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【クイーンステークス2023追い切り評価/全頭診断】ドゥーラを超える最高評価「S」はアノ馬!

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クイーンステークス2023追い切り評価/全頭診断になります。
当記事ではクイーンステークスの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

7月26日の馬場状態

札幌
この日の札幌は終日晴れで芝、ダートともに良馬場でした。
札幌の芝は先週日曜日のしらかばステークスでレコードタイムが出ているように高速馬場で、最終追い切り時も随所で好時計が出していました。
一方、ダートは突出した時計は出ていませんが、特別かかっているわけでもなく標準的です。

函館
函館は一日快晴で馬場はウッド、ダートともに良馬場でした。
ウッドチップは時計がやや出ており、ダートは標準くらいの馬場状態でした。

目次(読みたい項目をタップ)

クイーンステークス2023追い切り評価/全頭診断コメント

クイーンステークス2023の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→Dの5段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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イズジョーノキセキ

イズジョーノキセキ 7月26日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切札幌芝(良)   38.611.5馬なり
前走最終栗東坂路(良)  53.838.112.3一杯

最終追い切りは札幌の芝コースにて、単走で行われました。

助手が騎乗し、馬なりで馬場の真ん中から外目を走り、3ハロン38秒6-上がり1ハロンは11秒5の時計を記録しています。

イズジョーノキセキは昨年の府中牝馬ステークスにおいて、上がり最速33秒3の末脚で勝利している馬です。そのため、上がりの末脚は特に注視したいです。

肝心の出来具合ですが、いくら札幌とはいえ芝の痛みが少ない開幕前週の良馬場なので、終い時計は11秒5出ていました。この時計は今年のクイーンステークス出走馬の中で最速の上がりタイムです。

6歳馬ですが末脚に磨きはかかっていますし、前走ヴィクトリアマイル時よりも時計は出ていました。

ただし、3ハロン目からの追い切りだったので上がり時計が速かったのもある程度はうなずけますし、追い切り本数自体はそこまで多くないので負荷はあまりかかっていません。

陣営も意図して軽めで行ったようなので、陣営の思惑通りに調整されているのは間違いありませんが、その点がレースにどのような影響を及ぼすか注目したいです。

ウインピクシス

ウインピクシス 7月26日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切札幌芝(良) 68.753.137.411.9馬なり
1週前札幌ダート(良) 73.156.941.613.7馬なり
前走最終美浦南W(良) 67.752.037.111.3馬なり

最終追い切りは札幌の芝コースにて、単走で行いました。

レース当日も騎乗する横山武史騎手を背に、馬なりで5ハロン68秒7-上がり1ハロン11秒9でゴールしました。

時計はそこまで出ていませんが、騎乗した横山武史騎手曰く「時計は出したくなかったので、終いのみ流した」ようです。

1週前と最終追い切りに共通していますが、馬体を長く伸ばしながらもしっかりと脚を引き出していますし、終いの鋭さも健在です。

初の洋芝コースでも自身の走りを見せていたのは好印象でした。

今回の出走登録馬のなかでは上がり時計も出ている方で状態も悪くなさそうです。

キタウイング

キタウイング 7月26日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(良) 72.356.441.412.4馬なり
前走最終美浦南W(良)82.666.952.437.811.7馬なり

3歳馬ながらすでに重賞タイトルを2つ手にしているキタウイングは函館のウッドチップコースで、ハッピーダンス(2歳新馬)と併せ馬を行いました。

管理する小島調教師が騎乗し、外ラチ沿いから馬なりで5ハロン72秒3-上がり1ハロン12秒4で併せ馬と併入しています。

前脚からは活気のある走りが垣間見ることができ、力強く駆け抜けたのが印象深いです。

時計はそこまで速くありませんが、今年制したフェアリーステークスの最終追い切り時も4ハロン54秒2-上がり1ハロン12秒8(美浦坂路・馬なり)と、時計を出していない中で勝利しているので、時計はそこまで気にしなくていいでしょう。

むしろ、今回追い切りで見せたパワーのある走りは初めての洋芝の馬場にもフィットしそうですし、非常にいい仕上がり具合に感じました。

小島調教師も「桜花賞やオークスよりいい雰囲気かも」とコメントしています。

グランスラムアスク

グランスラムアスク 7月26日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切札幌ダート(良) 68.252.539.012.1一杯
前走最終栗東坂路(良)  52.938.613.0馬なり

最終追い切りは札幌のダートコースにて、僚馬インタクト(3歳未勝利)と併せ馬を行いました。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)

レース当日も騎乗する古川菜穂騎手が騎乗し、僚馬の内から一杯に追われて5ハロン68秒2-上がり1ハロンは12秒1で走破、インタクトに1馬身先着しています。

コーナーワークは少し不器用な感じもしましたが、慣れないダート馬場における追い切りだったためその点は目をつぶっていいでしょう。

それよりも、直線に入ってからの瞬発力が光るものがあり、一杯に追われていたとはいえ上がり1ハロン12秒1でまとめた点は評価したいです。

父ディープインパクト譲りの末脚は健在でしたし、状態面は良く感じました。

余談ですが、古川騎手はここがキャリア初の重賞チャレンジとなります。

今月上旬のCBC賞で重賞デビューを果たした永島騎手に引き続き、女性騎手が大舞台で結果を残すチャンスなので、悔いのない騎乗を行ってほしいです。

コスタボニータ

コスタボニータ 7月26日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切札幌芝(良) 66.951.336.711.6馬なり
前走最終栗東坂路(良)  53.639.113.0馬なり

最終追い切りは札幌芝コースにて、単走で行われました。

手綱を握ったのは川又騎手です。(レース当日は松山騎手が騎乗)

馬なりで追われて5ハロン66秒9-上がり1ハロンは11秒6で走破しました。

最終追い切りを見て感じた点はふたつあります。

ひとつめは時計が優秀で、5ハロン時計66秒9は札幌芝コースで追われた全頭中最速、そして上がり1ハロン11秒6の時計もイズジョーノキセキに次いで速かったです。

イズジョーノキセキが3ハロンという短い距離で追われたことを考えれば、馬なりで11秒6を出したコスタボニータのほうが好タイムといってもいいでしょう。

時計面は優秀なのですが、気になる点もありました。

馬体が少し華奢に感じたのです。

コスタボニータは好走した阪神牝馬ステークスの段階で460kgほどあったのですが、調教映像を見ていると、馬体が細く、脚が長く感じます。

もともとそのような傾向がありましたが、今回の追い切り映像ではそれが目立ちました。

もしかしたら、北海道輸送の反動が出ているのかもしれません。

時計自体はA以上の評価をあげたいのですが、馬体面に関してはC評価です。

今回は間を取ってB評価にしました。

サトノセシル

サトノセシル 7月27日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切札幌ダート(良)  55.140.713.2馬なり
1週前美浦南W(良)84.067.652.737.411.9馬なり
前走最終美浦南W(良)  50.636.111.5馬なり

サトノセシルは札幌のダートコースで最終追い切りを行いました。

助手が騎乗し、馬なりで4ハロン55秒1-上がり1ハロンは13秒2で駆け抜けています。

実は2週間前の調教の段階で歩様が乱れたため、出走の取り消しも考えていたそうです。

しかし、1週間前の追い切りの動きを見て出場を決意されました。

その1週間前追い切りでは3頭併せを行われており、6ハロン84秒0-上がり1ハロン11秒9で走破しています。

時計は悪くありませんが、歩様が少し固く感じました。

最終追い切りは、脚に優しいダートコースで単走しています。

時計は出ていませんが、フットワークは軽快で気持ちよさそうに走れていたので、輸送はクリアできています。

動きも悪くありませんし、いい状態を維持できているように感じました。

サトノセシルにとってクイーンステークスは一昨年3着、昨年は2着の得意舞台です。

また、騎乗する佐々木騎手は19歳にして函館リーディングの座をつかんだ新進気鋭の騎手です。

人馬ともに、北の大地で初重賞タイトルをつかみたいです。

ジネストラ

ジネストラ 7月26日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切札幌芝(良) 67.651.537.011.8馬なり
前走最終美浦PT(良) 67.452.338.711.9馬なり

最終追い切りは札幌芝コースにおいて、単走で行われました。

レース当日も騎乗する三浦騎手が手綱を握り、馬なりで5ハロン67秒6-上がり1ハロンは11秒8で追い切りました。

今回出走するコスタボニータと同じく、馬体重460kg前後の馬ですが、コスタボニータと違って馬体を大きく見せる走りができていました。

外ラチ一杯に走りましたが、ダイナミックな走りができていて騎乗した三浦騎手も「かなりいい状態」と評価しています。

時計面で見ても前走福島牝馬ステークス時の最終追い切りがポリトラックで5ハロン67秒4-上がり1ハロン11秒9に対し、今回は札幌芝コースでほぼ同じ時計を出しています。

ポリトラックコースはもともとかなり時計が出やすいことを考えたら、今回の最終追い切り時のほうが好タイムを残せたように思いました。

少し頭は高いですが時計面も馬体面も素晴らしく、持ち前の能力をフルに発揮できそうです。

ドゥーラ

ドゥーラ 7月26日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(良)  56.340.012.3馬なり
前走最終栗東坂路(良)  55.239.912.3馬なり

オークスで3着に入線したドゥーラは函館のウッドチップコースで最終追い切りを行いました。

助手が騎乗し、馬なりで追われて4ハロン56秒3-上がり1ハロンは12秒3で走破しています。

全体時計だけ見たら前走オークス時の最終追い切りのほうが出ていましたが、原口助手曰く「息を整えるぐらいの仕上げ」のようなので、そこまで気にしなくてもよいです。

主に終い重視に追われていましたが、軽めながらもラスト1ハロン12秒3の時計を出し、前走最終時と同じタイムを記録しています。

時計は目立ちませんが、それでも結果を残すタイプなので仕上がり具合は良く、直線に入ってからも伸びを見せていましたし思い通りの追い切りができていました。

札幌芝1,800mのコースはすでに2勝している得意舞台です。

また、オークス3着馬にもかかわらず、最低斤量51kgで出場することが叶いました。

データ的には3歳馬はこの舞台と相性が悪いですが、好走条件も複数ありますし、ここで結果を残して秋華賞に駒を進めたいです。

トーセンローリエ

トーセンローリエ 7月26日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(良) 66.452.038.412.4馬なり
前走最終栗東坂路(良)  53.037.812.0一杯

桜花賞からの立て直しに期待がかかるトーセンローリエは函館のウッドチップコースで3頭併せを行いました。

助手が騎乗し、馬なりでセレンディピティ(3歳1勝クラス)とアシャカトブ(7歳オープン)と併せ、5ハロン66秒4-上がり1ハロンは12秒4でゴールしています。

2頭より先行して追い切りましたが、直線では意外と苦しくなってセレンディピティに1馬身遅れ、外ラチ一杯から追い込んだアシャカトブと併入しています。

時計自体は悪くありませんが、2頭に対して先を譲ってしまいました。

もっとも、今年制したアネモネステークス前の最終追い切りでも併せ馬に後れを取りながら勝利をつかんでいるので、実はそこまで軽視しなくてよいかもしれないです。

特別目立つ動きではありませんが、アネモネステークス同様の出来と考えれば悪くないでしょう。

ビジン

ビジン 7月26日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切札幌芝(良) 72.657.041.212.7馬なり
前走最終栗東WC(良)83.968.052.336.811.6馬なり

最終追い切りは札幌芝コースにて、単走で行われました。

レース当日騎乗予定の藤岡佑介騎手が手綱を握り、馬なりで5ハロン72秒6-上がり1ハロンは12秒7でした。

意図して軽めに追い切りを行ったようですが、それを踏まえても5ハロン72秒台、上がり1ハロン12秒台後半の時計は正直よくありません。

それだけではなく、動きにも力強さは感じられず、前走マーメイドステークス時のほうがはるかに仕上がっていました。

フットワーク自体は身軽だったので、高速馬場になるようでしたら出し切れるかもしれませんが、洋芝の札幌で時計勝負になることは基本的にないので望みは薄いです。

抽選対象馬ですが仮に出走できたとしても上位争いは厳しいでしょう。

ミスニューヨーク

ミスニューヨーク 7月26日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(良) 66.752.038.112.1馬なり
1週前栗東CW(良)83.868.152.036.811.0強め
前走最終栗東坂路(良)  54.938.812.1馬なり

最終追い切りは函館のウッドチップコースにて、長岡騎手を背に単走で行われました。(レース当日はM.デムーロ騎手が騎乗)

馬なりで追われて5ハロン66秒7-上がり1ハロン12秒1で走破しています。

動きが非常によく、序盤からばねの利いた走りで調子の良さが感じられました。

また、単走で走っていたにもかかわらず、前方を走っていた他厩舎の馬2頭を目標に動いて最終的に抜き去っています。

キレもありましたし馬体の柔らかさも健在です。

そしてなによりも、ミスニューヨーク自身もレースが近いことを理解しているような走りを行っているのも好感が持てます。

6歳牝馬で引退の話もありましたが、最終的には現役続行を選択しました。

最終追い切りを見る限り、この選択肢が吉と出るかもしれません。

追い切りで見せたパフォーマンスを初めての札幌の地でも発揮してほしいです。

ライトクオンタム

ライトクオンタム 7月26日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(良) 66.251.538.212.8馬なり
前走最終栗東坂路(良)  53.038.712.4馬なり

ディープインパクトの最終世代であるライトクオンタムは函館のウッドチップコースにて、単走を行いました。

助手が騎乗し、馬なりで5ハロン66秒2-上がり1ハロンは12秒8で走破しています。

舌を出しながらの追い切りで苦しそうでしたが、全体時計66秒2は今回函館ウッドチップで追い切りを行った出走馬の中で最速です。

ライトクオンタムは430kgぐらいの小柄な馬ですが、力のいる函館ウッドチップこれだけの好タイムを出した点は評価したいです。

ただし、最後の1ハロン12秒8は少し減速度合が大きいです。

札幌は洋芝なので時計がかかりやすく、もしかしたらゴールまでに一杯になるかもしれません。

父ディープインパクトの命日にラストクロップであるライトクオンタムが勝利したらドラマチックですが、追い切りを見る限り札幌の地での激走は厳しいように感じました。

ルビーカサブランカ

ルビーカサブランカ 7月26日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(良) 72.255.741.413.5馬なり
前走最終函館芝(稍重) 69.653.639.311.1馬なり

函館記念で2着のルビーカサブランカは函館ウッドチップコースにて、最終調整を行いました。

助手が騎乗し、馬場の外目から動いて全体時計72秒2-ラスト1ハロンは13秒5で走破しています。

函館記念から中1週の追い切りが影響しているのか、時計はまるで出ていません。

軽めの調整ですが全体時計も上がり時計も遅いです。

考えてみれば巴賞から中1週で函館記念に出場して好走し、そこからさらに中1週でクイーンステークスに駒を進めたので、疲れがないほうがおかしいです。

(しかも、ここの結果次第では札幌記念に向かう可能性もあるようです。)

ルビーカサブランカ自体はピッチ走法の馬で洋芝適正が高いので、北海道の競馬場に特化するローテーションは悪くありません。

実のところ、最終追い切りの動き自体は悪くないのですが、如何せんタイムが出ていないことから、根詰めの反動がでているのは明らかです。

ポテンシャルの高い馬ですが、ここでの激走は厳しいように感じました。

ローゼライト

ローゼライト 7月26日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(良) 70.955.540.713.2馬なり
前走最終函館W(重)  53.639.213.0馬なり

函館記念から中1週で挑むローゼライトは函館のウッドチップコースにて、単走で最終追い切りを行いました。

助手が騎乗し、外ラチ沿いから馬なりで走り、5ハロン70秒9-上がり1ハロンは13秒2で走破しています。

函館記念に出走し、同じく中1週でクイーンステークスに向かうルビーカサブランカほどではありませんが、ローゼライトも馬なりとはいえ時計は出していません。

この点に関しては、前走函館記念の時の最終追い切りと比較すると明らかで、前走最終時が時計のかかる重馬場の函館ウッドチップで4ハロン53秒6-ラスト1ハロンは13秒2でした。

今回の最終追いがいくら軽めに追われているとはいえ、4ハロン時計、1ハロン時計ともに前走最終時より遅い点は気になるところです。

ルビーカサブランカ同様、函館記念の疲れが抜けきっていないように感じました。

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クイーンステークス2023追い切り評価ランキング

クイーンステークス2023追い切り評価ランキング
評価馬名
ミスニューヨーク
キタウイング
ジネストラ
ドゥーラ
イズジョーノキセキ
ウインピクシス
グランスラムアスク
コスタボニータ
サトノセシル
トーセンローリエ
ライトクオンタム
ビジン
ルビーカサブランカ
ローゼライト
 

クイーンステークス2023追い切り映像

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