【北九州記念2024追い切り評価/全頭診断】中穴人気の〝この2頭〟にトップ評価「S」
北九州記念2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では北九州記念の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。
6月26日の馬場状態
栗東
この日の栗東は坂路とウッドチップコースは稍重、ポリトラックは良馬場でした。
坂路は1番時計が4F49秒8を出したジャスパージェットです。それ以外にも時計を出す馬は多く、平均以上に時計は出ています。
ウッドは1番時計がレッドラディエンスの6F79秒3です。そのほかにも好タイムを出す馬は多数おり、いつも通り時計は出ています。
ポリトラックはサンプル数が少ないですが、いつも通り時計は出ているように見えました。
北九州記念2024追い切り評価/全頭診断コメント
北九州記念2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。
評価は上からS→A→B→C→D(測定不能)の5段階になります。
(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)
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エイシンスポッター
エイシンスポッター 6月26日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 53.3 | 38.1 | 12.1 | 末強め | ||
1週前 | 栗東坂路(稍重) | 53.7 | 38.9 | 12.3 | 強め | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 53.3 | 38.9 | 12.6 | 馬なり |
前走の安土城ステークス(L)を制したエイシンスポッターは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して末強めに追い、4F53秒3-上がり1F12秒1の時計で登坂しています。
1週前の20日にも栗東坂路で単走を行い、このときは強めに追って4F53秒7-上がり1F12秒3を記録しました。
1週前の追い切りではコースの外ラチ時から終始左手前で力強く追っています。
頭の動きを見てみると少し走るのが嫌そうにも見えましたが、それに対して脚取りは確かでしたし、しっかりと負荷がかかっている感じがします。
踏み込みもしっかりしていましたし、脚部の動きは良かったです。
1週前に負荷を掛けましたが、最終追い切りは引き続き坂路で末強めに追っています。
最終追い切りも外ラチ沿いから追いましたが、1週前と比べると頭の使い方は良くなり、終始前方を向いて走りに集中できています。
末強めということで終い2F12秒5から1F12秒1で加速ラップを刻むこともできましたし時計も1週前より良くなりました。
上昇一途を辿っており、良い気配です。
カンチェンジュンガ
カンチェンジュンガ 6月26日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 52.9 | 38.9 | 12.3 | 末強め | ||
前走最終 | 栗東坂路(稍重) | 53.6 | 38.7 | 12.1 | 強め |
カンチェンジュンガは栗東坂路で最終追い切りを行いました。
助手が騎乗して末強めに追い、全体時計52秒9-上がり1F12秒3の時計で走破しています。
中間は6月上旬から再開し、坂路が6本、ウッドが4本です。
映像はありませんが、1週前の19日には栗東坂路でスマッシュヒット(牡3、未勝利)と併せて一杯に追い、全体時計50秒9-上がり1F12秒8の自己ベストで登坂していますが、減速ラップとなりました。
1週前に負荷を掛けましたが、最終追い切りも引き続き末強めで力強く追っています。
本線に入る際は首を大きく降る場面もありましたが、そこからは視線を前に向けて前方に集中しています。
動きも軽快でしたし、ピッチの利いた動きでリズムよく登坂していることから、状態はよさそうです。
ただ、横のシルエットを見ると少し身体は細いようにも見えました。
もともと大柄な馬ではありませんが、年齢的に伸びしろがあるころなので、もう少し筋肉量が発達していてもよさそうです。
馬体的には少し物足りない感じもしましたが、その他は問題ないでしょう。
グランテスト
グランテスト 6月26日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 55.6 | 38.6 | 12.3 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(稍重) | 53.3 | 37.0 | 12.3 | 馬なり |
前走のライスシャワーカップ(3勝クラス)を制したグランテストは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで全体時計55秒6-上がり1F12秒3の時計で登坂しています。
前走から中8週ですが、中間は坂路で時計が3本のみとなっており、本数は控えめです。
ただし、1週前の19日に坂路で一杯に追い、4F51秒0-上がり1F12秒8の自己2番目に速い時計を記録しました。
1週前に一杯に追ったため、最終追い切りは馬なりで軽めとなっています。
外ラチ沿いから追いましたが、馬なりにしては頭が左方向を向いていて、折り合いはやや難しそうです。
ただ、トモの筋肉量は豊富ですし、四肢の回転も速いことから気合は入ってそうでした。
中間の本数が少ない点や、道中の折り合いは気になるものの、馬体面や動きは悪くありませんでした。
サーマルウインド
サーマルウインド 6月26日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 52.5 | 38.0 | 12.0 | 末強め | ||
前走最終 | 美浦南W(稍重) | 82.0 | 66.4 | 51.7 | 36.9 | 11.8 | 馬なり |
唯一の関東馬であるサーマルウインドは6月7日に栗東入りしています。
最終追い切りでは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して末強めに追い、4F52秒5-上がり1F12秒0の自己ベストで坂路を駆けあがりました。
中間は栗東に移動した7日以降から行われ、坂路が11本、ウッドが2本と、新しい環境で順調に乗り込んでいました。
映像はありませんが、19日には栗東ウッドにおいて、レースで騎乗する川田騎手を背に、馬場の真ん中からゴール前気合付けで6F83秒8-上がり1F11秒1で鋭く脚を伸ばしています。
1週前に負荷を掛けましたが、最終追い切りも引き続き末強めで末脚を確認しています。
馬場の外目から意気揚々とした姿を見せており、気持ちは前向きです。
手前替えで一瞬よれる場面もありましたがすぐに立て直して加速ラップで登坂することができました。
全体時計52秒5はもともと坂路で時計を出さないサーマルウインドからしたら自己ベストでしたし、末強めの追い切り通り、しっかり脚を引き出すことができたのも良いでしょう。
メンバー唯一の関東馬ですが、早めの栗東滞在で長距離輸送を回避(このあと、関西から九州輸送もありますが)したのもこのレースに対する意気込みが感じられますし、なかなか面白い存在になりそうです。
ジャスパークローネ
ジャスパークローネ 6月27日(木) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 53.8 | 38.7 | 12.0 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東坂路(稍重) | 51.2 | 37.1 | 11.7 | 馬なり | ||
前走最終 | 海外出走 |
昨年の北九州記念を勝利したジャスパークローネは27日に栗東坂路で単走を行いました。
昨年に引き続きコンビを組む団野騎手を背に、馬なりで4F53秒8-上がり1F12秒0でサクッとまとめています。
前走から3か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは5月中旬ごろから再開し、坂路時計が26本と、坂路に特化した調整が行われていました。
時計はまばらですが、今月14日には4F50秒8の好時計で登坂しています。(脚色不明)
そして、1週前の19日にも団野騎手が騎乗し、栗東坂路で馬なり追いを行い、4F51秒2-上がり1F11秒7の時計を記録しました。
馬なりでしたが馬場の真ん中から回転の速い脚さばきで動けており、坂路で入念に調整した甲斐はありそうです。
時計も良かったですし、久々でも気持ちはレースに向いています。
そして、最終追い切りも引き続き坂路で馬なり調整を行いました。
1週前と比較すると軽い脚取りでしたが、軸の安定した走りはさすが重賞馬といったところです。
手前を替えてからはより力強く登坂できており、状態面は良さそうです。
今回はトップハンデ58.5キロが課せられたので昨年のようにスムーズな逃げができるか難しいところですが、状態面はよかったですし、連覇に対する意欲が感じられた良い追い切りでした。
ショウナンハクラク
ショウナンハクラク 6月26日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 54.7 | 39.3 | 12.2 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 55.2 | 40.0 | 11.9 | 馬なり |
ショウナンハクラクは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで全体時計54秒7-上がり1F12秒2で軽い仕上げを行っています。
前走から中5週目のレースとなりますが、中間は坂路が3本のみと少なめです。
ただし、19日にはレース当日も騎乗する小沢騎手が追い切りに騎乗し、栗東坂路で一杯に追われて4F51秒6-上がり1F12秒2で思いっきり負荷を掛けています。
最終追い切りは軽い仕上げでした。
1週前に一杯に追った影響もあって、気持ちの乗った動きはできています。
ただし、前脚と後ろ脚の歩様はややばらつきがあるうえ、全体的に固さも感じらます。
首から上の動きを見てもどこか走りに集中できていない感じがしましたし、すこし物足りない仕上がりでした。
ディヴィナシオン
ディヴィナシオン 6月26日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 54.7 | 39.3 | 12.2 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 55.2 | 40.0 | 11.9 | 馬なり |
ディヴィナシオンは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで全体時計51秒3-上がり1F12秒4の時計で軽く調整しています。
前走から中5週ですが、中間は坂路で21本の時計を計測し、坂路で入念な調整が行われていました。
映像はありませんが、16日には栗東坂路で一杯に追われて全体時計49秒6-上がり1F12秒9の自己ベストを記録しています。
最終追い切りは軽い調整でした。
JRAレーシングビュアーに映像が上がっていなかったので動きは分かりません。
しかしながら、追い切り後、管理する高橋調教師は「いい状態で牧場から帰ってきて、予定通りのカリキュラムを消化している」とコメントされているように、順調に仕上がっているようです。
動きが読めないので評価の難しいところですが、1週前に7歳馬にして自己ベストを記録できたのは良いと思いますし、北九州記念に向けて良化の気配は感じられました。
テイエムスパーダ
テイエムスパーダ 6月26日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 53.4 | 38.8 | 12.2 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東坂路(稍重 | 52.4 | 38.4 | 12.1 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 51.5 | 37.3 | 12.1 | 強め |
重賞タイトルをふたつ手にしているテイエムスパーダは栗東坂路で単走を行っています。
今回から初コンビを組む酒井騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで4F53秒4-上がり1F12秒2の時計で登坂しました。
1週前の20日にも酒井騎手が騎乗して栗東坂路で馬なり追いを行い、このときは4F52秒4-上がり1F12秒1の時計を記録しています。
1週前映像を見てみると、馬なりということもあって折り合い重視の動きです。
軽めの追い切りでしたが、道中はところどころ首を斜め横に向けたりする場面があり、馬なりにしては軸が不安定でした。
また、休み明けの影響もあってか、少し腹回りが丸いようにも見えます。
夏の時期で太目残りは気になるところで、最終追い切りでどこまで絞れているか注目したいです。
最終追い切りも酒井騎手騎乗の元、坂路を馬なりで登坂しました。
1週前と比較するとよれる動作はなくなりました。
馬体に関しては、若干腹は引っ込んだような感じがします。
脚取りも軽くなっているように見えましたし、地味ですが良化はしているように見えました。まずまずの仕上がりです。
トゥラヴェスーラ
トゥラヴェスーラ 6月26日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 56.4 | 40.5 | 12.7 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 55.5 | 39.4 | 12.4 | 馬なり |
9歳馬のトゥラヴェスーラは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで4F56秒4-上がり1F12秒7でソフトに仕上げています。
前走から5か月ぶりのレースですが、中間追い切りは5月下旬ごろから再開していました。
坂路が22本、ウッドは0本、坂路に特化した調整が行われています。
なお、映像はありませんが19日にはレースで騎乗する永島騎手を背に、栗東坂路で一杯に追って4F51秒7-上がり1F12秒2で負荷を掛けました。
1週前に一杯に追ったため、最終追い切りは軽めの仕上げを行っています。
馬場の真ん中から追いましたが、序盤はもたれる動作を何度か繰り返しました。
また、中盤以降は馬場の真ん中から大きく外に斜行しているように、走りはいまいち安定していません。
馬なりなので落ち着いて走ってほしいところでしたが、父方の系統が影響しているのか、不安定な動きを見せていました。
全力を発揮していないにもかかわらず安定していないのは減点材料と言わざるを得ません。
近年、年齢以上のパフォーマンスを見せていましたが、今回の最終追い切りを見る限りはそこまで良化しているようには見えませんでした。
ナナオ
ナナオ 6月26日(水) 評価S | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東PT(良) | 82.0 | 66.4 | 51.2 | 37.6 | 11.4 | 強め |
1週前 | 栗東PT(良) | 81.6 | 65.0 | 50.1 | 36.9 | 11.0 | 一杯 |
前走最終 | 栗東坂路(良) | 54.4 | 39.3 | 12.4 | 末強め |
3歳牝馬のナナオは栗東のポリトラックコースでソルアマゾン(牡3、未勝利)と併せ馬を行いました。
助手が騎乗して馬場の外目から僚馬を6馬身追走する形で強めに追い、6F82秒0-上がり1F11秒4の時計で1馬身半先着しています。
1週前の19日にも栗東ポリトラックで調整されています。
このときはレースで騎乗する和田騎手を背に、外ラチ沿いからナイトスラッガー(牡3、1勝クラス)を2~3馬身追走し、6F81秒6-上がり1F11秒0の時計でクビ差先着しました。
序盤から推進力のある動きを見せていますし、筋肉量も短距離馬らしく豊富ですね。
直線ではいったん息を整えつつ、残り1F11秒0の好時計でまとめることができました。
和田騎手の追い切り姿勢を見ても時計を意識した内容となっていましたし、それに応えるような追い切りができていて大変好感触です。
1週前に一杯に追いましたが、最終追い切りも強めで追いました。
1週前に引き続き、跳びのある動きで追走することができています。
直線でもじりじりと脚を引き上げて僚馬をかわし、最後は終い1F11秒4の時計で先着できました。
全体的な動きも良かったですし気持ちも前向きです。
馬体を見ても短距離馬らしい造りで好感触でした。
開幕週の小倉に合わせて時計の出やすいポリトラックで調整しているのも良かったですし、北九州記念にかける意欲も感じられました。大変良いでしょう。
バースクライ
バースクライ 6月26日(水) 評価S | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 53.7 | 38.4 | 12.0 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東CW(稍重) | 52.4 | 36.6 | 11.2 | 馬なり |
オーシャンステークス(G3)で3着入線したバースクライは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで全体時計53秒7-上がり1F12秒0の自己ベストでまとめています。
前走から4カ月ぶりのレースですが、中間は今月上旬から再開し、坂路で11本、ウッドで2本の時計を残しています。
中間はあまり時計を出していませんでしたが、最終追い切りも馬なりで追っていました。
終い2Fの時計しかありませんでしたが、安定した軸で追うことができていますし、馬なり+休み明けにもかかわらず、積極的な動きができていました。
脚の回転数も速かったですし、休み明けにしては上々の動きです。
馬体を見てもそこまで太さはなく、むしろトモは発達しており、前駆の筋肉量も豊富でした。
休み明けにもかかわらず自己ベストを記録している点も好感が持てますし、いきなりでも力は発揮できそうです。
ピューロマジック
ピューロマジック 6月26日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(稍重) | 53.9 | 38.6 | 12.1 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東坂路(稍重) | 58.6 | 43.0 | 14.0 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東CW(良) | 49.8 | 35.2 | 11.8 | 馬なり |
前走の葵ステークス(G3)を制した3歳牝馬のピューロマジックは栗東ウッドチップで単走を行いました。
安田翔伍調教師自ら指揮を執り、馬場の真ん中から馬なりで追って4F53秒9-上がり1F12秒1の時計でゴールしています。
1週前の19日には栗東坂路で単走を行っています。
このときは助手が騎乗して馬なりで4F58秒6-上がり1F14秒0でキャンターでした。
19日の追い切り映像は約2F分しかありませんでした。
ほとんど馬なりということもあって時計は全く出していませんが、ウッドの蹴り上げを見る限りは踏み込みに力が入っています。
前に集中しているのも好感が持てますし、この時点での内容は悪くありません。
最終追い切りは一転してウッドで調整、4F追いで短距離に絞った追い切りでした。
コーナーから積極的な動きは見せていましたが、直線に入ってからは手前替えが少し遅れています。
手前を替えてからはある程度脚を引き伸ばしていますが、悪くはないものの特別大きな良化も感じられません。
前走葵ステークスの追い切りが序盤から意気揚々と動けていて好感が持てたのですが、そのときほどのスピード感はありませんでした。
時計面を見ても前走葵ステークスの時より劣っていましたし、悪くはないものの前走ほどの仕上がりではなさそうです。
ペアポルックス
ペアポルックス 6月26日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 54.8 | 39.7 | 12.5 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東坂路(稍重) | 52.9 | 38.0 | 11.8 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 53.7 | 38.5 | 12.8 | 末強め |
前走の葵ステークス(G3)で2着入りしたペアポルックスは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで全体時計54秒8-上がり1F12秒5で軽く仕上げています。
1週前の19日にはレースで騎乗する松若騎手を背に、栗東坂路でテーオーシュタイン(牡2、未勝利)と併せました。
このときも馬なりで僚馬を2馬身追走し、全体時計52秒9-上がり1F11秒8の時計で2馬身先着しています。
1週前追い切りでは僚馬と並走する形で追いました。
頭を低くしながら追走し、仕掛けどころを意識しながら、最後の最後にペースアップして先着しています。
あまり前向きさは感じられなかったものの、ピッチの利いた動きで自身の走りはできていますし、淡々と登坂しているので状態は悪くなさそうです。
最終追い切りも坂路で引き続き、馬なり追いを行っています。
内容としては1週前同様頭を少し低くしながらリズムよく坂路を駆けあがっていました。
時計面は葵ステークスの時ほど出ていませんが、葵ステークスの時が末強めに対して今回は馬なりなので数値ほど差はなさそうです。
ただ、2週続けて俯き加減で追っているのは気になるところで、少し気持ちは乗っていないかもしれません。
四肢の動きは悪くありませんでしたが、本番までに前向きな気持ちが取り戻せるか、注目したいです。
メイショウソラフネ
メイショウソラフネ 6月26日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 54.8 | 39.5 | 11.9 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(稍重) | 54.3 | 39.3 | 11.9 | 末強め |
メイショウソラフネは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで全体時計54秒8-上がり1F11秒9の時計で登坂しています。
前走から中10週となりますが、中間は坂路で12本、ウッドで4本の時計を残していました。
また、1週前の20日には栗東ウッドでミヤノキングリー(牡3、未勝利)と併せています。
石橋調教師が騎乗し、馬場の真ん中から一杯に追って6F81秒5-上がり1F11秒4の自己ベストで強く負荷を掛けていました。
1週前に一杯に追ったため、最終追い切りは軽めの調整となっています。
馬なりということもあり、序盤はそこまで力を入れていませんが、手前を替えてからは徐々にペースを引き上げて最後は強く踏み込んで登坂しています。
時計自体は目立ちませんが、じわりとペースアップして加速ラップを刻めたのは良いでしょう。
終盤は踏み込みも見られましたし、前脚と後ろ脚の使い方も良かったです。
派手さはありませんが、この馬なりに良化の気配は見られました。
メディーヴァル
メディーヴァル 6月26日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(稍重) | 86.0 | 69.3 | 54.3 | 38.6 | 11.8 | 稍一杯 |
前走最終 | 栗東CW(良) | 82.1 | 66.0 | 51.8 | 36.9 | 11.7 | 一杯 |
繰り上げ出走となったメディーヴァルは栗東のウッドチップコースでシュガーコルト(セ5、2勝クラス)と併せました。
助手が騎乗して馬場の外目から僚馬より3馬身先行する形で稍一杯に追い、6F86秒0-上がり1F11秒8の時計を出しましたが僚馬にアタマ差後れてしまいました。
前走から約1か月ぶりのレースになりますが、中間追い切りは坂路が6本、ウッドが1本でした。
全体的に軽めの調整が主流となっています。
最終追い切りは中間と異なり、稍一杯に負荷を掛けていました。
僚馬よりも大きく先行する形で追われましたが、僚馬の外目を追走していたこともあって、コーナーから直線にかけて先を越されました。
そこからは稍一杯に追いましたが、結果的に遅れをとる形となっています。
メディーヴァルが稍一杯に対し、併せたシュガーコルトが馬なりなので、ギャロップで追って遅れてしまったのは気になります。
時計に関しても6F86秒0と明らかに遅く、終いに特化した内容になっていたと思いますが、終い時計も2F12秒3から1F11秒8なので、稍一杯にしてはそこまで速くはありません。
もともとメディーヴァルはウッドで時計を出すタイプではありませんが、それでもそこまで目立ちませんでした。
道中も視線が下方向を向いていていまいちは気が感じられず、手前を替えてからも頭を左に向ける場面があるなど、走りに集中できていません。
前走最終追い切り時と比較しても、あまり良化の感じられない追い切りでした。
モズメイメイ
モズメイメイ 6月26日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 52.9 | 38.2 | 12.3 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東坂路(稍重) | 49.5 | 36.8 | 12.7 | 末一杯 | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 52.5 | 38.1 | 12.8 | 馬なり |
1年以上勝利から遠ざかっているモズメイメイは栗東坂路で単走を行いました。
レースで騎乗する国分恭介騎手が騎乗して馬なりで4F52秒9-上がり1F12秒3の時計で駆け上がっています。
1週前の19日にも栗東坂路で追い、ダノンクロム(牡4、1勝クラス)と併せました。
このときは助手が騎乗しえ僚馬を1馬身追走する形で末一杯に追い、4F49秒5-上がり1F12秒7の自己ベストで1馬身先着しています。
1週前は僚馬と並走する形でお互い一杯に追いました。
道中首を横に動かしながらの追い切りでお世辞にもきれいなフォームとはいえません。
また、末一杯に追われましたが4F12秒7-3F12秒0-2F12秒1-1F12秒7で終いは苦しくなっています。
ただし、全体時計49秒5はモズメイメイの自己ベストで、全力を出せば重賞馬らしく、好タイムを残していました。
課題もいくつかありましたが、負荷を掛けたので最終追い切りでどこまで良化できているか注目したいです。
その最終追い切りは坂路で馬なり、軽めの調整でした。
終い1Fの時計しかありませんが、1週前同様頭を振りながらの動きできれいなフォームとは言い難かったです。
時計はモズメイメイからしたらまずまずですが、いい頃の調子を取り戻すにはもう少し時間がかかりそうに思えました。
ヤクシマ
ヤクシマ 6月26日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(稍重) | 87.3 | 70.7 | 55.9 | 39.9 | 11.1 | G前一杯 |
1週前 | 栗東CW(稍重) | 72.8 | 56.5 | 39.7 | 11.2 | G前仕掛け | |
前走最終 | 栗東CW(良) | 87.5 | 70.5 | 54.9 | 39.1 | 11.7 | 馬なり |
ヤクシマは栗東のウッドチップコースで単走を行っています。
助手が騎乗して馬場の外目からゴール前一杯に追われて6F87秒3-上がり1F11秒1で終いが伸びていました。
1週前の20日にも栗東ウッドで外ラチ沿いからゴール前仕掛けを行い、5F72秒8-上がり1F11秒2で末脚を引き出しています。
序盤は頭を下方向に向けながらの追い切りで後ろ向きな動きでした。
直線に入ってからは徐々に手が動いてペースを引き上げ、最終的には終い1F11秒2で走破しています。
決して気持ちが前に出ているわけではありませんが、加速ラップの刻み方は意外とスムーズで、冷静に脚を引き出している印象を受けました。
全く大きな動作ではありませんでしたが、時計はしっかりと加速していることが分かりますし、見た目以上にいい動きができています。
最終追い切りも引き続きウッドでゴール前に追われています。
1週前以上に助手が鞭を使って追い、機敏に反応して終い1F11秒1で走破しています。
終い重視という面では2週続けて好内容の動きができています。時計も良いでしょう。
近走凡走が続いているのでここで一変したいところですが、差しや追込有利の展開になり、要所でしっかり動くことができれば、伏兵として台頭できるかもしれません。
ヨシノイースター
ヨシノイースター 6月26日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 52.2 | 37.6 | 12.2 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(稍重) | 51.7 | 37.6 | 12.2 | 一杯 |
ヨシノイースターは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで4F52秒2-上がり1F12秒2で軽く調整しています。
中間は坂路重視の追い切りを14本行いました。
映像はありませんが、1週前の20日には栗東坂路で叩き一杯に追われて全体時計51秒1-上がり1F11秒7を記録しています。
1週前に負荷を掛けたため、最終追い切りは軽めでした。
軽めの調整でしたが、本選に勢いよく入ってからは外ラチ沿いに向けてきびきびと動けています。
中盤以降は外ラチ沿いから登坂していますが、リズムよく動けていますし、馬体も黒光りしつつもツヤが乗っており、状態もよさそうです。
終い時計も2F11秒6-1F11秒7で若干減速ラップですが、長くトップスピードを維持することができました。
1週前に負荷を掛けた影響もあって良化が感じられましたし、なかなか良い仕上がりに見えました。
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評価 | 馬名 |
S | ナナオ バースクライ |
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D |
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