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【アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)2023予想】注目馬3頭+穴馬2頭はこちら!

アメリカジョッキークラブカップ2023予想

アメリカジョッキークラブカップ2023予想の最終買い目を更新しました!

アメリカジョッキークラブカップ2023のおすすめの注目馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
コースの特徴や競走馬の血統、追い切りや過去10年のデータから予想していきます!

目次(読みたい項目をタップ)

アメリカジョッキークラブカップ2023の概要

アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)は中山競馬場で開催される芝2,200mのレースです。

その名前の由来通り、アメリカが関係しているレースで、1960年に日米友好の一環として、アメリカ競馬の運営元であるニューヨークジョッキークラブから優勝杯を贈呈されたのがきっかけとなっています。

今年で第64開催となるAJCCは、これまで幾度の舞台変更や距離変更がありましたが、1986年に中山芝2,200mで行われると、一部を除いて毎年このコースで行われるようになりました。

さて、AJCCは4歳以上の馬が出走できる中距離コースです。

春のG1路線まで間隔はあいていますが、すでに走れるコンディションにある中距離が多数参戦します。

注目したいポイントは明け4歳馬も参戦することです。

昨年のクラシック路線で活躍した馬が出走するだけではなく、古馬となってはじめて世代の違う競走馬とレースする点にも注目したいですね。

今年はセントライト記念を制したガイアフォースや条件戦上がりのエピファニーが出馬予定です。

もちろん、古馬の重賞馬も多数参戦を表明しており、オークス馬のユーバーレーベンや2021年度の勝ち馬アリストテレスが出馬するそうです。

1月半ばという寒さの厳しい時期に各世代から有力馬が集います。

寒い時期に行われる熱い戦いに注目です。

アメリカジョッキークラブカップ2023の開催内容

開催日1月22日(日曜) 15:45発走
格付けG2
開催競馬場中山競馬場 中山11R
コース芝2,200m
性齢4歳以上
斤量別定
1着賞金6200万円

アメリカジョッキークラブカップ2023が開催される中山の芝2,200mの特徴

中山競馬場 芝2200mのコースで特徴を解説

中山の芝2,200mのスタート地点は芝2,000mと同じ位置です。

違いは2コーナーに差し掛かる際、内回りコースか外回りコースを使用するかです。

芝2,000mでは内回りコースを使用しますが、芝2,200mでは外回りコースを使用します。

中山の外回りコースはおにぎり型で、コースを大きく1周回りますよ。

スタート地点から最初の1コーナーまでの間の距離は約432mでその間に、中山名物の急坂があります。

この急坂を含め、1コーナーの途中まで終始上り坂が続くためペースはゆったりします。

1コーナーの終わり付近が坂のてっぺんとなっており、そこを超えると今度は下り傾斜に変わります。

特に2コーナーから向こう正面までは急な下り坂コースなのでペース配分が難しいです。

向こう正面は1Fほどしかありません。

向こう正面の終わり、3コーナーの入り口に入ると坂がなくなり、4コーナーの終わりまで比較的平らな道のりを走ります。

最後の直線は310mで、4大馬場(東京・中山・京都・阪神)でもっとも直線が短いです。

また、スタート直後に駆け上がった急坂が再び待ち受けており、その坂を超えた先にゴールがあります。

中山の芝2,200mはほかの競馬場と比較してもアップダウンが激しい上、コース形態もおにぎりの形の特殊なコースレイアウトです。

そのため、すべての競馬場の中でも特に癖のあるトリッキーなコースとなっています。

このコースを制するにはペース配分や仕掛けどころを熟知していることが大事です。

そのため、経験がものを言いやすく、関西騎手よりも関東騎手、関西馬よりも関東馬のほうが結果を残していますよ。

競走馬に求められるのはスタミナとパワーです。

中山芝2,200mは最後の直線が短いのでスピード性能は意外と求められません。

なぜなら、最高速度に達する前にゴールすることが多いからです。

逆に、スタンド側の急坂を2度駆け上がること、そして起伏の激しい坂道を上り下りするのでスタミナやパワーのほうが求められやすいのです。

特に、AJCCが開催される週は12月のはじめから続いた中山開催の最終週で、馬場が荒れている中で行われることが多いです。

冬時期で芝自体、時計がかかりやすいことも相まって、より力強さが求められますよ。

アメリカジョッキークラブカップ2023の出走馬

馬番馬名性齢斤量騎手
1レインカルナティオ牡857.0石川裕紀人
2シャムロックヒル牝655.0藤懸貴志
3ブラックマジック牡657.0三浦皇成
4ノースブリッジ牡557.0岩田康誠
5バビット牡657.0横山典弘
6ユーバーレーベン牝555.0M.デムーロ
7スタッドリー牡557.0坂井瑠星
8オウケンムーン牡857.0北村宏司
9エヒト牡657.0田中勝春
10ガイアフォース牡457.0C.ルメール
11エピファニー牡456.0戸崎圭太
12レッドガラン牡857.0田辺裕信
13アリストテレス牡657.0横山和生
14ラーゴム牡557.0T.バシュロ

過去10年のアメリカジョッキークラブカップのデータと傾向


馬場
着順馬番馬名人気前走前走着順
201313ダノンバラード3金鯱賞(G2)8
25トランスワープ5天皇賞(秋)(G1)17
 34アドマイヤラクティ2金鯱賞(G2)3
2014110ヴェルデグリーン2有馬記念(G1)10
22サクラアルディート11中山金杯(G3)9
 31フェイムゲーム6ディセンバーS(OP)6
2015112クリールカイザー4ステイヤーズS(G2)3
214ミトラ7福島記念(G3)1
 39エアソミュール2金鯱賞(G2)3
201613ディサイファ2金鯱賞(G2)2
211スーパームーン3ディセンバーS(OP)2
 37ショウナンバッハ7ジャパンカップ(G1)12
201718タンタアレグリア7天皇賞(春)(G1)4
210ゼーヴィント1福島記念(G3)2
 31ミライヘノツバサ3迎春ステークス(1,600万)1
201817ダンビュライト2サンタクロースS(1,600万)1
23ミッキースワロー1菊花賞(G1)6
 39マイネルミラノ8中山記念(G2)11
201918シャケトラ7有馬記念(G1)6
24フィエールマン1菊花賞(G1)1
 310メートルダール5中日新聞杯(G3)5
2020111ブラストワンピース1凱旋門賞(G1)11
稍重210ステイフーリッシュ5チャレンジカップ(G3)10
 32ラストドラフト4中日新聞杯(G3)2
202119アリストテレス1菊花賞(G1)2
不良24ヴェルトライゼンデ3菊花賞(G1)7
 38ラストドラフト6アルゼンチン共和国杯(G2)2
202211キングオブコージ3中日新聞杯(G3)5
214マイネルファンロン11中日新聞杯(G3)17
 39ボッケリーニ4中日新聞杯(G3)4

【性別】牝馬は全敗

性別成績単勝率連対率複勝率
牡馬
セン馬
【10-10-10-107】7.3%14.6%21.9%
牝馬【0-0-0-6】0.0%0.0%0.0%

過去10年のAJCCで馬券に絡んだ30頭の馬はいずれも牡馬もしくはセン馬でした。

牝馬は過去10年で6頭しか出走していませんが、オークス馬のサンテミリオンをはじめ、エリザベス女王杯で2着のシングウィズジョイ、そのほかトーセンビクトリーにウインマリリンといった重賞馬が参戦しました。

しかしながら、この6頭はいずれも馬券外に敗れています。

AJCCでは牝馬の苦戦が目立っています。

今年の出走馬で牝馬は2頭います。

・シャムロックヒル
・ユーバーレーベン

【脚質】先行・差し馬が好調

脚質成績単勝率連対率複勝率
逃げ【1-0-1-9】9.1%9.1%18.2%
先行【7-5-1-24】18.9%32.4%35.1%
差し【2-4-7-46】3.4%10.2%22.0%
追い込み【0-0-0-34】0.0%0.0%0.0%
まくり【0-1-1-0】0.0%50.0%100.0%

過去10年の好走馬を脚質別にまとめました。

もっとも好成績を残しているのが先行馬で、これまで7勝の勝ち馬を含んだ13頭が馬券に絡んでいます。

差し馬は先行馬と比較すると勝利数で大きく劣るものの、13頭が馬券に絡みました。

対して、逃げ馬で馬券に絡んだのは2015年のクリールカイザーと2018年のマイネルミラノのみでした。

また、追い込み馬も不振気味で、後方一気はほぼ決まりません。

追い込み馬で好走するには道中のまくりが必須です。

AJCCでは先行馬と差し馬を優先的に評価し、逃げや追い込み馬は評価を下げてよさそうです。

過去に逃げで結果を残したシャムロックヒルやバビット、追い込み競馬を得意とするユーバーレーベンにとってあまりよくないデータです。

【年齢】5.6歳馬が好調

年齢成績単勝率連対率複勝率
4歳【2-4-3-14】8.7%26.1%39.1%
5歳【3-1-3-21】10.7%14.3%25.0%
6歳【4-1-3-28】11.1%13.9%22.2%
7歳~【1-4-1-50】1.8%8.9%10.7%

過去10年のAJCCの好走馬を年齢別にまとめました。

明け4歳馬はフレッシュな点も考慮され上位人気しがちですが、勝率でみると5.6歳馬より劣っています。

過去にはゼーヴィントやミッキースワロー、フィエールマンが4歳時に1番人気を背負ってこの舞台に挑みましたが、いずれも2着に敗れてしまいました。

4歳馬はアタマでは狙いづらいです。

しかし、4歳馬の複勝率は39%と非常に高く、相手候補としては十分選択肢に入ります。

5歳以上の馬を見てみましょう。

勝率が10%を超えているのは5歳馬と6歳馬です。

過去10年の勝ち馬7頭が5.6歳馬でした。

また、7歳以上の馬も【1-4-1-50】で6頭が馬券に絡んでいて、油断できません。

AJCCでは

・1着軸は5.6歳馬
・相手候補は4,7歳以上の馬

と考えてよさそうです。

今年の出走馬の5.6歳馬をまとめました。

5歳馬
・スタッドリー
・ノースブリッジ
・ユーバーレーベン
・ラーゴム

6歳馬
・アリストテレス
・エヒト
・シャムロックヒル
・バビット
・ブラックマジック
・レインカルナティオ

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過去10年のアメリカジョッキークラブカップの人気別成績

人気成績単勝率連対率複勝率
1番人気【2-3-0-5】20.0%50.0%50.0%
2番人気【3-0-2-5】30.0%30.0%50.0%
3番人気【2-2-1-5】20.0%40.0%50.0%
4番人気【1-0-2-7】10.0%10.0%30.0%
5番人気【0-2-1-7】0.0%20.0%30.0%
6~9番人気【2-1-4-33】5.0%7.5%17.5%
10番人気以下【0-2-0-51】0.0%3.8%3.8%

1~4番人気が中心

過去10年のAJCCの好走馬を人気別にまとめてみました。

勝ち馬の8頭が1~4番人気の馬で、過去10年で馬券に絡んだ30頭のうちの18頭も1~4番人気の馬です。

また、過去10年のAJCCではいずれの年も1~4番人気馬が連対していました。

さらに、10開催中8開催で1~4番人気の馬が最低2頭以上馬券に絡んでいます。

AJCCは上位人気の信頼度が高いレースといえるでしょう。

1~4番人気が馬券を独占した年はない

人気別で過去10年のAJCCを見てみると、上位人気はコンスタントに馬券に絡んでいることが分かります。

ところが、過去10年のAJCCはいずれの年も最低1頭以上、5番人気以下の馬が馬券に絡んでいました。

言い換えれば、1~4番人気の馬で決着づいた年は1度もなかったのです。

穴馬が馬券に飛び込む可能性も高いレースなので三連系馬券で予想する際は人気落ちの馬の可能性にも注意したいです。

人気落ちの馬は中山実績に注目したい

5番人気以下で馬券に絡んだ馬のこれまでの中山実績

年度着順馬名過去の中山実績と着順
222マイネルファンロン湾岸S【1,600万】(1着)
21.203ラストドラフト京成杯【G3】(1着)
202ステイフーリッシュホープフルS【G1】(3着)
191シャケトラ日経賞【G2】(1着)
193メートルダール京成杯【G3】(3着)
183マイネルミラノ美浦ステークス【1,600万】(1着)
171タンタアレグリアなし
163ショウナンバッハなし
152ミトラニューイヤーS【OP】(1着)
142サクラアルディートなし
143フェイムゲーム京成杯【G3】(1着)
132トランスワープ1,000万(1着)

過去10年のAJCCで5番人気以下の馬は12頭が馬券に絡んでいます。

そして、馬券に絡んだ12頭のうちの9頭がこれまでに中山のレースで馬券に絡んでいました。

特に、注目したいのが中山の非重賞レースにおける勝利実績、もしくは中山重賞で馬券に絡んでいたかどうかですね。

過去の戦績から中山で好走経験があった馬は人気落ちでも注目したいですね。

今年の出走登録馬で中山勝利実績のあった馬、もしくは中山の重賞で馬券に絡んだ経験がある馬は9頭いました。

アリストテレス(AJCC2021【G2】)
エピファニー(白井特別【2勝】)
オウケンムーン(500万)
ガイアフォース(セントライト記念2022【G2】)
ノースブリッジ(葉牡丹賞【1勝】)
バビット(セントライト記念2020【G2】)
ブラックマジック(迎春ステークス【3勝】)
ユーバーレーベン(フラワーカップ【G3】)
レインカルナティオ(冨里特別【2勝】)

過去10年のアメリカジョッキークラブカップの枠番別成績

枠番成績単勝率連対率複勝率
1枠【1-1-2-11】6.7%13.3%26.7%
2枠【1-1-1-12】6.7%13.3%20.0%
3枠【1-1-0-14】6.3%12.5%12.5%
4枠【1-1-3-11】6.3%12.5%31.3%
5枠【2-2-1-13】11.1%22.2%27.8%
6枠【2-1-1-16】10.0%15.0%20.0%
7枠【1-2-1-16】5.0%15.0%20.0%
8枠【1-1-1-20】4.3%8.7%13.0%

外枠がやや優勢

過去10年のAJCCの好走馬を枠順別に見てみると、1~4枠が4勝に対し、5~8枠の外枠が6勝しています。

連対馬の数でみると、1~4枠からは8頭に対し、5~8枠は12頭と、外枠のほうが好走馬は多いですね。

AJCCが開催される中山競馬場は12月1週目から続いた中山開催の最終週で馬場の痛みも出始めています。

そのため、馬場の悪い所を走る内枠よりも、外目から仕掛けられる外枠のほうが結果を残しやすいのです。

AJCCは枠順の影響も少なからず見られるレースなのです。

過去10年のアメリカジョッキークラブカップの前走クラス別成績

前走成績単勝率連対率複勝率
G1【5-4-1-26】13.8%25.0%27.8%
G2【3-0-3-22】10.7%10.7%21.4%
G3【1-5-4-28】2.6%15.8%26.3%
L【0-0-0-6】0.0%0.0%0.0%
OP【0-1-1-16】0.0%5.6%11.1%
3勝【1-0-1-12】7.1%7.1%14.3%

前走重賞組が強い

過去10年のAJCCの勝ち馬9頭が前走重賞レースを使われていました。

そして、馬券に絡んだ30頭のうちの26頭が前走重賞レースだったのです。

特に前走がG1の馬は5勝9連対と圧倒していますね。

前走が非重賞の馬で勝ち星を手にしたのは2018年のダンビュライトのみです。

そのダンビュライトも皐月賞で3着入選をはじめ、クラシックを皆勤した馬で能力はG1級でした。

AJCCは前走の格が問われやすいレースで、前走重賞馬が好走しやすい舞台です。

今年の出走馬で前走が重賞だった馬は11頭います。

アリストテレス(有馬記念【G1】:14着)
エヒト(チャレンジカップ【G3】:3着)
オウケンムーン(中山金杯【G3】:14着)
ガイアフォース(菊花賞【G1】):8着)
シャムロックヒル(福島記念【G3】:10着)
ノースブリッジ(天皇賞(秋)【G1】:11着)
バビット(天皇賞(秋)【G1】:15着)
ホウオウピースフル(クイーン賞【Jpn3】:4着)
ユーバーレーベン(ジャパンC【G1】:10着)
ラーゴム(中山金杯【G3】:9着)
レインカルナティオ(中山金杯【G3】:12着)

前走G3馬はなかなか勝てていない

過去10年のAJCCで前走がG3の馬で勝利したのは2022年のキングオブコージのみでした。

前走G3馬はこれまでに38頭が出走し10頭が馬券に絡みましたが、そのうち勝ち馬は1頭のみで、苦戦が目立っています。

前走がG3の馬は相手候補にとどめるのがよさそうですね。

アメリカジョッキークラブカップ2023の注目馬3頭

この時期に開催される別定G2ということで今年のAJCCもたくさんの有力馬が出馬を表明しました。

今年の出走馬から注目したい3頭の馬を紹介します。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

ガイアフォース

今年のAJCCで注目したいのがガイアフォースです。

昨年の春の段階では1勝クラスの馬でした。

しかし、条件戦で結果を残したうえで参戦した昨年のセントライト記念では、のちに菊花賞のタイトルを手にするアスクビクターモアを真っ向からねじ伏せました。

アスクビクターモアが典型的な中山巧者で、セントライト記念でも1番人気に支持されていましたが、ガイアフォースが差し切りの競馬で先着したのです。

強敵のアスクビクターモアに先着したことで、続き菊花賞は1番人気に支持されましたが、ここでは8着に敗れてしまいました。

もっとも、菊花賞は距離が長すぎた可能性もありますし、そこまで悲観しなくてもいいでしょう。

セントライト記念が非常に力強い競馬でなおかつ先着した相手がのちに活躍していることから、初の古馬戦でも期待のできる1頭です。

また、今年のAJCCは重賞馬こそ多数いますが全盛期と比較すると成績が下落している馬が多いので、その面でみてもガイアフォースに期待できると思います。

枠順にもよりますが、馬券に絡めたいですね。

★評価点
・セントライト記念が強い内容
・中山巧者のアスクビクターモアに先着した

▼課題
・初の古馬戦

エピファニ―

4歳馬でもう1頭注目したいのがエピファニ―です。

エピファニーはクラシックとは無縁の馬でしたが、未勝利戦で初勝利をつかむと、そこからトントン拍子で4連勝。

あっという間にオープン入りを果たしました。

ここは初めての重賞ですが、先行競馬から末脚を伸ばす競馬を得意としているのでAJCCの舞台とも合いそうです。

課題は初めての重賞チャレンジということでしょうか。

データ的には前走重賞組のほうが好走する可能性が高いので、前走データだけ見たらエピファニ―にとって不利です。

しかしながら、ガイアフォースの項目でも言ったように、今年の出走馬はほとんどの重賞馬がピークから成績を落としている馬ばかり。

エピファニ―は上昇傾向にある馬なので、データのジンクスを覆すかもしれません。

今年AJCCに出走する明け4歳馬はエピファニ―とガイアフォースです。

両頭とも期待したいですね。

★評価点
・絶賛4連勝中
・中山実績あり

▼課題
・初の重賞
・データと相性の悪い前走条件戦馬

ユーバーレーベン

2021年度のオークス馬で、メンバー唯一のG1馬ですね。

オークスを最後、勝ち切れておらず、オークスの内容から見て直線の長い競馬場が合っているように感じます。

しかし、過去のレースを見ると中山で開催されたフラワーカップで3着に入選しているほか、直線の短い札幌で開催された札幌2歳ステークスでも2着に入選しました。

オークスの印象が強くて霞みますが、小回りの右回りコースでも結果を残しているのです。

近走が全く馬券に絡めていないだけではなく、今回はピークを過ぎた馬ばかり出走しているので中途半端に人気しています。

しかしながら、陣営があえて開催最終週の中山を選択していることから、一転の可能性を見出している気がします。

これまで使った直線の長い高速馬場から一転。

タフな舞台でどれだけ結果を残せるのか、注目です。

★評価点
・オークス馬
・小回りでも実績がある

▼課題
・ここ数戦、馬券に絡めていない
・データと相性の悪い牝馬

アメリカジョッキークラブカップ2023の穴馬2頭

過去10年のAJCCを見てみると、順当で決着付いた年は1度もありません。

毎年必ず小穴以下の馬が馬券に絡んでいます。

今年の出走登録馬の中で配当に期待できそうな馬を2頭ピックアップしました。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

エヒト

エヒトは昨年の七夕賞の勝ち馬です。

七夕賞が開催された福島競馬場が小回りの右回り、そして起伏に富んでいることから、中山に通じるものがある舞台です。

実際に福島で好走した馬は中山で好走しやすく、逆もしかりというデータが存在するほどです。

昨年のAJCCであっさり敗れたのは気になりますが、今年は七夕賞だけではなく、12月に開催されたチャレンジカップでも結果を残していて力をつけました。

2,200mの距離はエヒトにとって長いかもしれません。

しかし、今年こそは春のG1レースを目指すべく、ここで結果を残して賞金を加算したいですね。

★評価点
・七夕賞の勝ち馬
・福島好走馬は中山でも結果を残しやすい

▼課題
・2,200mの距離は少し長いかもしれない

ラーゴム

ラーゴムはきさらぎ賞の勝ち馬で、クラシックでも期待されていましたが、昨年はダート路線に一転し、交流重賞で結果を残しました。

そして、2023年に入って再び芝に戻っています。

血統を見る限り父がパワー型のオルフェーヴルなので力の要る馬場が得意です。

その面だけ見れば、冬時期に開催されたきさらぎ賞や、ぱさぱさダートで開催された交流重賞で好走できたのもうなずけます。

AJCCが開催される中山は開催最終週で馬場が荒れており、時計がかかりやすいです。

ラーゴムの脚質を考えれば、タフな馬場で開催される見込みがあるのは歓迎したいですね。

今年の中山金杯は敗れていますが、意外と時計が出ていたので脚質が合わなかった可能性は十分あります。

中山金杯で敗れているとはいえ、ここは油断できないでしょう。

★評価点
・パワー型の馬
・力の要る馬場で結果を残している

▼課題
・時計の出る馬場なら凡走も十分あり得る

アメリカジョッキークラブカップ2023予想の最終買い目

AJCCの予想(晴れ良馬場想定)

AJCCが開催される日曜日の中山界隈は晴れの予報が出ています。

また、土曜日も終日晴れ間がでるみたいなので、良馬場でAJCCは開催されるでしょう。

気になる馬場状態ですが、12月頭から開催が続いていた中山の最終週ということもあって、芝の痛みは随所に見られます。

今年の年始に行われた中山金杯はCコースに移動したこともあって、思ったよりも時計の出やすい状態でしたが、先週は雨の影響でタフな条件下でレースが行われています。

今週は良馬場開催が濃厚なので先週ほど力の要る馬場ではないかもしれませんが、それでも馬場の痛みを考えれば極端な高速馬場で行われることはないでしょう。

うましるでは晴れの良馬場、やや時計のかかる馬場条件を想定しながら予想を行います。

◎本命 10 ガイアフォース

キタサンブラック
ナターレ
母父クロフネ
主な勝ち鞍セントライト記念(G2) 2022年
前走菊花賞(G1) 8着

本命は人気上位のガイアフォースにします。

昨年のセントライト記念ではのちに菊花賞を制するアスクビクターモアに真っ向から勝負し、上がり最速34秒7の末脚で勝利を手にしました。

この勝ちっぷりから続く菊花賞でも1番人気に支持されるほどで、非常に強い競馬ができていました。

しかし、AJCCは過去のデータから4歳馬はアタマよりも相手に絡みやすい傾向が強いため、本命にしようか少し悩みました。

しかしながら、今年のAJCCは全体的に一癖ある馬ばかり集まっています。

ガイアフォースは前走の菊花賞で敗れたとはいえ、それ以前の戦績は非常に安定していることから、ここでも好走に期待できると思い、本命に押し上げました。

〇対抗 4 ノースブリッジ

モーリス
アメージングムーン
母父アドマイヤムーン
主な勝ち鞍エプソムC(G3) 2022年
前走天皇賞(秋)(G1) 11着

ノースブリッジは対抗にします。

昨年のエプソムカップが梅雨時期の重馬場でレースを行いましたが、タフな条件下でしっかりと末脚を活かして勝利したのは好感が持てます。

これまでのレースを見る限り、時計の出る馬場よりもタフな馬場のほうが力を発揮しているので、現在の中山でも出し切れそうですね。

枠も内枠を引けましたし、騎乗する岩田康誠騎手もイン突きを得意としているので、枠や騎手目線でも出し切れやすい条件は整ったでしょう。

2.200mの距離は少し長い可能性もありますが、距離が持てば十分上位争いできる可能性を秘めています。

▲単穴 7 スタッドリー

ハービンジャー
ウインフロレゾン
母父フジキセキ
主な勝ち鞍オリオンS(3勝クラス) 2022年
前走オリオンS(3勝クラス) 1着

単穴はスタッドリーにします。

魅力的なのは血統でした。

ハービンジャー産駒は総じて力の要る馬場で好走しています。

スタッドリーもパワー型のハービンジャー産駒なので、現在の中山で出し切れる可能性は十分あるでしょう。

また、スタッドリーはこれまで芝2,400mを中心に勝ち負けを繰り返していることから、距離不安がないのもポイントが高いです。

近走は条件戦ばかりですが、そのなかで常に上位争いしている安定感も魅力的ですね。

近走と比較すると相手関係は強化されていますが、これまで発揮した競馬センスを活かして、上位争いに加わってほしいです。

△連下 5 バビット

ナカヤマフェスタ
アートリョウコ
母父タイキシャトル
主な勝ち鞍セントライト記念(G2) 2020年
前走天皇賞(秋)(G1) 15着

連下にバビットを推します。

AJCCの舞台は逃げ馬の好走事例が少なく、そこは懸念材料です。

しかし、怪我明け初戦となった前々走のオールカマーではジェラルディーナやロバートソンキー、ヴェルトライゼンデといった強敵相手に4着入選しました。

真っ向からの逃げでヴェルトライゼンデには先着していますし、相手関係を考えたら大健闘したといえるでしょう。

今回の中山芝2,200mはオールカマーと全く同じコースで行われることから、ここでも出し切れるのではと思いました。

△抑え 13 アリストテレス

エピファネイア
ブルーダイアモンド
母父ディープインパクト
主な勝ち鞍AJCC(G2) 2021年
前走有馬記念(G1) 14着

アリストテレスは抑えます。

近走を見る限り、すでに終わった馬と呼ばれても致し方ありません。

実際に、エピファネイア産駒はデアリングタクトやエフフォーリア、サークルオブライフを見ても分かるように、古馬になってからの戦績が乏しいです。

このことから、早熟血統と言われても仕方ない面はあります。

しかし、近走を見るといずれも時計の出る馬場で敗れています。

アリストテレスはコントレイルに詰め寄った菊花賞や4歳時に挑んだ不良馬場のAJCCを勝ち切った時のように、タフな馬場を得意としています。

前走の有馬記念はさておき、それ以前のレースを見る限りは高速馬場の舞台で敗れていることから、脚質に合わない舞台で敗れていました。

早熟は否めませんが、現在の時計のかかりそうな中山の馬場であれば、菊花賞や勝利を手にしたAJCCのときのように、力を発揮できるかもしれません。

前日の段階で10番人気と、配当面でもおいしいですし、相手候補に絡めます。

単勝

10 ガイアフォース

馬連流し

軸馬:10
相手:4、5、7、13

三連複フォーメーション

1頭目:10
2頭目:4、5、7、13
3頭目:4、5、7、13

以上になります。
アメリカジョッキークラブカップの予想の参考にしてみてください!

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