【エリザベス女王杯2024予想】本命馬3頭+人気落ちで狙いたい穴馬2頭はこちら!
エリザベス女王杯2024のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
エリザベス女王杯2024の予想ポイント
- G1もしくは関西圏の重賞で馬券に絡んでいた馬がこのレースで勝ち切りやすい
- 差し馬が有利
- 4歳馬の好走率がもっとも高く5歳以上は好走率がガクンと下がる
- 1~2人気より3人気【4-0-3-3】の好走率が高い
- 内枠有利、7~8枠の馬は軽視したい
- 前走重賞組+5着入りしている馬が狙い目
エリザベス女王杯2024予想の最終買い目
エリザベス女王杯が開催される日曜日の京都競馬場界隈は曇りの予報が出ていました。
一日中曇りですが降水確率は0~20%なので雨は降らないとみて良いでしょう。
馬場傾向に関しては、前日土曜日は京都競馬場で5つの芝レースが行われていましたが、9Rの修学院ステークス(芝2,000mの3勝クラス)を除けば時計はそこまで出ていません。
ただし、修学院ステークスは勝ち馬ショウナンアデイブが1分57秒8で勝ち切り、全頭2分を切っているのでその気になれば時計勝負につなげることも可能でしょう。
うましるでは曇りの良馬場、高速馬場を想定しながらレース予想をまとめました。
エリザベス女王杯(G1)と福島記念(G3)、次回マイルCS(G1)の当たる無料予想なら絶対にココ!!
◎本命 7 レガレイラ
父 | スワーヴリチャード |
母 | ロカ |
母父 | ハービンジャー |
主な勝ち鞍 | ホープフルステークス(G1) 2023年 |
前走 | ローズステークス(G2) 5着 |
本命はレガレイラにしました。
昨年のホープフルステークスは牡馬混合G1でしたが3~4コーナーから大外ぶん回しでも最後まで豪脚を発揮し、シンエンペラーに先着して優勝しました。
シンエンペラーがのちにダービーで3着入りし、海外のアイリッシュチャンピオンステークスや凱旋門賞にも出走している実力馬なので強い相手に勝ち切れています。
今年は3戦すべて着外に沈んでいるものの、桜花賞やオークスではなく、牡馬混合の皐月賞やダービーに出走しており相手は非常に強かったです。
3戦を振り返ってみると、皐月賞は代打北村宏司騎手の騎乗がいまいちで、ダービーは内枠から苦しい競馬、ローズステークスは絶望的な位置取りからの追走で物理的に厳しかったです。
その中でも上がり最速の末脚を使っているのでレガレイラは大健闘したといえますし、枠や位置取り、騎手次第でさらなる上位争いも可能でした。
今回は早い段階から秋華賞ではなくエリザベス女王杯に照準を定めていますが、秋華賞と違ってエリザベス女王杯の舞台である京都芝2,200mは外回りコースなので長く脚を活かせるレガレイラの脚色とマッチするはずです。
相手関係を見てもポテンシャルの低い馬&調子を落としている馬が多く、例年稀に見る小粒なメンバー構成なのでなおさらチャンスはあるでしょう。
正直このメンバー構成なら何が何でも勝ってほしいです。
〇対抗 5 モリアーナ
父 | エピファネイア |
母 | ガルデルスリール |
母父 | ダイワメジャー |
主な勝ち鞍 | 紫苑ステークス(G2) 2023年 |
前走 | 府中牝馬ステークス(G2) 8着 |
対抗はモリアーナにしました。
今年のエリザベス女王杯は小粒な面子が揃ったのでかえって相手候補を探すのが難しいところです。
モリアーナは脚色的にエリザベス女王杯と相性のいい差し馬です。
また、枠も3枠を引けましたし、ひとつ内側にも逃げそうなコンクシェルがいるので先に活かせながらロスなく内ラチ沿いを確保できそうで、そこから岩田康成騎手渾身のイン突きが決まるかもしれません。
週の半ばで知ったのですが、モリアーナは今年で引退が発表され、もしかしたらこのエリザベス女王杯がラストランになる可能性も示唆されており、その分メイチで挑む可能性もでてきました。
追い切りも良い内容でしたし、このレースに対する意気込みも感じられます。
前走府中牝馬ステークスも仕掛けどころ次第で伸びていた可能性がありますし、騎乗する岩田康成騎手も過去10年のエリザベス女王杯で【0-3-0-3】と好調なので、ここは2番手評価にしました。
▲単穴 8 シンリョクカ
父 | サトノダイヤモンド |
母 | レイカーラ |
母父 | キングカメハメハ |
主な勝ち鞍 | 新潟記念(G3) 2024年 |
前走 | 新潟記念(G3) 1着 |
対抗はシンリョクカにしました。
もともと阪神JFで2着入りしていた馬でしたが、今年の中山牝馬ステークスで3着入りし、にわかに調子を上げてきた矢先、福島牝馬ステークスで転倒し、骨折してしまいました。
幸いにも軽傷で前走の新潟記念には出走し、骨折明け緒戦にも関わらず、自身の競馬を貫き通して勝ち切っています。
牡馬混合戦でセレシオンやキングズパレスといった強敵相手にも粘り強い競馬で勝利し、着差以上の強い競馬を見せました。
木幡初也騎手の騎乗も光るものがありましたし、前走のような競馬ができれば面白そうです。
昨年のエリザベス女王杯は9着に敗れましたが、昨年ほど強力なメンバーはいないですし、今年はシンリョクカ自身調子を引き上げているのでここでの善戦も可能ではないでしょうか。
△連下 2 ライラック
父 | オルフェーヴル |
母 | ヴィーヴァブーケ |
母父 | キングカメハメハ |
主な勝ち鞍 | フェアリーステークス(G3) 2022年 |
前走 | 府中牝馬ステークス(G2) 13着 |
ライラックは連下にしました。
2年以上勝ち星から遠ざかっている馬ですが、一昨年のエリザベス女王杯で2着、昨年のエリザベス女王杯でも4着に入線しており、レース適性の高い馬です。
また、エリザベス女王杯は前年までに好走したリピーターが活躍するレースなのでデータ的な相性も良いでしょう。
今年は3戦いずれも二桁着順に沈んでいますが、過去のレース内容を見る限りマイルは短く、2,200m以上距離があったほうが良いと思います。
昨年ほど人気していませんが追い切りも決して悪い内容ではなかったので、3年連続上位争いに期待したいです。
△連下 14 ハーパー
父 | ハーツクライ |
母 | セレスタ |
母父 | Jump Start |
主な勝ち鞍 | クイーンカップ(G3) 2023年 |
前走 | 府中牝馬ステークス(G2) 15着 |
ハーパーは連下にしました。
昨年は牝馬三冠競走+エリザベス女王杯で好走した馬で、特に昨年エリザベス女王杯は勝ち馬ブレイディヴェーグと0.2秒差の3着でした。
先ほど取り上げたライラックの項目でも触れましたが、エリザベス女王杯は前年好走馬が活躍するリピーターレースなのでデータ的に面白いです。
また、今年のエリザベス女王杯は近年まれに見る低調なメンバー構成なので昨年よりも相手が楽になるのも良いでしょう。
ただ、今年は二桁着順が続いていますし、今回の最終追い切りも少しパフォーマンスを落としているような感じがしました。
1週前追い切りは悪くなかったので、その時くらいパフォーマンスを上げてくれれば、上位争いも狙えるかもしれません。
△連下 16 ラヴェル
父 | ラヴェル |
母 | サンブルエミューズ |
母父 | ダイワメジャー |
主な勝ち鞍 | アルテミスステークス(G3) 2022年 |
前走 | オクトーバーステークス(L) 6着 |
ラヴェルも抑えます。
データと相性の悪い8枠、前走リステッド組、追い切りも目立たないなどマイナス要素が多いですが、過去のレースぶりを見てみると、芝2,400mのオークスで4着、今年の京都記念も向こう正面でかかりながら外目を追走しながら5着と中距離レースでは意外と悪くありません。
特に京都記念はエリザベス女王杯と同じ京都芝2,200mの舞台で行われ、のちに京都大賞典を制したシュヴァリエローズのクビ差5着なので着順以上に面白い結果でした。
近走目立たない戦績なので人気を落としていますが、人気落ちの川田騎手が騎乗するのも面白いですし、距離適性を活かした走りができれば、一発あるかもしれません。
単勝
7 レガレイラ
馬連流し
軸馬:7
相手:2、5、8、14、16
三連複フォーメーション
1頭目:7
2頭目:2、5、8、14、16
3頭目:2、5、8、14、16
エリザベス女王杯2024の有力馬3頭
今年のエリザベス女王杯はそこまでレベルは高くありませんが、G1レースということで素質のある馬もいます。
今年の出走登録馬から実績豊富な馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
レガレイラ
- ホープフルS (G1) 2023年
昨年のホープフルステークスで暴力的な強さで牡馬を蹴散らしたレガレイラが参戦します。
ホープフルステークスでは3~4コーナーあたりから大外ぶん回しながらもシンエンペラーを捕らえて優勝しました。
シンエンペラーがのちに日本ダービーで3着入りしているので強い馬相手に結果を残せたのは大きいです。
今年は牝馬クラシックではなく、あえて牡馬混合の皐月賞にも挑みました。
結果は皐月賞が6着、ダービーが5着でしたが皐月賞は代打騎乗した北村宏司騎手の位置取りがあまり良くなく、ダービーも内枠発走で厳しい中、上がり最速の時計を叩き出しているので健闘しています。
前走ローズステークスも人気を裏切る結果でしたが、大逃げを打ったセキトバイーストを除けば実質スローだったので、最後方から脚を伸ばしても物理的に届かず、ルメール騎手らしからぬ下手騎乗だったと思います。
今回は秋華賞をパスし、早々にエリザベス女王杯に照準を定めましたが、近3戦は騎手の力量や枠の不運も重なった中、レガレイラ自身は力を引き出しているので決して調子を落としているわけではありません。
また、舞台となる京都芝2,200mは外回りコースなのでレガレイラの末脚も活かしやすいでしょう。
今年のエリザベス女王杯は例年以上に小粒なのもレガレイラにとって追い風ですし、2つ目のG1制覇にも期待できる1頭です。
スタニングローズ
- 秋華賞 (G1) 2022年
- 紫苑ステークス (G3) 2022年
- フラワーカップ (G3) 2022年
重賞3勝馬のスタニングローズも参戦します。
いきなり余談ですが、火曜日の時点でスタニングローズは3番人気の評価です。
前走G3のクイーンステークスで9番人気の馬がG1エリザベス女王杯で3番人気なので、それだけ今年のエリザベス女王杯のレベルが低調であることが分かります。
話を戻すと、3歳のころのパフォーマンスだけ見たら先行競馬で3つのタイトルを奪取し、特に秋華賞ではナミュールやスターズオンアースら相手に最後まで粘って勝利しました。
勝ち時計1分58秒6も優秀ですし、高速馬場適性も証明しています。
また、2着入りしたオークスも差し・追込馬有利の舞台で粘り切っているのでこのころのパフォーマンスだけ見たらここでも実力上位でしょう。
ただ、古馬になってからは一度も馬券に絡めていません。
大阪杯は相手が強く、ヴィクトリアマイルは距離が短すぎた、前走クイーンステークスは稍重だったなど、敗因は上げられますが、それでももう少しやれてほしいのが正直なところです。
外回りの京都とも合わなさそうですし、今回騎乗するC.デムーロ騎手も差し馬のほうが結果を残しているのでかみ合うか難しいです。
今年のエリザベス女王杯はメンバーレベルが高くないので人気するかもしれませんが、ここは評価を下げたいです。
シンリョクカ
- 新潟記念 (G3) 2024年
シンリョクカは2歳の時に挑んだ阪神JFで12番人気ながらリバティアイランドの2着入りした馬です。
その後は長く勝ち星から遠ざかっていましたが、今年の中山牝馬ステークスでは巧みに先行し、勝ち馬コンクシェルと差のない3着入りしています。
続く福島牝馬ステークスはレース中に転倒して骨折してしまいましたが、幸いにも軽傷で、わずか4カ月で復活すると、前走新潟記念では怪我明けながらも粘りのある走りで牡馬相手に勝利しました。
前走の新潟記念は逃げたアリスヴェリテを無理に追走せず、2番手で競馬しながら直線で差を詰め、後続の追撃を退けつつ勝利しました。
最後まで、脚色を維持しながら踏ん張ることができ、強い勝ちっぷりでした。
今回は久々のG1挑戦となりますが、前走新潟記念は最後まで持続性ある競馬ができているので直線の長い京都と合いそうです。
前走の勝利で穴人気するかもしれませんが、木幡初也騎手との相性も良いですし、今年はそこまで相手も強くないので引き続き好走できるかもしれません。
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エリザベス女王杯2024の穴馬2頭
エリザベス女王杯はヒモ荒れしやすいレースなので三連系馬券で予想する際は人気落ちの馬も積極的に買い目に加えたいです。
今年の出走登録馬の中から配当に期待できそうな穴馬を2頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ハーパー
- クイーンカップ (G3) 2023年
昨年は牝馬三冠すべてのレースで掲示板入りし、エリザベス女王杯でも3着入りしています。
古馬になってからは二桁着順が続いていますが、3歳のころの実績だけ見たらここでやれてもおかしくありません。
また、今回見出しで取り上げていませんが、連覇したラッキーライラックや3年連続2着入りしたクロコスミア、2年連続3着入りしたミッキークイーンやラヴズオンリーユーの例を見ても分かるように、エリザベス女王杯は前年好走したリピーターが活躍するレースです。
ハーパーは昨年のエリザベス女王杯で3着入りしているのでデータ的に面白い存在となるでしょう。
今年のエリザベス女王杯はそこまで相手関係も強くないです。
近3戦はすべて二桁着順に沈んでいますが、前走府中牝馬ステークスは休み明け緒戦で馬体重も20キロ増加していたので、状態面も影響した可能性があります。
一回使って絞ることができていれば、再び好走にも期待できるのではないでしょうか。
ライラック
- フェアリーステークス (G3) 2022年
ライラックは2年以上勝利から遠ざかっている馬ですが、一昨年のエリザベス女王杯で2着入りし、昨年エリザベス女王杯でも4着に入線しました。
2年連続エリザベス女王杯で好走している上、エリザベス女王杯はリピーターが活躍しやすいためデータ的に面白そうです。
今年に入ってからは惨敗が続いていますが、阪神牝馬ステークスも府中牝馬ステークスも馬体の大幅増減が顕著に見られたので状態はあまり良くなかった可能性があります。
ただ、昨年府中牝馬ステークスも馬体重を大幅に増加させながら3着入りしているので評価が難しいところではありますが…。
レース実績だけ見たら今回の出走馬の中でも上位ですし、走るときは人気以上に激走するため、買い目に余裕があれば抑えたいです。
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ここからはエリザベス女王杯の過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!
エリザベス女王杯2024の概要
エリザベス女王杯は京都競馬場で開催される牝馬限定の中距離G1です。
レース名の【エリザベス女王】とは、イギリスの女王だったエリザベス2世を指し、1975年に来日したことをきっかけに、それまでビクトリアカップの名称で行われていたレースが現在の名前に変わりました。
もともとエリザベス女王杯は3歳牝馬限定競走で、現在の秋華賞の位置づけがされていました。
ところが、1996年に牝馬体系が見直されると、古馬牝馬にも開放され、現在の形になっています。
エリザベス女王杯は下半期最強牝馬を決める位置づけがされており、名目上は上半期のヴィクトリアマイルと対を成すレースとされています。
ところが、ヴィクトリアマイルとは3ハロンも距離が異なります。
ヴィクトリアマイルは1,600mが舞台なのでマイラーのみならず、短距離馬や中距離馬も参戦し、階級問わず好メンバーが揃いますが、エリザベス女王杯は芝2,200mの非根幹距離で開催されるため、典型的な中距離馬が参戦しやすいです。
また、エリザベス女王杯の前後には天皇賞(秋)やジャパンカップといったG1競走があるため、繁殖牝馬としての価値を高めたい馬は、あえて一流牡馬が集う方を選択するケースも珍しくありません。
実際に、三冠牝馬のジェンティルドンナやアーモンドアイは現役時代天皇賞(秋)やジャパンカップを選択し、一度もエリザベス女王杯に出走しませんでした。
また、昨年の三冠牝馬であるリバティアイランドも天皇賞(秋)やジャパンカップを選択しています。
このように、一流クラスまで上り詰めた牝馬はエリザベス女王杯に出走しないため、G1レースにしてはレースレベルがそこまで高くないのです。
今年はG1馬が2頭のみで、例年よりも小粒ですが、フルゲート以上の出走馬が参戦を表明しました。
秋の最強牝馬を決める一戦。
女王を名乗れるのは、果たしてどの馬でしょうか?!
うましるでは阪神で開催された2020年~2022年度も含めた2014年~2023年の過去10開催からデータをまとめました。
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エリザベス女王杯2024の開催内容
開催日 | 11月10日(日曜) 15:40発走 |
格付け | G1 |
開催競馬場 | 京都競馬場 11R |
コース | 芝2,200m |
性齢 | 3歳以上牝馬 |
斤量 | 定量 |
1着賞金 | 1億3000万円 |
エリザベス女王杯2024が開催される京都の芝2,200mの特徴
スタート地点 | 内回り4コーナー出口付近 |
コース | 右回りの外回りコース Bコース使用 |
1周の距離 | 1,913.6m |
直線距離 | 398.7m |
高低差 | 4.3m |
フルゲート | 18頭 |
(過去5年) | 平均タイム2.15.6 |
コースレコード | 2.09.7 (2019年 比良山特別【1,000万下】ネプチュナイト) |
京都芝2,200で開催されたエリザベス女王杯のタイム | |
(過去7年) | 平均タイム2:14.2 |
レコードタイム | 2:11.2 (2001年 トゥザヴィクトリー) |
阪神で開催された開催されたエリザベス女王杯のタイム | |
(過去3年) | 平均タイム2:13.0 |
レコードタイム | 2:10.3 (2020年 ラッキーライラック) |
京都芝2,200mは外回りコースを使用します。
スタート地点は4コーナー側のスタンドでスタートから最初の1コーナーの距離は約397mです。
スタンド前は終始直線となっているためペースアップしやすいですが、中距離で距離が長いうえ、最初の1コーナーまで十分距離があるので序盤はスローに持ち込むことが多いです。
1~2コーナーはタイトなコーナーですが序盤ということでゆったりとした流れで隊列を整えながら向こう正面に向かいます。
向こう正面は約500mあります。
序盤こそ平坦ですが中盤を過ぎたあたりから徐々に上り坂になります。
この上り坂は3コーナーに入るまで続き、約4mの上り坂を駆け上がります。
3コーナーに入ると長く続いた坂の頂上があり、そこを過ぎると今度は一転して下り傾斜に切り替わります。
この下り傾斜は4コーナーに入るまでに一気に下る形となっており、これまで上った4mを一気に降りることになります。
このため、一気にペースアップします。
また、坂を下った先にラスト3ハロンの標識があるため下りの慣性を活かして各馬は一気にスパートを仕掛けます。
最後の直線は約404mです。
直線上には上り坂が存在せず、ほぼ平坦なので各馬は最高速度を維持しながらゴールを目指すのです。
京都の芝2,200mは典型的な中距離コースなのでスローからの上がり勝負になりやすいです。
特に3コーナーの下り坂あたりから一気にペースが速くなります。
下り坂の入り口がちょうど残り800mとなっているのでいかに長く脚を活かせるかがポイントになります。
スピードはもちろんのこと、それを維持する持続力やスタミナも重要です。
京都の芝2,200mはここをチェック!
- スピードとスタミナが求められる
- ロングスパート気質の競馬になりやすい
- 5.6枠から好走馬が出ている
- 差しや追い込みも決まりやすい
- 関西騎手が強い
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エリザベス女王杯2024の出走馬
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | ホールネス | 牝4 | 56.0 | 坂井瑠星 |
2 | ライラック | 牝5 | 56.0 | 石川裕紀人 |
3 | ルージュリナージュ | 牝5 | 56.0 | 池添謙一 |
4 | コンクシェル | 牝4 | 56.0 | 岩田望来 |
5 | モリアーナ | 牝4 | 56.0 | 岩田康誠 |
6 | ピースオブザライフ | 牝4 | 56.0 | 団野大成 |
7 | レガレイラ | 牝3 | 54.0 | C.ルメール |
8 | シンリョクカ | 牝4 | 56.0 | 木幡初也 |
9 | キミノナハマリア | 牝4 | 56.0 | 鮫島克駿 |
10 | エリカヴィータ | 牝5 | 56.0 | 藤岡佑介 |
11 | スタニングローズ | 牝5 | 56.0 | C.デムーロ |
12 | シンティレーション | 牝5 | 56.0 | T.マーカンド |
13 | サリエラ | 牝5 | 56.0 | R.ムーア |
14 | ハーパー | 牝4 | 56.0 | 武豊 |
15 | ゴールドエクリプス | 牝5 | 56.0 | 田口貫太 |
16 | ラヴェル | 牝4 | 56.0 | 川田将雅 |
17 | コスタボニータ | 牝5 | 56.0 | 松山弘平 |
エリザベス女王杯の過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2023 良 | 1 | 1 | ブレイディヴェーグ | 1 | ローズステークス(G2) | 2 |
2 | 2 | ルージュエヴァイユ | 5 | 府中牝馬ステークス(G2) | 2 | |
3 | 3 | ハーパー | 3 | 秋華賞(G1) | 3 | |
2022 重 | 1 | 18 | ジェラルディーナ | 4 | オールカマー(G2) | 1 |
2 | 13 | ウインマリリン | 5 | 札幌記念(G2) | 3 | |
2 | 15 | ライラック | 12 | 秋華賞(G1) | 10 | |
2021 良 | 1 | 16 | アカイイト | 10 | 府中牝馬ステークス(G2) | 7 |
2 | 5 | ステラリア | 7 | 秋華賞(G1) | 6 | |
3 | 2 | クラヴェル | 9 | 新潟記念(G3) | 3 | |
2020 良 | 1 | 18 | ラッキーライラック | 1 | 札幌記念(G2) | 3 |
2 | 13 | サラキア | 5 | 府中牝馬ステークス(G2) | 1 | |
3 | 11 | ラヴズオンリーユー | 3 | 府中牝馬ステークス(G2) | 5 | |
2019 良 | 1 | 2 | ラッキーライラック | 3 | 府中牝馬ステークス(G2) | 3 |
2 | 6 | クロコスミア | 7 | 府中牝馬ステークス(G2) | 5 | |
3 | 11 | ラヴズオンリーユー | 1 | オークス(G1) | 1 | |
2018 良 | 1 | 12 | リスグラシュー | 3 | 府中牝馬ステークス(G2) | 2 |
2 | 9 | クロコスミア | 9 | 府中牝馬ステークス(G2) | 5 | |
3 | 7 | モズカッチャン | 1 | 札幌記念(G2) | 3 | |
2017 良 | 1 | 5 | モズカッチャン | 5 | 秋華賞(G1) | 3 |
2 | 4 | クロコスミア | 9 | 府中牝馬ステークス(G2) | 1 | |
3 | 10 | ミッキークイーン | 3 | 宝塚記念(G1) | 3 | |
2016 良 | 1 | 3 | クイーンズリング | 3 | 府中牝馬ステークス(G2) | 1 |
2 | 9 | シングウィズジョイ | 12 | 府中牝馬ステークス(G2) | 7 | |
3 | 1 | ミッキークイーン | 2 | ヴィクトリアマイル(G1) | 2 | |
2015 稍重 | 1 | 12 | マリアライト | 6 | オールカマー(G2) | 5 |
2 | 18 | ヌーヴォレコルト | 1 | オールカマー(G2) | 2 | |
3 | 8 | タッチングスピーチ | 4 | 秋華賞(G1) | 6 | |
2014 良 | 1 | 1 | ラキシス | 3 | オールカマー(G2) | 2 |
2 | 5 | ヌーヴォレコルト | 1 | 秋華賞(G1) | 2 | |
3 | 15 | ディアデラマドレ | 6 | 府中牝馬ステークス(G2) | 1 |
【実績】勝ち馬8頭がG1もしくは関西圏の重賞で馬券に絡んでいた
年度 | 勝ち馬 | G1成績 | 関西圏の主な重賞実績※ |
2023 | ブレイディヴェーグ | 【0-0-0-0】 | ローズステークス(G2)/2着 |
2022 | ジェラルディーナ | 【0-0-0-1】 | なし |
2021 | アカイイト | 【0-0-0-0】 | なし |
2020 | ラッキーライラック | 【3-2-1-3】 | エリザベス女王杯(G1)/1着 |
2019 | ラッキーライラック | 【1-1-1-2】 | 阪神JF(G1)/1着 |
2018 | リスグラシュー | 【0-4-0-3】 | 桜花賞(G1)/2着 |
2017 | モズカッチャン | 【0-1-1-0】 | 秋華賞(G1)/3着 |
2016 | クイーンズリング | 【0-1-0-4】 | 秋華賞(G1)/2着 |
2015 | マリアライト | 【0-0-0-0】 | マーメイドS(G3)/2着 |
2014 | ラキシス | 【0-1-0-1】 | エリザベス女王杯(G1)/2着 |
過去10年のエリザベス女王杯の勝ち馬6頭がこれまでにG1レースで馬券に絡んだことがありました。
また、該当しなかった4頭の内、2015年のマリアライトと2023年のブレイディヴェーグは過去に京都もしくは阪神で開催された重賞で馬券に絡んだ実績があります。
近年のエリザベス女王杯はそこまで有力牝馬が集結することはなくなりましたが、それでもG1実績がある馬は評価したいですね。
今年はG1馬自体が少ないですが、過去の京都もしくは阪神で開催された重賞実績を見ながら勝ち馬を探してみても良いかもしれません。
今年の出走馬の内、G1レースで好走したことがある馬は5頭、京都か阪神の重賞で馬券に絡んだことがある馬は3頭いました。(かっこは主な重賞実績)
【脚質】差し馬が有利な舞台
脚質 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 【0-2-0-8】 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
先行 | 【2-4-2-27】 | 5.7% | 17.1% | 22.9% |
差し | 【8-4-7-60】 | 10.1% | 15.2% | 24.1% |
追込 | 【0-1-0-46】 | 0.0% | 2.1% | 2.1% |
まくり | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年のエリザベス女王杯の勝ち馬8頭が差し馬でした。
差し馬は勝率10%を超えていてもっとも勝ち切りやすいです。
舞台となる京都芝2,200mは外回りコースを使用しますが、直線が400m以上ある上、京都は4大馬場(東京・中山・京都・阪神)のなかで唯一直線上に上り坂がないため、思う存分末脚を活かすことができます。
そのため、差し馬有利となっています。
なお、複勝率を見てみると、逃げと先行馬も活躍していましたが、馬券に絡んだ逃げ馬2頭は3年連続2着入りしたクロコスミアのものなのでそこまで参考にしなくて良いでしょう。
【年齢】4歳馬◎、5歳以上は好走率がガクンと下がる
年齢 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 【2-3-3-26】 | 5.9% | 14.7% | 23.5% |
4歳 | 【7-4-5-44】 | 11.7% | 18.3% | 26.7% |
5歳 | 【1-3-1-56】 | 1.6% | 6.6% | 8.2% |
過去10年のエリザベス女王杯の勝ち馬7頭、2~3着馬9頭が4歳馬でした。
好走率を見ても単勝率、連対率、複勝率全ての数値が高いです。
3歳馬は【2-3-3-26】で勝率は6%止まりでしたが、複勝率は23.5%と4歳馬とそこまで差はありません。
対して、5歳馬は【1-3-1-56】でした。
勝率は2%未満、複勝率も8%しかなく、大苦戦といえるでしょう。
エリザベス女王杯は11月に行われるレースなので、このレースに出走する5歳馬は間もなく6歳になります。
一般的に競走馬は5歳がピークといわれているので、年齢的な衰えも出始めるのかもしれません。
年齢を見ながら予想してみるのも良いかもしれません。
今年の出走馬の中で5歳馬は8頭いました。
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エリザベス女王杯の過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【2-2-2-4】 | 20.0% | 40.0% | 60.0% |
2番人気 | 【0-0-1-9】 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
3番人気 | 【4-0-3-3】 | 40.0% | 40.0% | 70.0% |
4番人気 | 【1-0-1-8】 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
5番人気 | 【1-3-0-6】 | 10.0% | 40.0% | 40.0% |
6~9番人気 | 【1-4-2-33】 | 2.5% | 12.5% | 17.5% |
10番人気以下 | 【1-2-0-79】 | 1.2% | 3.7% | 3.7% |
もっとも好走している3番人気、次点1番人気、2番人気は×
過去10年のエリザベス女王杯で1番人気は【2-2-2-4】でした。
勝率20%、複勝率60%とまずまずです。
対して、3番人気は【4-0-3-3】で勝率と複勝率は1番人気よりも高かったです。
1番人気よりも3番人気のほうが配当興味は高くなるので、積極的に抑えてみると良いでしょう。
なお、2番人気は【0-0-1-9】と大苦戦していました。
エリザベス女王杯は1~2番人気よりも3番人気に支持された馬を狙いたいです。
過去10開催の内の7開催が人気馬2頭+穴馬1頭で決まった
過去10開催のエリザベス女王杯のうちの7開催が下記の通り決着付きました。
1~5番人気に支持された馬2頭+6番人気以下の馬1頭の組み合わせ
エリザベス女王杯は6番人気以下の馬が10頭馬券に絡んでいるので伏兵の台頭もたびたび見られますが、6番人気以下の馬が馬券内を独占したのは2021年のみです。
6番人気以下の馬が2頭馬券に絡んだ年も過去10年ありません。
2021年を除けばヒモ荒れか上位人気馬同士の順当決着で決まる傾向が強かったです。
穴馬同士で決まることは滅多にないので、人気馬と穴馬を組み合わせながら買い目を選択したいです。
前走G2だった馬は人気落ちでも警戒したい
馬券に絡んだ6番人気以下の馬 | |||||
年度 | 着順 | 馬名 | 前走レース | 前走クラス | 前走着順 |
2022 | 2 | ライラック | 秋華賞 | G1 | 10 |
2021 | 1 | アカイイト | 府中牝馬S | G2 | 7 |
2 | ステラリア | 秋華賞 | G1 | 6 | |
3 | クラヴェル | 新潟記念 | G3 | 3 | |
2019 | 2 | クロコスミア | 府中牝馬S | G2 | 5 |
2018 | 2 | クロコスミア | 府中牝馬S | G2 | 5 |
2017 | 2 | クロコスミア | 府中牝馬S | G2 | 1 |
2016 | 2 | シングウィズジョイ | 府中牝馬S | G2 | 7 |
2015 | 1 | マリアライト | オールカマー | G2 | 5 |
2014 | 3 | ディアデラマドレ | 府中牝馬S | G2 | 1 |
過去10年のエリザベス女王杯で6番人気以下の馬は10頭馬券に絡んでいました。
このうち、2021年の3着馬クラヴェルを除いた9頭が前走G1もしくはG2レースを走っていました。
また、この9頭のうちの8頭が前走レースで7着以内に入線しています。
前走のグレードが高い馬よっぽど大敗していない限り、巻き返す可能性があります。
前走がG2以上のレースで大敗していないにも関わらず人気を落としている馬がいれば、抑えてみても良いかもしれません。
今年の出走馬の中で該当する馬は3頭いました。
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エリザベス女王杯の過去10年の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【3-0-2-13】 | 16.7% | 16.7% | 27.8% |
2枠 | 【1-2-1-16】 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
3枠 | 【1-3-0-16】 | 5.0% | 20.0% | 20.0% |
4枠 | 【0-0-2-18】 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
5枠 | 【0-2-1-17】 | 0.0% | 10.0% | 15.0% |
6枠 | 【2-0-2-16】 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
7枠 | 【0-3-1-22】 | 0.0% | 11.5% | 15.4% |
8枠 | 【3-1-0-24】 | 10.7% | 14.3% | 14.3% |
京都で開催された2014~2020年と2023年の枠番別成績 | ||||
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【3-0-1-8】 | 25.0% | 25.0% | 33.3% |
2枠 | 【1-2-1-10】 | 7.1% | 21.4% | 28.6% |
3枠 | 【1-2-0-11】 | 7.1% | 21.4% | 21.4% |
4枠 | 【0-0-2-12】 | 0.0% | 0.0% | 14.3% |
5枠 | 【0-2-1-11】 | 0.0% | 14.3% | 21.4% |
6枠 | 【2-0-1-11】 | 14.3% | 14.3% | 21.4% |
7枠 | 【0-0-1-17】 | 0.0% | 0.0% | 5.6% |
8枠 | 【0-1-0-18】 | 0.0% | 5.3% | 5.3% |
京都開催時は内枠有利!
過去10年のエリザベス女王杯でもっとも好走していたのは3頭の勝ち馬が出ていた1枠と8枠です。
特に好走率が高かったのは1枠で、単勝率と複勝率がもっとも高かったです。
そして、8枠は1枠に次いで単勝率が高いです。
ただし、8枠の勝ち馬3頭はいずれも2020~2022年の阪神開催のものでした。
京都で開催された2014~2020年と2023年の7開催だけ見たら8枠は【0-1-0-18】で大苦戦しています。
今後エリザベス女王杯は京都で開催されるため、8枠はむしろ軽視したいです。
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エリザベス女王杯の過去10年の前走着順別成績
前走着順 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1着 | 【2-2-2-35】 | 4.9% | 9.8% | 14.6% |
前走2着 | 【3-3-1-17】 | 12.5% | 25.0% | 29.2% |
前走3着 | 【3-1-4-18】 | 11.5% | 15.4% | 30.8% |
前走4着 | 【0-0-0-12】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走5着 | 【1-2-1-10】 | 7.1% | 21.4% | 28.6% |
前走6~9着 | 【1-2-1-32】 | 2.8% | 8.3% | 11.1% |
前走10着以下 | 【0-1-0-18】 | 0.0% | 5.3% | 5.3% |
前走クラス | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
重賞 | 【10-11-8-102】 | 7.6% | 15.9% | 22.7% |
非重賞 | 【0-0-0-39】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走重賞組+掲示板入りしている馬が狙い目
過去10年のエリザベス女王杯の勝ち馬9頭、2~3着馬16頭が前走レースで5着以内に入線していました。
また、馬券に絡んだ30頭はいずれも前走重賞レースを走っています。
今年のエリザベス女王杯は例年以上に小粒なので前走クラス戦だった馬も参戦していますが、さすがにG1の舞台は奮っていません。
同じく、オープンやリステッドの馬も全滅していました。
馬券予想の際は前走が重賞でなおかつ掲示板入りしている馬を評価したいです。
今年の出走馬で該当する馬は4頭いました。
前走10着以下の激走は厳しい
過去10年のエリザベス女王杯で前走10着以下だった馬は19頭いましたが、馬券に絡んだのは2022年のライラックのみでした。
前走大敗組の巻き返しも厳しいようです。
今年の出走馬の中で前走10着以下に敗れていた馬は5頭いました。
エリザベス女王杯2024全頭考察
今年のエリザベス女王杯は骨っぽいメンバーが多数参戦しました。
ここからは、冒頭で紹介しきれなかった残りの出走馬を解説します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
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エリカヴィータ
- フローラステークス (G2) 2022年
エリカヴィータは一昨年のフローラステークスを制した馬です。
3歳時はオークスや秋華賞にも出走していましたが、どちらも掲示板外に沈んでしまいました。
古馬になってからも重賞レースを中心に使われましたが、勝利したフローラステークスを最後、勝ち星どころか馬券内にも届いていません。
特に今年はローカル重賞で苦戦していましたし、前走新潟牝馬ステークスは別定戦にもかかわらず勝ち馬から離されての6着でした。
今年のエリザベス女王杯はそこまで抜けた馬は多くものの、近走はあまりにも成績不振なのはいただけないです。
芝2,200m以上のレースもオークスでしか経験したことがないですし、近走負けすぎているのでここは見送りたいです。
キミノナハマリア
- 五稜郭S (3勝クラス) 2024年
前々走の五稜郭ステークスを勝利してオープン入りしたキミノナハマリアも参戦します。
今年のエリザベス女王杯は3勝クラスから挑む馬も少なくない中、キミノナハマリアは前走札幌日経オープンでオープン競走を使っています。
結果は3着でしたがタフな札幌の洋芝でもしっかり脚を伸ばして3着入りし、牡馬相手にもやれていましたし、勝ったショウナンバシットが続くタイランドカップを勝利しているので強い相手に善戦できました。
今回は札幌日経オープン以来のレースとなりますが、京都コースは【1-2-0-1】なのでコース適性は悪くありません。
ただ、連対した3戦はすべて京都芝2,000mの内回りコースを使っていました。
外回りコースは未経験ですし、直線の長い舞台も昨年オークス以来となるので、直線勝負になるようでしたらどこまでやれるか未知数です。
それでも、これまでタフな洋芝で好走しているので雨が降って馬場が重くなればワンチャンスあるかもしれません。
3勝クラスを上がったばかりの馬なのでさすがにいきなりのG1制覇は容易ではありませんが、雲行き次第で大激走もあり得るかもしれないです。
コスタボニータ
- 福島牝馬S (G3) 2024年
これまで数多くの重賞で善戦していましたが、今年の福島牝馬ステークスで嬉しい重賞初制覇を成し遂げました。
これまでどんな舞台でも結果を残しており、前々走の小倉記念は開幕初週で超高速馬場の中京の舞台で先行しながら2着入りしました。
最後はリフレーミングに差されてしまいましたが、ハイペースの逃げにも臆さず、2番手の位置から最後までしぶとく脚を伸ばして健闘し、負けて強しの競馬です。
しかも、レコードで勝利したリフレーミングのクビ差2着なので超高速馬場で対応できたのも高く評価したいです。
今回はキャリア初のG1の舞台となりますが、前走府中牝馬ステークスはスローからの上がり勝負で出し切れていません。
対して、小倉記念はハイペースで流れる中、先行しながら最後まで脚を伸ばしていたので、前半に強気なレースメイクを行っても意外と粘ってくれます。
芝2,200m以上の舞台は今回が初めてなので、距離が持つかはやってみないと分かりません。
しかしながら、今回騎乗する松山騎手が序盤から積極的なレース運びを行い、且つ距離が持てば今年の面子なら上位争いも可能だと思います。
枠や追い切りなど、総合的に判断しながら印を検討したいです。
コンクシェル
- 中山牝馬S (G3) 2024年
コンクシェルは今年の中山牝馬ステークスを制した馬です。
中山牝馬ステークスでは逃げの手を打ち、スローに落としながら早めに動いて押し切りました。
残り5Fからペースを引き上げ、ラスト4Fが最速、そこからは苦しくなりながらも後続の追撃を退けています。
中山牝馬ステークスはハンデ戦でコンクシェルは53キロの斤量にも恵まれていましたが、今回出走しているコスタボニータやシンリョクカ相手に勝ち切れたのは一定の評価が必要でしょう。
また、今年はこれといった逃げ馬が不在なのでここでも自身の競馬は行いやすいはずです。
ただ、これまで芝1,600~1,800mを中心に使われており、芝2,000m以上の勝利はありません。
京都も秋華賞で敗れたきりなので、京都適性も微妙なところです。
自身のペースで競馬はしやすいものの、果たして距離が持つかどうかがポイントとなるでしょう。
ゴールドエクリプス
- 大原S (3勝クラス) 2023年
ゴールドエクリプスは昨年の小倉記念で3着入りし、続く大原ステークスも勝利し、オープン入りしました。
昨年の小倉記念は走破時計1分58秒4が示すように、超高速馬場条件下で3着入りしています。
牡馬相手にも健闘していますが、51キロの恩恵も大きかったですし、4着のマリアエレーナと5着のカレンルシェルブルにはクビ差なのでこれ以上重たかったら着外だったでしょう。
続く大原ステークスは京都芝1,800mにしてはハイペースになりましたが、3~4コーナーの段階で早めに動き、直線でも脚を使えています。
着差は大きくありませんが、ハイペースの流れで息を入れながら、最後まで脚を伸ばすことができたのは良かったですし、外回りの京都で結果を残せたのも良いでしょう。
ただ、昨年エリザベス女王杯はなすすべなく14着に沈んでいますし、今年の重賞3戦もすべて着外なので重賞クラスとなると少し苦しくなっています。
コース適性は合いそうな感じもしますが、いくら今年は面子が小粒とはいえ、今年の3戦よりは相手が強いので、ポテンシャル面で上位争いは厳しいかもしれません。
サリエラ
- 白富士S (L) 2023年
サリエラは兄姉に朝日杯FSを勝利し、皐月賞&日本ダービーで2着入りしたサリオスや、有馬記念とエリザベス女王杯で2着入りしたサラキアがいる超良血馬です。
サリエラも3歳時は大事に使われながら堅実にオープン入りを果たしましたが、昨年の新潟記念の凡走を機に、あまり結果を残すことができていません。
昨年エリザベス女王杯にも出走し、後方一気を仕掛けましたが6着でした。
しかしながら、昨年エリザベス女王杯は6着とはいえ勝ち馬ブレイディヴェーグと0.3秒差なのでそこまで悪くないです。
その他のレースを見ても、昨年目黒記念も3着でしたが勝ち馬ヒートオンビートと0.1秒差でした。
近走勝てていないだけで、意外と善戦していたのです。
ただ、今年は天皇賞(春)こそ距離が合わなかったとしても、オールカマーは騎乗した戸崎騎手が完璧に立ち回り、好位から突き抜けられるはずでしたが直線では自慢の末脚が一切活かせず、崩れています。
オールカマーは出し切れれば激走もあり得たので少し嫌な負け方でした。
今回は仕切り直しの一戦となりますが、まずは状態の立て直しがポイントとなるでしょう。
なお、今回は短期免許で来日しているR.ムーア騎手が騎乗するため鞍上強化といえますが、ムーア騎手は過去10年オンエリザベス女王杯で【0-0-0-5】、しかも2番人気の馬に3回騎乗してこの成績なのであまり信頼しづらいです。
サリエラは状態面、ムーア騎手は適性が気になるところですが、人馬ともにポテンシャルは一流だと思うので、枠や追い切りを見ながら最終判断したいです。
シランケド ※取消
- 魚沼S (3勝クラス) 2024年
シランケドの名前が一躍有名になったのはおそらく昨年の紫苑ステークスでしょう。
紫苑ステークスに挑んだ段階では1勝クラス止まりの馬でしたが、最後方から手ごたえ翌差し脚を伸ばし、3着入りしました。
秋華賞の権利も獲得しましたが、紫苑ステークスの反動があったようで無理せず回避しています。
紫苑ステークスは3着だったので収得賞金を加算できず、今年は再び1勝クラスから再スタートしましたが、5戦走って3勝2着2回の安定感で無事にオープン入りを果たしました。
紫苑ステークスの激走は決してフロックではなかったのです。
今年のレースを見てみると、2勝クラスの猪苗代湖特別を制するまでは小回り巧者のイメージがありましたが、前走魚沼ステークスは一転して直線の長い新潟の舞台で勝ち切っています。
ほぼ最後方の位置から長く脚を使って2着のグランドカナリンに1馬身半以上差を付けて勝利しているように、持続性ある脚が武器といえるでしょう。
エリザベス女王杯の舞台である京都芝2,200mも外回りコースなので、適性にも期待できそうです。
キャリア初の芝2,200m&G1で相手は強いですが、適性は合いそうなのでハマれば善戦にも期待できそうです。
シンティレーション
- 新潟日報賞 (3勝クラス) 2024年
シンティレーションは前走府中牝馬ステークスで2着入りした馬です。
それまでは条件戦で善戦していた馬で前走府中牝馬ステークスはオープン緒戦のレースでした。
クラス戦上がりの馬ということで、10番人気の低評価でしたが、直線一気の競馬が見事はまって2着入りしています。
勝ち馬ブレイディヴェーグには完敗でしたが、マスクトディーヴァやフィアスプライドといったG1好走馬に先着できたのは高く評価できるでしょう。
今回は満を持してG1の舞台に駒を進めましたが、芝2,200mは今回初めてとなる上、芝2,000mも3走前のパールステークスで6着なので距離適性は気になります。
しかしながら、府中牝馬ステークスでは上がりの速い末脚を使うことができているので差し脚有利の展開になるようでしたら浮上もあり得るのではないでしょうか。
課題は少なくありませんが、イギリスの名手マーカンド騎手がどのような手綱さばきを見せてくれるか注目したいです。
ピースオブザライフ
- トルマリンS (3勝クラス) 2024年
今回騎乗する団野騎手はこれまでにピースオブザライフに4回騎乗し、【2-1-1-0】でした。
人馬の相性は文句ありません。
脚質的にも先行~差しと幅広く、前走トルマリンステークスも上がり最速の末脚を使って勝利しました。
データ的にもエリザベス女王杯は差し馬が勝ち切る傾向が強いので、脚質的には悪くないです。
しかしながら、ピースオブザライフは近走ダートばかり使っていました。
もともと芝でデビューした馬でしたが芝の主な勝ち鞍は未勝利戦のみで、1勝クラスは勝利どころか掲示板入りも果たせませんでした。
ダートに転向してから才能を開花させつつありますが、芝に限れば未勝利上がりの馬が芝G1で好走するのは非常に厳しいものがあるでしょう。
ここはさすがに見送りたいです。
フェアエールング ※取消 福島記念出走
- STV賞 (3勝クラス) 2024年
フェアエールングは前走札幌で開催されたSTV賞の勝ち馬です。
STV賞は14頭立てのレースでした。
道中中団馬群で脚を溜めながら、終い3Fを上がり最速34秒3の末脚を使って勝利しました。
1,000mを61秒7で通過し、勝ち時計が2分00秒6なので超スローの上がり3ハロン勝負でしたが、しっかりと脚を引き出すことができました。
札幌は洋芝で力が求められますが、この日の札幌は開催前週ということで時計も出ており、その中で勝ち切れたのは良かったです。
ただ、過去の戦績を見てみると連対した5戦のうちの4戦が札幌なので洋芝巧者のイメージが強いです。
京都は今回初めてですし、前走STV賞も勝ち切れたとはいえ2着のスミとはクビ差でした。
今回は久々の重賞戦となりますが、3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬がいきなりG1ということで相手は強いですし、ここで上位争いはポテンシャル面で厳しいものがあるでしょう。
ホールネス
- 新潟牝馬S (L) 2024年
ホールネスは前走新潟牝馬ステークスの勝ち馬です。
新潟牝馬ステークスは久々のレースということもあって前走より馬体重がプラス14キロも増加していましたが、道中先行グループを見るような形で中団、単騎気味に脚を溜めます。
縦長の展開となりましたが、3~4コーナーで徐々に前と差を詰め、直線では馬場の外目から末脚を伸ばして勝利しました。
この日の新潟は内ラチ沿いが荒れていたので外有利でしたが残り1ハロンで脚を引き上げていますし、力あるところを見せています。
その前のマーメイドステークスも逃げの手を打ったアリスヴェリテには完敗でしたが2着のエーデルブルーメにはクビ差なので意外とやれていました。
今回は相手が強力ですが、芝2,200mは【3-1-0-0】と相性が良いですし、新潟牝馬ステークスも要所で反応よく動きつつ、長く脚を活かすことができたのも良いでしょう。
今回は主戦の西塚騎手から坂井瑠星騎手に乗り替わりとなり、この点は賛否が分かれそうですが、G1実績は坂井騎手のほうが豊富なので、西塚騎手には悪いですがこれが勝負の世界の洗礼といったところです。
週の初めの段階でも穴人気していますが、過去の実績を考えたら頷けますし、初G1でもいい線行くかもしれません。
モリアーナ
- 紫苑ステークス (G2) 2023年
昨年の紫苑ステークスを制したモリアーナは差しの競馬を得意としています。
勝利した紫苑ステークスは稍重でしたが、開幕週の中山ということもあって超高速馬場の中、ほとんど最高峰の位置から直線一気の競馬だけで勝利しました。
上がり最速34秒3の末脚でごぼう抜きしており、直線の短い中山でもしっかり出し切ることができています。
その後は勝ち星から遠ざかっていましたが、今年の阪神牝馬ステークスでも上がり最速32秒9の末脚で3着入りしているように、切れ味には定評がるといえるでしょう。
前走府中牝馬ステークスは8着でしたが前が壁で出し切りづらかったです。
その中で最後まで脚を伸ばしていたので侮れません。
距離に関しても今年のAJCCが不良馬場の中山芝2,200mで4着入りしているので問題ないでしょう。
紫苑ステークスやAJCCの内容を見る限り、距離が伸びてもやれそうですし直線の長い舞台も相性が良いです。
また、前走に引き続きコンビを組む岩田康成騎手も過去10年のエリザベス女王杯で【0-3-0-3】と相性が良いので、ハマれば面白そうな1頭といえます。
枠と追い切り次第で重い印も検討したいです。
ラヴェル
- アルテミスS (G3) 2022年
ラヴェルは一昨年のアルテミスステークスを制したものの、その後は勝ち星から遠ざかっています。
アルテミスステークスでは後方から長く脚を使って後の三冠牝馬であるリバティアイランドに勝利しました。
リバティアイランドに勝ったといえば聞こえはいいですが、リバティアイランドは道中抜け出しに相当苦労していたのでスムーズならおそらく負けていたでしょう。
しかしながら、直線では鮮やかに抜け出していたので差し馬としての一面を証明しています。
そして、地味に好内容だったのが今年5着に入線した京都記念でした。
京都記念はエリザベス女王杯と同じ京都芝2,200mの舞台で開催されましたが、中団で競馬していたものの、2コーナーから向こう正面で大きく外に寄れながら競馬しており操縦性に難がありそうでした。
しかしながら、直線では大外ぶん回しで馬場の外目から仕掛けて5着に入線しています。
勝ったプラダリアはこれで重賞3勝目を挙げ、2着のベラジオオペラが後に大阪杯を勝利、宝塚記念でも3着、4着のシュヴァリエローズは今年の京都大賞典を差し切って勝利していました。
そのシュヴァリエローズにクビ差2着なので、向こう正面のロスがなければ馬券内も狙えた可能性があります。
素質は意外と光るものを持ち合わせていますし、今回川田騎手が騎乗予定なのも鞍上調教かといえるでしょう。
ただ、ラヴェルは火曜日の段階で出走除外候補となっています。
1頭でも除外馬がでてくれるようでしたら出走は叶いますが、裏で行われる福島記念にも登録しているので果たして出走するのか分かりません。
出走するようでした好走にも期待したい1頭です。
ルージュリナージュ
- ユートピアS (3勝クラス) 2023年
ルージュリナージュは昨年のユートピアステークスを勝利し、今年のヴィクトリアマイルや府中牝馬ステークスでも5着に入線していました。
脚質的には追込競馬を得意としており、ヴィクトリアマイルも府中牝馬ステークスも好時計で走破しています。
エリザベス女王杯の舞台である京都芝2,200mは外回りコースを使用するため直線が長いですし、現在の京都は良馬場なら時計が出ているので脚色と合いそうです。
ただ、これまで馬券に絡んだ7戦のうちの6戦が東京や新潟といった左回り競馬場のものでした。
右回りコースは【0-0-1-2】と好走例が乏しいです。
また、関西輸送も今回はじめてとなるため輸送問題も気になるところです。
かみ合えば好走に期待できるかもしれませんが、不安要素も多いので抑えるとしても相手までにしたいです。
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エリザベス女王杯2024の騎手予想
エリザベス女王杯2024で買いたい騎手トップ3を公開しています。
エリザベス女王杯2024追い切り評価
エリザベス女王杯2024追い切り評価はこちらの記事でご覧ください。
以上になります。
エリザベス女王杯の予想の参考にしてみてください!