【全日本2歳優駿2025予想】本命馬3頭+三連系で狙いたい穴馬2頭はこちら！
全日本2歳優駿2025のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭、AI予想を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます！
枠順確定後に全日本2歳優駿2025予想の最終買い目を発表します！
全日本2歳優駿2025の予想ポイント
- 無敗馬がこのレースで勝ち切りやすい
- 単勝率と連対率は関西馬が高く、複勝率は関東馬が高い
- 牝馬は「無敗の重賞馬」のみ好走している
- 1人気【5-0-2-3】と2人気【2-5-0-3】の複勝率は70％
- 6～8枠と1枠の好走率が高い
- 前走勝ち馬が活躍している
目次（読みたい項目をタップ）
全日本2歳優駿2025予想の最終買い目
枠順確定後、レース前日までに全日本2歳優駿2025予想の最終買い目を発表します。
全日本2歳優駿2025の有力馬3頭
世代最強ダート馬を決める全日本2歳優駿が今年も開催されます。
今年の出走登録馬の中から実力上位の有力馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
タマモフリージア
主な勝ち鞍
- JBC2歳優駿 (Jpn3) 2025年
2戦2勝で全日本2歳優駿に駒を進めたタマモフリージアが中心となりそうです。
前走のJBC2歳優駿は4枠4番から出負けしましたが、すぐにリカバーして4番手くらいを追走し、3～4コーナーで外に持ち出して進出し、直線では大外一気の競馬で脚を伸ばして差し切り勝ちしました。
スタート出遅れながらもすぐに先行集団に食らいつき、最後まで長く脚を使えたのは好印象です。
その前の新馬戦は京都ダート1,800mで行われましたが、7枠から少し出負けするものの、すかさず前の集団に食らいついて外目から先行し、3～4コーナーで早めに仕掛けて直線では好位を付け、最後まで脚を伸ばして2着に3馬身半差の完勝でした。
この2戦はどちらもゲートで後手を踏みましたが、リカバーは素早いですし、外目を回りながら最後まで長く脚を使えるのは好材料です。
今回は忙しくなりやすいマイルが舞台ですが、川崎ダート1,600mは最初のコーナーまでの距離が長いので、そこで先行できれば自身の競馬につなげられるのではないでしょうか。
立ち回りも上手ですし、無敗馬は勝ち切る傾向が強いため、父ルヴァンスレーヴに並んで親子制覇に期待したいです。
パイロマンサー
主な勝ち鞍
- もちの木賞 (1勝クラス) 2025年
前走のもちの木賞を勝利し、2戦2勝で挑むのがパイロマンサーです。
先行競馬が得意な馬で、前走のもちの木賞はスタートを決めて6番手の位置を付け、向こう正面で少し前の位置を付けると直線では外目から長く脚を伸ばし、残り200mの標識を過ぎたあたりで一気に加速して差し切りました。
多頭数レースで馬群の中からの競馬でしたが、立ち回りも良かったですし、最後まで脚を伸ばして勝ち切っており、集中力の高い競馬ができています。
その前の新馬戦も京都ダート1,800mで行われました。
ここも5枠10番からの発走でしたが、好スタートを決めて積極的に2番手の位置を付けると、逃げ馬をマークするように立ち回り、直線入り口で先頭に立つと、外から追い詰めるジャスティンアースが迫りつつも最後に再び突き放して完勝しています。
逃げ馬をマークするような競馬で流れる競馬でしたが、最後まで脚色を落とさず突き抜けており、素質の高さが感じられる内容でした。
近2戦はゲートも上手なのでここでも先行集団に付きやすいです。
ただ、これまで京都ダート1,800mしか経験していないので、川崎の舞台でどこまで通用するかはやってみないと分かりません。
それでもポテンシャルは高いので、コース適性さえかみ合えば力を発揮できそうです。
ベストグリーン
主な勝ち鞍
- 鎌倉記念 (G) 2025年
- ブリーダーズゴールドＪＣ (G) 2025年
4戦4勝でレースに挑むベストグリーンはホッカイドウ競馬所属の馬です。
地元北海道では3戦3勝で重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップを優勝しました。
その勢いのまま参戦した前走の鎌倉記念でも1番人気に支持され、道中は5番手くらいの位置で脚を溜めながら、向こう正面残り600mから一気に仕掛け、各馬の外目から立ち回りながら最後まで突き抜けて後続を圧倒しました。
序盤は馬群の中で少し競馬しづらい感じもしましたが、前に行きたい馬に無理に併せず、楽に動けるタイミングで仕掛けて勝ち切れたのは印象深く、人馬の息が合った競馬ができているのは良かったです。
今回は5連勝を掛けて本競走に挑みますが、前走鎌倉記念で川崎ダート1,600mを経験しているのは大きなアドバンテージです。
ただ、これまでの4戦はすべて6～8頭の少頭数開催でした。
前走鎌倉記念も少頭数ゆえに楽に抜け出せたのも事実なので、多頭数で出し切れるかが課題となるでしょう。
立ち回りは上手なので、そこさえクリアできれば鎌倉記念のような競馬に期待できそうです。
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全日本2歳優駿2025の穴馬2頭
全日本2歳優駿は穴馬がヒモに絡むことが多いため、三連系馬券で予想する際は穴馬にも注目したいです。
今年の出走登録馬の中から配当妙味に期待できそうな穴馬を2頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
フルールドール
主な勝ち鞍
- 2歳未勝利 2025年
前走のJBC2歳優駿で惜しい2着だったフルールドールも参戦します。
前走JBC2歳優駿は5枠5番から好発を切りましたが、他の馬が主導権を握ったので無理せず2番手の位置を付けます。
逃げ馬を見るように2番手で脚を溜め、直線でも鞭を入れてじりじり脚を伸ばしまたが外から迫ったタマモフリージアに敗れました。
好位置を付けながら脚を伸ばしていますが、終いは39秒7とそこまで目立っていないので、ここはタマモフリージアのほうが一枚上手という感じがします。
前走の未勝利戦は京都ダート1,800mの舞台でしたが、5枠から好発を切って2番手を付けつつ、3～4コーナーで早い位置から先頭に立ち、直線でもしぶとく粘って勝利しています。
ゲートも安定していますし、粘り強い競馬が印象的でした。
時計自体は高速ダートのものなので判断しがたいですが、最後まで後続の追撃をかわして勝利しているので粘り強い競馬に期待できるでしょう。
前走JBC2歳優駿はタマモフリージアに交わされてしまいましたが、ゲートが安定しているのはタマモフリージアにない強みです。
川崎ダート1,600mは鋭角なコースなので前有利になりやすいですし、コース適性さえかみ合えば前走の挽回もあり得そうです。
スマトラフレイバー
主な勝ち鞍
- 平和賞 (G) 2025年
スマトラフレイバーは逃げの競馬を得意としている馬で、通算成績は【4-0-0-1】と安定しています。
もともと短距離で結果を残していた馬で、初めてのマイル戦だった2走前の鎌倉記念は2枠2番からダッシュを付けて先頭に立つものの、向こう正面で他馬が早めにまくりを開始し、そこから他の馬も続々と進出する中、1頭遅れてしまいました。
テン4F14秒7-5F11秒6-6F12秒9でレースタイムが一気に加速しており、それに付いていけなかったと考えられます。
マイル適性にも疑問が付きましたが、前走船橋ダート1,600mで開催された平和賞は2枠2番からスタートを決めて先頭に立ち、後続にマークされながらも最後まで粘り強い競馬で勝利しているので、マイルにも対応しています。
このレースでは7番のロードレイジングが詰め寄ったものの、最後の最後に再び脚色を伸ばして先着していることから、勝負強さも感じられました。
今回は中央馬が参戦するため今まで以上に相手は手ごわいですが、これといった逃げ馬がいないのでおそらく主導権を握る立場となるでしょう。
平和賞がいい競馬だったので、最後までしぶとい走りができれば面白い存在になれるかもしれません。
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ここからは全日本2歳優駿の過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう！
全日本2歳優駿2025の概要
全日本2歳優駿は川崎競馬場で開催される2歳馬のみが出走できるダート1,600mのJpn1競走です。
地方交流重賞で2歳馬限定のJpn競走は4つありますが、全日本2歳優駿は唯一Jpn1に指定されています。
開催時期が中央競馬の朝日杯FSと被ることから、砂(ダート)の朝日杯FSと思ってもらって良いでしょう。
世代最強2歳馬を決めることから、この段階ですでに実績を残している馬が中央・地方問わず参戦傾向にあります。
ただし、舞台となる川崎競馬場はコーナーが全競馬場の中でも特に鋭角なので、ポテンシャルだけではなく、立ち回りの器用さも求められます。
騎手との折り合いも重要なので、人馬のコンビ相性も問われやすい舞台となっています。
ここを制した馬で代表的なのが、今年のブリーダーズカップクラシックを制したフォーエバーヤングでしょう。
その他にも砂のアーモンドアイと呼ばれたルヴァンスレーヴや二刀流ホースのアグネスデジタルも本競走を制していました。
将来のダート界を担う馬を選定する意味でも、注目したいレースです。
2歳最強ダート馬を決める一戦。
今年の全日本2歳優駿を制するのは、果たしてどの馬でしょうか？！
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全日本2歳優駿2025の開催内容
| 開催日 | 12月17日(水曜) 20:10発走 |
| 開催競馬場 | 川崎競馬場 |
| 格付け | Jpn1 |
| コース | ダート1,600m |
| 性齢 | 2歳 |
| 斤量 | 定量 |
| 1着賞金 | 4200万円 |
全日本2歳優駿2025が開催される川崎のダート1,600mの特徴
| 全日本2歳優駿のタイム | |
| 平均タイム (過去10年) | 1:44.4 |
| レコードタイム | 1:39.2 (2021年 ドライスタウト) |
川崎のダートコースはツーターンコースとなっており、全長1,200mのコースを1周強回ります。
スタート地点は4コーナーの奥ポケットで最初の1コーナーまでは500m近くあります。
スタートから1コーナーまでの距離が長いため、極端な先行争いは発生しづらいです。
また、外枠からも十分前を狙えるため枠順の影響は大きくありません。
最初の1～2コーナー、そして後半の3～4コーナーは半径が短くてカーブがキツいです。
そのため、ロスなく立ち回るためにペースを落とさなければなりません。
最後の直線は約300mです。
川崎は全体的に平らなコースとなっているためペース配分は行いやすいです。
しかしながら、1～2コーナーと3～4コーナーが非常に鋭角なのでここの立ち回りが重要です。
ほとんどの騎手はコーナーの入りでスピードを落としつつ、直線に近づくにつれてペースアップするスローインファストアウトの競馬を行います。
しかしながら、最後の直線は約300mでそこまで長くないため直線一気はほとんど届きません。
そのため、3～4コーナーに関しては大外に振り回されるのを覚悟でコーナーから加速するケースも多いです。
ちなみに、川崎のコーナーは全競馬場の中でも特に鋭角で、実力者が多数そろっている中央競馬所属の騎手からしても怖いという人は多いです。
そのため、単純な立ち回りだけではなく、人馬の度胸も試されます。
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全日本2歳優駿2025の出走馬
| 馬名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 |
| アヤサンジョウタロ | 牡2 | 56.0 | 笹川翼 |
| イダテンシャチョウ | 牡2 | 56.0 | 武豊 |
| グルーヴィン | 牡2 | 56.0 | 未定 |
| コスモギガンティア | 牡2 | 56.0 | 未定 |
| スマトラフレイバー | 牡2 | 56.0 | 未定 |
| スルーザミル | 牝2 | 55.0 | 未定 |
| タマモフリージア | 牝2 | 55.0 | 田口貫太 |
| ドキドキ | 牡2 | 56.0 | 未定 |
| パイロマンサー | 牡2 | 56.0 | 岩田望来 |
| フルールドール | 牝2 | 55.0 | 坂井瑠星 |
| プレストエンペラー | 牡2 | 56.0 | 未定 |
| ベストグリーン | 牡2 | 56.0 | 小野楓馬 |
| ライフオブラクーン | 牡2 | 56.0 | 戸崎圭太 |
| ロードレイジング | 牡2 | 56.0 | 未定 |
全日本2歳優駿の過去10年のデータと傾向
| 年 馬場 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
| 2024 良 | 1 | 10 | ミリアッドラヴ | 2 | エーデルワイス賞(Jpn3) | 1 |
| 2 | 7 | ハッピーマン | 3 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) | 1 | |
| 3 | 5 | ソルジャーフィルド | 4 | JBC2歳優駿(Jpn3) | 1 | |
| 2023 良 | 1 | 12 | フォーエバーヤング | 1 | JBC2歳優駿(Jpn3) | 1 |
| 2 | 1 | イーグルノワール | 2 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) | 1 | |
| 3 | 7 | サントノーレ | 7 | ビアパーティAiba浦河特別(OP) | 6 | |
| 2022 良 | 1 | 4 | デルマソトガケ | 3 | もちの木賞(1勝) | 1 |
| 2 | 12 | オマツリオトコ | 2 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) | 1 | |
| 3 | 13 | ペリエール | 1 | オキザリス賞(1勝) | 1 | |
| 2021 良 | 1 | 10 | ドライスタウト | 1 | オキザリス賞(1勝) | 1 |
| 2 | 5 | コンパスチョン | 3 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) | 2 | |
| 3 | 2 | プライルード | 11 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) | 3 | |
| 2020 良 | 1 | 11 | アランバローズ | 2 | ハイセイコー記念(S2) | 1 |
| 2 | 10 | ランリョウオー | 6 | ハイセイコー記念(S2) | 2 | |
| 3 | 6 | ルーチェドーロ | 8 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) | 4 | |
| 2019 良 | 1 | 2 | ヴァケーション | 5 | 平和賞(S3) | 1 |
| 2 | 1 | アイオライト | 4 | 1勝クラス | 1 | |
| 3 | 12 | ティーズダンク | 9 | 新風特別 | 1 | |
| 2018 良 | 1 | 12 | ノーヴァレンダ | 5 | もちの木賞(500万) | 1 |
| 2 | 5 | デルマルーヴル | 2 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) | 1 | |
| 3 | 11 | ガルヴィハーラ | 1 | プラタナス賞(500万) | 1 | |
| 2017 良 | 1 | 9 | ルヴァンスレーヴ | 1 | プラタナス賞(500万) | 1 |
| 2 | 8 | ドンフォルティス | 3 | 北海道2歳優駿(Jpn3) | 1 | |
| 3 | 11 | ハセノパイロ | 6 | ハイセイコー記念(S2) | 1 | |
| 2016 良 | 1 | 1 | リエノテソーロ | 1 | エーデルワイス賞(Jpn3) | 1 |
| 2 | 14 | シゲルコング | 2 | オキザリス賞(500万) | 1 | |
| 3 | 4 | ローズジュレップ | 3 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) | 1 | |
| 2015 良 | 1 | 6 | サウンドスカイ | 1 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) | 1 |
| 2 | 10 | レガーロ | 2 | もちの木賞(500万) | 1 | |
| 3 | 5 | アンサンブルライフ | 5 | 平和賞(S3) | 1 |
【戦績】勝ち馬7頭からデビューから負けなしで優勝している
| 年度 | 勝ち馬 | 成績 |
| 2024 | ミリアッドラヴ | 2戦2勝 |
| 2023 | フォーエバーヤング | 2戦2勝 |
| 2022 | デルマソトガケ | 5戦2勝 |
| 2021 | ドライスタウト | 2戦2勝 |
| 2020 | アランバローズ | 4戦4勝 |
| 2019 | ヴァケーション | 4戦3勝 |
| 2018 | ノーヴァレンダ | 2戦2勝※ |
| 2017 | ルヴァンスレーヴ | 2戦2勝 |
| 2016 | リエノテソーロ | 3戦3勝 |
| 2015 | サウンドスカイ | 5戦3勝 |
過去10年の全日本2歳優駿の勝ち馬7頭がこれまで無敗で本競走を制していました。
該当しなかった馬は3頭いましたが、2015年のサウンドスカイの着外2戦は芝のもので、ダートに限ってみると3戦3勝しています。
全日本2歳優駿は中央・地方問わず、この時点で実績のある馬が多数参戦しますが、結果を残している馬の多くが無敗馬です。
勝ち馬を探す際は過去の戦績に注目しましょう。
今年の出走登録馬の中でこれまでのダートレースをすべて勝利している馬は3頭いました。
【所属】勝ち馬は関西馬、相手候補は関東馬が有力
| 所属 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 栗東(関西) | 【6-4-0-16】 | 23.1% | 38.5% | 38.5% |
| 美浦(関東) | 【2-5-3-14】 | 8.3% | 29.2% | 41.7% |
| 南関東 | 【2-1-4-32】 | 5.1% | 7.7% | 17.9% |
| その他地方 | 【0-0-3-38】 | 0.0% | 0.0% | 7.3% |
過去10年の全日本2歳優駿で馬券に絡んだ20頭が中央所属の馬でした。
交流重賞は中央勢が優勢傾向にありますが、全日本2歳優駿においても例外ではありません。
なお、中央馬を東西別に見てみると、勝率と連対率は圧倒的に関西馬の方が高いです。
複勝率に関しては関東馬が関西馬を勝っていますが、関東馬が42%に対して関西馬が38.5%なので大きな差はありませんでした。
全日本2歳優駿を予想する際は、競走馬の所属にも注目したいです。
今年の出走登録馬の中で関西馬は4頭、関東馬は1頭いました。
【性別】牝馬の好走は重賞馬のみ
| 性別 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 牡馬 | 【8-10-10-94】 | 6.6% | 14.8% | 23.0% |
| 牝馬 | 【2-0-0-6】 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
過去10年の全日本2歳優駿で馬券に絡んだ28頭が牡馬です。
全日本2歳優駿は牡馬と牝馬が混合でレースしますが、好走数だけ見たら牡馬が圧倒していました。
一方で、牝馬はこれまで8頭しか出走していないものの、そのうちの2頭が優勝しており、好走率で見たら牡馬より高い水準にあります。
全日本2歳優駿は牡馬より牝馬の方が好走傾向にありました。
なお、好走した2頭の牝馬はいずれもこれまでに重賞レースを勝利している馬で、なおかつこれまで無敗馬です。
今年出走登録している牝馬は3頭いますが、負けなし＆重賞勝ち鞍の有無で取捨選択できるので参考にしたいです。
今年の牝馬の傾向を見てみましょう。
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全日本2歳優駿の過去10年の人気別成績
| 人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1番人気 | 【5-0-2-3】 | 50.0% | 50.0% | 70.0% |
| 2番人気 | 【2-5-0-3】 | 20.0% | 70.0% | 70.0% |
| 3番人気 | 【1-3-1-5】 | 10.0% | 40.0% | 50.0% |
| 4番人気 | 【0-1-1-8】 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
| 5番人気 | 【2-0-1-7】 | 20.0% | 20.0% | 30.0% |
| 6番人気以下 | 【0-1-5-74】 | 0.0% | 1.3% | 7.5% |
信頼度の高い1～2番人気
過去10年の全日本2歳優駿で1番人気は【5-0-2-3】でした。
勝率50%、複勝率70%は安定しています。
また、2番人気も【2-5-0-3】で、連対率70%は1番人気よりも高い水準にありました。
どちらも複勝率は70%で全体の半数近くを占めているので、1～2番人気に支持された馬は好走に期待したいです。
6番人気以下の馬は5頭3着入線していた
過去10年の全日本2歳優駿で馬券に絡んだ6番人気以下の馬は6頭いました。
このうち5頭が3着に入線していることから、相手候補に穴馬が絡む確率は高いです。
好走した6番人気以下の馬を見てみると、そのうちの5頭が地方所属馬だったので、地方馬で人気を落としていたとしても3着以内までは入線する可能性もありました。
相手候補を探す際は人気や所属にこだわらずに予想したいです。
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全日本2歳優駿の過去10年の枠番別成績
| 枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1枠 | 【1-2-0-7】 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
| 2枠 | 【1-0-1-8】 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
| 3枠 | 【1-0-1-14】 | 6.0% | 6.0% | 13.0% |
| 4枠 | 【0-2-1-13】 | 0.0% | 13.0% | 19.0% |
| 5枠 | 【1-1-2-15】 | 5.0% | 11.0% | 21.0% |
| 6枠 | 【2-2-1-14】 | 11.0% | 21.0% | 26.0% |
| 7枠 | 【2-2-2-14】 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
| 8枠 | 【2-1-2-15】 | 10.0% | 15.0% | 25.0% |
外枠が安定している
過去10年の全日本2歳優駿で馬券に絡んだ16頭が6～8枠の馬でした。
舞台となる川崎ダート1,600mは川崎コースを1周強回りますが、スタートから最初のコーナーまでの距離が長いため、砂を被らない外枠の方がポジション争いに有利です。
最内の好走率も決して悪くないですが、好走馬の多くが外枠に集中していることから、全日本2歳優駿は外枠有利といえるでしょう。
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全日本2歳優駿の過去10年の前走着順別成績
| 前走着順 | 成績 |
| 1着 | 【10-8-7】 |
| 2着 | 【0-2-0】 |
| 3着 | 【0-0-1】 |
| 4着 | 【0-0-1】 |
| 5着 | 【0-0-0】 |
| 6着以下 | 【0-0-1】 |
馬券に絡んだ25頭が前走レースの勝ち馬
過去10年の全日本2歳優駿で馬券に絡んだ25頭が前走レースを勝利していました。
この時期の2歳馬はポテンシャルや勢いが問われやすく、全日本2歳優駿においても前走1着馬の好走傾向が目立ちます。
特に勝ち馬に関しては全て前走レースを勝利しているので、前走1着馬は評価を上げたいです。
今年の出走登録馬の中で前走レースの勝ち馬は5頭いました。
全日本2歳優駿2025全頭考察
今年の全日本2歳優駿も世代最強ダート馬の称号を掴みたい馬が中央、地方問わず参戦しています。
ここからは、冒頭で紹介しきれなかった残りの出走登録馬について解説します。
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アヤサンジョウタロ
主な勝ち鞍
- JRA認定フレッシュチャレンジ (新馬) 2025年
近3戦連続で馬券に絡んでいるのがアヤサンジョウタロです。
主な勝ち鞍はデビュー戦のものしかありませんが、その後は堅実な走りを見せており、特に前走のJBC2歳優駿は8番人気の低評価でしたが、地の利を活かした走りで中央馬と引けを取らない3着に入線しました。
序盤に斜行して他馬と接触した影響もあるのか、後手の競馬となりましたが経済コースを立ち回りながら直線では外に持ち出して最後は上がり39秒2の末脚を使って勝利し、惜しい競馬でした。
序盤で後手を踏んだのは致命的でしたが、直線で外に持ち出してからの伸びは意外なほど優れていましたし、勝ち馬タマモフリージアと0.1秒差も立派です。
前走のJBC2歳優駿のような競馬ができればここでも面白そうですが、これまで6戦すべて門別しか経験していないので、初めての川崎でどこまでやれるか分かりません。
また、過去の戦績を見てみると、馬券に絡んだ4戦はいずれも稍重～重馬場、対して凡走した2戦は良馬場でした。
重馬場巧者の側面もあるため、当日の馬場も走りに響くでしょう。
課題も少なくありませんが、そこをクリアできればここでの善戦にも期待できるかもしれません。
イダテンシャチョウ
主な勝ち鞍
- 2歳未勝利 2025年
イダテンシャチョウは短距離レースで結果を残している中央所属馬です。
脚質的には先行競馬を得意としており、新馬戦は勝ち馬と差のない2着でしたが、続く未勝利戦は問題なく勝利しました。
ただ、前走のなでしこ賞は7頭立ての7着、それも大敗しています。
これまでダート1,200mしか経験していませんでしたが、なでしこ賞はダート1,400mの舞台だったので一見距離延長が響いているように感じますが、レース映像を見てみると、3～4コーナーで早くも失速しているので、状態面が影響しているようにも感じます。
例え距離が合わなかったとしてももう少し奮闘していいはずですが、あまりにも崩れているのは大きな課題となるでしょう。
今回は間隔を空けて全日本2歳優駿の舞台に駒を進めていますが、前走大敗の原因が分からない限り、好走は容易ではありません。
グルーヴィン
主な勝ち鞍
- 2歳二 2025年
浦和競馬所属のグルーヴィンはこれまで地元浦和で【2-1-0-0】の結果を残しています。
新馬戦では2着以下に大差をつけて圧勝していますが、この時下した相手がその後目立った活躍を見せていないところを見ると、相手に恵まれた可能性は高いです。
続く2歳二も先行策で勝利していますが、下した相手はその後対して活躍していませんでした。
勝利した2戦はどちらも相手が楽だったので過大評価しなくて良いでしょう。
前走の新風特別はスタートで出遅れて最後方になりましたが、2コーナーから向こう正面の位置で一気にまくりを開始し、3～4コーナーでは早めに先頭に立つ勢いで直線に入り、逃げ馬を交わして先頭に立ちますが、外から差し脚を伸ばしたヤギリアイビスに差されました。
敗れはしたものの、勝ち馬との差はクビ差ですし、出遅れ＋早めのまくりを仕掛けながらも最後まで脚を伸ばして好走できたのは好感触です。
この1戦だけ見てもスタミナはありそうなのでマイルの延長も問題なさそうですし、立ち回りの良さも評価したいです。
初めての川崎参戦となりますが、小回り浦和で結果を残しているのは悪くないですし、前走のように早めに動いて持久性を活かした走りができれば面白そうです。
コスモギガンティア
主な勝ち鞍
- サンストーン特別 (2歳) 2025年
地元川崎に所属しているコスモギガンティアも参戦します。
初勝利までに3戦掛かりましたが、勝利したオオムラサキ特別は序盤に後手を踏んで後ろから3頭目の競馬になりつつも、向こう正面で早めに先頭に立ち、直線でも独走態勢に入って完勝しています。
相手が楽だったとはいえ、出遅れながら早めの競馬で最後まで上がり最速の時計で押し切っており、力強い走りができています。
前走船橋で開催されたサンストーン特別は5頭立てのレースでやや出負けして4番手の位置となりましたが、直線では各馬の一番外目から脚を伸ばして押し切っています。
ここも要所でしっかり動けているのは好材料です。
好走したオオムラサキ特別やサンストーン特別はどのような位置からでも脚を伸ばしていることから、立ち回りの器用さに定評がありそうです。
ただ、下した相手は現状そこまで手ごわい感じがないため、相手が強化される今回、どこまで通用するか分かりません。
それでも、地元川崎所属馬ということで川崎の場数も多いですし、勝利した2戦のような競馬ができれば一発あるかもしれません。
スルーザミル
主な勝ち鞍
- JRA認定競走フレッシュチャレンジ (新馬) 2025年
スルーザミルはもともとホッカイドウ競馬所属馬で、前走レースの後に浦和に移籍しています。
ホッカイドウ競馬所属馬らしく、すでにキャリアを5戦使っていますが、勝利したのは新馬戦のみです。
近4戦はいずれも重賞の舞台で相手が手ごわかった可能性はありますが、それでも勝ち馬と1秒以上差があるのは物足りません。
新馬戦こそ他馬を突き放していましたが、その後のレースで結果が続いていないので、ここでの好走は容易ではないでしょう。
ドキドキ
主な勝ち鞍
- 2歳一 二 2025年
ドキドキは大井競馬所属の馬で、現時点ですでに7戦も使われています。
脚色的には短距離レースを得意としており、連対した4戦はいずれもダート1,200～1,400mでした。
特に初めての重賞参戦だったゴールドジュニア競走でも逃げの競馬で2着入りしているように、この時期までは安定した成果を残しています。
ただ、近2戦はどちらも掲示板外に沈んでいました。
特に2走前のハイセイコー記念は最内1番からスタートを決めて逃げを打ったものの、3コーナーの入りで後続に飲まれ、最後は見せ場なく沈みました。
相手が手ごわかったのも事実ですが、それでも早い位置から手応えがなくなっているのは気になりますし、マイルは長い可能性が高いです。
今回もマイル戦となりますが、現時点では短距離の方が合いそうなのでここは様子を見たいです。
ブレストエンペラー
主な勝ち鞍
- 2歳二 2025年
船橋競馬所属のプレストエンペラーはこれまで短距離レースで2勝していました。
どちらも先行策を打ちながら上がりの速い末脚で押し切っています。
特に2走前の2歳二ではのちに新風特別を勝利したヤギリアイビスに1馬身半差で先着しており、相手関係を見ても悪くない競馬でした。
ただ、前走のジェムストーン賞は外枠14番発走＋やや出負けも響いて中団からの競馬となり、直線では馬場の外目に持ち出しながら脚を伸ばしたものの、そこまで末脚が切れずに7着です。
ここは枠も悪かったと思いますが、後ろからではこの馬の良さを引き出せませんでした。
そういう意味では仕切り直しにも期待できそうですが、これまでダート1,200mしか使っていないので距離延長は大きな課題です。
相手も手ごわいですし、先行が得意な馬もいるので枠次第で前走のように中団からになる可能性も高いでしょう。
不安材料も少なくないので、現状印は回さないです。
ライフオブラクーン
主な勝ち鞍
- 2歳未勝利 2025年
中央所属のライフオブラクーンは福島ダート1,150mで開催された未勝利戦で後続を圧倒しています。
8頭立ての大外8番からスタートを決めて先頭に立つ勢いでしたが2番手に落ち着きつつも、逃げ馬の番手で仕掛けどころを伺い、直線で先頭に立つと後続をぐいぐい突き放して2着に5馬身差の圧勝でした。
強い競馬でしたが、騎乗した遠藤騎手は若手騎手なので他馬より3キロの斤量減がありました。
下した相手を見ても、現時点で未勝利戦の勝ち馬はいませんし、相手や斤量に恵まれたといえるでしょう。
その後は凡走が目立っていますし、前走オキザリス賞は後方ポツンから目立たずに10着です。
勝利した未勝利戦は見た目ほどのインパクトはないですし、前走オキザリス賞を見てもパッとしません。
データと相性のいい中央馬ですが、他馬と比較すると地味ですし、ここは物足りないような気がします。
ロードレイジング
主な勝ち鞍
- ルーキーズサマーC (G) 2025年
ロードレイジングは地元川崎所属馬です。
上がりの末脚に定評がある馬で、デビューから3連勝で頭角を表しました。
特に勝利したルーキーズサマーカップは後ろからの競馬になりましたが、馬場の内目で脚を溜めながら、3コーナーで一気にペースを上げて4コーナーでは2番手の位置まで押し上げると、直線では一気に突き抜けて後続を3馬身以上突き放しました。
ロスのない立ち回りから一気に抜け出したのはインパクトがありましたし、初めての浦和の舞台で出し切れたのは良かったです。
ただ、その後の2戦はどちらも着外に敗れています。
それでも、鎌倉記念は特殊なラップだったので展開的に厳しいものがあったでしょう。
前走平和賞も3着とはいえ、3コーナーで早めに仕掛けて直線では勝ち馬スマトラフレイバーに迫る勢いでしたし、もう少し脚を溜めていたら逆転もありそうでした。
これまでのレース内容を見ても立ち回りが上手なので小回り川崎は合いますし、瞬発力があるのも良いでしょう。
仕掛けどころが決まればベストを尽くせるのではないでしょうか。
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