
【阪神ジュベナイルフィリーズ2025予想】本命におすすめしたい3頭+穴馬2頭はこちら!

阪神ジュベナイルフィリーズ2025のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭、AI予想を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
枠順確定後に阪神ジュベナイルフィリーズ2025予想の最終買い目を発表します!
阪神ジュベナイルフィリーズ2025の予想ポイント
- 勝ち馬は「キャリア2~3戦」で「4着以下に敗れたことがない」馬から予想したい
- 馬券の半数以上を占める「差し馬」に注目したい
- ノーザンF生産馬が活躍している、下河辺牧場生産馬【0-1-2-0】は複勝率100%
- 勝ち馬は1~5人気から予想したい、前走上がり33秒台だった馬は6人気以下でも激走している
- 5~6枠の複勝率(30.0%)がもっとも高い、8枠【0-1-0-28】は苦戦
- 前走3着以下の馬は評価を下げたい
阪神ジュベナイルフィリーズ2025予想の最終買い目
枠順確定後、レース前日までに阪神ジュベナイルフィリーズ2025予想の最終買い目を発表します。
阪神ジュベナイルフィリーズ2025の有力馬3頭
今年の阪神JFも2歳女王の座を目指す馬が多数参戦しています。
今年の出走登録馬の中から素質に期待できそうな有力馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
アランカール
- 野路菊S (1勝クラス) 2025年
2戦2勝の無敗馬であるアランカールがレースの中心となりそうです。
母がオークス馬のシンハライトという超良血馬で、シンハライト譲りの末脚が武器です。
前走の野路菊賞は今回と同じ阪神芝1,600mで行われましたが、6頭立てで最後方からの競馬になりながらも残り600mの標識辺りで前の集団に詰め寄り、直線では大外から脚を伸ばすと残り200mの位置で鮮やかに加速して2着のスウィッチインラヴに3馬身半差の圧勝でした。
勝ち時計1分33秒5も良いですし、上がり最速33秒3も優秀で、2番目に速い上がりが34秒5なので1頭だけ別格の末脚で押し切っているのが分かります。
その前の新馬戦は福島芝1,800mで行われ、ここも最後方からの競馬でしたが、2コーナーから向こう正面の辺りで馬群の外目から押し上げると、3コーナーでは3番手くらいの位置に付け、3~4コーナーで大外一気を仕掛け、直線でも脚色を落とさずに突き抜けました。
相手が楽だったのも事実ですが、それでも早い位置から前のポジションを取りつつ、最後まで脚色を落とさずに突き抜けているのは非凡な才能を感じます。
今回は無敗でG1の舞台に挑みますが、コース適性も前走で証明していますし、阪神JFと相性のいい末脚に定評があるのも強みでしょう。
血統面や近2戦のレース内容を見ても母シンハライトを彷彿させる素質の高さが感じられます。
この2戦はどちらも少頭数開催だったのでフルゲート開催が濃厚の中でうまく折り合えるかがポイントとなりそうですが、近2戦のように力を発揮できれば、上位争いも狙えるのではないでしょうか。
アルバンヌ
- サフラン賞 (1勝クラス) 2025年
アルバンヌはサフラン賞の勝ち馬です。
新馬戦は今回と同じ阪神マイルの舞台で、ここは2着に敗れましたが、この時の勝ち馬であるフェスティバルヒルはのちに重賞のファンタジーステークスを制している馬で、重賞馬相手に半馬身差の2着なら悪くないでしょう。
その後、新潟マイルで行われた未勝利戦を勝利し、前走サフラン賞も勝ち切りました。
勝利したサフラン賞は秋の中山マイルで開催されました。
3枠3番からスタートを決め4~5番手の位置を付けると、残り600mの位置で仕掛けて動き出し、直線では少しギアチェンジに時間がかかったものの、残り200mの標識を過ぎたあたりで一気に加速し、前を行くベレーバスクを交わして1と1/4馬身差で入線しました。
直線上に急坂がある中山でも手応えのある走りは見事でしたし、終いが2F11秒2-1F11秒1で最後まで加速ラップで押し切れたのも良いでしょう。
ただ、このサフラン賞は道中で息を入れながらの競馬である程度余力を入れながらレース終盤まで持っていけているので、そういう意味では展開面でも向いていたかもしれません。
今回は新馬戦以来の阪神となりますが、阪神も中山同様直線上に坂があるため、適性は合いそうです。
新馬戦でもフェスティバルヒルの2着ですし、戦った相手を見ても実績はありそうなので、テン乗り坂井騎手との手綱があれば、善戦もあり得るでしょう。
マーゴットラヴミー
- 白菊賞 (1勝クラス) 2025年
2戦2勝で挑むマーゴットラヴミーは前走白菊賞の勝ち馬です。
脚質としては逃げ~先行競馬を得意としており、前走京都芝1,600mで開催された白菊賞は大外8枠11番からダッシュを決めて先頭に立ち、残り400mを通過してからも楽な手ごたえで後続を突き放し、軽快な脚取りで2着のスウィートハピネスに3馬身差で圧勝でした。
道中息を入れつつ、終い2Fで再加速して押し切っており、逃げの手を打ちながら上がり最速34秒6の末脚を使っているので、これをされたら後続はお手上げという競馬でした。
新馬戦は京都芝1,400mの舞台で行われ、ここは3枠6番から好ダッシュを決めて2番手の位置を付けると、経済コースを立ち回りながら直線に向かい、残り400mあたりからジワリと加速して逃げたナミニオールインを交わして楽勝でした。
走破時計1分20秒2は2歳コースレコードですし、時計面でも好内容の走りを見せています。
この2戦はどちらも前目で立ち回りながら最後まで加速して押し切っており、良い走りを見せています。
前走白菊賞の直線の走りを見せも、高速馬場にフィットしているのでこの時期の阪神でも出し切れるでしょう。
阪神自体は初めてですが、前に行きつつ道中で息を入れながら、終いも活かせるという、ポテンシャルの高さを秘めている良い馬です。
枠次第で重い印も検討したいです。
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阪神ジュベナイルフィリーズ2025の穴馬2頭
阪神JFは人気落ちの馬が入線するケースも多々見られます。
特に昨年は6番人気以下の馬が相手に絡み、三連単22万円相当の高配当が飛び出しました。
昨年の傾向が続くのであれば、今年も穴馬の台頭に期待したいです。
ここからは、今年の出走馬の中から配当に期待できそうな穴馬を2頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ギャラボーグ
- 2歳未勝利 2025年
ギャラボーグは全兄にNHKマイルカップを制したダノンスコーピオンがいる超良血馬です。
新馬戦は新潟の芝1,800mでここは雨の稍重馬場も影響したのか2着まででしたが、続く未勝利戦を勝利しました。
勝利した未勝利戦は阪神芝1,800mの舞台で5頭立てでした。
2枠2番からスタートを決めて2番手の位置を付けると、直線で好位からじりじり脚を使い、2着のマテンロウゲイルの追撃をかわして勝利しました。
下したマテンロウゲイルは続く未勝利戦を勝利していることから、実力のある相手に勝ち切っているのは評価したいです。
今回は初めてのマイル戦となりますが、距離短縮なので忙しくなるかもしれません。
ただ、全兄がG1馬なので素質は高いですし、騎乗する川田騎手も過去10年で【1-1-0-2】と安定しています。
前走未勝利戦は超スローからの終い3F勝負なので参考にしづらいですが、それでも上がり3F33秒0は良いですし、展開がはまるようでしたら一発あるかもしれません。
ショウナンカリス
- 2歳未勝利 2025年
この時期ですでにキャリアを5戦使っているショウナンカリスは前走ファンタジーステークスで2着入線した馬です。
前走のファンタジーステークスはスタートこそ決めましたが無理せずに中団やや後ろの位置を付け、残り800mの標識辺りで少し前の位置に押しあげ、直線では大外一気の競馬でじりじり脚を伸ばしましたが、内から伸びたフェスティバルヒルには届きませんでした。
敗れはしましたし、直線では少しふらつきもあったのでこの時期の2歳馬らしい幼さも見られましたが、それでも大外を回りながらフェスティバルヒルとクビ差なので、もう少しインで競馬できていれば金星もあったかもしれません。
今回は初めてのマイル戦となりますが、前走ファンタジーステークスで長く脚を使っているので、かみ合えばマイルも対応できるかもしれません。
ただ、もともと芝1,200mでデビューしているように、本質的にマイルは長い可能性も否定できません。
また、この時期ですでにキャリアを5戦使っているのもマイナスで、過去10年でキャリア5戦馬は全頭着外でした。
距離延長やキャリア面など、不安要素も少なくありませんが、今年は重賞馬不在なので前走のような持久力のある競馬ができれば一発に期待できるかもしれません。
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ここからは阪神ジュベナイルフィリーズの過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!
阪神ジュベナイルフィリーズ2025の概要
阪神JFは阪神競馬場で開催される2歳牝馬限定のG1競走です。
レース名の【JF】とは、ジュベナイルフィリーズと呼びます。ジュベナイルは英語で少年や少女を意味し、フィリーは4歳までの若い牝馬を指しています。
創設は1949年と古く、当初は阪神3歳ステークスという名称でデビューしたての3歳馬(現表記2歳馬)に向けたレースとして開催されていました。
この当時は牡馬も出走できましたが、1991年に阪神牝馬3歳ステークスに改称されて牝馬のみの出走となり、馬齢の国際基準の変更に伴い、レース名にジュベナイルフィリーズが付けられました。
1991年以降の最強2歳牝馬を決める一戦に指定されており、翌年以降の桜花賞やオークスなど、クラシックレースに向けての登竜門として位置づけられています。
この時期で既に仕上がっている牝馬が参戦傾向にあり、過去にはリバティアイランドやアパパネなどの後の三冠馬、ウオッカやブエナビスタなどの名牝も本競走を勝利していました。
ただ、開催時期が2歳の12月と早いため、アーモンドアイやジェンティルドンナのように、歴代の名牝が必ずしも本競走を走っているわけではありません。
それでも、近年は外厩整備の充実やG1へのぶっつけが目立っており、ソダシやアスコリピチェーノのような、古馬になってからも結果を残している馬も多く出るようになりました。
翌年以降の有力馬を見定める上でも重要のレースといえるでしょう!
本競走を制した馬はほぼ間違いなく最優秀2歳牝馬に選定されます。
最強牝馬を決める一戦、2歳牝馬の頂点に立つのはどの馬でしょうか?!
うましるでは京都芝1,600mで代替開催された2024年度も含めた過去10開催の阪神JFのデータをまとめました。
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阪神ジュベナイルフィリーズ2025の開催内容
| 開催日 | 12月14日(日曜) 15:40発走 |
| 開催競馬場 | 阪神競馬場 11R |
| 格付け | G1 |
| コース | 芝1,600m |
| 性齢 | 2歳牝馬 |
| 斤量 | 馬齢 |
| 1着賞金 | 6500万円 |

阪神ジュベナイルフィリーズ2025が開催される阪神の芝1,600mの特徴

| 阪神芝1,600mで開催された2015~2023年のタイム | |
| 平均タイム (過去9年) | 1:34.9 |
| レコードタイム | 1:32.6 (2023年 アスコリピチェーノ) |
| 京都芝1,600m(外)で開催された2024年のタイム | |
| 平均タイム (過去1年) | 1:34.5 |
| レコードタイム | 1:33.4 (2024年 アルマヴェローチェ) |
阪神JFの舞台となる阪神芝1,600mは翌週行われる朝日杯FSや牝馬クラシック第一線を飾る桜花賞の舞台です。
スタート地点は向こう正面半ばで、スタートから最初の外回り3コーナーまでの距離は約444mもあります。
スタートから向こう正面まで一瞬だけ上り傾斜がありますが大部分が平坦な道のりとなっています。
阪神の外回りコースは全競馬場の中でも特に半径が大きく、3~4コーナーだけで600m以上あります。
半径も大きいので極端に減速しなくても立ち回りやすいです。
また4コーナーの途中にラスト3ハロン標識があるため、各馬はこの辺りからスパートを仕掛けます。
最後の直線は約474mです。
直線に入ってしばらくは下り傾斜になっているので各馬は最高速度を出しやすいです。
ただし、ラスト200mあたりから阪神名物の急な上り坂が立ちはだかります。
この坂は高低差約2mながらも100mの間に設けられているため傾斜がきつく設定されています。
坂を上ったら残り100mは平らです。
阪神の外回りコースは上がり勝負になりやすいです。
そのため、序盤はスロー傾向でラスト3ハロンから一気にペースアップする傾向が目立ちます。
上がりの末脚に定評のある馬が好走しやすい舞台となっています。

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阪神ジュベナイルフィリーズ2025の出走馬
| 馬名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 |
| アランカール | 牝2 | 55.0 | 北村友一 |
| アルバンヌ | 牝2 | 55.0 | 坂井瑠星 |
| アンヘリータス | 牝2 | 55.0 | 未定 |
| イヌボウノウタゴエ | 牝2 | 55.0 | 酒井学 |
| ウィングブルー | 牝2 | 55.0 | 斎藤新 |
| ギャラボーグ | 牝2 | 55.0 | 川田将雅 |
| コスモレッド | 牝2 | 55.0 | F.ジェルー |
| サンブライト | 牝2 | 55.0 | 横山武史 |
| ショウナンカリス | 牝2 | 55.0 | 池添謙一 |
| スウィートハピネス | 牝2 | 55.0 | 高杉吏麒 |
| スターアニス | 牝2 | 55.0 | 松山弘平 |
| スタニングレディ | 牝2 | 55.0 | 和田竜二 |
| タイセイフレッサ | 牝2 | 55.0 | 未定 |
| タイセイボーグ | 牝2 | 55.0 | 西村淳也 |
| ノアールビーナス | 牝2 | 55.0 | 未定 |
| バースデイフライト | 牝2 | 55.0 | 古川吉洋 |
| ヒズマスターピース | 牝2 | 55.0 | 藤岡佑介 |
| フロムレイブン | 牝2 | 55.0 | 吉村誠之助 |
| ホワイトオーキッド | 牝2 | 55.0 | 西塚洸二 |
| マーゴットラヴミー | 牝2 | 55.0 | 武豊 |
| マルガ | 牝2 | 55.0 | 未定 |
| ミツカネベネラ | 牝2 | 55.0 | 津村明秀 |
| メイプルハッピー | 牝2 | 55.0 | 岩田康成 |
| ラスティングスノー | 牝2 | 55.0 | 菱田裕二 |
| レディーゴール | 牝2 | 55.0 | 松若風馬 |
| ローズカリス | 牝2 | 55.0 | 田口貫太 |
阪神ジュベナイルフィリーズの過去10年のデータと傾向
| 年 馬場 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
| 2024 良 | 1 | 12 | アルマヴェローチェ | 5 | 札幌2歳ステークス(G3) | 2 |
| 2 | 1 | ビップデイジー | 8 | 紫菊賞(1勝) | 1 | |
| 3 | 2 | テリオスララ | 7 | 萩ステークス(L) | 1 | |
| 2023 良 | 1 | 7 | アスコリピチェーノ | 3 | 新潟2歳ステークス(G3) | 1 |
| 2 | 6 | ステレンボッシュ | 5 | 赤松賞(1勝クラス) | 1 | |
| 3 | 10 | コラソンビート | 2 | 京王杯2歳ステークス(G2) | 1 | |
| 2022 良 | 1 | 9 | リバティアイランド | 1 | アルテミスステークス(G3) | 2 |
| 2 | 3 | シンリョクカ | 12 | 新馬 | 1 | |
| 3 | 13 | ドゥアイズ | 10 | 札幌2歳ステークス(G3) | 2 | |
| 2021 良 | 1 | 10 | サークルオブライフ | 3 | アルテミスステークス(G3) | 1 |
| 2 | 11 | ラブリイユアアイズ | 8 | 京王杯2歳ステークス(G2) | 3 | |
| 3 | 13 | ウォーターナビレラ | 4 | ファンタジーステークス(G3) | 1 | |
| 2020 良 | 1 | 6 | ソダシ | 1 | アルテミスステークス(G3) | 1 |
| 2 | 7 | サトノレイナス | 2 | サフラン賞(1勝) | 1 | |
| 3 | 11 | ユーバーレーベン | 6 | アルテミスステークス(G3) | 9 | |
| 2019 良 | 1 | 4 | レシステンシア | 4 | ファンタジーステークス(G3) | 1 |
| 2 | 9 | マルターズディオサ | 6 | サフラン賞(1勝) | 1 | |
| 3 | 10 | クラヴァシュドール | 3 | サウジアラビアRC(G3) | 2 | |
| 2018 良 | 1 | 13 | ダノンファンタジー | 1 | ファンタジーステークス(G3) | 1 |
| 2 | 9 | クロノジェネシス | 2 | アイビーステークス(OP) | 1 | |
| 3 | 11 | ビーチサンバ | 4 | アルテミスステークス(G3) | 2 | |
| 2017 良 | 1 | 11 | ラッキーライラック | 2 | アルテミスステークス(G3) | 1 |
| 2 | 7 | リリーノーブル | 3 | 白菊賞(500万) | 1 | |
| 3 | 4 | マウレア | 4 | 赤松賞(500万) | 1 | |
| 2016 良 | 1 | 2 | ソウルスターリング | 1 | アイビーステークス(OP) | 1 |
| 2 | 18 | リスグラシュー | 2 | アルテミスステークス(G3) | 1 | |
| 3 | 4 | レーヌミノル | 3 | 京王杯2歳ステークス(G2) | 2 | |
| 2015 良 | 1 | 2 | メジャーエンブレム | 1 | アルテミスステークス(G3) | 2 |
| 2 | 13 | ウインファミラス | 10 | アルテミスステークス(G3) | 5 | |
| 3 | 11 | ブランボヌール | 3 | ファンタジーステークス(G3) | 3 |
【実績】勝ち馬は全てキャリア2~3戦馬で4着以下に敗れたことがなかった
| 年度 | 勝ち馬 | 戦績 | キャリア |
| 2024 | アルマヴェローチェ | 【1-1-0-0】 | 2戦 |
| 2023 | アスコリピチェーノ | 【2-0-0-0】 | 2戦 |
| 2022 | リバティアイランド | 【1-1-0-0】 | 2戦 |
| 2021 | サークルオブライフ | 【2-0-1-0】 | 3戦 |
| 2020 | ソダシ | 【3-0-0-0】 | 3戦 |
| 2019 | レシステンシア | 【2-0-0-0】 | 2戦 |
| 2018 | ダノンファンタジー | 【2-1-0-0】 | 3戦 |
| 2017 | ラッキーライラック | 【2-0-0-0】 | 2戦 |
| 2016 | ソウルスターリング | 【2-0-0-0】 | 2戦 |
| 2015 | メジャーエンブレム | 【2-1-0-0】 | 3戦 |
過去10年の阪神JFの勝ち馬には以下の共通点がありました。
・これまでのキャリア2~3戦
・これまで4着以下に敗れたことがない
上記2つの項目に該当する馬が優勝する傾向が強いため、阪神JFで勝ち馬を探す際は過去のキャリアやレース着順をチェックしたいです。
今年の出走登録馬の中で該当する馬は8頭いました。(かっこは戦績)
【脚質】馬券の半数以上を占める差し馬
| 脚質 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 逃げ | 【1-0-0-9】 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
| 先行 | 【3-1-1-36】 | 7.3% | 9.8% | 12.2% |
| 差し | 【5-7-8-50】 | 7.1% | 17.1% | 28.6% |
| 追込 | 【1-2-1-53】 | 1.8% | 5.3% | 7.0% |
過去10年の阪神JFで馬券に絡んだ20頭が差し馬でした。
好走率を見てみると、連対率と複勝率はもっとも高いです。
舞台となる阪神芝1,600mは外回りコースを使用しますが、最後の直線がAコース使用時でも473mあるため長く脚を引き出しやすいです。
もともと末脚が決まりやすいですが、阪神JFにおいては差し馬の台頭が目立っているので、枠の並びや過去の戦績から差しの競馬をするであろう馬に注目したいです。
【生産者】好調のノーザン&下河辺牧場生産馬
| 生産者 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| ノーザンF | 【8-6-3-34】 | 15.7% | 27.5% | 33.3% |
| 千代田牧場 | 【1-0-0-2】 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
| 下河辺牧場 | 【0-1-2-0】 | 0.0% | 33.3% | 100.0% |
| ビッグレッドF | 【0-0-2-2】 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
| 本田土寿 | 【0-0-0-2】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 服部牧場 | 【0-0-0-2】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 矢野牧場 | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 木村牧場 | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年の阪神JFの好走馬を生産者別に見てみると、馬券に絡んだ17頭がノーザンファーム生産馬でした。
ノーザンファーム生産馬は2021年を除いた9開催で毎年馬券に絡んでいます。
昨年に至っては上位3頭すべてがノーザンファーム生産馬なので依然警戒したいです。
なお、ノーザンファーム生産馬以外で注目したいのが下河辺牧場生産馬です。
こちらは過去10年で勝ち馬こそいませんでしたが、通算成績は【0-1-2-0】で複勝率は100%、出走したら必ず好走しています。
この中は2022年の12番人気馬であるシンリョクカのように、全く人気のない馬が激走したケースも見られます。
相手候補としてはノーザンファーム生産馬以上に有力といえるでしょう。
今年の出走登録馬の中でノーザンファーム生産馬は7頭、下河辺牧場生産馬は2頭いました。
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阪神ジュベナイルフィリーズの過去10年の人気別成績
| 人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1番人気 | 【5-0-0-5】 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
| 2番人気 | 【1-3-1-5】 | 10.0% | 40.0% | 50.0% |
| 3番人気 | 【2-1-3-4】 | 20.0% | 30.0% | 60.0% |
| 4番人気 | 【1-0-3-6】 | 10.0% | 10.0% | 40.0% |
| 5番人気 | 【1-1-0-8】 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
| 6~9番人気 | 【0-3-2-35】 | 0.0% | 7.5% | 12.5% |
| 10番人気以下 | 【0-2-1-85】 | 0.0% | 2.3% | 3.4% |
1番人気は勝利か着外のどちらか
過去10年の阪神JFで1番人気は【5-0-0-5】でした。
勝つか着外に敗れるかのどちらかで決まっています。
勝率は50%と安定していますが、2~3着は1頭も入線していないので、1番人気を評価する際は2~3着候補よりも1着固定で考えたほうが良いかもしれません。
勝ち馬は1~5番人気から出ている
過去10年の阪神JFの勝ち馬はいずれも1~5番人気に支持されていました。
一つ上の見出しでも触れているように、1番人気が5勝していますが、残りの5頭はすべて2~5番人気の馬から出ていました。
6番人気以下の激走は2005年のテイエムプリキュア(8番人気)まで遡ることから、阪神JFで勝ち馬を探す際は1~5番人気に支持された馬の中から選択したいです。
6番人気以下の穴馬は前走上がりに注目したい
| 年度 | 着順 | 馬名 | 人気 | 前走上がり3F |
| 2024 | 2 | ビップデイジー | 8 | 33秒3 |
| 3 | テリオスララ | 7 | 33秒7 | |
| 2022 | 2 | シンリョクカ | 12 | 33秒4 |
| 3 | ドゥアイズ | 10 | 36秒0 | |
| 2021 | 2 | ラブリイユアアイズ | 8 | 33秒9 |
| 2020 | 3 | ユーバーレーベン | 6 | 33秒7 |
| 2019 | 2 | マルターズディオサ | 6 | 33秒8 |
| 2015 | 2 | ウインファビラス | 10 | 34.秒0 |
過去10年の阪神JFで馬券に絡んだ8頭が6番人気以下の馬でした。
この8頭の内の6頭が前走レースで上がり33秒台の末脚を使っています。
昨年の2~3着馬はどちらも6番人気以下の馬でしたが、前走レースにおいて上がり33秒台の末脚を使っていました。
阪神JFも決め手が問われやすいレースですが、前走レースで速い上がりを使っている馬は人気落ちでも台頭しやすいため、前走上がりにも注目したいです。
今年の出走登録馬の中で前走上がり33秒台の末脚を使っていた馬は6頭いました。
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阪神ジュベナイルフィリーズの過去10年の枠番別成績
| 枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1枠 | 【2-1-1-16】 | 10.0% | 15.0% | 20.0% |
| 2枠 | 【1-1-2-16】 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
| 3枠 | 【1-1-0-18】 | 5.0% | 10.0% | 10.0% |
| 4枠 | 【1-2-0-17】 | 5.0% | 15.0% | 15.0% |
| 5枠 | 【2-2-2-14】 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
| 6枠 | 【2-1-3-14】 | 10.0% | 15.0% | 30.0% |
| 7枠 | 【1-1-2-25】 | 3.4% | 6.9% | 13.8% |
| 8枠 | 【0-1-0-28】 | 0.0% | 3.4% | 3.4% |
安定している5・6枠
過去10年の阪神JFの好走馬を複勝率毎に見てみると、もっとも高い水準にあったのは5・6枠でした。
どちらも複勝率は30%で全枠順の中でもっとも高いです。
5・6枠の馬は2016年を除いた9開催で1頭以上馬券に絡んでいることから、入線率も高い傾向にありました。
馬券予想の際は枠順もチェックしたいです。
8枠の好走は2016年のリスグラシューのみ
過去10年の阪神JFで8枠は【0-1-0-28】でした。
これまで29頭が出走しましたが好走したのは2016年のリスグラシューのみです。
複勝率も3%と他の枠と比較すると圧倒的に低水準でした。
2017年のロックディスタウンや2019年のリアアメリア、2021年のナミュールといった1番人気馬も着外に敗れており、阪神JFは8枠が大苦戦しています。
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阪神ジュベナイルフィリーズの過去10年の前走着順別成績
| 前走着順 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1着 | 【7-8-4-74】 | 7.5% | 16.1% | 20.4% |
| 2着 | 【3-0-4-26】 | 9.1% | 9.1% | 21.2% |
| 3着以下 | 【0-2-2-48】 | 0.0% | 3.8% | 7.7% |
前走3着以下の好走率は低い
過去10年の阪神JFで馬券に絡んだ26頭が前走レースで1~2着に入線していました。
前走レースで3着以下だった馬はこれまで52頭が出走していましたが、勝利はなく、2~3着に合計4頭しか入線していません。
複勝率も8%を下回っており、1~2着馬と比較すると低水準にありました。
阪神JFは前走着順も好走する上で重要なファクターです。
今年の出走登録馬の中で前走3着以下だった馬は8頭いました。
阪神ジュベナイルフィリーズ2025全頭考察
今年の阪神JFもクラシックを目指す牝馬が多数参戦しました。
週明けの時点で26頭が登録しているので、今年のフルゲート開催に期待できそうです。
ここからは、冒頭で紹介しきれなかった残りの出走登録馬を紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
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アンヘリータス
- ひまわり賞 (OP) 2025年
アンヘリータスは小倉芝1,200mのレースを2勝しています。
どちらも逃げ~先行で前の競馬で勝利しており、多頭数の中でしっかり勝ち切りました。
このうち、ひまわり賞は6枠12番からダッシュを決めて逃げ馬を見るように2番手を付け、直線では早めに先頭に立ってしぶとく脚を使って勝利しました。
残り1Fあたりで後続が迫る勢いでしたが、再びペースアップして押し切っているのが好印象です。
ただ、前走のファンタジーステークスは最下位に敗れてしまいました。
大外11番からスタートを決めたものの出負けして最後方からの競馬となり、3~4コーナー中間あたりで前の集団との差が開き、大差で敗れています。
この1戦を見ても1,400mは長そうでしたし、本質的には力のいる馬場の方が相性は良さそうでした。
阪神JFはさらに距離が伸びますし、良馬場なら例年時計が出るので、アンヘリータスの脚質的に不向きでしょう。
イヌボウノウタゴエ
- 2歳未勝利 2025年
イヌボウノウタゴエはこれまで2戦がどちらも東京芝1,400mを使っており、前走の未勝利戦を勝利しています。
新馬戦はゲートを決めたものの8枠17番からスタートしたため、後ろからの競馬となります。
上がり3Fでは最速33秒1の末脚を使いましたが、スローで前有利の展開も響いて届きませんでした。
ただ、前走の未勝利戦は1枠2番からスタートを決めてラチ沿いで脚を溜め、直線では少し外に進路を切り替えつつ馬群を割って末脚を伸ばしました。
前が壁で苦しい展開でしたが、スムーズに外目に持ち出して最後まで脚を伸ばせたのは良く、立ち回りが器用な印象です。
今回は初めての阪神、右回り、距離延長など課題も少なくありませんが、多頭数でも抜け出せる力があるのは良いですし、ハマれば面白い存在になれるかもしれません。
ウィングブルー
- 2歳未勝利 2025年
ウィングブルーは現時点ですでに6戦使っており、通算成績は【1-2-1-2】です。
連対率50%、複勝率67%といったら響きは悪くありませんが、馬券に絡んだ4戦はすべてダートのものでした。
デビュー戦とデビュー2戦目は芝レースを使っていますが、どちらも馬券外に敗れており、いずれも勝ち馬から差があります。
今回は久々に芝に戻ってきましたが、芝の戦績が余り振るわないのはやはりマイナス材料と言わざるを得ません。
血統的には芝でも通用しそうですが、現状ダート向けの馬だと思います。
コスモレッド
- 2歳新馬 2025年
コスモレッドは前走京都芝1,400mの新馬戦を制した馬です。
新馬戦は7枠9番からの発走で出負けして後ろからの競馬となります。
しかし、道中中団で脚を溜めながら、3~4コーナーでは各馬の外目から押し上げて、直線では大外から軽快に脚を伸ばして勝利しました。
2着のゴッドレイとの差は3/4馬身差でしたが外枠発走に加えて出負けして大外を回りながらの勝利なので、着差以上に好内容といえるでしょう。
ただ、勝ち時計1分22秒7自体はそこまで目立たないので、相手が強化される今回、どこまでやれるかというと未知数です。
脚の動きを見る限りは高速馬場でも通用しそうでしたが、マイルの距離延長など課題も少なくないので、枠や追い切りに恵まれない限りは様子を見たいです。
サンブライト
- 2歳新馬 2025年
サンブライトは中山芝1,600mで開催された新馬戦を勝利した馬です。
新馬戦は2枠3番からスタートし、序盤でダッシュは付かなかったものの内枠発走が功を奏してラチ沿い2~3番手の位置を付け、直線では空いた最内からじりじり脚を伸ばして勝利しました。
残り200mを過ぎたあたりで少し加速していますが、最後は外の馬に迫られて何とか勝利しています。
デビュー戦を勝利しましたが、内容としては特に目立ったパフォーマンスではなく、内枠発走に恵まれた印象を受けました。
今回は久々の実戦となりますが、新馬戦の内容を見る限りは特に強みがある感じはしませんし、終いも目立たず、相手にも恵まれている感じがするのでここは様子を見たいです。
スウィートハピネス
- 2歳新馬 2025年
前走の白菊賞で2着入線したスウィートハピネスも出馬表明しました。
これまでの2戦はどちらも京都芝1,600mのもので、新馬戦は超スローからの上がり2F勝負でしたが、直線では外に膨れるような形で進出しつつ、上がり最速34秒2の末脚を使って勝利しています。
無事に勝利しましたが、最後の最後は少し減速しており、2着のタイムレスキスを何とかクビ差抑えて勝利していました。
ただ、タイムレスキスは続く未勝利戦を勝利しているので、それなりに強力な相手に勝ち切れたのは良いでしょう。
前走の白菊賞は3枠3番からスタートして馬群の中3~4番手くらいの位置を付け、直線では空いた内目から脚を伸ばしましたが、マーゴットラヴミーには完敗でした。
ただ、3着以下とも接戦でしたが最後は粘り気のある走りで追込勢を交わして入線しているように、持久性には期待できそうです。
今回もマーゴットラヴミーは参戦するのでマーゴットラヴミーと比較するとポテンシャル面では見劣りするのが正直なところです。
ただ、マイル自体は2戦2連対で距離適性は問題ないと思いますし、2戦ともしぶとく脚を使って入線しているので粘り強い競馬は得意でしょう。
デビュー戦から一貫して騎乗する高杉騎手も昨年の朝日杯FSにおけるランスオブカオスや今年のマイルチャンピオンシップにおけるウォーターリヒトのように、度々G1で穴を開けているのも面白いです。
高杉騎手からしたら昨年の京都開催時の方が出し切れたかもしれませんが、下手な中堅騎手よりも断然競馬が上手なので、スウィートハピネスの良さを引き出してほしいです。
スタニングレディ
- 2歳新馬 2025年
スタニングレディは10月中旬に開催された東京芝1,800mの新馬戦を勝利した馬です。
新馬戦は9番人気で全く人気がありませんでしたが、4枠5番からやや出負けして中団で脚を溜めると、直線では前が広がって壁になりましたが、わずかに空いた箇所から一気に加速して馬群を割るように進出し、外から迫るポッドクロスの追撃をかわして金星を手にしました。
前が壁で出し切れずに敗れてもおかしくない展開でしたが、隙をついてしっかり脚を伸ばせたのは好印象です。
ただ、ラップ面ではスローからの終い3F勝負なので決め手が問われる展開でした。
最後まで長く脚を使えていますが、展開面では末脚に定評がある馬が有利であったのも事実です。
過去10年の阪神JFはスローが1回に対してミドルペースが6回、ハイペース3回で意外と流れやすいので、新馬戦で見せた持続力のある末脚をどこまで生かせるかが課題となりそうです。
スターアニス
- 2歳未勝利 2025年
前走の中京2歳ステークスで2着入りしたスターアニスも面白そうです。
父はドレフォン、母のエピセアロームは現役時代にセントウルステークスや小倉2歳ステークスを勝利したスプリンターで、スターアニスもこれまでの3戦はすべて短距離レースのものでした。
新馬戦は出遅れて5着でしたが、未勝利戦は出遅れながらもすぐに先行集団に取り付き、残り400mあたりで外目から一気に突き抜けて2着のタマモイカロスに7馬身差の圧勝でした。
視覚的にも強い競馬でしたし、2着のタマモイカロスはのちに福島2歳ステークスを勝利、4着のダイヤモンドノットは重賞の京王杯2歳ステークスを制しているので、強い相手に勝利できたのも評価できるでしょう。
前走の中京2歳ステークスでも5枠7番から少し出負けしましたが中団外目の位置を付け、直線では外を選択して足を延ばすものの、さらに後ろから突き抜けたキャンディードにクビ差交わされて惜しい2着です。
敗れはしたものの、走破タイム1分19秒4は2歳JRAレコードですし、テン3F33秒3のハイペースラップの中で最後まで脚を維持して2着は立派です。
3着のマイケルバローズには7馬身差を付けていますし、負けて強しといえる競馬でした。
このキャンディードはデイリー杯2歳ステークスで人気を裏切る8着だったので、勝った相手が強かったかというと懐疑的ですが、中京2歳ステークスは時計面でもラップ面でも優秀だったのは紛れもない事実です。
今回は距離延長が最大の課題となりますが、中京2歳ステークスも勝利した未勝利戦も強い競馬だったので高い素質を持っているのは間違いないでしょう。
距離課題をポテンシャルでカバーできるかが最大の焦点となりそうです。
タイセイフレッサ
- 2歳未勝利 2025年
タイセイフレッサは短距離レースを中心に使っている馬です。
初勝利を手にした3走前の未勝利戦は新潟の芝1,400m戦でした。
雨の稍重馬場でしたが、3枠5番からまずまずのスタートを決めるとダッシュして5~6番手くらいの位置を付け、経済コースを回りながら直線では馬場の外目に進路を切り替え、そこから残り100mあたりで一気に脚を伸ばして勝利しました。
最後の伸びはいいものを見せていましたし、雨の稍重馬場でもいい脚を使って好走できたのは評価したいです。
ただ、続く新潟2歳ステークスは5着まででした。
10頭立てのレースで大外10番からスタートを決め、3コーナー入りの時点で4番手の位置で競馬します。
直線に入ってからも馬場の良い外目に持ち出しながら末脚を伸ばしましたが、スローで前有利の展開も響いたのか5着まででした。
中1週の参戦ということでタイトな条件でしたが、最後は距離延長も影響したのか、そこまで伸びを見せていないことから、本質的にはマイルは少し長い可能性があります。
今回は久々のマイル挑戦となりますが、新潟2歳ステークスは特に目立たなかったので、ここで好走するには何か強みが欲しいのが正直なところです。
タイセイボーグ
- 2歳新馬 2025年
デビューから4戦すべてで馬券に絡んでいるのがタイセイボーグです。
新馬戦とダリア賞は芝1,400mの舞台で連対しましたが、新潟2歳ステークスは初マイルも影響したのか6番人気でした。
3枠3番からスタートを決めて5番手くらいの位置を付け、最後の直線では馬場の真ん中から少しふらふらしながらも末脚を伸ばして2着入線しています。
勝ったリアライズシリウスには完敗でしたが、上がり33秒1の末脚で最後まで伸びを見せて牡馬相手に2着は立派です。
前走のアルテミスステークスは東京芝1,600mの舞台でしたが、ここでも3着入りしました。
雨の稍重馬場で、他のレースを見ても時計は掛かっていましたが、その中で最内1番から出遅れて後ろからの競馬になりましたが、馬場の悪い内ラチを交わすように馬群の内目で脚を溜め、直線では各馬の一番位置側から仕掛けると、残り200mあたりで加速して3着でした。
外から動いたフィロステファニやミツカネベネラには敗れていますが、馬場の悪い箇所からでも脚を伸ばしていますし、ステイゴールド系産駒らしく力のいる馬場で好走しているのも面白いです。
例年阪神JFは時計勝負になりやすいため、アルテミスステークスのときのようなパワーは問われづらいですが、メンバーン中でも希少なパワー色の強い走りを証明しているのは面白いです。
派手さはないものの、マイルでも安定していますし、近2戦は最後に伸び脚を見せていることから、侮れない1頭となりそうです。
ノアールビーナス
- 2歳未勝利 2025年
デビュー4戦目にして初勝利を手にしたのがノアールビーナスです。
デビューからの3戦はホッカイドウ競馬を中心に使われましたが、勝利には届きませんでした。
前走の未勝利戦は9月下旬の阪神芝1,400m戦で、ここは3枠4番からスタートを決めましたが、中団内目で脚を溜め、直線では馬場の内目から馬群の間より脚を伸ばして前の馬をぎりぎり交わして勝利しています。
テン3F33秒4-上がり3F35秒5のハイペース競馬でしたが、上手く馬群を交わして勝利していますし、ゴール手前で伸びていたのでもしかしたらもう少し距離が長くても脚を活かせるかもしれません。
ただ、走破時計1分21秒7は2歳未勝利にしては平均的ですし、終いも34秒9と特別目立っているわけではありません。
今回は相手が手ごわいですし、実勢のないマイルなので、その中でどこまで出し切れるかが課題となるでしょう。
前走内容は個人的には悪いものではありませんでしたが、今回は他にも推したい馬がいるので手が回らないと思います。
バースデイフライト
- 2歳未勝利 2025年
バースデイフライトはデビューからすべてマイルを使っており、通算成績は【1-0-2-1】です。
前走の白菊賞は6枠6番からまずまずのスタートを決めて6番手で馬群の中で脚を溜めました。
直線でも最内から脚を伸ばしましたが、上位2頭には届かずに3着入線しています。
直線入りの時点では加速して伸びる勢いでしたが、前にいたスウィートハピネスも粘り強い走りを見せており、結果的には届いていません。
その前のアルテミスステークスも8枠9番からスタートしましたがゲートで出遅れ、また、道中掛かりながら馬群の外目より脚を溜めます。
直線では外目から進出しようとしましたが、すぐ前に他の馬がいたことで少し進路取りに苦労しており、最後はそれなりに伸びているものの届いていません。
近2戦はまずまずの末脚は使っているもののキレのある走りでなく、ポテンシャル面で少し物足りなさを感じます。
白菊賞の上位2頭をはじめ、アルテミスステークスで先着を許したタイセイボーグやレディーゴールも今回出馬表明しているので、相手関係を見てもここでの好走は厳しそうです。
ヒズマスターピース
- 赤松賞 (1勝クラス) 2025年
マイルに距離短縮してから安定しているのがヒズマスターピースです。
マイルでは2戦2勝の成績を残しており、前走の赤松賞は前走よりも馬体重マイナス16キロ、なおかつ発汗も合ったので状態面が気になるところでしたが、3枠3番からダッシュして先頭に立ち、直線でも後続を寄せ付けずに力強い脚色で勝ち切りました。
大きく馬体重を減らしながらも力強い脚色で押し切っていることから、しっかり絞ってパフォーマンスを引き上げています。
その前の未勝利戦も東京芝1,600mの舞台で、外枠からスタートを決めて押し切っているように、マイルで安定して逃げているのは良いでしょう。
近2戦はどちらもゲートが上手なので、ここでも逃げ候補の一角になりそうです。
ただ、今年の阪神JFは逃げ候補が複数いるのでハナ争いになりやすく、全体的に流れるかもしれません。
流れてどこまで通用するかは過去の実績から見ると未知数なので、そのあたりをクリアできるかがポイントとなるでしょう。
また、逃げ馬は過去10年でレシステンシアしか馬券に絡めていません。
レシステンシアはのちにG1レースで5回も2着入りする実力馬なので、相当のポテンシャルがないと阪神JFでの逃げ切りは厳しいです。
近2戦はパワフルな走りでいい競馬でしたが、逃げ候補が多数いる中、ハイペースラップでどこまで奮闘できるか分からないので、現状様子を見たい1頭です。
フロムレイブン
- 2歳未勝利 2025年
フロムレイブンはキャリア2戦の馬で、どちらも芝1,400mの舞台で連対しています。
前走の未勝利戦は京都芝1,400mの舞台で行われましたが、6枠8番からスタートを決め、逃げ馬を見るように2番手を付けると、直線で早くも先頭に立って、後ろから迫るナムラコスモスの追撃をかわして先着しました。
上手く立ち回って勝利しましたが、最後に迫ったナムラコスモスがフロムレイブンより外を回りながらアタマ差まで詰めているので、位置取りを考慮したらナムラコスモスのほうが強い競馬だったように感じます。
その前の中京芝1,400mで開催された新馬戦は最内1番からまずまずのスタートを決めて前3頭を見るように4番手の位置を付け、直線では最内から脚を伸ばして2着でした。
逃げたフルールジェンヌを捉える勢いでしたが、上がり35秒2で末脚は目立たず、最後は届いていません。
2着は確保していますが、位置取りが良かっただけにもう少しフロムレイブンにポテンシャルがあれば差し切りも可能だったでしょう。
近2戦はどちらも着順だけ見たら立派ですが、内容はそこまで非凡なものが感じられませんでした。
今回は距離も1F延長しますし、ここでの激走は難しいように感じます。
ホワイトオーキッド
- 2歳新馬 2025年
ホワイトオーキッドは9月下旬に開催された阪神芝1,600mの新馬戦の勝ち馬です。
デビュー戦は3枠5番からスタートして6番手くらいの位置を付け、直線では馬群の中から外に持ち出して、残り200m手前の位置でジワリと脚を伸ばして勝利しました。
阪神は直線残り200mの位置から急な上り傾斜が立ちはだかりますが、そこで加速しながら押し切っているのは面白いです。
立ち回りを見ても阪神マイルとはかみ合いそうなので、同コースで開催される阪神JFは適したレースといえるでしょう。
ただ、このレースでは若手騎手の西塚騎手が騎乗していたため、他馬より1キロ軽い恩恵がありました。
また、下した相手関係を見ても、その後頭角を露わにしている馬はいないので相手に恵まれた可能性もあります。
走破時計も新馬戦にしては悪くありませんが、近年の阪神JFの勝ち時計を見ると、33秒台は欲しいですし、ポテンシャル面で少し厳しいものがあるかもしれません。
マルガ
- 2歳新馬 2025年
白毛馬のマルガは同時登録していたつわぶき賞へ向かうことが発表されました。
ミツカネベネラ
- 2歳新馬 2025年
前走アルテミスステークスは9番人気ながらも2着入りし、波乱の立役者となりました。
好走したアルテミスステークスは雨の稍重馬場で全体的に時計がかかっていました。
大外8枠10番からゲートを決めると前の馬を活かせるように4~5番手くらいの位置で落ち着き、残り800mあたりではタイセイボーグと並ぶように競馬しつつ、直線では外に出して残り200mでグンと加速して2着入りしています。
勝利したフィロステファニには届きませんでしたが、残り1Fからの伸びはいいものを見せていましたし、力のいる馬場でも瞬発性のある走りができているのは評価したいです。
その前の新潟芝1,400mで行われた新馬戦は6枠11番からスタートを決めて4番手くらいの位置を付け、直線で幅の良い外目を選択して末脚を伸ばし、残り1Fで一気に伸びて最先着しています。
アルテミスステークスの時同様、終いの伸びがとても良く、瞬発力の高い走りができていました。
今回は初めての右回りとなりますが、アルテミスステークスが好内容なので大箱で直線の長い阪神外回りは合いそうです。
近2戦のように終い1Fで鋭い伸びができれば台頭も狙えるのではないでしょうか。
メイプルハッピー
- 2歳未勝利 2025年
メイプルハッピーは2走前の京都芝1,600mで行われた未勝利戦の勝ち馬です。
脚質としては逃げの競馬を得意としており、新馬戦は阪神芝1,600mの舞台で2着、そして未勝利戦は逃げて勝利しました。
新馬戦は超スローに落としながら、終い3Fを33秒5でまとめているものの、グッドピースには交わされて2着でした。
続く未勝利戦では序盤でペースを引き上げつつ、中盤で息を入れて終い2Fでまとめて押し切っています。
8枠9番から好発を切って内目を確保しながら先頭に立ち、3~4コーナーの下り坂でゆっくり下り、直線で脚を伸ばして押し切っています。
かつての格言を彷彿させるように京都の下り坂をゆっくり下りながら勝ち切り、亀田騎手の手腕が光ったレースといえるでしょう。
ただ、前走のファンタジーステークスは7枠9番からダッシュを決めて前を狙うものの、他の馬も出だしが良くて4番手くらいとなり、直線入りの時点で少し伸びを見せたものの残り1Fで苦しくなりました。
ここはこれまでとは違って番手の競馬になったことや、初めての芝1,400m戦でマイルあけているよりも淀みないペースになったのも響いていることでしょう。
過去の戦績を見る限りは、マイルの方が安定しているので再び距離を戻すのは良いです。
ただ、過去10年の阪神JFは意外と流れているのでその中でどこまで立ち回れるかがポイントです。
また、今回は逃げ候補が複数いるので流れる可能性が高いです。
過去の戦績を見ると息を入れながらの競馬の方が合うので、流れるとなると、善戦は少し厳しいかもしれません。
ラスティングスノー
- りんどう賞 (1勝クラス) 2025年
デビュー3戦すべてのレースで連対しているのがラスティングスノーです。
この3戦はいずれも逃げの競馬で好走しており、前走のりんどう賞は雨の稍重馬場でしたが、6枠から好スタートを決めて1頭先に抜け出し、コーナーではラチ沿いをスムーズにたちまわりつつ、直線では後続が迫りましたが、しぶとく粘って勝利しました。
その前の未勝利戦は札幌芝1,500mでしたが、ここは7枠7番からゲートを飛び出して先頭に立ち、ロスなく立ち回りながら直線では後続を振り切って楽に勝利しました。
全体的にゲートが上手で、特にタフな条件下でしぶとく力強い競馬ができているのが印象的です。
ただ、勝利した2戦はともに稍重以下の馬場なので時計がかかる方が出し切れるタイプでしょう。
加えて、この2戦は下した相手も楽でしたし、今回一気に相手が強化される中で力を引き出せるかというと少し難しいものがありそうです。
一雨降って時計がかかるようでしたら侮れませんが、良馬場実績はないので時計勝負になるようでしたら苦しいものがありそうです。
レディーゴール
- 2歳未勝利 2025年
キャリア5戦使っているレディーゴールは3走前の未勝利戦の勝ち馬です。
勝利した未勝利戦は中京芝1,400mの舞台で開催されました。
5枠6番からまずまずのスタートを決めましたが、無理に前に行かずに控える形で後方競馬となり、直線では大外からじりじり脚を伸ばして勝利しました。
終い1Fを通過してからの伸びはいいものがありましたし、時計の出やすい良馬場で鋭い脚を発揮できたのも良いでしょう。
ただ、近2戦はどちらもマイルでしたが末脚不発で掲示板外に沈んでいます。
どちらも勝ち馬との差は大きいことから、本質的にはマイルは長いように感じました。
今回は白菊賞やアルテミスステークスの上位勢が参戦するので、マイル実績が乏しいレディーゴールよりもそちらを選択したいです。
ローズカリス
- なでしこ賞 (1勝クラス) 2025年
デビュー5戦目のローズカリスはダートのなでしこ賞の勝ち馬です。
ダートでは【2-1-0-1】と安定していますが、対象的に芝レースは1回使って4着に敗れています。
ダートに関しても1,400mまでしか経験がないため、初めてのマイルがかみ合うかというと判断しがたいです。
脚質的には逃げが得意なので前残りがあるかもしれませんが、今年の出走登録馬を見てみると、逃げ候補がたくさんいるので、芝実績のない馬が逃げ争いを制しつつ、自身の走りに集中できるかというと難しいものがあるでしょう。
血統的にも父方カリフォルニアクローム、母父ヘニーヒューズは完全ダート向けですし、ここでの好走は厳しいものがあるでしょう。
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阪神ジュベナイルフィリーズ2025予想AI
更新後に阪神ジュベナイルフィリーズ2025のAI予想を追記いたします。
阪神ジュベナイルフィリーズ2025の騎手予想
阪神ジュベナイルフィリーズ2025で買いたい騎手トップ3を公開しています。

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阪神ジュベナイルフィリーズ2025追い切り評価
金曜日に更新予定になります。
以上になります。
阪神ジュベナイルフィリーズの予想の参考にしてみてください!

