【オールカマー2022予想】本命におすすめしたい3頭を紹介!
オールカマー2022のおすすめの注目馬3頭、穴馬2頭を公開しています。
コースの特徴や競走馬の血統、追い切りや過去10年のデータから予想していきます!
オールカマー2022の概要
産経賞オールカマーは中山競馬場の芝2,200mで開催される3歳以上の競走です。
レース名のオールカマーの意味は「なんでもあり」というニュアンスが込められています。
その名の通り、牡馬・牝馬・3歳馬が出走することができます。
地方馬と外国馬も出走できますが、地方馬は2頭までと決まっています。
設立当初は競走馬のレース幅を広げるために設けられましたが、現在は秋のG1を見据えてここに挑む馬が多いです。
牡馬であれば天皇賞(秋)やジャパンカップ、牝馬であればエリザベス女王杯に向かう傾向があります。
例年G1馬が多数参戦しますが、今年は無敗の三冠牝馬であるデアリングタクトが参戦します。
ほかにも重賞タイトルを手にした馬が多数参戦し、まさにオールカマーにふさわしいメンツが揃いました。
オールカマー2022の開催内容
開催日 | 9月25日(日曜) 15:45発走 |
格付け | G2 |
開催競馬場 | 中山競馬場 |
コース | 芝2,200m |
性齢 | 3歳以上 |
斤量 | 別定 |
1着賞金 | 6700万円 |
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オールカマー2022が開催される中山の芝2,200mの特徴
先週のセントライト記念と全く同じ舞台でオールカマーも開催されます。
スタートは4コーナーの出口で、最初の1コーナーまでは約430mあります。
最初のコーナーまでの距離が長いだけではなく、中山名物ともいえる直線の急坂があります。
また、1コーナーまで長々と上り坂を上るためペースはゆったりします。
中山の芝2,200mは外回りコースを使用するため1コーナーを過ぎたら2コーナーまでまっすぐ走ります。
1コーナーを終えたあたりに坂の頂点があり、そこを境に今度は下り坂を駆け下ります。
2コーナーはやや鋭角のカーブとなっていて、そこを過ぎると向こう正面があります。
向こう正面は下り坂ということもあってこのあたりからペースは上がります。
3コーナーはほとんど鈍角に近いコーナーなのでペースが落ちることはありません。
ただし、4コーナーはカーブがきついためポジションによっては外に振り回されます。
4コーナーを過ぎたら最後の直線は約310mです。
距離が短い上、直線上にはスタート直後に駆け上った激坂があります。
そこを乗り越えたらゴールがあります。
中山は起伏が非常に激しい上、最後の直線が短いことから最高速度は発揮しづらいです。
逆に、スタミナやパワーが求められるため、競走馬の能力や過去の舞台成績は確認したいですね。
また、直線が短く前半がスローになりやすいことから、逃げや先行馬が好走しやすいです。
差しや追い込み馬の場合は向こう正面を過ぎたあたりから抜け出す準備を行わないといけません。
まくりが決まれば上位争いできますが、直線からの追い込みで勝ち切るのはほとんど不可能といってもいいでしょう。
オールカマー2022の出走馬
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | ロバートソンキー | 牡5 | 56.0 | 伊藤工真 |
2 | ジェラルディーナ | 牝4 | 54.0 | 横山武史 |
3 | ウインキートス | 牝5 | 54.0 | 松岡正海 |
4 | ソーヴァリアント | 牡4 | 56.0 | 川田将雅 |
5 | ヴェルトライゼンデ | 牡5 | 56.0 | 戸崎圭太 |
6 | クリスタルブラック | 牡5 | 56.0 | 吉田豊 |
7 | アドマイヤアルバ | セ7 | 56.0 | 原田和真 |
8 | デアリングタクト | 牝5 | 54.0 | 松山弘平 |
9 | クレッシェンドラヴ | 牡8 | 56.0 | 内田博幸 |
10 | テーオーロイヤル | 牡4 | 56.0 | 菱田裕二 |
11 | キングオブドラゴン | 牡5 | 56.0 | 三浦皇成 |
12 | フライライクバード | 牡5 | 56.0 | 福永祐一 |
13 | バビット | 牡5 | 56.0 | 横山典弘 |
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過去10年のオールカマーのデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2012 | 1 | 13 | ナカヤマナイト | 2 | 宝塚記念(G1) | 2 |
重 | 2 | 3 | ダイワファルコン | 4 | 七夕賞(G3) | 4 |
3 | 8 | ユニバーサルバンク | 6 | 目黒記念(G2) | 6 | |
2013 | 1 | 12 | ヴェルデグリーン | 9 | 新潟大賞典(G3) | 9 |
良 | 2 | 4 | メイショウナルト | 2 | 小倉記念(G3) | 2 |
3 | 9 | ダノンバラード | 1 | 宝塚記念(G1) | 1 | |
2014 | 1 | 11 | マイネルラクリマ | 2 | 七夕賞(G3) | 2 |
良 | 2 | 6 | ラキシス | 7 | ヴィクトリアマイル(G1) | 7 |
3 | 5 | クリールカイザー | 12 | 札幌日経OP(OP) | 12 | |
2015 | 1 | 3 | ショウナンパンドラ | 3 | 宝塚記念(G1) | 3 |
良 | 2 | 4 | ヌーヴォレコルト | 1 | 宝塚記念(G1) | 1 |
3 | 9 | ミトラ | 7 | 中日新聞杯(G3) | 7 | |
2016 | 1 | 6 | ゴールドアクター | 1 | 天皇賞(春)(G1) | 1 |
良 | 2 | 1 | サトノノブレス | 3 | 宝塚記念(G1) | 3 |
3 | 5 | ツクバアズマオー | 6 | 札幌日経OP(OP) | 6 | |
2017 | 1 | 6 | ルージュバック | 5 | ヴィクトリアマイル(G1) | 5 |
良 | 2 | 8 | ステファノス | 1 | 安田記念(G1) | 1 |
3 | 9 | タンタアレグリア | 3 | AJCC(G2) | 3 | |
2018 | 1 | 7 | レイデオロ | 1 | ドバイシーマC(G1) | 1 |
良 | 2 | 1 | アルアイン | 3 | QE2世C(G1) | 3 |
3 | 2 | ダンビュライト | 2 | 宝塚記念(G1) | 2 | |
2019 | 1 | 9 | スティッフェリオ | 4 | 宝塚記念(G1) | 4 |
良 | 2 | 1 | ミッキースワロー | 3 | 七夕賞(G3) | 3 |
3 | 4 | グレイル | 6 | 福島TVOP(OP) | 6 | |
2020 | 1 | 4 | センテリュオ | 5 | マーメイドS(G3) | 5 |
稍重 | 2 | 8 | カレンブーケドール | 2 | 京都記念(G2) | 2 |
3 | 7 | ステイフーリッシュ | 3 | 目黒記念(G2) | 3 | |
2021 | 1 | 1 | ウインマリリン | 2 | 天皇賞(春)(G1) | 2 |
良 | 2 | 2 | ウインキートス | 5 | 札幌記念(G2) | 5 |
3 | 11 | グリーリーヴェイズ | 3 | QE2世C(G1) | 3 |
【性別】牝馬の活躍が目立つ
性別 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
牡馬・セン馬 | 【6-7-10-90】 | 5.3% | 11.5% | 20.4% |
牝馬 | 【4-3-0-12】 | 21.1% | 36.8% | 36.8% |
牡馬と比較すると牝馬の出走数は圧倒的に少ないものの、過去10開催のオールカマーにおいて、4頭の勝ち馬を輩出しています。
とくに近2開催に至っては連対した馬はいずれも牝馬でした。
オールカマーは牡馬混合戦ながらも牝馬の活躍が目立つ稀有なレースなのです。
今年の出走予定馬13頭のうち、牝馬は3頭いました。
・ウインキートス
・ジェラルディーナ
・デアリングタクト
ウインキートスは昨年2着馬で、ジェラルディーナは名牝ジェンティルドンナの仔、そしてデアリングタクトはいわずと知れた無敗の三冠牝馬と層が厚いですね。
【年齢】4.5歳馬が中心
年齢 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4歳 | 【4-5-3-13】 | 15.4% | 34.6% | 46.2% |
5歳 | 【5-3-5-36】 | 10.2% | 16.3% | 26.5% |
6歳 | 【1-2-1-28】 | 3.1% | 9.4% | 12.5% |
7歳以上 | 【0-0-1-32】 | 0.0% | 0.0% | 3.0% |
過去10開催のオールカマーで馬券に絡んだ30頭のうちの12頭が4歳馬でした。
そして、5歳馬は13頭が馬券に絡んでいます。
6歳以上になると極端に好走率を下げ、7歳以降の馬に至っては15年のミトラしか馬券に絡んでいません。
4歳馬は単勝率・連対率・そして複勝率ともにトップですね。
オールカマーは若い馬が活躍する舞台といえるでしょう。
ちなみに今年の出走馬で4歳馬は3頭いました。
・ジェラルディーナ
・ソーヴァリアント
・テーオーロイヤル
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過去10年のオールカマーの人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【3-2-1-4】 | 30.0% | 50.0% | 60.0% |
2番人気 | 【2-2-2-4】 | 20.0% | 40.0% | 60.0% |
3番人気 | 【1-3-3-3】 | 10.0% | 40.0% | 70.0% |
4番人気 | 【1-1-0-8】 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
5番人気 | 【2-1-0-7】 | 20.0% | 30.0% | 30.0% |
6番人気 | 【0-1-3-6】 | 0.0% | 10.0% | 40.0% |
7~9番人気 | 【1-1-1-27】 | 3.3% | 6.7% | 10.0% |
10番人気以下 | 【0-0-1-49】 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
6番人気以上が中心
過去10年のオールカマーで馬券に絡んだ30頭のうちの19頭が1~3番人気の馬で、7頭が4~6番人気でした。
そして、過去10開催の連対馬を見ると、2013年と2014年以外の年は1~5番人気の馬が連対しています。
さらには近6開催だけみたら馬券に絡んだ18頭はすべて1~6番人気の馬でした。
オールカマーは1番人気の信頼度は低いですが、上位人気で決着が決まることは多々あります。
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過去10年のオールカマーの枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【1-4-0-10】 | 6.7% | 33.3% | 33.3% |
2枠 | 【1-2-1-12】 | 6.3% | 18.8% | 25.0% |
3枠 | 【1-2-1-12】 | 6.3% | 18.8% | 25.0% |
4枠 | 【1-1-2-12】 | 6.3% | 12.5% | 25.0% |
5枠 | 【1-0-4-13】 | 5.6% | 5.6% | 27.8% |
6枠 | 【3-0-1-13】 | 17.6% | 17,6% | 23.5% |
7枠 | 【1-0-1-18】 | 5.0% | 5.0% | 10.0% |
8枠 | 【1-1-0-20】 | 4.5% | 9.1% | 9.1% |
8枠やや劣勢。それ以外はふつう
過去10年のオールカマーの好走馬を枠順別にまとめました。
内枠に入った馬の戦績はほぼ同じですね。
6枠は過去10年で3頭の勝ち馬を輩出しているので当たりに思いますが、複勝率は意外と高くありません。
8枠のみ不利ですが、近年に限れば2019年のスティッフェリオや2020年のカレンブーケドールが勝利しているように、強い馬と騎手が8枠を引けたら激走しそうです。
いずれにしろ、オールカマーにおいて枠の影響は小さいことが分かります。
過去10年のオールカマーの前走別成績
前走 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
G1 | 【7-5-2-17】 | 22.6% | 38.8% | 45.2% |
G2 | 【0-2-3-24】 | 0.0% | 6.9% | 17.2% |
G3 | 【3-3-1-45】 | 5.8% | 11.5% | 13.5% |
OP(L) | 【0-0-3-12】 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
3勝 | 【0-0-0-8】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
2勝 | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
未勝利 | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走重賞組が中心
過去10年のオールカマーで馬券に絡んだ30頭のうちの14頭が前走重賞でした。
その中でも前走G1組はもっとも結果を残していて、単勝率20%超え、連対率と複勝率も4割近い数値ですね。
逆に、前走がOP以下の馬はほとんど振るわず、とくに条件戦の馬は一度も馬券に絡んでいませんでした。
オールカマーはレースの格が問われます。
前走のレースのグレードは確認しておきたいですね。
今年のオールカマー出走馬で前走がG1だった馬は下記4頭になります。
・クリスタルブラック(皐月賞)
・クレッシェンドラヴ(天皇賞・春)
・テーオーロイヤル(天皇賞・春)
・デアリングタクト(宝馬記念)
ちなみに今年の出走馬で前走が非重賞だった馬はアドマイヤアルバとロバートソンキーの2頭です。
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オールカマー2022の注目馬3頭
今年は例年以上に豪華メンバーが集まり、まさにオールカマーにふさわしい一戦となりそうです。
今年の出走馬はどういうわけか過去に怪我した馬が多いですが、いずれの馬も怪我を乗り越えこの舞台に集まりました。
今年の出走馬の中から人気を集めるであろう馬を3頭紹介します。
デアリングタクト
今年のオールカマーの中心となるのはデアリングタクトでしょう。
日本馬としては初となる無敗の三冠牝馬を手にしたデアリングタクトは、競走馬としては致命傷ともいわれる経靭帯炎を発症し、長期休養を余儀なくされました。
復帰戦となった今年のヴィクトリアマイルは6着に敗れましたが、続く宝塚記念では牡馬相手に差し切り競馬で3着に入線しました。
経靭帯炎明けを考慮すれば十分すぎるほどの成果で、かつての力を取り戻しつつあるように感じました。
秋の目標は現時点は未定ですが、オールカマーを皮切りにG1の舞台に挑むでしょう。
今年のオールカマーはメンバーレベルが高いですが、前走の宝塚記念でも強い相手に善戦したので出し切れれば上位争いできると思います。
懸念材料はほとんどありませんが、あえていうならトリッキーな中山の舞台で出し切れるかどうかくらいでしょうか。
三冠牝馬らしい競馬に期待です。
ソーヴァリアント
ソーヴァリアントは昨年のセントライト記念において2着に入線した馬ですね。
菊花賞をパスして挑んだチャレンジカップでは初の古馬戦ながらも抜群の手ごたえで競馬を行い、2着馬に3馬身差つけて完勝しました。
しかし、その後骨折が判明し、半年以上の休養を挟んでしまいます。
そのため、ここが古馬となって初めてのレースとなります。
骨折明けという点を除けば、中山でも好走していてチャンスは十分あるでしょう。
前走のチャレンジカップのような競馬ができればここでも上位争いはできる器です。
ただし、骨折で半年以上休んでいたので怪我明け初戦でどれだけ力を発揮できるかは、正直走ってみないと分かりません。
幸いにも1週間前追い切りは動けていたのでレースできる状態にはなっていると思います。
完全復活していたら馬券内もあり得る馬だと思います。
ヴェルトライゼンデ
コントレイルのダービーで3着に入線したヴェルトライゼンデは骨折と屈腱炎を乗り越え、今年の鳴尾記念で初重賞タイトルを手にしました。
怪我さえなければ3歳のころから活躍の兆しを見せていましたが、不幸にも怪我のために思うような活躍ができてません。
しかし、それも去年までの話で、前走の鳴尾記念ではジェラルディーナやサンレイポケット相手に上がり33秒7の末脚で勝利しました。
コントレイルが不在でも世代の強さを証明できたと思います。
血統的には兄に菊花賞馬のワールドプレミアがいる良血馬です。
前走の鳴尾記念のような競馬ができればここでも上位争いできるだけの力を秘めています。
オールカマー2022の穴馬2頭
オールカマーはヒモ荒れすることも少なくありません。
今年の出走馬の中で配当妙味のありそうな馬を2頭紹介します。
ウインキートス
昨年のオールカマーでは同じ馬主が所有するウインマリリンの2着に入線したウインキートスがリベンジに燃えます。
前目で競馬するのが得意な馬で、今年は前を行く馬がそこまで多くないので自分の競馬に集中しやすいでしょう。
近走を見ても前走の目黒記念は3着に敗れたとはいえ勝ち馬ボッケリーニにコンマ1秒差の3着なので内容は悪くありません。
中山自体も昨年のオールカマーをはじめ、何度も走っては結果を残しているのでデアリングタクトよりも舞台適性はありますね。
データと相性のいい牝馬ですし、人気以上に活躍する可能性がありますよ。
テーオーロイヤル
タイトルホルダーと同期のテーオーロイヤルはこれまで長距離レースで実績を重ねた馬です。
この時期は芝3,000m以上のレースがないので中距離のこの舞台に向かいますが、過去には中距離で勝ち星を手にしているので距離は問題ないでしょう。
ただし、近走がまさに3,000m以上のレースを使われ続けていたので、久々の距離短縮で忙しなるかもしれません。
相手関係は手ごわいですがここを勝ち切ったら中距離路線への活路を見出せるでしょう。
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オールカマー2022予想の最終買い目
オールカマー(晴れ稍重馬場想定)
土曜日の中山のレースを見てみると、芝レースは午前中、ダートに至っては終日不良馬場で開催されました。
芝こそ午後からは重に回復しましたが、土曜日の夕方から夜にかけてまた雨が降るようなので悪化の可能性も考えられます。
日曜日は幸いにも晴れる見込みで気温も25度くらいあるので回復の見込みはありますが、どこまで回復するかは土曜日の段階では正直読めないです。
ただし、土曜日の芝レースの勝ち馬の時計を見ると、馬場に対して時計は出ている印象を受けました。
例えば4Rの未勝利戦(芝1,200m)の過去5年の平均時計は1.9秒2です。
不良馬場で行われましたが勝ち馬のミッキーハーモニーは1分8秒3でゴールしました。
2着馬のデフィデリは5馬身あとに入線していますがデフィデリは1分9秒1でゴールし、平均よりも速いんですよね。
また、6Rの1勝クラス(中山芝2,000m)における平均タイムは2分1秒9ですが、勝ち馬のヒットザシーンは2分00秒0でゴールし、11頭中9頭が平均より速い時計でゴールしました。
このことから、明日も馬場表記以上に時計はでそうです。
うましるでは、稍重馬場で時計の出やすい条件下で開催されることを想定しつつ、予想を行います。
◎本命 8 デアリングタクト
父 | エピファネイア |
母 | デアリングバード |
母父 | キングカメハメハ |
主な勝ち鞍 | 秋華賞(G1) 2020年 |
前走 | 宝塚記念(G1) 3着 |
本命は牝馬三冠馬であるデアリングタクトにします。
あまりにも馬場が悪ければ、後述するヴェルトライゼンデを本命にする予定でしたが、馬場表記ほど馬場は悪くないですね。
そして、デアリングタクトはオークスやジャパンカップの走りから、良馬場でもしっかりと力を発揮しているので軽い馬場は歓迎したいです。
もっとも、重馬場の桜花賞や梅雨時期の宝塚記念でも馬券に絡んでいるので馬場を選ばない活躍をしているのですが…。
このあとはエリザベス女王杯かジャパンカップに向かう予定らしいのでここはあくまでも叩きorならしの一戦になると思いますが、いくら相手が手ごわいといってもG2レースですし、陣営は勝つために整えてくるはずです。
デアリングタクトや松山騎手にとっても三冠牝馬の名に懸けてここは勝ち切りたいでしょう。
仮に金鯱賞におけるギベオン枠がいたとしても、馬券内は固いと思います。
〇対抗 5 ヴェルトライゼンデ
父 | ドリームジャーニー |
母 | マンデラ |
母父 | Acatenango |
主な勝ち鞍 | 鳴尾記念(G3) 2022年 |
前走 | 鳴尾記念(G3) 1着 |
対抗はヴェルトライゼンデにします。
怪我のためにしばらくターフから去っていましたが、前走の鳴尾記念ではG3戦とはいえうまく出し抜いて怪我明け初戦を感じさせない勝ちっぷりを見せました。
コントレイル世代の馬はこれまであまり目立ちませんでしたが、この週の安田記念で3着に入線したサリオスとともに、世代の力強さを証明したように感じました。
ダービーで3着に入線しているだけではなく、鳴尾記念やAJCCでも結果を残していて強い相手にも上位争いできていますね。
本当ならもう少し馬場が悪化した方がよかったのですが、良馬場でも力を発揮できそうですし、これまでの安定した走りから、馬券に絡めます。
▲単穴 4 ソーヴァリアント
父 | オルフェーヴル |
母 | ソーマジック |
母父 | シンボリクリスエス |
主な勝ち鞍 | チャレンジC(G3) 2021年 |
前走 | チャレンジC(G3) 1着 |
単穴にはソーヴァリアントを選択しました。
前走のチャレンジカップのパフォーマンスは圧巻です。
G3戦とはいえ、サマーシリーズに出走しつづけていたヒートオンビートに3馬身半差先着しました。
このチャレンジカップはG1馬のペルシアンナイトや良血馬であるジェラルディーナもいましたが、追撃を一切寄せ付けない競馬で完勝したのは3歳馬ながらも高いポテンシャルを感じました。
昨年のセントライト記念は今回と同舞台となりますが、伏兵アサマノイタズラに差のない2着で舞台適性もあります。
骨折明けなので、怪我以前の状態を取り戻せるかは気になりますが、調教はかなり動けているので実力は発揮できるでしょう。
あとは、レースの勘が戻ってくれていることを祈ります。
中穴 3 ウインキートス
父 | ゴールドシップ |
母 | イクスキューズ |
母父 | ボストンハーバー |
主な勝ち鞍 | 目黒記念(G2) 2021年 |
前走 | 目黒記念(G2) 2022年 3着 |
中穴には土曜日夜の時点で7番人気のウインキートスにします。
近走は少し調子を落としているものの、昨年のオールカマーで2着に食い込んでいる馬で、正直この人気なら強く狙う価値はあります。
今年もここを皮切りにエリザベス女王杯に向かうと思いますし、調教内容もよかったので昨年に勝る激走に期待します。
消し 10 テーオーロイヤル
父 | リオンディーズ |
母 | メイショウオウヒ |
母父 | マンハッタンカフェ |
主な勝ち鞍 | ダイヤモンドS(G3) 2022年 |
前走 | 天皇賞(春)(G1) 3着 |
土曜日の時点で4番人気のテーオーロイヤルは消します。
調教はかなりよくてオールカマーがメイチに仕上げられている感じは伝わります。
テーオーロイヤルは生粋のステイヤーなのでスタミナが求められる中山の芝2,200mも合うでしょう。
ただし、馬場が少し軽すぎます…。
馬場表記通りタフな馬場であればスタミナを活かした競馬にも期待できそうでしたが、時計が出やすくなるのであれば話は別です。
スピード色になると、ほかの馬よりも劣る可能性があるので今回は馬券から外すことにしました。
単勝
8 デアリングタクト
馬連流し
軸馬:8
相手:3、4、5、11
三連複フォーメーション
1頭目:8
2頭目:3、4、5、11
3頭目:3、4、5、11
以上になります。
オールカマーの予想の参考にしてみてください!