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【エリザベス女王杯2024追い切り評価/全頭診断】レガレイラに並ぶ最高評価「S」はこの2頭!

エリザベス女王杯2024追い切り評価記事のサムネイル画像

エリザベス女王杯2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事ではエリザベス女王杯の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

11月6日の馬場状態

美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに稍重でした。
坂路の1番時計はサリエラが出した4F51秒8で全体としては標準くらいの時計です。
ウッドは1番時計がモーニングヘイズの6F80秒1ですが、80秒台で走破した馬は3頭のみで、標準くらいの馬場でした。

栗東
この日の栗東は坂路、ウッドともに良馬場です。
坂路は1番時計がジャスパーディビネの4F47秒9で全体的に高速馬場です。
ウッドの1番時計はロードデルレイが記録した6F78秒3です。いつも通りの高速馬場でした。

目次(読みたい項目をタップ)

エリザベス女王杯2024追い切り評価/全頭診断コメント

エリザベス女王杯2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

馬券が的中しない方へ

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エリカヴィータ

エリカヴィータ 11月6日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重) 67.552.437.511.3馬なり
前走最終美浦南W(良) 66.551.236.711.2馬なり

長らく馬券に絡めていないエリカヴィータは美浦のウッドチップコースで翌週のマイルチャンピオンシップに出走登録しているフィアスプライド(牝6、オープン)と2頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで僚馬より1馬身半先行し、6F67秒5-上がり1F11秒3の時計で同時併入しています。
※僚馬(りょうば):同じ厩舎に所属する馬のこと

前走新潟牝馬ステークス(L)から中2週となりますが、中間は坂路が6本(すべてキャンター)、ウッドで1本の時計を記録しています。

なお、3日には美浦ウッドで今回エリザベス女王杯に出走するサリエラと併せ馬を行っています。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで僚馬を2馬身追走する形で5F71秒9-上がり1F12秒3の時計で同時併入しています。

最終追い切りも2頭併せで調整されました。

少し映像がズーム気味なので分かりにくいですが、コーナーでは活気ある動きを見せています。

前方に集中できていますし、手前替えもスムーズでした。

終いも2F12秒3から1F11秒3で加速しつつまとめており、追い切り自体は悪くありません。

ただ、いい時期はもっと時計を出していたので、その時と比較すると好調だったころのパフォーマンスは取り戻せていませんでした。

追い切り自体は悪くないのですが、近走あまりにも凡走が目立つ中でいい時期ほど動けていなかったので、変わり身には期待しづらいです。

キミノナハマリア

キミノナハマリア 11月6日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)86.269.354.238.711.6馬なり
1週前栗東CW(不良) 74.557.540.412.1馬なり
前走最終函館W(稍重) 71.155.040.012.7馬なり

前走札幌日経オープン(L)で3着入りしたキミノナハマリアは栗東のウッドチップコースでメイショウホウセン(牡4、1勝クラス)と併せました。

主戦の鮫島克駿騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬を4馬身追走し、6F86秒2-上がり1F11秒6の時計を記録しましたが僚馬にクビ差遅れています。

1週前の30日にも栗東ウッドで調整され、このときは単走で行っています。

助手が騎乗して外ラチ沿いから馬なりで5F74秒5-上がり1F12秒1で軽い調整でした。

1週前追い切りはほとんどキャンターに近い内容でしたがどこかふわふわした動きであまり四肢に力は入っていません。

最後まで軽い調整でしたが折り合い重視という意味では悪くなさそうで、この一追いでレースに対する意欲が沸いたら良いでしょう。

最終追い切りは併せ馬を置いて追い切りを行いましたが、1週前よりは前脚に力強さが感じられます。

しかしながら、コーナーから直線にかけては横を向く素振りも見られ、あまり追い切りに集中できてなさそうです。

また、最後の1Fは1勝クラスの僚馬を捕らえることができず、遅れてしまいました。

併せたメイショウホウセンも馬なりでそこまで本腰入れて追われたわけではありませんが、格下の馬に遅れを取ったのは気になるところです。

今回は約3か月ぶりのレースとなりますが、中間も軽めの坂路が9本、ウッドも1本で負荷を掛けていませんでした。

その影響もあるのか、気合が乗ってなかったのでここでの激走は少し難しいかもしれません。

コスタボニータ

コスタボニータ 11月6日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  56.641.012.1馬なり
1週前栗東CW(重)85.268.753.237.111.3末強め
前走最終栗東坂路(良)  54.439.912.2強め

今年の福島牝馬ステークス(G3)を制したコスタボニータは栗東坂路で単走を行いました。

川又騎手が追い切りに騎乗(レース当日は松山騎手が騎乗)し、馬なりで全体時計56秒6-上がり1F12秒1の時計で軽くまとめています。

1週前の31日には栗東ウッドでナイトアクアリウム(牡4、3勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

このときは長岡騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中からナイトアクアリウムを10馬身後方から末強めで追走し、6F85秒2-上がり1F11秒3の末脚を使って僚馬にクビ差先着しました。

3頭併せの最内から探知回りましたが、10馬身近く後方からの追走です。

全体時計自体は目立ちませんが、末強めに追い切りに応えるように、頭を低くしながら最後まで加速ラップを刻めています。

もっとも外から動いた僚馬もじりじりと詰め寄っていますが、追い出し態勢も良かったですし、陣営の指示どおり追うことができたのは良かったです。

最終追い切りは坂路で単走、馬なりで行われましたがここは少し首をフルながらの動きであまり目立つものではありません。

しかしながら、四肢の動きはしっかりしていましたし、何度か手前を替えながらも脚幅を小さくしながら追走することができました。

コスタボニータは坂路で映える動きをする馬ではありませんが、ここ最近の追い切りの中では安定していたように見えます。

この馬なりに順調に良化していることでしょう。

コンクシェル

コンクシェル 11月6日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)83.668.954.038.811.9馬なり
1週前栗東CW(不良)79.364.050.036.211.7馬なり
前走最終栗東CW(良)84.868.752.737.711.7馬なり

今年の中山牝馬ステークス(G3)を制したコンクシェルは栗東ウッドでマイネルエンペラー(牡4、3勝クラス)ともう1頭の馬と3頭併せを行いました。

吉村騎手が追い切りに騎乗(レース当日は岩田望来騎手が騎乗)し、馬場の外目からマイネルエンペラーより10馬身弱先行し、6F83秒6-上がり1F11秒9の時計を出しましたが、マイネルエンペラーにクビ差遅れてしまいました。

1週前の30日も栗東ウッドで調整され、このときはフルメタルボディー(セ4、2勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行っています。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりでフルメタルボディーを7馬身追走し、6F79秒3-上がり1F11秒7の好時計を出しましたが半馬身遅れていました。

1週前は3頭併せの最内から立ち回りましたが、7馬身後方から追走し、直線入りの段階では僚馬2頭に並びかけています。

直線では一度先頭に立ったものの、外から仕掛けたマイネルエンペラーに差し返されました。

馬なりで追われた格下の相手に遅れをとってしまったのは気になるところですが、全体時計79秒3は自己2番目に速い時計なので、時計を出せたのは良いでしょう。

全体を通して前向きな走りができていましたし、いい動きができています。

最終追い切りも3頭併せで調整され、このときは僚馬の真ん中から追われました。

全体時計83秒6が示しているように、最終追い切りはそこまで時計を出しておらず、序盤は軽めの追走でした。

直線に入ってからはにわかに脚を伸ばしましたが、終い2F12秒1-1F11秒9とそこまで目立たず、また、僚馬マイネルエンペラーに遅れています。

内容はそこまで目立つものではありませんでしたが、1週前に好時計を記録した後の追い切りなので意図して軽く済ましているなら悪くないでしょう。

キャリア初の芝2,200m戦なので距離が持つか分かりませんが、今年は単騎逃げしやすいメンバー構成なので、現状でも力は引き出せそうです。

ゴールドエクリプス

ゴールドエクリプス 11月6日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)⑦95.865.050.136.111.5馬なり
1週前栗東CW(不良)82.167.352.637.211.1直強め
前走最終栗東CW(良)84.368.252.6.37.111.2馬なり

ゴールドエクリプスは栗東ウッドチップコースでチュウワノキセキ(セ7、3勝クラス)と併せました。

今回初コンビを組む田口騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を6馬身追走し、7F95秒8-6F79秒5-上がり1F11秒5の時計で1馬身半先着しています。

1週前の30日も栗東ウッドでチュウワノキセキと併せていました。

このときも田口騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を3馬身半追走する形で直線強めに追われて6F82秒1-終い1F11秒1の時計で僚馬に3馬身半先着しています。

1週前の追い切り映像は直線のものしかありませんでしたが、直線強めの指示に応えるように、促されてからは長く脚を引き出して好走しています。

全体時計自体は6F82秒1でそこまで目立ちませんが、終いは2F11秒7から1F11秒1で俊敏さが見られました。

陣営の指示通りの動きができていましたし、負荷を掛ける意味でも中身のある追い切りができています。

最終追い切りも僚馬を置いて馬なりで行われましたが、1週前に負荷を掛けた影響もあって序盤から意気揚々と動けています。

ただ、コーナーでは少しかかり気味に動いていましたし、直線では2回手前を替えているように少し走りづらそうな場面もあったように見えます。

時計自体は自己2番目に速いですし、終いの時計も2F-1Fともに11秒5で脚色を落としているわけではありませんが、時計ほど好仕上がりには見えませんでした。

1週前の追い切りはなかなか見栄えしましたが、最終追い切りは意外と目立たなかったのでここは間を取ってB評価にします。

サリエラ

サリエラ 11月6日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦坂路(稍重)  51.837.312.6強め
1週前美浦南W(稍重) 66.550.636.411.8G前仕掛け
前走最終美浦南W(良)82.165.451.337.511.8馬なり

良血馬のサリエラは美浦坂路でロムネヤ(牝5、2勝クラス)と併せました。

前々走の天皇賞(春)(G1)や昨年エリザベス女王杯の時と違って今回は美浦で最終仕上げまで行っています。

助手が騎乗して僚馬を1馬身追走する形で強めに追われ、4F51秒8上がり1F12秒6の時計を出しましたが僚馬に半馬身遅れていました。

1週前の31日には美浦ウッドでプラチナトレジャー(牡6、オープン)ともう1頭の馬と3頭併せを行いました。

このときも助手が騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を1馬身追走する形でゴール前にて仕掛けられ、6F72秒3-上がり1F11秒8の時計を記録し、同時併入しています。

3頭併せの真ん中から追われましたが、道中ピッチの早い脚さばきで追走できています。

ただ、前脚の使い方が少し固く見えました。

終い重視の割には終い2F11秒8から1F11秒8で加速していないのも気になります。

過去には1F11秒台前半の時計を出していたときもあるので、その時と比較するともう少し時計は出て欲しかったです。

もっとも、終いに強く追って負荷はかかったはずなので良化に期待したいです。

最終追い切りは坂路で併せ馬を置いて調整されました。

全体時計51秒8はこの日の美浦坂路で最速です。この日の美浦坂路はそこまで時計を出す馬がいなかったので好時計で走破できたのは良いでしょう。

終いは減速ラップになっていましたし、僚馬を差し切ることもできませんでしたが、1週前に負荷を掛けたことで走りに集中できていますし、脚取りも良くなっていました。

この馬なりに良化は感じられます。

シンティレーション

シンティレーション 11月6日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)84.668.754.339.011.7馬なり
1週前美浦南W(稍重) 66.951.937.511.6馬なり
前走最終美浦南W(稍重) 69.053.738.512.0馬なり

前走の府中牝馬ステークス(G2)で2着入線したシンティレーションは美浦のウッドチップコースでホウオウシェリー(牝3、2勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで僚馬を5~6馬身追走し、6F84秒7-上がり1F11秒7の時計で同時併入しています。

1週前の31日は美浦ウッドでオルフェスト(牝4、2勝クラス)と併せています。

このときも助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで僚馬を6馬身追走し、5F66秒9-上がり1F11秒6の時計で同時併入しています。

僚馬を追走する形で調整されましたが、脚取りが軽くて器用にコーナーを立ち回っています。

直線に入ってからも一定のリズムで動けており、最後は併入できました。

時計も終い2F12秒5-1F11秒6で加速できているのも良いですね。

ただ、1週前追い切りは終始右手前だったので欲をいえば手前も替えることができればなお良かったでしょう。

最終追い切りも美浦ウッドで併せ馬を置いて調整されましたが、少し視線を下方向に向けながらも1週前同様軽い脚取りで立ち回れています。

今回は手前もスムーズに替え、そこからは頭を低くしながら差しきり体制で最後まで伸びることができました。

外から立ち回ったホウオウシェリーには最後差し返される形で併入でしたが、全体の動きは良かったです。

また、前走府中牝馬ステークスの時と比較すると全体時計、終い時計ともに今回のほうが出ていたのも良いでしょう。

前走府中牝馬ステークスの時よりも好内容の動きで、このレースに対する意欲も感じられるいい追い切りでした。

シンリョクカ

シンリョクカ 11月6日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重) 68.852.337.311.6馬なり
1週前美浦南W(重)81.864.950.036.412.4馬なり
前走最終美浦南W(良)83.466.751.937.511.7馬なり

前走の新潟記念(G3)を制したシンリョクカは美浦のウッドチップコースでフクノブルーレイク(牡2、未勝利)と併せました。

牧浦調教師自ら追い切りに騎乗し、外ラチ沿いから馬なりで僚馬より7馬身先行し、5F68秒8-上がり1F11秒6の時計で半馬身先着しています。

1週前の30日にも美浦ウッドで調整し、このときはピュアキアン(牡3、2勝クラス)と併せました。

ここでも牧浦調教師が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を2馬身半追走し、6F81秒8-上がり1F12秒4の自己ベストを記録しています。

1週前追い切りは馬なりでしたが、序盤から気合の乗った動きができており、パワフルな走りができています。

重心を低くしながら風の抵抗を極力受けないような動きができており、とても好内容の動きです。

終いは3F12秒3-2F11秒7-1F12秒4で減速していますが、最後はほとんど流していましたので気にしなくて良いでしょう。

とても良い走りに加えて自己ベストも更新できており、大変いい動きでした。

最終追い切りも美浦ウッドで併せ馬を置いて調整されました。

1週前に好時計を残した後なので今回は軽めでしたが、1週前同様前向きな動きができています。

直線に入ってからは僚馬に並ばれましたが、そこからじりじりと脚を引き上げて半馬身先着しているように、勝負強さも感じられました。

2週続けて牧浦調教師が追い切りに騎乗していることからエリザベス女王杯に対する意欲が感じられる追い切りでしたし、シンリョクカもそれに応えるような素晴らしい動きができていました。

ここ数戦の中でも特にいい仕上がりです。

スタニングローズ

スタニングローズ 11月6日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.738.512.2馬なり
1週前栗東坂路(不良)  53.738.911.6馬なり
前走最終函館W(稍重) 71.755.140.612.4馬なり

一昨年の秋華賞(G1)を制したスタニングローズは栗東坂路で単走を行いました。

今回初騎乗となるC.デムーロ騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計53秒7-上がり1F12秒2の時計でまとめています。

1週前の30日も栗東坂路で単走を行い、このときは助手が騎乗して全体時計53秒7-上がり1F11秒6でした。

道中は少し前脚の幅がひろいものの、馬なりにしては回転の速い脚さばきで登坂できています。

最後まで加速ラップも出来ていましたし、不良馬場をものともしない走りで気持ちの乗った動きができており、久々にしてはいい動きを見せています。

最終追い切りも坂路で単走を行っていますが、外ラチ沿いから淡々としたリズムで登坂できました。

序盤から中盤に掛けてほんの少し寄れる箇所も見られましたが、脚取りは安定しています。

いい時期ほど時計は出していませんが、それでも2週続けてスタニングローズらしい走りができていました。

近走は不調が続いているので個人的には軽視したい1頭ですが、追い切りは意外と良かったです。

ハーパー

ハーパー 11月6日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.538.212.7馬なり
1週前栗東CW(重)82.666.751.436.511.1強め
前走最終栗東CW(稍重)  51.236.511.4強め

昨年の牝馬G1で何度も好走したハーパーは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで全体時計52秒5-上がり1F12秒7の時計でまとめています。

1週前の31日には栗東ウッドでオールセインツ(牡3、3勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

このときは岩田望来騎手が追い切りに騎乗(レース当日は武豊騎手が騎乗)し、僚馬を2馬身追走する形で強めに追われて6F82秒6-上がり1F11秒1の時計で僚馬に4馬身先着しています。

3頭併せの一番内側から立ち回りましたが、コーナーワークはそこまで目立たないものの、直線に入ってからは強めの指示通り2頭をどんどん引き離す走りを見せています。

終い2F11秒3-1F11秒1の好時計でまとめることができ、終い時計は素晴らしいものを見せていました。

コーナーから直線にかけてはそこまで目立たないものの、終いの伸びはここ数戦の中でも良かったですし、好内容の追い切りができています。

最終追い切りは坂路で単走、軽めの調整でしたが1週前に強く追ったことで脚さばきも速いですし、力強さも感じられます。

ただ、終いは2F12秒5-1F12秒7が示すように少しペースダウンしていました。

映像を見ても集中力が途切れたような感じで、最後まで気持ちの乗った動きはできていません。

評価の難しいところですが、1週前は終いが伸びていたのでポテンシャル自体はここでも上位だと思います。

あとは、レースに対するモチベーションが維持できているかどうかでしょうか。

牝馬は一度崩れたら立て直すのが難しいといわれていますが、最終追い切りを見る限り、精神的な前向きさはあまり見られません。

ここは及第点までとします。

ピースオブザライフ

ピースオブザライフ 11月6日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)81.165.251.236.711.7馬なり
1週前栗東CW(不良)⑦96.565.751.837.812.3強め
前走最終栗東坂路(良)  53.538.412.3末強め

前走ダートのトルマリンステークス(3勝クラス)を制したピースオブザライフは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

主戦の団野騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで6F81秒1-上がり1F11秒7の時計で走破しています。

1週前の30日にも栗東ウッドで単走を行い、このときは強めに追われました。

ここでも団野騎手が追い切りに騎乗して馬場の外目を立ち回り、7F96秒5-上がり1F12秒3の時計でまとめています。

コーナーから直線に掛けての映像しかありませんでしたが、強めに追われた割に脚取りは軽く、気持ちが入っていない感じがします。

道中もどこかふわっとした動きですし、終いも2F11秒9から1F12秒3の減速ラップだったのでいまいち迫力のない動きでした。

最終追い切りもウッドチップで追い切りを行いました。

道中リズムよく立ち回っていますが、あまりフォームは良くありませんし、手前替えも鈍さが見られました。

終いの伸びも2F11秒6-1F11秒7で減速でしたし、あまり目立たない動きです。

3勝クラスからG1挑戦ということで大きな一変が欲しいところですが、2週続けて追い切りを見た限り、目立たないどころか課題が複数浮かび上がったので、格上相手に善戦は厳しそうでした。

フェアエールング

フェアエールング 11月6日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重) 68.653.238.311.6馬なり
1週前美浦南W(重)84.267.352.237.711.7馬なり
前走最終札幌ダート(稍重) 70.353.939.512.6馬なり

前走STV賞(3勝クラス)を制したフェアエールングは美浦のウッドチップで単走を行いました。

助手が騎乗し、馬場の外目から馬なりで5F68秒6-上がり1F11秒6でまとめています。

1週前の30日も美浦ウッドで単走、馬場の外目から馬なりで追われて6F84秒2-上がり1F11秒7の時計を記録していました。

今回は3か月ぶりのレースとなりますが、これまで洋芝で結果を残して期だけあり、前駆の筋肉量は豊富です。

馬なりでしたが最後まで力強く伸びており、久々でもこの馬なりに動くことができていました。

最終追い切りもウッドチップコースで単走、軽い調教を行いましたが、軽快な動きでコーナーを立ち回っています。

手前替えは一瞬遅れていましたが、そこからは馬体を大きく伸ばしながら2F12秒5-1F11秒6の加速ラップでまとめることができ、いい動きです。

大きな上積みは感じられませんでしたが、2週続けてフェアエールングらしい走りができており、馬場が重くなればなるほど力は発揮できそうでした。

ホールネス

ホールネス 11月6日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東芝(稍重) 73.456.540.612.0馬なり
前走最終栗東芝(稍重) 69.052.938.713.0馬なり

前走の新潟牝馬ステークス(L)を制したホールネスは栗東の芝コースで単走を行いました。

今回初コンビを組む坂井騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで5F73秒4-上がり1F12秒0の時計で軽くまとめています。

前走から中2週なので、中間は坂路が4本、ウッドが2本で軽い調整となっています。

なお、映像はありませんが今月1日には栗東坂路で単走、馬なりで追って全体時計53秒2、自己2番目に速い時計を記録していました。

最終追い切りは坂井騎手とともに栗東芝コースで調整されましたが、この日の芝は稍重で時計がかかっており、しかも序盤はほとんどキャンターだったので全体時計5F73秒4は目立ちません。

コーナーから直線に掛けてもほとんど軽い動きで参考にしづらいですが、直線ではじりじりペースを引き上げ、終盤はきれいなフォームで走破できています。

3着に入線したマーメイドステークス(G3)のときが栗東芝で馬場の真ん中から馬なりで5F68秒0-上がり1F11秒4だったので時計は目立ちませんが、マーメイドステークスの時は良馬場、対して今回は稍重で、なおかつ序盤はほとんどキャンターだったので比較しなくて良いでしょう。

今回の最終追い切りは時計こそ目立ちませんが、終盤の動きは良かったですし、強めに追えば力は引き出せそうな状態でした。

モリアーナ

モリアーナ 11月6日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重) 67.751.836.311.2馬なり
1週前美浦南W(稍重) 68.552.136.711.4馬なり
前走最終美浦南W(稍重) 68.552.136.511.5馬なり

昨年の紫苑ステークス(G2)の勝ち馬モリアーナは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の3分どころから馬なりで5F67秒7-上がり1F11秒5の時計でまとめました。

1週前の31日にも美浦ウッドで単走、馬場の2分どころから馬なりで追われて5F68秒5-上がり1F11秒4の時計で走破しています。

道中は少し頭が上に向きながらの追い切りでしたが、脚取りはしっかりしていますし、直線に入ってからは自らペースを引き上げて2F11秒8-1F11秒4でまとめることができました。

終始右手前でしたが、それでも加速ラップで最後までペースを引き上げており、いい動きができています。

最終追い切りもウッドコースで単走、軽めの調整でしたがここはスムーズに手前を替えることができ、直線でもしっかり伸びていました。

終い2F11秒9-1F11秒2でまとめており、終い1Fの時計だけ見たらこれまでで3番目に速いです。

もともと追い切りではいい動きを見せる馬でしたが、今回の最終追い切りにおいても2週続けて好内容の動きができており、状態は良さそうです。

前走府中牝馬ステークス(G2)は8着に敗れてしまいましたが、最後は伸びていたので、位置取り次第で上位争いも狙えたと思います。

今回も府中牝馬ステークスの時と同じくらいの状態でしたし、直線の長い京都外回りコースがかみ合うようでしたらチャンスはありそうです。

ライラック

ライラック 11月6日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重) 68.353.138.511.6馬なり
1週前美浦南W(重)83.867.052.637.711.6G前仕掛け
前走最終美浦南W(稍重)83.767.052.037.211.4馬なり

2年連続エリザベス女王杯で好走しているライラックは美浦のウッドチップコースでアドミラルシップ(牡3、1勝クラス)と2頭併せを行いました。

今回初コンビを組む石川騎手が追い切りに騎乗し、馬場の2分どころから馬なりで僚馬を1馬身追走し、5F68秒3-上がり1F11秒6の時計で同時併入しています。

1週前の30日にも美浦ウッドで調整され、このときはハコダテサンバ(牝2、未勝利)と併せました。

ここでも石川騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を6馬身追走する形でゴール前にて仕掛けられ、6F83秒8-上がり1F11秒6の時計で同時併入しました。

ここは少し分かりづらいですが、ハコダテサンバは馬場の外目から立ち回っており、対して別の馬と並走する形で追っていたので実質的には3頭併せと捉えても良いでしょう。

名称不明の他馬の内側から立ち回りましたが、やや前傾姿勢ながらも確かな脚取りで追うことができています。

手前替えもスムーズでしたし、直線で促されてからの反応も良く、並走した他馬をぐいぐい突き放すことができました。

追込馬らしい動きで最後まで力いっぱい動けていましたし、好感触の動きです。

ただ、時計自体は前走府中牝馬ステークス(G2)やその前のヴィクトリアマイル(G1)の最終追い切りのほうが出ています。

最終追い切りはウッドで併せ馬を置いて軽めの調整を行いましたが、1週前と比較するとわずかですがフォームは良くないです。

ただ、直線では長く脚を伸ばすことができましたし、最後は僚馬に併入まで持ち込むことができました。

しかしながら、前走府中牝馬ステークスの最終追い切り時計が馬場の真ん中から単走、馬なりで追って6F81秒8-5F66秒1-1F11秒7なので、全体的に時計は前走最終時のほうが出ています。

今回は1週前追い切りがなかなかパワフルな動きでよかったものの、最終追い切りは軽めとはいえ馬場の2分どころを回っていたのでもう少し時計を出して欲しかったです。

評価の難しいところですが、ここはB評価とします。

ラヴェル

ラヴェル 11月6日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)  52.436.711.7稍一杯
前走最終栗東CW(稍重)  53.536.611.4強め

出走登録していたシランケドが回避したことで出走が叶ったラヴェルは栗東ウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から稍一杯に追われて4F52秒4-上がり1F11秒7の時計でまとめています。

前走オクトーバーステークス(L)から中3週となる今回、中間追い切りは坂路で4本(すべてキャンター)、ウッドも4本でした。

なお、映像はありませんが1週前の31日にも栗東坂路で単走、一杯に追われて5F67秒5-上がり1F11秒7の時計で負荷を掛けています。

最終追い切りも稍一杯だったので2週続けて強く追いましたが、全体的にきびきび動けているものの、最後は一杯になったのか、最後までペースを維持して走破できませんでした。

ラヴェルはもともと減速ラップになることが多い馬ですが、今回は4F追いなのでいつもよりもスピードが出てもおかしくない中、最後は失速しています。

もともと気性面で一癖ある馬ですが、一杯に追われた割に時計も平凡で、そこまで良化は感じられません。

エリザベス女王杯の舞台である京都芝2,200mはコース相性が良さそうですが、追い切り自体はそこまで良く見えませんでした。

ルージュリナージュ

ルージュリナージュ 11月6日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重) 67.151.536.711.5馬なり
1週前美浦南W(重)86.669.754.038.312.0馬なり
前走最終美浦南W(稍重)84.667.652.938.211.6馬なり

ルージュリナージュは美浦のウッドチップコースでコムストックロード(牝5、オープン)とシリウスコルト(牡3、オープン)と3頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりでコムストックロードを1馬身半追走し、5F67秒1-上がり1F11秒5の時計で同時併入しています。

1週前の30日は美浦ウッドで単走を行いました。

ここでも助手が騎乗し、外ラチ沿いから馬なりで追われて6F86秒6-上がり1F122秒0の時計でまとめています。

ここは馬なりでしたが、助手がやや抑え気味に手綱を握っているにもかかわらず、力強い脚取りで動けており、前向きな動きができていました。

直線に入って手綱を緩めてからの動きも良く、差し切り態勢に入ってぐいぐいとスピード感ある動きでまとめています。

時計自体は全体時計、終い時計ともに目立ちませんが、積極的な動きができていたので時計以上に好内容でした。

最終追い切りは併せ馬の真ん中から追い切りを行いましたが、ストライド走法ながらも回転の速い脚さばきで立ち回ることができました。

直線に入ってからも脚色は衰えていませんし、外から競ってきたコムストラックロードに遅れを取られまいと、最後まで脚を活かして併入できています。

馬なりでも気持ちの乗った動きができていましたし、心身ともに好感が持てる動きでした。

レガレイラ

レガレイラ 11月6日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)82.266.551.837.311.0馬なり
1週前美浦南W(重)⑦97.567.352.537.911.7馬なり
前走最終美浦南W(良) 67.952.838.011.3馬なり

注目株のレガレイラは美浦のウッドチップコースでウンブライル(牝4、オープン)と併せました。

助手が騎乗し、馬場の2分どころから馬なりで僚馬を1馬身追走し、6F82秒2-上がり1F11秒0の時計で同時併入しています。

1週前の30日は美浦ウッドでボールドゾーン(牡4、3勝クラス)と併せました。

ここでも助手が騎乗して馬場の2分どころから馬なりで僚馬を2馬身半追走し、7F97秒5-上がり1F11秒7の時計で同時併入していました。

1週前は僚馬の内目から軽く立ち回りましたが、馬体を見る限りかなり絞ってきている感じがします。

中間追い切りの本数を見てみると、坂路で11本、ウッドで3本の時計を記録し、特にウッドは3本とも時計を出していたので強気な追い切りができていました。

1週前追い切りは時計こそそこまで目立つものではありませんが、ストライドの利いた走りは相変わらず健在ですし、終いは軽く促して僚馬に並びかけているようにレースセンスもありました。

派手さはありませんが、時計以上に良化しています。

最終追い切りも美浦ウッドで併せ馬を置いて軽く調整していましたが、軽めの調整ながらも終いは1F11秒0の好時計でウンブライルに食らいつくことができました。

ウンブライルはNHKマイルカップ(G1)で2着入りした実力馬で、しかもここでは末強めに追われていましたが、強い相手に馬なり、しかも1F11秒0の好時計で並ぶことができたのは高く評価できるでしょう。

全体時計は目立つものではありませんが、これはいつものことなので気にしなくて良いでしょう。

軽い脚取りながらもレガレイラの走りは確認できましたし、馬体を見てもメイチ感が伺えた。

名誉挽回に期待したいです。

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エリザベス女王杯2024追い切り評価ランキング

評価馬名
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モリアーナ
レガレイラ
シンティレーション
ルージュリナージュ
コスタボニータ
コンクシェル
ゴールドエクリプス
サリエラ
スタニングローズ
ハーパー
ピースオブザライフ
フェアエールング
ホールネス
ライラック
エリカヴィータ
キミノナハマリア
ラヴェル
 
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