【菊花賞2024予想】騎手で買いたい〝トップ3〟はこちら!
当記事では菊花賞2024の過去10年の騎手データをまとめています。
競馬の勝ち負けは【馬の力7割:騎手の力3割】と言われています。
馬の力だけではなく騎手の腕もレースの勝敗を左右しており、騎手は競馬において欠かせない存在なのです。
菊花賞の過去10年のデータから、好走騎手と好走馬を導き出し、菊花賞2024で買いたい騎手トップ3を公開しています。
菊花賞2024で買いたい騎手トップ3
1位 アーバンシック×C.ルメール騎手
ルメール騎手は過去10年の菊花賞で【3-2-1-2】と相性抜群です。
また、アーバンシックにも前走セントライト記念で騎乗し、勝利しました。
1回騎乗している馬なので特徴も理解している可能性が高いですし、アーバンシックからしても菊花賞で無双している騎手が騎乗するのは大きな強みでしょう。
- ルメール騎手が過去10年で素晴らしい成績を残している
- 昨年もドゥレッツァに騎乗して勝利した
- アーバンシックとは前走セントライト記念でコンビを組み、勝利している
2位 コスモキュランダ×M.デムーロ騎手
弥生賞ディープインパクト記念で初コンビを組み、早めのまくりで勝利を手にしています。
まくりは仕掛けどころが大事ですが、弥生賞ディープインパクト記念ではのちに凱旋門賞にも出走したシンエンペラー相手に勝ち切ることができました。
脚色的にもスタミナを活かしたロングスパートが得意な馬で、近年まくりで結果を残しているデムーロ騎手とも息ピッタリでしょう。
- まくりが得意
- 人気馬に騎乗すると菊花賞で好走する
- コスモキュランダとの相性は弥生賞ディープインパクト記念で証明済み
3位 アドマイヤテラ×武豊騎手
武豊騎手はグレード制が導入された1986年以降の菊花賞で最多の4勝をあげています。
近年はかつてほどの勢いはないものの、2019年のワールドプレミアでレースを勝利し、まだまだ一流騎手としての腕は衰えていません。
今年はテン乗りのアドマイヤテラに騎乗しますが、菊花賞ジョッキーはテン乗り騎乗でも好走傾向にあるので、特に問題はないでしょう。
長距離レースは騎手の力量が問われやすいですが、これまで4度も勝利している武豊騎手ならテン乗りでも好走できるかもしれません。
- 全騎手の中で最多の4勝
- 穴馬も好走に導いている
- テン乗りでも活躍に期待できる
菊花賞2024の出走馬と騎手
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | ピースワンデュック | 牡3 | 57.0 | 柴田善臣 |
2 | ノーブルスカイ | 牡3 | 57.0 | 池添謙一 |
3 | アスクカムオンモア | 牡3 | 57.0 | 北村友一 |
4 | ダノンデサイル | 牡3 | 57.0 | 横山典弘 |
5 | ハヤテノフクノスケ | 牡3 | 57.0 | 岩田望来 |
6 | ミスタージーティー | 牡3 | 57.0 | 坂井瑠星 |
7 | ビザンチンドリーム | 牡3 | 57.0 | A.シュタルケ |
8 | ウエストナウ | 牡3 | 57.0 | 西村淳也 |
9 | コスモキュランダ | 牡3 | 57.0 | M.デムーロ |
10 | メイショウタバル | 牡3 | 57.0 | 浜中俊 |
11 | ショウナンラプンタ | 牡3 | 57.0 | 鮫島克駿 |
12 | シュバルツクーゲル | 牡3 | 57.0 | 松山弘平 |
13 | アーバンシック | 牡3 | 57.0 | C.ルメール |
14 | メリオーレム | 牡3 | 57.0 | 藤岡佑介 |
15 | エコロヴァルツ | 牡3 | 57.0 | 岩田康誠 |
16 | ヘデントール | 牡3 | 57.0 | 戸崎圭太 |
17 | アドマイヤテラ | 牡3 | 57.0 | 武豊 |
18 | アレグロブリランテ | 牡3 | 57.0 | 横山和生 |
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菊花賞の過去10年の騎手データ
騎手 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
C.ルメール | 【3-2-1-2】 | 37.5% | 62.5% | 75.0% |
M.デムーロ | 【1-1-0-6】 | 12.5% | 25.0% | 25.0% |
武豊 | 【1-0-2-6】 | 11.1% | 11.1% | 33.3% |
川田将雅 | 【0-0-1-7】 | 0.0% | 0.0% | 12.5% |
戸崎圭太 | 【0-0-1-3】 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
鮫島克駿 | 【0-0-1-1】 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
池添謙一 | 【0-0-0-9】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
岩田康成 | 【0-0-0-8】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
松山弘平 | 【0-0-0-8】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
横山典弘 | 【0-0-0-5】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
浜中俊 | 【0-0-0-5】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
坂井瑠星 | 【0-0-0-4】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
岩田望来 | 【0-0-0-2】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
横山和生 | 【0-0-0-2】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
北村友一 | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
西村淳也 | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
柴田善臣 | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
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絶好調のC.ルメール騎手
過去10年のC.ルメール騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | ドゥレッツァ | 4 | 1 |
2021 | オーソクレース | 3 | 2 |
2020 | アリストテレス | 4 | 2 |
2019 | ニシノデイジー | 2 | 9 |
2018 | フィエールマン | 7 | 1 |
2017 | アルアイン | 2 | 7 |
2016 | サトノダイヤモンド | 1 | 1 |
2015 | リアファル | 1 | 3 |
過去10年の菊花賞でC.ルメール騎手は8回騎乗し、【3-2-1-2】でした。
8回のうちの6回で馬券に絡んでおり、そのうち3勝と、菊花賞における相性は非常に良いです。
昨年も初めての重賞挑戦となったドゥレッツァに騎乗し、不利といわれる8枠からハナに立って道中完璧すぎる立ち回りを見せて圧勝しているように、長距離レースにおけるパフォーマンスは全騎手の中でもトップクラスでした。
今年はセントライト記念の勝ち馬アーバンシックに騎乗しますが、長距離レースは騎手の力量も試されやすいので、ルメール騎手が騎乗するのはものすごく追い風です。
どの馬に騎乗してもルメール騎手なら好走に導いてくれそうに思えるほど、ルメール騎手は菊花賞で信頼できます。
人気馬騎乗時、活躍したM.デムーロ騎手
過去10年のM.デムーロ騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | ショウナンバシット | 15 | 11 |
2021 | アリーヴォ | 11 | 7 |
2020 | マンオブスピリット | 13 | 11 |
2019 | カウディーリョ | 13 | 8 |
2018 | エタリオウ | 2 | 2 |
2017 | キセキ | 1 | 1 |
2016 | ジュンヴァルカン | 8 | 10 |
2015 | ワンダーアツレッタ | 9 | 14 |
過去10年の菊花賞でM.デムーロ騎手は【1-1-0-6】でした。
これまで騎乗した馬を見てみると、馬券に絡んだ2頭はいずれも1~2番人気に支持された馬で、着外の6頭はいずれも8番人気以下の馬でした。
M.デムーロ騎手は人気馬に騎乗した際、好走しています。
今年は弥生賞ディープインパクト記念を勝利し、皐月賞でも2着入りしたコスモキュランダに騎乗しますが、上位人気に支持されそうなので、過去の実績を考えたら評価を上げても良いかもしれません。
複勝率の高い武豊騎手
過去10年の武豊騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | ファントムシーフ | 6 | 9 |
2022 | ヤマニンゼスト | 10 | 6 |
2021 | ディープモンスター | 7 | 5 |
2019 | ワールドプレミア | 3 | 1 |
2018 | ユーキャンスマイル | 10 | 3 |
2017 | ダンビュライト | 4 | 5 |
2016 | エアスピネル | 6 | 3 |
2015 | レッドソロモン | 14 | 17 |
2014 | トーセンスターダム | 5 | 8 |
過去10年の菊花賞で武豊騎手は【1-0-2-6】でした。
かつてほどの勢いはありませんが、それでも2019年にはワールドプレミアで勝利し、昭和・平成・令和のG1ジョッキーになっています。
また、2018年のユーキャンスマイルや2016年のエアスピネルのように、中穴&大穴馬を上位に持ってきていました。
近3戦は目立った成果を残していませんが、現役騎手の中では最多の4勝を挙げている舞台なので、ここでも好走に期待できるでしょう。
今年、武豊騎手はアドマイヤテラにテン乗り騎乗します。
菊花賞を苦手としている川田将雅騎手
過去10年の川田将雅騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | サトノグランツ | 3 | 10 |
2022 | ヴェローナシチー | 6 | 12 |
2021 | レッドジェネシス | 1 | 13 |
2020 | ガロアクリーク | 10 | 9 |
2019 | ヴェロックス | 1 | 3 |
2017 | サトノアーサー | 5 | 11 |
2016 | マウントロブソン | 12 | 7 |
2014 | トゥザワールド | 2 | 16 |
過去10年の菊花賞で川田将雅騎手は【0-0-1-7】でした。
馬券内に入線したのは2019年のヴェロックスのみで、それ以外の馬ではすべて馬券外に敗れています。
また、川田騎手は2014年のトゥザワールド(2番人気)や2021年のレッドジェネシス(1番人気)、2023年のサトノグランツ(3番人気)のように上位人気馬に騎乗する機会が多いものの、いずれも二桁着順に沈んでいます。
川田騎手は菊花賞以外の長距離レース、例えば天皇賞(春)や有馬記念の好走率は低く、長距離全般を苦手としています。
今年もリーディング上位の成績を残していて絶好調の川田騎手ですが、菊花賞においては評価を下げたいです。
今年川田騎手はメリオーレムとのコンビでレースに挑みます。
戸崎騎手の菊花賞成績はまずまず
過去10年の戸崎圭太騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2020 | サトノフラッグ | 5 | 3 |
2018 | エポカドーロ | 3 | 8 |
2017 | トリコロールブルー | 8 | 15 |
2015 | マッサビエル | 10 | 9 |
過去10年の菊花賞で戸崎圭太騎手は4回騎乗し、【0-0-1-3】でした。
人気を集めた2018年のエポカドーロで着外に敗れている年もあれば、5番人気のサトノフラッグを3着に持ってきた年もあります。
なお、3着に入線した2020年の菊花賞は直線で各馬が横に大きく広がり、空いた位置から追い込めたので展開と馬の地力に恵まれました。
戸崎騎手は過去に一度馬券に絡んでいましたが、実力よりも展開に恵まれた部分もあるので成績以上に過大評価しないほうが良いかもしれません。
なお、今年はヘデントールにテン乗り騎乗します。
鮫島克駿騎手は京都の菊花賞が初めて
過去10年の鮫島克駿騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2022 | ジャスティンパレス | 4 | 3 |
2021 | セファーラジエル | 17 | 11 |
過去10年の菊花賞で鮫島克駿騎手は2回騎乗していますが、この2戦はどちらも2021年~2022年のもので阪神代替開催時のものでした。
鮫島騎手は京都で行われた菊花賞にはこれまで一度も騎乗したことがありません。
過去に菊花賞で好走していることから、菊花賞と相性が良いようにも感じますが、京都自体は初めてなので過信は禁物です。
ちなみに、鮫島騎手は前走神戸新聞杯で3着入りしたショウナンラプンタに騎乗します。
8~9回騎乗ですべて馬券外の3名
過去10年の池添謙一騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | サヴォーナ | 7 | 5 |
2022 | プラダリア | 5 | 7 |
2021 | ヴィクティファルス | 8 | 10 |
2020 | ヴェルトライゼンデ | 2 | 7 |
2019 | メイショウテンゲン | 15 | 12 |
2018 | ブラストワンピース | 1 | 4 |
2017 | アダムバローズ | 17 | 17 |
2016 | サトノエトワール | 16 | 18 |
2014 | ミヤビジャスパー | 14 | 13 |
過去10年の岩田康誠騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2022 | ビーアストニッシド | 15 | 13 |
2020 | ヴァルコス | 6 | 8 |
2019 | ユニコーンライオン | 10 | 15 |
2018 | グレイル | 8 | 10 |
2017 | ベストアプローチ | 9 | 13 |
2016 | カフジプリンス | 3 | 8 |
2015 | サトノラーゼン | 3 | 5 |
2014 | ヴォルシェーブ | 11 | 11 |
過去10年の松山弘平騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | ハーツコンチェルト | 5 | 6 |
2022 | ガイアフォース | 1 | 8 |
2021 | グラティアス | 14 | 15 |
2020 | レクセランス | 15 | 16 |
2019 | シフルマン | 14 | 16 |
2018 | メイショウテッコン | 5 | 14 |
2016 | アグネスフォルテ | 18 | 14 |
2014 | シャンパーニュ | 15 | 15 |
過去10年の菊花賞で8~9回騎乗したものの全レースで馬券外に沈んだ騎手は下記3名です。(かっこ内は今回騎乗馬)
・池添謙一騎手(ノーブルスカイ)
・岩田康成騎手(エコロヴァルツ)
・松山弘平騎手(シュバルツクーゲル)
池添騎手は1番人気のブラストワンピースに騎乗しましたが4着、岩田康成騎手は3番人気のサトノラーゼンとカフジプリンスに騎乗したものの着外、松山騎手も2022年に1番人気に支持されたガイアフォースに騎乗しましたが8着に敗れており、いずれの騎手も人気馬に騎乗しながら馬券外に敗れていました。
3騎手とも近年は菊花賞で凡走が目立っているので評価を下げたいです。
4~5回騎乗ですべて着外の3名
過去10年の横山典弘騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | トップナイフ | 8 | 14 |
2019 | ディバインフォース | 16 | 4 |
2017 | ミッキースワロー | 3 | 6 |
2015 | ミュゼエイリアン | 11 | 8 |
2014 | ワンアンドオンリー | 1 | 9 |
過去10年の浜中俊騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2022 | シホノスペランツァ | 17 | 5 |
2018 | コズミックフォース | 14 | 15 |
2016 | ウムブルフ | 10 | 12 |
2015 | ベルーフ | 7 | 6 |
2014 | サトノアラジン | 9 | 6 |
過去10年の坂井瑠星騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | リビアングラス | 9 | 4 |
2022 | ポッドボレット | 16 | 16 |
2020 | サトノインプレッサ | 11 | 12 |
2019 | メロディーレーン | 12 | 5 |
過去10年の菊花賞で4~5回騎乗していずれも馬券外に沈んでいたのは下記の3名でした。(かっこ内は今回騎乗馬)
・横山典弘騎手(ダノンデサイル)
・浜中俊騎手(メイショウタバル)
・坂井瑠星騎手(ミスタージーティー)
上記3名の中でもっとも活躍していたのは坂井瑠星騎手です。
なぜなら、これまでの4開催、いずれも人気落ちの馬に騎乗していましたが、2019年には12番人気のメロディーレーンで5着、2023年は9番人気のリビアングラスで4着入りしました。
残りの2名も、横山典弘騎手は1番人気のワンアンドオンリーや3番人気のミッキースワローといった人気馬で着外はあるものの、2019年は16番人気のディバインフォースで4着入りしており、走るときは走っています。
浜中騎手も着外が目立ちますが2022年にはブービー人気のシホノスペランツァに騎乗して5着でした。
上記3騎手は過去10年で1度も馬券に絡めていませんが、時折穴馬を上位争いに導いていることから数値以上に悪くないですよ。
2回未満の騎乗で着外だった騎手は5名
過去10年の岩田望来騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | マイネルラウレア | 11 | 7 |
2022 | アスクワイルドモア | 14 | 9 |
過去10年の横山和生騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2022 | ディナースタ | 8 | 14 |
2021 | モンテディオ | 13 | 14 |
過去10年の北村友一騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2020 | ダノングロワール | 8 | 15 |
過去10年の西村淳也騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2023 | ダノントルネード | 14 | 16 |
過去10年の柴田善臣騎手騎乗馬の成績 | |||
年度 | 馬名 | 人気 | 着順 |
2017 | ブレスジャーニー | 12 | 12 |
過去10年の菊花賞で1~2回騎乗し、着外に敗れた騎手は下記5名です。(かっこ内は今回騎乗馬)
・岩田望来騎手(ハヤテノフクノスケ)
・横山和生騎手(アレグロブリランテ)
・北村友一騎手(アスクカムオンモア)
・西村淳也騎手(ウエストナウ)
・柴田善臣騎手(ピースワンデュック)
いずれの騎手も掲示板に届いていませんが、全頭人気のない馬だったので、馬質次第では挽回にも期待できるかもしれません。
この5名が騎乗する馬は今年もそこまで人気しないかもしれませんが、岩田望来騎手と横山和生騎手、そして西村淳也騎手の3名はここ数年で力をつけているのでもしかしたら激走するかもしれませんよ。
初騎乗はA.シュタルケ騎手のみ
今年の菊花賞の出走騎手の中で、今回はじめて菊花賞に騎乗するのは短期免許で来日しているA.シュタルケ騎手のみです。
短期免許で来日したシュタルケ騎手が、芝3,000mの長距離レースでどれだけのパフォーマンスを引き出すか注目したいですね。
なお、シュタルケ騎手はきさらぎ賞の勝ち馬ビザンチンドリームにテン乗り騎乗します。
菊花賞2024の出走人馬のコンビ成績と評価
馬名 | 騎手 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
アーバンシック | C.ルメール | 【1-0-0-0】 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
アスクカムオンモア | 北村友一 | 【0-1-1-1】 | 0.0% | 33.3% | 66.7% |
アドマイヤテラ | 武豊 | 【0-0-0-0】 | – | – | – |
アレグロブリランテ | 横山和生 | 【0-1-0-2】 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
ウエストナウ | 西村淳也 | 【1-0-0-1】 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
エコロヴァルツ | 岩田康成 | 【0-0-1-1】 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
コスモキュランダ | M.デムーロ | 【1-1-0-1】 | 33.3% | 66.7% | 66.7% |
シュバルツクーゲル | 松山弘平 | 【0-0-0-0】 | – | – | – |
ショウナンラプンタ | 鮫島克駿 | 【2-1-1-3】 | 28.6% | 42.9% | 57.1% |
ダノンデサイル | 横山典弘 | 【3-0-0-2】 | 60.0% | 60.0% | 60.0% |
ノーブルスカイ | 池添謙一 | 【0-0-0-0】 | – | – | – |
ハヤテノフクノスケ | 岩田望来 | 【1-0-0-1】 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
ビザンチンドリーム | A.シュタルケ | 【0-0-0-0】 | – | – | – |
ピースワンデュック | 柴田善臣 | 【3-1-0-0】 | 75.0% | 100.0% | 100.0% |
ヘデントール | 戸崎圭太 | 【0-0-0-0】 | – | – | – |
ミスタージーティー | 坂井瑠星 | 【1-0-0-2】 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
メイショウタバル | 浜中俊 | 【3-0-0-1】 | 75.0% | 75.0% | 75.0% |
メリオーレム | 川田将雅 | 【3-1-0-1】 | 60.0% | 80.0% | 80.0% |
アーバンシック×C.ルメール騎手 評価A
前走のセントライト記念で初コンビを組みましたが、内目を確保しながら直線で追うとあっさり動いて先に抜けたコスモキュランダを捕らえて勝利しました。
序盤は少し出遅れ気味でしたがすぐにリカバーし、経済コースを立ち回りながら無駄のない競馬で勝ち切ることができ、テン乗りでも見事な競馬でした。
セントライト記念の内容を見る限りコンビ相性は良さそうなので菊の舞台でもどのような走りを見せてくれるか注目したいです。
アスクカムオンモア×北村友一騎手 評価B
これまで3回騎乗して【0-1-1-1】と勝ち星はありません。
4走前のプリンシパルステークスも3着とはいえ超ドスローの流れで先行ポジションを確保しており、展開に恵まれたのも事実でした。
人馬の相性は現時点ではまだなんともいえません。
アレグロブリランテ×横山和生騎手 評価B
スプリングステークスは人気以上の活躍を見せていましたが、ここは横山和生騎手の騎乗以上に後ろの騎手が全く動かなかったので相手に恵まれたのも事実でした。
近2戦はどちらも二桁着順に沈んでいるのでポテンシャルは一枚足りないでしょう。
それでも、スプリングステークスは横山和生騎手の積極的な逃げが結果的に収得賞金加算につながっているので人馬の相性は悪くありません。
ウエストナウ×西村淳也騎手 評価B
デビュー戦の未勝利戦と前走神戸新聞杯でコンビを組んでいますが、ベストバウトは2走前の京都新聞杯で、このとき騎乗していた横山典弘騎手のほうがウエストナウの良さを引き出しているように見えます。
それでも、未勝利戦でコンビを組み、ハイペースの流れで出し切れていることから人馬の相性は悪くないでしょう。
エコロヴァルツ×岩田康成騎手 評価B
岩田康成騎手は2走前の日本ダービーからエコロヴァルツに騎乗しています。
ダービーではスローの逃げで8着、前走セントライト記念もスローの展開で前につけて3着でした。
どちらもゆったりとした流れで競馬を行いましたが勝ち負けまでは届いていません。
また、スローの流れになると他の馬のほう高いパフォーマンスで好走しているので、もう少し別の戦法を取らなければ勝ち負けは厳しいかもしれません。
コスモキュランダ×M.デムーロ騎手 評価A
初めてコンビを組んだ弥生賞ディープインパクト記念では後方からの競馬となりましたが、デムーロ騎手渾身のまくりが見事はまって6番人気の低評価を覆す勝利を見せました。
前走セントライト記念でもまくりを決めて2着入りしているように、早めのロングスパートが得意です。
人馬の相性は問題ないでしょう。
ショウナンラプンタ×鮫島克駿騎手 評価A
神戸新聞杯や青葉賞で3着入りしており、人馬の相性はまずまずといったところです。
ただ、鮫島克駿騎手はノーブルマーズやハヤテノフクノスケなど、何気に持ち馬が多数いる中でデビューから一貫して騎乗していたショウナンラプンタに騎乗する点は面白そうです。
前走神戸新聞杯では早めに動いて好走していることから人馬の折り合いも問題ないと思われます。
ダノンデサイル×横山典弘騎手 評価S
今年のダービー馬です。
日本ダービーでは9番人気の低評価でしたがベテラン横山典弘騎手が魅せた業のある騎乗が見事はまり、最後まで余力残しの競馬で皐月賞馬ジャスティンミラノを下し、最年長のダービージョッキーとなりました。
今回はぶっつけでレースに挑みますが、ダービーの神がかった騎乗を見る限り、人馬のコンビネーションは最良といえます。
ハヤテノフクノスケ×岩田望来騎手 評価B
岩田望来騎手は京成杯以来の騎乗となります。
初勝利をつかんだ未勝利戦では早めに押し上げて圧勝しましたが、続く京成杯は馬体の大幅増減も響いたのか、4着まででした。
スローからの上がり勝負でキレ負けしており、少しポテンシャル面で見劣りする競馬となっています。
人馬の相性はまずまずといったところでしょうか。
ピースワンデュック×柴田善臣騎手 評価A
デビューから一貫して柴田善臣騎手が騎乗しています。
前走の阿賀野川特別はスローの流れでレースが進行しましたが、上位を逃げや先行馬など、前で競馬していた馬が占めるなか、1頭だけ差しの競馬で勝ち切りました。
スタート直後にゲートを出遅れ、序盤で出足をくじく格好となりながらも、冷静に中団やや前目の位置を確保しつつ、ゆったりとした流れで道中出し切っています。
意外とタイトだったかもしれませんが、その中で末脚を引き出して勝ち切れたのは柴田善臣騎手の折り合いと仕掛けどころがマッチしたからでしょう。
デビューからコンビを組んでいる馬ですし、人馬の相性はとても良いです。
ミスタージーティー×坂井瑠星騎手 評価B
デビューから3戦騎乗しましたが、勝利したのは新馬戦のみです。
ホープフルステークスは3コーナーで抑えてしまって出し切れず、続く共同通信杯も人気を裏切る7着でした。
若葉ステークスでコンビを組んだ藤岡佑介騎手のほうが折り合いは合っているように感じます。
メイショウタバル×浜中俊騎手 評価A
コンビ相性は【3-0-0-1】で、前走神戸新聞杯は序盤に積極的にハナに立ち、そこからはメイショウタバルの力を引き出すような競馬で2つ目の重賞タイトルを手にしました。
稍重馬場がフィットしたのも好走要因ですが、浜中騎手の強気の騎乗がメイショウタバルの強みを引き出しています。
皐月賞は大暴走して最下位に沈んでいますが、神戸新聞杯の騎乗はとても良く、菊花賞でもどのような走りを見せてくれるか楽しみです。
メリオーレム×川田将雅騎手 評価A
コンビ相性は【3-1-0-1】で複勝率80%は高い水準です。
この中でも前々走の西部スポニチ賞は好位置から早めに動いてそのまま後続を突き放しているように、長距離色の強い競馬で圧勝しました。
前走神戸新聞杯は少し位置取りが厳しいものがありましたが、それでも最後は永く脚を使えているのでポジション次第でさらなる上位を目指せた可能性もあります。
川田騎手の長距離実績はあまり高くないものの、人馬の相性には期待して良いでしょう。
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菊花賞の過去10年の乗り替わりデータ
前走から | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
継続騎乗 | 【8-6-8-99】 | 6.6% | 11.6% | 18.2% |
乗り替わり | 【2-4-2-50】 | 3.4% | 10.3% | 13.8% |
乗り替わりで馬券に絡んだ馬と騎手 | |||
年度 | 着順 | 馬名 | 騎乗騎手 |
2023 | 1 | ドゥレッツァ | C.ルメール |
2 | タスティエーラ | J.モレイラ | |
2020 | 2 | アリストテレス | C.ルメール |
2019 | 2 | サトノルークス | 福永祐一 |
2018 | 1 | フィエールマン | C.ルメール |
3 | ユーキャンスマイル | 武豊 | |
2017 | 3 | ポポカテペトル | 和田竜二 |
2014 | 2 | サウンズオブアース | 蛯名正義 |
今回の乗り替わり騎手と馬 | |||
馬名 | 今回騎乗騎手 | 前回騎乗騎手 | |
アスクカムオンモア | 北村友一 | 松山弘平 | |
アドマイヤテラ | 武豊 | C.ルメール | |
シュバルツクーゲル | 松山弘平 | C.ルメール | |
ノーブルスカイ | 池添謙一 | 鮫島克駿 | |
ハヤテノフクノスケ | 岩田望来 | 鮫島克駿 | |
ビザンチンドリーム | A.シュタルケ | 幸英明 | |
ヘデントール | 戸崎圭太 | C.ルメール | |
ミスタージーティー | 坂井瑠星 | 北村友一 |
好走率、好走数ともに継続騎乗組が優勢
過去10年の菊花賞で馬券に絡んだ22頭が前走からの継続騎乗騎手でした。
継続騎手は好走率を見ても乗り替わり騎手よりも好成績です。
菊花賞は芝3,000mの長距離レースでほかのレース以上に人馬の折り合いが問われやすいです。
何度もコンビを組んで騎乗馬の特徴を理解しているほうが出し切りやすいため、継続騎手優勢で考えたほうが良いでしょう。
菊花賞の過去10年のテン乗りデータ
成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
【1-3-0-36】 | 2.5% | 10.0% | 10.0% |
テン乗りで馬券に絡んだ馬と騎手 | |||
年度 | 着順 | 馬名 | 騎乗騎手 |
2023 | 2 | タスティエーラ | J.モレイラ |
2019 | 2 | サトノルークス | 福永祐一 |
2018 | 1 | フィエールマン | C.ルメール |
2014 | 2 | サウンズオブアース | 蛯名正義 |
今回のテン乗り騎手と馬 | |||
馬名 | 今回騎乗騎手 | 前回騎乗騎手 | |
アドマイヤテラ | 武豊 | C.ルメール | |
シュバルツクーゲル | 松山弘平 | C.ルメール | |
ノーブルスカイ | 池添謙一 | 鮫島克駿 | |
ビザンチンドリーム | A.シュタルケ | 幸英明 | |
ヘデントール | 戸崎圭太 | C.ルメール |
テン乗り好走騎手は過去に菊花賞を制していると評価が上がる
過去10年の菊花賞の内、テン乗り騎乗で好走した馬4頭いました。
この4頭に騎乗した騎手はすべて別の騎手でしたが、モレイラ騎手以外の3名は過去に菊花賞を勝利しています。
具体的には、C.ルメール騎手は2016年のサトノダイヤモンドで、福永祐一騎手は2013年のエピファネイアで、そして蛯名正義騎手は2001年のマンハッタンカフェで菊花賞を制していました。
今年はテン乗り騎手が5名いますが、このなかで過去に菊花賞を制していたのは武豊騎手と池添騎手の2名です。
この2名が騎乗する馬には注目しても良いかもしれませんよ。
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菊花賞2024追い切り評価
菊花賞2024追い切り評価はこちらの記事でご覧ください。
菊花賞2024の最終予想
菊花賞2024の最終予想はこちらの記事で発表するので、合わせてお読みください。