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【大阪杯2024追い切り評価/全頭診断】下位人気の〝アノ馬〟にトップ評価の「S」

大阪杯2024追い切り評価記事のサムネイル画像

大阪杯2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では大阪杯の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

3月27日の馬場状態

美浦
この日の美浦は坂路が重馬場、ウッドが稍重馬場でした。
坂路は最速でも4F52秒台で時計は掛かっています。
ウッドは最速がサーマルウインドの6F79秒5でそれ以外の馬でも複数頭80秒~81秒台で走破しており、平均よりは出ていました。

栗東
この日の栗東は坂路、ウッドともに不良馬場でした。
坂路は最速がジャスパージャックの4F49秒8ですが、50秒台は3頭のみで、平均よりは出ていますがここ数週間ほど高速馬場ではありません。
ウッドは最速がリッケンバッカーの6F78秒2です。
それ以外にも70秒台後半や80秒台で走破している馬が多数いることから高速馬場傾向でした。

目次(読みたい項目をタップ)

大阪杯2024追い切り評価/全頭診断コメント

大阪杯2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→Dの5段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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エピファニー

エピファニー 3月27日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(不良)80.063.449.036.312.6馬なり
前走最終栗東CW(良)⑦94.764.751.737.712.5G前仕掛け

前走の小倉大賞典(G3)を勝利したエピファニーは栗東ウッドチップコースで単走を行いました。

レース当日も騎乗する杉原騎手を背に、馬場の3分どころから馬なりで6F80秒0-上がり1F12秒6の時計でウッドを駆け抜けました。

エピファニーは関東馬ですが25日の日曜日に栗東入りし、直前の長距離輸送リスクを避けています。

追い切りに関しては若干太い感じはあるものの、前走と同じような走法でウッドを駆け抜けており、自分の競馬はできています。

また、終い1Fは12秒6で減速ラップとなってしまいましたが馬なりながらも自己2番目に速い6F80秒0の時計を記録しました。

ただ、終い2Fが1Fあたり11秒7に対して1F12秒6なので使える脚は短そうです。

大阪杯の舞台である阪神芝2,000mは内回りコースですがロングスパート傾向になり勝ちなのでそのなかでどれだけやれるか、注目したいです。

追い切りに関しては前走と同じくらいの出来栄えでした。

カテドラル

カテドラル 3月27日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(不良)  53.338.512.3馬なり
1週前栗東坂路(良)  53.438.412.2末強め
前走最終栗東坂路(良)  52.137.612.3馬なり

最年長のカテドラルは栗東坂路で単走を行っています。

助手が騎乗して馬なりで追い、全体時計53秒3-上がり1F12秒3の時計で坂路を駆けあがりました。

前走から中5週ですが中間は坂路で入念に調整されています。

1週前の20日にも坂路で末強めに追われましたが、年齢的なものもあってか、少し頭の使い方がいまいちです。

終いで追われてからの反応は悪くないものの、ゴール手前で少し斜行する箇所もあり、最終追い切りのいっぺんに期待したいです。

最終追い切りは馬なりで軽く流す程度でしたが、馬なりにしては序盤から活気がよく、1週前に強めで追われた影響がよい方向に向いていました。

時計自体は特別目立っていませんが、カテドラルはもともと時計を出すタイプではないなかでまっすぐ坂路を駆けあがっているのは好感が持てます。

ピーク時と比較すると最良の評価は下せないものの、8歳馬にしてはいい動きができていました。

キラーアビリティ

キラーアビリティ 3月27日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切阪神芝(稍重)  59.141.612.0馬なり
前走最終海外出走

海外帰りのキラーアビリティは阪神芝コースで最終追い切りを行いました。

助手が騎乗して外ラチ沿いから馬なりで追い、4F59秒1-上がり1F12秒0の時計でサクッと流しています。

今回の追い切りではいつも使っている栗東調整ではなく、先に現地に入って調整を行う異例のローテーションを取られました。

最終追い切り自体はほとんどキャンターということで時計は全く出していません。

軽いステップで走破していましたが、直線に入ってからは手前をころころと変えていたのは気になりました。

キャンターなので片足の負担はほとんどなさそうですが、それでも手前を替えているのはおそらく走りに集中できていない可能性があります。

前走が海外だったことも影響しているかもしれませんが、本調子とは言い難い追い切りでした。

ジオグリフ

ジオグリフ 3月27日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(不良)82.066.552.537.911.5引張きり
1週前栗東CW(良)⑦97.767.652.938.412.2馬なり
前走最終美浦南W(重)84.968.853.438.311.4G前仕掛け

2年前の皐月賞(G1)の勝ち馬ジオグリフは栗東のウッドチップコースでブレッシングレイン(セ7、障害オープン)ともう一頭(名称不明)と3頭併せを行いました。

今回初コンビを組む北村宏司騎手を背に、馬場の4分どころからブレッシングレインより2馬身先行する形で引張きりに追われて6F82秒0-上がり1F11秒5の時計で同時併入しました。

1週前の20日にも栗東ウッドチップコースでウンブライル(牝4、オープン)と併せています。

このときも北村宏司騎手が栗東に駆け付けて追い切りに騎乗し、僚馬を1馬身半追走する形で馬場の4分どころから馬なりで追い、7F97秒7-上がり1F12秒2の時計で同時併入しました。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)

ジオグリフは関東馬ですが、直前輸送のリスクを考慮して早めに栗東入りしています。

そして、北村宏司騎手も関東所属ですが2週続けて栗東まで脚を運んで追い切りに騎乗していました。

20日の追い切りではオープン馬のウンブライルと併せましたが隣のウンブライルが気になるような素振りをたびたび見せており、いまいち走りに集中できていません。

この影響もあってか最終追い切りは3頭併せの真ん中で追い切りを行っています。

序盤はやや縦の隊列でしたが直線で3頭横並びになるとスイッチが入ったのか、終い2Fあたりからこの馬らしい力強い走法ができていました。

ジオグリフらしい力強い動きができていたのは評価したいです。

前走で久々に馬券に絡んだことが復活のきっかけとなれば面白そうです。

スタニングローズ

スタニングローズ 3月27日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(不良)  56.140.811.9馬なり
1週前栗東坂路(良)  53.738.411.9一杯
前走最終栗東坂路(良)  54.439.012.0馬なり

一昨年の秋華賞(G1)を制したスタニングローズは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで追い、4F56秒1-上がり1F11秒9の時計で坂路を駆けあがっています。

1週前の20日にも坂路で一杯に追われました。このときは西村騎手が騎乗(レース当日の騎乗騎手は水曜日の時点で未定)し、4F53秒7-上がり1F11秒9の時計でゴールしています。

前走のヴィクトリアマイルから約11か月ぶりのレース、しかも怪我明け緒戦ということで状態面が気になるところです。

1週前追い切りを見る限りは一杯に追われた影響もあると思いますが、全体を通して積極的で力ある走りを見せました。

ただ、休み明けも影響しているのか太い感じはしましたし、一杯で4F53秒7はこの馬からしたら遅いです。

負荷はしっかりかかったので最終追い切りに期待したいです。

その最終追い切りは一点、馬なりで軽めの調整でした。

負荷をかけた影響もあって幾分かシャープに見えましたし、気持ちのこもった動きは健在です。

手前を替えてからもスマートに伸び切っているようにG1馬らしいセンスある動きができていました。

ただ、馬なりとは言え全体時計56秒1はやはり遅いです。

11か月ぶりのレース+怪我明けなのでやむを得ないのですが、良い仕上がりとは言い難いです。

ここを叩いて次走以降に期待したいです。

ステラヴェローチェ

ステラヴェローチェ 3月27日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(不良)  55.238.712.3末強め
1週前栗東CW(良)78.562.948.835.111.3一杯
前走最終栗東坂路(良)  51.837.212.4末強め

前走の大阪城ステークス(L)で久々に勝利の美酒を手にしたステラヴェローチェは栗東坂路で単走を行いました。

レース当日も騎乗する酒井学騎手を背にして末強めに追い、4F55秒2-上がり1F12秒3の時計で走破しています。

1週前の20日には栗東ウッドチップコースでガイアメンテ(牡3、1勝クラス)と併せました。

このときも酒井学騎手が手綱を握り、僚馬を約5.2秒追走する形で馬場の真ん中から一杯に追い、6F78秒5-上がり1F11秒3の自己ベストで半馬身差まで詰め寄っています。

少しカメラのブレが激しくて分かりづらいですが、コーナーの段階から力のある走りを見せていましたし、直線でも終い2F11秒0-1F11秒3で長く脚を使えているように調子をあげているのは間違いありません。

最終追い切りでも引き続き末強めで念入りに調整しています。

少し寄れる動作は気になりましたが、鞭が入ってからは前を向いて走ることができており、気合が付けられてからの動きは悪くなかったです。

坂路の最終追いはそこまで時計が目立っていませんでしたが、1週前のウッドにおいてはこの年で自己ベストを更新しているように状態を上げている感じがしました。

2週続けて酒井学騎手が騎乗したのも良いですし、いい追い切りです。

ソールオリエンス

ソールオリエンス 3月27日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)81.165.751.837.311.2馬なり
1週前美浦南W(良)84.568.253.138.411.3馬なり
前走最終美浦南W(重) 68.152.437.611.4馬なり

昨年の皐月賞(G1)を制したソールオリエンスは美浦のウッドチップでコンテソレーラ(牝3、未勝利)と併せ馬を行っています。

嶋田騎手(レース当日は横山武史騎手が騎乗)が手綱を握って僚馬を5~6馬身追走する形で馬場の外目から追い、6F81秒1-上がり1F11秒2の時計で同時併入しています。

1週前は美浦のウッドチップでレース当日も騎乗する横山武史騎手を背に、ボンドガール(牝3、オープン)と併せました。

この時は僚馬を3馬身追走する形で馬なり追いを行い、6F84秒5-上がり1F11秒3の時計で同時併入しています。

1週前の追い切りは馬なりで軽い脚取りでしたが、道中リズムよく走れています。

直線に入ってからは横で併せたボンドガールを気にしている感じがしましたが、四肢の使い方はよいですし、終い1Fは11秒3でこの馬らしく脚を引き上げたのも良かったです。

最終追い切りではコンテソレーラと併せました。

1週前値比較すると跳びのある動きができており、コーナリングもよいです。

直線に入って手前を替えてからもぐいぐいと加速しており、ソールオリエンスらしい動きができていました。

いい時期は6F80秒台を何度も出していたのでその時と比較すると全体時計はそこまで出ていませんが、要所の反応や直線での伸びはこの馬らしさが見られましたし、順調に仕上がっているように見えました。

タスティエーラ

タスティエーラ 3月27日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)84.068.352.737.511.9馬なり
1週前美浦南W’稍重)82.265.451.035.811.2馬なり
前走最終美浦南W(良)82.365.450.635.911.3G前仕掛け

ダービー馬のタスティエーラは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで追い、6F84秒0-上がり1F11秒9の時計で走破しています。

1週前も美浦ウッドで単走を行いました。

このときも助手騎乗で馬なり追いを行い、6F82秒2-上がり1F11秒2でゴールしています。

昨年の有馬記念以来、3カ月半ぶりのレースとなりましたが体つきはスマートですし、ダービー馬らしく体つきはしっかりしていました。

追い切りでも、全体時計こそ82秒2と目立ちませんが、終い1Fは11秒2と伸びていて、世代の頂点に立っただけの能力を見せており、休み明けでもコンディションは維持できていました。

そして、最終追い切りも単走軽めでした。

最終追い切りは時計こそ出ていませんが、フットワークは軽快です。

軽め出特別目立つ感じはしませんが、1週前ではしっかりとした動きを見せており、いつでも力は発揮できそうです。

長距離輸送も昨年の菊花賞(G1)で経験していることから問題ないでしょうし、休み明けでも状態はよさそうでした。

ハーパー

ハーパー 3月27日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(不良)81.966.451.437.011.7馬なり
1週前栗東CW(良)85.369.053.237.311.3一杯
前走最終栗東CW(良)⑦98.467.152.237.111.9末強め

昨年の牝馬三冠+エリザベス女王杯(G1)で好走したハーパーは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで追って6F81秒0-上がり1F11秒7の時計で走破しています。

1週前の21日も栗東のウッドチップで追っています。

この時はレース当日騎乗する岩田望来騎手を背に、カルデア(牡3、未勝利)と併せました。

馬場の外目から僚馬を2馬身追走する形で一杯に追い、6F85秒3-上がり1F11秒3の時計で3馬身先着しています。

吹雪いている中での追い切りで少し分かりにくいですが、コーナーワークで僚馬をかわしてからは楽な手ごたえで突き抜けているのが印象深いです。

一杯にしては全体時計が平凡ですが、終い2F11秒4-1F11秒3で伸びはよいです。

フットワークも軽かったですし休み明けでも好状態を維持できていました。

最終追い切りは一転して軽めに追いました。

軽めの追い切りでしたが1週前に追った影響もあって身体は引き締まった感じがしますし毛ヅヤも良いです。

直線に入ってからもこの馬らしいフォームで追うことができていましたし走法もきれいです。

全体時計も出していますし終い2Fと1Fがどちらも11秒7で推移しているように、持続性の高い動きができており、大変良い仕上がりでした。

ハヤヤッコ

ハヤヤッコ 3月27日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(不良)83.469.154.639.412.7稍一杯
前走最終美浦南W(重) 66.851.837.511.9G前仕掛け

8歳馬のハヤヤッコは栗東のウッドチップコースでステレンボッシュ(牝3、オープン)と併せ馬を行いました。

助手が騎乗して外ラチ沿いから僚馬より2馬身先行する形で稍一杯に追い、6F83秒4-上がり1F12秒7の時計を出しましたが4馬身遅れてしまいました。

ハヤヤッコは関東馬ですが栗東に前乗りしており、長距離輸送を回避しています。

ただ、最終追い切りは全体的にバランスの悪い動きで見栄えしません。

稍一杯に追いましたが直線では伸びを欠いていましたし、馬なりで追われたステレンボッシュに突き放されてしまいました。

近走の追い切りを見てもあまりよい仕上がりとは言い難いです。

この一追いで良化できればよいですが、追い切りを見た限りはあまり上積みには期待できなさそうでした。

プラダリア

プラダリア 3月27日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(不良)  53.238.712.4馬なり
1週前栗東CW(良)83.568.353.337.711.3一杯
前走最終栗東坂路(重)  52.237.812.4末強め

重賞タイトルを3つ手にしているプラダリアは栗東坂路で単走を行いました。

池添学調教師自ら手綱を握り、馬なりで4F53秒2-上がり1F12秒4の時計を記録しました。

1週前の20日には半弟のグランデサラス(牡4、1勝クラス)と併せています。

このときはレースで騎乗する池添騎手自ら手綱を握って、僚馬を6~7馬追走する形で馬場の外目から一杯に追い、6F83秒5-上がり1F11秒3の時計を出しましたが1馬身半差遅れました。

少しうつむき加減でしたが目の前に集中して走ることができています。

ただ、併せたグランデサラスが馬なりにしては終いの伸びがよく、最終的に後れを取ってしまった点は気になりました。

1週前に馬なりで追ったため最終追い切りは坂路で単走を行っています。

このときは池添調教師自ら指揮を執っていましたが、1週前に負荷をかけた影響もあってか淡々としながらも力ある動きができています。

まっすぐ追うこともできていますし、気持ちの乗った動きが印象深いです。

時計自体は出ていませんが馬なりなのでこんなものだと思いますし、仕上がりは良さそうでした。

ベラジオオペラ

ベラジオオペラ 3月28日(木) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(稍重)83.468.453.437.811.3馬なり
1週前栗東CW(良)⑦97.366.351.636.611.2一杯
前走最終栗東CW(重)83.669.754.839.011.5引張きり

昨年のスプリングステークス(G2)、チャレンジカップ(G3)を制したベラジオオペラは栗東ウッドチップコースでセオ(牡4、3勝クラス)と併せました。

上村調教師自ら指揮を執って馬場の外目から僚馬を1馬身半追走する形で馬なり追いを行い、6F83秒4-上がり1F11秒3の時計でアタマ差先着しています。

1週間前の20日にも栗東ウッドで追われました。

この時はマコトヴェリーキー(牡4、2勝クラス)を2~3馬身追走する形で一杯に追い、7F97秒3-上がり1F11秒2の自己ベストで2馬身先着しています。

1週前は一杯に追って強く追いましたが、コーナーの段階からウッドを掻き込むような走りができていて、この馬らしい動きができています。

また、最後の直線で気合が付けられてからの伸びもよく、終い2F11秒3-1F11秒2の好時計を叩き出しました。

負荷が掛けられたのも良いですし最終追い切りにおける良化に期待したいです。

その最終追い切りも引き続き栗東ウッドチップで行っています。

このときも僚馬を追走する形で追い切りを行いました。

1週前同様リズムよく追うことができていますし、直線ではじりじりと加速して終い1F11秒3の時計を馬なりで出しました。

軽めの調整でしたが出すところはしっかりと出していて順調に良化しています。

木曜追い、そして2週続けて上村調教師騎乗で念入りに追い切りを行いましたが、その成果もあってか非常に良い仕上がりでした。

ミッキーゴージャス

ミッキーゴージャス 3月28日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(不良)85.168.152.437.511.5馬なり
1週前栗東CW(良)84.468.152.036.711.3馬なり
前走最終栗東坂路(良)  54.539.112.2末強め

愛知杯(G3)を勝利したミッキーゴージャスは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

安田翔伍調教師自ら騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで6F85秒1-上がり1F11秒5の時計で駆け抜けています。

1週前の21日にも安田調教師が騎乗してホウオウリムジン(牡3、1勝クラス)と併せました。

この時は馬場の真ん中から僚馬を3~4馬身追走する形で馬なり追いを行い、6F84秒4-上がり1F11秒3の時計で4馬身先着しています。

1週前は併せ馬という形で追いましたが手前を替えてからは順調にペースアップして走破できています。

フォームもきれいですしいい状態でした。

最終追い切りも引き続きウッドで単走を行っていますが、後ろ脚の使い方も良いですね。

特別良化している感じはありませんが、現状維持はできています。

リカンカブール

リカンカブール 3月27日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(不良)  52.538.712.5馬なり
1週前栗東CW(良)82.167.352.837.611.8強め
前走最終栗東坂路(良)  53.938.412.3一杯

中山金杯(G3)を勝利したリカンカブールは栗東坂路でアストラカ(牡3、未勝利)と2頭併せを行いました。

高倉騎手が騎乗(レース本番は津村騎手が騎乗)し、僚馬を1馬身半追走する形で馬なり追いを行い、4F52秒5-上がり1F12秒5で同時併入しています。

1週前の20日には栗東ウッドチップコースで強めに追いました。

このときはロッシュローブ(牡7、オープン)と併せて馬場の真ん中から2馬身追走し、6F82秒1-上がり1F11秒8の時計で同時併入しています。

1週前追い切りは少し太い感じはありましたが、直線に入ってからはきびきびとした動きで併せ馬に食らいついています。

終いの動きも時計は出ていないながらも気持ちが乗っていて久々でも動きは問題なさそうです。

最終追い切りは坂路でアストラカと併せましたが、このときも淡々とした動きながらも踏み込みの強い走りを見せています。

時計こそ目立ちませんが、リカンカブールは追い切りで時計を出すタイプではありません。

そのなかで、2週続けて併せたことで臨戦態勢に入っているように見えましたし前走に引き続き力は発揮できそうです。

ルージュエヴァイユ

ルージュエヴァイユ 3月27日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(不良)82.667.753.238.211.3馬なり
1週前美浦南W(良)80.866.152.037.811.6G前仕掛け
前走最終美浦坂路(稍重)  52.938.712.3馬なり

昨年のエリザベス女王杯(G1)で2着のルージュエヴァイユは栗東のウッドチップコースで昨年の阪神JF(G1)を制したアスコリピチェーノ(3歳オープン)と併せました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から僚馬より2馬身先行する形で馬なり追いを行い、6F82秒6-上がり1F11秒3の時計で同時併入しています。

1週前の20日には今回初コンビを組む菅原騎手を背に、ナチュラルハイ(牡4、オープン)と併せています。

このときは馬場の外目から僚馬を4馬身追走する形でゴール前仕掛けを行い、6F80秒8-上がり1F11秒6の時計で2馬身先着しました。

最終追い切りこそ栗東でしたが、20日は美浦で予め栗東入りすることで長距離リスクは回避しました。

1週前の美浦における追い切りでは、コーナーの段階から立ち回りの良さを見せています。

直線に入ってからもシャープな脚さばきで抜け出していましたが、手前替えはだいぶ遅れていた点だけ気になりました。

最終追い切りでは栗東で追い切りしています。

ここではG1馬のアスコリピチェーノと併せましたが後ろから僚馬が並びかけてからは終いの脚を引き出して前を行かせようとしませんでした。

馬なりでしたが闘争本能がにわかに見られましたし、メンタル的にもレースに向けて順調に良化しています。

馬体もよいですし、いい仕上がりでした。

ローシャムパーク

ローシャムパーク 3月27日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)80.664.950.536.211.2馬なり
1週前美浦南W(良)82.166.551.437.011.2馬なり
前走最終海外出走

昨年のオールカマー(G2)を制したローシャムパークは美浦のウッドチップでターコイズフリンジ(牡3、1勝クラス)と併せています。

上野翔騎手が騎乗(レース本番は戸崎騎手が騎乗)し、僚馬を4馬身ほど追走する形で馬なり追いを行い、6F80秒6-上がり1F11秒2の好時計で1馬身先着しました。

1週前の20日にはレースで騎乗する戸崎騎手がまたがり折り合いを確かめています。

このときは馬場の真ん中からリチャ(牡4、3勝クラス)を3~4馬身追走する形で馬なり追いを行い、6F82秒1-上がり1F11秒2の時計で同時併入しています。

海外帰りということもあって少し頭が高いものの、馬体は上々の出来です。

直線に入ってからも終い1F11秒2の好時計で走破しているように海外帰りの疲れは感じられません。

この傾向は最終追い切りでも見られ、序盤から躍動感のある走りを見せつつ、直線でも末脚を伸ばし切って先着しました。

スピード感のある走りが印象深いです。

ただ、今回の最終追い切りでは直線入り口で手前を替えることなくゴールしています。

同じ手前でこれだけの時計を出していたので大したものですが、本音を言うとスムーズに手前替えができていればなお良かったと思います。

仕上がり具合はよかったのであとは器用さがレース本番で出し切れればベストを尽くせるでしょう。

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大阪杯2024追い切り評価ランキング

評価馬名
ハーパー
ベラジオオペラ
ステラヴェローチェ
ソールオリエンス
タスティエーラ
リカンカブール
ルージュエヴァイユ
ローシャムパーク
エピファニー
カテドラル
ジオグリフ
プラダリア
ミッキーゴージャス
キラーアビリティ
スタニングローズ
ハヤヤッコ
 
同評価内は50音順になります。

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