【阪神ジュベナイルフィリーズ2023/騎手予想】騎手で買いたい〝トップ3〟はこちら!
当記事では阪神ジュベナイルフィリーズ2023の過去10年の騎手データをまとめています。
競馬の勝ち負けは【馬の力7割:騎手の力3割】と言われています。
馬の力だけではなく騎手の腕もレースの勝敗を左右しており、騎手は競馬において欠かせない存在なのです。
阪神ジュベナイルフィリーズの過去10年のデータから、好走騎手と好走馬を導き出し、騎手買いしたいトップ3を公開しています。
阪神ジュベナイルフィリーズ2023の出走馬と騎手
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | コスモディナー | 牝2 | 55.0 | 松岡正海 |
2 | クイックバイオ | 牝2 | 55.0 | L.モリス |
3 | キャットファイト | 牝2 | 55.0 | 大野拓弥 |
4 | ニュージェネラル | 牝2 | 55.0 | 田口貫太 |
5 | スプリングノヴァ | 牝2 | 55.0 | 和田竜二 |
6 | ステレンボッシュ | 牝2 | 55.0 | C.ルメール |
7 | アスコリピチェーノ | 牝2 | 55.0 | 北村宏司 |
8 | プシプシーナ | 牝2 | 55.0 | 浜中俊 |
9 | テリオスルル | 牝2 | 55.0 | 古川吉洋 |
10 | コラソンビート | 牝2 | 55.0 | 横山武史 |
11 | スウィープフィート | 牝2 | 55.0 | 永島まなみ |
12 | シカゴスティング | 牝2 | 55.0 | 鮫島克駿 |
13 | カルチャーデイ | 牝2 | 55.0 | 坂井学 |
14 | サフィラ | 牝2 | 55.0 | 松山弘平 |
15 | ナナオ | 牝2 | 55.0 | 西村淳也 |
16 | ルシフェル | 牝2 | 55.0 | B.ムルザバエフ |
17 | ミライテーラー | 牝2 | 55.0 | 中井裕二 |
18 | ドナベティ | 牝2 | 55.0 | 坂井瑠星 |
阪神ジュベナイルフィリーズの過去10年の騎手データ
騎手 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
C.ルメール | 【2-1-0-2】 | 40.0% | 60.0% | 60.0% |
M.デムーロ | 【1-0-1-2】 | 25.0% | 25.0% | 50.0% |
浜中俊 | 【0-1-0-4】 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
団野大成 | 【0-1-0-1】 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
松岡正海 | 【0-1-0-1】 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
和田竜二 | 【0-0-0-8】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
松山弘平 | 【0-0-0-6】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
藤岡康太 | 【0-0-0-5】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
酒井学 | 【0-0-0-4】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
岩田望来 | 【0-0-0-3】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
古川吉洋 | 【0-0-0-2】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
鮫島克駿 | 【0-0-0-2】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
横山武史 | 【0-0-0-2】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
北村宏司 | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
坂井瑠星 | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
西村淳也 | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
秋山真一郎 | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
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ここでも成績トップのC.ルメール騎手
過去10年のC.ルメール騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2021 | ステルナティーア | 2 | 7着 |
2020 | サトノレイナス | 2 | 2着 |
2017 | ロックディスタウン | 1 | 9着 |
2016 | ソウルスターリング | 1 | 1着 |
2015 | メジャーエンブレム | 1 | 1着 |
過去10年の阪神JFでC.ルメール騎手は5回騎乗して【2-1-0-2】の成績を残しています。
ルメール騎手の馬は馬質に恵まれており、これまで騎乗した5頭はすべて1~2番人気に支持されていました。
そして、3頭を2着以内に持ってきています。
例え人気馬に騎乗していたとはいえ、その好走率は全騎手の中でもトップクラスでルメール騎手は信頼しやすいです。
なお、今年ルメール騎手は極端に人気しないであろうステレンボッシュに騎乗します。
M.デムーロ騎手は4戦騎乗し2回馬券に絡む
過去10年のM.デムーロ騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2022 | ミスヨコハマ | 11 | 9着 |
2021 | サークルオブライフ | 3 | 1着 |
2020 | ユーバーレーベン | 6 | 3着 |
2013 | クリスマス | 7 | 4着 |
過去10年の阪神JFでM.デムーロ騎手は4回騎乗して2回馬券に絡みました。
ルメール騎手と比較すると、必ずしも有力馬に恵まれたわけではありませんが2020年のユーバーレーベンのように人気薄の馬を馬券に絡めているのは実力があってこそでしょう。
そして、何気にデムーロ騎手は騎乗した4開催すべてで人気以上の着順に持ってきています。
デムーロ騎手は全盛期に比べるとだいぶ腕の衰えが出てきていますが、阪神JFにおいては期待できそうです。
なお、今年デムーロ騎手は抽選対象馬のアトリウムチャペルに騎乗予定で、もしかしたら出走できないかもしれません。
人気落ちを持ってきている団野&松岡騎手
過去10年の団野騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2021 | ラブリイユアアイズ | 8 | 2着 |
2020 | アオイゴールド | 17 | 9着 |
過去10年の松岡騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2017 | サヤカチャン | 8 | 14着 |
2015 | ウインファビラス | 10 | 2着 |
過去10年の阪神JFで団野騎手と松岡騎手はそれぞれ【0-1-0-1】でした。
しかも、馬券に絡んだ2頭はどちらも人気落ちの馬です。
このことから、この両騎手は穴騎手としても期待できそうです。
なお、キャリアで言ったら松岡騎手のほうが長いものの、松岡騎手は2017年のサヤカチャンを最後、5年以上阪神JFで騎乗していません。
対して、団野騎手は2020年と2021年、比較的新しい時期に騎乗していることから団野騎手のほうが阪神JFにおけるレース勘はありそうです。
ちなみに今年松岡騎手は出走が確実なコスモディナーに騎乗しますが、団野騎手は抽選対象馬のタガノエルピーダに騎乗するため抽選次第では出走できないかもしれません。
浜中騎手の成績は高くない
過去10年の浜中騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2021 | ナムラクレア | 6 | 5着 |
2020 | フラリオナ | 12 | 16着 |
2018 | タニノミッション | 5 | 7着 |
2014 | レッツゴードンキ | 2 | 2着 |
2013 | グランシェリ | 9 | 10着 |
過去10年の阪神JFで浜中騎手は5回騎乗していましたが馬券に絡んだのは2014年のレッツゴードンキのみでした。
レッツゴードンキは岩田康誠騎手が主戦で騎乗していましたがこのときは浜中騎手が騎乗していたみたいです。
それ以外の馬では全頭着外に敗れており、その中には現在主戦で騎乗しているナムラクレアもいました。
浜中騎手の阪神JFにおける成績はそこまで高くありません。
ちなみに今年浜中騎手は出走が確実なプシプシーナに騎乗します。
3戦以上騎乗で全滅の5名
過去10年の和田騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2022 | キタウイング | 8 | 14着 |
2021 | スタティスティクス | 9 | 8着 |
2020 | ナムラメーテル | 18 | 15着 |
2019 | スウィートメリナ | 16 | 14着 |
2017 | コーディエライト | 6 | 13着 |
2016 | ヴゼットジョリー | 6 | 5着 |
2014 | ロカ | 1 | 8着 |
2013 | ホウライアキコ | 2 | 7着 |
過去10年の松山騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2022 | ムーンプローブ | 14 | 17着 |
2021 | ベルクレスタ | 5 | 6着 |
2020 | サルビア | 14 | 8着 |
2019 | オータムレッド | 12 | 11着 |
2015 | ウインミレーユ | 13 | 15着 |
2014 | ムーンエクスプレス | 12 | 4着 |
過去10年の藤岡康太騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2021 | パーソナルハイ | 7 | 16着 |
2019 | ロータスランド | 8 | 12着 |
2018 | サヴォワールエメ | 15 | 8着 |
2016 | シグルーン | 9 | 14着 |
2015 | ジェントルハート | 16 | 16着 |
過去10年の酒井騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2022 | エイムインライフ | 17 | 8着 |
2021 | サク | 15 | 11着 |
2014 | スマートプラネット | 13 | 6着 |
2013 | ニホンピロアンバー | 14 | 17着 |
過去10年の岩田望来騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2022 | イティネラートル | 15 | 13着 |
2021 | シークルーズ | 14 | 12着 |
2019 | ボンボヤージ | 10 | 10着 |
過去10年の阪神JFで3回以上騎乗してすべて馬券外だったのは下記の5名です。
・和田竜二騎手
・松山弘平騎手
・藤岡康太騎手
・酒井学騎手
・岩田望来騎手
ほとんどの騎手が人気落ちの馬に騎乗していたため、致し方ない部分もありますがそのなかでも和田騎手は2014年のロカ(1番人気)や2013年のホウライアキコ(2番人気)に騎乗しながら馬券外に敗れていたのであまり相性は良くないといえます。
この5名は好走事例がありませんが、和田騎手を除いた4名が有力馬に騎乗するようでしたら評価してもよさそうです。
ちなみにこの5名が騎乗するのは下記の馬です。
・和田竜二騎手=スプリングノヴァ
・松山弘平騎手=サフィラ
・藤岡康太騎手ビーグラッド※抽選対象馬
・酒井学騎手=カルチャーデイ
・岩田望来騎手=ラヴァンダ※抽選対象馬
今回初騎乗は7名
過去10年の阪神JFで一度も騎乗したことがない騎手は下記の7名です。
・大野拓弥騎手
・L.モリス騎手
・永島まなみ騎手
・富田暁騎手
・T.マーカンド騎手
・中井裕二騎手
・B.ムルザバエフ騎手
このうち大野騎手を除いた6名は阪神JF自体が初めてです。
大野騎手は2009年に15番人気のモトヒメに騎乗して10着でした。
この7名の阪神JFにおける実績は未知数ですが、実力のある外国人騎手もいるので初騎乗でも激走する可能性は十分ありそうです。
なお、この7名は以下の馬に騎乗します。
・大野拓弥騎手=キャットファイト
・L.モリス騎手=クイックバイオ
・永島まなみ騎手=スウィープフィート※抽選対象馬
・富田暁騎手=ニュージェネラル※抽選対象馬
・T.マーカンド騎手=ボンドガール
・中井裕二騎手=ミライテーラー※抽選対象馬
・B.ムルザバエフ騎手=ルシフェル
今回抽選対象馬は10頭、そのうち3頭が出走可能
今年の阪神JFはフルゲート18頭に対して25頭の出走登録がされていました。
このうち、抽選対象馬は10頭います。
馬名 | 騎手 |
アトリウムチャペル | M.デムーロ |
スウィープフィート | 永島まなみ |
タガノエルピーダ | 団野大成 |
テリオスルル | 古川吉洋 |
ニュージェネラル | 富田暁 |
ビーグラッド | 藤岡康太 |
ブルーアイドガール | 未定 |
ミライテーラー | 中井裕二 |
メイショウゴーフル | 秋山真一郎 |
ラヴァンダ | 岩田望来 |
現時点で出走登録25頭のうちの15頭は賞金上位で出走可能となっています。
つまり、上記の表の馬のうちの3頭だけが今年の阪神JFに出走できるのです。
7頭の馬は抽選に漏れたら出走は叶いません。
リーディング上位の川田騎手は香港遠征のため不在
今年も大舞台や重賞レースで活躍している川田騎手は過去10年の阪神JFで【1-2-0-3】です。
昨年のリバティアイランドをはじめ、ハープスターやリリーノーブルで馬券に絡みました。
阪神JFと相性のいい騎手ですが、今年は阪神JFと同じ日に行われる香港国際競走に出走するため出走はしません。
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阪神ジュベナイルフィリーズの出走人馬のコンビ成績と評価
馬名 | 騎手 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
アスコリピチェーノ | 北村宏司 | 【1-0-0-0】 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
カルチャーデイ | 酒井学 | 【2-0-0-0】 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
キャットファイト | 大野拓弥 | 【2-0-0-1】 | 66.7% | 66.7% | 66.7% |
コスモディナー | 松岡正海 | 【2-1-0-0】 | 66.7% | 100.0% | 100.0% |
コラソンビート | 横山武史 | 【1-0-1-0】 | 50.0% | 50.0% | 100.0% |
サフィラ | 松山弘平 | 【1-1-1-0】 | 33.3% | 66.7% | 100.0% |
シカゴスティング | 鮫島克駿 | 【0-0-1-0】 | 0.0% | 0.0% | 100.0% |
スウィープフィート | 永島まなみ | 【1-1-1-0】 | 33.3% | 66.7% | 100.0% |
タガノエルピーダ | 団野大成 | 【1-0-0-0】 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
ドナベティ | 坂井瑠星 | 【0-1-0-0】 | 0.0% | 100.0% | 0.0% |
ナナオ | 西村淳也 | 【1-1-0-0】 | 50.0% | 66.7% | 0.0% |
ニュージェネラル | 富田暁 | 【1-0-0-0】 | 100.0% | 0.0% | 0.0% |
ミライテーラー | 中井裕二 | 【1-0-1-0】 | 50.0% | 0.0% | 66.7% |
メイショウゴーフル | 秋山真一郎 | 【1-1-0-0】 | 50.0% | 66.7% | 0.0% |
ラヴァンダ | 岩田望来 | 【1-0-0-0】 | 100.0% | 0.0% | 0.0% |
アスコリピチェーノ×北村宏司騎手 評価B
アスコリピチェーノとは前走の新潟2歳ステークスで初めて騎乗しました。
テン乗りでしたが外差しの競馬で勝利をおさめ、2018年以来5年ぶりとなる重賞制覇を手にしました。
勝ちっぷりは強かったものの、展開と位置取りに恵まれた面も大きいです。
また、北村宏司騎手は翌週同じ新潟競馬場で行われた新潟記念も勝利しているように、新潟適性がかみ合っていた可能性は高いです。
人馬の相性は悪くありませんが、かみ合った部分もあると思います。
カルチャーデイ×酒井学騎手 評価A
前走のファンタジーステークスは15番人気の低評価でしたがハイペースの中先行して粘り切りました。
2着以下の上位勢が揃って差しの競馬で勝利しているので後方有利の展開でしたが粘り切れたのは高く評価したいです。
もっとも、カルチャーデイの底力に恵まれて勝ち切れた面もあるため、人馬の相性が本当にかみ合うかはこの阪神JFで証明されるでしょう。
キャットファイト×大野拓弥騎手 評価A
前走のアスター賞は好位からまくって直線で1頭だけ突き抜けて他馬を圧倒しました。
その前の未勝利戦は直線で進路どりに苦労しましたが、なんとか外目に進路を定めてからは1頭伸び脚が違いました。
未勝利戦は騎手の力量というよりも馬の能力で勝てたレースだと思いますが、前走のアスター賞はトリッキーな中山で器用に立ち回れていますし、位置取りもよかったです。
人馬の相性もいいと思います。
コスモディナー×松岡正海騎手 評価A
前走のクローバー賞は外枠発走ということもあり、序盤は馬群の真ん中で競馬しましたが、道中でまくりを決めて直線では外から一気を決めて勝利しています。
直線ではかなりよろよろした走りで不安定さもありましたが、まくりの合図にしっかり反応できていましたし、コンビの相性もよさそうです。
コラソンビート×横山武史騎手 評価B
横山武史騎手は前走の京王杯2歳ステークスと新馬戦で騎乗しました。
新馬戦は3着に敗れてしまいましたが、先着を許した2頭がのちにアルテミスステークスを制したチェルヴィニア、そしてもう一頭はサウジアラビアロイヤルカップで2着に入線したボンドガールなので相手が強かったです。
前走の京王杯2歳ステークスでは流れる展開で出し切っており、力強さを見せました。
とはいえ、この2戦はともに直線の長い東京競馬場で直線一気の競馬で上位争いしているため、人馬のコンビ相性自体はそこまで目立っていません。
今回の阪神JFが正念場となりそうです。
サフィラ×松山弘平騎手 評価B
新馬戦こそ3着に敗れてしまいましたが、続く未勝利戦では早めに動いて勝利を掴んでいます。
前走のアルテミスステークスもチェルヴィニアにこそ敗れましたが2着入りしました。
先ほど紹介したコラソンビート同様、これまでの戦績は騎手のファインプレーというわけではなく、ポテンシャルで好走できた感じがします。
相手が揃った今回、どのような騎乗を見せてくれるか注目したいです。
シカゴスティング×鮫島克駿騎手 評価S
前走のファンタジーステークスで初コンビを組みました。
最後の直線では内ラチ沿いを選択し、ドナベティと並んで上がりました。
差し有利の流れだったので展開に恵まれたのは事実ですが、伸びる内ラチを選択できたのは鮫島騎手の好判断です。
今回は相手関係が強化されますが、ファンタジーステークスで権利を獲得できたのは鮫島騎手の騎乗によるところも大きく、相性もよいでしょう。
スウィープフィート×永島まなみ騎手 評価A
永島騎手はスウィープフィートにデビュー戦から3戦すべて騎乗しています。
前走の白菊賞は後方から早めに動いて大外から追い込みの競馬で2着入りしました。
コーナーで早めにまくりを開始したためどうしてもロスは生じますが、最後の最後にプシプシーナにクビ差まで詰め寄れたのはスウィープフィートのポテンシャルもさることながら、永島騎手の仕掛けどころが見事フィットした結果もあります。
あそこで動かなければもっと凡走していたかもしれません。
人馬の相性はよいですし、素材面でも面白そうな馬なので抽選を突破してほしいです。
タガノエルピーダ×団野大成騎手 評価B
キャリア1戦のタガノエルビータは引き続き団野騎手とコンビを組みます。
前走の新馬戦では内枠2番から発走し、内ラチ沿いでじっくり脚を溜めながらも直線で動いてあっさり勝利を掴みました。
ポテンシャル戦となっていて、どの枠から発走していても勝ち切れた可能性があります。
人馬のコンビという面では未知数な部分もあるため、ここが正念場になるでしょう。
ドナベティ×坂井瑠星騎手 評価B
ドナベティの主戦はもともと武豊騎手でしたが、怪我のため前走のファンタジーステークスから坂井瑠星騎手が騎乗しました。
ファンタジーステークスでは1枠からの発走でした。
内で我慢しつつ、最後の直線もイン突きの競馬で2着入りしています。
展開や枠に恵まれた面は大きく、もしも内枠を引いてなければもっと違う形の競馬になっていたかもしれません。
3着に入線したシカゴスティングが中枠発走でインを選択した結果好走できたことを考えれば、ドナベティは枠に恵まれた感じが強いです。
ここが正念場となるでしょう。
ナナオ×西村淳也騎手 評価A
2走前の函館2歳ステークスからコンビを組んでいる西村騎手はこれまで2戦騎乗し1勝2着1回でした。
前走のもみじステークスは高スローペースに持ち込みながらもそのまま押し切りました。
また、前走の函館2歳ステークスではハイペースの流れに臆することなく先行して3着入りしています。
積極的な騎乗が結果的に上位入選につながっているため、騎手の力量も大きかったといえるでしょう。
ニュージェネラル×富田暁騎手 評価B
前走新潟で行われた新馬戦は不良馬場の芝1,400mでハイペースの流れになりました。
かなりタイトな展開になりましたが、不良馬場を苦にしない走りで勝利を掴んでいます。
この新馬戦で上位入選した馬の多くが中団以降で脚を溜めていた馬です。
それを考慮すれば先行しながら押し切ったニュージェネラルのポテンシャルを高く評価できます。
富田騎手もイチかバチかの強気な競馬で勝ち切っているためコンビ相性も良さそうです。
ミライテーラー×中井騎手 評価A
前々走の新馬戦では逃げの競馬で圧勝し、前走のオキザリス賞も3番手の位置で競馬しながら3着入りしました。
人馬のコンビは問題ありません。
あとは、初めての芝でどこまでやれるか、そちらのほうが重要です。
メイショウゴーフル×秋山真一郎騎手 評価C
新馬戦は先行から早めに押し上げて勝利し、続く野路菊ステークスは逃げの競馬で2着入りしています。
この野路菊ステークスは1,000m通過が59秒3とやや流れる形になり、最後は苦しくなりました。
直線ではヴェロキラプトルにかわされ、それ以外の馬に差されてもおかしくありませんでしたがヴェロキラプトル以外の馬も思うように伸び切れなかったことで結果的に2着入りできました。
相手に恵まれたところは少なからずあります。
ラヴァンダ×岩田望来騎手 評価B
前走の未勝利戦で初騎乗した岩田騎手は序盤こそ後ろからの競馬でしたが坂の下りで早めに動いて勝利を掴みました。
もっとも、直線の入りでは斜行して他馬にぶつかっていてまだまだ走りは安定していません。
今回も騎乗する岩田騎手がどのように操縦するか注目したいです。
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阪神ジュベナイルフィリーズの過去10年の乗り替わりデータ
前走から | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
継続騎乗 | 【8-6-7-63】 | 9.5% | 16.7% | 25.0% |
乗り替わり | 【2-4-3-85】 | 2.1% | 6.4% | 9.6% |
今回の乗り替わり騎手と馬 | |||
馬名 | 今回騎乗騎手 | 前回騎乗騎手 | |
アトリウムチャペル | M.デムーロ | C.ルメール | |
クイックバイオ | L.モリス | 西村淳也 | |
ステレンボッシュ | C.ルメール | T.マーカンド | |
スプリングノヴァ | 和田竜二 | 菅原明良 | |
テリオスルル | 古川吉洋 | 三浦皇成 | |
ビーグラッド | 藤岡康太 | 武豊 | |
プシプシーナ | 浜中俊 | 西村淳也 | |
ボンドガール | T.マーカンド | 川田将雅 | |
ルシフェル | B.ムルザバエフ | 川田将雅 |
乗り替わりで馬券に絡んだ馬と騎手 | |||
年度 | 着順 | 馬名 | 騎乗騎手 |
2022 | 2 | シンリョクカ | 木幡初也 |
2020 | 3 | ユーバーレーベン | M.デムーロ |
2019 | 2 | マルターズディオサ | 田辺裕信 |
2018 | 1 | ダノンファンタジー | C.デムーロ |
3 | ビーチサンバ | 福永祐一 | |
2016 | 2 | リスグラシュー | 戸崎圭太 |
3 | レーヌミノル | 蛯名正義 | |
2014 | 2 | レッツゴードンキ | 浜中俊 |
2013 | 1 | レッドリヴェール | 戸崎圭太 |
継続騎乗組が強い
過去10年の阪神JFでは前走からの継続騎乗騎手は【8-6-7-63】で、21頭が馬券に絡んでいました。
2022年のドゥアイズ(10番人気)や2021年のラブリイユアアイズ(8番人気)、2015年のウインファビラス(10番人気)に2013年のフォーエバーモア(8番人気)といった穴馬はデビューから同じ騎手が騎乗していました。
対して、前走から乗り替わりで挑んだ騎手は9頭しか入線していません。
この時期は短期免許で来日する外国人騎手も多いですが、継続騎乗組のほうが好成績を残していたのです。
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阪神ジュベナイルフィリーズの過去10年のテン乗りデータ
成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
【2-3-3-71】 | 2.5% | 6.3% | 10.1% |
テン乗りで馬券に絡んだ馬と騎手 | |||
年度 | 着順 | 馬名 | 騎乗騎手 |
2022 | 2 | シンリョクカ | 木幡初也 |
2020 | 3 | ユーバーレーベン | M.デムーロ |
2018 | 1 | ダノンファンタジー | C.デムーロ |
3 | ビーチサンバ | 福永祐一 | |
2016 | 2 | リスグラシュー | 戸崎圭太 |
3 | レーヌミノル | 蛯名正義 | |
2014 | 2 | レッツゴードンキ | 浜中俊 |
2013 | 1 | レッドリヴェール | 戸崎圭太 |
乗り替わり組のほとんどがテン乗り
過去10年の阪神JFでテン乗り騎手騎乗馬は8頭入線しています。
乗り替わり組が9頭好走しているため、そのほとんどがテン乗りで好走していました。
乗り替わり騎手を予想する際、テン乗りの有無はそこまで気にしなくてもよさそうです。
阪神ジュベナイルフィリーズで買いたい騎手トップ3
1位 ステレンボッシュ×C.ルメール騎手
これまで【2-1-0-2】と全騎手の中でもトップクラスの成績を残していました。
ところが、騎乗した5頭はいずれも1~2番人気に支持された馬ばかりです。
今回騎乗するステレンボッシュはおそらくそこまで人気しないでしょう。
ボンドガールやコラソンビート、サフィラといった有力馬相手にどれだけの競馬ができるか、ルメール騎手の手腕に期待したいです。
2位 シカゴスティング×鮫島克駿騎手
前走のファンタジーステークスは鮫島騎手の好判断で上位入りを果たし、阪神JFの切符をつかみました。
鮫島騎手にとって今回の阪神芝1,600mは今年の桜花賞でリバティアイランドのため2着に敗れたときと全く同じコースです。
今回リバティアイランドに騎乗した川田騎手は不在ですが、桜花賞での悔しさを晴らす意味ではある種ふさわしい舞台です。
近年力もつけてきていますし、桜花賞のような激走にも期待したいです。
3位 コスモディナー×松岡正海騎手
過去10年の阪神JFで松岡騎手は2回騎乗し、そのうち1回で2着に入線しました。
この時騎乗したウインファビラスは10番人気の低評価でしたが穴馬を連対圏まで持ってきたのは高く評価できます。
今回は6年ぶりに阪神JFへ参戦しますが、追い切りでは3週続けてコスモディナーに騎乗し感触を確かめていました。
コスモディナーはおそらく人気しないと思いますが、松岡騎手の意気込みは確かですし、2015年の時のように波乱の立会者になるかもしれません。
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