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【AJCC2025追い切り評価/全頭診断】好時計を叩き出した〝アノ馬〟にトップ評価「S」

AJCC(アメリカジョッキークラブカップ)2025追い切り評価記事のサムネイル画像

AJCC(アメリカジョッキークラブカップ)2025追い切り評価/全頭診断になります。
当記事ではAJCC(アメリカジョッキークラブカップ)の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

1月22日の馬場状態

美浦
この日の美浦は坂路、ウッドどちらも良馬場でした。
坂路の1番時計はイルディヴィーノの4F50秒3です。そのほかにも4F51秒台で登坂した馬が複数下り、美浦坂路にしては時計が出ています。
ウッドの1番時計はミッキーマドンナの6F79秒2です。
ミッキーマドンナ以外の馬はすべて80秒台以降の時計でしたが平均以上に時計は出ていました。

栗東
この日の栗東は坂路、ウッド、ポリトラックともに良馬場でした。
坂路の1番時計はレイピアの4F50秒1で平均以上の時計です。
ウッドの1番時計はサンライズジパングが記録した6F78秒7で美浦ウッドよりも時計は出ていました。
ポリトラックは統計が少ないもののいつも通りの高速馬場だと思います。

目次(読みたい項目をタップ)

アメリカジョッキークラブカップ2025追い切り評価/全頭診断コメント

アメリカジョッキークラブカップ2025の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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アウスヴァール

アウスヴァール 1月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良) 67.451.937.011.9馬なり
前走最終栗東CW(重)82.366.151.436.511.7馬なり

昨年はたびたび重賞で台風の目となったアウスヴァールは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで追われて5F67秒4-上がり1F11秒9の時計でまとめています。

中間追い切りは12月10日ごろから再開しており、坂路で30本、ウッドで6本の時計が確認できました。

なお、映像はありませんが1週前の16日も栗東ウッドで単走を行っており、このときは馬場の真ん中から一杯に追われて7F94秒0-6F77秒9-上がり1F12秒3の自己ベストで一杯に負荷を掛けています。

最終追い切りはウッドで軽めの追い切りを行いましたが、久々でも機敏な動きを見せていますし、足元を見ても力強さが感じられます。

馬なりでしたが1週前に負荷を掛けたこともあって積極性のある動きを見せていたのも好感触でした。

馬体を見ても筋肉が締まっているのも良いでしょう。

1週前は一杯に追われたとはいえ自己ベストを記録しているのも好感が持てますし、なかなか好仕上がりでした。

中山芝2,200mは昨年好走したオールカマー(G2)と同じ舞台なので、スローの逃げがはまるようでしたら再び台頭に期待できるかもしれません。

アラタ

アラタ 1月22日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)84.368.854.139.212.4馬なり
前走最終美浦南W(稍重)84.768.253.538.711.8馬なり

昨年の福島記念(G3)で念願の重賞初制覇を成し遂げたアラタは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

前走に引き続きコンビを組む大野騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで6F84秒3-上がり1F12秒4の時計で丸くまとめています。

中間追い切りは11月末から再開しており、いつものようにウッドに特化した追い切りを24本紹介していました。

なお、映像はありませんが1週前の16日は美浦ウッドでロードブライト(牡6、1勝クラス)と併せています。

このときは助手が騎乗して馬場の真ん中から僚馬を5馬身追走し、一杯に追われて6F82秒5-上がり1F11秒7の時計で2馬身先着していました。
※僚馬(りょうば):同じ厩舎に所属する馬のこと

最終追い切りは坂路で軽めでした。

若干頭は高いような感じもしますが、1週前に強く追ったことで脚さばきは軽快です。

少し固い感じもしますが、それでも久々にしては大きなストライドでまとめることができており、アラタらしい動きはできていました。

久々でも力は引き出せそうです。

エヒト

エヒト 1月22日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.237.512.1馬なり
前走最終栗東坂路(良)  51.436.811.6馬なり

エヒトは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで全体時計52秒2-上がり1F12秒1の時計でまとめています。

前走の中日新聞杯(G3)から中5週目となる今回、中間追い切りは中日新聞杯の翌週から再開しており、坂路で16本、ウッドで1本(キャンター)を行っていました。

なお、映像はありませんが今週の13日には坂路で単走、馬なりでしたが4F48秒5という猛時計を記録しています。エヒトの自己ベスト、そしてこの日の坂路追いでは断トツで最速でした。

最終追い切りも引き続き坂路で軽めに行いました。

馬場の真ん中から追い切りを行いましたが、道中の脚取りは軽快でしたし、中間で本数を重ねて調整されたこともあっていい動きを見せていました。

少し斜行する場面はありましたが、それでも前方に顔を向けながら最後まで追えているように、状態も良さそうです。

映像はなかったものの13日には8歳馬にして坂路の自己ベストを記録しているように、まだまだ元気はありそうでした。

近走なかなか馬券に絡めていませんが、一昨年のアメリカジョッキークラブカップで2着入りしているのも事実なのでコース適性がかみ合えば、ここでも自身の力を引き出せそうです。

カラテ

カラテ 1月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  51.137.112.3馬なり
前走最終栗東坂路(良)  51.737.512.3馬なり

最年長のカラテは栗東坂路において、裏で開催されるプロキオンステークス(G2)に出走するサンデーファンデー(牡5、オープン)と併せ馬を行いました。

レースで騎乗する杉原騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を2馬身半追走し、4F51秒1-上がり1F12秒3の時計で僚馬に4馬身先着しています。

前走の中山金杯(G3)から中2週と間隔は詰めていますが、中間追い切りは坂路で11本行っており、間隔の割には根詰めて調整されています。

最終追い切りは併せ馬を置いて軽めに調整を行いました・

道中少し頭は高いものの、脚さばきには力強さが感じられます。

僚馬サンデーファンデーは早めに失速してしまいましたが、僚馬を気にせず最後は終い3F12秒8-2F12秒0-1F12秒3で長く脚を使いました。

終いは減速ラップとなっていますが、終い3F目から早めにペースを引き上げた結果なのでそこまで気にしなくて良いでしょう。

むしろ、9歳馬でもまだまだ時計を出していることの方が驚きです。

今回上位争いできるかは正直分かりませんが、追い切り自体は年齢以上にしっかりしていました。

馬券に絡めるかは分かりませんが、いい状態に仕上がっています。

コスモキュランダ

コスモキュランダ 1月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦坂路(良)  53.739.612.1末強め
1週前美浦南W(良) 66.651.637.411.5強め
前走最終美浦南W(良)83.867.352.537.711.8馬なり

昨年の弥生賞ディープインパクト記念(G2)を勝利し、皐月賞(G1)でも2着入りしたコスモキュランダは美浦坂路でマイボーイ(牡3、未勝利)と併せました。

前走に引き続きコンビを組む横山武史騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を10馬身近く追走する形で末強めに追われ、全体時計53秒7-上がり1F12秒1の時計で僚馬に1馬身先着しています。

1週前の16日は美浦ウッドで追い切りを行い、このときはスペイドアン(牡4、1勝クラス)と併せました。

ここでも横山武史騎手が追い切りに騎乗して馬場の3分どころから僚馬を5馬身追走する形で強めに追い、5F66秒6-上がり1F11秒5の時計で僚馬に2馬身先着していました。

僚馬を追走する形で追い切りを行いましたが、道中の足さばきは機敏でした。

直線で手前を替え、横山武史騎手が促すとじりじりとペースを引き上げつつ、終盤は最高速度まで脚を引き上げてまとめていました。

手前を替えてからの伸びは見事でしたし、最後まで加速ラップでまとめることができたのも良いでしょう。

少し粗削りかもしれませんがそれでもしっかり負荷はかかっていましたし、最終追い切りでさらなる良化に期待したいです。

その最終追い切りは美浦坂路で併せ馬を置いて調整されましたが、右手前で手応え良く坂路を駆けあがっています。

前の馬のキックバックを浴びたようにも見えましたが臆することなく自身の走りができており、好感触でした。

末強めということで終いも脚を伸ばしていましたし、なかなかいい仕上がりでした。

近走凡走が目立っていますが、今回は横山武史騎手が2週続けて騎乗したことからも、このレースに対する意欲が感じられました。

昨年2着に好走したセントライト記念(G2)と同じコースで、ベストを尽くせるか注目したいです。

ダノンデサイル

ダノンデサイル 1月22日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.838.312.2馬なり
1週前栗東CW(良)79.764.950.235.711.2馬なり
前走最終栗東CW(良)83.267.152.337.611.6馬なり

昨年のダービー馬であり有馬記念(G1)でも3着入線したダノンデサイルは栗東坂路でアルトシュタット(牡6、3勝クラス)と併せました。

安田翔伍調教師自ら追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬より2馬身半先行する形で追われて4F52秒8-上がり1F12秒2の時計で同時併入しています。

1週前の16日は栗東ウッドでアルトシュタットと併せていました。

今回初めて騎乗する戸崎騎手が栗東まで駆けつけて騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を3馬身追走し、6F79秒7-上がり1F11秒2の好時計で僚馬にクビ差先着しています。

僚馬の外目から追い切りを行いましたが、馬なりでも道中キレのある動きを見せています。

筋肉量も豊富ですし、最後の直線ではじりじりと脚を引き伸ばしながら僚馬アルトシュタットに先着できました。

瞬発力は見られなかったものの、終い2F11秒3-1F11秒2の時計を馬なりで叩き出したのは見事でしたし、全体時計79秒7も素晴らしく、いい動きを見せていました。

最終追い切りは坂路で調教を行い、ここでもアルトシュタットと併せています。

道中は前脚を掻き込むような動きで淡々と動きつつ、手前を替えてからは自ら四肢の回転を引き上げて加速しました。

終いは少し息を整えるように脚の回転を落としましたが、それでも手前を替えてからの動きは見事でやる気も感じられました。

もともと有馬記念で好走してからはしばらく休養予定でしたが、管理する安田調教師曰く「思っていた以上に状態が良かった」ため、急遽アメリカジョッキークラブカップの参戦を発表しました。

安田調教師の発言通り、追い切りでは馬なりながらも素晴らしい動きを見せており、有馬記念の反動もなさそうです。

初めてのG2挑戦となりますが、状態面はばっちりですし、どのような競馬を見せてくれるか楽しみです。

チャックネイト

チャックネイト 1月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)82.365.951.236.411.5G前仕掛け
1週前美浦南W(良)83.467.452.337.111.7強め
前走最終函館W(不良) 68.053.138.112.3G前仕掛け

昨年のアメリカジョッキークラブカップ(G2)を勝利したチャックネイトは美浦のウッドチップコースでサトノガレオン(牡5、2勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

昨年に引き続きコンビを組むR.キング騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中からサトノガレオンを3馬身追走し、ゴール前で仕掛けられ、6F82秒3-上がり1F11秒5秒の時計で同時併入していました。

1週前の16日も美浦ウッドで追い切りを行い、このときはダノンミッション(牡3、1勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行っています。

ここでは助手が騎乗して馬場の真ん中からダノンミッションを1馬身半追走する形で強めに追い、6F83秒4-上がり1F11秒7の時計で同時併入していました。

3頭併せの最内から追い切りを行いましたが、四肢の使い方も良いですしコーナーでもはきはきとした動きができています。

直線に入ってからは少し前脚の使い方が硬く見えましたが、それでも馬体を長く活かして迫ってくる僚馬に引けを取らず好走していました。

時計はそこまで目立つものではありませんが、5か月半ぶりの追い切りにしては動けています。

強めに追ったことで最終追い切りまでにどこまで良化しているか注目したいです。

その最終追い切りも美浦のウッドチップコースで3頭併せの最内から行われましたが、1週前と比較すると前足の使い方は良くなっていましたし、強めに追って良化しているように見えました。

直線に入ってからも歩様を大きくしながら最後まで追えていますし、終いも2F11秒7から1F11秒5で加速ラップを刻むことができました。

1週前と比較すると全体時計、終い時計ともに良くなりましたし、昨年のアメリカジョッキークラブカップの最終追い切りが併せ馬を置いて馬場の真ん中から直線強めに追って6F82秒8-上がり1F11秒6だったので、その時と比較しても昨年の最終追い切りよりも時計は出ていました。

レース本番に向けて順調な仕上がりを見せています。

ディープモンスター

ディープモンスター 1月22日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良) 69.153.338.111.8直一杯
1週前栗東CW(良)80.966.552.437.211.4一杯
前走最終栗東CW(重) 70.753.938.511.7馬なり

前走のチャレンジカップ(G3)で2着だったディープモンスターは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から直線一杯に追って5F69秒1-上がり1F11秒8の時計で負荷を掛けています。

1週前の16日にも栗東ウッドで追い切りを行い、このときはオールデュスヴラン(牡4、1勝クラス)と併せています。

主戦となった浜中騎手が追い切りに騎乗して馬場の外目から僚馬を6~7馬身追走する形で一杯に追い、6F80秒9-上がり1F11秒4の時計で半馬身先着しています。

僚馬の外目から立ち回りましたが、前走から間隔も程よいことからそこまで太目感はありません。

道中も頭を前後に大きく動かしながらしっかり負荷を掛けていましたし、終盤に浜中騎手が大きく手を動かしたら終い2F11秒4-1F11秒4で持続力ある脚を使って先着できました。

一杯に追われたとはいえ時計も優秀ですし、折り合い面でも問題なさそうで、いい動きを見せています。

最終追い切りはウッドで単走、ここでも直線一杯に追って負荷を掛けています。

道中は軽い足取りで動けていますし、直線に入ってからもリズムよく最後まで追えており、1週前に負荷を掛けた効果が出ています。

ただ、今回の追い切りは直線一杯でしたが終い時計は2F12秒0-1F11秒8でした。

終いに関しては1週前のほうが好時計でした

道中軽快でしたし良化にも期待できそうですが、最終追い切りは時計面で少し物足りなかったのは気になります。

それでも、1週前は好時計でしたしこの馬なりに良化しているのは間違いないでしょう。

ニシノレヴナント

ニシノレヴナント 1月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)82.066.652.238.111.5馬なり
前走最終美浦南W(良)82.866.551.637.211.4馬なり

ニシノレヴナントは美浦のウッドチップコースでナリノボガート(牡3、未勝利)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬場の3分どころから馬なりで僚馬を7~8馬身追走し、6F82秒0-上がり1F11秒5の時計で同時併入しています。

中間追い切りは11月末から再開しており、坂路はキャンターが5本、ウッドが6本の時計が確認できました。

最終追い切りは併せ馬の外目から立ち回りましたが、2頭を後目に序盤からしっかりとした踏み込みでコーナーを周回しています。

直線に入ってからも一定のリズムで動けていますし、最後も終い2F12秒7から1F11秒5で加速しながら併入できました。

時計は前走天皇賞(秋)のほうが良かったものの、今回も時計以上の動きができていましたし、なかなか良い仕上がりだと思います。

ビザンチンドリーム

ビザンチンドリーム 1月22日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  55.140.012.7馬なり
1週前栗東CW(良)⑦96.265.751.837.612.5一杯
前走最終栗東坂路(良)  53.339.013.0馬なり

昨年のきさらぎ賞(G3)の勝ち馬であるビザンチンドリームは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで4F55秒1-上がり1F12秒7の時計で軽くまとめています。

1週前の16日には栗東ウッドでエイトスターズ(牝5、1勝クラス)と併せていました。

このときは今回初コンビを組むルメートル騎手が追い切りに騎乗し、外ラチ沿いから僚馬を12~13馬身追走する形で一杯に追い、7F96秒2-6F79秒4-上がり1F12秒5の時計で僚馬にクビ差先着しています。

今回は前走菊花賞(G1)以来のレースとなり、約3か月ぶりの実践となりますが、そこまで太くはありませんし、上手く管理できているように感じます。

道中もそこまで鈍いところはないですし、早めに手前を替えてからはこの馬なりに長く脚を伸ばしてじりじりと加速し、最後ははるか前方にいたエイトスターズを交わして先着できました。

終いは2F11秒5-1F12秒0で減速していますが、ビザンチンドリームはウッド調教で減速ラップをたびたび記録するタイプなので問題ないでしょう。

久々でも休み明けの反動はなさそうでしたし、強く追ったことで最終追い切りまでにどこまで良化しているか楽しみです。

その最終追い切りは坂路で馬なり、単走で行いました。

脚さばきは軽快でしたが、道中頭の高いです。

また、馬なりとはいえ時計もそこまで目立ちません。

時計に関してはもともと坂路駆けするタイプではないのでそこまで気にしなくても良いかもしれませんが、掛かりは気になります。

なぜなら、今回初めて挑む中山はこれまで好走していた京都と比較してもクセの強いコースなので折り合いが問われやすいからです。

追い切り映えしなくても好走できるのは前走菊花賞で証明済みですが、ここは当落線上までとしたいです。

ホウオウリアリティ

ホウオウリアリティ 1月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良) 67.952.737.711.7強め
前走最終美浦南W(良) 67.652.337.512.0馬なり

ホウオウリアリティは美浦のウッドチップコースでアーチーテソーロ(牡3、新馬)と併せました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から僚馬より1馬身半先行する形で強めに追い、5F67秒9-上がり1F11秒7の時計で3馬身先着しています。

中間追い切りは前走レース終了翌週から再開しており、坂路で24本、ウッドで2本の時計が確認できました。坂路で入念な調整が行われています。

なお、映像はありませんが1週前の16日は美浦ウッドでアイウィル(牡4、1勝クラス)と併せており、馬場の3分どころから強めに追われて5F67秒2-上がり1F12秒0の時計で強く負荷を掛けていました。

最終追い切りはウッドコースで引き続き強めに追い切りを行っていますが、僚馬の外目から前脚を巧みに動かし、気持ちの乗った動きができています。

直線に入ってからもペースを緩めることなく最後まで突き抜けており、中間追い切りで入念に調整した効果が表れていました。

終いも2F12秒2から1F11秒7の加速ラップでまとめることができています。

いい時期ほど時計は出していないものの、時計以上によく見えました。

ポタジェ

ポタジェ 1月22日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.938.212.5一杯
前走最終栗東CW(良)⑦99.867.852.837.711.7末強め

1年と9カ月ぶりの実戦となるポタジェは栗東坂路でルペルカーリア(牡7、オープン)と併せました。

今回コンビを組む岩田望来騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を2馬身追走する形で一杯に追い、4F52秒9-上がり1F12秒5の時計で僚馬に半馬身先着しています。

中間追い切りは11月末から再開し、坂路で32本、ウッドで4本と、短期間でしっかりと乗り込んでいました。

今回は坂路で最終追い切りを行い、一杯に追われました。

中間で入念に調整したこともあって四肢の動きはしっかりしています。

ただ、中団で斜行する場面があるように、久々のレースということでかつての走りは鈍っているようにも見えました。

一杯に追われて4F52秒9はポタジェの時計の中では悪くありませんが、そこまでの良化も感じられませんでした。

まずまずといったところです。

ボルドグフーシュ

ボルドグフーシュ 1月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.739.712.2馬なり
1週前栗東坂路(良)  52.537.411.9一杯
前走最終栗東坂路(重)  53.639.413.1末強め

実績だけ見たら上位グループに入るボルドグフーシュは栗東坂路で単走を行いました。

吉田隼人騎手が追い切りに騎乗(レース当日は内田博幸騎手が騎乗)し、馬なりで4F54秒7-上がり1F12秒2の時計で軽く登坂しています。

1週前の16日も栗東坂路で吉田隼人騎手を背に単走を行い、このときは一杯に追われて4F52秒5-上がり1F11秒9でまとめていました。

馬場の真ん中から追い切りを行いましたが、左手前でリズムよく追えていますし、一杯に追われたこともあって終盤は脚の回転を引き上げて、終い2F12秒1から1F11秒9でまとめています。

前走チャレンジカップの時同様バランスの取れた動きは健在でしたし、時計はそこまで目立つものではありませんが、要所で動けているのも競馬センスが感じられました。

最終追い切りは坂路で軽く調整していますが、本線に入って右手前に切り替えると、力強い走法で早い位置からペースを引き上げて最後まで駆け上がっています。

ウッドの蹴り上げを見ても、踏み込みに力が入っていますし、馬なりでもレースに対する前向きな姿勢を感じ取ることができました。

前走最終時と比較しても終いは安定して伸びていますし、1回レースをを使ったことでかつてのレース感覚を取り戻したかもしれません。

叩き2戦目でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、注目したいです。

ボーンディスウェイ

ボーンディスウェイ 1月22日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)84.068.052.937.911.7馬なり
前走最終美浦南W(良)82.967.552.537.611.6馬なり

中山金杯(G3)で3着入線したボーンディスウェイは美浦のウッドチップコースでハイタイド(牡3、1勝クラス)と併せました。

主戦の木幡巧也騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬より2馬身半先行し、6F84秒4-上がり1F12秒0の時計で同時併入していました。

前走中山金杯から中2週と間隔を詰めており、中間は坂路でキャンターを8本、ウッドは馬なりで1本の時計を出していました。

最終追い切りはウッドで併せ馬を置いて軽めの調教を行いましたが、間隔を詰めていることもあって馬体は締まっていますし、リズムよくコーナーを回っています。

直線に入ってからもピッチの利いた走りで先に抜け出したハイタイドと並びましたし、スムーズな立ち回りで走破できています。

ただ、時計面に関しては前走中山金杯のときのほうが全体時計、終い時計ともに出ていました。

追い切りでは確認できませんでしたが、もしかしたら見えない蓄積疲労があるかもしれないです。

それでも、全体としては悪くない動きだったので得意の中山ならベストを尽くせるかもしれません。

マイネルクリソーラ

マイネルクリソーラ 1月22日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)84.068.253.137.811.9馬なり
前走最終函館W(稍重) 68.753.838.812.4馬なり

約7か月ぶりのレースとなるマイネルクリソーラは美浦のウッドチップコースでベストシーン(牡3、1勝クラス)と併せ馬を行いました。

レースで騎乗する津村騎手が追い切りに騎乗して馬場の外目から馬なりで僚馬を6馬身追走し、6F84秒0-上がり1F11秒9の時計で同時併入しています。

前走から大きく間隔が開いてしまいましたが、中間追い切りは12月下旬から再開し、坂路で8本、ウッドで11本の追い切りを行っていました。

最終追い切りもウッドで併せ馬を置いて軽めに行われましたが、少し頭を低めにしながらもきびきびとした動きを見せており、久々にしてはいい動きができています。

ただ、直線では左手前が続いていましたし、伸びもそこまで目立ちませんでした。

決して悪い動きではありませんが、一回レースを使ったほうが良化に期待できるかもしれません。

マテンロウレオ

マテンロウレオ 1月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)83.868.753.538.011.2強め
前走最終栗東CW(良)83.468.153.037.511.3末強め

前走の中日新聞杯(G3)で久々に馬券に絡むことができたマテンロウレオは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から強めに追い、6F83秒8-上がり1F11秒2の時計で終いが伸びています。

中間追い切りは12月中旬から再開し、坂路で1本、ウッドで18本の時計を記録しています。

なお、映像はありませんが13日は坂路で一杯に追って4F55秒0-上がり1F12秒3、1週前の16日は栗東ウッドで馬場の真ん中からゴール前で仕掛けられて7F96秒8-6F80秒0-上がり1F12秒2の時計で負荷を掛けています。

最終追い切りも強めに追って引き続き負荷を掛けていましたが、道中は軽い足並みでコーナーを回っています。

直線に入って助手が手を動かすと、それに応えるようにペースアップし、終い2F12秒1から1F11秒2の好時計でまとめることができました。

今回は終いを意識した追い切りでしたが、助手との折り合いもばっちりでしたし、反応も良く、いい動きです。

中山は7戦すべて着外なのでコース適性がかみ合うか分かりませんが、追い切り自体は良かったです。

ライラック

ライラック 1月22日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良) 67.652.637.911.6馬なり
1週前美浦南W(良)84.368.153.338.211.5強め
前走最終美浦南W(稍重) 68.353.138.511.6馬なり

牝馬のライラックは美浦のウッドチップコースでグリューネグリーン(牡5、オープン)と併せました。

引き続きコンビを組む石川騎手が追い切りに騎乗して馬場の真ん中から馬なりで僚馬を1馬身半追走し、5F67秒6-上がり1F11秒6の時計で僚馬に半馬身先着しています。

1週前の16日も美浦ウッドでグリューネグリーンと併せました。

このときも石川騎手が騎乗して馬場の外目から僚馬を1馬身半追走し、6F84秒3-上がり1F11秒5の時計で僚馬に3馬身先着しています。

道中は軽快な立ち回りを見せており、直線に入ってからも一定のリズムで淡々と動けています。

それでいて追われてからはスムーズに加速し、終いは2F12秒4から1F11秒5で加速できています。

派手さはありませんが2か月半ぶりのレースでも無駄のない立ち回りができており、個人的には好感の持てる動きでした。

最終追い切りは馬なりでしたが、ここでもライラックらしい動きができています。

2週続けてライラックらしい動きができており、安定感がありそうでした。

直線では強めに追われたグリューネグリーンに詰め寄られましたが、脚質でみたらライラックは馬なりだったのでそこまで気にしなくても良いでしょう。

太目感もありませんでしたし、いい状態ではないでしょうか。

レーベンスティール

レーベンスティール 1月23日(木) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)80.664.849.335.511.2馬なり
1週前美浦南W(良)80.065.151.137.011.6G前仕掛け
前走最終美浦南W(良)77.562.868.735.411.4馬なり

有力候補のレーベンスティールは23日に美浦のウッドチップコースでウェットシーズン(セ4、2勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬場の3分どころから馬なりでウェットシーズン(セ4、2勝クラス)を3馬身半追走し、6F80秒6-上がり1F11秒2の時計で同時併入しています。

1週前の16日は美浦ウッドでアールヴィヴァン(牡3、新馬)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行っていました。

ここでも助手が騎乗し、馬場の3分どころからアールヴィヴァンを2馬身追走する形でゴール前にて仕掛けられ、6F80秒0-上がり1F11秒6の時計でアールヴィヴァンに1馬身半先着しています。

1週前は3頭併せの最内から追い切りを行いました。

前走天皇賞(秋)から約3か月ぶりのレースでしたが序盤は気持ち軽めの追い切りながらも素質のある馬らしく、安定した動きを見せています。

そして直線で仕掛けられたら2頭の併せ馬を後目にぐいぐい加速し、最後は楽に先着しています。

終いの時計はゴール前で仕掛けられた割に1F11秒6と、レーベンスティールの過去の時計の中ではそこまで目立ちませんが、それでも全体時計80秒0は馬場の内目を立ち回ったとはいえ優秀ですし、重賞馬らしい動きは健在でした。

この一追いで最終追い切りまでの良化に期待したいです。

その最終追い切りも美浦ウッドで3頭併せの最内から立ち回りました。

このときは馬なりでしたが1週前と比較すると躍動感ある動きができていて四肢の使い方もさらに良くなっています。

直線に入ってからも3F12秒7-2F11秒6-1F11秒2で段階的に加速できました。

馬なりでしたが気合も乗っていますし1週前に負荷を掛けて良化しているのは間違いありません。

最後の直線ではウェットシーズン詰めてきましたが、ウェットシーズンは強め、対してレーベンスティールは馬なりだったのでそこまで心配はいりません。

その中で伸びを見せていましたし、仕上がり良好といえるでしょう。

得意の中山芝2,200mの舞台で4つ目の重賞タイトル制覇を達成できるか注目したいです。

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レーベンスティール
アウスヴァール
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コスモキュランダ
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マテンロウレオ
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