【有馬記念2025追い切り評価／全頭診断】ミュージアムマイルに並ぶ最高評価「Ｓ」はアノ馬！

有馬記念2025追い切り評価／全頭診断になります。
当記事では有馬記念の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

有馬記念2025追い切り評価／全頭診断コメント

有馬記念2025の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からＳ→Ａ→Ｂ→Ｃ→Ｄ→Ｅ(測定不能)の6段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

アドマイヤテラ

アドマイヤテラ　12月24日(水)　評価Ｃ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(重)			55.4	40.2	13.3	強め
1週前	栗東CW(良)	⑦98.9	67.1	52.5	37.2	11.6	一杯
前走最終	栗東坂路(良)			52.8	38.4	12.7	強め

前走のジャパンカップ(G1)で落馬競走中止となったアドマイヤテラは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して強めに追い、全体時計55秒4-上がり1F13秒3の時計で強く追っています。

1週前の18日は栗東ウッドでラヴェニュー(牡2、1勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

荻野極騎手が追い切りに騎乗(レースでは川田騎手が騎乗)し、馬場の外目からラヴェニューより2馬身半先行する形で一杯に追い、7F98秒9-6F82秒0-上がり1F11秒6の時計を記録しましたがラヴェニューに2馬身の遅れを取っています。

3頭併せの真ん中からの追い切りでしたが、一杯に追われた影響もあって脚取りはきびきびしています。

ただ、終いは助手が一杯に追っても思うように伸びず、前を行くラヴェニューに交わされるばかりか外から追った別の僚馬にも遅れてしまいました。
※僚馬(りょうば)：同じ厩舎に所属する馬のこと

終いも2F11秒5-1F11秒6で使える脚は限られていましたし、追われてからの反応が目立たなかったのは気になります。

強く追ったことで最終追い切りまでに良化してほしいです。

最終追い切りは坂路で強めに追っています。

馬場の真ん中から右手前で前向きの感じられる走りができており、力強さもあります。

ただ、中盤で手前を変えてからは終い2F13秒0-1F13秒3が示しているように、目立ちません。

強めに追われて全体時計55秒4も物足りませんし、あまり好感触ではありませんでした。

アラタ

アラタ　12月24日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	美浦W(良)	82.6	66.4	52.2	37.7	12.3	直強め
前走最終	美浦W(良)	83.2	66.3	51.7	37.5	11.7	強め

最年長のアラタは美浦のウッドチップコースでロードスカイブルー(牡3、1勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬場の外目より僚馬を3馬身追走する形で直線強めに追い、6F82秒6-上がり1F12秒3の時計で僚馬に半馬身先着しています。

中間追い切りは今月頭に再開し、ウッドに特化した追い切りを14本行いました。

このうち、映像はありませんが1週前の17日はウッドコースでカラブランカキッド(牡5、1勝クラス)と併せ、馬場の真ん中から僚馬を3馬身半追走する形で一杯に追い、5F66秒7-上がり1F12秒0の時計で僚馬に1馬身先着しています。

最終追い切りは2頭併せの外目からの追い切りでしたが、8歳馬でも道中推進力ある動きで積極的な動きを見せています。

コーナリングからスムーズな立ち回りを見せつつ、直線では少し息を入れながら最後は僚馬に半馬身先着でした。

ゴール前の動きはそこまで目立ちませんが、前走の福島記念(G3)を使ったことでレースに向けて順調に良化していました。

大きな上積みはないものの、積極的な走りができたのは良いですし、この馬なりに状態は良好です。

エキサイトバイオ

エキサイトバイオ　12月24日(水)　評価Ｃ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(重)			54.1	39.2	12.9	一杯
1週前	栗東坂路(良)			51.4	38.1	12.6	末強め
前走最終	栗東坂路(良)			51.6	37.7	12.8	一杯

繰り上げで出走が決定したエキサイトバイオは栗東坂路で単走を行いました。

荻野琢磨騎手が追い切りに騎乗(レースでは荻野極騎手が騎乗)し、一杯に追われて全体時計54秒1-上がり1F12秒9の時計で負荷をかけています。

1週前の17日も栗東坂路で単走を行い、ここでは末強めに追って全体時計51秒4-上がり1F12秒6の自己ベストで登坂しています。

ラチに近いところから、左手前で歩幅を大きくしながらきびきびと登坂できています。

中盤以降になると脚の回転も引き上げていますが、手前を変えてからはそこまで伸びが見られず、最後は終い2F12秒5-1F12秒6の減速ラップでした。

もう少し長く脚を使えたら良かったものの、全体時計51秒4はエキサイトバイオにとって自己ベストですし、全体時計を考えたらそこまで悲観しなくて良いでしょう。

強く追ったことで最終追い切りまでのさらなる良化に期待したいです。

最終追い切りは馬場の真ん中から単走でした。

ここは一杯に追われた影響もあってきびきびとした足取りを見せていますが、一杯にしては全体時計54秒1が地味です。

終いも2F12秒8-1F12秒9と減速しているように、1週前に強く追ったことによる良化は感じられませんでした。

2週続けて負荷をかけているので、レース前に良化する可能性もありますが、最終追い切り終了時点ではあまり目立たなかったです。

当日予想できる方は当日のパドックや返し馬から状態をチェックしてみてください。

エルトンバローズ

エルトンバローズ　12月24日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(重)			56.0	40.4	12.7	馬なり
1週前	栗東CW(良)	85.6	68.8	53.0	37.0	11.1	馬なり
前走最終	栗東坂路(良)			54.4	38.7	11.8	馬なり

マイル路線からまさかの有馬記念出走を決めたエルトンバローズは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで4F56秒0-上がり1F12秒7の時計で軽めに調整しています。

1週前の18日はウッドコースで単走を行いました。

ここでは主戦の西村淳也騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで6F85秒6-上がり1F11秒1の時計で鋭く伸びています。

コーナーから直線に掛けてはほとんど馬なりで楽に立ち回っていますが、脚取りは軽くて時計勝負に強そうな感じがしました。

直線に入って手前を変えてからは、馬なりながらも少しずつ四肢の回転を引き上げ、最後は終い2F11秒8-1F11秒1の加速ラップでまとめています。

終い重視の調整としては充実していますし、陣営の思い通りの動きができたことでしょう。

ただ、馬体や前脚の長さを見る限りはやはりマイラーという感じがします。

最終追い切りは坂路で単走でしたが、馬なりでも頭を少し低くしながらステップを利かせて登坂していました。

時計は目立ちませんが、1週前の末脚を活かした走りができているので軽めでも問題ありません。

いい仕上がりですが、馬体はマイラーなので、長距離適性が問われる舞台でどこまで通用するかは正直分かりません。

馬体を考慮してここはB評価にします。

コスモキュランダ

コスモキュランダ　12月24日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	美浦坂路(良)			52.7	38.4	12.0	G前仕掛け
1週前	美浦W(良)	82.7	66.3	51.9	37.4	11.5	G前仕掛け
前走最終	美浦坂路(稍重)			52.3	38.7	12.2	末一杯

中山巧者のコスモキュランダは美浦坂路でデザートイーグル(牡2、新馬)と併せました。

レースで騎乗する横山武史騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を3馬身追走する形でゴール前に手仕掛けられ、4F52秒7-上がり1F12秒0の時計で強く負荷をかけています。

1週前の18日は美浦ウッドでプレイザリード(牡2、未勝利)と併せています。

丹内騎手が騎乗して馬場の外目から僚馬を2馬身追走する形でゴール前にて仕掛けられ、6F82秒7-上がり1F11秒5の時計で僚馬に3馬身先着しています。

僚馬の内側からの追い切りでしたが、四肢の動き自体は活発ですが、後ろ足の踏み込みはそこまで強くなさそうです。

ただ、直線に入ってしばらくしてからはゴール前仕掛けの指示通り、ストライドの利いた走りで僚馬を突き放し、最後は3馬身差で先着しています。

要所の反応は良かったですし、皐月賞(G1)で見せたようなコスモキュランダらしい差し脚でまとめているのは良かったです。

最終追い切りは坂路でデザートイーグルと並走しました。

僚馬の左側からの追い切りでしたが、序盤から脚取りはきびきびしていますし、終いもグイと加速して押し切り、差し馬らしい末脚は健在です。

多少踏み込みは甘い感じはするものの、終いの伸びは2週続けて良いものが見られましたし、コスモキュランダらしい走りに期待できそうです。

芝2,400m以上の舞台で結果を残していないので距離が持つか分かりませんが、持つようでしたらワンチャンスあるかもしれません。

走りを見ても軽い馬場で出し切れているので、昨年の有馬記念のような高速馬場なら出し切れるのではないでしょうか。

サンライズジパング

サンライズジパング　12月24日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(重)			51.9	37.6	12.2	一杯
1週前	栗東坂路(良)			54.6	39.6	12.7	馬なり
前走最終	栗東坂路(良)			50.6	37.0	12.2	一杯

まさかの有馬記念参戦を表明したダート馬のサンライズジパングは栗東坂路でフィドルファドル(牝3、2勝クラス)と併せました。

レースで騎乗する鮫島克駿騎手が手綱を握り、僚馬を3馬身追走する形で一杯に追い、全体時計51秒6-上がり1F12秒2の時計で負荷をかけています。

1週前の18日も坂路で単走し、ここは馬なりで全体時計54秒6-上がり1F12秒7の時計で軽めに調整していました。

馬場の真ん中からの登坂でしたが、全体的に頭が高いものの、楽な姿勢で登坂しています。

左手前で軽いステップを踏みながらの追い切りは悪くないですし、最後まで一定のリズムを刻みながら登坂していました。

前走のチャンピオンズカップ(G1)から中2週の参戦なので少し細い感じはしますが、動きは悪くありません。

最終追い切りは僚馬を置いて一杯に追いました。

僚馬の右側からの追い切りでしたが、少し頭の動作が大きくて多少無駄が感じられます。

ただ、鮫島騎手の手が大きく動いてからはサンライズジパングもそれに合わせるように首を動かし、最後は併入しました。

折り合いはそこまで悪くなさそうですし、四肢も長いので案外芝の長距離も合うかもしれません。

使い込んでいるので前走反動が気になりますが、追い切りではそこまで疲労はなさそうだったのでこの馬なりに状態を維持しているように感じます。

ジャスティンパレス

ジャスティンパレス　12月24日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東CW(重)			53.6	38.2	11.8	馬なり
1週前	栗東CW(良)	83.0	67.9	52.7	37.7	11.5	一杯
前走最終	栗東CW(良)			52.0	37.3	11.5	馬なり

ここがラストランとなるジャスティンパレスは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

泉谷騎手が追い切りに騎乗(レースでは団野騎手が騎乗)し、馬場の真ん中から馬なりで4F53秒6-上がり1F11秒8の時計で軽く調整しています。

1週前の17日もウッドで調整し、ここではウィンストン(牡3、1勝クラス)と併せました。

レースで騎乗する団野騎手が手綱を握り、馬場の外目から僚馬を2馬身追走する形で一杯に追われ、6F83秒0-上がり1F11秒5の時計で同時併入しています。

道中は僚馬の内目から立ち回りましたが、ジャスティンパレスらしい推進力は健在で、楽な姿勢でコーナーから直線に入りました。

直線では少しずつペースを引き上げ、終盤で団野騎手の手が動くと、じわりと脚を伸ばして併入しています。

長く脚を使ったわけではありませんが、それでも促されてからしっかり追えているので折り合いは問題ないでしょう。

時計はそこまで目立ちませんが、最近は時計を出さなくても結果を残しているので問題ないでしょう。

最終追い切りはウッドコースで軽めの単走でしたが、ここも1週前同様軽い脚取りでした。

多少俯きながらの追い切りでしたが肩やトモの動きは良く、全体的にしなやかです。

秋古馬G1を2戦使って疲れがあってもおかしくないですが、年齢以上に身体は軟らかいですし、この仕上がりなら力を出し切れるでしょう。

ラストランに向けて、順調に調整できています。

シュヴァリエローズ

シュヴァリエローズ　12月24日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(重)			53.9	39.2	12.8	馬なり
1週前	栗東CW(良)	82.2	66.5	51.4	36.9	11.4	一杯
前走最終	海外出走

7歳のシュヴァリエローズは栗東坂路で単走を行いました。

吉村騎手が追い切りに騎乗(レースでは北村友一騎手が騎乗)し、馬なりで全体時計53秒9-上がり1F12秒8の時計で軽く調整しています。

1週前の17日はウッドコースで単走を行いました。

ここも吉村騎手が騎乗して、馬場の外目から一杯に追い、6F82秒2-上がり1F11秒4の時計で加速していました。

遠目でみると少しふっくらしているように見えますが、脚取りはきびきびしていて、小刻みに脚を使いながら、終盤は脚を伸ばしています。

追い出してからはふっくら感もないですし、長く脚を伸ばしてまとめており、良い追い出しでした。

約2か月ぶり＋海外帰りでもしっかり追えているのは良いでしょう。

最終追い切りは坂路で単走ですが、ここは少し脚幅が広く、序盤は少し外目に斜行しています。

踏み込み自体は力強いものの、終盤は少し脚が上がっています。

終いも2F～1Fともに12秒8で何とか脚質を維持できていましたが、大きな上積みは感じられませんでした。

まずまずの仕上がりです。

シンエンペラー

シンエンペラー　12月24日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(重)			55.4	39.9	12.3	末強め
1週前	栗東CW(良)	81.6	66.8	52.6	37.8	11.6	一杯
前走最終	栗東坂路(良)			54.7	39.0	12.4	馬なり

シンエンペラーは栗東坂路でアスクアイルビゼア(牡4、2勝クラス)と併せました。

主戦の坂井騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を2馬身半追走する形で末強めに追い、全体時計55秒4-上がり1F12秒3の時計で僚馬に1馬身先着しています。

1週前の17日は栗東ウッドでグラヴィス(牡4、3勝クラス)と併せました。

ここも坂井騎手が騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を4馬身追走する形で一杯に追い、6F81秒6-上がり1F11秒6の時計を記録しましたが、グラヴィスに半馬身遅れています。

僚馬の内目からの追い切りでしたが前走ジャパンカップから約1か月ぶりとはいえ、馬体は少し太い感じがします。

また、道中少し頭が高く、2度ほど手前替えしているのも気になりました。

時計は悪くありませんが、11月12日や19日のウッド追い切りでは6F77秒～78秒台でまとめているので、最良の出来かというと、もう少し良化があっても良さそうです。

最終追い切りは坂路で僚馬と並走しました。

ここも末強めに追いましたが、少し頭が高く、前脚の使い方も少し軽いように見えます。

ただ、終いはしっかり踏み込んで登坂しており、末強めの追い切り通り、終いも伸びを見せているのは良いでしょう。

最良ではないですが、順調な仕上がりを見せていました。

タスティエーラ

タスティエーラ　12月24日(水)　評価Ｓ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	美浦W(良)	80.9	64.2	49.9	35.6	11.8	馬なり
1週前	美浦W(良)	81.1	64.9	50.2	35.9	11.6	馬なり
前走最終	美浦W(稍重)	81.4	65.3	50.5	36.2	11.4	馬なり

ここがラストランとなるタスティエーラは美浦のウッドチップコースでエコロシード(牡2、1勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬場の2分どころから馬なりで僚馬を3馬身半追走し、6F80秒9-上がり1F11秒8の時計でエコロシードに半馬身先着しています。

1週前の18日も美浦ウッドでエコロシードともう1頭(名称不明)と3頭併せを行っています。

助手が騎乗して馬場の2分どころから馬なりでエコロシードを5馬身追走し、6F81秒1-上がり11秒6の時計でエコロシードと併入しています。

3頭併せの最内からの追い切りでしたが、序盤から四肢を小刻みに使いつつ、積極的な走りを見せているのが印象深いです。

直線に入ってからは外のエコロシードと併入でしたが、終い3F12秒7-2F11秒6-1F11秒6で長く脚を使っているのも好感が持てます。

タスティエーラは使える脚は限られているタイプですが、今回終いを維持しながらまとめているのは個人的に良かったですし、馬体を見ても引き締まっていることから、このレースに対する意欲も感じられました。

最終追い切りも馬なりで3頭併せでした。

3頭の一番内側から2頭の僚馬を見るように動いていますが、馬なりでもコーナリングから活発に間の馬に迫っており、気合乗りは十分です。

直線に入ってからは外差し勢に並びかけられましたが、それでも6F80秒9でまとめており、1週前よりも時計を出していました。

終いは3F12秒2-2F11秒6-1F11秒8でわずかに減速ラップですが、しっかり追えているのは良いですし、とても仕上がっています。

前走ジャパンカップ(G1)は枠の影響もあって出し切るのが難しかったのですが、今回の追い切りを見た限りではラストランに向けてしっかりと仕上げていましたし、近2戦と違って、得意の中山なら激走もあるかもしれません。

脚質的にもできるだけ内に近い枠を引きたいです。

ダノンデサイル

ダノンデサイル　12月24日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(重)			55.3	40.9	13.5	馬なり
1週前	栗東CW(良)	81.6	66.4	51.8	37.1	11.3	馬なり
前走最終	栗東CW(良)	81.3	65.0	49.7	35.3	11.4	馬なり

昨年の有馬記念で3着入りしたダノンデサイルは栗東坂路で単走を行いました。

安田翔伍調教師自ら指揮を執り、馬なりで全体時計55秒3-上がり1F13秒5の時計で軽くならしています。

1週前の17日は栗東ウッドで昨年の愛知杯(G3)を制したミッキーゴージャス(牝5、オープン)と併せました。

ここも安田調教師が騎乗し、馬場の2分どころから馬なりで僚馬を2馬身追走し、6F81秒6-上がり1F11秒3の時計で併入しています。

僚馬の内側からの追い切りでしたが、コーナリングはそこまで目立ちません。ただ、脚取りはスムーズで楽に動けていますし、直線に入ってからは自ら四肢を引き上げて最後は併入しています。

要所での反応も良いですし、自ら脚色を引き上げて最後は2F12秒0から1F11秒3の加速ラップでまとめていました。

僚馬に先着はできませんでしたが、併せたミッキーゴージャスは重賞馬なので、相手を考えたら問題ないでしょう。

最終追い切りは坂路で軽い調整でしたが、右手前で地面を掻き込みながら、淡々と登坂しています。

体幹も安定していますし、総合的に隙が無い動きでとてもいい動きでした。

馬体も充実していますし、レースでもどれだけパフォーマンスを引き出せるのか、楽しみです。

マイネルエンペラー

マイネルエンペラー　12月24日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東CW(重)	⑦98.5	67.8	53.3	37.9	11.3	馬なり
1週前	栗東CW(良)	80.9	65.2	51.1	36.6	11.4	直強め
前走最終	栗東CW(良)	81.5	66.1	51.0	36.1	11.3	強め

前走の天皇賞(春)(G1)以来、8か月ぶりの参戦となるマイネルエンペラーは栗東のウッドチップコースでレッドパラジウム(牡2、新馬)と併せました。

助手が騎乗して外ラチ沿いから馬なりで僚馬を8馬身半追走し、7F98秒5-6F81秒9-上がり1F11秒3の時計で併入しています。

1週前の17日は栗東ウッドでブラックコーラル(牡2、未勝利)と併せました。

助手が騎乗して外ラチ沿いから僚馬を8馬身追走する形で直線強めに追い、6F80秒9-上がり1F11秒4の時計で2馬身先着しています。

僚馬の外目からの追い切りでしたが、久々にしては四肢の動きは機敏ですし、直線に入って手前を変えてからは持続力のある脚を使って僚馬に2馬身先着しました。

このスタミナを活かした持久性ある走りは前走の天皇賞(春)でも確認できた動きですが、8か月ぶりの実戦でもマイネルエンペラーらしい走りができているのは良いでしょう。

全体時計80秒9も外ラチに近いところを回ってのものだと考えれば良いですし、久々にしては動けていました。

最終追い切りもウッドコースで調整し、ここもラチ沿いからまとめています。

1週前に強く追ったのでここは軽めでしたが、終盤は自ら脚を伸ばして先に抜け出した僚馬に迫って併入していますし、馬なりでも自ら動けているのは好感触です。

久々ですが、身体がなまっている感じはありませんし、久々にしては仕上がっていました。

ミステリーウェイ

ミステリーウェイ　12月24日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東CW(重)	82.9	68.0	53.3	38.2	11.8	馬なり
1週前	栗東CW(良)	⑦98.9	67.0	52.6	37.5	11.5	馬なり
前走最終	栗東CW(良)	85.3	69.8	54.4	38.4	11.5	馬なり

前走のアルゼンチン共和国杯(G2)を逃げ切ったミステリーウェイは栗東ウッドで単走を行いました。

近2戦でコンビを組んでいる松本騎手が騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで6F82秒9-上がり1F11秒8の時計でまとめています。

1週前の17日も栗東ウッドで単走し、ここでも松本騎手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで7F98秒9-6F81秒9-上がり1F11秒5の時計で軽く調整しています。

道中は直線の動きしかありませんでしたが、多少頭は高いものの、流れるような脚さばきでスピードを維持しながらまとめています。

腹の位置も一定の高さを維持しながら追えているのは無駄がありませんし、身体もシャープです。

アルゼンチン共和国杯を使ったことで良化している感じがします。

最終追い切りもウッドコースで馬なりの単走でしたが、ここは少し頭が高く、少し外ラチの方を向きながらの追い切りで前方に集中できていません。

流れるような脚さばきは1週前同様健在ですが、もう少し集中できていれば良かったです。

まずまずの仕上がりでした。

ミュージアムマイル

ミュージアムマイル　12月24日(水)　評価Ｓ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(重)			55.5	40.6	12.5	馬なり
1週前	栗東CW(良)	78.5	64.4	50.8	36.5	11.4	一杯
前走最終	栗東坂路(良)			53.8	38.6	12.3	一杯

今年の皐月賞馬であるミュージアムマイルは栗東坂路でアンズアメ(牝3、3勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬なりで僚馬を半馬身追走し、5F55秒5-上がり1F12秒5の時計で僚馬にクビ差先着しました。

1週前の17日は栗東ウッドでタケルハーロック(牡3、1勝クラス)と併せています。

ここではレースで騎乗するC.デムーロ騎手が騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を7馬身追走する形で一杯に追い、6F78秒5-上がり1F11秒4の自己ベストで僚馬に半馬身先着しました。

僚馬の内目からの追い切りでしたが、コーナリングからきびきびと動けていて積極的な走りを見せているのが好印象です。

直線に入ってからもジリジリと僚馬に詰め寄り、少し頭をだしながら最後は僚馬を捉えて先着しました。

一杯に追われていたものとはいえ、全体時計78秒5の自己ベストを記録したのは好印象ですし、この秋は程よい間隔でレースを使っているからか、疲れも感じられません。

馬体も充実していますし、積極的な走りができているのは高く評価したいです。

最終追い切りは坂路で僚馬と並走しました。

馬場の真ん中からの追い切りでしたが、序盤に少しもたれる箇所はあったものの、その後は僚馬と並走しながら力強い脚色で登坂し、最後は交わして先着しています。

時計は目立ちませんが、自ら僚馬と並びかけて差し切る闘争心のようなものが感じられましたし、心身ともに充実していました。

とても良い仕上がりだったので、距離さえ持てば得意の中山で出し切れるのではないでしょうか。

メイショウタバル

メイショウタバル　12月24日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東CW(重)		68.5	53.0	37.4	11.3	馬なり
1週前	栗東CW(良)	79.8	65.1	51.2	36.5	11.4	一杯
前走最終	栗東CW(良)		68.9	53.2	37.4	11.1	馬なり

今年の宝塚記念(G1)を制したグランプリホースのメイショウタバルは栗東ウッドで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで5F68秒5-上がり1F11秒3の時計でまとめています。

1週前の18日は栗東ウッドでスマートサニー(牡5、オープン)と併せています。

助手が騎乗して馬場の外目から僚馬を2馬身半追走する形で一杯に追い、6F79秒8-上がり1F11秒4の時計で僚馬に2馬身半先着しました。

道中は僚馬を追走する形で追い切りましたが、少し頭は高いものの、スムーズな脚さばきを見せています。

直線に入って手前を変えてからは助手が一杯に追いましたが、多少頭を高くしながらもそれに応えるように四肢を動かし、力いっぱい駆け抜けています。

全体時計79秒8も良いですし、終いも2F-1Fともに11秒4で持続力ある脚色を見せているのも良いでしょう。

馬体も充実していますし、一杯に追ったことで更なる良化に期待したいです。

最終追い切りはウッドで単走でしたが、ここは序盤から頭が高くて助手が抑えながら追っています。

それでも勢いは強く、よく言えば力強い、悪く言えばもう少し折り合いの課題がありました。

1週前はしっかり追っていますが、最終追い切りは気持ちが全面に出すぎており、もしかしたら父ゴールドシップの気性難が出ているかもしれません。

確かなポテンシャルはありますが、有馬記念はコーナー6つの舞台なので折り合えるかが気になるところです。

ここはまずまずとしておきます。

レガレイラ

レガレイラ　12月24日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	美浦W(良)	82.9	66.3	51.2	37.0	11.2	強め
1週前	美浦W(良)	83.7	66.7	51.7	37.5	11.3	G前仕掛け
前走最終	美浦W(良)	83.1	66.7	51.7	37.4	11.4	馬なり

昨年の有馬記念の勝ち馬であるレガレイラは美浦のウッドチップコースでソニックスター(セ4、オープン)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬場の3分どころからソニックスターを半馬身追走する形で強めに追い、6F82秒9-上がり1F11秒2の時計で同時併入しています。

1週前の17日は美浦ウッドでソニックスターと並走しました。

ここも助手が騎乗して馬場の真ん中から僚馬を1馬身追走する形でゴール前にて仕掛けられ、6F83秒7-上がり1F11秒3の時計で併入しています。

僚馬の内側からの追い切りでしたが、序盤から四肢を小気味よく使って追っており、レガレイラらしい走りはできています。

ただ、少し前脚の動きは固さが感じられ、終盤も表騎乗は併入ですが、もう少し突き抜ける走りが見たかったです。

全体時計83秒7も並走＋馬場の3分どころを追ったものとしては地味ですし、もう一段階調子を引き上げたいところです。

最終追い切りは3頭併せの真ん中から立ち回りましたが、1週前と比較すると集中力の高い走りを終始続けていました。

強めに追われたものもありますが、直線に入ってからはソニックスターと併せるようにゴールし、終い2F12秒3-1F11秒2の時計で鋭く伸びています。

1週前よりは良化していますが、個人的には昨年の方がいい出来だったと感じます。

有馬記念2025追い切り評価ランキング

評価	馬名
Ｓ	タスティエーラ ミュージアムマイル
Ａ	コスモキュランダ ジャスティンパレス ダノンデサイル マイネルエンペラー
Ｂ	アラタ エルトンバローズ サンライズジパング シュヴァリエローズ シンエンペラー ミステリーウェイ メイショウタバル レガレイラ
Ｃ	アドマイヤテラ エキサイトバイオ
Ｄ
Ｅ(測定不能)

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