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【スプリンターズS2024追い切り評価/全頭診断】サトノレーヴに並ぶ最高評価「S」はアノ馬!

スプリンターズステークス2024追い切り評価記事のサムネイル画像

スプリンターズステークス2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事ではスプリンターズステークスの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

9月25日の馬場状態

美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに良馬場でした。
坂路の1番時計はブレットフライの4F51秒9で、全体的にかかっています。
ウッドの1番時計はソニックラインの6F79秒4です。坂路と比較すると時計は出ていました。

栗東
この日の栗東も坂路、ウッドともに良馬場です。
坂路の1番時計はカジュフェイスの4F48秒6です。美浦より時計は出ていますが、50秒台は4頭のみで極端な高速馬場という感じはありません。
ウッドは1番時計がリジルの6F78秒4です。ほかの馬も時計を出していて時計は出ていました。

目次(読みたい項目をタップ)

スプリンターズステークス2024追い切り評価/全頭診断コメント

スプリンターズステークス2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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ウイングレイテスト

ウイングレイテスト 9月25日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良) 67.652.537.810.9馬なり
1週前美浦南W(重)81.866.551.936.810.9G前仕掛け
前走最終美浦南W(良) 68.652.937.911.0馬なり

サマースプリントシリーズで本格的に短距離路線に名乗りを上げたウイングレイテストは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

主戦の松岡騎手が追い切りに騎乗し、馬場の2分どころから馬なりで5F67秒6-上がり1F10秒9の好時計で鋭く伸びています。

1週前の19日にも松岡騎手が騎乗し、美浦ウッドでマイネルニコラス(牡5、3勝クラス)と併せています。

このときは僚馬を15馬身ほど後方からゴール前仕掛けで追走し、6F81秒8-上がり1F10秒9の時計で同時併入しています。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)

前走アイビスサマーダッシュ以来約2か月ぶりのレースとなりますが、前駆が大きく発達していました。

少し太い感じもしましたが、道中は機敏な動きで僚馬をはるか後方から追走し、最後は10秒9の末脚で併入しています。

全体時計・終い時計ともに優秀でしたし、促されてからの反応も良かったです。

直線で僚馬の前に立ってからもしぶとく脚を伸ばしていましたし、久々でも機敏な動きを見せていました。

最終追い切りはウッドで単走を行いましたが、1週前に強く追った影響もあって身体はシャープになりました。

それでいて、道中は軽い追走ながら、最後の直線では1週前同様10秒9の時計で鋭く脚を活かしていました。

終い1Fは1週前と同タイムですが、1週前がゴール前で仕掛けられたのに対し、今回は馬なりでこの時計なので良化しているのは明らかです。

大きな身体を活かした鋭い伸びも健在でしたし、かなりの好仕上がりと見て取れました。

ウインマーベル

ウインマーベル 9月25日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良) 67.352.437.611.5馬なり
1週前美浦南W(重) 65.550.636.911.5一杯
前走最終美浦南W(稍重)84.467.853.037.911.6馬なり

今年の京王杯スプリングカップ(G2)を制したウインマーベルは美浦のウッドチップコースでサイヤダンサー(牡7、2勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで僚馬を4~5馬身追走し、5F67秒3-上がり1F11秒5の時計で同時併入しています。

1週前の19日には美浦ウッドでトップスティール(牡5、3勝クラス)と併せて一杯に追い、時計は5F65秒5-上がり1F11秒5で僚馬を大きく突き放して先着していました。

一杯の脚色が示すように、序盤から力強い歩様で追うことができています。

終いも、鞍上がめいっぱい叩いて力強く追うことができていました。

歩様の大きな走りは健在ですし、力強さは見せたことでしょう。

ただ、少し歩様は固い感じがあり、コーナーから直線に欠けては僚馬に接触しそうになっており、バランスはあまりよくありません。

尻割れも確認できましたし、この一追いでさらなる良化に期待したいです。

その最終追い切りは美浦ウッドで再び併せ馬を置いて調整されました。

1週前と比較すると馬なりということで幾分かバランスは良くなっています。

そして、直線に入ってもじりじりと脚を引き伸ばして好走しているように、1週前に比べると状態は上積みに感じました。

勝利した昨年の阪神カップ(G2)の時と比較しても差のない仕上がり具合でしたし、いい状態でレースに向かうことができそうです。

エイシンスポッター

エイシンスポッター 9月25日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.539.712.3馬なり
前走最終札幌ダート(良) 69.754.039.912.4G前仕掛け

前走のキーンランドカップ(G3)で2着入線したエイシンスポッターは栗東坂路で最終追い切りを行いました。

助手が騎乗して馬なりで全体時計54秒5-上がり1F12秒3で軽くまとめています。

中間追い切りは9月の半ばから再開し、坂路で9本の時計が確認できました。

そのほとんどが馬なりで数を行っていました。

なお、映像はありませんが1週前の20日には今回初騎乗となるシュタルケ騎手が栗東坂路で追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計52秒8-上がり1F12秒3の時計で折り合いを確認しています。

最終追い切りは坂路で馬なりの軽めでしたが、力強い脚質で登坂できているのは悪くありません。

ただ、ところどころバランスに欠いた走りを見せており、あまり安定感は感じられませんでした。

馬なりで不安定な走りは高く評価しづらいです。

もっとも、エイシンスポッターはあまり追い切り映えするタイプではない中で、これまで何度も重賞で好走している馬なので、現状でも力は引き出せるかもしれません。

オオバンブルマイ

オオバンブルマイ 9月25日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.339.712.2馬なり
1週前栗東坂路(良)  52.037.311.9馬なり
前走最終札幌芝(良)  52.336.911.7馬なり

前走のキーンランドカップ(G3)で3着入線したオオバンブルマイは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで全体時計54秒3-上がり1F12秒2の時計で登坂しています。

1週前の19日には栗東坂路でヴィアダクト(牡3、1勝クラス)と併せました。

このときはレース当日にも騎乗する武豊騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を2~3馬身追走する形で馬なり追いを行い、全体時計52秒0-上がり1F11秒9の時計で4馬身先着しました。

1週前の坂路追いでは僚馬の右側から追い切りを行いましたが、馬なりでも回転の速い脚さばきで動けています。

楽な手ごたえでしたがこれまでで2番目に速い時計を出していましたし、終い2F12秒3-1F11秒9で加速ラップを刻めたのも良いでしょう。

脚取りも軽かったですし、1カ月前にキーンランドカップを叩いたことで身体も良くなっていました。

最終追い切りは栗東坂路で単走でしたが、ここでも軸の安定した動きを見せています。

今回は3F目から1F12秒台の時計で早めにペースアップしました。

その影響もあって終い2F12秒2-1F12秒4と減速していますが、早めに仕掛けたものなのでそこまで気にしなくて良いでしょう。

時計はそこまで目立つものではありませんが、2週続けて軽い動きを見せていて、状態は良さそうですし、好仕上がりで本番に迎えることができそうです。

サトノレーヴ

サトノレーヴ 9月25日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦坂路(良)  54.639.511.9馬なり
1週前美浦南W(重) 63.348.434.611.2馬なり
前走最終函館ダート(良)86.469.353.338.312.4馬なり

今年のサマースプリントチャンピオンであるサトノレーヴは美浦坂路で単走を行いました。

前走に引き続きコンビを組むレーン騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計54秒6-上がり1F11秒9の時計で走破しています。

1週前の19日は美浦ウッドでソロモン(2歳1勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで僚馬を2馬身追走し、6F63秒3-上がり1F11秒2の自己ベストを記録しつつ、4馬身先着しています。

早朝6時頃の追い切りで靄(もや)がかかった中併せ馬を行っており、動きは確認しづらいですが、シルエットを見る限り馬なりでもきびきびと動けています。

少し下を出しての追走なので集中力は欠いているかもしれませんが、馬体は引き締まっていました。

また、時計が秀逸で終い3F12秒1から2F11秒3-1F11秒2で長く鋭く脚を活かしていました。

時計も5F63秒3-4F48秒4-1F11秒2と全体時計が非常に良く、しかも馬なりでこの時計を記録したのは素晴らしいです。

最終追い切りはレーン騎手が騎乗し、坂路で折り合いを確認しています。

1週前に好時計を記録したのでここはソフトな調整でしたが、序盤から機敏に動けていて前向きな動きができていました。

時計こそ出していませんが、終いの伸びは1F11秒9を記録しています。

美浦坂路は栗東坂路と比較しても時計はかかりがちで、この日も全体的に好時計は出ていませんでしたが、その中で終い1F11秒9を馬なりで出したのは良いでしょう。

1週前に引き続き、馬体も維持できていました。

2戦続けて勝利したことで調子を引き上げており、、今年のスプリンターズステークスでもおそらく上位人気に支持されると思いますが、人気に応えられるような好仕上がりでした。

初のG1でもベストを尽くせそうです。

ダノンスコーピオン

ダノンスコーピオン 9月25日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.538.412.0馬なり
前走最終栗東坂路(良)  51.136.912.4馬なり

ここで復活したいダノンスコーピオンは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで全体時計54秒5-上がり1F12秒0でまとめています。

前走セントウルステークス(G2)から中2週となりますが、レースを終えた翌週から追い切りを行っており、坂路で5本、ウッドで6本(すべてキャンター)と、間隔の割には本数を重ねていました。

前走から間隔が短いこともあり、最終追い切りは軽めの調整でしたが、馬場の真ん中から力強い脚さばきで登坂できています。

脚の回転も速く、間隔を詰めて使われていることからいつでも力は引き出せそうでした。

ただ、前走最終時と比較すると全体時計は大きく劣っていましたし、道中頭をすこし左に向けて追走しているように、走りに集中している感じはしません。

決して悪い動きではないですが、状態のよかった今年の京王杯スプリングカップ(G2)のときほど良い仕上がりには見えませんでした。

トウシンマカオ

トウシンマカオ 9月25日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)84.467.452.737.811.6馬なり
前走最終美浦南W(稍重)83.266.952.137.611.5馬なり

前走のセントウルステークス(G2)を鮮やかに勝利したトウシンマカオは美浦のウッドチップコースでジュンブライト(牝4、1勝クラス)と併せました。

前走に引き続きコンビを組む菅原騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を1馬身半追走し、6F84秒4-上がり1F11秒6の時計で半馬身先着しています。

前走から中2週ということで、中間は坂路で5本時計を残していました。

ひとつ上で取り上げたダノンスコーピオンと比較すると本数は控えめとなっています。

コーナーでは若干頭が高い感じがしますが、直線に入ってからはウッドを掻き込むような走りで鋭く脚を伸ばしています。

直線に入った段階で僚馬の先に立ち、その後は僚馬に詰められましたが、先を譲らず先着できているように、勝負強さは垣間見ることができました。

ただ、全体時計、終い時計ともに前走最終時と比較するとやや物足りません。

前走は今回の最終追い切りよりも少し外目を立ち回ったことを考えると、もしかしたらセントウルステークスの反動があるかもしれないです。

動き自体は良かったのですが、前走最終追い切り時のほうがさらに良く見えました。

ナムラクレア

ナムラクレア 9月25日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.638.211.7馬なり
1週前栗東坂路(良)  50.437.112.0一杯
前走最終札幌芝(良) 63.548.534.511.1G前仕掛け

3度目のスプリンターズステークス参戦となるナムラクレアは栗東坂路で単走を行いました。

長谷川調教師自ら追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計53秒6-上がり1F11秒7の時計で登坂しています。

1週前の19日には栗東坂路でオンザダブル(牡5、3勝クラス)と併せていました。

今回初コンビを組む横山武史騎手が栗東に駆けつけて追い切りに騎乗し、僚馬を3~4馬身追走する形で一杯に追い、全体時計50秒4-上がり1F12秒0の時計で僚馬に3馬身先着しています。

一杯に追われたこともあり、序盤から気合の乗った動きを見せていました。

先に行く僚馬をスムーズにかわしてからも2F12秒0-1F12秒0と長く脚を活かせているように、非凡な力を見せています。

道中少し右往左往する場面がありましたが、負荷は十分かかったと思います。

1週前にびっしり追ったため最終追い切りは軽めでしたが、ここは少し頭を振る場面がありながらも外ラチ沿いから淡々と動いていました。

一瞬頭を上げる場面は合ったものの、それ以降は前方に集中しながら追えていて悪くありません。

道中2回ほど手前を替えていましたが、淡々とリズムを刻みながら加速ラップで登坂できています。

そこまで派手な動きを見せたわけではありませんが、現状でも力は引き出せそうです。

ビクターザウィナー

ビクターザウィナー 9月25日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切中山芝(良)  54.738.111.6馬なり
前走最終海外出走

香港のビクターザウィナーは中山芝コースで単走を行いました。

馬場の真ん中から馬なりで追って4F54秒7-上がり1F11秒6で走破しています。

過去の映像が今年の高松宮記念(G1)のものしかないので評価の難しいところですが、高松宮記念の追い切りで見せた推進力のある動きは今回も健在でした。

少し前脚の脚幅は広いものの、この馬らしいキレのある動きができており、海外輸送も無事にクリアしたように見えます。

高松宮記念の時と差のない仕上がりでしたので、トリッキーな中山がフィットするようでしたら得意の逃げも可能でしょう。

ピューロマジック

ピューロマジック 9月25日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)  55.439.011.5馬なり
前走最終栗東CW(良)  54.238.711.9馬なり

3歳牝馬のピューロマジックは栗東ウッドチップコースでラスマドレス(牝5、3勝クラス)と併せました。

安田翔伍調教師自ら追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬を2馬身追走し、4F55秒4-上がり1F11秒5の時計で2馬身先着しています。

前走セントウルステークス(G2)から中2週ということで、中間追い切りは坂路が6本、すべて軽めでした。

最終追い切りも僚馬を置いてソフトな調整が行われましたが、僚馬の尻を見るように後ろで身構えつつ、直線ではかわして先着しています。

ピューロマジックはこれまで専ら逃げの競馬で結果を残してきましたが、今回の追い切りでは控えつつ差し切る動きを見せています。

僚馬をかわす際は終い2F12秒4-1F11秒5の末脚であっさり抜くことができているので、番手の競馬にもある程度対応できそうでした。

最終追い切りでは逃げ以外の動きも確かめおり、うまくいっていたのでもしかしたら今回はそこまで逃げにこだわっていないかもしれません。

動き自体は悪くないですが、個人的には逃げてナンボの馬だと思うので、枠にもよりますが今回も主導権を握ってほしいです。

マッドクール

マッドクール 9月25日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  51.937.412.3馬なり
前走最終海外出走

今年の高松宮記念(G1)を制したマッドクールは栗東坂路で単走を行いました。

主戦の坂井騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計51秒9-上がり1F12秒3の時計でまとめています。

前走香港のチェアマンズスプリント(G1)明けのレースとなり、中間追い切りは8月末から再開、坂路で12本、ウッドで3本の時計を記録していました。

なお、映像はありませんが1週前の20日には栗東ウッドで坂井騎手と単走を行い、馬場の外目から一杯に追って6F82秒4-上がり1F10秒9の時計で鋭く伸びていました。

最終追い切りは坂路で軽めでしたが、1週前に一杯に追った影響もあって力強い踏み込みで登坂できています。

約5か月ぶりのレースですが、歩様も安定していましたし、何よりも芦毛馬特有の銭形の反転が現れていることからも、状態はとても良いでしょう。

力のある動きを見せているので現在の時計が出やすい中山芝コースがかみ合うかは分かりませんが、週末は雨が降る可能性もあるので、できることなら高松宮記念のようにタフな条件下でレースに挑みたいです。

ママコチャ

ママコチャ 9月25日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.539.212.2馬なり
前走最終栗東坂路(良)  53.539.011.9一杯

昨年のスプリンターズステークスの勝ち馬であるママコチャは栗東坂路でスペクトログラム(牡5、2勝クラス)と併せました。

昨年コンビを組んだ川田騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を2馬身追走し、全体時計53秒5-上がり1F12秒2の時計で半馬身先着しています。

前走セントウルステークス(G2)から中2週のレースですが、中間は坂路で7本の時計を記録し、本数を重ねて現状維持に努めていました。

最終追い切りは僚馬の後ろで脚を溜めつつ、抜け出して先着しています。

かわすさいは少し頭を高くする場面もありましたが、そこから手前を替えつつ長く脚を引き上げて先着しました。

あわせえたスペクトログラムは格下の馬とはいえ一杯に追われていたので、それを馬なりで追走しつつ先着できたのはさすがG1馬といったところでしょう。

ただ、動き自体はそこまで派手さはありません。

個人的には昨年のスプリンターズステークスの時のほうが力強い歩様と前向きさで動けていました。

悪い出来ではありませんが、昨年のほうが良く見えました。

ムゲン

ムゲン 9月26日(木) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切中山芝(良)  59.343.513.3馬なり
前走最終海外競馬出走

香港のムゲンは予定を1日前倒して26日に中山競馬場の芝コースでアイランドサプライズ(帯同馬)と併せ馬を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで僚馬を3馬身追走し、4F59秒3-上がり1F13秒3の時計で1馬身先着しています。

今回はキャリア初の日本競馬となりますが、道中は首を右に左に動かしながらの追走で落ち着きがありませんでした。

直線ではピッチの利いた走りができているので高速馬場傾向にある現在の中山コースとは合いそうですが、慣れない異国の地ということもあって少しそわそわした内容となっています。

四肢の使い方は悪くないものの、ほかの馬と比較するとあまり目立った内容ではありませんでした。

モズメイメイ

モズメイメイ 9月25日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.938.312.3馬なり
前走最終栗東坂路(良)  52.537.412.3馬なり

この夏、スランプを脱却したモズメイメイは栗東坂路で単走を行いました。

主戦となった国分恭介騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計53秒9-上がり1F12秒3でまとめています。

前走セントウルステークス(G2)から中2週と間隔が短いですが、中間はいつものように坂路に特化した追い切りを行っており、10本の時計を記録しています。

最終追い切りも坂路で調整しましたが、序盤から機敏な脚さばきで動くことができています。

ただ、道中は少しもたれる箇所も見られ、少しムラッ気のある動きでした。

それでも、一時のスランプのころより良化しているのは間違いないですし、荒い動きの中でも強気な動きができています。

横のラインも綺麗ですし、この馬なりに良化はしてそうです。

ルガル

ルガル 9月25日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.138.111.8馬なり
1週前栗東坂路(良)  50.936.711.7末強め
前走最終栗東坂路(良)  51.136.611.7馬なり

前走高松宮記念(G1)以来、約半年ぶり且つ骨折明けのレースとなるルガルは栗東坂路で単走を行いました。

主戦の西村騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計53秒1-上がり1F11秒8の時計で登坂しています。

1週前の19日にも栗東坂路で追い切りを行い、このときはスカイブルー(牡2、1勝クラス)と併せました。

ここでも西村騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を2馬身追走する形で末強めに追い、全体時計50秒9-上がり1F11秒7の時計で3馬身先着しました。

1週前追い切り映像は20秒ほどしかなく、僚馬と並走しているところから開始されましたが、シャドーロールの影響もあって、前方に集中しながら軽快な動きで追えています。

末強めの指示通り、終い2F11秒9から1F11秒7で最後まで加速できたのも良いでしょう。

久々でも自己4番目の時計を記録しており、骨折の影響はなさそうでした。

1週前に強く追ったため最終追い切りは軽めでしたが、馬場の真ん中から軽快な動きで登坂できていました。

動きに一切の無駄もありませんし、馬なりでも気持ちが乗っており、1週前に負荷を掛けたことで良化が見られます。

2週続けて西村騎手が追い切りに騎乗したのも好感が持てますし、久々でも好仕上がりでした。

ヴェントヴォーチェ

ヴェントヴォーチェ 9月25日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.639.112.5馬なり
1週前栗東坂路(良)  52.038.012.2馬なり
前走最終栗東坂路(良)  52.939.112.4馬なり

昨年の高松宮記念(G1)以来、約1年半ぶりのレースとなるヴェントヴォ―チェは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで全体時計53秒6-上がり1F12秒5の時計で登坂しています。

1週前の19日には栗東坂路でエコロマーズ(牡3、1勝クラス)と併せました。

このときはレースで騎乗するルメール騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を7~8馬身追走し、全体時計52秒0-上がり1F12秒2の自己2番目に速い時計で併入しました。

道中は馬場の真ん中からきびきびとした動きで追うことができています。

頭をやや低めにしながら力強い踏み込みで動けていて、1年半ぶりにも関わらずしっかりとした脚取りで駆け抜けることができました。

最終追い切りも坂路で軽めでしたが、序盤こそフワッとした動きでしたが本線に入ってからは1週前同様回転の速い脚さばきを見せています。

踏み込みにも力がありましたし、終いも2F12秒9-1F12秒5で最後までペースを引き上げることができました。

馬なりとはいえ全体時計は目立つものではありませんが、もともと坂路で時計を出すタイプではないので問題ありません。

それよりも、1年半ぶりのレースを感じさせないほどの動きを2週続けてできたことが驚きでした。

今年のスプリンターズステークスは全体的に良い動きを見せた馬が多く、さすがに最良の動きというわけではありませんでしたが、それでも好内容の追い切りを見せていました。

久々でも楽しみです。

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スプリンターズステークス2024追い切り評価ランキング

評価馬名
ウイングレイテスト
サトノレーヴ
ウインマーベル
オオバンブルマイ
ビクターザウィナー
マッドクール
ルガル
ヴェントヴォ―チェ
エイシンスポッター
ダノンスコーピオン
トウシンマカオ
ナムラクレア
ピューロマジック
ママコチャ
モズメイメイ
ムゲン
 
E(測定不能) 
同評価内は50音順になります。

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