
【クイーンエリザベスステークス2025予想】日本馬2頭+おすすめの有力海外馬3頭はこちら!

クイーンエリザベスステークス2025に出走する日本馬2頭、有力海外馬3頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
クイーンエリザベスステークス2025の予想ポイント
- 地元オーストラリア馬より、イギリス・日本馬の好走率が高い
- 牝馬の方が好走している
- リピーターが活躍するレース
- 1人気【4-3-1-2】と2人気【4-1-2-3】の信頼度は高い、10人気以下は全滅
- 3~4ゲートの好走率がもっとも高く、11ゲートより外は全頭馬券外
- 前走6着以下の馬は評価を下げたい
クイーンエリザベスステークス2025予想の最終買い目
クイーンエリザベスステークスが開催されるランドウィック競馬場はオーストラリアのシドニーにあります。
レースが開催される土曜日のシドニーの天気は曇りのち晴れで気温は25度近くまで上昇するようです。日本とそこまで変わりません。
前日金曜日も晴れだったようで、例年ほどタフな条件ではない可能性が高いです。
馬場傾向に関しては、日本の馬場ほど時計は出ないと思います。
うましるでは晴れの良馬場、標準くらいの馬場を想定しながらレース予想をまとめました。
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◎本命 12 ヴィアシスティーナ
父 | Fastnet Rock |
母 | Nigh |
母父 | Galileo |
主な勝ち鞍 | ランヴェットS(G1) 2025年 |
前走 | ランヴェットS(G1) 1着 |
本命はヴィアシスティーナにしました。
これまでG1を8勝している馬で今年のメンバーの中でも抜けた存在です。
昨年のコックスプレートにおいても日本のプログノーシスを押しのけて優勝しているので、日本の競馬ファンにもなじみがある馬です。
今年で7歳になりましたが、近走もまるで衰えを感じさせない走りで結果を残しているのでここは逆らえないでしょう。
〇対抗 1 ドバイオナー
父 | Pride Of Dubai |
母 | Mondelice |
母父 | Montjeu |
主な勝ち鞍 | タンクレッドS(G1) 2025年 |
前走 | タンクレッドS(G1) 1着 |
対抗はイギリスのドバイオナーにしました。
これまで世界中で競馬している馬で、ドバイや香港にも出走しているので日本の競馬ファンにも知名度が高い馬です。
一時馬券外に沈むレースもありましたが、全体を通して安定していますし、近走も香港カップで2着、前走タンクレッドステークスも勝利し、年齢以上の走りを見せています。
一昨年のクイーンエリザベスステークスを勝利しているのでデータと相性のいいリピーターというのも強みです。
今回は少し外ゲートを引いてしまいましたが、差し馬なので、包まれずに自身の競馬に集中してくれれば台頭にも期待できるでしょう。
▲単穴 15 フルカウントフェリシア
父 | War Front |
母 | Claire de Lune |
母父 | Galileo |
主な勝ち鞍 | E.P.テイラーS(G1) 2024年 |
前走 | ランヴェットS(G1) 4着 |
単穴はフルカウントフェリシアにしました。
元カナダの競走馬で、3走前のE.P.テイラーステークスでは大逃げの競馬を打って勝利しているように、ハナに立てばパフォーマンスを引き出すことができます。
近2戦が早々に失速しているのでポテンシャル面は他の有力馬に劣るかもしれませんが、今回は当初出走登録していたプライドオブジェニやロイヤルパトロネージが回避しました。
また、ゲートも内ゲートを引くことができたので、自身のペースでハナの競馬ができるのではないでしょうか。
相手は強力ですが、粘り強い競馬ができるようでしたら一発にも期待できそうです。
△連下 7 バッカルー
父 | Fastnet Rock |
母 | Roheryn |
母父 | Galileo |
主な勝ち鞍 | アンダーウッドS(G1) 2024年 |
前走 | ジョージライダーS(G1) 9着 |
バッカルーは連下にします。
G1勝利こそ昨年アンダーウッドステークスのものだけですが、G1でもコンスタントに馬券に絡んでおり、特に4走前のターンブルステークスは今年の有力候補であるヴィアシスティーナとタイム差0.0秒差の2着でした。
続くコーフィールドカップはハンデの恩恵がありましたが、それでも勝ち馬と0.2秒差の2着ですし、強敵相手にも善戦しているのは評価したいです。
近2戦はどちらも 9着でしたが経験のない芝3,200mと芝1,500mの舞台だったので適性がかみ合わなかった可能性があります。
今回は得意の中距離に戻すので、出し切れる可能性がありますし、これまで戦ってきた相手関係を見る限り、馬券内も狙えそうです。
△連下 3 ライトインファントリーマン
父 | Fast Company |
母 | Lights On Me |
母父 | Kyllachy |
主な勝ち鞍 | オーストラリアンC(G1) 2025年 |
前走 | オーストラリアンC(G1) 1着 |
ライトインファントリーマンも抑えます。
もともとイギリス競馬で活躍していた馬でしたが、一昨年にオーストラリアに移籍し、しばらくは慣れない環境で結果を残せなかったものの、その後は調子を引き上げて、前走のオーストラリアンカップでは差しの競馬で今回出走登録しているプライドオブジェニを差し切って優勝しました。
近走のレースを見る限りオーストラリアの競馬にも対応していますし、久々の中距離にも対応できている点も良いでしょう。
前走はタフな舞台でも脚を引き出すことができているので、引き続き同距離は歓迎したいですし、調子も良さそうなので馬券内にも期待したいです。
単勝
12 ヴィアシスティーナ
馬連流し
軸馬:12
相手:1、3、7、9、15
三連複フォーメーション
1頭目:12
2頭目:1、3、7、9、15
3頭目:1、3、7、9、15
クイーンエリザベスステークス2025に出走する日本馬2頭
今年のクイーンエリザベスステークスは2頭の日本馬が参戦します。
最初に、今年出走する日本のローシャムパークとジオグリフについて解説します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ローシャムパーク
- オールカマー (G2) 2023年
- 函館記念 (G3) 2023年
ローシャムパークは中央競馬でG2のオールカマーとG3の函館記念を制しています。
G1の勝ち鞍はありませんが、昨年の大阪杯では向こう正面から一気に押し上げて長く脚を使って勝ち馬ベラジオオペラと差のない2着に入線し、同年アメリカで開催されたブリーダーズカップターフにおいては出遅れながらも2週目の向こう正面で早めに仕掛け、最後まで脚を伸ばしてレベルスロマンスのクビ差2着です。
レベルスロマンスは昨年のドバイシーマクラシックを優勝した馬ですし、強敵を最後まで追い詰めたのは見事でした。
今回はオーストラリアのレースから始動しますが、タフな馬場自体は勝利した2年前の函館記念で経験しているものの、それ以上にタフになるとどこまでやれるか未知数です。
ただ、自慢のロングスプリントはオーストラリアの地でも活かせると思うので、世界の舞台で初G1制覇を成し遂げられるか、注目したいです。
ジオグリフ
- 皐月賞 (G1) 2022年
3年前の皐月賞ではイクイノックスやドウデュースに先着しましたが、それ以来勝ち星から遠ざかっているのがジオグリフです。
近走は皐月賞馬らしからぬ結果が続き、早6歳になってしまいましたが、昨年は稍重で開催された中山記念や洋芝でタフな札幌記念において馬券に絡んでいることから、時計のかかる条件自体は合うでしょう。
そういった意味では、この時期馬場が悪化しやすいオーストラリアのレースはジオグリフにとって合う可能性が高いです。
ただ、陣営はどういうわけかマイルに強いこだわりを見せており、前走ドンカスターマイルは18着に沈んだものの、連闘でクイーンエリザベスステークスの参戦を発表しました。
距離自体は前走のマイルよりも今回の2,000mのほうが合うと思いますが、さすがに連闘でどこまでやれるかは読みづらいところです。
コース適性自体は合うので状態次第で印を検討したい1頭です。
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クイーンエリザベスステークス2025の有力海外馬3頭
今年のクイーンエリザベスステークスは出走登録の段階で24頭と、多数の実力馬が集結しました。
この中から、有力候補として注目されている海外の馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ヴィアシスティーナ
- ランヴェットS (G1) 2025年
- ランヴェットS (G1) 2024年
- ベリーエレガントS (G1) 2025年
- マッキノンS (G1) 2024年
- コックスプレート (G1) 2024年
- ターンブルS (G1) 2024年
- ウィンクスS (G1) 2024年
- プリティポリーS (G1) 2023年
- ダリアステークス (G2) 2023年
- フィユドレール賞 (G3) 2022年
これまでにG1レースを8勝しているヴィアシスティーナが今年の中心となるでしょう。
古馬になってから本格化した馬で、自慢の差し脚で数多くのビッグレースを制しました。
特に日本の競馬ファンにとっては昨年のコックスプレートにおいて、珍しくゲートを飛び出して先行策を打ったプログノーシスを捉え、最終的には8馬身差で楽勝したのが印象的でしょう。
このときの勝ちタイム2分01秒07はオーストラリア最強牝馬として名高いウィンクスの記録を2秒近く更新しており、高いパフォーマンスを世界に見せつけました。
その後も重賞レースを勝ち進み、今年に入ってからもすでにG1を2勝しており、留まることを知りません。
今回は昨年2着に敗れたクイーンエリザベスステークスの初タイトルを狙いますが、このときの勝ち馬プライドオブジェニが近走目立たないことを考えると、逆転のチャンスは十分あります。
怒涛の3連勝で、クイーンエリザベスステークスのタイトルを奪取できるか、注目したいです。
ドバイオナー
- タンクレッドS (G1) 2025年
- サンクルー大賞 (G1) 2024年
- クイーンエリザベスS (G1) 2023年
- ランヴェットS (G1) 2023年
- ドラール賞 (G2) 2021年
- ギヨームドルナノ賞 (G2) 2021年
イギリス調教馬のドバイオナーは欧州やオーストラリアのみならず、香港やドバイにも遠征している馬です。各地で日本馬とも対戦しているので、日本のファンにも馴染みのある馬ではないでしょうか。
ドバイオナーは一昨年のクイーンエリザベスステークスの勝ち馬で、中団から末脚を伸ばして優勝しました。
その後は時折凡走することもありましたが全体を通して安定して上位争いしており、直近を振り返ってもバーデン大賞や香港ヴァーズといったG1競走で2着に入線、今年の始動戦となった前走タンクレッドステークスも無事に勝利しています。
今回は2年ぶりのクイーンエリザベスステークス参戦となりますが、昨年制した舞台ということで適性は問題ありません。
勝ち負けできるかどうかは分かりませんが、常に安定したパフォーマンスを見せているため、上位争いも狙えるでしょう。
チェオルウルフ
- オーストラリアKC3世S (G1) 2024年
- エプソムハンデキャップ (G1) 2024年
- ネヴィルセルウッドS (G2) 2025年
G1レースを2勝しているチェオルウルフも面白そうです。
今年の出走登録馬の中では若い4歳馬で、昨年のエプソムハンデキャップとオーストラリアキングチャールズ3世ステークスを連勝しました。
脚質的には差しの競馬を得意としており、前走のネヴィルセルウッドステークスも無事に勝利してここまで上り詰めています。
過去のレースを見てみると、勝利した2つのG1はどちらもマイルのもので、ほかのレースを見ても短距離から中距離まで幅広く使われていることから、どちらかというとマイル色が強そうなイメージがありますが、前走のネヴィルセルウッドステークスでは不良馬場の芝2,000mで差し切っているので中距離の適性も高そうです。
昨年のクイーンエリザベスステークスは8着に敗れましたが、そのときとは見違えるほど戦績に箔を付けているので、一年を経て成長したチェオルウルフがどのようなパフォーマンスを披露するのか、注目したいです。
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ここからはクイーンエリザベスステークスの過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!
クイーンエリザベスステークス2025の概要
クイーンエリザベスステークスはオーストラリアのランドウィック競馬場で開催される芝2,000mのG1競走です。
オーストラリアの首都シドニーで2日にかけてG1レースが8つ開催される「ザチャンピオンシップ」のメイン競走に指定されているレースで、同時に秋(南半球は4月が秋)の中距離王者を決める一戦に指定されています。
現在の芝2,000mで定着したのは1986年なので、オーストラリアを中心に、ニュージーランドやイギリス、アイルランドに日本など、世界中から中距離馬がオーストラリアの地に集結しますよ。
なお、日本馬はこれまでに5頭が出走しましたが、残念ながら勝利はありません。
しかしながら、2019年にはクルーガーが当時オーストラリア最強牝馬だったウィンクスの2着に入線し、翌2020年は日本のダノンプレミアムが3着入りしているように、日本馬の活躍も目立っています。
今年は皐月賞馬ジオグリフとブリーダーズカップターフで2着のローシャムパークが参戦します。
オーストラリア競馬の祭典で、日本馬がどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、注目したいです!
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クイーンエリザベスステークス2025の開催内容
開催日 | 日本時間 4月12日(土曜) |
発走時刻 | 日本時間 14時55分 |
格付け | G1 |
開催競馬場 | ランドウィック競馬場 8R (オーストラリア) |
コース | 芝2,000m |
性齢 | 3歳以上 |
斤量 | 定量 |
1着賞金 | 2,950,000豪ドル (約2億8000万円) |
クイーンエリザベスステークス2025の馬券の買い方は?
今年はクイーンエリザベスステークスの馬券を購入できます。
購入方法は大きく分けて2つ。
いずれの方法でも事前登録が必要です。
インターネット投票には即パットとA-PATが存在しますが、即日利用できる即パットがおすすめです。
即パットが使える環境でしたら4月12日(土)の午前7時からレース発走予定時刻の2分前(日本時間の4月12日14時53分)まで購入可能です。
UMACA会員の方は競馬場や場外馬券売り場の専用券売機で購入可能です。
発売時刻は各事業所の馬券発売開始時刻から営業終了時間となっています。
即PATの登録方法や使い方はこちらで分かりやすく説明しています。


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クイーンエリザベスステークス2025をリアルタイムで視聴する方法は?
クイーンエリザベスステークスの視聴方法は主に2つあります。
ひとつめはテレビで試聴する方法です。
有料放送のグリーンチャンネルがレース当日に放送している「中央競馬全レース中継」の番組内でクイーンエリザベスステークスの模様をお伝えします。
グリーンチャンネルは有料放送ですが、4月12日は無料で放送します。
BSグリーンチャンネルが映る環境であれば誰でもクイーンエリザベスステークスを試聴できますよ。
ラジオの場合はラジオNIKKEI第1で試聴可能です。
レース当日に放送される「中央競馬実況中継」の番組内でクイーンエリザベスステークスの模様を伝えるようです。
ラジオアプリの「radiko」や「radikker」を利用すれば全国どこでも無料で中継を楽しめますよ。
クイーンエリザベスステークス2025が開催されるランドウィック競馬場の芝2,000mの特徴
クイーンエリザベスステークスの勝ちタイム | |
(過去10年) | 平均タイム2:05.46 |
レコードタイム | 2:01.22 (1997年 インターゲイズ) |
ランドウィック競馬場は右回りのコースですがかなり特異なコース形態です。
4つのコーナーのうち、最初の1.2コーナーこそ円みを帯びたカーブを描いていますが、3.4コーナーは四角の角を丸めたような形をとっていて非常に鋭角なのです。
日本馬にとっては全く馴染みのない異色のコースなのです。
上空から見たらかなりトリッキーなコースですが、実際には極端な起伏は存在しないので初めて出走する日本馬でも善戦しています。
最後の直線は410mと長く、緩やかな上り坂がゴールまで続いています。
直線上で長い傾斜を走るコースは日本でいうなら中京が該当するでしょう。
コース周りこそ逆ですが、中京とランドウィック競馬場は通じるものがありますね。
求められる要素としては、長い直線で末脚を発揮できるタイプの馬が有利に感じます。
ただし、この時期のオーストラリアは雨が多く、馬場にも大きな影響を及ぼしています。
実際に過去10年のクイーンエリザベスステークスはすべて稍重以下の馬場で行われました。
雨の影響で時計のかかりやすい馬場条件下でレースが行われる可能性が高いです。
そのため、スタミナやパワーに定評のある馬のほうが好走傾向にありますよ。
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クイーンエリザベスステークス2025の出走馬
ゲート番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教国 |
1 | 12 | ヴィアシスティーナ | 牝7 | 57.0 | J.マクドナルド | オーストラリア |
2 | 11 | ジオグリフ | 牡6 | 59.0 | D.レーン | 日本 |
3 | 7 | バッカルー | セ6 | 59.0 | T.ベリー | オーストラリア |
4 | 15 | フルカウントフェリシア | 牝6 | 57.0 | 未定 | オーストラリア |
5 | 5 | トムキトゥン | セ4 | 59.0 | B.メルハム | オーストラリア |
6 | 9 | フォークナーパーク | セ6 | 59.0 | T.シラー | オーストラリア |
7 | 8 | リンダーマン | セ5 | 59.0 | N.ローウィラー | オーストラリア |
取消 | 13 | ファンガール | 牝6 | 57.0 | 未定 | オーストラリア |
9 | 10 | ミドルアース | セ5 | 59.0 | J.メルハム | オーストラリア |
10 | 14 | ディナイナレッジ | 牝7 | 57.0 | M.ザーラ | オーストラリア |
11 | 3 | ライトインファントリーマン | セ6 | 59.0 | E.ブラウン | オーストラリア |
12 | 2 | ローシャムパーク | 牡6 | 59.0 | C.ルメール | 日本 |
13 | 1 | ドバイオナー | セ7 | 59.0 | T.マーカンド | イギリス |
14 | 6 | ヴォーバン | セ7 | 59.0 | T.クラーク | オーストラリア |
15 | 4 | チェオルウルフ | セ4 | 59.0 | C.スコフィールド | オーストラリア |
クイーンエリザベスステークスの過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | ゲート | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2024 稍重 | 1 | 3 | プライドオブジェニ | 2 | オーストラリアンカップ(G1) | 2 |
2 | 5 | ヴィアシスティーナ | 1 | ランヴェットステークス(G1) | 1 | |
3 | 9 | ミスターブライトサイド | 5 | オーストラリアンカップ(G1) | 5 | |
2023 重 | 1 | 7 | ドバイオナー | 1 | ランヴェットステークス(G1) | 1 |
2 | 4 | モウンガ | 6 | ランヴェットステークス(G1) | 3 | |
3 | 6 | アナモー | 2 | ジョージライダーステークス(G1) | 1 | |
2022 不良 | 1 | 4 | シンクイットオーバー | 7 | タンクレッドステークス(G1) | 4 |
2 | 3 | ザーキ | 3 | オールスターマイル | 1 | |
3 | 8 | マウントポッパ | 8 | ネビルセルウッドステークス(G3) | 1 | |
2021 稍重 | 1 | 3 | アデイブ | 2 | ランヴェットステークス(G1) | 2 |
2 | 4 | ベリーエレガント | 1 | ランヴェットステークス(G1) | 1 | |
3 | 7 | ダラサン | 6 | ドンカスターマイル(G1) | 3 | |
2020 不良 | 1 | 1 | アデイブ | 2 | ランヴェットステークス(G1) | 1 |
2 | 2 | ベリーエレガント | 4 | タンクレッドステークス(G1) | 1 | |
3 | 3 | ダノンプレミアム | 1 | マイルチャンピオンシップ(G1) | 2 | |
2019 稍重 | 1 | 9 | ウィンクス | 1 | ジョージライダーステークス(G1) | 1 |
2 | 1 | クルーガー | 5 | ドンカスターマイル(G1) | 2 | |
3 | 4 | ハートネル | 3 | ドンカスターマイル(G1) | 3 | |
2018 稍重 | 1 | 10 | ウィンクス | 1 | ジョージライダーステークス(G1) | 1 |
2 | 5 | ゲイローチョップ | 4 | タンクレッドステークス(G1) | 4 | |
3 | 9 | ハッピークラッパー | 2 | ドンカスターマイル(G1) | 1 | |
2017 重 | 1 | 3 | ウィンクス | 1 | ジョージライダーステークス(G1) | 1 |
2 | 1 | ハートネル | 2 | ランヴェットステークス(G1) | 2 | |
3 | 4 | センスオブオケージョン | 6 | ドンカスターマイル(G1) | 3 | |
2016 重 | 1 | 10 | ルチナヴァレンティナ | 5 | クールモアクラシック(G1) | 4 |
2 | 6 | ザユナイテッドステイツ | 1 | ランヴェットステークス(G1) | 1 | |
3 | 1 | ハッピークラッパー | 5 | ドンカスターマイル(G1) | 2 | |
2015 重 | 1 | 4 | クライテリオン | 2 | ジョージライダーステークス(G1) | 2 |
2 | 3 | レッドカドー | 8 | オーストラリアンカップ(G1) | 5 | |
3 | 10 | ロイヤルディセント | 4 | ドンカスターマイル(G1) | 3 |
【調教国】活躍している日英馬
調教国 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
オーストラリア | 【7-8-9-60】 | 8.3% | 17.9% | 28.6% |
イギリス | 【3-1-0-2】 | 50.0% | 66.7% | 66.7% |
日本 | 【0-1-1-3】 | 0% | 20.0% | 40.0% |
過去10年のクイーンエリザベスステークスで馬券に絡んだ24頭がオーストラリアの調教馬でした。
地元オーストラリア勢は母数も多いことから、好走馬が多いです。
ただし、好走率を見てみると、イギリス調教馬が【3-1-0-2】で勝率50%、連対率67%と圧倒しています。
対する日本馬も【0-1-1-3】で勝ち馬こそいませんでしたが、連対率20%、複勝率40%は地元オーストラリア勢よりも高い水準にありました。
馬券予想の際は日英の馬に注目してみると良いかもしれません。
今年の出走馬の中でイギリス調教馬は1頭、日本馬は2頭いました。
【性齢】牝馬の好走が目立つ
性別 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
牡・セン馬 | 【5-7-9-59】 | 6.3% | 15.0% | 26.3% |
牝馬 | 【5-3-1-13】 | 22.7% | 36.4% | 40.9% |
過去10年のクイーンエリザベスステークスで馬券に絡んだ21頭が牡・セン馬です。
対する牝馬の好走は9頭のみとなっており、好走数だけ見たら牡・セン馬が優勢でした。
ただし、母数の関係上、好走率は牝馬の方が高く、特に勝ち馬に関しては牡・セン馬と同じ5頭出ており、勝率は抜けた水準でした。
連対率と複勝率に関しても牝馬の方が勝っているので、クイーンエリザベスステークスはレース名が示しているように牝馬のほうが強い傾向にあるようです。
今年の出走馬の中で牝馬は3頭いました。
【リピーター】リピーターが活躍するレース
過去10年で2回以上馬券に絡んだ馬 | |
馬名 | 成績 |
アデイブ | 2021~2022年/1着 |
ベリーエレガント | 2020~2021年/2着 |
ウィンクス | 2017~2019年/1着 |
ハートネル | 2017年/2着・2019年/3着 |
ハッピークラッパー | 2016・2018年/3着 |
過去10年のクイーンエリザベスステークスで2回以上馬券に絡んだ馬は5頭いました。
このうち、アデイブは2連覇を成し遂げ、ウィンクスに至っては3連覇を達成しています。
それ以外の馬を見ても2年以上にわたって馬券に絡んでいる馬が多くいることから、クイーンエリザベスステークスはリピーターが強いレースと言えるでしょう。
今年の出走馬の中で前年以前のクイーンエリザベスステークスで馬券に絡んでいた馬は2頭いました。
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クイーンエリザベスステークスの過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【4-3-1-2】 | 40.0% | 70.0% | 80.0% |
2番人気 | 【4-1-2-3】 | 40.0% | 50.0% | 70.0% |
3番人気 | 【0-1-1-8】 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
4番人気 | 【0-2-1-7】 | 0.0% | 20.0% | 30.0% |
5番人気 | 【1-1-2-7】 | 9.1% | 18.2% | 36.4% |
6~9番人気 | 【1-2-3-32】 | 2.6% | 7.9% | 15.8% |
10番人気以下 | 【0-0-0-14】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1~2番人気に信頼度が高いレース
過去10年のクイーンエリザベスステークスで1番人気と2番人気はそれぞれ4頭ずつ勝ち馬が出ています。
また、1~2番人気はどちらも複勝率70~80%と高水準で、馬券全体の半数を占めていました。
1~2番人気が揃って馬券外に沈んだのは2022年の1開催のみなのです。
クイーンエリザベスステークスは上位人気馬が強いレースと言えるでしょう。
二桁人気は好走皆無
過去10年のクイーンエリザベスステークスで10番人気以下の馬は14頭が出走していましたが、全頭馬券外に沈んでいました。
クイーンエリザベスステークスは10頭に満たない開催が多いですが、今年は出走登録の段階で24頭が参戦していることから久々に多頭数開催になりそうです。
しかしながら、10番人気以下の馬は結果が出ていないので、あまりにも人気を落としている馬は評価を落としても良いかもしれません。
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クイーンエリザベスステークスの過去10年のゲート番別成績
ゲート番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1.2 | 【1-3-1-15】 | 5.0% | 20.0% | 25.0% |
3.4 | 【5-4-3-8】 | 25.0% | 45.0% | 60.0% |
5.6 | 【0-3-1-16】 | 0.0% | 15.0% | 20.0% |
7.8 | 【1-0-2-16】 | 5.3% | 5.3% | 15.8% |
9.10 | 【3-0-3-8】 | 21.4% | 21.4% | 42.9% |
11.12 | 【0-0-0-7】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
13.14 | 【0-0-0-2】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
外ゲートは苦戦
過去10年のクイーンエリザベスステークスの好走馬をゲート別にまとめました。
もっとも好走率が高かったのは5頭の勝ち馬が出ている3.4ゲートです。しかしながら、9.10ゲートも3頭の勝ち馬が出ており、複勝率は43%と高水準でした。
対して、11ゲートよりも外は9頭出走していましたが1頭も馬券に絡めていません。
今年のクイーンエリザベスステークスは多頭数開催が濃厚なので、11よりも外を引いた馬は割引しても良さそうです。
11番ゲートより外を引いた馬は4頭いました。
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クイーンエリザベスステークスの過去10年の前走着順別成績
前走着順 | 成績 |
1着 | 【5-5-3】 |
2着 | 【3-2-2】 |
3着 | 【0-1-4】 |
4着 | 【2-1-0】 |
5着 | 【0-1-1】 |
6着以下 | 【0-0-0】 |
前走6着以下の馬は全滅
過去10年のクイーンエリザベスステークスで馬券に絡んだ30頭はすべて前走レースで1~5着に入線していました。
前走6着以下の馬はこれまで1頭も馬券に絡めていません。
馬券予想の際は前走着順も参考材料になるでしょう。
今年の出走馬の中で前走6着以下だった馬は4頭いました。
クイーンエリザベスステークス2025全頭考察
今年のクイーンエリザベスステークスは出走の段階で24頭も登録が確認できました。
ここからは、冒頭で紹介しきれなかった残り19頭について解説します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
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アティシュ ※取消
- エンパイアローズS (G1) 2024年
- マッキノンステークス (G1) 2023年
- クイーンオブザターフS (G1) 2023年
- ブレ―ミ―ステークス (G2) 2024年
- メイトリアークS (G2) 2022年
牝馬のアティシュはこれまでにG1レースを3勝しています。
脚質的には差しの競馬を得意としており、4走前の連覇がかかったマッキノンステークスにおいても後ろから差し脚を伸ばして2着入りしました。
ただし、このときの勝ち馬でヴィアシスティーナには2馬身半以上差を付けられています。
それ以外の戦績を見てみると、マイルから中距離まで幅広く結果を残していますが、今回の舞台であるランドウィック競馬場の芝2,000mは今回が初めてとなるため、舞台適性が合うかがポイントとなりそうです。
コース適性がかみ合うようでしたら力を発揮できそうですが、マッキノンステークスがヴィアシスティーナに完敗だったことを考えると、相手までが良いかもしれません。
コヴァリカ ※取消
- クイーンズランドダービー (G1) 2024年
- クイーンズランドギニー (G2) 2023年
- グランプリステークス (G3) 2022年
コヴァリカは一昨年のクイーンズランドダービーを勝利した馬ですが、その後はどういうわけか、短距離~マイルにシフトしており、なかなか結果を残せていません。
中距離に戻したら結果を残し始めましたが、近走は短距離から長距離まで、使われているものの、勝ち星から遠ざかっています。
どういうローテーションなのか正直分かりませんが、勝つための適性を見極めようと模索しているのでしょうか。
いずれにしても、最後の勝利から2年近くが経過していますし、近走も負けすぎているのでここでの激走は容易ではないでしょう。
ザードジ ※取消
- ケネディオークス (G1) 2023年
- ファーラップS (G2) 2024年
- マニフォールドS (G2) 2023年
ザードジは2年前のケネディオークスを勝利した4歳牝馬です。
短距離から中距離まで幅広く勝ち鞍を手にしていますが、勝利したケネディオークスや芝2,400mのオーストラリアンオークスで2着入りしていることから、中距離の適性が高そうです。
昨年のメルボルンカップでも4着入りしているように、長い距離にも対応していました。
近走は勝ち星に届いていませんが、前走オーストラリアンカップで3着なのでG1級レースでも善戦しています。
ただ、ランドウィック競馬場における勝利はないため、コース適性はそこまで合わないかもしれません。
コース適性はそこまで合わない感じがしますが、G1でも複数上位争いしていることから素質は高いと思いますし、相手候補としては選択肢に入る1頭です。
ザラケム ※取消
- アルクール賞 (G2) 2024年
ザラケムはフランス生まれの調教馬で、昨年はドゥレッツァが出走したイギリスインターナショナルステークスや、シンエンペラーが出走した凱旋門賞にも出走していたので日本の競馬ファンからしても名前は聞いたことがあるかもしれません。
これまで中距離路線で結果を残していましたが、近走はいまいち調子が上がっておらず、着外に敗れるレースも珍しくありません。
何らかのスランプに陥っている可能性が高そうで、ここは手を出しづらいです。
ディナイナレッジ
- コーフィールドS (G1) 2024年
- メイトリアークS (G2) 2023年
- ベルオブザターフS (G3) 2022年
ディナイナレッジは逃げの競馬を得意としている馬で、昨年のコーフィールドステークスを優勝しています。
好走と凡走が目立っていますが、近走は芝2,000mで2連対していることから距離は問題ないでしょう。
ただ、自慢の逃げが早めに崩れることも珍しくなく、4走前のコーフィールドカップはメンバーの中でも斤量は軽めの50.5キロでしたが早い段階から苦しくなってしまいました。
近2戦は連対しているとはいえ、前々走のヴィクトリアゴールドカップはリステッドクラスで2着馬と僅差、前走オーストラリアンカップは悪くありませんが、勝ち馬ライトインファントリーマン2馬身差で完敗だったので勝ち負けまでは厳しい感じがします。
買うとしても抑えまでにしたいです。
デザートヒーロー ※取消
- ゴードンS (G3) 2023年
デザートヒーローは菊花賞のモデルとなった一昨年のイギリスセントレジャーで3着入線したイギリス調教馬です。
これまで手にした重賞レースはG3のものがひとつと、他のメンバーと比較すると実績はそこまでありませんが、セントレジャーで3着入りしたことで長距離実績を証明しました。
ただ、近4戦はいずれもG2~G3の舞台でしたが勝利はなく、特に近2戦は大きく崩れています。
前走チェアマンズクオリティは欧州遠征初戦ということで状態も良くなかったのかもしれませんが、それを踏まえても大きく崩れているのは気になるところです。
データと相性のいいイギリス調教馬ですが、同郷のドバイオナーと比較するとどうしても見劣りする1頭です。
デュークデセッサ ※取消
- コーフィールドC (G1) 2024年
- JRAプレート (G3) 2025年
- パディパワーS (G3) 2022年
- エアフィールドS (G3) 2021年
デュークデセッサは昨年のコーフィールドカップを優勝した馬で、前走のタンクレッドステークスでも好位からの競馬で2着に入線しました。
このときの勝ち馬が今年の有力候補と言われるドバイオナーですが、0.1秒差で2着入りしており、善戦していました。
強敵相手にこの着差は評価できるでしょう。
また、これまで11回馬券に絡みましたが、そのうちの9回が稍重以下の馬場なので、タフになりやすいこの時期の競馬も合いそうです。
他の有力馬と比較すると実績はそこまで多くありませんが、近走安定感のある走りを見せていますし、穴に一考する余地がある馬です。
ニューエナジー ※取消
- エクリプスS (G3) 2024年
ニューエナジーは昨年のエクリプスステークスの勝ち馬で、イギリス2000ギニーでは穴馬ながらも2着に入線し、一時は注目を集めていました。
ただ、全体を通して凡走が目立っている上、これまでマイルを中心に使っており、芝2,000mは昨年のJRAプレートで一度走ったのみです。
そのJRAプレートも9着に沈んでいることから、中距離がかみ合うかというと微妙なところです。
近走マイルでも二桁着順が続いていますし、ここでの善戦は至難ではないでしょうか。
バッカルー
- アンダーウッドS (G1) 2024年
- チェルムスフォードS (G2) 2024年
追込競馬を得意としているバッカルーは昨年のアンダーウッドステークスの勝ち馬です。
欧州時代はイギリス2000ギニーにも出走していましたが、その後、オーストラリアに移籍しています。
移籍当初は思ったような活躍を残せませんでしたが、長い時間をかけて徐々に適応し、昨年のチェルムスフォードステークスで1年半ぶりに勝利をつかむと、続くアンダーウッドステークスでは馬群の外目から押し上げて、差し切り勝利を手にしました。
長く脚を活かしての完勝でしたし、力強い走りはインパクトがありました。
その後のレースを見ても、ターンブルステークスは今回の有力候補であるヴィアシスティーナと差のない2着ですし、コーフィールドカップも追込で2着と安定しています。
近2戦はどちらも9着でしたがメルボルンカップは未知なる3,200m戦で斤量も他馬より重かったです。
前走ジョージライダーステークスは逆に距離が短すぎたため、中距離慣れしつつあったバッカルーにとっては忙しかったかもしれません。
今回は中距離に戻しますが、昨年9~10月のレース内容が良いので、ハマれば一発あるかもしれないです。
ファンガール ※取消
- オーストラリアKC3世S (G1) 2023年
- ウィンクスステークス (G1) 2023年
- ヴァイナリースタッドS (G1) 2022年
- アポロステークス (G2) 2025年
- アポロステークス (G2) 2024年
- ライトフィンガーS (G2) 2022年
- カービンクラブS (G3) 2021年
これまで7つの重賞レースを制しているファンガールは地元オーストラリアで活躍している牝馬です。
今回出走登録している馬と比較してもランドウィック競馬場における実績が豊富で、通算成績は【7-4-4-6】で競馬場適性は高いです。
前走ジョージライダーステークスにおいても勝ち馬グリンゴッツと大接戦の2着でしたし、ポテンシャルは依然として高いレベルにありました。
ただ、これまでファンガールは短距離からマイルを中心に使われており、芝2,000m以上は一昨年のコックスプレートで一度使われたものの7着まででした。
近走を見てもマイル色が強い馬なので、久々の中距離レースでどこまでやれるかというと難しいものがありそうです。
確かな実績はありますが、実績のない中距離ということで、ここは見送りたいです。
フォークナーパーク
- P.J.オシェアステークス (G2) 2024年
- ローズヒルゴールドC (G3) 2024年
フォークナーパークはG2~G3競走を合計2勝している馬で、今回出走登録している日本のローシャムパークと戦績(と名前)が似ている馬です。
長く条件戦で苦戦していましたが、距離を2,000mに延長してからは勝ち星を掴むようになり、順調にキャリアを重ねています。
近走を見ても、2走前のベリーエレガントステークスははじめてのマイル戦で4着入り、前走ランヴェットステークスも3着と、崩れていません。
どちらも勝ち馬ヴィアシスティーナとそこまで差はありませんし、着差以上に健闘している馬といえるでしょう。
G1勝ち鞍がないですし、今回有力候補のヴィアシスティーナには先着を許しているので勝ち負けまでは難しいように見えますが、相手候補としては台頭する可能性も十分ありそうです。
プライドオブジェニ ※取消
- クイーンエリザベスS (G1) 2024年
- カンタラステークス (G1) 2023年
- エンパイアローズS (G1) 2023年
- ピーターヤングS (G2) 2025年
- ジョンF.フィーハンS (G2) 2024年
逃げの競馬を得意とするプライドオブジェニは昨年のクイーンエリザベスステークスの勝ち馬です。
勝利した昨年のクイーンエリザベスステークスは今年の有力株であるヴィアシスティーナやG1実績が豊富なミスターブライトサイドといった強豪が集結しましたが、その中で大逃げを打ち、最後はヴィアシスティーナに6馬身半差の圧勝で逃げ切っています。
見事な逃げでしたが、その後は不発するレースも目立ち始め、安定感があるかというと難しいところです。
2走前のピーターヤングステークスのようにハマれば今なお強い勝ちっぷりを見せていますが、前走オーストラリアンカップのように断然1番人気に支持されながらも行きっぷりが悪くて崩れるので、勝ち負けするには状態次第といったところでしょうか。
ある意味ギャンブル色の強い馬なので、穴人気するようでしたら嫌いたいですし、前走の敗退で大きく人気を落とすようでしたら軽めに抑えたい1頭です。
フルカウントフェリシア
- E.P.テイラーS (G1) 2024年
- カナディアンS (G2) 2024年
- スワニーリバーS (G3) 2023年
フルカウントフェリシアは元カナダの調教馬で今年からオーストラリアに移籍しています。
勝利した昨年のE.P.テイラーステークスではカナダで活躍している木村和士騎手が大逃げを打ち、最後まで粘って2着のモイラに3馬身半差の完勝でした。
その後も逃げの競馬を打ちましたが、近2戦はどちらも最後のコーナーで後続に捕らえられてそのまま沈んでいます。
このことから、逃げ切りはなかなか難しい感じがしますし、今回はプライドオブジェニやロイヤルパトロネージ、ディナイナレッジなど、前に行きそうな馬も多数いるので流れるかもしれません。
流れる中で最後まで粘れるかというと少し懐疑的な部分があるので、メンバー構成的に逃げ粘りは厳しそうです。
ブロードサイディング ※取消
- ローズヒルギニー (G1) 2025年
- ゴールデンローズステークス (G1) 2024年
- J.J.アトキンス (G1) 2024年
- オーストラリアシャンパンS (G1) 2024年
- ホバートヴィルステークス (G2) 2025年
- サイアーズプロデュースS (G2) 2024年
ブロードサイディングはG1競走を4勝している馬です。
これまで短距離からマイルで結果を残していましたが、昨年日本のプログノーシスが2着に入線したコックスプレートは初めての芝2,000m以上の挑戦でしたが3着に入線し、前走ローズヒルギニーも芝2,000mの舞台で勝利していることから、中距離の適性も高いです。
ただ、コックスプレートはメンバー最軽量の49.5キロでしたが勝ち馬ヴィアシスティーナとは大差でしたし、前走ローズヒルギニーも2着のアエリアナと僅差でした。
中距離では馬券を外していないものの、コックスプレートのように強い相手には完敗しているのも事実です。
陣営も距離が不安と漏らしているようですし、ここでどこまで台頭できるか、試金石の一戦となるでしょう。
ミドルアース
- アストンパークスS (G3) 2024年
ミドルアースはイギリス出身の調教馬で、昨年のアストンパークステークスを勝利しています。
イギリス時代は芝2,300m以上の舞台を中心に使われており、中~長距離実績に期待がかけられていました。
ただ、日本の菊花賞のモデルとなったイギリスセントレジャーでは9頭立ての7着だったので強い相手にどこまでやれるかというと難しいところです。
昨年7月に開催されたキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを最後、オーストラリアに移籍し、移籍緒戦の条件戦は勝利したものの、前走オーストラリアンカップは勝ち馬ライトインファントリーマンから1.2秒差離されての5着でした。
ライトインファントリーマンはクイーンエリザベスステークスに出走することから、ここでの勝ち負けは容易ではなさそうです。
タフな馬場もそこまでかみ合うか微妙ですし、2走前の条件戦も2着馬とは僅差なので、ここは少し物足りない可能性もありそうです。
ミリタライズ ※取消
- ゴールデンローズステークス (G1) 2023年
- オーストラリアシャンパンS (G1) 2023年
- イングリスサイアーズ (G1) 2023年
ミリタライズは短距離~マイルG1を3勝している馬で、若くして早々にビッグタイトルを複数手にしています。
ただ、2024年のドンカスターマイルを最後に、種牡馬入りしたものの、受胎率が非常に悪かったため、種牡馬から現役馬に逆戻りという措置が取られました。
併せて去勢も行い、本格的にターフに戻ってきましたが、一度引退した影響、もしくは長期休養明けも響いたのか、近3戦はいずれも10着に沈んでおり、かつての輝きはほとんど消え去ってしまいました。
今回は連闘での参戦となりますが、得意の短距離~マイルでも凡走が目立っている中で、実績皆無の中距離は厳しいものがあるでしょう。
ある意味悲運な馬ですが、ばけんよそうとしては消しの一択で考えたいです。
モイラ ※取消
- BCフィリー&メアターフ (G1) 2024年
- ヒヴァリーD.ステークス (G2) 2024年
- カナディアンステークス (G2) 2023年
モイラは元カナダの調教馬で、昨年アメリカで開催されたブリーダーズカップフィリー&メアターフを優勝しました。
昨年のブリーダーズカップフィリー&メアターフというと、日本で唯一出走登録していたアリスヴェリテが回避したため、JRAで発売されたにもかかわらず、海外馬しかいないことで一部話題となりました。
その中で、道中中団で身構えながら、後半で早めに押し上げ、直線でもしぶとく脚を伸ばして勝利し、悲願のG1初制覇を成し遂げています。
しかし、その後はオーストラリアに移籍されました。
前走のドンカスターマイルは移籍初戦のレースでしたが、初めてのオーストラリアの競馬や慣れないマイル、休み明け初戦が重なって14着に沈んでいます。
これまで中距離をメインに結果を残していたので、前走の大敗はそこまで気にしなくて良いでしょう。
ただ、今回は連闘の参戦となるため、状態面が気になるところです。
前走が明らかな叩きだったとしたら上積みもありそうですが、オーストラリアの実績もほとんどないため、現状、抑えるとしても相手までにとどめたいです。
ライトインファントリーマン
- オーストラリアンカップ (G1) 2025年
- ノーザリーステークス (G1) 2024年
- ホリスヒルステークス (G3) 2021年
前走のオーストラリアンカップを勝利したライトインファントリーマンはもともとイギリスの調教馬でした。
イギリス時代もG1の舞台で善戦していましたが、2023年の10月にオーストラリアに移籍しています。
移籍してからはしばらく調子を落としていましたが、4走前のノーザリーステークスでは2番手の位置で競馬を行いいつつ、直線では早めに仕掛けてそのまま押し切り、3年ぶりに重賞レースを勝利しました。
この勝利が皮切りになったのか、その後はパフォーマンスを引き上げ、前走オーストラリアンカップは初めての芝2,000mでしたが、得意の差しで優勝し、2つ目のG1タイトルを手にしています。
今回は勢いに乗った中での参戦となりますが、前走オーストラリアンカップでいきなり結果を残していることから距離は合ってそうです。
調子も引き上げているので、善戦にも期待できる1頭ではないでしょうか。
ロイヤルパトロネージ ※取消
- カンタベリーS (G1) 2025年
- ロイヤルロッジS (G2) 2021年
- トラムウェイS (G2) 2023年
- エイコムS (G3) 2021年
ロイヤルパトロネージは今年のカンタベリーステークスで自身初のG1タイトルを手にした馬です。
生産国はフランスで、欧州時代はイギリス2000ギニーやイギリスダービーにも出走していましたが、もともと短距離~マイルをメインに使っていたこともあって、のちに距離短縮しています。
その後、北米に移籍し、昨年オーストラリアに移籍し、世界を渡り歩いています。
オーストラリアに移籍してからも堅実に結果を残しており、前走ドンカスターマイルは勝ち馬ステフィマグネティカと差のない2着そのまえのジョージライダーステークスは4着でしたが、勝ち馬グリンゴッツとの差は0.1秒だったので着順以上に健闘しています。
近走安定していますし、いまが一番充実しているでしょう。
ただ、これまで短距離からマイルを中心に使っており、芝2,000以上はそこまで結果を残せていません。
昨年のコックスプレートにも出走しましたが、結果は7着でしたし、現状2,000mは長いようにも見えます。
力を付けているのは確かですが、距離不安を考慮してここは見送りたいところです。
以上になります。
クイーンエリザベスステークスの予想の参考にしてみてください!