【宝塚記念2024追い切り評価/全頭診断】ドウデュースを上回る最高評価「S」はこの2頭!
宝塚記念2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では宝塚記念の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。
6月19日の馬場状態
美浦
この日の美浦は坂路・ウッドともに重馬場でした。
坂路の一番時計はサイモンプレジールの4F52秒2で時計はかかっています。
ウッドの一番時計はシュトラウスの6F80秒5です。全体的に標準よりも速い馬場でした。
栗東
この日の栗東は坂路・ウッド・芝コースともに稍重でした。
坂路の一番時計はモズメイメイの4F49秒5でした。そのほかも、ダノンクロムも49秒9で走破していますが、4F50秒台を切った馬は4頭のみでした。数値ほど高速馬場という感じはしません。
ウッドは76F79秒台で走破した馬が5頭おり、相変わらずの高速馬場です。
宝塚記念2024追い切り評価/全頭診断コメント
宝塚記念2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。
評価は上からS→A→B→C→D(測定不能)の5段階になります。
(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)
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カラテ
カラテ 6月19日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 53.6 | 38.2 | 12.0 | 一杯 | ||
前走最終 | 栗東坂路(稍重) | 50.8 | 37.6 | 12.6 | 一杯 |
前走鳴尾記念(G3)で6着だったカラテは栗東坂路でサンライズプルート(牡4、1勝クラス)と併せ馬を行いました。
レース当日も騎乗する岩田望来騎手を背に、僚馬を1馬身追走する形で一杯に追い、4F53秒6-上がり1F12秒0の時計を出しましたがアタマ差後れています。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)
前走から中2週と間隔を詰めていますが、前走鳴尾記念の翌週から追い切りを再開し、坂路で10本(いずれもキャンター)時計を挟んで入念な調整がされています。
中間は軽めの調整でしたが最終追い切りでは一杯に追って現状の動きを確かめていました。
馬場の真ん中からきびきびとした動きができており、力強い歩様ができています。
終いもじりじりと脚を伸ばしているようにカラテらしい動きはできていました。
ただし、時計に関しては一杯に追われた前走鳴尾記念よりも全体時計ははるかに劣っています。
また、1勝クラスの相手を追走する形で追ったものの、アタマ差後れてしまったのは気になりました。
動きはそこまで悪くありませんが、8歳馬+ここ数戦は使い込んでいることもあってやや蓄積疲労もあるように見えました。
ジャスティンパレス
ジャスティンパレス 6月19日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(稍重) | ⑦98.7 | 66.4 | 51.5 | 36.5 | 11.3 | 一杯 |
1週前 | 栗東CW(良 | 80.3 | 65.2 | 51.0 | 36.9 | 11.7 | 強め |
前走最終 | 海外出走 |
昨年の天皇賞(春)を制したジャスティンパレスは栗東のウッドチップコースでソレイユヴィータ(牝4、3勝クラス)と併せ馬を行いました。
高倉騎手が騎乗(レース当日はルメール騎手が騎乗)し、僚馬を2~3馬身追走する形で馬場の外目から一杯に追い、7F98秒7-上がり1F11秒3の時計で僚馬にアタマさ先着しています。
1週前の12日にも栗東ウッドで調教を行い、このときはルメール騎手騎乗の元、クロドラバール(牡3、2勝クラス)と併せました。
外ラチ沿いから僚馬を2~3馬身追走する形で強めに追い、6F80秒3-上がり1F11秒7の時計を出しましたがアタマ差遅れました。
時計自体は悪くないですし手前替えもスムーズでしたが、全体の動きとしては少し硬さがあるように見えます。
また、僚馬が内から立ち回ったとはいえ2勝クラスでしかも馬なりの相手に遅れをとった点も気になりました。
悪くはないですが、G1馬らしい走りができたらよかったと思います。
最終追い切り内容に期待したいです。
最終追い切りは引き続き栗東ウッドで僚馬を置き、今度は一杯に追ってさらに負荷を掛けています。
今回は僚馬の内から立ち回りましたが、1週前値比較すると推進力のある走りができており、1週前よりはよさそうです。
終いの伸びも2F11秒3-1F11秒3で長く脚を活かすことができました。
ただし、一杯に追った割には全体時計98秒7-6F81秒7で、ジャスティンパレスの過去のウッド追いと比較すると時計はそこまで目立っていません。
悪くはありませんが、海外帰り緒戦ということもあって、本調を取り戻すにはもう少しかかるように見えました。
一杯に追ったため、レース当日に良化する可能性もありますが、最終追い切りを見た段階ではまずまずの仕上がりに見えます。
シュトルーヴェ
シュトルーヴェ 6月19日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦坂路(重) | 54.8 | 39.7 | 12.6 | 馬なり | ||
1週前 | 美浦南W(良) | 82.4 | 65.7 | 50.4 | 35.7 | 11.2 | 強め |
前走最終 | 美浦南W(良) | 82.1 | 66.1 | 50.5 | 35.9 | 11.4 | 強め |
重賞を2連勝しているシュトルーヴェは美浦の坂路で単走を行いました。
急遽来日したレーン騎手を背に、馬なりで4F54秒8-上がり1F12秒6の時計で軽めの調整を行っています。
1週前の13日には美浦のウッドチップコースでダノンボレロ(牡4、2勝クラス)と併せました。
このときは助手が騎乗して馬場の真ん中から僚馬を3馬身追走する形で強めに追い、6F82秒4-上がり1F11某2の時計を出しましたが1馬身僚馬より遅れています。
コーナーではやや抑えながら追走していますが、きびきびとした走りで気持ちは乗ってそうです。
直線で手前を替えてからもじりじり脚を引き上げ、終い2F11秒3-1F11秒2で長く脚を維持できました。
併せ馬には遅れたものの、終いで長く脚を活かせたのは好感が持てます。
ただ、前脚の動きがやや固く見えたので、強めに追ったことで最終追い切りの良化に期待したいです。
その最終追い切りは美浦の坂路コースで単走、軽めに行われました。
積極的な動きは引き続き健在でしたし、先週気になった脚の固さもほぐれたように思います。
時計は出していませんが、1週前に終いの脚を引き出すことができていたため、実質的な最終追い切りだったと判断して良いでしょう。
レーン騎手が折り合いを確認するために美浦トレセンに駆け付けたのも好感が持てますし、いい状態でレースを迎えられそうです。
ソールオリエンス
ソールオリエンス 6月19日(水) 評価S | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(重) | 82.9 | 68.0 | 52.8 | 37.7 | 11.5 | 馬なり |
1週前 | 美浦南W(良) | 66.4 | 50.6 | 36.3 | 10.8 | G前一杯 | |
前走最終 | 美浦南W(稍重) | 81.1 | 65.7 | 51.8 | 37.3 | 11.2 | 馬なり |
昨年の皐月賞馬ソールオリエンスは美浦のウッドチップコースでショーマンフリート(牡3、2勝クラス)と併せました。
嶋田騎手が騎乗(レース当日は横山武史騎手が騎乗)し、外ラチ沿いから馬なりで僚馬を2~3馬身追走し、6F82秒9-上がり1F11秒5の時計で同時併入しています。
1週前の12日にも美浦ウッドで嶋田騎手が騎乗し、スムースベルベット(牝4、2勝クラス)を置いて追い切りを行いました。
このときは馬場の真ん中から僚馬を7~8馬身追走する形でゴール前一杯に追い、5F66秒4-上がり1F10秒8で鋭く1馬身先着しています。
1週前は距離を短くする替わりに終いの伸びに特化した追い切りが行われています。
このとき目についたのが馬体でよい意味で薄い馬体をしていました。
中間はウッドを中心に行われていましたが随時時計を出し続けていることから、相当絞ってきた感じがします。
その影響もあって、コーナーワークから前向きな動きができていましたし、手前を替えてからもぐいぐい加速して最先着を果たすことができました。
終い1F10秒8はこれまでのウッド追いにおける自己ベストですし、陣営の期待に応えた動きができています。
1週前に負荷を掛けたため、最終追い切りは軽めの調整でした。
軽めの追い切りでしたが無駄のない体つき、そして無駄なく動くことができていますし、手前を替えてからも楽な手ごたえで2F12秒2-1F11秒5の時計でフィニッシュしています。
馬なりでしたがソールオリエンスらしい動きは健在でしたし、自ら末脚を引き上げた点も好感が持てました。
今回は相当馬体を絞ってきており、ここメイチで調整しています。
動きも良かったですし、これまでとは違った走りに期待できそうです。
ディープボンド
ディープボンド 6月19日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(稍重) | 86.6 | 71.5 | 55.8 | 39.5 | 11.9 | 強め |
1週前 | 栗東CW(良) | 79.2 | 64.6 | 50.5 | 36.6 | 11.6 | G前一杯 |
前走最終 | 栗東CW(稍重) | 81.5 | 66.3 | 52.1 | 37.5 | 12.0 | G前一杯 |
4年連続天皇賞(春)で馬券に絡んだディープボンドは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
前走に引き続き、コンビを組む幸騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から強めに追って6F86秒6-上がり1F11秒9の時計を記録しています。
1週前の13日には栗東ウッドでチュウワノキセキ(セ7、3勝クラス)と併せました。
この時も幸騎手が騎乗し、馬場の外目から僚馬を5馬身追走する形でゴール前一杯に追い、6F79秒2-上がり1F11秒6の好時計で1馬身先着しています。
1週前は僚馬を追走する形で負荷を掛けました。
コーナーワークの段階から意気揚々と動けていますし、直線でもディープボンドらしいストライドの利いた走りができています。
終いも2F11秒3-1F11秒5で減速ラップでしたがトップスピードを維持することができました。
全体時計6F79秒2もこれまでで3番目に速い時計ですし、年齢以上の走りで状態は良さそうです。
1週前に一杯に追いましたが最終追い切りも強めに負荷を掛けています。
単走で追っていますが、コーナーでは脚取りを確かめるようにゆったりと、大跳びの動きを見せ、直線で手前を替えてからもゆるやかな動きを見せていました。
ただ、終い1Fあたりになると少しペースを引き上げてゴールしています。
表記上は強めでしたが、映像を見る限りは馬なりのような動きでした。
その中でもディープボンドらしい歩様の大きな走りができているのは好感触です。
最終追い切りは時計こそ目立っていませんが、レース目前を考慮すれば悪くないですし、1週前に好時計を出していることから追えばまだまだ動けそうでした。
高齢馬ですが、年齢以上の動きができていますし、2週続けて幸騎手が騎乗した点も良く、本番に向けて着々と良化しています。
ドウデュース
ドウデュース 6月19日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東芝(稍重) | 81.5 | 65.3 | 49.9 | 36.1 | 11.8 | 馬なり |
1週前 | 栗東CW(良) | ⑦96.0 | 65.1 | 50.1 | 35.2 | 10.8 | 強め |
前走最終 | 海外出走 |
ダービー馬のドウデュースは栗東の芝コースでカルデア(牡3、未勝利)と併せました。
助手が騎乗し、馬場の2分どころから馬なりで僚馬を5~6馬身追走し、6F81秒5-上がり1F11秒8の時計で同時併入しています。
1週前の12日には栗東ウッドチップでヴィゴラスダンサー(牝5、2勝クラス)と併せました。
このときはレースで騎乗する武豊騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を4~5馬身追走する形で強めに追い、7F96秒0-上がり1F10秒8で4馬身半先着、鋭く伸びました。
海外帰り緒戦でしたが、強めに追ったこともあり、序盤から四肢の回転は速いです。
頭を低めに追うスタイルはいつものドウデュースの動きですし、キビキビと、しかも終いは10秒8の好時計でゴールしているように、海外遠征の疲れはなさそうでした。
コンディションは良さそうですし、最終追い切りにおける良化にも期待できそうです。
最終追い切りは芝コースで馬なりの軽めで調整しました。
ここでも僚馬を前において追走する形で調整していますが、1週前に引き続き、脚の回転は速いです。
ただし、直線に入ってからは終始左手前で手前替えができず、並走したカルデアとは最終的に併入する形となりました。
スムーズに手前替えできていたら突き抜けることができていたはずで、この点は少し気になりました。
それでも、1週前のウッド追いではドウデュースらしい走りができているので問題なければ力は発揮できるでしょう。
最終追い切りは気になるところがありましたが、全体的には良い状態に仕上がっています。
ヒートオンビート
ヒートオンビート 6月19日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東芝(稍重) | 77.4 | 63.0 | 49.5 | 36.4 | 12.2 | 馬なり |
1週前 | 栗東CW(良) | 80.4 | 65.7 | 51.4 | 36.6 | 11.6 | 一杯 |
前走最終 | 栗東CW(稍重) | 85.8 | 69.5 | 54.4 | 38.3 | 11.3 | 馬なり |
ヒートオンビートは栗東の芝コースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで6F77秒4-上がり1F12秒2の時計で走破しています。
1週前は栗東のウッドチップコースでジュンゴールド(牡3、2勝クラス)と併せました。
このときも助手が騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を12馬身ほど追走する形で一杯に追い、6F80秒4-上がり1F11秒6の時計を出しましたが、さすがに後ろすぎたこともあって1馬身半遅れています。
1週前のウッド追いではヒートオンビートらしい差しの競馬を確認しています。
しかしながら、道中は頭が立っていて、首の使い方もあまり良くないです。
全体時計80秒4は自己2番目に速い時計でしたが、終い2F11秒4から1F11秒6なので終いの脚色は落ちていました。
全体時計は悪くないものの、フォームや終い時計は気になるところでさらなる良化に期待したいです。
1週前に負荷を掛けたため、最終追い切りは芝コースで馬なり軽めの調整を行いました。
1週前に引き続き、頭は高いです。
しかしながら、馬なりで6F77秒4の時計は非常に速いです。
ちなみに、今年の宝塚記念の有力馬であるドウデュースも芝コースで最終追い切りを行いましたが、馬場の2分どころから僚馬を置き、馬なりで6F81秒5なので、ドウデュースよりも好時計を記録しています。
フォームは相変わらず高くてあまりきれいとはいいがたいですが、時計面は優秀でした。
課題は少なくないものの、高速馬場条件下なら力を発揮できそうです。
プラダリア
プラダリア 6月19日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 54.1 | 39.1 | 12.7 | 末強め | ||
1週前 | 栗東CW(良) | 85.0 | 69.2 | 54.2 | 38.0 | 11.3 | 稍一杯 |
前走最終 | 栗東坂路(不良) | 53.2 | 38.7 | 12.4 | 馬なり |
重賞タイトルを3つ手にしているプラダリアは栗東坂路で最終追い切りを行いました。
池添調教師自ら手綱を握って末強めに追い、全体時計54秒1-上がり1F12秒7の時計で販路を登坂しています。
1週前の13日には栗東ウッドチップでカズペトシーン(牡4、1勝クラス)と併せました。
このときは松山騎手が騎乗(レース当日は池添謙一騎手が騎乗)し、馬場の外目から僚馬を4~5馬身追走する形で稍一杯に追い、6F85秒0-上がり1F11秒3の時計で1馬身半先着しています。
1週前追い切り映像を見てみると、少し目線は下を向いていますが、馬体はシャープです。
直線に入ってからも長く脚を活かして2F11秒7から1F11秒3で加速ラップを刻むことができました。
久々のレースでしたが、追ってからの動きも良く、休み明けの心配はなさそうです。
1週前にウッドで一杯に追いましたが、最終追い切りは坂路で強めに追い、引き続き強く追いました。
単走の追い切りでしたが、外ラチ沿いから視線をした方向に向けつつも、回転の速い脚さばきができています。
気持ちも少しずつ上向いているように見えました。
ただし、末強めにしては、全体時計、終い時計ともにそこまで目立っていない点は気になります。
いい時期はもっと好時計を刻むことができていたので、この点は少しマイナスでした。
しかしながら、時計面こそ課題はありますが動きそのものはよかったですし、全体としてはまずまずな出来に感じます。
ブローザホーン
ブローザホーン 6月19日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 54.8 | 40.4 | 12.9 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東坂路(良) | 55.6 | 40.4 | 13.1 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(稍重) | 55.0 | 40.4 | 13.3 | 末強め |
前走の天皇賞(春)(G1)で2着入りしたブローザホーンは栗東坂路で重賞馬のディクテオン(セ6、オープン)と併せ馬を行いました。
レース当日も騎乗する菅原騎手が栗東まで駆けつけて騎乗し、僚馬を3馬身馬なりで追走し、4F54秒8-上がり1F12秒9の時計で併入しています。
1週前の12日も栗東坂路でシンプリーオーサム(牡4、2勝クラス)と併せました。
このときは僚馬より1馬身半先行する形で馬なり追いを行い、全体時計55秒6-上がり1F13秒1の時計で同時併入しています。
僚馬よりも外ラチ側で追い切りを行い、道中は終始左手前でした。
手前替えがなく、時計面も平凡ですが、ブローザホーンは前走最終追い切り時も目立った時計を出すことなく2着入りしているので、追い切りにおける時計は必要ないタイプだと思います。
そのなかで、やや頭の使い方は安定しなかったもののまっすぐ走ることができていました。
前走最終追い切り時よりも安定のある動きができていたように思いますし、休み明けの影響もなさそうです。
最終追い切りも引き続き併せ馬を置いて馬なり追いを行っています。
今回は僚馬よりも真ん中から追いましたが、時計は引き続き出ていないものの、四肢の踏み込みは強く、力強さが感じられます。
時計は全然出ていませんが、前述したようにブローザホーンは時計を出すタイプではないので問題ないでしょう。
派手さはありませんでしたが、ブローザホーンは現在の状態でも力を引き出せるタイプなので、この馬なりに順調に調整できていることでしょう。
ベラジオオペラ
ベラジオオペラ 6月19日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 54.3 | 39.0 | 12.5 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東CW(良) | ⑦98.4 | 66.4 | 51.5 | 36.3 | 10.8 | 叩き一杯 |
前走最終 | 栗東CW(稍重) | 83.4 | 68.4 | 53.4 | 37.8 | 11.3 | 馬なり |
今年の大阪杯(G1)を制したベラジオオペラは栗東坂路で単走を行いました。
上村調教師自ら追い切りに騎乗し、馬なりで4F54秒3-上がり1F12秒の時計で販路を駆けあがっています。
1週前の12日には栗東のウッドチップコースでサヴァ(牡6、オープン)と併せました。
このときも上村調教師が騎乗し、馬場の外目から僚馬を2馬身追走する形で叩き一杯に追い、7F98秒4-上がり1F10秒8で3馬身先着しています。
休み明けでしたが僚馬の内から意気揚々とした動きを見せていますし、直線では前を行くサヴァをあっさり交わし、その後も脚を引き上げることができました。
追ってからの反応も良いことから休み明けでも力は発揮できそうですし、終いの伸びも非常に優秀です。
前走大阪杯における中間追い切りも良い内容でしたが、今回はさらに終い重視となっており、しっかり陣営の要望に応えるような動きができているのは好感が持てました。
1週前に負荷を掛けたため、最終追い切りは坂路で軽く調整を済ませています。
軽めの調整ということもあって時計は出ていませんが、四肢の動きは機敏です。
たまに横を見る場面もありましたが、軽い脚取りで販路を駆けあがっており、状態面もよいでしょう。
追えばいつでも動ける状態に仕上がっていると思いますし、前走大阪杯の時に見せた強い競馬が見られることに期待したいです。
ヤマニンサンパ
ヤマニンサンパ 6月19日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(稍重) | 54.1 | 39.2 | 12.4 | 末強め | ||
1週前 | 栗東坂路(良) | 56.1 | 39.4 | 12.2 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(稍重) | 52.8 | 38.6 | 12.6 | 馬なり |
前走の鳴尾記念(G3)で4着だったヤマニンサンパは栗東坂路でヤマニンウルス(牡4、オープン)と併せました。
レース当日も騎乗する団野騎手が騎乗し、僚馬より4~5馬身先行する形で末強めに追い、4F54秒1-上がり1F12秒4の時計を記録、最終的には僚馬と同時併入しています。
1週前の13日にも栗東坂路で単走を行い、このときは馬なりで4F56秒1-上がり1F12秒2でした。
前走から中2週ということもあり、中間は軽めの調整となっています。
13日の坂路調教でも馬なりなので時計は出していません。
楽な手ごたえで登坂していますが、序盤は右に持たれつつもすぐに修正し、最後は楽な手ごたえでゴールしています。
馬なりなので派手さはありませんでしたが、四肢の回転は早くてレース感覚は健在でした。
地味ですが悪くない追い切りです。
最終追い切りは併せ馬を置いて末強めに追っています。
末強めに追われた割に、終い時計は12秒4と地味です。
ヤマニンサンパは特別坂路で時計を出すタイプではありませんが、それでも12秒1~3の時計は頻繁に出していたので、その時と比較すると物足りない内容となっています。
併せたヤマニンウルスに併入まで持ち込まれた点に関しては、僚馬がダートで無敗の実力馬なのでそこまで気にしなくて良いと思いますが、時計がほかの馬と比較すると目立たなかったのは気になるところです。
可もなく不可もなくといったところではありますが、格上挑戦となるため一変できればよかったでしょう。
ルージュエヴァイユ
ルージュエヴァイユ 6月19日(水) 評価S | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦坂路(重) | 54.2 | 39.5 | 12.5 | 馬なり | ||
1週前 | 美浦南W(良) | 79.8 | 64.4 | 50.3 | 36.2 | 10.8 | 一杯 |
前走最終 | 栗東CW(不良) | 82.6 | 67.7 | 53.2 | 38.2 | 11.3 | 馬なり |
昨年のエリザベス女王杯(G1)で2着、そして今年の大阪杯(G1)では3着入りしたルージュエヴァイユは美浦の坂路コースでポリクシニーズ(牡5、1勝クラス)と併せました。
助手が騎乗して僚馬を4馬身追走する形で馬なり追いを行い、4F54秒2-上がり1F12秒5の時計で1馬身先着しています。
1週前の12日には美浦ウッドでナチュラルハイ(牡4、オープン)と併せました。
このときは助手が騎乗して馬場の真ん中から僚馬を4~5馬身追走する形で一杯に追い、6F79秒8-上がり1F10秒8の好時計で2馬身先着しています。
1週前は一杯に追って現状を確かめていますが、コーナーの段階から頭を低くして推進力ある動きができています。
久々のレースでしたが馬体も締まっていますし、手前を替えてからはじりじりと脚を引き上げ、終い2F12秒0-1F10秒8の好時計でフィニッシュしました。
全体時計・終い時計も優秀でしたし馬体も引き締まり、道中の動きも活気があって総合的に素晴らしい追い切りでした。
1週前に負荷を掛けたため、最終追い切りは坂路で軽めの調整を行っています。
最終追い切りは馬なりでしたが、1週前に負荷を掛けた影響もあって気持ちの乗った走りができています。
手前を替えてからの脚さばきはややばらつく感じもしましたが、最後の最後で伸びを見せてオープン馬としての威光を示すことができました。
前向きな動きは好感が持てますし、1週前追い切りの内容が秀逸だったことから、かなりの好仕上がりといえるでしょう。
良馬場開催なら重い印も検討したいです。
ローシャムパーク
ローシャムパーク 6月19日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(重) | 80.7 | 65.3 | 51.4 | 37.3 | 11.3 | 馬なり |
1週前 | 美浦南W(良) | 78.1 | 63.5 | 49.7 | 35.9 | 11.3 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(稍重) | 80.6 | 64.9 | 50.5 | 36.2 | 11.2 | 馬なり |
前走の大阪杯(G1)で2着入りしたローシャムパークは美浦のウッドチップコースでリチャ(牡4、3勝クラス)と併せました。
助手が騎乗し、僚馬を2馬身追走する形で馬場の3分どころから馬なり追いを行い、6F80秒7-上がり1F11秒5の時計で半馬身先着しています。
1週前の12日にも美浦ウッドでベジャール(牡5、オープン)と併せています。
このときは今回レースで騎乗する戸崎騎手が追い切りに騎乗し、馬場の3分どころから僚馬を2~3馬身追走する形で馬なり追いを行い、6F78秒1-上がり1F11秒3の自己ベストで併入しています。
1週前追い切りの映像を見てみると、コーナーでは少し頭を上げる場面があってややかかりがちです。
しかしながら、直線に入ってからは歩様を大きくして鋭く伸びました。
全体時計78秒1は馬場の3分どころを回ってのものなのでそこまで過大評価しなくて良いでしょう。しかし、終い3F12秒7-2F11秒9-1F11秒3と、段階的にペースアップして脚を活かせたのは評価したいです。
最終追い切りも1週前同様、美浦ウッドで馬なりを行いました。
1週前同様かかりがちな動きを見せてい増しが、脚取りは確かですし、直線に入ってからも引き続き末脚を伸ばして先着しています。
道中のかかりは気になりますが、気合は乗っていましたし、2週続けてペースアップしながら走破できたのも良く見えました。
落ち着きがあればなおよかったものの、時計は出していることからこの馬なりに調子は良いかもしれません。
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宝塚記念2024追い切り評価ランキング
評価 | 馬名 |
S | ソールオリエンス ルージュエヴァイユ |
A | シュトルーヴェ ディープボンド ドウデュース ブローザホーン ベラジオオペラ |
B | ジャスティンパレス ヒートオンビート プラダリア ローシャムパーク |
C | カラテ ヤマニンサンパ |
D |
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宝塚記念2024の最終予想
宝塚記念2024の最終予想はこちらの記事で発表するので、合わせてお読みください。