
【府中牝馬S2025追い切り評価/全頭診断】重賞初挑戦の〝アノ馬〟にトップ評価「S」

府中牝馬ステークス2025追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では府中牝馬ステークスの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。
6月18日の馬場状態
美浦
この日の美浦は坂路、ウッドは良馬場でした。
坂路の1番時計はウインオーディンの4F50秒8です。美浦坂路にしては時計が出ています。
ウッドの1番時計はコスタノヴァが記録した6F79秒0でした。全体的に時計は出ています。
栗東
この日の栗東は坂路、ウッドともに良馬場でした。
坂路の1番時計はマリブパインの4F49秒6でした。高速馬場です。
ウッドの1番時計はバトゥカーダが記録した6F77秒7です。美浦ウッド以上に時計は出ています。
府中牝馬ステークス2025追い切り評価/全頭診断コメント
府中牝馬ステークス2025の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。
評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。
(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)
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アスコルティアーモ
アスコルティアーモ 6月18日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 82.4 | 66.3 | 51.2 | 36.8 | 11.0 | 強め |
1週前 | 美浦南W(重) | 81.4 | 66.0 | 51.2 | 36.6 | 11.6 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(良) | 67.0 | 52.2 | 36.7 | 10.7 | 馬なり |
アスコルティアーモは美浦のウッドチップコースで同レースに出走するミアネーロ(牝4、オープン)とイラーナ(牝4、1勝クラス)と3頭併せを行いました。
今回初コンビを組む荻野極騎手が追い切りに騎乗し、馬場の3分どころからミアネーロを2馬身半追走する形で強めに追い、6F82秒4-上がり1F11秒0の時計を記録しましたが半馬身の遅れでした。
1週前の11日も美浦ウッドで追い切りを行い、このときはミアネーロともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行っています。
ここでは助手が騎乗し、馬場の3分どころから馬なりでミアネーロを3馬身半追走し、6F81秒4-上がり1F11秒6の自己ベストでミアネーロと同時併入しました。
3頭併せの最内からの追い切りでしたが、コーナーでは多少ふらふらする場面もあり、集中力はそこまで高くない感じがします。
直線に入ってからも終始右手前の追い切りで最後はミアネーロに捕らえられるように併入でした。
自己ベストを記録しているように、成長性も感じられますがもう少し立ち回りが器用だとなお良い印象です。
最終追い切りはミアネーロと2頭併せでした。
1週前に比べたら少し落ち着きのある走りができていますが、直線ではミアネーロの方が手応えよく抜け出して、先着を許しました。
馬体は仕上がりつつありましたが、合わせたミアネーロがアスコルティアーモよりも外目から馬なりで追い切りを行い、かたやアスコルティアーモは強めの追い切りだったことを考えると、格の違いを見せつけられた感じがします。
ここは少し物足りなかったです。
ウインエーデル
ウインエーデル 6月17日(火) 評価E(測定不能) | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | ⑦98.8 | 67.0 | 52.2 | 37.2 | 11.8 | 馬なり |
前走最終 | 栗東CW(不良) | 82.9 | 66.8 | 52.0 | 37.1 | 11.4 | 馬なり |
ウインエーデルは火曜日に栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追われ、7F98秒8-6F82秒1-上がり1F11秒8の時計でまとめています。
今回は約3か月半ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは5月下旬から再開し、坂路で13本、ウッドで12本と、坂路とウッドで同量の追い切りを行っています。
このうち、映像はありませんが14日には栗東ウッドでペイシャキセキ(牝3、未勝利)と併せており、馬場の真ん中から強めに追って6F84秒9-上がり1F10秒9の時計で伸びを見せていました。
1週前に負荷を掛けたので最終追い切りはウッドで軽い調整でしたが、火曜追いということでJRAレーシングビュアーに追い切り映像が公開されていませんでした。
馬なりということで時計面でもどれだけのパフォーマンスを残したのか判断しがたいので、ここはE評価(測定不能)とします。
ウンブライル
ウンブライル 6月18日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 83.7 | 68.0 | 53.1 | 38.5 | 11.3 | 馬なり |
前走最終 | 美浦坂路(良) | 52.9 | 39.4 | 13.0 | 強め |
近年調子を落としているウンブライルは美浦のウッドチップコースでクラインシュミット(牝3、未勝利)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。
助手が騎乗して馬場の3分どころから馬なりでクラインシュミットを3馬身追走し、6F83秒7-上がり1F11秒3の時計でクラインシュミットと併入しています。
中間追い切りは今月に入ってから再開し、坂路で8本、ウッドで3本の追い切りを行っています。
なお、映像はありませんが15日には美浦坂路で単走を行い、一杯に追われて4F53秒3-上がり1F11秒9の時計で負荷を掛けていました。
最終追い切りは3頭併せの真ん中からの追い切りでした。
少し頭を引き気味にしながらの追い切りで、直線入りまでは脚を溜めるような走りでしたが、直線に入ってからは2頭の僚馬にはさまれながらもこの馬なりにペースを引き上げて最後は終い2F12秒9から1F11秒3の時計で併入しました。
※僚馬(りょうば):同じ厩舎に所属する馬のこと
馬なりということで目立った内容ではありませんでしたが、それでも要所で加速できているのは悪くありません。
フットワークも軽快でしたし、状態は良さそうでした。
時計の出る馬場で見てみたいです。
エリカヴィータ
エリカヴィータ 6月18日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦坂路(良) | 52.1 | 37.7 | 12.3 | 馬なり | ||
1週前 | 美浦坂路(重) | 52.6 | 38.1 | 12.0 | 一杯 | ||
前走最終 | 美浦南W(良) | 67.7 | 52.5 | 38.2 | 11.6 | 馬なり |
不調が続く重賞馬のエリカヴィータは美浦南路でエリカコレクト(牝6、2勝クラス)と併せました。
助手が騎乗して馬なりで僚馬を2馬身追走し、4F52秒1-上がり1F12秒3の自己ベストで併入しています。
1週前の11日も美浦坂路で追い切りを行い、このときはミッキーキャンディ(牝3、未勝利)と併せました。
ここでも助手が騎乗し、僚馬を半馬身追走する形で一杯に追われ、4F52秒6-上がり1F12秒0の時計で同時併入しています。
道中は助手が3回ほど鞭を入れて気合付がされており、はきはきとした動きを見せていました。
しかし、外から立ち回ったミッキーキャンディ比較でみるといまいち伸びが足りず、最後は同時併入です。
ミッキーキャンディは馬なり、かたやエリカヴィータは重賞馬なのでもう少し威厳のある動きができていれば良かったです。
一杯に追ったため最終追い切りまでの良化に期待したいです。
最終追い切りは僚馬を置いて馬なりで調整を行いました。
全体時計に関しては一杯に追われた1週前よりも出ていますし、四肢の踏み込みも確認できたので1週前よりは良化してそうです。
ただ、ここも馬なりで追われたエリカコレクトとほとんど差がない内容でした。
時計自体は自己ベストを記録しているものの、2週続けて格下の併せ馬と差のない内容だった点は気になります。
いい時期ほどの仕上がりではありませんでした。
カナテープ
カナテープ 6月18日(水) 評価S | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 66.7 | 51.5 | 36.9 | 11.9 | 馬なり | |
1週前 | 美浦南W(重) | 66.0 | 50.8 | 36.6 | 11.2 | 馬なり | |
前走最終 | 美浦南W(良) | 81.8 | 66.0 | 51.8 | 37.4 | 12.2 | 馬なり |
初音ステークス(3勝クラス)を勝利したカナテープは美浦のウッドチップコースでサクラファレル(牡3、未勝利)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。
助手が騎乗し、馬場の真ん中から馬なりでサクラファレルを2馬身半追走し、5F66秒7-上がり1F11秒9の時計を記録しましたが、サクラファレルには半馬身遅れています。
1週前の12日は美浦ウッドでクックパイン(牡3、未勝利)と併せました。
このときはレーン騎手が追い切りに騎乗(レース当日は大野騎手が騎乗)し、馬場の真ん中から馬なりでクックパインを1馬身半追走し、5F66秒0-上がり1F11秒2の時計で2馬身先着しています。
馬なりの追い切りでしたが、序盤から行きっぷりが良く手綱を引き気味にしながらもパワフルな動きで走破しています。
直線に入ってからはさらに気合の乗った動きで僚馬との差を広げ、最後は終い2F12秒0から1F11秒2の加速ラップで僚馬を突き放しました。
レーン騎手は手綱を引き気味でしたが、ぐいぐい追走する走りは印象深いですし、最後まで加速ラップで力強く追えているのは好印象です。
久々ではありますが、気合乗りも動きも申し分なく好内容の動きを見せていました。
最終追い切りは3頭併せの最内から立ち回りました。
1週前ほどパワフルではないものの、四肢の使い方は機敏でしたし、身体はしなやかです。
直線に入ってからは外の僚馬2頭に交わされましたが、軽く流す程度だったことを考えると問題ないでしょう。
1週前がぐいぐい加速していたので追えば先着は可能だったと思いますし、現状でも十分すぎるほどの仕上がりです。
東京適性も高いので、印も検討したくなるほどの好内容でした。いいでしょう。
カニキュル
カニキュル 6月18日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦坂路(良) | 51.6 | 37.6 | 12.6 | G前仕掛け | ||
1週前 | 美浦南W(重) | 81.4 | 65.2 | 50.8 | 36.9 | 11.4 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(良) | 80.2 | 65.0 | 51.6 | 38.0 | 12.2 | 馬なり |
飛び級で挑むカニキュルは美浦坂路で単走を行いました。
助手が騎乗してゴール前で仕掛けられて全体時計51秒6-上がり1F12秒6の自己ベストを記録しています。
1週前の12日は美浦ウッドで単走を行いました。
このときは菊沢調教師自ら追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで6F81秒4-上がり1F11秒4の時計でまとめています。
道中は行きっぷりが良く、菊沢調教師が少し抑え気味の調整で、気合も乗っています。
全体を通して一定の脚さばきでまとめており、頭を低くしながら推進力のある動きでまとめているのも良いでしょう。
毛ヅヤも良いですし、機敏な動きは好感触でした。
最終追い切りは坂路で単走でしたが、ここも1週前同様四肢の使い方が良く、一定のリズムで動けています。
終いは3F12秒8-2F12秒2-1F12秒6の減速ラップなので、ゴール前仕掛けにしては少し物足りないようにも見えますが、全体時計51秒6は従来の自己ベストを1.7秒も更新しているので早めに動いていたことを考えたら健闘したと考えられます。
強く追ったことでレースまでにさらなる良化もありそうですし、2週続けて前向きな動きができていたのは良かったです。
グランスラムアスク
グランスラムアスク 評価E(測定不能) | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | |||||||
前走最終 | 栗東坂路(重) | 55.0 | 39.3 | 12.6 | 馬なり |
前走のジューンステークス(OP)から挑むグランスラムアスクは連闘なので追い切りを行っていませんでした。
E評価(測定不能)とします。
シングザットソング
シングザットソング 6月18日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 56.6 | 40.0 | 11.8 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東坂路(重) | 53.7 | 37.7 | 12.6 | 末強め | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 54.1 | 39.0 | 12.4 | 馬なり |
前々走の愛知杯(G3)で2着入線したシングザットソングは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで全体時計56秒6-上がり1F11秒8の時計で軽くまとめています。
1週前の11日も栗東坂路で単走を行い、このときは末強めに追って全体時計53秒7-上がり1F12秒6の時計で登坂していました。
外ラチ沿いからの追い切りでしたが、頭は斜め右を向いていて馬具を付けている割に集中力に欠けています。
脚の回転は速いものの、全体時計53秒7のわりに終いは2F12秒1から1F12秒6の減速ラップ、末強めに追われた割に使える脚が短かった点も気になりました。
1週前の時点ではそこまで好仕上がりという感じはなかったものの、強く追ったので最終追い切りまでの良化に期待したいです。
最終追い切りは馬なりで軽くまとめています。
ここも外ラチ沿いからの追い切りでしたが、序盤から中盤にかけて頭が高くて折り合い面で少し難しそうでした。
ただ、中盤以降は追い出し態勢に入って加速ラップでまとめていますし、踏み込みにも力強さが見られたので、1週前よりは良化の気配も感じられます。
1週前よりは良くなっていました。
セキトバイースト
セキトバイースト 6月18日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | ⑦97.5 | 65.3 | 50.5 | 35.4 | 11.2 | 馬なり |
1週前 | 栗東CW(重) | 82.3 | 66.0 | 51.1 | 37.2 | 11.8 | 馬なり |
前走最終 | 栗東CW(良) | 52.4 | 37.3 | 11.5 | 馬なり |
重賞で穴馬として台頭しているセキトバイーストは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗し、馬場の3分どころから馬なりで7F97秒5-6F80秒8-上がり1F11秒2の時計で自己2番目の時計を記録していました。
1週前の11日にも栗東ウッドで単走を行っており、このときは馬場の真ん中から馬なりで6F82秒3-上がり1F11秒8の時計で走破しています。
道中は少し固い感じもしましたが、終いになるとこの馬なりに脚を伸ばしてまとめているように、レース感覚は維持できていました。
前走最終追い切りよりも4Fの時計は良いですし、調子は維持できています。
最終追い切りは7F追いでしたが、コーナーの段階から大きな歩様で動けていますし、直線に入ってからはじりじり脚を伸ばして終い2F-1Fともに11秒2の好時計でまとめることができました。
1週前より馬場の内目を回っていたとはいえ、全体時計97秒5-6F80秒8はこの馬にとって2番目に速い時計ですし、終いも持続力のある脚で好時計を記録できたのも良かったです。
動きはそこまで見栄えする感じはなかったものの、時計は非常に良くなりました。
東京コースが合うかどうかは判断しがたいものの、状態は良いのでかみ合えば力を引き出せそうです。
タガノエルピーダ
タガノエルピーダ 6月18日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 85.1 | 68.8 | 53.0 | 36.8 | 11.0 | 馬なり |
1週前 | 栗東CW(重) | 86.4 | 71.2 | 55.2 | 38.4 | 11.3 | 一杯 |
前走最終 | 栗東CW(良) | 82.3 | 66.9 | 52.1 | 36.8 | 11.0 | 一杯 |
今年の斑鳩ステークス(3勝クラス)を勝利したタガノエルピーダは栗東のウッドチップコースでヤマニンシュラ(牡3、1勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。
主戦の団野騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりでヤマニンシュラを1馬身半追走し、6F85秒1-上がり1F11秒0の時計を記録しましたが、ヤマニンシュラに半馬身遅れを取りました。
1週前の11日は栗東ウッドでアランカール(牝2、新馬)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行っています。
ここも団野騎手が騎乗し、馬場の外目からアランカールを6馬身半追走する形で一杯に追い、6F86秒4-上がり1F11秒3の時計でアランカールに1馬身半先着しています。
3頭併せの最内からの追い切りでしたが、全体時計86秒4が示しているように、コーナーから直線にかけてはそこまで負荷は掛かっていません。
直線に入ってから団野騎手が手を動かすと、じりじりと脚を伸ばして外2頭の僚馬を交わして先着していました。
末一杯に近い追い切りでしたが、追われてからの反応も良かったですし、折り合い面は問題なさそうです。
持久力のある馬なので早めに促してどこまで脚色を持続できるか見てみたかったところでしたが、1週前追い切りでも陣営の意図通りの動きはできてそうでした。
一杯に追ったことで更なる良化に期待したいです。
最終追い切りは3頭併せの真ん中から馬なりに追い切りでしたが、四肢の動きもまとまっていますし、安定しています。
直線入りの際は少し頭が斜めに向く場面もありましたが、すぐに前方に目を向け、終い2F11秒1-1F11秒0の好時計で長く脚を使いました。
最後は外から伸びたヤマニンシュラに差し返されましたが、格下とは言えヤマニンシュラは一杯に追われていたのに対し、タガノエルピーダは馬なりでした。
そして、馬なりでも終い2Fは21秒1なので強く追えばラスト1F10秒台も記録できたように感じます。
差し返された点は気になるかもしれませんが、終いではタガノエルピーダらしい持続力の高い脚を披露していることからこの馬の能力は発揮できる態勢が整いました。
開催最終週の馬場で持続力が問われるようでしたらベストを尽くせるかもしれません。
フィールシンパシー
フィールシンパシー 6月18日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 51.6 | 37.6 | 11.8 | 馬なり | ||
1週前 | 美浦南W(重) | 85.4 | 69.4 | 54.1 | 39.3 | 11.8 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(良) | 83.2 | 66.8 | 52.1 | 37.8 | 11.5 | 馬なり |
牝馬重賞で人気以上の走りを見せているフィールシンパシーは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して外ラチ沿いから馬なりで追われて4F51秒6-上がり1F11秒8の時計で軽く仕上げています。
1週前の11日も美浦ウッドで追い切りを行い、このときはアルゲンテウス(セ6、2勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。
主戦の横山琉人騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりでアルゲンテウスを2馬身追走し、6F85秒4-上がり1F11秒8の時計でアルゲンテウスに2馬身先着しています。
3頭併せの最内からの追い切りで、直線の映像しかありませんでしたが映像開始の時点でほぼ横並びで、長く脚を伸ばしながら突き抜けると、そのまま後続との差を維持しながら先着できました。
時計自体は目立ちませんが、直線では先に動いて長く脚を使って押し切っていることから精神的な強さも感じられます。
動きも要所で差し脚を伸ばしているように、差し馬らしい走りは健在でした。
最終追い切りはウッドで軽めの単走でしたが、4F追いということもあって序盤から活気のある動きで追えています。
直線に入ってからも跳びのある動きで最後までまとめているように、動きも問題ありませんでした。
本質的には中山や福島といった右回りの小回りコースの方が合うタイプなので、東京でどこまでやれるか分かりませんが、仕上がりは良かったです。
ミアネーロ
ミアネーロ 6月18日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 82.8 | 66.7 | 51.6 | 37.1 | 11.1 | 馬なり |
1週前 | 美浦南W(重) | 82.1 | 66.4 | 51.4 | 36.8 | 11.6 | 強め |
前走最終 | 美浦南W(重) | 69.8 | 53.8 | 38.4 | 11.5 | 馬なり |
重賞馬のミアネーロは美浦のウッドチップコースで同レースに出走するアスコルティアーモ(牝5、オープン)とイラーナ(牝4、1勝クラス)と3頭併せを行いました。
今回初コンビを組むディー騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中からイラーナを3馬身半追走する形で強めに追い、6F82秒8-上がり1F11秒1の時計で併入しました。
1週前の11日も美浦ウッドで追い切りを行い、このときはアスコルティアーモともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行っています。
ここでは助手が騎乗し、馬場の真ん中から馬なりでアスコルティアーモより3馬身半先行し、6F82秒1-上がり1F11秒6の自己ベストでアスコルティアーモと併入しました。
3頭併せの真ん中からの追い切りでしたが、道中長く脚を使いながらまとめています。
少し前脚の使い方が固い感じもしましたが、直線に入ってからは両サイドの僚馬に負けないように脚を引き上げて併入しているように、勝負強さは感じられます。
強めの並走とはいえ、自己ベストを記録できたのも良いですし、最終追い切りまでのさらなる良化にも期待したいです。
最終追い切りも3頭併せの真ん中からの追い切りでした。
コーナーワークでは多少頭の使い方に無駄があるようにも見えましたが、長い脚を活かして大きなストライドで動けているのは悪くありません。
今回はもともと出走予定だったヴィクトリアマイル(G1)を跛行のため回避したため、脚の動きが気になるところでしたが、最終追い切りの段階ではこれまで通りの動きができています。
※跛行、ハ行(はこう):馬の歩様に異常をきたしている状態
終いも2F12秒2から1F11秒1で鋭く加速していますし、ミアネーロらしい動きはできていました。
東京コースよりも中山向きだと思いますが、仕上がり自体は良かったです。
ラヴァンダ
ラヴァンダ 6月18日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 51.6 | 36.5 | 11.9 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 51.5 | 37.0 | 12.0 | 馬なり |
2勝目を手にしたいラヴァンダは栗東坂路でヤマニンチェルキ(牡3、オープン)と併せました。
田中健騎手が追い切りに騎乗(レース当日は岩田望来騎手が騎乗)し、馬なりで僚馬を2馬身半追走し、全体時計51秒6-上がり1F11秒9の時計で1馬身先着しています。
中間追い切りは1週前から再開し、坂路でキャンターを2本、ウッドで1本の追い切りを行っていました。短期間で一気に仕上げています。
最終追い切りは併せ馬を置いて馬なりでしたが、本線に入って右手前に替えてからもきびきびした脚取りで僚馬に迫り、僚馬を交わしてからは流すように先着しました。
終い3F12秒8-2F11秒8-1F11秒9で最後はわずかに減速していますが、終い3Fを12秒台後半の時計でまとめているので、長く脚を使えたという意味では悪くありません。
好走した2走前の阪神牝馬ステークス(G2)の時が坂路で併せ馬を置いて全体時計52秒1-上がり1F12秒3だったので、時計面でも今回の方が優秀ですし、成長性も感じられました。
東京実績は昨年のフローラステークス(G2)の2着でも証明していますし、力を発揮できそうです。
ラヴェル
ラヴェル 6月18日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 54.2 | 38.3 | 12.5 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東CW(重) | 78.2 | 62.7 | 49.8 | 37.1 | 12.7 | 一杯 |
前走最終 | 栗東CW(良) | 51.9 | 36.9 | 11.1 | 強め |
昨年のエリザベス女王杯(G1)で2着入線したラヴェルは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで全体時計54秒2-上がり1F12秒5の時計でまとめています。
1週前の12日は栗東ウッドで単走を行い、馬場の外目から一杯に追われて6F78秒2-上がり1F12秒7の自己ベストでまとめています。
これまでの追い切りの中では非常に珍しいラップを刻んでおり、6Fの時計を1Fごとに見てみると、終い6F15秒5-5F12秒9-4F12秒7-3F12秒8-2F11秒6-1F12秒7で、終い5F目からペースを引き上げてどこまで脚を維持できるのか試していました。
最速が終い2F11秒6なので終い4Fあたりまでは長く脚を使えています。
終い1Fは12秒7で大きく減速していますが、終い5Fからペースアップした反動もあるのでこの減速ラップは気にしなくていいでしょう。
それでも、全体時計78秒2はラヴェルの自己ベストですし、思いっきり負荷を掛けたので最終追い切りまでにどこまで良化しているのか注目したいです。
最終追い切りは坂路で軽めの調整でしたが、1週前に一杯に追ったことからバランスよく登坂しています。
時計は目立たないですし、終いも2F12秒0から1F12秒5の減速ラップでしたが、一定のリズムで動けているのは評価したいです。
1週前に持久力を試していましたが、少なからず良化の気配は感じられたので、今回の追い切りでどこまで出し切れるのか、注目したいです。
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府中牝馬ステークス2025追い切り評価ランキング
評価 | 馬名 |
S | カナエープ |
A | カニキュル セキトバースト タガノエルピーダ フィールシンパシー ミアネーロ ラヴァンダ |
B | ウンブライル シングザットソング ラヴェル |
C | アスコルティアーモ エリカヴィータ |
D | |
E(測定不能) | ウインエーデル グランスラムアスク |
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府中牝馬ステークス2025の最終予想
府中牝馬ステークス2025の最終予想はこちらの記事で発表するので、合わせてお読みください。
