【秋華賞2024予想】騎手で買いたい〝トップ3〟はこちら!
当記事では秋華賞2024の過去10年の騎手データをまとめています。
競馬の勝ち負けは【馬の力7割:騎手の力3割】と言われています。
馬の力だけではなく騎手の腕もレースの勝敗を左右しており、騎手は競馬において欠かせない存在なのです。
秋華賞の過去10年のデータから、好走騎手と好走馬を導き出し、秋華賞2024で買いたい騎手トップ3を公開しています。
秋華賞2024で買いたい騎手トップ3
1位 チェルヴィニア×C.ルメール騎手
コンビ相性は【3-1-0-0】、内2回が重賞レースにおける勝利なので人馬の相性はとても良いです。
また、ルメール騎手も過去10年の秋華賞で9回騎乗し、2勝、2~3着が3回と、半分以上で馬券に絡んでいました。
人気馬に騎乗したときに上位争いする傾向が見られましたが、今回騎乗するチェルヴィニアもオークス馬なので確実に人気するでしょう。
強い馬に騎乗した際、出し切れているので今年も上位争いに期待できるでしょう。
- 過去10年で9回騎乗し、5回馬券に絡んでいる
- 勝率、複勝率は今回出走する騎手の中でもっとも高い
- チェルヴィニアに4回騎乗し、すべて連対していた
2位 ステレンボッシュ×戸崎圭太騎手
戸崎圭太騎手は過去10年の秋華賞で6回騎乗し、【1-0-0-5】でした。
着外も少なくありませんが、三冠馬アパパネの娘であるアカイトリノムスメで勝利しており、ポテンシャルンの高い馬に騎乗した際、勝利しています。
今回騎乗するステレンボッシュも桜花賞を勝利し、オークスでも2着と、実績と安定感はメンバーの中でトップクラスです。
上位人気が確実視される馬に騎乗した際、結果を残していたので今年も上位争いに期待できるでしょう。
- 強い馬に騎乗した際、結果を残していた
- 今回騎乗するステレンボッシュも今年の秋華賞における最有力候補
3位 クイーンズウォーク×川田将雅騎手
川田騎手は過去10年すべての秋華賞で騎乗し、【1-2-0-7】でした。
他のG1レースと比較すると成績は良好ではありませんが、昨年は1番人気のリバティアイランドで勝利し、仕事を成し遂げています。
今回騎乗するクイーンズウォークもデビューからコンビを組んでいる馬で、前走ローズステークスは川田騎手の好騎乗も相まって勝ち切ることができました。
他のG1レースほど成績は高くないものの、昨年勝利したことで勝利の感触は掴んでいる可能性が高いですし、人馬の相性も良いのでどのような立ち回りを見せてくれるか注目です。
- 昨年の秋華賞を勝利した
- 人馬の相性は【3-1-0-2】
- 前走ローズステークスの勝利は川田騎手の好騎乗も影響している
秋華賞2024の出走馬と騎手
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | ホーエリート | 牝3 | 55.0 | 北村友一 |
2 | ミアネーロ | 牝3 | 55.0 | 津村明秀 |
3 | クイーンズウォーク | 牝3 | 55.0 | 川田将雅 |
4 | タガノエルピーダ | 牝3 | 55.0 | 団野大成 |
5 | チェルヴィニア | 牝3 | 55.0 | C.ルメール |
6 | ラビットアイ | 牝3 | 55.0 | 横山典弘 |
7 | チルカーノ | 牝3 | 55.0 | 鮫島克駿 |
8 | コガネノソラ | 牝3 | 55.0 | 丹内祐次 |
9 | アドマイヤベル | 牝3 | 55.0 | 横山武史 |
10 | ボンドガール | 牝3 | 55.0 | 武豊 |
11 | ランスオブクイーン | 牝3 | 55.0 | 松山弘平 |
12 | ラヴァンダ | 牝3 | 55.0 | 岩田望来 |
13 | クリスマスパレード | 牝3 | 55.0 | 石川裕紀人 |
14 | ステレンボッシュ | 牝3 | 55.0 | 戸崎圭太 |
15 | セキトバイースト | 牝3 | 55.0 | 藤岡佑介 |
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秋華賞の過去10年の騎手データ
騎手 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
C.ルメール | 【2-1-2-4】 | 22.2% | 33.3% | 55.6% |
川田将雅 | 【1-2-0-7】 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
松山弘平 | 【1-0-0-7】 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
戸崎圭太 | 【1-0-0-5】 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
北村友一 | 【1-0-0-4】 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
武豊 | 【0-1-1-7】 | 0.0% | 11.1% | 22.2% |
大野拓弥 | 【0-1-0-3】 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
岩田望来 | 【0-1-0-2】 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
横山武史 | 【0-1-0-2】 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
津村明秀 | 【0-1-0-1】 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
横山典弘 | 【0-0-0-5】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
鮫島克駿 | 【0-0-0-2】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
藤岡佑介 | 【0-0-0-2】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
西村淳也 | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
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勝率と複勝率がもっとも高いC.ルメール騎手
過去10年のC.ルメール騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | ハーパー | 2 | 3 |
2022 | スターズオンアース | 1 | 3 |
2021 | ファインルージュ | 2 | 2 |
2020 | サンクテュエール | 8 | 16 |
2019 | コントラチェック | 5 | 15 |
2018 | アーモンドアイ | 1 | 1 |
2017 | ディアドラ | 3 | 1 |
2016 | パーシーズベスト | 9 | 7 |
2015 | タッチングスピーチ | 2 | 6 |
過去10年の秋華賞でC.ルメール騎手は9回騎乗し、【2-1-2-4】でした。
勝率22%、複勝率56%は今回出走する全騎手の中でもっとも高いです。
また、過去10年で1~3番人気の馬に6回騎乗し、2015年のタッチングスピーチを除いた5頭で馬券内に絡んでいます。
人気馬に騎乗したルメール騎手は高いレベルで上位入選していました。
今年はオークス馬のチェルヴィニアに騎乗しますが、確実に人気するはずなので、好走に期待できるでしょう。
川田将雅騎手の成績はまずまず
過去10年の川田将雅騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | リバティアイランド | 1 | 1 |
2022 | アートハウス | 4 | 5 |
2021 | サルファーコスモス | 11 | 12 |
2020 | リアアメリア | 2 | 13 |
2019 | ダノンファンタジー | 1 | 8 |
2018 | ミッキーチャーム | 5 | 2 |
2017 | ブラックスビーチ | 14 | 12 |
2016 | パールコード | 4 | 2 |
2015 | アンドリエッテ | 7 | 4 |
2014 | レーヴデトワール | 6 | 13 |
過去10年の秋華賞で川田将雅騎手はすべて騎乗し、【1-2-0-7】でした。
勝率10%、連対率30%と、ほかの騎手と比べると成果を上げていますが、川田騎手は他のG1レース、例えばスプリンターズステークスは【2-1-1-3】、桜花賞は【3-0-1-6】なので、これらと比較すると目立ちません。
過去10年の好走馬を見ても、パールコードやミッキーチャームなど、人気以上に入線する年もあれば、ダノンファンタジーやリアアメリアのように人気馬で二桁着順に沈む年もありました。
馬質も影響していたと思われますが、良くも悪くも安定はしていないのが特徴といえるでしょう。
素質馬を勝利に導いた松山・戸崎・北村友一騎手
過去10年の松山弘平騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | グランベルナデット | 9 | 15 |
2022 | ストーリア | 9 | 8 |
2021 | アールドヴィーヴル | 6 | 7 |
2020 | デアリングタクト | 1 | 1 |
2019 | シャドウディーヴァ | 13 | 4 |
2016 | ネオヴェルザンディ | 17 | 17 |
2015 | テンダリーヴォイス | 18 | 18 |
2014 | リラヴァティ | 12 | 8 |
過去10年の戸崎圭太騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2022 | プレサージュリフト | 5 | 9 |
2021 | アカイトリノムスメ | 4 | 1 |
2019 | パッシングスルー | 9 | 10 |
2018 | ランドネ | 8 | 6 |
2016 | ビッシュ | 1 | 10 |
2014 | サングレアル | 9 | 5 |
過去10年の北村友一騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2020 | フィオリキアリ | 15 | 10 |
2019 | クロノジェネシス | 4 | 1 |
2018 | ラッキーライラック | 2 | 9 |
2017 | カワキタエンカ | 8 | 5 |
2014 | セウアズール | 10 | 10 |
過去10年の秋華賞で5回以上騎乗して1回優勝していたのが松山弘平騎手と戸崎圭太騎手、北村友一騎手の3名でした。
松山騎手は競馬史上最初の無敗の三冠牝馬となったデアリングタクトに騎乗し、戸崎騎手が騎乗したアカイトリノムスメは三冠牝馬アパパネの仔、そして北村友一騎手が騎乗したクロノジェネシスは桜花賞とオークスで3着入りし、のちにグランプリレースを3連勝しています。
3騎手は超一流馬に騎乗した際は、高いレベルで安定した走りができていました。
今年、3騎手は下記の馬に騎乗します。
・ランスオブクイーン=松山弘平騎手
・ステレンボッシュ=戸崎圭太騎手
・ホーエリート=北村友一騎手
いずれの馬も重賞で結果を残している馬ですが、この中ではやはり桜花賞馬のステレンボッシュが一番ポテンシャルに期待できるでしょう。
上位人気の武豊騎手は堅実
過去10年の武豊騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | ソレイユヴィータ | 14 | 17 |
2022 | ウォーターナビレラ | 10 | 12 |
2021 | ステラリア | 9 | 6 |
2019 | シェーングランツ | 12 | 11 |
2018 | カンタービレ | 3 | 3 |
2017 | リスグラシュー | 4 | 2 |
2016 | レッドアヴァンセ | 5 | 5 |
2015 | トーセンビクトリー | 4 | 8 |
2014 | ディルガ | 14 | 9 |
過去10年の秋華賞で武豊騎手は9回騎乗し、【0-1-1-7】でした。
馬券に絡んだのは3番人気のカンタービレと4番人気のリスグラシューです。
人気馬に騎乗した際は上位争いに加わっている傾向が見られました。
今年は素質馬のボンドガールに騎乗しますが、週の初めの段階でどのあたりの人気が落ち着くか正直読みづらいです。
上位人気に支持されるようでしたら、評価しても良いかもしれません。
侮れない関東&若手騎手
過去10年の大野拓弥騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2021 | スルーセブンシーズ | 7 | 11 |
2020 | マジックキャッスル | 10 | 2 |
2018 | ハーレムライン | 17 | 15 |
2017 | ブラックオニキス | 15 | 6 |
過去10年の岩田望来騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | マスクトディーヴァ | 3 | 2 |
2022 | サウンドビバーチェ | 12 | 7 |
2021 | エンスージアズム | 16 | 14 |
過去10年の横山武史騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | ヒップホップソウル | 6 | 9 |
2022 | ナミュール | 2 | 2 |
2020 | ウインマリリン | 5 | 15 |
過去10年の津村明秀騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2021 | アナザーリリック | 8 | 7 |
2019 | カレンブーケドール | 2 | 2 |
過去10年の秋華賞で2~4回騎乗し、1回馬券に絡んだのは下記4騎手です。(かっこ内は今回騎乗馬)
・大野拓弥騎手(キャットファイト)
・岩田望来騎手(ラヴァンダ)
・横山武史騎手(アドマイヤベル)
・津村明秀騎手(ミアネーロ)
上記4騎手の内、岩田望来騎手と横山武史騎手は若手騎手で、岩田望来騎手を除いた3名は関東所属騎手でした。
秋華賞は関西地方で行われるG1競走ですが、関東騎手や若手騎手の台頭も目立っているので、キャリアや所属だけで軽視しないほうが良いでしょう。
5年騎乗ですべて着外の横山典弘騎手
過去10年の横山典弘騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | モリアーナ | 7 | 5 |
2019 | ローズテソーロ | 14 | 6 |
2018 | ゴージャスランチ | 10 | 8 |
2017 | アエロリット | 1 | 7 |
2015 | ココロノアイ | 6 | 14 |
過去10年の秋華賞で横山典弘騎手は5回騎乗しましたが、すべて馬券外に沈んでいました。
騎乗した5頭のうちの4頭は人気落ちの馬でしたが、2017年のアエロリットは1番人気に支持されたもの7着に敗れています。
アエロリットは良馬場巧者なので、重馬場で行われた秋華賞では出し切れなかった可能性がありますが、それでも直近5回の騎乗すべてで馬券外はマイナスポイントといわざるを得ません。
横山典弘騎手と秋華賞の相性は良くありませんでした。
2回未満騎乗ですべて着外の3名
過去10年の鮫島克駿騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | コナコースト | 4 | 8 |
2022 | タガノフィナーレ | 15 | 15 |
過去10年の藤岡佑介騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2019 | シングフォーユー | 15 | 14 |
2018 | トーセンブレス | 11 | 11 |
過去10年の西村淳也騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | ドゥアイズ | 10 | 10 |
過去10年の秋華賞で1~2回騎乗し、すべて着外に敗れたのは下記3名です。(かっこ内は今回騎乗する馬)
・鮫島克駿騎手(チルカーノ)
・藤岡佑介騎手(セキトバイースト)
・西村淳也騎手(チェレスタ)
3騎手の内、藤岡騎手と西村騎手は人気落ちの馬に騎乗してのものでした。
鮫島騎手は4番人気のコナコーストに騎乗していましたが、コナコーストの前後の成績を見る限り、距離が長かったことや、調子を落としていた可能性もあります。
今回も馬質次第では挽回に期待できるかもしれません。
なお、西村騎手が騎乗するチェレスタはレース1週前に屈腱炎が判明したため、レースを回避することが決まりました。
今年初めて秋華賞に騎乗する3名
今年の出走騎手の中で初めて秋華賞に挑むのは下記3名です。(かっこ内は今回騎乗する馬)
・石川裕紀人騎手(クリスマスパレード)
・団野大成騎手(タガノエルピーダ)
・丹内祐次騎手(コガネノソラ)
このうち、クリスマスパレードとコガネノソラは重賞馬で、タガノエルピーダは牡馬混合の朝日杯FSで3着入りしました。
今年の秋華賞は実力馬が多数揃いましたが、この3名が騎乗する馬も実績のある馬なので、善戦してもおかしくないでしょう。
秋華賞2024の出走人馬のコンビ成績と評価
馬名 | 騎手 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
アドマイヤベル | 横山武史 | 【1-0-0-1】 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
キャットファイト | 大野拓弥 | 【3-0-0-3】 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
クイーンズウォーク | 川田将雅 | 【3-1-0-2】 | 50.0% | 66.7% | 66.7% |
クリスマスパレード | 石川裕紀人 | 【3-0-0-2】 | 60.0% | 60.0% | 60.0% |
コガネノソラ | 丹内祐次 | 【1-0-0-0】 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
ステレンボッシュ | 戸崎圭太 | 【0-1-0-0】 | 0.0% | 100.0% | 100.0% |
セキトバイースト | 藤岡佑介 | 【0-1-1-1】 | 0.0% | 33.3% | 66.7% |
タガノエルピーダ | 団野大成 | 【1-0-1-1】 | 33.3% | 33.3% | 66.7% |
チェルヴィニア | C.ルメール | 【3-1-0-0】 | 75.0% | 100.0% | 100.0% |
チェレスタ | 西村淳也 | 【1-2-0-0】 | 33.3% | 100.0% | 100.0% |
チルカーノ | 鮫島克駿 | 【0-0-0-0】 | – | – | – |
ホーエリート | 北村友一 | 【0-0-0-0】 | – | – | – |
ボンドガール | 武豊 | 【0-2-1-1】 | 0.0% | 50.0% | 75.0% |
ミアネーロ | 津村明秀 | 【2-1-0-1】 | 50.0% | 75.0% | 75.0% |
ラビットアイ | 横山典弘 | 【1-0-0-5】 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
ランスオブクイーン | 松山弘平 | 【0-0-0-0】 | – | – | – |
ラヴァンダ | 岩田望来 | 【1-1-1-2】 | 20.0% | 40.0% | 60.0% |
アドマイヤベル×横山武史騎手 評価A
前々走のフローラステークスで初コンビを組み、道中先行しつつ、直線では外目から動いて危なげのない競馬でオークスの権利を手にしました。
当初からオークスを最大目標にしたローテーションが組まれており、もっとも重要なトライアルレースで権利を獲得したという意味では大一番で仕事を成し遂げたといえるでしょう。
今振り返ると相手が楽だったと思いますが、確実に仕事をクリアしたという意味ではコンビ相性が良いといえます。
キャットファイト×大野拓弥騎手 評価A
これまで3名の騎手が騎乗しましたが、勝利したときは常に大野騎手が騎乗していました。
特に、勝利したアスター賞の立ち回りは見事で、位置取り、馬のポテンシャルともに好内容です。
凡走するレースもちらほら見受けられますが、現状大野騎手とのコンビがもっともあっているといえるでしょう。
クイーンズウォーク×川田将雅騎手 評価A
デビューから6戦すべてで騎乗している川田騎手とのコンビ相性を見てみると、直線一気の競馬で地力をフルに活かして勝利したクイーンカップは馬の力でもぎとった1戦です。
しかし、前走ローズステークスは前有利の展開の中、1頭中段で脚を溜めつつ直線で出し切って勝利しました。
クイーンズウォークのポテンシャルはもちろんのこと、中京巧者の川田騎手の位置取りも勝利に大きく貢献しており、人馬のコンビネーションの良さがかみ合った一戦です。
コンビ相性は全く問題ありません。
クリスマスパレード×石川裕紀人騎手 評価A
デビューから5戦すべてで騎乗している石川騎手との相性を見てみると、フローラステークスや関東オークスなど、一部レースは馬券外に沈んでいます。
しかし、権利獲得という意味で最重要視された前走紫苑ステークスでは前の馬を見る形で競馬しつつ、直線で先頭に立ってそのまま突き抜け、クリスマスパレードの良さを引き出す形で勝利しました。
異常な高速馬場にも対応できましたし、クリスマスパレードの良さをうまく引き出すことができ、相性の良さが見られました。
コガネノソラ×丹内祐次騎手 評価B
丹内騎手は前走クイーンステークスで初めてコガネノソラに騎乗しましたが、出負けしつつも道中中段外目で待機しつつ、4コーナーから押して行って直線で力強さを発揮して勝利しています。
開幕前週の札幌が舞台でしたが、雨の影響で時計がかかる中、各馬の外目から力で押し切った競馬は想像以上に力強く、スイートピーステークスで見せた高速馬場巧者のイメージを覆すいい走りを見せました。
ただ、前走クイーンステークスはコガネノソラの地力でもぎ取った1戦といえます。
丹内騎手のコンビ相性に関しては、もう少しレースを見てから判断したいです。
ステレンボッシュ×戸崎圭太騎手 評価A
前走オークスで初コンビを組んだ戸崎騎手は、中段で脚を溜めながら、直線では内目を選択してそのまま好走しました。
外から仕掛けたチェルヴィニアには差されてしまいましたが、3着以下には着差を付けており、非凡な力を発揮しています。
テン乗りでもステレンボッシュの能力を引き出したという意味では戸崎騎手の力量も貢献していました。
相性は良さそうです。
セキトバイースト×藤岡佑介騎手 評価S
前走のチューリップ賞は9番人気ながらも逃げの競馬で2着に好走、前走ローズステークスも果敢に主導権を握って善戦しました。
特に前走ローズステークスは初めての芝2,000mで距離不安がささやかれる中、逃げ候補だったレディーヴァリューをかわして先頭に立ち、賭けに近い大逃げを打った結果、3着入りしました。
ローズステークスの3着は藤岡佑介騎手の判断が功を奏した形となっています。
コンビ相性はとても良いので、今回どのような走りを見せてくれるか楽しみです。
タガノエルピーダ×団野大成騎手 評価B
久々にコンビを組む団野騎手は昨年牡馬混合戦だった朝日杯FSにおいて牝馬ながら3着に入線し、一時注目されました。
しかしながら、桜花賞の切符がかかったチューリップ賞は外枠も影響したと思いますが、道中セキトバイーストのレースメイクも影響し、思った以上に出し切れずに4着です。
大外発走も影響したかもしれませんが、人気を裏切る結果となってしまいました。
今回は久々にコンビを組みますが、コンビ相性はまずまずといったところでしょうか。
チェルヴィニア×C.ルメール騎手 評価S
コンビ相性は【3-1-0-0】、パーフェクト連対しています。
前走オークスは久々の騎乗にもかかわらず、馬場の外目からチェルヴィニアの良さを引き出した差し切りでみごと樫の女王の座を手にしました。
人馬の相性は非常に良いです。
チェレスタ×西村淳也騎手 評価A
チェレスタと西村騎手は連対率100%で相性は良いです。
ただし、今年はレース1週前に屈腱炎が判明したため、出走を回避しています。
ボンドガール×武豊騎手 評価A
今年のニュージーランドトロフィーからコンビを組み、【0-2-1-1】です。
勝利こそありませんが、クセの強いボンドガールを安定して上位入選しているのはベテラン武豊騎手の騎乗技術も大きく貢献しています。
前走紫苑ステークスも距離不安がささやかれた中3着に入線し、秋華賞の切符を獲得できました。
安定して善戦していることから、現状もっとも相性の良いコンビといえるでしょう。
ミアネーロ×津村明秀騎手 評価S
勝利した3走前のフラワーカップは馬番5番からの発走で馬場の内目からロスのない立ち回りで勝利しました。
最後の直線では外から仕掛けたホーエリートに詰められましたが、ぎりぎり凌ぐことができたのは、無駄のない立ち回りを見せた津村騎手の好騎乗があったからです。
前走紫苑ステークスも自慢の末脚を引き上げて勝ち馬クリスマスパレードにクビ差2着です。
2戦とも津村騎手の手腕が光っており、相性はとても良いです。
ラビットアイ×横山典弘騎手 評価B
これまで6戦騎乗し、【1-0-0-5】ですが、着外の4戦はいずれも4着で、表記以上に悪い結果ではありません。
しかしながら、馬券に絡めていないのも事実ですし、前走ローズステークスは久々も影響したのか、大きく沈んでしまいました。
着外の多くはラビットアイの地力も影響していると思いますが、現状最良のコンビ相性というわけではなさそうです。
ラヴァンダ×岩田望来騎手 評価B
3走前のフローラステークスでは内枠発走を活かしたロスのない立ち回りで勝利し、オークスの切符獲得という仕事を成し遂げました。
枠次第で結果は変わったと思いますが、与えられた条件下で最良の競馬を行っており、岩田望来騎手の器量が結果に反映されています。
近2戦はどちらも掲示板外に沈んでいるものの、フローラステークスの内容は良かったので相性は良好といえるでしょう。
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秋華賞の過去10年の乗り替わりデータ
前走から | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
継続騎乗 | 【7-7-7-91】 | 6.3% | 12.5% | 18.8% |
乗り替わり | 【3-3-3-52】 | 4.9% | 9.8% | 14.8% |
乗り替わりで馬券に絡んだ馬と騎手 | |||
年度 | 着順 | 馬名 | 騎乗騎手 |
2021 | 1 | アカイトリノムスメ | 戸崎圭太 |
2 | ファインルージュ | C.ルメール | |
2020 | 2 | マジックキャッスル | 大野拓弥 |
3 | ソフトフルート | 藤岡康太 | |
2018 | 2 | ミッキーチャーム | 川田将雅 |
3 | カンタービレ | 武豊 | |
2017 | 1 | ディアドラ | C.ルメール |
2015 | 3 | マキシマムドパリ | 幸英明 |
2014 | 1 | ショウナンパンドラ | 浜中俊 |
今回の乗り替わり騎手と馬 | |||
馬名 | 今回騎乗騎手 | 前回騎乗騎手 | |
タガノエルピーダ | 団野大成 | 幸英明 | |
チルカーノ | 鮫島克駿 | 西村淳也 | |
ホーエリート | 北村友一 | 戸崎圭太 | |
ランスオブクイーン | 松山弘平 | 川田将雅 |
前走から継続騎乗組がやや優勢
過去10年の秋華賞で馬券に絡んだ21頭が前走からの継続騎乗でした。
乗り替わり組は9頭が馬券に絡んでいるものの、勝率、連対率、複勝率いずれの数値も継続騎乗組にやや劣っています。
前走に引き続きコンビを組む騎手のほうが好走傾向にありました。
秋華賞の過去10年のテン乗りデータ
成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
【1-2-3-34】 | 2.5% | 7.5% | 15.0% |
テン乗りで馬券に絡んだ馬と騎手 | |||
年度 | 着順 | 馬名 | 騎乗騎手 |
2020 | 2 | マジックキャッスル | 大野拓弥 |
3 | ソフトフルート | 藤岡康太 | |
2018 | 2 | ミッキーチャーム | 川田将雅 |
3 | カンタービレ | 武豊 | |
2017 | 1 | ディアドラ | C.ルメール |
2015 | 3 | マキシマムドパリ | 幸英明 |
今回のテン乗り騎手と馬 | |||
馬名 | 今回騎乗騎手 | 前回騎乗騎手 | |
チルカーノ | 鮫島克駿 | 西村淳也 | |
ホーエリート | 北村友一 | 戸崎圭太 | |
ランスオブクイーン | 松山弘平 | 川田将雅 |
乗り替わり組は過去に騎乗した騎手も、テン乗りも差はない
過去10年の秋華賞での乗り替わりの騎手は9頭が馬券に絡みましたが、そのうちの6頭がテン乗りでした。
乗り替わり組に絞ってみると、テン乗り騎乗だった騎手のほうが好走数は多いです。
秋華賞はテン乗りでもいきなり上位争いする傾向が多々見られたので、過去の騎乗実績は影響しないレースといえるでしょう。
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