【鳴尾記念2024追い切り評価/全頭診断】中穴人気の〝この2頭〟にトップ評価「S」
鳴尾記念2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では鳴尾記念の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。
5月29日の馬場状態
美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに良馬場でした。
坂路の1番時計はモーニングヤマトの4F51秒8ですが、51秒台を記録したのは1頭のみで標準くらいの馬場です。
ウッドは1番時計がシュバルツカイザーの6F80秒8でした。それ以外の馬も80秒台で走破している馬が多く、いつも通り時計が出ています。
栗東
この日の栗東は坂路、ウッドともに稍重でした。
坂路の1番時計はイツモニコニコとカラテの4F50秒8でした。その他の馬は51秒台を出している馬が多く、時計は出ています。
ウッドは1番時計がリッケンバッカーの6F78秒2です。全体的に時計を出す馬が多く、高速馬場でした。
鳴尾記念2024追い切り評価/全頭診断コメント
鳴尾記念2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。
評価は上からS→A→B→C→D(測定不能)の5段階になります。
(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)
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アウスヴァール
アウスヴァール 5月29日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(稍重) | 87.7 | 70.7 | 54.1 | 37.9 | 11.2 | 馬なり |
前走最終 | 栗東CW(稍重) | 79.3 | 64.3 | 50.9 | 37.1 | 11.9 | 強め |
今年の難波ステークス(3勝クラス)を勝利したアウスヴァールは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
主戦の古川騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで追われて6F87秒7-上がり1F11秒2の時計で末脚を引き出し得います。
前走の都大路ステークス(L)から中2週となりますが、翌週から追い切りを再開し、ウッドで10本の時計を記録していました。
最終追い切りもウッドで行われています。
終い重視ということもあって道中は軽い脚取り、直線に入ってからは末脚を引き上げ、終い2F11秒7-1F11秒2の加速ラップで走破しています。
アウスヴァールは逃げ馬ですが、今回は差しきりの動きで新たな感触をつかんでいました。
ただ、序~中盤は舌を出しながら追い切りを行っていて集中力に欠けています。
また、少し腹回りは太いようにも見えました。
今回の追い切りを見た限り、終盤の動きを意識した内容となっていますが、状態面は最良とは言い難かったです。
アリストテレス
アリストテレス 5月29日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(稍重) | 87.4 | 71.5 | 55.1 | 38.6 | 11.5 | 馬なり |
1週前 | 栗東CW(良) | 82.3 | 67.1 | 52.9 | 37.9 | 11.5 | 一杯 |
前走最終 | 栗東坂路(良) | 55.0 | 39.6 | 12.2 | 馬なり |
かつて菊花賞(G1)においてコントレイルと肉薄したアリストテレスは栗東のウッドチップコースでアームズレイン(牡4、オープン)と併せました。
レース当日も騎乗する横山典弘騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬を2馬身追走し、6F87秒4-上がり1F11秒5の時計を出しましたがクビ差遅れています。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)
1週前の22日にも横山典弘騎手が騎乗し、栗東のウッドチップコースでミタマ(牝4、2勝クラス)と併せています。
このときは馬場の外目から僚馬を1馬身半追走する形で一杯に追われ、6F82秒3-上がり1F11秒5の時計で併入まで持ち込みました。
1週前の動きを見ていると、少し腹線が円みを帯びているように見えます。
直線ではペースを引き上げて併入まで持ち込みましたが、併せたミタマがアリストテレスの外目から立ち回った中で馬なり、対してアリストテレスは一杯に追われたものの併入までです。見た目以上の良化には期待できませんでした。
一杯に追ったことで最終追い切りの良化に期待したいです。
最終追い切りも引き続き栗東ウッドで追い切りを行いました。
直線に入ってからの動きは悪くありませんし、僚馬を捕えようとする気持ちは伝わりましたがどうも走りはパッとしません。
時計に関しても、いい時期は6F77~79秒台を、終い1F11秒2を出していたのでそのころと比較すると見劣りしました。
7歳馬でも現役で走り続けているのは素晴らしいと思いますが、いい時期ほどのパフォーマンスからは程遠い内容となっています。
エアサージュ
エアサージュ 5月29日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 53.9 | 38.7 | 12.4 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東CW(良) | 82.8 | 67.7 | 53.5 | 38.3 | 11.7 | 馬なり |
前走最終 | 栗東坂路(重) | 53.9 | 39.1 | 12.7 | 馬なり |
今年の飛鳥ステークス(3勝クラス)を勝利したエアサージュは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで追い、全体時計53秒9-上がり1F12秒4の時計で登坂しています。
1週前の22日には栗東ウッドチップコースで単走を行っています。
レース当日も騎乗する松山騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで6F82秒8-上がり1F11秒7の時計を記録しました。
道中は軽い脚取りで動くことができています。
コーナーでは少し頭が斜め下を向いていましたが、直線に入って手前を替えてからはしなやかな動きを見せていました。
ただ、尻のラインが水平に近く、後ろ脚の発育は気になるところです。
最終追い切りは坂路で調整を行っています。
1週前同様、リズムよく登坂を行えています。
軽快なステップで登坂しているように気持ちよさそうな動きができていて、状態面は良いでしょう。
身体的に気になるところはありましたが、メンタル的には上積みが見られました。
エスコーラ ※取消
エスコーラ 5月29日(水) 評価S | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 56.1 | 40.6 | 13.0 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東CW(良) | ⑦95.6 | 65.3 | 51.1 | 36.4 | 11.3 | 馬なり |
前走最終 | 栗東坂路(重) | 53.0 | 38.2 | 12.5 | 馬なり |
兄姉にG1馬のサリオスやG1で2着のサラキアがいる良血馬のエスコーラは栗東坂路で最終追い切りを行いました。
レースでも騎乗する西村騎手が騎乗し、馬なりで単走を行い、4F56秒1-上がり1F13秒0で軽く仕上げています。
1週前の23日には栗東のウッドチップコースで2頭併せを行いました。併せたのは日曜日の安田記念(G1)に出走するセリフォス(牡5、オープン)です。
このときも西村騎手が騎乗し、外ラチ沿いから馬なりで僚馬より2~3馬身先行する形で7F95秒6-上がり1F11秒3の自己ベストを記録し、同時併入しています。
1週前の追い切りではセリフォスより先行しながら追い切りを行いましたが、全体的にストライドの利いた走りを見せています。
前脚にも力強さがありましたし、気持ちもこもっていますね。
直線に入ってからはセリフォスに一度は先を越されてしまいましたが、その後は重心を低めにしながら食らいつき、併入まで持ち込みました。
セリフォスもエスコーラも馬なりでしたが、エスコーラはセリフォスよりも外目から立ち回っていたことを考えるとより長く走っています。
終いも2F11秒4-1F11秒3でトップスピードを維持できていましたし、併せたセリフォスがG1馬であることを考慮すると、着差以上に健闘していました。
最終追い切りは坂路でソフトな仕上げでした。
終始左手前の追い切りで時計は全く出していませんが、四肢には力強さがこもっており、追えばいつでも動けそうです。
1週前のウッド追いが実質的な追い切りだとしたら、最終追い切りは目立ちませんが問題ないでしょう。
1週前のウッドの内容が大変良く、良血馬にふさわしい走りに期待したいです。
カラテ
カラテ 5月29日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 50.8 | 37.6 | 12.6 | 一杯 | ||
前走最終 | 栗東坂路(稍重) | 54.1 | 39.2 | 12.8 | 馬なり |
重賞馬のカラテは栗東坂路でイーグルノワール(牡3、オープン)と2頭併せを行いました。
今年デビューし、今回コンビを組む高杉騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を半馬身追走する形で一杯に追い、4F50秒8-上がり1F12秒6の時計で半馬身先着しています。
前走から中3週ですが、中間は坂路を15本行っており、坂路コースメインで調整が行われています。
最終追い切りは坂路で一杯に追いました。
僚馬の右側から追いましたが、力強い脚さばきで登坂できており、前走を一回使ったことで良化の気配がうかがえます。
8歳馬ですが身体付きもよいですし、一杯に追われたとはいえ自己ベスト4F50秒7に匹敵する時計を記録できたのもよかったです。
終い時計に関しては2F12秒2-1F12秒6で減速しているのでこのあたりがカラテの限界ラインのような感じもしますが、自己ベストを記録した3年前の東京新聞杯(G3)前の追い切りでも減速傾向ながらもレースでは鋭く脚を活かして走破できています。
あの時と比べると年齢的な衰えがあるので比較するのは野暮かもしれませんが、過去に実績を残していたのは悪くありません。
新人騎手の高杉騎手も上手に追うことができていました。
高齢馬と若手騎手のコンビがどれだけレースを盛り上げてくれるか、楽しみです。
スカーフェイス
スカーフェイス 5月29日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 54.2 | 39.4 | 12.7 | 一杯 | ||
前走最終 | 栗東CW(稍重) | 84.1 | 68.5 | 53.7 | 38.3 | 11.8 | 一杯 |
スカーフェイスは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して一杯に追い、4F54秒2-上がり1F12秒7の時計を記録しています。
前走から中4週ですが、中間追い切りは今週半ばごろから再開し、坂路で10本行っています。
この内、16日には馬なりで4F55秒5、22日も馬なりで4F54秒3の時計を残しており、2回時計を出しています。
中間は馬なりもしくはキャンターが中心でしたが、最終追い切りは一杯に追って現在の状態を確かめています。
馬場の真ん中から終始左手前で追走していましたが、大きなふらつきもなく、真っすぐ走ることができています。
ただ、前脚の掻き込みがやや浅く見えました。
時計面で見ても、馬なりで追われた16日や22日の追い切りとほとんど差がなく、終いの伸びも平凡でした。
8歳馬にしては元気な動きを見せていましたが、さすがにいい時期ほどのパフォーマンスを引き上げるのは容易ではないかもしれません。
この一追いで良化する可能性もありますが、追い切りの段階ではベストな状態とは言い難い買ったです。
ディープモンスター
ディープモンスター 5月29日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 54.2 | 39.4 | 12.4 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 53.9 | 39.0 | 12.3 | 馬なり |
昨年のアンドロメダステークス(L)を制したディープモンスターは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで4F54秒2-上がり1F12秒4の時計で走破しています。
前走の小倉大賞典(G3)は出走取消になったため、ここが今年最初のレースとなります。
前走から半年以上空いてしまいましたが、今回の中間追い切りは5月下旬から再開し、坂路が6本、ウッドは1本と少なめです。
なお、映像はありませんでしたが、23日には栗東のウッドチップコースでキングサーガ(セ7、2勝クラス)と併せ馬を行い、馬場の外目から強めに追って6F83秒-上がり11秒2で鋭く、長い脚を使っていました。
1週前に負荷をかけたため、最終追い切りは馬なりで軽く仕上げています。
道中軽い脚取りで動けていますが、最後のほうで手前を替えるときに少し固さが見られました。
休み明け、そして中間の乗り込み量が少ないことからから、身体がなまっている可能性はあります。
馬体に関しては問題なさそうですが、一回使ったほうがよくなりそうに見えました。
ニホンピロキーフ
ニホンピロキーフ 5月29日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 55.3 | 40.1 | 11.9 | 一杯 | ||
前走最終 | 栗東CW(良) | 83.9 | 68.7 | 53.5 | 37.7 | 11.0 | 直強め |
前走のマイラーズカップ(G2)で3着入線したニホンピロキーフは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して一杯に追い、4F55秒3-上がり1F11秒9の時計で走破しています。
前走から中5週で、中間は4月30日から再開しています。
坂路はなんと21本、ウッドは2本で坂路をベースに数を行いました。
中間追い切りのほとんどが馬なりかキャンターでしたが、最終追い切りは一変して一杯に追って坂路追いの成果を確かめています。
序盤から勢いよく本線に入り、回転の速い脚さばきを見せました。
中盤に手前を替えてからも引き続き脚さばきは速く、リズムを崩すことなく登坂できています。
ただ、手前を替えた際に寄れる場面があったので手前替えはそこまで得意ではないかもしれません。
それは問題なく、いい動きを見せていました。
前走マイラーズカップの時と違って今回は最終追い切りを坂路で行いましたが、この選択がレースにどのような結果となるか、注目したいです。
バビット
バビット 5月29日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 56.2 | 40.8 | 12.7 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(稍重) | 56.6 | 41.3 | 13.1 | 馬なり |
今年の京都記念(G2)で久々に馬券に絡んだバビットは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗し、馬なりで4F56秒2-上がり1F12秒7の時計を記録しています。
中間は5月9日から再開し、坂路で14本行いました。
映像はありませんが、1週前に22日には坂路で強めに追って4F53秒1-上がり1F12秒4の時計を出しています。
1週前に負荷をかけたため、最終追い切りは軽めの調整となっています。
終始左手前の追い切りでしたが、馬場の真ん中から動いて、前脚・後ろ脚ともにパワーが見られます。
頭はやや下を向いていますし時計も出していませんが、リズムよく追えていましたし軸も安定し、まっすぐ駆け上がっています。
坂路で数を行ったことで良化の兆しが感じられます。
時計以上の好内容となっており、ここ数戦の中ではもっともよい仕上がりでした。
フォワードアゲン
フォワードアゲン 5月29日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(稍重) | 83.7 | 66.9 | 51.8 | 36.6 | 11.4 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(稍重) | 83.2 | 67.0 | 52.0 | 37.5 | 11.8 | 馬なり |
今年の小倉日経オープン(OP)で2着入りしたフォワードアゲンは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追い、6F83秒7-上がり1F11秒4で終いの時計を確かめています。
前走から中2週と間隔が短く、中間は坂路が4本(すべてキャンター)、ウッドが1本です。
なお、22日にはプール調教も行っていました。
間隔を詰めていることもあり、最終追い切りは馬なりで終い重視の調整を行っています。
最終追い切りは馬なりでしたが、序盤からスピード感のある走りができています。
馬体もシャープに仕上がっており、コンスタントに使われ続けていることで馬体も映えています。
今回はプール調教を挟みながらソフトな仕上げを行いましたが、時計以上の仕上がりでした。良いでしょう。
ホウオウアマゾン
ホウオウアマゾン 5月29日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 52.6 | 37.5 | 12.6 | 一杯 | ||
前走最終 | 栗東CW(稍重) | ⑦99.9 | 68.9 | 53.9 | 38.6 | 11.9 | 一杯 |
中距離に路線変更しつつあるホウオウアマゾンは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して一杯に追い、4F52秒6-上がり1F12秒6、自己2番目に速い時計を出しました。
前走から中3週ですが、中間は坂路が1本、ウッドが3本と少なめです。
ただし、24日の坂路追いではレースで騎乗する坂井騎手が騎乗し、僚馬アールアンドビー(牡3、未勝利)を置いて追い切りを行っていました。
最終追い切りは一杯に追って現状を確認しています。
残り2Fの時計の動きしかありませんが、道中は鞭を2回ほど入れて強く追われていました。
もともとパワーのある馬ですが、追い切りでも力強い歩様で坂路を駆けあがっており、自身の走りはできています。
今回の最終追い切りでは比較的大柄な助手が騎乗した上で自己2番目の時計を出せたのも良いでしょう。
直近のレースと違って今回は坂路で最終追い切りを行いましたが、この選択がレースにどのような影響を及ぼすか、注目したいです。
ボッケリーニ
ボッケリーニ 5月29日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 離島坂路(稍重) | 53.0 | 38.3 | 12.3 | 末強め | ||
1週前 | 栗東CW(良) | 82.8 | 67.0 | 51.6 | 36.5 | 11.5 | 一杯 |
前走最終 | 栗東坂路(良) | 54.0 | 39.5 | 12.0 | 末強め |
昨年の鳴尾記念(G3)の勝ち馬ボッケリーニは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して末強めに追い、4F53秒0-上がり1F12秒3の時計で走破しています。
1週前の22日には栗東のウッドチップコースでウェルカムニュース(牡5、オープン)と併せています。
荻野極騎手が騎乗(レース当日はモレイラ騎手が騎乗)し、僚馬を1馬身半追走する形で馬場の真ん中から一杯に追い、6F82秒8-上がり1F11秒5の時計で3馬身先着しています。
1週前の追い切りでは僚馬の内から追い切りを行いました。
直線に入ってからは終い2F11秒4-1F11秒5でスピードを維持しつつ、最後は流す感じで僚馬に3馬身の先着です。
併せたウェルカムニュースもオープンクラスの馬でしたが着差を広げて先着していますし、長く脚を維持できたのも良かったです。
ただ、手前替えはかなり遅かったのでそこがスムーズなら、なお良くなるでしょう。
1週前に一杯に追いましたが、最終追い切りは坂路に舞台を替えて末強めに追っています。
直線に入ってしばらくは走るのを嫌がるように首を大きく振っており、落ち着きがありませんでした。残り1Fあたりになると我に返るように前を向いて登坂できていますが、序盤から中盤にかけての内容はあまりよくありません。
前走日経賞(G2)のときと比較すると全体時計は出していましたが、最終追い切りは正直なところあまりよく見えませんでした。
もともとボッケリーニは追い切りでいい動きをするタイプではありませんが、その点を考慮しても少し物足りないです。
実力のある馬なので勝ち負けにも期待できますが、追い切りだけ見ればあまりよく見えませんでした。
ヤマニンサンパ
ヤマニンサンパ 5月29日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 52.8 | 38.6 | 12.6 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 52.7 | 39.0 | 13.1 | 一杯 |
直近3レースすべて3着入線しているヤマニンサンパは栗東坂路で単走を行いました。
レースで騎乗する団野騎手が騎乗し、馬なりで4F52秒8-上がり1F12秒6の時計で登坂しています。
今回は約7か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは5月8日から再開し、坂路で22本ととにかく坂路コースにおける調整をびっしり行いました。
映像はありませんが22日の坂路追いでも団野騎手が騎乗し、一杯に追われて4F52秒0-上がり1F12秒6の時計を記録しています。
22日に一杯に追ったため最終追い切りは馬なりで軽く調整しています。
久々のレースでしたが、中間追い切りで坂路を目一杯行ったこともあり、馬体はシャープで余計な肉は付いていません。
道中の動きを見ても体幹はしっかりしていますし、まっすぐ走ることができていました。
差しや追込馬を得意としている割に終い時計は地味ですが、一杯に追われた前走アンドロメダステークス(L)では今回以上に全体時計、終い時計が出ていない中で3着入りしているのでヤマニンサンパはにとって追い切り時計はそこまで影響しないかもしれません。
久々でも無駄のない動きができていましたし、団野騎手が2週続けて追い切りに騎乗した点も好感が良く、レースに対する意欲が感じられました。
ヨーホーレイク
ヨーホーレイク 5月29日(水) 評価S | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 55.5 | 39.9 | 12.3 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東CW(良) | 83.6 | 67.7 | 52.6 | 36.8 | 11.1 | 一杯 |
前走最終 | 栗東坂路(稍重) | 54.2 | 39.4 | 12.4 | 末強め |
今年の金鯱賞(G2)で復帰してから安定した走りを見せているヨーホーレイクは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで4F55秒5-上がり1F12秒3で登坂しています。
1週前の23日には栗東ウッドチップでダノンモンテローザ(牡3、未勝利)と併せ馬を行いました。
3年ぶりにコンビを組む岩田望来騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を2馬身追走する形で一杯に追い、6F83秒6-上がり1F11秒1の時計を出して1馬身先着しています。
今年に入ってコンスタントに使われていますが、その影響もあってきびきびとした動きができています。
馬体重500キロ以上の大型馬ですが、見た目以上に軽快な動きができているのも評価したいです。
一杯に追われた割に全体時計はそこまで目立っていませんが、終い2F11秒2-から1F11秒1と鋭くて長い脚を見せており、追込時も前傾姿勢で風の抵抗を削減するような走法を見せており、競馬センスが感じられる動きでした。
1週前に一杯に追ったため、最終追い切りは坂路で軽めとなっています。
ソフトな仕上げということもあり、時計はまるで出していませんが、1週前に負荷をかけたこともあって意気揚々と動けています。
脚取りも確かですし、追えばいつでも時計を出せるでしょう。
もともと2歳のころから素質の高い馬として注目されていましたが、今回の最終追い切りを見ても実力の高さは健在です。
久々の右回りコースとなりますが、適応すれば高いパフォーマンスを引き出せるでしょう。
ロードデルレイ
ロードデルレイ 5月29日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 54.5 | 39.0 | 12.2 | 強め | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 52.5 | 37.1 | 11.8 | 馬なり |
素質馬のロードデルレイは栗東坂路で最終調整を行いました。
助手が騎乗して強めに追い、4F54秒5-上がり1F12秒2の時計で登坂しています。
前走白富士ステークス(L)から約4か月半ぶりのレースとなります。
中間追い切りは5月上旬から再開し、坂路で10本、ウッドが8本です。
なお、映像はありませんが26日には坂路で末一杯に追って4F53秒8-上がり1F12秒4の時計を記録しました。
先週一杯に追いましたが、最終追い切りでも強めに追っています。
外ラチ沿いから強めに追いましたが、序盤に一度首を大きく振る動作を見せたものの、それ以外ではしっかり前を向いて走ることができました。
ただし、前走白富士ステークスの時の最終追い切り時の時計と比較すると、全体時計、終い時計ともに見劣りしている点は気になります。
4カ月半ぶりのレースなので、もしかしたら身体が休み明けの影響が残っているかもしれません。
今年の鳴尾記念の有力候補ですが、追い切りを見た限りは当落線上までといったところでした。
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鳴尾記念2024追い切り評価ランキング
評価 | 馬名 |
S | エスコーラ ※取消 ヨーホーレイク |
A | カラテ バビット フォワードアゲン ヤマニンサンパ |
B | エアサージュ ディープモンスター ニホンピロキーフ ホウオウアマゾン ロードデルレイ |
C | アウスヴァール アリストテレス スカーフェイス ボッケリーニ |
D |
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鳴尾記念2024追い切り映像
鳴尾記念2024の追い切り映像はJRA公式ホームページのこちらで無料公開されています。
鳴尾記念2024の最終予想
鳴尾記念2024の最終予想はこちらの記事で発表するので、合わせてお読みください。