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【菊花賞2025予想】本命におすすめしたい3頭+人気落ちで狙いたい穴馬2頭はこちら!

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菊花賞2025予想の最終買い目を更新しました!

菊花賞2025のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!

菊花賞2025の予想ポイント

  • 重賞馬がこのレースで勝ち切りやすい
  • 上がり勝負になりやすく、末脚に定評がある馬に注目したい
  • 近年は1人気より2~4人気馬の好走が目立つ
  • 人気落ちを評価する際は芝2,200mで勝利実績がある馬に注目したい
  • 2枠の好走率がもっとも高く、1枠【0-0-0-20】は全滅
  • 馬券の中心は前走神戸新聞杯&セントライト記念組
目次(読みたい項目をタップ)

菊花賞2025予想の最終買い目

菊花賞が開催される日曜日の京都競馬場周辺の天気は雨のち曇りでした。

前日土曜日は良馬場開催でしたが、16時ごろから雨が降り始め、日曜日は12時ごろまで降り続くようです。

前日土曜日の芝レースは時計が出ていますが、雨の影響もあって日曜日はさすがにタフになるのではないでしょうか。

どれだけ雨が降るか読みづらいですが、うましるでは曇りの稍重~重馬場、標準~タフ馬場を想定しながらレース予想をまとめました。

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◎本命 12 ゲルチュタール

ブリックスアンドモルタル
キラービューティ
母父ゼンノロブロイ
主な勝ち鞍日本海S(3勝クラス) 2025年
前走日本海S(3勝クラス) 1着

本命はゲルチュタールにします。

これまで7戦使って4勝している馬で、メンバー唯一3勝クラスのレースを勝利しました。

この3勝クラスは日本海ステークスで、スローでしたが先行しながら馬場の外目より早めに先頭に立ち、直線でもしぶとく粘って勝利しています。

内容を見ても最後までしぶとく粘ってスタミナ色の強い走りができました。

今回は久々の重賞ですが、青葉賞も勝ち馬エネルジコと差がないですし、日本海ステークス好走馬は昨年のヘデントールやその前のドゥレッツァのように、近年の菊花賞のトレンドです。

手にした勝利はすべて今回騎乗する坂井騎手と掴んでいますし、坂井騎手も過去にはメロディーレーンやリビアングラスで掲示板入りしているので相性は良いでしょう。

タフ馬場実績も2走前の三田特別のパフォーマンスで証明していますし、最後の一冠目指して奮闘してほしいです。

〇対抗  9 エネルジコ

ドゥラメンテ
エノラ
母父Noverre
主な勝ち鞍青葉賞(G2) 2025年
前走新潟記念(G3) 2着

対抗はエネルジコにします。

前々走の青葉賞の勝ち馬で、この青葉賞は開幕週の良馬場でしたが直前の雨で極端な高速馬場ではありませんでした。

その中で後方2番手から脚を溜めつつ、直線では外から長く脚を伸ばして勝利しています。

下したゲルチュタールやレッドバンデ、アマキヒにヤマニンブークリエはその後も堅実にキャリアを重ねてこの菊花賞に駒を進めていますが、強敵相手に勝ち切れました。

続く新潟記念もG3にしてはハイレベルでしたが勝ち馬シランケドと差のない2着に入線し、能力の高さを証明しています。

また、今回引き続きコンビを組むルメール騎手は過去10年の菊花賞で【4-2-1-2】、このうち近2年は連勝しているように非常に相性がいいです。

土日は雨が降るようなのでひとつ印を落としていますが、人馬ともに好走に期待できるでしょう。

▲単穴 11 マイユニバース

レイデオロ
チャーチクワイア
母父ネオユニヴァース
主な勝ち鞍九十九里特別(2勝クラス) 2025年
前走九十九里特別(2勝クラス) 1着

単穴はマイユニバースにします。

前走の九十九里特別は非常に強い競馬でしたが、これは鞍上横山典弘騎手の手腕も大きいです。

それでも、3走前のあずさ賞は不良馬場条件下でのちにラジオNIKKEI賞を制するエキサイトバイオを捉えて勝利しています。

その前のゆきやなぎ賞は2着でしたが、この夏に条件戦からオープン入りしたゲルチュタールと3/4馬身差でした。

この2戦はどちらも強い相手に善戦しているので非凡な能力を持っているでしょう。

テン乗り武豊騎手が菊花賞と相性がいいのもストロングポイントです。

前走内容や今年の武豊騎手のG1内容から、逃げに注目されていますが、控えても活躍しているので逃げにこだわらず、自身の競馬に集中してほしいです。

△連下  7 ショウヘイ

サートゥルナーリア
オーロトラジェ
母父オルフェーヴル
主な勝ち鞍京都新聞杯(G2) 2025年
前走神戸新聞杯(G2) 2着

ショウヘイは連下にします。

今年の日本ダービーで3着入りした馬ですが、このダービーはデータと相性のいい1枠から自身の競馬に持ち込めたのも大きく、枠の恩恵もありました。

個人的にはその前の京都新聞杯が稍重条件下で終い4Fからペースを引き上げて押し切っており、こちらのレース内容のほうがスタミナを活かした走りで菊花賞と合いそうです。

前走戦の神戸新聞杯は直線だけの勝負でしたが、決して好展開でない中で2着は悪くないでしょう。

ただ、この3戦はいずれも騎手の乗り替わりでした。

今回もテン乗り岩田望来騎手が騎乗しますが、近3戦の騎手が今回別の馬に騎乗するのは他の馬のほうが勝ち切れる自信があるからでしょう。

近3戦を見る限り菊花賞とも合いそうですが、この3戦の騎手の判断を考慮してここは相手にしてみます。

△連下  6 ミラージュナイト

バゴ
ラキシス
母父ディープインパクト
主な勝ち鞍札幌日刊S杯(2勝クラス) 2025年
前走札幌日刊S杯(2勝クラス) 1着

ミラージュナイトは連下にします。

近2戦は夏の札幌で結果を残した馬で、特に前走札幌日刊スポーツ杯は開催後期で時計がかかる稍重の札幌で勝利しました。

レース内容を見ても、残り4Fあたりで各馬の外目から進出し、最後も脚色を維持しながら押し切っており、スタミナのある走りを見せています。

日曜日の京都競馬場は雨の影響を受けそうですし、時計がかかれば再びチャンスはあるのではないでしょうか。

△連下  8 レクスノヴァス

キタサンブラック
ウルティマミューズ
母父キングカメハメハ
主な勝ち鞍阿寒湖特別(2勝クラス) 2025年
前走阿寒湖特別(2勝クラス) 1着

レクスノヴァスも抑えます。

こちらも先に取り上げたミラージュナイトと同じく、日曜日の京都の馬場を考慮して印を打った1頭です。

前走の阿寒湖特別は稍重の札幌芝2,600mの舞台でしたが、3番手の位置で競馬しながら直線では素早く脚を伸ばして押し切りました。

条件戦上がりの馬ですがこの2戦はどちらも長距離レースを使っているように、菊花賞を意識したプランが組まれています。

良馬場実績はそこまでありませんが、当日の雨を信じて印を打ちました。

もしも当日が乾いた良馬場なら消してください。

単勝

12 ゲルチュタール

馬連流し

軸馬:12
相手:6、7、8、9、11

三連複フォーメーション

1頭目:12
2頭目:6、7、8、9、11
3頭目:6、7、8、9、11

菊花賞2025の有力馬3頭

今年最後のクラシックレースである菊花賞が今週末に開催されます。

もっとも強い馬が勝つといわれるレースで最後の一冠を手にするのはどの馬でしょうか?!

今年の出走登録馬の中から実績上位の有力馬を3頭紹介します。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

エリキング

主な勝ち鞍
  • 神戸新聞杯      (G2) 2025年
  • ラジオNIKKEI賞 (G3) 2024年

前走の神戸新聞杯で始動戦を制したエリキングが人気を集めそうです。

2歳のころは無傷の3連勝で京都2歳ステークスを勝利しましたが、その後骨折が判明し、12月のG1の出走は叶いませんでした。

幸い早期に復帰しましたが、始動戦の皐月賞は怪我明けも影響したのか11着でしたが、この馬らしい末脚は発揮していました。

続く日本ダービーは一回使って良化したのか、馬場の外から大外一気で5着に浮上し、素質の高さを発揮しています。

前走の神戸新聞杯はスタートを決めたものの大外10番からの発走で中団となりました。

逃げたボンドロアが超スローに落としましたが、4コーナー辺りで大外から仕掛け、最後は上がり32秒3の末脚で先に抜け出したショウヘイを捉えて優勝しています。

スローからの決め手勝負でしたが、日本ダービーで見せた末脚は健在でしたし、エリキングらしい走りを再確認できました。

今回は最後の一冠を狙いますが、末脚に定評がある馬なのでペースが落ち着き、終いを活かせるようでしたらチャンスはありそうです。

川田騎手は菊花賞と相性が良くありませんが、エリキングはこの距離でも対応できそうなので、自慢の末脚を淀の舞台で引き出してほしいです。

★評価点
・末脚に定評がある馬
・骨折から完全に復活
・京都は2戦2勝している舞台
・データと相性のいい重賞馬&前走神戸新聞杯組

▼課題
・川田騎手は過去10年で【0-0-1-6】

エネルジコ

主な勝ち鞍
  • 青葉賞 (G2) 2025年

今年の青葉賞を勝利し、前走の新潟記念でも古馬相手に強い2着入線したエネルジコも菊花賞に出走します。

新馬戦とセントポーリア賞はスローからの上がり勝負で勝利し、青葉賞は開幕とはいえ直前の雨の影響でいつもの超高速馬場ではない中、後方2番手から脚を溜め、直線で外目に持ち出して終いの脚を活かして勝利しています。

タフ馬場適性は未知数でしたし芝2,000m以上の舞台もこの時点で未経験でしたが、上がり最速の末脚でのちに条件戦を強い競馬で勝利したゲルチュタールやレッドバンデ、アマヒキに勝ち切れたのは評価したいです。

前走の新潟記念は初めての古馬混合重賞でした。

道中出負けして後ろからの競馬となりましたが、向こう正面の時点で早めに押し上げて3コーナーの時点で4~5番手の位置を付け、直線では外に持ち出しながら脚を伸ばして最後はシランケドと差のない2着でした。

出負けしながらも早めに前を付けつつ、最後まで脚を引き出していましたし、今年の新潟記念は勝ち馬シランケドだけではなく、ブレイディヴェーグやコスモフリーゲン、のちに京都大賞典を制したディープモンスターなどG2を彷彿させるほどの好メンバー相手に善戦できたのは良いでしょう。

早めに動きながら最後まで脚を活かせていることから、スタミナもありそうですし菊花賞の舞台と合いそうです。

また、前走に引き続きコンビを組むルメール騎手は過去10年の菊花賞で【4-2-1-2】と相性が非常にいいのも良いでしょう。

馬も騎手も好走に期待できそうなので、枠や状態にもよりますが現状重い印を考えています。

★評価点
・末脚勝負が得意な馬
・青葉賞や新潟記念は強敵相手に善戦
・鞍上のルメール騎手が菊花賞で非常に強い【4-2-1-2】
・データと相性のいい重賞馬

▼課題
・前走新潟記念組は過去10年で4頭すべて敗れている

ショウヘイ

主な勝ち鞍
  • 京都新聞杯 (G2) 2025年

今年の京都新聞杯を勝利し、日本ダービーでも3着入線したショウヘイも参戦します。

先行競馬を得意としている馬で、京都新聞杯は稍重でタフな条件でしたが2番手の位置を付けながら、終い4Fあたりで動いてそのまま押し切り、スタミナの高さを証明しています。

続く日本ダービーはデータと相性のいい内枠を引けたのも大きいですが、ロスなく3番手位の位置を付け、直線でも馬場の良い外目からしぶとく脚を伸ばして3着入りしています。

京都新聞杯のころからスタミナの高さは証明していましたが、世代最強馬を決めるダービーにおいても得意の競馬で好走しているように、距離の長い舞台であれば強敵相手にもかけず劣らずの競馬ができていました。

前走の神戸新聞杯はエリキングに差されましたが、安定したゲートで3番手の位置を付けつつ、最後も残り1Fで伸びての2着は悪くないです。

叩きの一戦としては悪くないですし、京都新聞杯のレース内容を見てもスタミナは豊富なので、芝3,000mも対応できるのではないでしょうか。

★評価点
・京都新聞杯でスタミナの高さを活かした
・京都コースと相性がいい【3-0-0-1】
・先行からの粘りが得意
・データと相性のいい重賞馬&前走神戸新聞杯組

▼課題
・過去に騎乗していたルメール騎手や川田騎手は別の有力馬を選択した

菊花賞2025の穴馬2頭

菊花賞は6番人気以下の馬も相手に絡むことが多いため、穴馬探しも面白いです。

今年の出走登録馬の中から配当妙味に期待できそうな穴馬を2頭紹介します。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

アマヒキ

主な勝ち鞍
  • 阿賀野川特別 (2勝クラス) 2025年

三冠牝馬アパパネの仔であるアマヒキが穴馬として面白そうです。

春の段階では条件戦こそ結果を残していたものの、収得賞金が足りずにクラシックの出走は叶いませんでした。

ところが、前走新潟で開催された阿賀野川特別は久々のレースで馬体重を12キロ増やしていましたが、道中中団よりも後ろの位置で仕掛けどころを伺い、残り600mあたりから外目より脚を伸ばし、直線では大外からじりじり脚を伸ばして勝利しました。

メンバー唯一の3歳馬ということで他の馬より3キロ軽い条件でしたが、最後の直線ではアマヒキらしい末脚を活かして勝ち切り、無事に収得賞金を加算しています。

今回は菊花賞への出走が叶いましたが、ポポカテペトルやユーキャンスマイルの例を見ても分かるように、前走阿賀野川特別組は【0-0-2-0】と相性がいいです。

この2頭はどちらも10番人気以下でしたが好走しているように、データ面でワンチャンスあるでしょう。

現時点ではアマヒキもそこまで人気しないと思うので、穴馬候補として面白そうです。

★評価点
・母が三冠牝馬のアパパネ
・前走阿賀野川特別はスムーズな競馬で最後まで脚を活かした
・前走阿賀野川特別組は【0-0-2-0】

▼課題
・重賞では馬券に絡めていない

マイユニバース

主な勝ち鞍
  • 九十九里特別 (2勝クラス) 2025年

前走の九十九里特別で圧巻の大逃げを決めたマイユニバースも面白そうです。

もともと先行や差しなど、脚質自在の馬でしたが、前走の九十九里特別は最内からスタートを決めると早めに押し上げて大逃げを打ち、2週目の向こう正面入りの段階では2番手以降に20馬身近く差を付けて独走していました。

2週目の3コーナー、残り600mあたりで後続が詰め寄りましたが、直線に入ると再び後続を突き放して2着馬に7馬身差の圧勝でした。

横山典弘騎手らしい緩急をつけた走りで後続を欺き、非常に強い勝ちっぷりが印象深いです。

今回は収得賞金を加算し、無事に菊花賞に向かいます。

今回は武豊騎手がテン乗り騎乗しますが、武豊騎手は過去10年の菊花賞で【1-0-3-5】、昨年のアドマイヤテラや2018年のユーキャンスマイルのように穴馬でも上位に持ってきています。

前走内容を見ると横山典弘のほうが良さそうですが、武豊騎手も菊花賞と相性がいいですし、名手の走りでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみです。

★評価点
・前走が非常に強い競馬
・折り合いも得意
・脚質問わず健闘
・武豊騎手と菊花賞の相性が良い【1-0-3-5】

▼課題
・前走芝2,500m組は過去10年ですべて全敗

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ここからは菊花賞の過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!

菊花賞2025の概要

菊花賞は10月下旬に京都競馬場で開催される3歳馬限定の長距離G1です。

イギリスの長距離レース【セントレジャー】を模範している本競走の最大の特徴は、芝3,000mのコース設計にあるでしょう。

出走するすべての馬には芝3,000mを走破するだけのスタミナが求められますが、そもそも、中央競馬で開催される芝3,000m以上のレースは数えるほどしかなく、この時期の3歳馬が出走できる3,000m以上のレースはありません。

3歳馬にとっては全く経験したことがない距離を走ることになるため非常に過酷で、これは競走馬だけではなく、騎手や管理する調教師にとっても難題です。

実績のある馬でも、芝3,000mの距離を克服できなければ崩れることも珍しくないため、陣営の中には菊花賞を回避し、翌週芝2,000mで開催される天皇賞(秋)を選択するケースもしばしば見受けられます。

今年も、皐月賞や日本ダービーで好走したミュージアムマイルやマスカレードボールが距離不安を考慮して菊花賞を回避し、天皇賞(秋)を選択しました。

ダービー馬のクロワデュノールは凱旋門遠征したため菊花賞には間に合わないことから、今年は例年よりも寂しいメンバー構成となりました。

それでも、ステップレースの神戸新聞杯で馬券に絡んだ3頭は引き続き参戦しますし、同じくステップレースのセントライト記念からは勝ち馬ミュージアムマイルこそ不在ですが、2~3着に入線したヤマニンブークリエとレッドバンデは参戦します。

別路組からも新潟記念で古馬相手に善戦したエネルジコや条件戦を勝ち上がったゲルチュタールやアマヒキなどが参戦し、例年通り春のクラシック組と夏の上がり馬の激突が見られそうです。

京都競馬場で開催される最後のクラシックレース。

最後の一冠を制するのは果たしてどの馬でしょうか?!

うましるでは阪神競馬で開催された2021~2022年度も含めた過去10年の菊花賞のデータをまとめています。

【過去5年】菊花賞 2020~2024|JRA公式

菊花賞2025の開催内容

開催日10月26日(土曜) 15:40発走
開催競馬場京都競馬場 11R
格付けG1
コース芝3,000m
性齢3歳
斤量馬齢
1着賞金2億円

菊花賞2025が開催される京都の芝3,000mの特徴

京都競馬場 芝3000mのコースで特徴を解説
スタート地点向こう正面真ん中やや右
コース右回りの外回りコース
Aコース使用
1周の距離1,894.3m
直線距離403.7m
高低差4.3m
フルゲート18頭
平均タイム
(過去5年)
3:06.4
コースレコード3:01.0
(2014年 菊花賞【G1】トーホウジャッカル)
京都芝3,000mで開催された2015~2020年と2023・2024年の菊花賞のタイム
平均タイム
(過去8年)
3:08.3
レコードタイム3:01.0
(2014年 トーホウジャッカル)
阪神芝3,000mで開催された2021~2022年の菊花賞のタイム
平均タイム
(過去2年)
3:05.5
レコードタイム3:02.4
(2022年 アスクビクターモア)

京都の芝3,000mのスタート地点は向こう正面真ん中あたりで、スタートから最初のコーナーまでは約250mです。

3コーナーにある頂上目指して各馬は上り坂を駆け上がりますが、最初のコーナーまでが短いためできるだけラチ沿いを確保したいです。

3コーナーに坂のてっぺんがあり、そこからスタンドに向けて下り傾斜となりますが、京都の芝3,000mは京都競馬場を1周半回るコースなので各馬はペースを抑えながらスタンド前を通過します。

レースが動き出すのは2周目の向こう正面あたり、ちょうどスタートゲートがあったあたりです。

この時点で残りの距離は1,200mほどですが、この辺り隊列問わず早めに動く馬もちらほら現れます。

そのため、上り傾斜ながらも徐々にペースアップしやすいです。

そして3コーナーの坂のてっぺんを過ぎると再び急な下り傾斜になります。

この辺りに来るとほぼすべての馬が下りの慣性を活かしてラストスパートを仕掛け、そのまま本線に入ります。

最後の直線は約404mでほとんど平らなのでスピードを存分に活かすことができますよ。

京都の芝3,000mは伝統ある長距離コースです。

当然のことながら、スタミナが問われやすいレースとなっており、生半可な体力じゃ通用しません。

そのため、スタミナに長けた馬が有利といいたいところですが…。

近年は中距離馬が勝てるよう戦略を立てる陣営も増えてきました。

例えば、2018年の菊花賞は超がつくほどのスロー展開からのヨーイドンの競馬でスタミナよりも瞬発力に長けた馬が好走しています。

当日の馬場やペースを握る馬によって、スタミナが求められるか、それともスピードが求められるか変わるため、枠順なども吟味したうえで展開を予想するのが大事です。

また、長距離レースは騎手の力量も重要で、いかにペース配分をコントロールできるかが勝つためのポイントとなります。

そのため、長距離で結果を残している騎手にも注目したいです。

京都の芝3,000mはここをチェック!

  • 年間2レースしか行われない
  • スタミナが求められるコース
  • 2周目の3コーナーから一気にペースが上がる
  • 騎手の力量も試されやすい

菊花賞2025の出走馬

【参考レース】2025年 菊花賞|JRA公式
馬番馬名性齢斤量騎手
1コーチェラバレー牡357.0西村淳也
2アマキヒ牡357.0戸崎圭太
3ライトトラック牡357.0和田竜二
4ヤマニンブークリエ牡357.0横山典弘
5ジョバンニ牡357.0松山弘平
6ミラージュナイト牡357.0藤岡佑介
7ショウヘイ牡357.0岩田望来
8レクスノヴァス牡357.0横山和生
9エネルジコ牡357.0C.ルメール
10ジーティーアダマン牡357.0北村友一
11マイユニバース牡357.0武豊
12ゲルチュタール牡357.0坂井瑠星
13アロンディ牡357.0団野大成
14エキサイトバイオ牡357.0荻野極
15エリキング牡357.0川田将雅
16ラーシャローム牡357.0岩田康誠
17レイヤードレッド牡357.0嶋田純次
18レッドバンデ牡357.0佐々木大輔

菊花賞の過去10年のデータと傾向


馬場
着順馬番馬名人気前走前走着順
2024
113アーバンシック2セントライト記念(G2)1
216ヘデントール4日本海ステークス(3勝)1
317アドマイヤテラ7茶臼山高原特別(2勝)1
2023
117ドゥレッツァ4日本海ステークス(3勝)1
27タスティエーラ2日本ダービー(G1)1
314ソールオリエンス1セントライト記念(G2)2
2022
114アスクビクターモア2セントライト記念(G2)2
24ボルトグフージュ7神戸新聞杯(G2)3
317ジャスティンパレス4神戸新聞杯(G2)1
2021
13タイトルホルダー4セントライト記念(G2)13
218オーソクレース3セントライト記念(G2)3
311ディヴァインラヴ6木曽川特別(2勝)1
2020
13コントレイル1神戸新聞杯(G2)1
29アリストテレス4小牧特別(2勝)1
310サトノフラッグ5セントライト記念(G2)2
2019
15ワールドプレミア3神戸新聞杯(G2)3
214サトノルークス8セントライト記念(G2)2
313ヴェロックス1神戸新聞杯(G2)2
2018
112フィエールマン7ラジオNIKKEI賞(G3)2
29エタリオウ2神戸新聞杯(G2)2
37ユーキャンスマイル10阿賀野川特別(1,000万)1
2017
不良
113キセキ1神戸新聞杯(G2)2
24クリンチャー10セントライト記念(G2)9
314ポポカテペトル13阿賀野川特別(1,000万)1
2016
13サトノダイヤモンド1神戸新聞杯(G2)1
211レインボーライン9札幌記念(G2)3
313エアスピネル6神戸新聞杯(G2)5
2015
14キタサンブラック5セントライト記念(G2)1
211リアルスティール2神戸新聞杯(G2)2
317リアファル1神戸新聞杯(G2)1
※2021~2022年は阪神芝3,000mで開催

【重賞実績】重賞勝ち馬が7勝している

年度勝ち馬主な重賞勝ち鞍
2024アーバンシックセントライト記念
2023ドゥレッツァ出走無し
2022アスクビクターモア弥生賞ディープインパクト記念
2021タイトルホルダー弥生賞ディープインパクト記念
2020コントレイル日本ダービー
2019ワールドプレミアなし
2018フィエールマンラジオNIKKEI賞
2017キセキなし
2016サトノダイヤモンド神戸新聞杯
2015キタサンブラックセントライト記念

過去10年の菊花賞の勝ち馬7頭が重賞馬でした。

菊花賞は最後の一冠を争うレースですが、「もっとも強い馬が勝つ」という格言があるように、これまでに重賞の舞台で強敵相手に勝ち切っている馬が優勝するケースが目立ちます。

馬券予想の際は重賞勝ち鞍の有無にも注目したいです。

今年の出走馬の中で重賞馬は4頭いました。(かっこは主な重賞勝ち鞍)

・エキサイトバイオ(ラジオNIKKEI賞【G3】)
・エネルジコ(青葉賞【G3】)
・エリキング(神戸新聞杯【G2】)
・ショウヘイ(京都新聞杯【G2】)

【上がり】決め手が問われやすい

上がり3F成績単勝率連対率複勝率
1位【5-4-1-6】31.3%56.3%62.5%
2位【1-3-2-3】11.1%44.4%66.7%
3位【2-1-2-6】18.2%27.3%45.5%
4~5位【1-2-3-11】5.9%17.6%35.3%
6位以下【1-0-2-123】0.8%0.8%2.4%

過去10年の菊花賞の好走馬の上がりを見てみると、馬券に絡んだ16頭が上がり1~2位の末脚で好走していました。

もう少し内訳を見てみると、上がり最速馬は勝率30%、連対率50%、複勝率は60%を超えています。

上がり2位の馬は1頭しか勝利がありませんが、相手候補としては有力で、複勝率は67%と高水準です。

菊花賞というと距離が長い舞台なのでスタミナ勝負になりやすいように見えますが、フィエールマンが勝利した年のようにスローからの決め手勝負になるケースも見られます。

近年は高速馬場の影響もあって上がりが問われやすいことから、末脚に定評がある馬に注目したいです。

菊花賞の過去10年の人気別成績

人気成績単勝率連対率複勝率
1番人気【3-0-3-4】30.0%30.0%60.0%
2番人気【2-3-0-5】20.0%50.0%50.0%
3番人気【1-1-0-8】10.0%20.0%20.0%
4番人気【2-2-1-5】20.0%40.0%50.0%
5番人気【1-0-1-8】10.0%10.0%20.0%
6~9番人気【1-3-3-33】2.5%10.0%17.5%
10番人気以下【0-1-2-86】0.0%1.1%3.4%

1番人気は数字以上に苦戦気味

過去10年の菊花賞で1番人気は【3-0-3-4】でした。

勝率30%、複勝率60%は悪くありません。

ただ、好走の多くはコントレイルが制した2020年以前に集中しており、2021年以降の4開催に限れば【0-0-1-3】で馬券に絡んだのは2023年のソールオリエンスだけでした。

着外の3頭は馬券内どころか掲示板からも漏れているので、近年の1番人気は数値以上に苦戦が強いられています。

1番人気より勢いがある2~4番人気

過去10年の菊花賞で2番人気は【2-3-0-5】でした。

勝率20%、複勝率は50%なので1番人気よりも数値は低いです。

ただ、直近3開催に限れば2番人気はすべて連対していました。

1番人気の着外が近年目立っていることを考えると、1番人気期よりも2番人気の方が勢いはあります。

さらに、4番人気は過去10年で【2-2-1-5】、勝率や複勝率は2番人気と同じですが、好走した5頭は全て直近5開催のものでした。

4番人気は2番人気以上に勢いがあるので、該当馬は抑えてみても良さそうです。

人気落ちの馬は芝2,200mの勝利実績がある馬に注目したい

年度着順馬名芝2,200m実績
20243アドマイヤテラ【1-0-0-1】
20222ボルドグフーシュ【1-0-2-0】
20213ディヴァインラヴ【1-0-0-1】
20192サトノルークス【1-1-0-0】
20181フィエールマン【0-0-0-0】
3ユーキャンスマイル【2-0-0-1】
20172クリンチャー【1-0-0-1】
3ポポカテペトル【1-0-0-1】
20162レインボーライン【0-0-0-0】
3エアスピネル【0-0-0-0】

過去10年の菊花賞で6番人気以下の馬の通算成績は【1-4-5-119】でした。

複勝率8%弱と決して高い数値ではありませんが、これまで10頭が馬券に絡んでいました。

好走した10頭の傾向を見てみると、馬券に絡んだ7頭がこれまでに芝2,200mのレースで勝利実績がありました。

残りの3頭は芝2,200mの出走自体がなかったので、人気落ちを評価する際は芝2,200mの実績に注目したいです。

今年の出走馬の中で芝2,200mの勝ち鞍がある馬は7頭いました。

・アマヒキ
・アロンディ
・ゲルチュタール
・ショウヘイ
・ジーティーアダマン
・マイユニバース
・レッドバンデ

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菊花賞の過去10年の枠番別成績

枠番成績単勝率連対率複勝率
1枠【0-0-0-20】0.0%0.0%0.0%
2枠【4-2-0-14】20.0%30.0%30.0%
3枠【1-0-0-19】5.0%5.0%5.0%
4枠【0-1-1-18】0.0%5.0%10.0%
5枠【0-2-1-17】0.0%10.0%15.0%
6枠【1-2-1-16】5.0%15.0%20.0%
7枠【3-1-4-21】10.3%13.8%27.6%
8枠【1-2-3-24】3.3%10.0%20.0%

2枠が当たり枠

過去10年の菊花賞の好走馬を枠順別に見てみると、もっとも好走率が高かったのは2枠でした。

2枠はこれまでに4頭の勝ち馬が出ており、勝率・連対率・複勝率も全枠順でもっとも高いです。

菊花賞における2枠は当たり枠といえるでしょう。

今年の菊花賞で枠を引いた馬はライトトラックヤマニンブークリエです。

1枠は大苦戦

過去10年の菊花賞で1枠からはこれまで20頭が出走しましたが、全頭着外に沈んでいました。

そこまで人気の高い馬が枠に入ることはありませんでしたが、それでもガイアフォースやニシノデイジー、カフジプリンスにサトノラーゼンといった上位人気馬も1枠から発走していたものの、すべて着外に沈んでいます。

隣の2枠の好走が目立っている反面、1枠は全頭着外に沈んでいるので、菊花賞における1枠は死に枠です。

今年の菊花賞で1枠に入った馬はコーチェラバレーアマキヒです。

菊花賞の過去10年の前走レース別成績

前走レース成績単勝率連対率複勝率
神戸新聞杯(G2)【4-3-4-52】6.3%11.1%17.5%
セントライト記念(G2)【4-3-2-35】9.1%15.9%20.5%
ラジオNIKKEI賞(G3)【1-0-0-2】33.3%33.3%33.3%
新潟記念(G3)【0-0-0-4】0.0%0.0%0.0%
3勝クラス【1-1-0-6】12.5%25.0%25.0%
2勝クラス【0-1-4-35】0.0%2.5%12.5%
1勝クラス【0-0-0-5】0.0%0.0%0.0%

馬券の大半を前走トライアル組が占める

過去10年の上位勢を見てみると、毎年1頭以上前走トライアル組(神戸新聞杯&セントライト記念組)が馬券に絡んでいました。

近年は外厩の整備に伴い、トライアルレースの役割が以前より薄らいでいますが、菊花賞においてはトライアル競走から挑む馬が活躍傾向にあるため、該当馬は評価したいです。

なお、神戸新聞杯組とセントライト記念組の好走の割合を見てみると、前者が11頭、後者が9頭馬券に絡んでいます。

好走数だけ見たら神戸新聞杯組が優秀ですが、好走率はセントライト記念組が勝っていました。

菊花賞はもともと神戸新聞杯組が圧倒していましたが、近2開催で神戸新聞杯組はすべて着外に敗れていることから、今年は好走率が逆転していました。

それでも、どちらも極端に大きな差はないのでトライアル組であればどちらも評価する価値はあるでしょう。

今年の出走登録馬の中で前走が神戸新聞杯だった馬は4頭、セントライト記念だった馬は3頭いました。(かっこは前走着順)

前走神戸新聞杯
・エリキング(1着)
・ショウヘイ(2着)
・ジョバンニ(3着)
・ライトトラック(5着)


前走セントライト記念
・ヤマニンブークリエ(2着)
・レッドバンデ(3着)
・ジーティーアダマン(11着)

前走G3組の好走は乏しい

過去10年の菊花賞で前走がG3だった馬の通算成績は【1-0-0-9】でした。

内訳を見てみると、前走ラジオNIKKEI賞は【1-0-0-2】、新潟記念組は【0-0-0-4】でした。

菊花賞は神戸新聞杯もしくはセントライト記念から挑む馬が中心なので、前走G3組は数が多くありません。

その中でも好走しているのはラジオNIKKEI賞をステップに挑んだ2018年のフィエールマンでした。

今年はエキサイトバイオが前走ラジオNIKKEI賞から、エネルジコが前走新潟記念でしたが、フィエールマンの例を評価するならエキサイトバイオは評価できそうです。

エネルジコは過去のデータを見る限り、相性の悪い前走新潟記念組と言わざるを得ません。

クラス戦から挑む馬は全て前走芝2,200mのレースを勝利している

過去10年の菊花賞で前走クラス戦だった馬の通算成績は【1-2-4-46】です。

7頭が馬券に絡んでいますが、好走した7頭はいずれも前走が2~3勝クラスの芝2,200mで勝利していました。

それ以外の距離はすべて全滅しており、菊花賞と距離が近い芝2,500m組は5頭全滅、芝2,600mから挑んだ馬も【0-0-0-9】で総崩れでした。

前走芝2,200m組も2着以下はすべて着外に沈んでいるので、クラス戦組を評価する際は血距離と着順に注目したいです。

今年の出走馬の中で、前走が2~3勝クラスの芝2,200mで勝利している馬は2頭いました。

・アマヒキ
(前走阿賀野川特別【2勝クラス】)

・ゲルチュタール
(前走日本海ステークス【3勝クラス】)

菊花賞の過去10年の前走着順別成績

前走着順成績単勝率連対率複勝率
1着【5-3-6-49】7.9%12.7%22.2%
2着【3-3-3-14】13.0%26.1%39.1%
3着【1-3-0-16】5.0%20.0%20.0%
4着以下【1-1-1-70】1.4%2.7%4.1%

前走着外組の好走率は乏しい

過去10年の菊花賞で前走4着以下の馬の通算成績は【1-1-1-70】でした。

これまで73頭が出走していましたが馬券に絡んだ馬は3頭しかおらず、複勝率4%と低水準です。

菊花賞は未知なる芝3,000mが舞台のレースですが、前走4着以下の好走率は非常に低いため、前走着順を見ながら取捨選択するのも良いでしょう。

今年の出走馬の中で前走4着以下だった馬は2頭いました。

・ジーティーアダマン
(前走セントライト記念【G2】/11着)

・ライトトラック

(前走神戸新聞杯【G2】/5着)

菊花賞2025全頭考察

今年の菊花賞はフルゲート18頭に対して20頭の登録が確認できました。

ここからは冒頭で紹介しきれなかった残りの出走登録馬について解説します。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

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アロンディ

主な勝ち鞍
  • 3歳以上1勝クラス 2025年

アロンディはデビュー8戦目にしてようやく未勝利戦を勝利すると、続く1勝クラス戦も末脚を伸ばして連勝しました。

なかなか勝ち星に届きませんでしたが、2~3着入線率は高く、未勝利戦の勝ち馬を見てみると、ファウストラーゼンやマイユニバース、リンクスティップなど相手も強力な馬が揃っていました。

前走阪神芝2,200mで開催された1勝クラス戦は3枠6番から発走し、無理に先行せずに馬場に包まれながら馬場の内目10番手くらいで脚を溜め、残り600mの位置から促し、直線では他馬とラチの狭い箇所を突き、ラチに接触しそうになりながらも脚を伸ばして勝ち切りました。

前が壁になっていたら詰んでいたと思いますが、わずかな隙をついて脚を伸ばしたのはモレイラ騎手の勝負強さとアロンディの精神的な強さの表れでしょうし、終いの伸びも良かったです。

今回は菊花賞へ登録しましたが、前走はメンタル面の強さが確認できたので、タイトな長距離戦でも勝負強さを発揮できそうです。

ただ、1勝クラスから挑む馬はこれまで5頭すべてが着外ですし、ハービンジャー産駒も過去10年で10頭全滅でした。

さらには抽選対象馬なので運がなければ出走すらできません。

課題も少なからずありますが、前走のように厳しい展開になりながらも抜け出せる力はこの馬の実力なので、距離が持てば多頭数でも力を引き出せるかもしれません。

★評価点
・前走1勝クラスが狭い箇所から突き抜けた
・馬群の中でも出し切れる
・芝2,200mの勝ち馬は穴馬として台頭しやすい

▼課題
・抽選対象馬
・ハービンジャー産駒は過去10年で10頭出走し、すべて着外
・モレイラ騎手から団野騎手への乗り替わり
・前走1勝クラス組は過去10年ですべて着外

エキサイトバイオ

主な勝ち鞍
  • ラジオNIKKEI賞 (G3) 2025年

前走のラジオNIKKEI賞を勝利したエキサイトバイオがぶっつけで菊花賞に参戦します。

これまで未勝利戦の勝利しかありませんでしたが、ラジオNIKKEI賞は53キロの恩恵も受け、中団から差し脚を伸ばして先に抜けだしたセンツブラッドを捉えて勝利しました。

見事な差し切り勝ちでしたが、ラジオNIKKEI賞は3歳重賞の中では唯一ハンデ戦に指定されているレースで、エキサイトバイオは53キロの恩恵がありました。

また、過去10年で好走率の高い1枠を引けているのも追い風で、2着のセンツブラッドが56キロだったことを考えると枠や斤量に恵まれた印象があります。

ただ、その前のあずさ賞は不良馬場の京都芝2,000mで2着でした。

3枠3番からスタートを決めて2~3番手の位置を確保し、3コーナーで外の各馬に抜かされましたが最後の直線ではインから脚を伸ばして先頭に立ち、粘りの競馬で2着です。

この時の勝ち馬マイユニバースは今回の菊花賞にも出走しており、しかも前走九十九里特別で強い競馬で勝った馬でした。

上位3頭は接戦でしたが、4着以下は突き放していることからもタフな舞台で健闘できたのは良いでしょう。

血統的にも母アニメイトバイオは現役時代にオークスや秋華賞で好走していますし、素質もありそうです。

個人的にはラジオNIKKEI賞よりもあずさ賞のほうが強い競馬だと思いますし、タフな舞台の実績が距離の長い菊花賞の舞台でかみ合うようでしたら一発あるかもしれないです。

★評価点
・先行~差しが得意
・あずさ賞は不良馬場でマイユニバースと僅差の2着
・データと相性のいい重賞馬

▼課題
・久々のレース
・芝2,200m以上は未経験

エコロディノス ※除外

主な勝ち鞍
  • 3歳以上1勝クラス 2025年

エコロディノスは前々走の1勝クラスを完勝した馬です。

勝利した1勝クラスは2か月半ぶりのレースで馬体重+18キロでしたが、初めて逃げの手を打ち、3~4コーナーで他馬が詰めてきましたが、直線では引き続き振り切りに入り、最後は2着馬に6馬身差の楽勝でした。

稍重条件下でタフな舞台でしたが、それでも後続を再度突き放して勝ち切っているように、力のある走りを見せています。

もっとも、終いは3F11秒9-2F11秒3-1F12秒0なので使える脚はそこまでなさそうでした。

前走の能勢特別は初めての古馬戦で、先行しましたがここは3着まででした。

単勝1.1倍の圧倒的支持を受けて道中3番手の位置を付けましたが、超スローから早めにペースアップしたことが影響したのか、外から仕掛けたものの逃げたアレナリアには届かず、後ろから差し脚を伸ばしたカリーニョにも差されてしまいました。

ここは超スローに落としたアレナリアの逃げが決まった一戦でしたが、逃げたアレナリアのみならず、後ろからカリーニョに差されているのも気になるところで、使える脚は長くなかったです。

今回は菊花賞に登録していますが、勝ち鞍は1勝クラスのものしかないので現時点で抽選候補です。

ただ、近2戦はどちらも使える脚が限られていることから、長距離で出し切れるほどスタミナは無いように感じます。

仮に出走が叶ったとしてもここは様子を見たい1頭です。

★評価点
・前目競馬が得意

▼課題
・抽選対象馬
・使える脚が限定的
・芝2,200m以上は未経験

キングスコール ※除外

主な勝ち鞍
  • 3歳以上1勝クラス 2025年

新馬戦で強い勝ち方を見せたキングスコールが最後の一冠に挑みます。

新馬戦はレコードタイムで勝利し、のちに阪神JFで3着入りするテリオスララ相手に3馬身差の完勝でした。

ただ、その後は骨折のため2歳戦が流れ、復帰戦となったスプリングステークスは3着入線したものの、続く皐月賞と京都新聞杯は着外でした。

それでも条件戦は堅実な走りを見せ、2走前の新馬戦と同じ札幌芝1,800mで開催された1勝クラス戦は逃げの競馬で2着のマイネルフーガに5馬身差でした。

ただ、前走京都芝2,000mで開催された2勝クラス戦は重馬場も影響したのか、8着に敗れました。

スタートを決めて6番手くらいの位置で脚を溜めつつ、3コーナー辺りで少し前のポジションを狙って押し上げて最後もジリジリ脚を伸ばしていますが、外差し勢に交わされています。

この一戦だけ見たら外有利に見えますが、同じ位置から仕掛けたラレーヌデリスにも届いていないことから力を出し切れませんでした。

今回は抽選対象馬ですが、過去の戦績だけ見たら札幌専用機のような感じがしますし、前走2勝クラスも思った以上に地味なので、新馬戦のような強い競馬には期待しづらいです。

★評価点
・新馬戦が強い競馬
・休み明けでも出し切れている
・逃げ~先行競馬が得意

▼課題
・抽選対象馬
・前走2勝クラスは物足りない
・現状札幌専用機の可能性が高い
・データと相性の悪い前走4着以下の馬

ゲルチュタール

主な勝ち鞍
  • 日本海S (3勝クラス) 2025年

条件戦を連勝してここまで上り詰めたのがゲルチュタールです。

重賞では収得賞金を加算できませんでしたが、3月に開催されたゆきやなぎ賞ではのちに九十九里特別を圧勝したマイユニバースに勝利しました。

昨年の葉牡丹賞も2着とはいえ勝ち馬ヴィンセンシオとタイム差なしの2着でした。

走破時計1分58秒8は2歳レコードですし、高速馬場に対応できたのも良いでしょう。

青葉賞も3着とはいえ今回有力候補のエネルジコと差がありませんし、三田特別は6頭立てとはいえ2着のファミリータイムに5馬身差の楽勝でした。

前走日本海ステークスは昇級初戦でしたが、2枠4番からスタートを決めて無理せず単独3番手の位置を確保し、他馬のまくりも尻目に自身の競馬に集中しながら、3~4コーナーで各馬の外目から追い上げを開始し、最後の直線残り200mで先頭に立つと、ウインオーディンやロジシルバーの追撃を交わして勝利しました。

3歳馬ということで斤量の恩恵がありましたが、それでも器用に立ち回っていましたし、最後も脚色を落とさず好走しています。

3勝クラスを制したことで無事にオープン入りを果たしましたが、これまでのレース内容を見ても長距離適性はありそうです。

クラス戦から挑む馬ですが、前走芝2,200mの勝ち馬は好走傾向にありますし、近2年の勝ち馬ドゥレッツァとヘデントールは同年日本海ステークスを勝利したのち、菊花賞でも好走しました。

近年は日本海ステークスと菊花賞の相性が良く、データ面でも面白いでしょう。

鞍上の坂井騎手は過去5年ですべて着外ですが、メロディーレーンやリビアングラスで掲示板入りしているように数値以上に悪くありません。

データ面でも面白いですし、今年はクラシックホース不在なのでドゥレッツァやヘデントールに続いて日本海ステークス組の激走に期待したいです。

★評価点
・先行策が得意
・青葉賞は接戦の3着
・高速馬場にも対応できる
・データと相性のいい前走芝2,200mのクラス戦を制した馬

▼課題
・芝2,200m以上の持ち時計はそこまで目立たない

コーチェラバレー

主な勝ち鞍
  • 生田特別 (2勝クラス) 2025年

コーチェラバレーは9月に行われた生田特別の勝ち馬です。

前走の生田特別は6頭立ての少頭数で、3か月ぶりということもあって馬体重を+12キロ増やしていましたが、3枠3番からまずまずのスタートを決めると、前の集団から少し離れた5番手で脚を溜め、残り800mあたりで前との差が詰まり、直線では少し外に移行しながらじりじり脚を伸ばして勝利しました。

1,000m通過が62秒5の超スローで上がり3Fの競馬でしたが、上がり33秒9の時計で最後は脚を伸ばして勝ち切っています。

ただ、走破時計2分25秒7はこの日の阪神の馬場の割には目立ちません。

下した相手もそこまで手ごわくないですし、少頭数で抜け出しやすい点など、条件に恵まれた感じもしました。

今年の2月に開催された新馬戦以来の勝ち星を手にしたのは良いことですが、生田特別はそこまで目立ちませんし、京都新聞杯や稲城特別、ゆきやなぎ賞では今回出走登録している馬に敗れているように、この馬を狙うのであれば他の馬を選択したいです。

★評価点
・差しが得意
・中距離適性もある

▼課題
・抽選対象馬
・生田特別は目立たない
・敗れたレースの勝ち馬は菊花賞でも人気を集めそうな有力馬

ジョバンニ

主な勝ち鞍
  • 若葉ステークス (L) 2025年

ジョバンニは重賞馬ではありませんが、ホープフルステークスの3着をはじめ、神戸新聞杯や京都2歳ステークスでも馬券に絡み、皐月賞でも4着入線しています。

脚質としては差しを得意としており、皐月賞は向こう正面で挟まれてポジションが後退しながらも、直線では大外に回しながらも脚を伸ばして4着入りしました。

向こう正面の不利がなければ、追い上げたマスカレードボールやクロワデュノール相手にもっと差のない接戦だったと思いますし、負けて強しでした。

前走の神戸新聞杯は2枠2番からスタートを決めてインコース内目の3~4番手の位置を付け、直線では前の馬の間から脚を伸ばしたものの3着まででした。

なんとか3着を死守したものの、2着のショウヘイとの差は1と3/4馬身あります。

スローで先行ということで前有利でしたが、それでも上位2頭とは離されているのはもしかしたら若葉ステークスのように、先行ではそこまで力を発揮できないのか、それとも芝2,400mは少し長いのかのどちらかのように感じました。

今回は芝3,000mの菊花賞へ挑みますが、これまで2,000mのほうが結果を残しているので少し長いかもしれません。

フィエールマンが制した年のように、スローからの直線勝負になれば分がありそうですが、滅多にないことですし、春のクラシック組の中では現状、抑えるとしても相手までにしたいです。

★評価点
・皐月賞やホープフルステークスで好走
・差しが得意な馬
・データと相性のいい前走神戸新聞杯組

▼課題
・芝3,000mは長そう
・先行はそこまで目立たない
・松山騎手は過去10年の菊花賞で8戦すべて着外

ジーティーアダマン

主な勝ち鞍
  • すみれステークス (L) 2025年

逃げの競馬を得意としているジーティーアダマンは今年のすみれステークスを勝利した馬です。

新馬戦とすみれステークスはどちらも先頭に立ってミドルペースを刻みながら、押し切りました。

新馬戦は終い3Fまでスローで残り2Fで押し切り、すみれステークスもミドルペースとはいえ中団でペースを落として息を整えつつ、終い3Fで押し切った形となります。

皐月賞とセントライト記念は目立っていませんし、特にセントライト記念は最内1番からスタートを決めてスローの逃げを打ちましたが、最後の直線入りで早くも苦しくなって11着に沈みました。

休み明けも影響したかもしれませんが、いくら何でも崩れすぎですし、休み明けを考慮しても物足りない競馬です。

今回は菊花賞の出走は叶いそうですが、勝利した2戦もそこまで抜けたパフォーマンスではないですし、セントライト記念の崩れ方を見ても距離は長いように感じます。

★評価点
・逃げが得意な馬
・芝2,200mの勝利がある
・データと相性のいい前走セントライト記念組

▼課題
・勝利した2戦はそこまで目立たない
・セントライト記念が崩れすぎ
・データと相性の悪い前走4着以下の馬

ミラージュナイト

主な勝ち鞍
  • 札幌日刊スポーツ杯 (2勝クラス) 2025年

夏の上がり馬であるミラージュナイトも参戦します。

父がタフ馬場巧者のバゴで、母はエリザベス女王杯を制したラキシスという良血馬で、春は若駒ステークスやすみれステークスで馬券に絡むものの、収得賞金を加算できずにクラシックへ向かうことができませんでした。

しかしながら、近2戦は札幌で2戦走ってどちらも勝利し、最後のクラシックに間に合っています。

勝利した前走の札幌日刊スポーツ杯は開催後期の札幌芝2,000m、そして稍重条件下でタフな条件でした。

6枠10番からまずまずのスタートを決めて真ん中あたりの位置を確保しつつ、向こう正面残り800mあたりで各馬の外目より脚を伸ばして最後の直線では3番手まで浮上し、直線でも脚色を落とすことなく2着のショウナンサムデイに2馬身差で完勝でした。

走破時計2分3秒5、上がり最速36秒2が示しているように相当タフな条件下でしたが、早めに動きながらも最後まで脚色を維持して勝ち切れたのは非常に見映えしますし、スタミナが求められる菊花賞でも相性は良い感じはします。

今年の菊花賞は例年よりも開催週が1週後ろ倒しなので、もしかしたら例年よりも高速馬場ではないかもしれません。

最近の中央競馬の傾向を考えるとあまり期待しづらいですが、それでも前走札幌日刊スポーツ杯はスタミナを活かした走りが印象深いです。

血統背景や前走レース内容を見ると、タフ馬場の方がパフォーマンスを落としているので、キセキが制した2017年のように消耗戦に近い条件になればチャンスはあるかもしれません。

★評価点
・前走札幌日刊スポーツ杯は好内容の競馬
・スタミナとパワーがある
・母がG1馬のラキシス
・消耗戦に強い

▼課題
・前走芝2,000mの2勝クラスから挑む馬は12頭すべて着外だった
・重馬場を希望

ヤマニンブークリエ

主な勝ち鞍
  • 町田特別 (2勝クラス) 2025年

前走のセントライト記念で2着入線したヤマニンブークリエも面白そうです。

前々走の町田特別を勝利した馬ですが、このレースは超スローからの直線勝負、加えて斤量52キロの恩恵もありました。時計もそこまで目立たないです。

ただ、前走のセントライト記念は8番人気でしたが、中団ラチ沿い5~6番手で脚を溜め、直線では内から脚を伸ばしてミュージアムマイルの3/4馬身差でした。

勝ち馬ミュージアムマイルは皐月賞馬ですが、強敵相手に3/4馬身差は見事でしたし、人気落ちを逆手にとったジッと我慢する競馬からの追い出しで上位入選し、菊花賞の切符を手にしたのは横山典弘騎手の手腕があってこそでしょう。

今回は無事に菊花賞に駒を進めましたが、横山典弘騎手が前走でコンビを組んだマイユニバースではなくこちらを選択しているのも面白いです。

ここでも人気を落とす可能性はありますが、前走は叩きだったとはいえ皐月賞馬を接戦に持ち込んでいますし、ノーマークからの不意打ちにも期待できるでしょう。

近2戦で調子を上げていますし、枠次第で侮れない1頭だと思います。

★評価点
・セントライト記念は皐月賞馬相手に接戦した
・ノーマークからの差しが怖い
・横山典弘騎手はマイユニバースではなくヤマニンブークリエに騎乗する
・データと相性のいい前走セントライト記念組

▼課題
・2度にわたって不意打ちが決まるかどうか

ライトトラック

主な勝ち鞍
  • 白百合S (L) 2025年

ライトトラックは今年の白百合ステークスの勝ち馬です。

勝利した白百合ステークスは京都芝1,800mの舞台で行われましたが、7枠8番からスタートを決めて中団外目で競馬を行い、直線では馬場の良い外目に持ち出して上がり34秒5の末脚で押し切りました。

中距離戦にしてはテンが速くなり、差し有利になりましたがそれでも1分45秒3の好時計で勝利しています。また、下したセンツブラッドがのちにラジオNIKKEI賞で勝ちに等しい2着なので、相手関係を見ても強い競馬でした。

前走の神戸新聞杯は最内1枠1番からやや出負けしてラチ沿い中団で脚を溜め、直線からじりじり脚を伸ばしたものの5着でした。

ライトトラックよりも後ろから直線入りしたエリキングには完敗でしたし、同じ位置から伸びたデルアヴァーにも先着を許しています。

白百合ステークスは好内容でしたが、今回は神戸新聞杯の上位3頭が引き続き菊花賞に参戦しますし、神戸新聞杯は善戦するもののポテンシャル面では物足りなかったのでここは見送りで考えています。

★評価点
・白百合ステークスが好時計で勝利
・京都で2戦2勝
・差しが得意

▼課題
・データと相性の悪い前走4着以下の馬
・神戸新聞杯の上位3頭が揃って参戦する

ラーシャローム

主な勝ち鞍
  • 3歳以上1勝クラス 2025年

ラーシャロームはこれまで芝2,600mのレースを2勝している馬です。

勝利したレースだけ見たら中距離適性にも期待できそうですし、この2戦はどちらも穴馬の立場で好走しているように、配当妙味に期待できます。

脚質としても差しをメインにしながら前走の1勝クラスは先行策を打ちながら最後は上がりの速い脚を使って金星を手にしました。

下したマテンロウゴールドは1勝クラスで堅実な走りを見せていますし、相手なりに見ても悪くありません。

ただ、今回の菊花賞はクラシックホース不在とはいえこれまで以上に相手が強力です。

芝2,600mで2勝なので長距離適性にも期待できそうですが、他にも有力な長距離馬が多数いるので勝利した2戦ほど甘くはないでしょう。

★評価点
・長距離実績が豊富
・期待値は高い
・先行も差しも可能

▼課題
・抽選対象馬
・前走1勝クラス組&芝2600m組は過去10年すべて全滅している

レイヤードレッド

主な勝ち鞍
  • 3歳以上1勝クラス 2025年

デビューから9戦目で初めて勝利をつかみ、前走の1勝クラスも先行から押し切ったのがレイヤードレッドです。

勝利した前走の1勝クラスは最内2番から好スタートを決めてインの4番手くらいの位置を付け、経済コースを立ち回りながら最後は馬群の間から狭い位置を突いて脚を伸ばし、無事に勝利しました。

馬群の中から抜け出しての勝利は勝負強さが感じられますが、最内1枠からロスのない立ち回りを見せながらも2着のティティナとクビ差なので、少しでも外枠だった場合の勝ち負けは厳しかったかもしれません。

また、今回は抽選対象馬ですが、これまで手ごわい相手と戦ったことがないため、相手関係も強力です。

枠の有利がありながらも前走1勝クラスは接戦だったので、それより相手が手ごわくなる今回、激走できるか難しいです。

★評価点
・先行策が得意

▼課題
・抽選対象馬
・芝2,200m以上の舞台では現状目立たない
・前走1勝クラスは辛勝

レクスノヴァス

主な勝ち鞍
  • 阿寒湖特別 (2勝クラス) 2025年

デビューからすべてのレースで馬券に絡んだレクスノヴァスは長距離実績も豊富な馬です。

春のクラシックは未勝利勝ち止まりでしたが、夏に北海道に遠征し、2連勝を手にしました。

この2戦はどちらも芝2,600mのもので菊花賞を意識したレースプランが組まれています。

特に前走の阿寒湖特別では5枠7番からスタートを決めて3番手の位置を確保し、じっと我慢しながら直線ではインから少し外目に持ち出し、馬場の良いところから後続を突き放すように脚を伸ばして勝利しました。

ここ一番の反応も良いですし、最後まで脚を引き出して完勝しているようにステイヤーらしい力のある競馬を見せています。

前走芝2,600m組はこれまで馬券に絡めていませんが、レクスノヴァスは明らかに菊花賞を想定したローテーションが組まれ、しかも結果を残しているようにこのレースに対する思いは強いです。

近2戦も後続を圧倒しているようにステイヤーとしての素質もあるでしょう。

相手は手ごわいですが、有力馬の中には長距離未経験の馬も少なくないので、適性がかみ合え出し切れるかもしれません。

★評価点
・長距離で強い
・スタミナを活かした走りが得意
・先行競馬が得意

▼課題
・前走芝2,600m組は過去10年で全敗

レッドバンデ

主な勝ち鞍
  • 稲城特別 (1勝クラス) 2025年

稲城特別を圧勝し、前走のセントライト記念でも3着入りしたレッドバンデが参戦します。

3走前の青葉賞は差しの競馬で4着まで浮上しましたが、勝ち馬エネルジコとの差は0.1秒差でした。

今年の青葉賞はエネルジコやゲルチュタール、5着のアマヒキを見ても分かるように、ハイレベルで混戦の中、4着入りできたのは負けて強しと言えます。

続く稲城特別は1勝クラス戦とは言え日本ダービーと同じ舞台で古馬相手に2着のサトノパトリオットと5馬身差の楽勝でした。

前走のセントライト記念は3着でしたが、スタートを決めて内目から3番手を確保し、最後は馬群の中から脚を伸ばして3着でした。

皐月賞馬ミュージアムマイルや、ノーマークから不意を突いたヤマニンブークリエには敗れましたが、内で脚を溜めながら3着入りは立派ですし、権利獲得という意味ではしっかり結果を残しています。

今回は本番となりますが、セントライト記念を使って良化の可能性もありますし、これまでのレースプランを見ても芝3,000mで通用しそうな感じがします。

稲城特別は強い競馬でしたし青葉賞も今年の有力馬相手に接戦に持っていることから巻き返しも狙えるでしょう。

★評価点
・青葉賞がハイレベルな面子相手に差のない4着
・先行~差しが得意
・データと相性のいい芝2,200mの勝ち馬&前走トライアル組

▼課題
・初めての輸送

菊花賞2025の騎手予想

菊花賞2025で買いたい騎手トップ3を公開しています。

菊花賞2025追い切り評価

菊花賞2025追い切り評価はこちらの記事でご覧ください。

以上になります。
菊花賞の予想の参考にしてみてください!

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