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【函館記念2024追い切り評価/全頭診断】実力上位の〝アノ馬〟にトップ評価「S」

函館記念2024追い切り評価記事のサムネイル画像

函館記念2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では函館記念の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

7月10日の馬場状態

美浦
この日の美浦ウッドは稍重でした。
ウッドは一番時計がグリュースゴットの6F79秒5ですが、ほかの馬の時計を見るとここ数週間の中では落ち着いています。

栗東
この日の栗東ウッドも稍重でした。
ウッドの一番時計はニホンピロペリーの6F79秒0ですが、美浦ウッド同様、稍重馬場の影響もあってかここ数週間の中では比較的時計が落ち着いていました。

函館
この日の函館調教コースは芝、ウッドともに稍重です。
芝コースは開催最終週の稍重にしてはまずまず時計が出ています。
ウッドはそこまで好時計を出している馬はいませんでした。

目次(読みたい項目をタップ)

函館記念2024追い切り評価/全頭診断コメント

函館記念2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→D(測定不能)の5段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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アウスヴァール

アウスヴァール 7月10日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(稍重) 68.351.936.912.2馬なり
1週前函館W(良) 66.451.737.512.6馬なり
前走最終栗東CW(稍重)87.770.754.137.911.2馬なり

アウスヴァールは函館のウッドチップコースで単走を行いました。

主戦を務める古川騎手が追い切りに騎乗し、馬場の2分どころから馬なりで追って5F68秒3-上がり1F12秒2の時計で走破しています。

1週前の3日にも函館ウッドコースで古川騎手騎乗の元、追い切りが行われました。

馬場の3分どころから馬なりで追って5F66秒4-上がり1F12秒6の時計でゴールしています。

1週前追い切りでは馬場の内目を立ち回りながらゴールしています。

気持ちが乗っているのはよいですが、最後の最後はペースダウンしてゴールしていました。

騎手があえて軽く流したのか、それともアウスヴァールが走るのを辞めたのか、判断が難しいところですが、少し気になるところです。

最終追い切りも引き続きウッドコースの内側を立ち回っています。

直線半ばまでは力強く追えていますし馬体も良く見えます。

ただ、1週前に引き続き、最後の最後は明らかなペースダウンが見られました。

もしかしたら、走るのを辞めたくなる癖があるのかもしれません。

時計に関しても、一見悪くないように思いますが、馬場の内目を立ち回ったものなので過大評価しなくて良いです。

ゴールまでスピードを維持できていたら良かったです。

アケルナルスター

アケルナルスター 7月10日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(稍重) 69.154.239.212.4G前仕掛け
前走最終函館W(良) 69.854.139.913.1馬なり

前走の巴賞(OP)で3着入線したアケルナルスターは同レースに出走するマイネルクリソーラ(牡5、オープン)と併せ馬を行いました。

レース当日に騎乗する黛騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬より2馬身先行する形でゴール前にて仕掛けられ、5F69秒1-上がり1F12秒4の時計で同時併入しています。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)

前走から中1週ですが、負荷を掛けて調教を行っていました。

道中頭がやや高い感じもしますが、跳びのある動きを見せています。

ただ、直線ではゴール前で促されたものの、併せたマイネルクリソーラほど手ごたえはありませんでした。

脚色的には後ろから長く脚を活かすタイプなので、瞬発力に富んでいる馬ではありません。

しかしながら、過去には美浦ウッドで終い11秒台半ば~後半の時計を出せる馬なので、ゴール前で仕掛けられた以上、もう少し終いの時計が出ていたら良かったと思います。

エミュー

エミュー 7月10日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(稍重)  56.140.713.3馬なり
前走最終函館W(良) 71.655.940.813.0馬なり

昨年のフラワーカップ(G3)を制しているエミューは函館のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追い、4F56秒1-上がり1F13秒3で軽めの調整を行っています。

首の使い方は悪くありませんが、少し前脚が高い印象がありました。

しかし、直線では大きなストライドでゴールまで突き抜けていますし、前走の巴賞を挟んだことで良くなっています。

時計自体は全く出していませんが、中1週ということで軽い調整だったと思いますし、大賀な助手が騎乗していることからそこまで気にしなくても良いでしょう。

トモの張りもよいですし、悪くない仕上がりでした。

エンパイアウエスト

エンパイアウエスト 7月10日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館芝(稍重) 63.649.136.712.0一杯
1週前函館W(良)  53.739.412.6強め
前走最終美浦南W(良)81.766.551.636.711.5馬なり

前走のパールステークス(3勝クラス)を制したエンパイアウエストは函館の芝コースで単走を行いました。

今回初コンビを組む横山武史騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から一杯に追われて5F63秒6-上がり1F12秒0の時計で走破しています。

1週前の3日には函館ウッドコースで1週前のマリーンステークス(OP)を制したナチュラルハイ(牡4オープン)と併せています。

このときは助手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を3馬身追走する形で強めに追って4F53秒7-上がり1F12秒6で1馬身先着しました。

1週前追い切りではコーナーから直線に懸けて、やや頭が高かったです。

ただし、直線に入って助手が手を動かしてからはじりじりとペースアップし、最後は僚馬に1馬身先着しました。

併せたナチュラルハイは馬なりとはいえ、オープン競走のマリーンステークスを制した実力馬相手に直線で先着できた点は好感が持てます。

1週前に強めに追いましたが、最終追い切りはレースで騎乗する横山騎手を背に、芝コースで一杯に追って、実線に向けた調整が行われました。

1週前と違って目に覆うネットを外して追い切りを行っていますが、1週前に強めに追われた影響もあって視線を前方に向けて前向きな動きができています。

直線で手前を替え、横山騎手が一回叩いてからも長く脚を活かすことができました。

4F49秒1の時計も優秀ですし、調子は上げてそうです。

大きな馬体は開催最終週で時計がかかる可能性の高い函館芝コースとも合いそうですし、調教スケジュールを見ても函館記念に対する意欲が感じられました。

この一追いでさらに良化する可能性もありますし、なかなか好感の持てる追い切りでした。

オニャンコポン

オニャンコポン 7月10日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(稍重) 70.754.139.212.7馬なり
前走最終函館W(良) 66.051.637.912.0馬なり

一昨年の京成杯(G3)の勝ち馬であるオニャンコポンは函館のウッドチップコースで単走を行いました。

前走に引き続き、コンビを組む菱田騎手が追い切りに騎乗し、馬場の3分どころから馬なりで5F70秒7-上がり1F12秒7の時計で走破しています。

今回は間隔を詰めていることもあって軽めの追い切りでしたが、道中楽な手ごたえで追走しています。

馬体は比較的重たいと思いますが、軽快な動きは好感が持てました。

ただ、前走巴賞(OP)のときの最終追い切りが馬場の真ん中から馬なりで立ち回って5F66秒0-上がり1F12秒0です。

どちらも馬なりの調整でしたが今回は馬場の内目を立ち回りながら前走最終追い切りタイムより大きく見劣りしていました。

間隔を詰めているのでそこまで大きな影響はなさそうですが、全体時計は5秒弱遅れていたのは気になりました。

もっとも、時計面を除けばいい動きを見せていたので全体としてはまずまずの出来に見えます。

グランディア

グランディア 7月11日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館芝(良)  52.037.311.5馬なり
前走最終栗東CW(良)84.368.152.937.311.2強め

グランディアは11日に函館の芝コースでレッドラグラス(牡4、2勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追い切りを行い、4F52秒0-上がり1F11秒5の時計でクビ差先着しています。

映像はありませんが、1週前は栗東ウッドチップコースで単走を行い、馬場の外目から強めに追って6F83秒0-上がり1F11秒2で終いの伸びを見せていました。

最終追い切りは木曜日に行われています。

終始助手が高い姿勢で追っており、4コーナー辺りでは手綱を抑えながらの追走でよく言えば気持ちが乗っている、悪く言えばすこしかかっているような感じの追い切りです。

少し頭も高かったのでどちらかというと後者のような追い切りに見えました。

ただ、全体を通して四肢の使い方はよく、最後の最後まで持続性のある走りを見せたのはよかったです。

初の洋芝にもフィットしてそうでしたので、折り合いがあえば力は発揮できそうでした。

サヴォーナ

サヴォーナ 7月11日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館芝(良)  55.139.011.9G前仕掛け
1週前栗東坂路(稍重)  53.137.911.8一杯
前走最終栗東CW(稍重)82.667.152.437.511.7強め

前走の天皇賞(春)以来のレースとなるサヴォーナは函館の芝コースで単走を行いました。

レース当日も騎乗する池添騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中からゴール前で仕掛けられて4F55秒1-上がり1F11秒9で走破しています。

1週前の3日には栗東坂路で単走を行い、一杯に追われて全体時計53秒1-上がり1F11秒8で登坂しました。

坂路の真ん中から外目に懸けて一杯に追われましたが、脚さばきは軽快でした。

一杯に追われた割に全体時計は53秒1と平凡ですが、圧勝した昨年の信夫山特別(2勝クラス)の時も坂路で単走、一杯に追われて全体時計53秒6-上がり1F12秒1(この日の坂路は重馬場)でそこまで差はなかったので時計はそこまで気にしなくても良いかもしれません。

負荷を掛ける意味では価値のある追い切りでしたし、最終追い切りの良化にも期待したいところです。

その最終追い切りは函館入りして芝コースにて、池添騎手と行いました。

3~4コーナーにかけては軽い脚取りでしたが、直線でワンテンポ遅れて手前を替えてからはじわりと脚を伸ばしています。

ゴール前仕掛けにしては時計が目立っていませんが、初の洋芝を確かめる意味では悪くない追い切りといえるでしょう。

1週前に一杯に追った影響もあって前向きな動きが確認できましたし、仕上がっています。

馬体を見る限り2,000mは短い感じもしますが、追い切り自体はなかなか見栄えしました。

サンストックトン

サンストックトン 7月10日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(稍重) 68.052.839.012.7馬なり
前走最終函館W(良) 67.453.039.111.9馬なり

前走の巴賞(OP)で6着入線したサンストックトンは函館のウッドチップコースでシュバルツクーゲル(牡3、3勝クラス)と併せました。

今回初コンビを組む藤岡佑介騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬より2馬身先行する形で追われ、5F68秒0-上がり1F12秒7で同時併入しています。

前走から中1週ということもあって軽めの追い切りですが、序盤から積極的に負うことができています。

重心も低めに構えながらの追い切りで風の抵抗を抑えるフォームは好感が持てました。

ただし、前走最終追い切り時と同じ馬なり、そして同じ位置から追走しましたが、時計は前走最終時のほうが出ています。

道中少し舌を出す場面もあったのでもしかしたら前走疲れが残っているかもしれません。

馬体は筋肉量が多くて見栄えしましたが、蓄積疲労があるようでしたらここは狙い目じゃないかもしれないです。

チャックネイト

チャックネイト 7月11日(木) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(良) 73.256.841.313.5馬なり
前走最終美浦南W(稍重) 69.052.938.012.0馬なり

今年のAJCC(G2)を制したチャックネイトは11日に函館のウッドチップコースで単走を行いました。

今回初コンビを組む佐々木騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで追われて5F73秒2-上がり1F13秒5で軽い調整を行っています。

映像はありませんが、1週前の3日には美浦ウッドでクリフハンガー(牡3、1勝クラス)と併せています。

このときは助手が騎乗し、馬場の3分どころから僚馬を3馬身半追走する形で強めに追い、6F81秒7-上がり1F11秒2の時計で同時併入しました。

馬場の内目を立ち回ったものですが、全体時計81秒7はチャックネイトにとって3番目に速い時計で、終いも2F11秒6-1F11秒2で長く鋭く脚を伸ばすことができています。

1週前に負荷を掛けたため、最終追い切りは軽い調整です。

時計は全く出ていませんが、陣営からしたら「軽めで十分」らしいです。

確かに、1週前に美浦ウッドで好時計を出した後ですし、輸送後の調教を考慮すればそこまで速い時計は必要なさそうでした。

輸送後になりますが、馬体も張りがありますし前駆の筋肉量も豊富で、いい仕上がり具合です。

開催最終週のパワーが求められる洋芝とフィットするようでしたら久々でも結果は残せるかもしれません。

デビットバローズ

デビットバローズ 7月10日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(稍重) 68.553.539.212.1馬なり
前走最終函館W(良) 68.654.539.012.2馬なり

巴賞(OP)で2着入りしたデビットバローズは函館のウッドチップコースで前日に行われる函館2歳ステークス(G3)に出走するヤンキーバローズと併せました。

助手が騎乗して僚馬を4馬身追走する形で馬場の外目から馬なり追いを行い、5F68秒5-上がり1F12秒1の時計で併入まで持ち込みました。

ヤンキーバローズ比較でみると頭の使い方も良くてリズムよく走ることができています。

直線の手前替えもスムーズでしたが、ヤンキーバローズも直線では手ごたえ良く動いて併入です。

2歳馬相手に併入をどう判断するかがポイントとなりますが、併せたヤンキーバローズは新馬戦で強い勝ちっぷりを見せていたのでそこまでマイナスに考えなくても良いでしょう。

時計面でみても前走とほとんど遜色ありませんし、終いも伸びていました。

前走の反動もなさそうなので今回も引き続き力は引き出せそうです。

トップナイフ

トップナイフ 7月10日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切札幌芝(良) 69.554.139.012.3馬なり
前走最終栗東CW(良)83.668.453.738.612.4馬なり

重賞レースで2着が4回のトップナイフは札幌の芝コースで単走を行いました。

横山典弘騎手が追い切りに騎乗(レース当日は横山和生騎手が騎乗)し、馬場の真ん中から馬なりで割れて5F69秒5-上がり1F12秒3の時計で走破しています。

映像はありませんが、1週前には札幌ダートコースで横山和生騎手騎乗の元、馬場の真ん中から馬なり調教を行い、6F82秒8-上がり1F12秒4でした。

今回の出走馬の中では唯一、札幌競馬場で調整が行われています。

元主戦の横山典弘騎手が追い切りに騎乗して調整されていましたが、この馬らしい淡々とステップを刻んだ走りはできています。

ただ、時計面に関してはそこまで目立ったものではなく、昨年の札幌記念(G2)のときのほうが併せ馬だったとはいえ5F66秒6-上がり1F11秒5で好時計でした。

自信の走りはできていましたが、昨年菊花賞(G1)以来、実に9カ月ぶりということもあって本調子を取り戻すのは一回叩いたあとかもしれません。

ハヤヤッコ

ハヤヤッコ 7月10日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(稍重) 67.852.537.912.9強め
1週前美浦南W(稍重) 67.952.838.211.6強め
前走最終栗東CW(不良)83.469.154.639.412.7稍一杯

一昨年の函館記念を制したハヤヤッコは函館のウッドチップコースで同レースに出走するプラチナトレジャー(牡6、オープン)と併せました。

レースで騎乗する浜中騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を2馬身追走する形で強めに追って5F67秒8-上がり1F12秒9の時計で同時併入しています。

1週前の3日は美浦のウッドチップコースで先週行われた七夕賞(G3)に出走したレッドランメルト(牡5、オープン)と併せました。

このときは助手が騎乗して馬場の真ん中から僚馬より3馬身先行する形で強めに追い、5F67秒9-上がり1F11秒6の時計を出しましたが僚馬に1馬身遅れています。

1週前追い切りでは道中は軽い脚取りで直線入りしています。

直線に入ってからもスムーズに手前を替え、半ばあたりからペースアップし、終い1F11秒6の時計を出したものの、併せたレッドランメルトは差し切れていません。

この時の追い切りはハヤヤッコが強めに追ったのに対し、レッドランメルトは馬なりだったので着差以上に物足りない内容でした。

年齢的な衰えもあるかもしれませんが、負荷を掛けたことで最終追い切りのころに良化していたらまだまだ見限らません。

その最終追い切りは函館のウッドチップコースで行っています。

序盤から積極的な走りを見せていますし、直線に入ってからも長く脚を活かして併入でした。

ただ、最後の最後にプラチナトレジャーに並びかけられていますし、強めに追われた割に終い時計12秒9もそこまで目立ちませんでした。

馬体は年齢以上に若々しいですし、動きも悪くありませんでしたが、ピーク時と比較すると衰えも出ているように見えます。

プラチナトレジャー

プラチナトレジャー 7月10日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(稍重) 68.252.938.312.9強め
前走最終美浦南W(良) 66.451.436.911.1直強め

プラチナトレジャーは函館のウッドチップコースで同レースに出走するハヤヤッコ(牡8、オープン)と併せました。

助手が騎乗して馬場の外目から僚馬よりも2馬身先行する形で強めに追い、5F68秒2-上がり1F12秒9で併入しています。

ハヤヤッコの外目から追走し、強く追っています。

直線入りの時点では少し頭が高い感じもしましたが、手を大きく動かしてからは追い出し態勢に入り、じりじりと脚を伸ばして最後は併入しています。

追い出してからは少しずつですがペースアップしてゴールしている点は悪くありません。

ただ、終い時計は12秒9なので特別好タイムではありませんでした。

追ってからの加速力もそこまで速くなさそうなので、レース本番では速い位置から追って助走をつけるように追ったほうが出し切れそうです。

時計面はそこまで目立ちませんが、プラチナトレジャーらしい走りはできており、この馬なりに仕上がっているように見えます。

ホウオウビスケッツ

ホウオウビスケッツ 7月10日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(稍重) 67.052.138.512.4G前仕掛け
前走最終函館W(良) 67.752.639.212.2直強め

前走の巴賞(OP)を制したホウオウビスケッツは函館のウッドチップコースでショウナンアメリア(牝5、2勝クラス)と併せました。

レース当日も騎乗する岩田康誠機種を背に、馬場の真ん中から僚馬を8馬身追走する形で一杯に追い、5F67秒0-上がり1F12秒4の時計で2馬身先着しています。

序盤から推進力のある走りを見せています。

巴賞を使ったころで馬体も締まっているのも好感が持てました。

また、直線残り1Fあたりで促されてからの反応も良く、僚馬を置き去りに終い1F12秒4で走破できたのも良かったです。

前走巴賞から中1週ですが、追い切りや時計を見る限り疲れはなさそうで、好調をキープしています。

全体的に高水準な仕上がりでした。

巴賞上位組は函館記念で凡走する傾向がありますが、芝2,000mで実績のあるホウオウビスケッツがジンクスを打破するかもしれません。

マイネルクリソーラ

マイネルクリソーラ 7月10日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(稍重) 68.753.838.812.4馬なり
1週前美浦南W(稍重) 67.852.037.011.5一杯
前走最終美浦南W(重)84.168.053.038.311.5馬なり

今年の中山金杯(G3)で3着入りしたマイネルクリソーラは函館のウッドチップコースで同レースに出走するアケルナルスター(牡5、オープン)と併せました。

レースで騎乗する丹内騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬を2馬身追走し、5F68秒7-上がり1F12秒4の時計で同時併入しました。

1週前の3日には美浦ウッドチップコースでフロムナウオン(牡4、2勝クラス)と併せました。

このときは嶋田騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を3馬身追走する形で一杯に追い、5F67秒8-上がり1F11秒5の時計を出しましたが、半馬身遅れています。

1週前追い切りは僚馬の後方から追いましたが、重心を低くしながら追走できています。

ただ、休み明けということもあって少し腹回りは丸い感じでした。

直線に入ってからは僚馬よりも先に立ち、鞭も使われていますが僚馬に差し返されています。

一杯に追われた割に時計はそこまで目立っていませんし、併せたフロムナウオンが格下の相手、しかもマイネルクリソーラより外を回って馬なりで追われていたことを考えると、どうしても休み明けの影響は残ってそうでした。

一杯に追われたことで最終追い切り時に良化していることに期待したいです。

その最終追い切りは函館入りしてウッドで行われています。

1週前に負荷を掛けたこともあって気持ちは乗ってそうです。

腹回りもある程度は絞れてそうですし、この馬らしい頭を低くした追走ができていることから、輸送も問題なくクリアできたことでしょう。

1週前の美浦ウッドと比較すると良化の気配を見せていました。

まずまずの仕上がりです。

リカンカブール

リカンカブール 7月10日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(稍重) 71.455.340.613.4一杯
1週前栗東坂路(稍重)  52.838.412.0一杯
前走最終栗東坂路(不良)  52.538.712.5馬なり

今年の中山金杯(G3)を勝利したリカンカブールは函館のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から一杯に追い、5F71秒4-上がり1F13秒4で走破しています。

1週前の3日には栗東坂路でプロミット(セ3、未勝利)と併せました。

このときは高倉騎手が追い切りに騎乗(レース当日は津村騎手が騎乗)し、僚馬を1馬身追走する形で一杯に追い、全体時計52秒8-上がり1F12秒0の時計で2馬身先着しています。

今回は約3カ月半ぶりのレースということで、1週前から負荷を掛けて急ピッチで仕上げていました。

坂路追いでは馬具の影響もあって前に集中しており、踏み込みも力強さが見られます。

一杯に追われた割に全体時計は平凡ですが、リカンカブールはもともと坂路で時計を出すタイプではないので問題ないでしょう。

この一追いが最終追い切りの良化につながることに期待したいです。

その最終追い切りは函館入りして行われています。

1週前に負荷を掛けられた影響もあって、馬他の張りが見られます。

ただ、道中は少し頭が高い感じがしました。

また、今回は一杯に追われましたが、馬場の真ん中から追って5F71秒4-上がり1F13秒4は正直地味です。

1週前の坂路追いは悪くありませんでしたが、関西から北海道の長距離陸送でもしかしたら輸送疲れが出ているのかもしれません。

レース当日には回復している可能性もありますが、最終追い切りの内容はそこまで良く感じられませんでした。

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函館記念2024追い切り評価ランキング

評価馬名
ホウオウビスケッツ
エンパイアウエスト
チャックネイト
デビットバローズ
エミュー
オニャンコポン
グランディア
サヴォーナ
トップナイフ
ハヤヤッコ
プラチナトレジャー
マイネルクリソーラ
アウスヴァール
アケルナルスター
サンストックトン
リカンカブール
 
同評価内は50音順になります。

函館記念2024追い切り映像

函館記念2024の追い切り映像はJRA公式ホームページのこちらで無料公開されています。

【調教動画】2024年 函館記念|JRA公式
【注目馬 関係者インタビュー】2024年 函館記念|JRA公式

函館記念2024の最終予想

函館記念2024の最終予想はこちらの記事で発表するので、合わせてお読みください。

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