない道のりを駆け抜けます。

この間、スタートから3コーナーまでは緩い上り坂となっていてペースは落ち着きます。

坂のてっぺんは3コーナーにあり、高低差はスタートから見て約2.5mあります。

3.4コーナーは非常に大きなカーブが描かれていて、スピードを落とす必要はありません。

また、3コーナーのてっぺんから今度は急な下り坂になっていることからも、ペースアップしやすいです。

下り傾斜は4コーナーの終わりまで続き、その高低差は4.4mもあるのです。

最後の直線は約300mです。

直線に入ると今度は再び高低差1.5mほどの上り坂を駆け上がります。

上り坂を上った先にゴールがあります。

盛岡のダートマイルはスローからの上がり・瞬発力勝負になりやすいです。

なぜなら、前半が900mもの緩い上り坂を駆け上がるためペースが問われないからです。

しかし、3.4コーナーが下り坂で大きなカーブ、さらには残り距離から見ても絶妙にスパートをかけやすいためペースが必然的に上がりやすいです。

そのため、スピード色の強い舞台となっていますが、最後の直線で再び上り坂を駆け上がらなければいけないのでスタミナやパワーも求められます。

1,600mのコースながらも中山に匹敵する高低差があるので、ただのスピード一辺倒の馬ではなく、スタミナやパワーなど、総合力を兼ねそろえた馬が好走しやすい舞台となっています。

マイルチャンピオンシップ南部杯2025の出走馬

馬番馬名性齢斤量騎手
1リメイク牡657.0矢野貴之
2ヘリオスセ957.0山本政聡
3スプラウティングセ657.0塚本涼人
4ゼットセントラルセ957.0菅原辰徳
5ミックファイア牡557.0山本聡哉
6イグナイター牡757.0笹川翼
7シャマル牡757.0石川倭
8レライタムセ457.0高橋悠里
9エコロクラージュ牡657.0小牧太
10ペプチドナイル牡757.0藤岡佑介
11ウィルソンテソーロ牡657.0川田将雅
12クラウンプライド牡657.0吉原寛人
13マイネルアストリア牡857.0関本玲花
14シックスペンス牡457.0御神本訓史
15サンエイコンドル牡657.0高松亮
16サンライズジパング牡457.0武豊

マイルチャンピオンシップ南部杯の過去10年のデータと傾向


馬場
着順馬番馬名人気前走前走着順
2024
11レモンポップ1さきたま杯(Jpn1)1
214ペプチドナイル2かしわ記念(Jpn1)3
311キタノヴィジョン10スレイプニルステークス(OP)8
2023
稍重
13レモンポップ1ドバイゴールデンシャヒーン(G1)10
212イグナイター4園田チャレンジカップ(G)1
36レディバグ7サマーチャンピオン(Jpn3)3
2022
不良
14カフェファラオ1安田記念(G1)10
28ヘリオス6さきたま杯(Jpn2)1
315シャマル3オーバルスプリント(Jpn3)1
2021
不良
116アルクトス1さきたま杯(Jpn2)1
214ヒロシゲゴールド7クラスターカップ(Jpn3)3
315ソリストサンダー2エルムステークス(G3)10
2020
稍重
114アルクトス6エルムステークス(G3)6
25モズアスコット2かしわ記念(Jpn1)6
32モジアナフレイバー7千葉ダートマイル(OP)1
2019
13サンライズノヴァ4プロキオンステークス(G3)4
24アルクトス2プロキオンステークス(G3)1
313ゴールドドリーム1かしわ記念(Jpn1)1
2018
112ルヴァンスレーヴ2ジャパンダートダービー(Jpn1)1
27ゴールドドリーム1帝王賞(Jpn1)1
33メイショウウタゲ5エニフステークス(OP)1
2017
稍重
111コパノリッキー1かしわ記念(Jpn1)1
23ノボバカラ7キーンランドカップ(G3)10
39キングズガード5プロキオンステークス(G3)1
2016
稍重
112コパノリッキー1帝王賞(Jpn1)1
213ベストウォーリア2さきたま杯(Jpn2)2
310ホッコータルマエ4帝王賞(Jpn1)4
2015
稍重
112ベストウォーリア1プロキオンステークス(G3)1
21タガノトレール4オーバルスプリント(Jpn3)3
314ワンダーアキュート2帝王賞(Jpn1)8

【マイル実績】勝ち馬の9頭がマイルG1級レースで連対していた

年度勝ち馬主なマイルG1(Jpn1)実績
2024レモンポップフェブラリーS/2023年
2023レモンポップフェブラリーS/2023年
2022カフェファラオフェブラリーS/2022年
2021アルクトスマイルCS南部杯/2020年
2020アルクトスマイルCS南部杯/2019年
2019サンライズノヴァなし
2018ルヴァンスレーヴ全日本2歳優駿/2017年
2017コパノリッキーフェブラリーS/2015年
2016コパノリッキーフェブラリーS/2014年
2015ベストウォーリアマイルCS南部杯/2014年

過去10年のマイルチャンピオンシップ南部杯の勝ち馬9頭がこれまでにダートのマイルG1(Jpn1)で連対していました。

マイルチャンピオンシップ南部杯は世代最強のダートマイラーを決める一戦なので、これまでに同距離で強敵相手に上位争いしている馬が優勢傾向にあります。

勝ち馬を探す際は過去の実績にも注目したいです。

今年の出走馬の中で過去にマイルG1級のレースで連対していた馬は5頭いました。(かっこは主な実績)

・イグナイター
(マイルCS南部杯2025/2着)

・サンライズジパング

(フェブラリーS2025/2着)

・シャマル

(かしわ記念2025/1着)

・ペプチドナイル

(フェブラリーS2024/1着)

・ヘリオス

(マイルCS南部杯2022/2着)

【所属】中央勢が中心

所属成績単勝率連対率複勝率
中央【10-9-9-39】14.9%28.4%41.8%
兵庫【0-1-0-2】0.0%33.3%33.3%
南関東【0-0-1-8】0.0%0.0%11.1%
その他地方【0-0-0-72】0.0%0.0%0.0%

過去10年のマイルチャンピオンシップ南部杯で馬券に絡んだ28頭が中央競馬に所属している馬でした。

交流重賞はもともと中央勢優勢の傾向が強いですが、マイルチャンピオンシップ南部杯においても例外ではありません。

馬券予想の際は所属にも注目したいです。

今年の出走馬の中で中央所属の馬は7頭いました。

・ウィルソンテソーロ
・クラウンプライド
・サンライズジパング

・シックスペンス
・シャマル
・ペプチドナイル
・リメイク

【リピーター】過去のマイルCS南部杯好走馬が再度激走している

馬名過去のマイルCS南部杯の着順
レモンポップ2023~2024年/1着
アルクトス2019年/2着
2020~2021年/1着
ゴールドドリーム2018年/2着
2019年/3着
コパノリッキー2016~2017年/1着
ベストウォーリア2015年/1着
2016年/2着
ホッコータルマエ2013年/2着
2016年/3着

過去10年のマイルチャンピオンシップ南部杯の好走馬を見てみると、同名の馬が複数馬券に絡んでいたケースが確認できました。

マイルチャンピオンシップ南部杯は高低差が大きな盛岡競馬で行われるレースなので、他の地方競馬と比較しても個性が強く、コース適性が問われやすいです。

過去にマイルチャンピオンシップ南部杯で馬券に絡んでいる馬は再度好走する可能性があるので、該当馬は評価したいです。

今年の出走馬の中で、過去にマイルチャンピオンシップ南部杯で馬券に絡んだことがある馬は3頭いました。

・イグナイター
・シャマル
・ヘリオス

なお、上記で述べた「ダートのマイルG1(Jpn1)で連対したことがある馬」「中央馬」「過去にマイルチャンピオンシップ南部杯で馬券に絡んだことがある馬」の3つ全てに該当する馬はシャマルだけでした。

マイルチャンピオンシップ南部杯の過去10年の人気別成績

人気成績単勝率連対率複勝率
1番人気【7-1-1-1】70.0%80.0%90.0%
2番人気【1-4-2-3】10.0%50.0%70.0%
3番人気【0-0-1-9】0.0%0.0%10.0%
4番人気【1-2-1-6】10.0%30.0%40.0%
5番人気【0-0-2-8】0.0%0.0%20.0%
6番人気以下【1-3-3-94】1.0%4.0%7.0%

1番人気の好走率は非常に高い

過去10年のマイルチャンピオンシップ南部杯で1番人気は【7-1-1-1】でした。

勝率70%、複勝率90%は非常に安定しています。

特に2020年以降の4開催は4年連続1番人気が勝利していることから、近年は1番人気の活躍に拍車がかかっています。

1番人気は軸に最適といえるでしょう。

2番人気は相手候補に有力

過去10年のマイルチャンピオンシップ南部杯で2番人気は【1-4-2-3】でした。

勝利したのは2018年のルヴァンスレーヴのみで、勝率10%は低いです。

ただし、2~3着には6頭が入線しており、連対率50%、複勝率70%と高い水準でした。

2番人気は相手候補として有力でしょう。

5年連続で6番人気以下の馬が馬券に絡んでいる

直近5開催のマイルチャンピオンシップ南部杯の好走馬を見てみると、毎年6番人気以下の馬が1頭以上馬券に絡んでいます。

マイルチャンピオンシップ南部杯は1~2番人気の好走が目立つ半面、下位人気の台頭も少なくありません。

近年はヒモ荒れも目立っているので馬連や三連単など、複数の馬を絡める券種で予想する際は、人気落ちにも注目したいです。

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マイルチャンピオンシップ南部杯の過去10年の枠番別成績

枠番成績単勝率連対率複勝率
1枠【1-1-1-12】7.0%13.0%20.0%
2枠【2-2-0-13】12.0%24.0%24.0%
3枠【1-1-1-16】5.0%11.0%16.0%
4枠【0-1-1-18】0.0%5.0%10.0%
5枠【0-1-1-18】0.0%5.0%10.0%
6枠【1-0-2-17】5.0%5.0%15.0%
7枠【4-2-1-13】20.0%30.0%35.0%
8枠【1-2-3-14】5.0%15.0%30.0%

外枠の方が複勝率は高い

過去10年のマイルチャンピオンシップ南部杯で馬券に絡んだ16頭が6~8枠の馬でした。

このうち、7枠はこれまでに4勝しており、勝率、連対率、複勝率ともに全枠順で一番高いです。

その隣の8枠も複勝率は30%で全枠順の中で2番目に高い水準でした。

内枠の成績も決して悪くありませんが、7~8枠の勝利数や好走率の高さを見る限り、マイルチャンピオンシップ南部杯は外枠が有利といえるでしょう。

今年のマイルチャンピオンシッ南部杯で7枠を引いた馬はマイネルアストリアシックスペンスです。

マイルチャンピオンシップ南部杯の過去10年の前走クラス別成績

前走クラス成績
G1(Jpn1)【6-3-3】
G2(Jpn2)【1-2-0】
G3(Jpn3)【3-4-4】
地方重賞(G)【0-1-0】

勝利数が多い前走G1(jpn1)組

過去10年のマイルチャンピオンシップ南部杯で馬券に絡んだ12頭が前走G1級レースを使っていました。

このうちの6頭がレースを制しています。

マイルチャンピオンシップ南部杯はJpn1レースということで、叩いて挑む馬やぶっつけ参戦する馬がいますが、どちらかというと前走G1(Jpn1)からぶっつけ参戦する馬の方が活躍傾向にありました。

今年の出走馬の中で前走がG1(Jpn1)だった馬は5頭いました。

・ウィルソンテソーロ
(前走帝王賞/5着)


・シックスペン
(前走安田記念/14着)

・シャマル
(前走さきたま杯/1着)

・ミックファイア
(前走帝王賞/11着)

・リメイク
(前走ドバイゴールデンシャヒーン/10着)

前走地方重賞組の好走は1頭しかいなかった

過去10年のマイルチャンピオンシップ南部杯で前走が地方重賞だった馬はこれまで1頭しか馬券に絡めていません。

マイルチャンピオンシップ南部杯は交流重賞ということで、地元岩手の馬や南関東所属の実力馬も多数参戦しますが、前走が地方馬限定重賞だった馬はほとんど好走事例がありませんでした。

該当する馬は評価を下げたいです。

今年の出走馬の中で前走が地方重賞だった馬は7頭いました。

・イグナイター(前走兵庫大賞典/1着)
・サンエイコンドル(前走青藍賞/8着)
・スプラウティング(前走青藍賞/6着)

・ゼットセントラル(前走青藍賞/10着)
・ヘリオス(前走青藍賞/4着)

・マイネルアストリア(前走青藍賞/9着)
・レライタム(前走青藍賞/7着)

マイルチャンピオンシップ南部杯2025全頭考察

今年のマイルチャンピオンシップ南部杯も全国からマイル実績のある馬が多数参戦しています。

ここからは、冒頭で紹介しきれなかった残りの出走登録馬を紹介します。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

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イグナイター

主な勝ち鞍
  • JBCスプリント (Jpn1) 2023年
  • さきたま杯    (Jpn2) 2023年
  • かきつばた記念  (Jpn3) 2022年
  • 黒船賞      (Jpn3) 2022年

地元園田所属馬で、一昨年のJBCスプリントを制したイグナイターが久々に盛岡競馬に参戦します。

もともと中央出身の馬でしたが、すぐに園田に移籍してからは地元のみならず、交流重賞の舞台でも結果を残しました。

短距離からマイルを中心に結果を残しており、一昨年のJBCスプリントでは中央のスプリンター相手に力のある走りで優勝し、地元園田の星として、最高の栄誉を掴んでいます。

その後のレース内容を見ても、さきたま杯の2着など、活躍していましたが今年は7歳ということで少しピークは過ぎている感じがするのも正直なところです。

前走の兵庫大賞典は久々の地方馬限定重賞で、ここは逃げの手で勝利していますが2着のドンカポノや3着のエコロクラージュとは0.2秒差でした。

地元ではまだまだ通用していますが、いい時期ならもっと快勝していてもおかしくないと思うので、衰えがあるかもしれません。

良い馬ですし、今年の中央勢を見てみると、マイル実績のある馬はそこまでいないので上位争いも可能ですが、それでも相手は手ごわいので枠を見ながら最終的な印を検討したいです。

★評価点
・2022年と2023年のNAR年度代表馬
・スプリントからマイルで活躍
・逃げ~先行が得意
・主戦の笹川騎手が騎乗
・データと相性のいいマイルG1の連対歴がある馬+過去に好走したリピーター

▼課題
・データと相性の悪い地方馬
・7歳馬はそこまで成績が良くない【1-0-4-44】
・ピークは過ぎているかもしれない

クラウンプライド

主な勝ち鞍
  • UAEダービー  (G2) 2022年
  • コリアカップ   (G3) 2024年
  • コリアカップ   (G3) 2023年
  • マーキュリーC (Jpn3) 2023年

クラウンプライドは韓国で開催されたコリアカップを連覇している馬ですが、昨年盛岡で開催されたマーキュリーカップも勝利しています。

勝利したマーキュリーカップは57キロの重ハンデでしたが、得意の先行競馬で最後まで粘り、後ろから詰めたビヨンドザファザーやロードアヴニールの追撃を交わして勝利しました。

僅差でしたが、この2頭は54キロでハンデが軽かったことを考えると、着差以上に健闘しています。

前走のマーキュリーカップでも連覇を狙いましたが、ここはカズタンジャーの追込の前に2着に敗れました。

敗れはしたものの、カズタンジャーは54キロ、対してクラウンプライドは58キロだったので斤量差を考えたらその中で1馬身差は悪くありません。

マーキュリーカップの内容を見ても盛岡適性には期待できるでしょう。

ただ、マイルに関しては【0-0-0-2】で結果を残していません。

過去の内容を見ても中距離の方が合うでしょう。

盛岡適性には期待できますが、マイル適性はないのでそのあたりをどのように評価するかがポイントです。

枠の並びを見ながら印を検討したいです。

★評価点
・盛岡適性のある馬
・先行競馬が得意
・かつてはG1級レースで複数も好走していた

▼課題
・マイル好走歴はない
・スピードトラックでも苦戦している
・重馬場以下は3戦すべて着外

グランブリッジ ※取消

主な勝ち鞍
  • レディスプレリュード  (Jpn2) 2024年
  • エンプレス杯      (Jpn3) 2023年
  • 関東オークス      (Jpn2) 2022年
  • TCK女王盃      (Jpn3) 2023年
  • ブリーダーズゴールドC (Jpn3) 2022年

グランブリッジは中距離路線で活躍している牝馬です。

G1馬ではありませんがこれまで5つの重賞レースを勝利し、JBCレディスクラシックは3年連続2着、その他、昨年の川崎記念でも2着入りしており、G1級レースでも上位争いしていました。

何度もG1級レースで好走するもののタイトルを掴めない点は、スプリンターのナムラクレアに通じる部分もありますが、それでも中距離では堅実な走りで上位争いしています。

ただ、今年6歳馬ということで、近2戦は人気を裏切る結果でした。

特に、前走のブリーダーズゴールドカップは得意の先行策を打ちましたが、早めに一杯になってしまって7着でした。

前走から馬体重プラス13キロでの参戦だったので状態面も良くなかったのかもしれませんが、それでもあまり評価できない崩れ方です。

また、マイルに関しても一昨年のスパーキングレディーカップが人気を裏切る4着だったことから、グランブリッジは中距離の方がかみ合いそうです。

安定感と実績に定評がある馬ですが、距離適性や前走の崩れ方を見る限り、強くは狙いづらいのが実情です。

★評価点
・G1級レースで何度も好走
・重賞タイトルも5つ手にしている
・先行策が得意
・いい時期は一流牝馬相手に善戦していた

▼課題
・主戦の川田騎手はウィルソンテソーロに騎乗する
・マイルは短い可能性がある
・前走の崩れ方が気がかり

シンヨモギネス ※取消

主な勝ち鞍
  • ニセコ特別 (1勝クラス) 2021年

シンヨモギネスは岩手所属馬ですが、今年の春までは中央競馬に所属していました。

ただ最後に勝利したニセコ特別から4年以上第一戦で使われたものの、結果的に2勝クラスを勝ち上がることはできずに移籍しています。

当初は南関東に移籍しましたが、そこでも結果を残せずに岩手に移籍しました。

岩手に移籍してからは馬券に絡めているものの、勝ち鞍には届いておらず4年以上勝利から遠ざかっています。

前走の青藍賞も3着ですが、勝ち馬ヒロシクンや2着のフジユージーンには完敗でした。

1勝クラス止まりの馬がJpn1での激走は考えられませんし、ここは見送りたいです。

★評価点
・差しが得意

▼課題
・データと相性の悪い地方馬
・7歳馬はそこまで成績が良くない【1-0-4-44】
・最後の勝利から4年以上経過している
・2勝クラス戦で頭打ちになった

スプラウティング

主な勝ち鞍
  • 栗駒賞 (G) 2025年

岩手所属のスプラウティングは今年の春まで中央に在籍しており、中央時代は2勝クラスを勝利しています。

ところが、3勝クラスでは何度か馬券に絡むこともありましたが、やがて二桁着順が目立つようになって岩手の移籍が決まりました。

岩手に移籍してからは重賞の栗駒賞を勝利し、存在感を発揮しました。

ただ、岩鷲賞や青藍賞では目立った活躍を見せておらず、苦戦が強いられています。

他の岩手所属馬と比較してもそこまで抜けた能力はなさそうですし、ここでの好走も至難でしょう。

★評価点
・先行競馬が得意な馬

▼課題
・データと相性の悪い地方馬
・相手が手ごわい
・岩手所属馬の中でもそこまで目立つ存在ではない

ペプチドナイル

主な勝ち鞍
  • フェブラリーS (G1) 2024年

昨年のフェブラリーステークスで金星を手にしたペプチドナイルがマイルチャンピオンシップ南部杯に参戦します。

フェブラリーステークスを勝利するまでは重賞勝ち鞍はありませんでしたが、一昨年のベテルギウスで強い走りを見せており、ポテンシャルの高さはこのころから見えていました。

昨年のフェブラリーステークスは11番人気でしたが、先行から最後まで押し切って優勝し、金星を手にしています。

このフェブラリーステークスは600m通過が33秒9で芝レースを彷彿させるようなハイペースでしたが、激流のような流れで先行し、差し馬が上位を占める中で最後まで押し切り優勝しているので展開を考えたら相当強い競馬でした。

昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯においても当時最強マイラーだったレモンポップを見るように2番手で競馬を行い、最後までマークするような形で3/4馬身差の2着です。

レモンポップにプレッシャーを与えながら最後まで肉薄する内容で、負けて強しの競馬でした。

その後は馬券に絡めていませんが、今年のフェブラリーステークスも4着入りしているように悪くありません。

ただ、ゴドルフィンマイルは得意の先行を打ちましたが直線入りで早くも崩れてしまいました。

慣れないアウェイが影響したのか分かりませんが、少し気になる負け方です。

今回は前走ゴドルフィンマイルからの参戦となります。

休み明け+海外帰りですが、マイルチャンピオンシップ南部杯は昨年も好走した舞台なので適性は問題ないでしょう。

状態次第ですが、昨年くらい仕上がっていたら再び激走もあり得るはずです。

★評価点
・昨年のフェブラリーステークスの勝ち馬
・昨年フェブラリーステークスは強い競馬
・藤岡佑介騎手が引き続き騎乗
・データと相性のいいマイルG1の連対歴がある馬&リピーター

▼課題
・7歳馬はそこまで成績が良くない【1-0-4-44】
・海外帰り+休み明け初戦
・前走ゴドルフィンマイルは早い段階で崩れてしまった

ヘリオス

主な勝ち鞍
  • グリーンチャンネルC  (L) 2021年
  • ペルセウスS     (OP) 2023年
  • 霜月ステークス    (OP) 2021年
  • 霜月ステークス    (OP) 2020年

ヘリオスは元中央馬で、中央時代は交流重賞で何度も馬券に絡んでいます。

2022年のマイルチャンピオンシップ南部杯においても勝ち馬カフェファラオとハナ差の2着に入線しており、続くJBCスプリントでも3着と、一時期は短距離からマイルでトップクラスの活躍を見せていました。

ただ、メンバー最年長の9歳馬ということで、昨年から苦戦が続き、やがて地方の移籍が決まりました。

現在は岩手所属馬としてレースに挑んでいますが、地元重賞でも馬券外に漏れることが多くなり、さすがに年齢的な衰えは否めません。

良い時期ならG1級の舞台でも通用したと思いますが、近走は衰えが出ているのでさすがに手は出しづらいです。

★評価点
・かつて交流重賞で台頭した馬
・何度も交流重賞で馬券に絡んでいた
・データと相性のいいマイルG1の連対歴がある馬+過去に好走したリピーター

▼課題
・データと相性の悪い地方馬
・9歳で衰えも出ている
・地方馬限定重賞でも結果を残せていない

ミックファイア

主な勝ち鞍
  • JDD      (Jpn1) 2023年
  • 羽田盃       (G) 2023年
  • 東京ダービー    (G) 2023年
  • ダービーグランプリ (G) 2023年

ミックファイアは2023年の南関三冠を無敗で制した馬です。

2年前の時点では大井から素質の高い馬が誕生したと話題になり、特にジャパンダートクラシックの前身であるジャパンダートダービーは地方馬にとって鬼門と言われていましたが、中央勢を寄せ付けないパフォーマンスで勝利しました。

続くダービーグランプリも勝利し、暮れの東京大賞典でも3番人気に支持されましたが、ここは中央勢との壁に激突し、8着でした。

古馬になってからもG1級レースを使っていますが、いまのところ6戦すべて馬券外に沈んでいます。

昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯は4着でしたが、勝ち馬レモンポップとの差は1.5秒、3着のキタノヴィジョンとも4馬身差合ったので、着順以上に高く評価しづらいです。

南関三冠馬の実力を以てしても交流重賞での好走は厳しいようでした。

ただ、昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯は砂の深い2枠からの発走も影響したかもしれません。

もし外枠なら結果は変わっていた可能性もありますし、近走の内容から人気を落とすようでしたら、逆張りも悪くなさそうです。

★評価点
・無敗の南関三冠馬
・前目競馬が得意
・昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯も4着

▼課題
・データと相性の悪い地方馬
・中央馬との壁に阻まれている
・近走は着順以上に崩れている

ミニアチュール ※取消

主な勝ち鞍
  • フェアリーカップ     (G) 2025年
  • すずらん賞        (G) 2024年
  • ヴィーナススプリント   (G) 2024年
  • ビューチフルドリーマーC (G) 2024年
  • OROオータムティアラ  (G) 2023年
  • ひまわり賞        (G) 2023年
  • 東北優駿         (G) 2023年
  • ダイヤモンドカップ    (G) 2023年
  • スプリングカップ     (G) 2023年
  • あやめ賞         (G) 2023年
  • 金杯           (G) 2023年

地元岩手で数多くの重賞タイトルを手にしているミニアチュールは5歳の牝馬です。

もともとホッカイドウ競馬所属馬でしたが、岩手に移籍してからは11個も重賞タイトルを手にしました。

3歳時は前目競馬を得意としていましたが、古馬になってからは先行競馬も身に付け、幅広い脚色で結果を残しています。

距離に関しても短距離からマイル・中距離まで好走しており、3走前フェアリーカップは2着馬に大差で強い競馬でした。

勝ち負けも少なくありませんし、敗れたレースは着順以上に勝ち馬と差があることから、ここでの好走は容易ではないでしょう。

それでも実績も豊富ですし、近走を見ても安定感がある馬なので現状のミニアチュールが中央勢相手にどこまで通用するのか注目したいです。

★評価点
・地方重賞タイトルホルダー
・逃げ~先行策が得意
・適性距離の幅も広い

▼課題
・データと相性の悪い地方馬
・敗れたレースは着順以上に勝ち馬との差がある
・相手の強化

ライアン ※取消

主な勝ち鞍
  • 桐花賞   (G) 2024年
  • せきれい賞 (G) 2024年
  • 平和賞   (G) 2021年

ライアンは岩手所属馬で、かつては羽田盃で13番人気ながら2着に入線していました。

その後の活躍を見ると好走と凡走を繰り返していますが、岩手競馬のせきれい賞や桐花賞などの重賞でも好走しており、頭角を現わしています。

ただ、今年に入ってからは重賞での台頭も霞んでいることから、少し調子を落としているかもしれません。

前走A1レースの初秋特別は勝利しましたが、2着のボウトロイとの差はアタマ差でした。

A1クラスで僅差の馬がJpn1の舞台で通用するとは思えないですし、ここは見送りたいです。

★評価点
・脚質は比較的自在性がある

▼課題
・データと相性の悪い地方馬
・相手が強力

リメイク

主な勝ち鞍
  • コリアスプリント     (G3) 2024年
  • コリアスプリント     (G3) 2023年
  • リヤドダートスプリント  (G3) 2024年
  • クラスターカップ    (Jpn3) 2023年
  • カペラステークス     (G3) 2022年

短距離路線で活躍しているリメイクはこれまで5つの重賞を手にしました。

これまで1,200mをメインに使っている馬で、韓国で開催されたコリアスプリントやサウジアラビアのリヤドダートスプリントなど、スプリント戦においては国内外問わず活躍しています。

ただ、近3戦は相手関係も手ごわかったのか、いずれも掲示板外でした。

今回は3年前のユニコーンステークス以来となるマイル参戦ですが、本質的には短距離の方が合いそうですし、このユニコーンステークスも人気を裏切る6着なのでマイルは長い可能性があります。

近走の内容や距離適性を考えると、印は回さない予定でいます。

★評価点
・スプリント路線で結果を残している馬
・短距離戦なら国内外問わず活躍
・差しが得意

▼課題
・マイル実績は皆無
・短距離の方が合いそう
・休み明け+海外帰り初戦

以上になります。
マイルチャンピオンシップ南部杯の予想の参考にしてみてください!

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