【有馬記念2025予想】騎手で買いたい〝トップ３〟はこちら！

当記事では有馬記念2025の過去10年の騎手データをまとめています。

競馬の勝ち負けは【馬の力7割：騎手の力3割】と言われています。

馬の力だけではなく騎手の腕もレースの勝敗を左右しており、騎手は競馬において欠かせない存在なのです。

有馬記念の過去10年のデータから、好走騎手と好走馬を導き出し、有馬記念2025で買いたい騎手予想トップ3を公開しています。

有馬記念2025で買いたい騎手予想トップ3

1位　ミュージアムマイル×C.デムーロ騎手

通算成績は【0-1-1-3】ですが、C.デムーロ騎手が騎乗した近2開催で馬券に絡んでいます。

特に2着に入線した昨年のシャフリヤールは不利な大外16番からの発走にも関わらず、早めに動いて惜しい2着でした。

勝ち馬レガレイラとの斤量差が大きくなければ勝利もあり得たでしょう。

今回騎乗するミュージアムマイルも【1-2-0-0】と相性がいいですし、ここでの制覇にも期待できます。

2位　メイショウタバル×武豊騎手

コンビ相性は【2-1-1-4】で、一昨年はドウデュースとのコンビで勝利しています。

複勝率50%も高く、有馬記念では安定したパフォーマンスを残しています。

メイショウタバルとのコンビも今年の宝塚記念における勝利で証明していますし、春秋グランプリ制覇に期待したいです。

3位　レガレイラ×C.ルメール騎手

過去10年の有馬記念の成績は【2-3-2-3】で、実績だけなら最上位です。

特に2023年は7番人気のスターズオンアースで2着入りしているように、ルメール騎手の手腕も光るものがありました。

ただ、今回騎乗するレガレイラとは過去に何度かやらかしており、最良のコンビと言われると微妙です。

ルメール騎手の有馬記念の実績は最良ですが、人馬の愛称を考慮して3位にしました。

有馬記念2025の出走馬と騎手

馬名	性齢	斤量	想定騎手
アドマイヤテラ	牡4	58.0	川田将雅
アラタ	牡8	58.0	未定
エキサイトバイオ	牡3	56.0	荻野極
エルトンバローズ	牡5	58.0	西村淳也
コスモキュランダ	牡4	58.0	横山武史
サンライズアース	牡4	58.0	池添謙一
サンライズジパング	牡4	58.0	鮫島克駿
シュヴァリエローズ	牡7	58.0	北村友一
シンエンペラー	牡4	58.0	坂井瑠星
ジャスティンパレス	牡6	58.0	団野大成
スティンガーグラス	牡4	58.0	T.マーカンド
タスティエーラ	牡5	58.0	松山弘平
ダノンデサイル	牡4	58.0	戸崎圭太
ディマイザキッド	牡4	58.0	未定
ビザンチンドリーム	牡4	58.0	A.プーシャン
ヘデントール	牡4	58.0	未定
マイネルエンペラー	牡5	58.0	丹内祐次
ミステリーウェイ	セ7	58.0	松本大輝
ミュージアムマイル	牡3	56.0	C.デムーロ
メイショウタバル	牡4	58.0	武豊
ライラック	牝6	56.0	藤岡佑介
レガレイラ	牝4	56.0	C.ルメール

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有馬記念の過去10年の騎手データ

騎手	成績	単勝率	連対率	複勝率
C.ルメール	【2-3-2-3】	20.0%	50.0%	70.0%
武豊	【2-1-1-4】	25.0%	37.5%	50.0%
北村友一	【1-0-0-0】	100.0%	100.0%	100.0%
横山武史	【1-0-0-3】	25.0%	25.0%	25.0%
池添謙一	【1-0-0-6】	14.3%	14.3%	14.3%
戸崎圭太	【1-0-0-6】	14.3%	14.3%	14.3%
C.デムーロ	【0-1-1-3】	0.0%	20.0%	40.0%
松山弘平	【0-1-0-5】	0.0%	16.7%	16.7%
川田将雅	【0-0-0-8】	0.0%	0.0%	0.0%
坂井瑠星	【0-0-0-3】	0.0%	0.0%	0.0%
T.マーカンド	【0-0-0-3】	0.0%	0.0%	0.0%
藤岡佑介	【0-0-0-3】	0.0%	0.0%	0.0%
鮫島克駿	【0-0-0-1】	0.0%	0.0%	0.0%
丹内祐次	【0-0-0-1】	0.0%	0.0%	0.0%

グランプリレースでも強いC.ルメール騎手

過去10年のC.ルメール騎手騎乗馬の成績
年度	馬名	人気	着順
2024	アーバンシック	1	6
2023	スターズオンアース	7	2
2022	イクイノックス	1	1
2021	クロノジェネシス	2	3
2020	フィエールマン	2	3
2019	アーモンドアイ	1	9
2018	レイデオロ	1	2
2017	クイーンズリング	8	2
2016	サトノダイヤモンド	1	1
2015	リアファル	3	16

過去10年の有馬記念でC.ルメール騎手はすべて騎乗し、通算成績は【2-3-2-3】でした。

勝率20%、複勝率は70%で、高いレベルで安定しています。

2016年のサトノダイヤモンドや2022年のイクイノックスのように、実力馬に恵まれたケースもありますが、2023年のスターズオンアースのように、不利と言われる8枠から好走したものもありました。

着外は3度ありますが、2015年のリアファルはレース中のアクシデント(後日、腱鞘炎が判明)、2019年のアーモンドアイは中山＋距離が長すぎたこと、そして昨年のアーバンシックは内枠から出遅れて包まれる形となり、八方ふさがりです。

敗因も明白なので、うまく乗れれば上位争いにも期待できるでしょう。

今年はレガレイラと久しぶりにコンビを組みます。

なお、過去10年以前も含めた通算成績は【3-5-2-8】で、初めて有馬記念に騎乗した2005年はハーツクライとのコンビで無敗の三冠馬であるディープインパクトに勝利しています。

レジェンド武豊騎手は過去10年で2度勝利

過去10年の武豊騎手騎乗馬の成績
年度	馬名	人気	着順
2024	ドウデュース		取消
2023	ドウデュース	2	1
2022	アリストテレス	10	14
2021	アリストテレス	9	6
2020	ワールドプレミア	5	5
2019	ワールドプレミア	4	3
2018	オジュウチョウサン	5	9
2017	キタサンブラック	1	1
2016	キタサンブラック	2	2

過去10年の有馬記念で武豊騎手は8度出走し、【2-1-1-4】でした。

過去10年内で2度勝利を挙げている点はルメール騎手と同じで、複勝率も50%あります。

なお、馬券に絡んだ4頭はいずれもクラシックホースなので、実力のある馬に騎乗した際は好走に期待できるでしょう。

今年は宝塚記念でコンビを組んだメイショウタバルと挑みます。

メイショウタバルはクラシックホースではありませんが、グランプリホースなので、得意な馬場条件なら一発あるかもしれません。

なお、武豊騎手の過去10年以前の成績は【4-8-2-19】で、ディープインパクトやオグリキャップで優勝していました。

クロノジェネシスと勝利した北村友一

過去10年の北村友一騎手騎乗馬の成績
年度	馬名	人気	着順
2020	クロノジェネシス	1	1

過去10年の有馬記念で北村友一騎手は1回騎乗して優勝しています。

コンビを組んだのは同年の宝塚記念で非常に強い勝ちっぷりを見せた牝馬のクロノジェネシスで、この有馬記念は初めての中山でしたが、伏兵サラキアの追込を交わして優勝しました。

競走馬の実力も非常に高いものがありましたが、折り合いも付いてここ一番で仕掛けて勝利しているのも評価したいです。

今年はシュヴァリエローズと参戦しますが、久々の大舞台でどこまで出し切れるのか注目したいです。

掲示板に入線することが多い横山武史騎手

過去10年の横山武史騎手騎乗馬の成績
年度	馬名	人気	着順
2023	ジャスティンパレス	1	4
2022	エフフォーリア	5	5
2021	エフフォーリア	1	1
2020	ブラストワンピース	9	中止

過去10年の有馬記念で横山武史騎手は4回騎乗し、【1-0-0-3】でした。

勝利したのは当時大車輪の活躍を見せていた3歳のエフフォーリアのものなので、この勝利は競走馬の実力に思いがちです。

しかしながら、心房細動で競走をやめた2020年以外の年はどちらも掲示板入りしているので、数値以上に上位争いに期待できるでしょう。

ただ、2023年のジャスティンパレスは仕掛けどころ次第では3着のタイトルホルダーにも届いていたので、そのあたりはうまく乗れたら良かったと思います。

今年は中山巧者のコスモキュランダと参戦します。

掲示板入線率は50%を超える池添謙一騎手

過去10年の池添謙一騎手騎乗馬の成績
年度	馬名	人気	着順
2023	スルーセブンシーズ	3	12
2021	モズベッロ	14	8
2020	カレンブーケドール	3	5
2019	フィエールマン	6	4
2018	ブラストワンピース	3	1
2017	ヤマカツエース	6	10
2016	ヤマカツエース	8	4

過去10年の有馬記念で池添謙一騎手は【1-0-0-6】でした。

勝利したのは2018年のブラストワンピースのもので、メンバー唯一の3歳馬として参戦し、早めの進出でレイデオロの追撃を退けました。

この年の下半期G1は外国人騎手が無双していましたが、その中で唯一日本人騎手としてG1を勝利したのも懐かしいです。

これ以外は馬券に絡んでいませんが、4～5着は3回あるので、数値以上に結果を残していました。

今年はサンライズアースに騎乗します。※2025年12月23日、屈腱炎のために回避が発表されました。

テン乗りレガレイラを勝利に持ってきた戸崎圭太騎手

過去10年の戸崎圭太騎手騎乗馬の成績
年度	馬名	人気	着順
2024	レガレイラ	5	1
2023	ライラック	10	13
2022	ブレークアップ	11	16
2018	スマートレイアー	16	13
2017	サトノクロニクル	11	9
2016	アルバート	10	7
2015	ルージュバック	6	10

過去10年の有馬記念で戸崎圭太騎手は7回騎乗し、1回優勝しています。

優勝したのは昨年テン乗りでコンビを組んだレガレイラのもので、これまでとは違った先行策で上手く立ち回り、直線ではロングスパートを仕掛けたシャフリヤールとの叩き合いを制し、見事グランプリタイトルを手にしました。

戸崎圭太騎手は2014年にもジェンティルドンナにテン乗り騎乗して優勝しているように、牝馬との相性が良いようです。

今年は主力のダノンデサイルと挑みますが、ダノンデサイルも昨年3着入りしている実力馬なので、どこまで上位争いできるのか注目したいです。

近年調子を上げているC.デムーロ騎手

過去10年のC.デムーロ騎手騎乗馬の成績
年度	馬名	人気	着順
2024	シャフリヤール	10	2
2022	ジェラルディーナ	3	3
2021	ペルシアンナイト	11	14
2018	パフォーマプロミス	7	14
2017	サウンズオブアース	14	7

過去10年の有馬記念でC.デムーロ騎手は5回騎乗し、【0-1-1-3】でした。

勝利こそありませんが5回のうちの2回馬券に絡んでいます。

また、この2回はC.デムーロ騎手が騎乗したもっとも新しい近2開催のものでした。

このうち、2024年のシャフリヤールに騎乗した際は、不利と言われる大外8枠から早めに動き、最後まで脚を伸ばして勝ち馬レガレイラのハナ差です。

枠次第では逆転もありましたし、シャフリヤールの良さを引き出しました。

今年はコンビ相性のいいミュージアムマイルに騎乗しますが、近年の傾向を考えるとここでの上位争いにも期待できそうです。

11番人気のサラキアを2着に持ってきた松山弘平騎手

過去10年の松山弘平騎手騎乗馬の成績
年度	馬名	人気	着順
2024	ダノンベルーガ	15	9
2023	シャフリヤール	8	5
2022	ヴェラアズール	4	10
2021	キセキ	7	10
2020	サラキア	11	2
2019	アルアイン	15	11

過去10年の有馬記念で松山弘平騎手は6回騎乗し、【0-1-0-5】でした。

好走したのは2020年のサラキアで、11番人気でしたが追込競馬で2着に持ってきています。

このころのサラキアは本格化しており、同年エリザベス女王杯でも2着入りしていますが、まさか有馬記念でも2着入線するとは思いませんでした。

それ以外の年を見ても、2023年のシャフリヤールを5着に持ってきているように、どこで激走してもおかしくないでしょう。

今年はダービー馬タスティエーラのラストランに騎乗します。

川田将雅騎手は8回すべて着外

過去10年の川田将雅騎手騎乗馬の成績
年度	馬名	人気	着順
2024	スターズオンアース	8	14
2023	ソールオリエンス	4	8
2022	ディープボンド	8	8
2020	オーソリティ	7	14
2019	ヴェロックス	8	8
2018	キセキ	2	5
2017	カレンミロティック	16	15
2015	ラブリーデイ	2	5

過去10年の有馬記念で川田将雅騎手は8回騎乗しましたが、すべて着外に敗れていました。

2015年のラブリーデイや2018年のヴェロックス、2023年のソールオリエンスのように、人気馬で崩れるケースも多いです。

川田騎手は長距離では苦戦が目立つ騎手ですが、芝2,500mの有馬記念でも着外が続いているので、有馬記念と相性が悪い騎手でした。

今年はアドマイヤテラに騎乗しますが、騎手目線で見たら評価を下げたいです。

3回騎乗で着外は3名

過去10年の坂井瑠星騎手騎乗馬の成績
年度	馬名	人気	着順
2024	ジャスティンパレス	4	5
2023	ヒートオンビート	15	16
2020	クレッシェンドラヴ	16	8

過去10年のT.マーカンド騎手騎乗馬の成績
年度	馬名	人気	着順
2024	ローシャムパーク	7	7
2023	ディープボンド	9	15
2022	ジャスティンパレス	7	7

過去10年の藤岡佑介騎手騎乗馬の成績
年度	馬名	人気	着順
2021	ユーキャンスマイル	16	9
2019	クロコスミア	16	16
2018	サウンズオブアース	14	16

過去10年の有馬記念で3回騎乗し、すべて着外だった騎手は以下の3名です。(かっこは今回騎乗する馬)

・坂井瑠星騎手(シンエンペラー)
・T.マーカンド騎手(スティンガーグラス)
・藤岡佑介騎手(ライラック)

いずれの騎手もそこまで目立っておらず、人気に近い決着となっています。

馬質次第では挽回もあるかもしれません。

なお、スティンガーグラスとライラックは12月23日(火)の時点で除外候補です。

1回騎乗で着外は2名

過去10年の鮫島克駿騎手騎乗馬の成績
年度	馬名	人気	着順
2024	シュトルーヴェ	14	10

過去10年の丹内祐次騎手騎乗馬の成績
年度	馬名	人気	着順
2021	ウインキートス	12	11

過去10年の有馬記念で1回騎乗し、着外だった騎手は以下の2名です。(かっこは今回騎乗する馬)

・鮫島克駿騎手(サンライズジパング)
・丹内祐次騎手(マイネルエンペラー)

両騎手が騎乗した馬はどちらも二桁人気だったので、馬質も着外につながったと考えられます。

今回騎乗する馬もおそらく人気しないと思いますが、どちらも中山重賞での好走歴があるので、ハマれば一発があるかもしれません。

初騎乗は5名

過去10年の有馬記念で一度も騎乗がなかった騎手は以下の5名です。(かっこは今回騎乗する馬)

・荻野極騎手(エキサイトバイオ)
・西村淳也騎手(エルトンバローズ)
・団野大成騎手(ジャスティンパレス)
・A.プーシャン騎手(ビザンチンドリーム)※出走回避が決まりました
・松本大輝騎手(ミステリーウェイ)

有馬記念2025の出走人馬のコンビ成績と評価

馬名	騎手	成績	単勝率	連対率	複勝率
アドマイヤテラ	川田将雅	【2-0-0-2】	50.0%	50.0%	50.0%
アラタ	未定	【0-0-0-0】	–	–	–
エキサイトバイオ	荻野極	【1-0-1-0】	50.0%	50.0%	100.0%
エルトンバローズ	西村淳也	【4-1-2-6】	30.8%	38.5%	53.8%
コスモキュランダ	横山武史	【0-0-1-1】	0.0%	0.0%	50.0%
サンライズアース	池添謙一	【1-1-0-4】	16.7%	33.3%	33.3%
サンライズジパング	鮫島克駿	【1-0-0-0】	100.0%	100.0%	100.0%
シュヴァリエローズ	北村友一	【3-2-1-6】	25.0%	41.7%	50.0%
シンエンペラー	坂井瑠星	【1-1-2-5】	11.1%	22.2%	44.4%
ジャスティンパレス	団野大成	【0-0-1-0】	0.0%	0.0%	100.0%
スティンガーグラス	T.マーカンド	【0-0-0-0】	–	–	–
タスティエーラ	松山弘平	【1-2-0-1】	25.0%	75.0%	75.0%
ダノンデサイル	戸崎圭太	【2-0-1-1】	50.0%	50.0%	75.0%
ディマイザキッド	未定	【0-0-0-0】	–	–	–
ビザンチンドリーム	A.プーシャン	【0-0-0-0】	–	–	–
ヘデントール	未定	【0-0-0-0】	–	–	–
マイネルエンペラー	丹内祐次	【1-0-0-1】	50.0%	50.0%	50.0%
ミステリーウェイ	松本大輝	【2-0-0-0】	100.0%	100.0%	100.0%
ミュージアムマイル	C.デムーロ	【1-2-0-0】	33.3%	100.0%	100.0%
メイショウタバル	武豊	【1-0-0-2】	33.3%	33.3%	33.3%
ライラック	藤岡佑介	【0-0-1-0】	0.0%	0.0%	100.0%
レガレイラ	C.ルメール	【2-0-1-3】	33.3%	33.3%	50.0%

アドマイヤテラ×川田将雅騎手　評価Ｂ

コンビ相性は【2-0-0-2】で、勝利したのは新馬戦と1勝クラスですが、どちらも超スローからの終い3F勝負でした。

下した相手も1勝クラスで2着入りしたナムラエイハブくらいしか目だった馬はおらず、展開や相手に恵まれています。

着外2戦の内、ジャパンカップはスタートで躓いて落馬なので止むを得ませんが、京都大賞典は内有利の傾向を察知して競馬できればもう少し上位争いできたように感じます。

京都大賞典は叩きの可能性もありますが、現状、コンビ相性はまずまずです。

エキサイトバイオ×荻野極騎手　評価Ａ

コンビ相性は【1-0-1-0】で、勝利したラジオNIKKEI賞はデータと相性のいい1枠発走や53キロの恩恵もありましたが、内で脚を溜めつつ、馬群の中から伸びて勝利しています。

前走の菊花賞は外枠発走でしたが好発を切って5番手くらいの位置を付けると、残り1,000mくらいで少しポジションを上げて2番手くらいを付け、4コーナーで先頭に立つと、そこから粘りの競馬で3着を死守しました。

難しい競馬でしたが、先行しながらうまく好ポジションを確保しつつ、最後までエキサイトバイオの良さを引き出した好騎乗でした。

今回はサンライズアースの回避で出走が叶いましたが、スタミナ量も豊富なので、タフな有馬記念でも出し切れるでしょう。

コンビ相性も問題ありません。

エルトンバローズ×西村淳也騎手　評価Ａ

コンビ相性は【4-1-2-6】と良く、昨年のマイルチャンピオンシップは人気以上の走りで2着入りしました。

直近2戦はどちらも5着までですが、怪我の影響も少なからずあるように思います。

コンビ相性は良好です。

コスモキュランダ×横山武史騎手　評価Ｂ

今年のアメリカジョッキークラブカップで1回騎乗し、道中出遅れて後ろからになりましたが、残り1,200mの標識でまくって2～3番手を付け、最後まで押し切ろうとしましたが3着です。

直線では一度先頭に立ったものの、内のマテンロウレオに差し返されていることから、少し仕掛けが早かったかもしれません。

テン乗りなので難しい競馬でしたが、仕掛け次第で2着はあり得たでしょう。まずまずです。

サンライズアース×池添謙一騎手　評価Ａ

コンビ相性は【1-1-0-4】で、完璧な競馬だった阪神大賞典は元より、超スローで早めに仕掛けた日本ダービーや今年の京都大賞典も好位置から勝ちに行く競馬で良い競馬でした。

怪我のため今回は出走回避となりましたが、コンビ相性は良好です。

サンライズジパング×鮫島克駿騎手　評価Ａ

昨年ダートのみやこステークスで1回だけ騎乗していますが、京都ダート1,800mでは不利と言われる外枠発走で、道中早めのまくりで先行集団に加わり、そのまま押し切って勝利しています。

サンライズジパングらしい持久力のある脚を引き出せたのは鮫島騎手の手腕があったからでしょう。

ダートレースのものですが、相性は良好です。

シュヴァリエローズ×北村友一騎手　評価Ａ

コンビ相性は【3-2-1-6】で複勝率は50%です。

シュヴァリエローズがこれまで手にしたふたつの重賞レースで手綱を握っており、京都大賞典は好位から長く脚を使って差し切り、ステイヤーズステークスは2週目の3～4コーナーで早め2番手に押しあげ、底から長く脚を伸ばして勝利しています。

ステイヤーズステークスは立ち回りも良いですし、上手く良さを引き出していました。

今年は3戦騎乗してすべて着外ですが、相手関係や苦手な稍重馬場も影響しているので敗因は騎乗以外にもあるでしょう。

久々のコンビ結成ですが、個人的には一番相性がいいと考えています。

シンエンペラー×坂井瑠星騎手　評価Ａ

コンビ相性は【1-1-2-5】で、着外も少なくありませんが、海外G1のものが多いことを考えるとアウェイの舞台や相手関係も響いています。

それでも、昨年のジャパンカップはぎりぎりまで脚を溜めて同着2着ですし、日本ダービーでは一転して末脚を伸ばして押し切り、自在性のある走りを見せていました。

近3戦は結果を残せていませんが、相性は良いです。

ジャスティンパレス×団野大成騎手　評価Ａ

前々走の天皇賞(秋)で初めてコンビを組み、道中6～7番手で脚を溜めつつ、直線は馬場の内に近いところで仕掛けどころを探り、残り400mで外に持ち出してからは残り200mで末脚を伸ばして3着でした。

テン乗りでしたがジャスティンパレスらしい末脚を引き出せたのは評価したいですし、6歳になってもまだまだ第一線で戦えることを証明しています。

この有馬記念でジャスティンパレスは引退しますが、4度目の有馬記念で上位争いできるのか、注目したいです。

タスティエーラ×松山弘平騎手　評価Ｓ

コンビ相性は【1-2-0-1】と安定しており、G1の皐月賞や天皇賞(秋)で2着入りしています。

昨年の大阪杯は11着でしたが、位置取りは良かったのでタスティエーラの状態が悪かったと考えられます。

近2戦は凡走が続いていますが、ここがラストランなだけに、ベストを尽くしてほしいです。

ダノンデサイル×戸崎圭太騎手　評価Ａ

コンビ相性は【2-0-1-1】と良く、アメリカジョッキークラブカップやドバイシーマクラシックは正攻法の差しで勝利しました。

前走のジャパンカップも休み明け＋海外帰りで3着なら上々です。

昨年の今頃は横山典弘騎手が一番合うと思っていましたが、現在では戸崎騎手も横山典弘騎手と同じくらいダノンデサイルの良さを引き出していました。

良いコンビです。

マイネルエンペラー×丹内祐次騎手　評価Ａ

これまで2回騎乗し、今年の日経賞を勝利しています。

日経賞は序盤に積極的に先行集団に加わり、残り3Fで押し上げて最後はさらに加速して勝利しました。

前走の天皇賞(春)は5着でしたが、かなり早い位置から押し上げて最後まで掲示板入りしており、内容は強いです。

どちらもマイネルエンペラーの良さを引き出していることから、コンビ相性は良いです。

ミステリーウェイ×松本大輝騎手　評価Ａ

近2戦はどちらも大逃げを打ち、勝利しました。

特に前走のアルゼンチン共和国杯は序盤こそ飛ばしましたが、中団で大きく息を入れつつ、終盤で後続が詰めよってからは息を整えたことで再びペースアップし、そのまま押し切っています。

後続の仕掛けが遅かったので相手に恵まれたのも事実ですが、松本騎手の逃げの競馬は非常に良かったです。

三度大逃げが通用するかは分かりませんが、コンビ相性はとても良いです。

ミュージアムマイル×C.デムーロ騎手　評価Ｓ

コンビ相性は【1-2-0-0】で、初勝利をつかんだ黄菊賞や朝日杯FSは早めに動いて好走し、久々騎乗となった前走の天皇賞(秋)では超スローからの上がり勝負で2着入りしました。

大舞台でしっかり結果を残していることから、コンビ相性は良好です。

メイショウタバル×武豊騎手　評価Ａ

コンビ相性は【1-0-0-2】で、今年の宝塚記念は馬場適性がフィットしたのもありますが、得意の逃げで最後まで押し切り、見事G1タイトルを掴んでいます。

前走の天皇賞(秋)はスローに落としすぎてメイショウタバル向けの展開ではありませんでしたが、最後に意外なほど粘っていたのは新たな一面が見られました。

有馬記念の舞台は距離が長い可能性はありますが、パワフルな走りに期待したいです。

ライラック×藤岡佑介騎手　評価Ｂ

前走のエリザベス女王杯で初めて騎乗し、3着です。

大外から長く脚を使って馬券に絡みましたが、内容としては最後方からの追込一気だったのでライラックのポテンシャルでつかんだ3着と言えます。

現状、何とも言えません。

レガレイラ×C.ルメール騎手　評価Ｃ

通算成績は【2-0-1-3】で初めてのG1制覇だったホープフルステークスでも騎乗していました。

ただ、昨年ローズステークスは後ろすぎて届かず、同年エリザベス女王杯は圧倒的1番人気でしたが、直線で無理に馬群を割って脚を伸ばして5着など、ルメール騎手らしからぬ騎乗で凡走した例も見られます。

レガレイラに関しては戸崎騎手の方が手綱は合っていると思います。

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有馬記念の過去10年の乗り替わりデータ

前走から	成績	単勝率	連対率	複勝率
継続騎乗	【8-5-6-71】	8.9%	14.4%	21.1%
乗り替わり	【2-5-4-58】	2.9%	10.1%	15.9%

乗り替わりで馬券に絡んだ馬と騎手
年度	着順	馬名	騎乗騎手
2024	1	レガレイラ	戸崎圭太
2023	1	ドウデュース	武豊
	2	スターズオンアース	C.ルメール
2022	2	ボルドグフーシュ	福永祐一
2021	2	ディープボンド	和田竜二
	3	クロノジェネシス	C.ルメール
2020	2	サラキア	松山弘平
	3	フィエールマン	C.ルメール
2018	3	シュヴァルグラン	H.ボウマン
2017	2	クイーンズリング	C.ルメール
2015	3	キタサンブラック	横山典弘

今回の乗り替わり騎手と馬
馬名	今回騎乗騎手	前回騎乗騎手
コスモキュランダ	横山武史	丹内祐次
サンライズジパング	鮫島克駿	池添謙一
シュヴァリエローズ	北村友一	D.レーン
ジャスティンパレス	団野大成	C.デムーロ
スティンガーグラス	T.マーカンド	C.ルメール
タスティエーラ	松山弘平	D.レーン
ビザンチンドリーム	A.プーシャン	O.マーフィー
レガレイラ	C.ルメール	戸崎圭太

好走数、好走率ともに継続騎手が活躍

過去10年の有馬記念の好走馬を見てみると、好走数、好走率ともに前走からの継続組の方が活躍していました。

この時期は短期免許騎手で参戦する外国人騎手も少なくありませんが、全体的に継続組の方が結果を残しています。

有馬記念はコンビ相性が重要といえるでしょう。

有馬記念の過去10年のテン乗りデータ

成績	単勝率	連対率	複勝率
【1-3-1-39】	2.3%	9.1%	11.4%

テン乗りで馬券に絡んだ馬と騎手
年度	着順	馬名	騎乗騎手
2024	1	レガレイラ	戸崎圭太
2022	2	ボルドグフーシュ	福永祐一
2020	2	サラキア	松山弘平
2017	2	クイーンズリング	C.ルメール
2015	3	キタサンブラック	横山典弘

今回のテン乗り騎手と馬
馬名	今回騎乗騎手	前回騎乗騎手
スティンガーグラス	T.マーカンド	C.ルメール
ビザンチンドリーム	A.プーシャン	O.マーフィー

テン乗り騎手は過去に騎乗した乗り替わり騎手より少し好走率が劣る

過去10年の有馬記念で馬券に絡んだ乗り替わり騎手騎乗馬は11頭いましたが、そのうちテン乗り騎手は5頭いました。

過去に騎乗経験がある馬に乗り替わる騎手と比較すると、少し好走率を落としています。

テン乗り騎手はそこまで目立って結果を残していませんでした。

今年はテン乗り騎手騎乗馬が2頭いますが、そのうちビザンチンドリームは左前脚のフレグモーネのため回避が発表され、スティンガーグラスは火曜日の時点で競走除外候補なので、もしかしたら今年はテン乗り騎手騎乗馬の出走はないかもしれません。

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有馬記念2025追い切り評価

金曜日に更新予定になります。

有馬記念2025の最終予想

有馬記念2025の最終予想はこちらの記事で発表するので、合わせてお読みください。