【日経賞2024追い切り評価/全頭診断】ボッケリーニを上回るトップ評価「A」はこの2頭!
日経賞2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では日経賞の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。
3月20日の馬場状態
美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに良馬場でした。
美浦の一番時計はワンデイモアの4F51秒4で極端に時計は出ておらず、平均的です。
ウッドの一番時計はコロンドールの6F78秒9です。その他にも好タイムを出している馬がいるので時計は出ています。
栗東
この日の栗東も坂路、ウッドともに良馬場です。
坂路の一番時計はストライクオンの4F50秒2で、全体的に時計は出ていました。
ウッドではバレルが6F76秒9という好タイムを記録しました。
それ以外にもステラヴェローチェやウインリブルマンなど9頭が6F80秒を切っており、高速馬場傾向でした。
日経賞2024追い切り評価/全頭診断コメント
日経賞2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。
評価は上からS→A→B→C→Dの5段階になります。
(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)
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アドマイヤハレー
アドマイヤハレー 3月20日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 65.4 | 50.5 | 36.4 | 11.4 | 直強め | |
1週前 | 美浦南W(稍重) | 84.7 | 68.4 | 53.0 | 38.0 | 11.3 | 強め |
前走最終 | 美浦南W(良) | 84.8 | 67.8 | 52.7 | 38.0 | 11.9 | 馬なり |
今年の迎春ステークス(3勝クラス)を制したアドマイヤハレーは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の真ん中から直線強めに追い、5F65秒4-上がり1F11秒4の時計でまとめています。
1週前の14日にも美浦のウッドチップで追い切りを行い、このときはアルマドラード(セ6、障害未勝利)と併せています。
馬場の真ん中から僚馬を4馬身追走する形で強めに追って、6F84秒7-上がり1F11秒3の時計で同時併入しました。
コーナーワークの段階からしっかりとした足取りで追走できています。
特別目立つ動きではありませんが無駄のない追い切りでしたし、悪くはないでしょう。
そして、最終追い切りでも引き続き直線強めに追いました。
直線で手前を替えてからはしっかりと脚を伸ばしていましたし、自己ベストを叩き出していることから状態面もよさそうです。
派手さはありませんが、AJCCの時と比較すると気持ちも乗っている感じがしました。
この馬なりに調子を上げてきていると思います。
ウインエアフォルク
ウインエアフォルク 3月20日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 66.5 | 51.6 | 37.5 | 11.7 | 馬なり | |
前走最終 | 美浦南W(重) | 67.4 | 52.4 | 38.4 | 12.2 | 馬なり |
松籟ステークス(3勝クラス)で3着入線したウインエアフォルクは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の三分どころから馬なりで追い、5F66秒5-上がり1F11秒7で駆け抜けています。
映像はありませんが、1週前の14日にもウッドチップで強めに追いました。
このときはアラレタバシル(牡3、オープン)と併せて、馬場の真ん中から僚馬を4馬身追走する形で強めに追い、6F83秒5-上がり1F11秒4の時計で半馬身先着しています。
最終追い切りも映像が上がってなかったので評価は正直難しいですが、前走最終時と比較すると全体時計、終い時計ともに出ています。
ただ、前走最終時が馬場の真ん中から追っていたのに対し、今回は馬場の三分どころからの追い切りだったので今回のほうが走法距離は短く、あまりアテにしなくてもよいでしょう。
ただ、その点を差し引いても1週前は終い1F11秒4で末脚は伸びており、要所で動けています。
現在の状態でも力は発揮できそうです。
クロミナンス
クロミナンス 3月20日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 65.9 | 50.8 | 36.4 | 11.5 | 馬なり | |
前走最終 | 美浦南W(良) | 65.6 | 50.5 | 36.3 | 11.4 | G前仕掛け |
前走のAJCC(G2)で3着に入線したクロミナンスは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追い、5F65秒9-上がり1F11秒5の時計でウッドを駆け抜けています。
映像はありませんが1週前の13日はトラジェクトワール(牡3、1勝クラス)とウッドチップで併せました。
このときは僚馬より4~5馬身先行する形で馬場の真ん中から馬なり追いを行い、5F66秒9-上がり1F11秒4の時計で半馬身先着しています。
最終追い切りは馬なりでしたが序盤から積極的に走っています。
前脚は少し固そうですが、この年にして馬体も締まってきていますし、馬なりでも気合の乗った動きができているのは好感触です。
前走最終時よりわずかに時計は劣りますが、前走がG前仕掛けで強めに追ったのに対し、今回は馬なりなので数値ほど差はありません。
前走に引き続き好調持続できていました。
サザンナイツ
サザンナイツ 3月20日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 84.3 | 67.8 | 52.8 | 37.1 | 11.4 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(良) | 69.6 | 53.4 | 38.1 | 11.6 | 馬なり |
サザンナイツは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。
レース当日も騎乗する津村騎手を背に、馬場の外目から馬なりで追われて6F84秒3-上がり1F11秒4でゴールしています。
今回は中2週と間隔を詰めていますが、中間は坂路で5本(すべてキャンター)、ウッドで3本時計を残していてレース勘を維持していました。
その影響もあって、最終追い切りではコーナーワークの段階からスピードに乗っており、いつレースがはじまっても力を発揮できそうです。
直線に入って少しずつペースアップし、ラスト1F11秒4の時計でまとめました。
終い1Fだけ見たらこれまでのウッド追いで自己ベストを出しています。
サザンナイツは時期によって脚質が変わっており、近年は逃げや先行で好走していましたが今回は意図して末脚重視の動きを見せていることから、控える競馬を行うかもしれません。
陣営の意図どおりに動くことができていたので状態面は良いでしょう。
シュトルーヴェ
シュトルーヴェ 3月20日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 51.8 | 36.8 | 11.5 | 強め | ||
1週前 | 美浦南W(稍重) | 82.1 | 65.4 | 50.6 | 36.3 | 11.4 | G前仕掛け |
前走最終 | 美浦南W(良) | 64.9 | 50.7 | 37.1 | 12.2 | 馬なり |
ここがオープン上がり緒戦となるシュトルーヴェは美浦のウッドチップコースでシアージスト(牡5、3勝クラス)と併せました。
助手が騎乗して馬場の真ん中から僚馬より2~3馬身先行する形で強めに追い、4F51秒8-上がり1F11秒5で1馬身先着しています。
1週前の14日にも美浦ウッドでシアージストともう一頭(名称不明)と3頭併せを行っています。
このときも馬場の真ん中から僚馬より5馬身先行する形でゴール前仕掛けを行い、6F82秒1-上がり1F11秒4の時計を出しましたが半馬身遅れていました。
2頭の僚馬の一番外から追いましたが、明け5歳馬ということで馬体は充実しています。
ただ、前走から少し間隔が空いたこともあってレース勘は失われており、直線で強めに仕掛けても馬なりのシアージストに遅れてしまいました。
負荷をかける意味では悪くない動きだったので最終追い切りに期待したいです。
そして、最終追い切りでもシアージストと併せました。
今回は2頭併せでしたが1週前と比較すると幾分か感覚が戻ってきているようにも見えます。
直線に入ってからのフォームも良いですし、淡々と躍動感のある動きを見せました。
1週前よりいい仕上がりです。
ただ、4F追いにしては時計が平凡なので、いい時期ほどの良化ではなさそうです。
ヒートオンビート
ヒートオンビート 3月20日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 54.1 | 39.1 | 12.5 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東CW(不良) | 84.0 | 68.4 | 53.1 | 37.1 | 11.6 | 一杯 |
前走最終 | 栗東坂路(良) | 53.1 | 38.1 | 12.3 | 末強め |
2年前の日経賞で3着入りしたヒートオンビートは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで追い、全体時計54秒1-上がり1F12秒5で軽く済ましています。
最終追い切りは軽めでしたが1週前は栗東ウッドチップコースでアドマイヤテラ(牡3、オープン)ともう一頭(名称不明と)3頭併せで一杯に負荷をかけました。
このときも助手が騎乗し、馬場の外目から僚馬を4~5馬身追走する形で一杯に追い、6F84秒0-上がり1F11秒6の時計でクビ差先着しています。
2頭の内側から追いましたが、少し頭が高くて馬体も太い感じがします。
終い1Fで伸びを見せましたが一番外の僚馬に詰め寄られているように、内容としては少し物足りないです。
前走有馬記念(G1)から約3か月ぶりのレースなので休み明けの影響もあるのでしょう。
負荷をかけたことで最終追い切りの良化に期待したいです。
そして、最終追い切りは1週前とは一転して軽めの調整でした。
ある程度身体は絞れている感じがします。
時計はまるで出ていませんが、軽めなので問題ありません。
1週前に負荷をかけた影響がいい方向に向いている気がしました。
ただ、年齢的なものもあるのか、いい時期ほど目立った良化は感じられません。
ヒートオンビートは叩き良化型なので、次走以降に期待したいです。
ホウオウリアリティ
ホウオウリアリティ 3月20日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦坂路(良) | 54.0 | 39.2 | 12.2 | 馬なり | ||
1週前 | 美浦坂路(重) | 53.3 | 38.8 | 12.3 | 一杯 | ||
前走最終 | 美浦南W(重) | 68.1 | 52.3 | 37.0 | 11.6 | 馬なり |
ホウオウリアリティは美浦の坂路でヴァルツァーシャル(牡5、オープン)と併せ馬を行いました。
レース当日も騎乗する大野騎手が手綱を握り、馬なりで僚馬を半馬身追走し、全体時計54秒0-上がり1F12秒2で同時併入しています。
1週前も美浦難路で大野騎手騎乗の元、ヴァルツァーシャルと併せました。
このときは僚馬より2馬身先行する形で一杯に追い、全体時計53秒3-上がり1F12秒3で同時併入しています。
コーナーから本線にかけて、活気のある動きが印象的です。
直線に入って手前をかけてからも勢いのある動きができていました。
一杯にしては時計が目立たないものの、負荷はかかっています。
1週前に負荷をかけたため、最終追い切りは軽めで済ましています。
馬なりでしたが、フォームも悪くないですし踏み込みもまずまず、大きな良化は見られませんが、状態維持はできています。
今回は近2戦と違って1週前、最終追い切りともに坂路で行いました。
大野騎手が2週続けて騎乗していることからも意気込みが感じられますし、調教コースを変えたことでどのような結果を残せるか注目したいです。
ボッケリーニ
ボッケリーニ 3月20日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 54.0 | 39.5 | 12.0 | 末強め | ||
前走最終 | 栗東CW(良) | 86.1 | 69.4 | 53.8 | 37.9 | 11.6 | 直強め |
有力馬のボッケリーニは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して末強めに追い、全体時計54秒0-上がり1F12秒0で坂路を駆けあがっています。
映像はありませんが、14日には栗東ウッドで一杯に追われました。
このときは助手騎乗の元、馬場の外目から追って6F82秒8-上がり1F11秒4でまとめています。
1週前に負荷をかけましたが最終追い切りでも引き続き末強めに追いましたが終始かかっており、近年の追い切りの中ではあまり見栄えしません。
時計も出ておらず、折り合いもいまいちでした。
ただ、ボッケリーニは前走AJCCでも追い切り映えしない中で勝ち馬チャックネイトにハナ差2着です。
中間追い切りで目立たなくても本番では結果を残していることから、ボッケリーニに限れば現在の状態でも上位争いできるかもしれません。
マイネルウィルトス
マイネルウィルトス 3月20日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 52.1 | 38.2 | 12.5 | 末強め | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 53.0 | 38.4 | 12.1 | 馬なり |
そろそろ重賞タイトルが欲しいマイネルウィルトスは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して末強めに追い、4F52秒1-上がり1F12秒5でまとめています。
映像はありませんが1週間前の13日には栗東のウッドチップコースで一杯に負荷をかけています。
この時は馬場の真ん中で追い切りを行い、7F96秒5-6F79秒6-5F65秒2-上がり1F11秒5でウッドを走破しました。
一杯に負荷をかけていたとはいえ、8歳馬にして6F~5Fはこれまでで2番目に速い時計を出しているのは評価したいです。
1週前に負荷をかけましたが最終追い切りでも末強めで状態を上げてきています。
ものすごくフォームが綺麗というわけではありませんでしたが、脚取りはしっかりしていましたし、きびきびと動けているのが好印象です。
1週前に一杯に追ったことで良化の気配が感じられます。
ただし、終い2F12秒3-1F12秒5でわずかながらも減速しており、使える脚は長くなかったです。
コンスタントに使われているので疲れがあってもおかしくありませんが、今年の日経賞は例年以上に小粒なので重賞制覇を成し遂げる最大のチャンスです。
ポテンシャルの高い馬なので、現在のマイネルウィルトスがどれだけ力を発揮できるか、注目したいです。
マテンロウレオ
マテンロウレオ 3月20日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 84.3 | 68.6 | 53.0 | 37.8 | 11.3 | 馬なり |
前走最終 | 栗東CW(重) | 85.2 | 68.9 | 53.6 | 38.5 | 11.9 | 馬なり |
マテンロウレオは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで追い、6F84秒3-上がり1F11秒3の時計でまとめています。
映像はありませんが、1週前の13日もウッドコースで単走を行いました。
このときは馬場の真ん中から強めに追って7F99秒0-1F11秒5で負荷をかけています。
1週前に強めに追ったため最終追い切りは馬なりで軽めです。
コーナーワークはほとんどキャンターで軽い脚取りでしたが直線に入って残り2Fあたりからぐいぐい加速して終い1F11秒3で走破しています。
馬なりながらも終いの伸びがよく、時計を出しているのはよいですね。
ただ、マテンロウレオは近年まるで気持ちが後ろ向きなのが気になります。
近走凡走が多いですが、もしかしたらメンタル的に何か問題があるのかもしれません。
今回も末脚は出していましたが全馬を通して覇気のない動きでした、慣れない輸送を行ったうえで力を発揮できるかといわれると、まだまだ時間がかかりそうです。
ミステリーウェイ ※取消
ミステリーウェイ 3月20日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 86.5 | 71.1 | 56.5 | 41.0 | 12.7 | 馬なり |
前走最終 | 栗東CW(稍重) | 82.2 | 66.3 | 51.7 | 36.8 | 11.3 | 馬なり |
飛び級で挑むミステリーウェイは栗東のウッドチップコースでフォーチュンコード(牝4、2勝クラス)と併せ馬を行いました。
川端騎手(レース当日の鞍上は水曜の段階で未定)が手綱を握り、馬場の真ん中から僚馬より5~6馬身先行する形で馬なり追いを行い、6F86秒5-上がり1F12秒7の時計でアタマ差先着しています。
前走から中3週と間隔が短いものの中間はウッドで12本と念入りに調整されました。
今回の最終追い切り映像はJRAレーシングビュアーに上がっていません。
そのため、限られた情報から考察しますが時計に関しては馬なりを考慮しても出ておらず、今回の出走馬の中では一番よくありません。
前走最終追い切りのときのほうがはるかによい時計を出していることから、突貫工事で仕上げてきた印象が強いです。
今年の日経賞は例年以上にメンバーレベルが低いですが、さすがに2勝クラス止まりのこの馬がいきなり上位争いするには敷居が高そうに思います。
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日経賞2024追い切り評価ランキング
評価 | 馬名 |
S | |
A | アドマイヤハレー クロミナンス |
B | ウインエアフォルク サザンナイツ シュトルーヴェ ホウオウリアリティ ボッケリーニ マイネルウィルトス |
C | ヒートオンビート マテンロウレオ ミステリーウェイ ※取消 |
D |
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日経賞2024追い切り映像
日経賞2024の追い切り映像はJRA公式ホームページのこちらで無料公開されています。
日経賞2024の最終予想
日経賞2024の最終予想はこちらの記事で発表するので、合わせてお読みください。