【阪神牝馬ステークス2023予想】馬券で狙いたい5頭はこちら!前走大敗馬の激走に警戒!
阪神牝馬ステークス2023のおすすめの注目馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
コースの特徴や競走馬の血統、追い切りや過去10年のデータから予想していきます!
阪神牝馬ステークス2023の概要
阪神牝馬ステークスは阪神競馬場で開催される牝馬限定競走です。
4歳以上の牝馬のみが出走できるレースで、勝利した馬には5月に開催されるG1競走「ヴィクトリアマイル」の優先出走権が与えられます。
ヴィクトリアマイルは、春季最強牝馬決定戦の位置づけがされているマイル競走で、秋のエリザベス女王杯と対を為すレースとしても認識されています。
エリザベス女王杯の場合は、前後に天皇賞(秋)やジャパンカップといった格式のあるG1競走が開催されるため、あえてそちらを選択して繁殖牝馬としての価値を高めるケースもあります。
しかし、ヴィクトリアマイルは前後に有力な中距離競争があまり存在しないこと、オーソドックスな東京が舞台のレースであることから、マイラーや中距離馬、はたまた高松宮記念を最後、使いどきを持て余している短距離馬の参戦も目立ちます。
そのため、ヴィクトリアマイルは現役牝馬最強決定戦としてふさわしい舞台となっています。
話は脱線しましたが、阪神牝馬ステークスもヴィクトリアマイルに向けて一叩きしたい馬や権利を得たい馬が参戦し、個性豊かな面子が揃います。
今年はアンドヴァラナウトやイズジョーノキセキ、ピンハイなどが出走予定です。
ここを制して、春の女王決定戦に駒を進めるのはどの馬でしょうか?
なお、阪神牝馬ステークスは2015年まで芝1,400mでレースが行われていましたが、うましるでは1,400m時代も含めた2013年から2022年の過去10年のデータをまとめました。
阪神牝馬ステークス2023の開催内容
開催日 | 4月8日(土曜) 15:35発走 |
格付け | G2 |
開催競馬場 | 阪神競馬場 阪神11R |
コース | 芝1,600m |
性齢 | 4歳以上牝馬 |
斤量 | 別定 |
1着賞金 | 5500万円 |
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阪神牝馬ステークス2023が開催される阪神の芝1,600mの特徴
スタート地点 | 向こう正面の真ん中やや左側 |
コース | 外回りの右回りコース |
1周の距離 | Aコース=2,089m Bコース=2,113m |
直線距離 | Aコース=473.6m Bコース=476.3m |
高低差 | 2.4m |
フルゲート | 18頭 |
阪神牝馬ステークスが開催される阪神芝1,600mは桜花賞や阪神JFにも使用されるコースです。
阪神は内回りコースと外回りコースが存在しますが、芝1,600mでは外回りコースを使用します。
スタート地点は向こう正面の真ん中やや左で、最初のコーナーまで約444mを走ります。
3.4コーナーは外回りらしく非常に大きなカーブを描いていて極端にペースダウンしなくても回ることができます。
4コーナーの途中に残り600mの標識が立っており、そのあたりから直線に向けて少しずつ下り傾斜になるためスパートを駆けやすいです。
最後の直線は約474mです。
直線の長さは右回りの競馬場の中でも最長で、トップスピードを維持しやすいです。
直線に入ってからしばらくは下り傾斜ですが、ゴール板から200m手前に阪神名物の急な上り坂が立ちはだかります。
この坂は高低差こそ1.8mですが120mの間にあるため実際は数値以上に急です。
坂を駆け上がったらゴールはすぐそこです。
阪神の芝1,600mは大きなコーナーでペースを引き上げながら、最後の直線で長く脚を使える舞台です。
各騎手は上がり勝負に持ち込みたいので、前半はスローペースで余力を残しながら後半に備えることが多いです。
上がり勝負になりやすく、差しや追い込み馬の好走率も高いのが特徴といえるでしょう。
スローからの瞬発力勝負になりやすく、上がりの末脚に定評のある馬が活躍しやすい舞台となっています。
阪神の芝1,600mはここをチェック!
- 数多くの重賞が行われている
- ワンターンコース
- 上がり勝負になりやすい
- 8枠は若干好走率が低い
- 関西騎手が強い
阪神牝馬ステークス2023の出走馬
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | サブライムアンセム | 牝4 | 55.0 | 岩田望来 |
2 | コスタボニータ | 牝4 | 55.0 | 鮫島克駿 |
3 | ウインシャーロット | 牝5 | 55.0 | 石川裕紀人 |
4 | フラーズダルム | 牝5 | 55.0 | 北村友一 |
5 | ママコチャ | 牝4 | 55.0 | 松山弘平 |
6 | テンハッピーローズ | 牝5 | 55.0 | 藤岡康太 |
7 | ルージュスティリア | 牝4 | 55.0 | 川田将雅 |
8 | ピンハイ | 牝4 | 55.0 | 高倉稜 |
9 | サウンドビバーチェ | 牝4 | 55.0 | 浜中俊 |
10 | アンドヴァラナウト | 牝5 | 55.0 | 吉田隼人 |
11 | イズジョーノキセキ | 牝6 | 56.0 | 岩田康誠 |
12 | ディヴィーナ | 牝5 | 55.0 | 池添謙一 |
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過去10年の阪神牝馬ステークスのデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2013 | 1 | 16 | サウンドオブハート | 2 | 洛陽S(OP) | 1 |
良 | 2 | 15 | イチオクノホシ | 4 | うずしおS(1,600万) | 3 |
3 | 4 | クィーンズバーン | 7 | 阪急杯(G3) | 13 | |
2014 | 1 | 4 | スマートレイアー | 1 | 大阪城S(OP) | 1 |
良 | 2 | 6 | ウリウリ | 3 | 京都牝馬S(G3) | 1 |
3 | 10 | ローブティサージュ | 9 | 京都牝馬S(G3) | 7 | |
2015 | 1 | 4 | カフェブリリアント | 4 | 節分S(1,600万) | 1 |
稍重 | 2 | 7 | ベルルミエール | 7 | 京都牝馬S(G3) | 10 |
3 | 12 | ウリウリ | 3 | 京都牝馬S(G3) | 5 | |
2016 | 1 | 7 | スマートレイアー | 2 | 東京新聞杯(G3) | 1 |
良 | 2 | 6 | ミッキークイーン | 1 | ジャパンカップ(G1) | 8 |
3 | 9 | ウインプリメーラ | 5 | 京都牝馬S(G3) | 3 | |
2017 | 1 | 6 | ミッキークイーン | 1 | 有馬記念(G1) | 5 |
重 | 2 | 16 | アドマイヤリード | 3 | 飛鳥S(1,600万) | 1 |
3 | 8 | ジュールポレール | 4 | うずしおS(1,600万) | 1 | |
2018 | 1 | 11 | ミスパンテール | 4 | 京都牝馬S(G3) | 1 |
良 | 2 | 10 | レッドアヴァンセ | 11 | ユートピアS(1,600万) | 1 |
3 | 3 | リスグラシュー | 1 | 東京新聞杯(G3) | 1 | |
2019 | 1 | 8 | ミッキーチャーム | 4 | 中山牝馬S(G3) | 14 |
良 | 2 | 14 | アマルフィコースト | 12 | 京都牝馬S(G3) | 3 |
3 | 12 | ミエノサクシード | 9 | 京都金杯(G3) | 3 | |
2020 | 1 | 2 | サウンドキアラ | 2 | 京都牝馬S(G3) | 1 |
良 | 2 | 15 | スカーレットカラー | 6 | 有馬記念(G1) | 15 |
3 | 10 | ディメンシオン | 11 | 京都牝馬S(G3) | 6 | |
2021 | 1 | 10 | デゼル | 1 | 初音S(3勝) | 1 |
良 | 2 | 4 | マジックキャッスル | 2 | 愛知杯(G3) | 1 |
3 | 1 | ドナウデルタ | 8 | 愛知杯(G3) | 13 | |
2022 | 1 | 4 | メイショウミモザ | 9 | 北九州短距離S(OP) | 13 |
良 | 2 | 2 | アンドヴァラナウト | 1 | 愛知杯(G3) | 11 |
3 | 3 | デゼル | 2 | 愛知杯(G3) | 3 |
【血統】サンデーサイレンス系産駒が強い
血統 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
ディープインパクト | 【6-4-4-19】 | 18.2% | 30.3% | 42.4% |
ダイワメジャー | 【1-1-0-9】 | 9.1% | 18.2% | 18.2% |
ハーツクライ | 【1-0-1-3】 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
ステイゴールド | 【0-1-2-7】 | 0.0% | 10.0% | 30.0% |
キングカメハメハ | 【0-1-0-6】 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
ロードカナロア | 【0-0-1-7】 | 0.0% | 0.0% | 12,5% |
クロフネ | 【0-0-0-4】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年の阪神牝馬ステークスの好走馬を血統別に見てみると、ディープインパクト産駒やダイワメジャー産駒、ハーツクライにステイゴールド産駒の好走例が高いです。
この4血統はいずれも父方がサンデーサイレンスで、過去10年で父方サンデーサイレンス系の馬は25頭が馬券に絡んでいました。
それに対して、父方がミスタープロスペクター系のキングカメハメハ産駒やロードカナロア産駒は勝ち馬がおらず、2着が精一杯です。
また、過去10年でも馬券に絡んだのは4頭のみでした。
阪神牝馬ステークスはサンデーサイレンス系の馬が有利です。
今年の出走登録馬で父方がサンデーサイレンス系の馬は4頭いました。
また、父方がミスタープロスペクター系の馬は3頭出走予定です。
【年齢】6歳以上の馬は好走率が大きく落ちる
年齢 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4歳 | 【5-8-3-45】 | 8.2% | 21.3% | 26.2% |
5歳 | 【4-2-4-40】 | 8.0% | 12.0% | 20.0% |
6歳 | 【1-0-3-18】 | 4.5% | 4.5% | 18.2% |
7歳 | 【0-0-0-8】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年の阪神牝馬ステークスの好走馬を年齢別にまとめました。
過去10年で馬券に絡んだ26頭が4.5歳馬でした。
6歳の馬は4頭しか馬券に絡んでおらず、7歳以上に至っては1頭も馬券に絡めていません。
阪神牝馬ステークスは4.5歳馬が馬券の中心になり、6歳以上の馬の好走事例は少ないレースなのです。
【斤量】斤量54キロ組が強いが…
斤量 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
54キロ | 【9-7-8-89】 | 8.0% | 14.2% | 21.2% |
55キロ | 【1-2-2-15】 | 5.0% | 15.0% | 25.0% |
56キロ | 【0-1-0-7】 | 0.0% | 12.5% | 12.5% |
過去10年の阪神牝馬ステークスで馬券に絡んだ24頭の馬が斤量54キロでこのレースに挑んでいました。
斤量54キロが有利なのでそこから馬券予想を行いたいですよね。
ところが、今年からすべてのレースにおいて、平均斤量がプラス1キロ増加しており、今年の出走馬はイズジョーノキセキを除けば斤量55キロで出走します。
(イズジョーノキセキのみ実績を評価され56キロで出走します。)
今後ルール改正がない限り、斤量54キロでレースに挑む馬が現れることはありません。
斤量におけるデータはあまり信頼しなくてもよいでしょう。
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過去10年の阪神牝馬ステークスの人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【3-2-1-4】 | 30.0% | 50.0% | 60.0% |
2番人気 | 【3-1-1-5】 | 30.0% | 40.0% | 50.0% |
3番人気 | 【0-2-1-7】 | 0.0% | 20.0% | 30.0% |
4番人気 | 【3-1-1-5】 | 30.0% | 40.0% | 50.0% |
5番人気 | 【0-0-1-9】 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
6~9番人気 | 【1-2-4-33】 | 2.5% | 7.5% | 17.5% |
10番人気以下 | 【0-2-1-42】 | 0.0% | 4.4% | 6.7% |
上位人気の信頼度はまずまず
過去10年の阪神牝馬ステークスの好走馬を人気別に見てみると、1番人気と2番人気はそれぞれ3勝、合計で6勝しました。
複勝率は1番人気が60%で2番人気は50%です。
他の重賞レースと比較すると上位人気の成績は平均的といえます。
ちなみに、4番人気も好走率が高く、3勝の勝ち馬をはじめ5頭が馬券に絡みました。
勝ち馬を探す際は4番人気以上の馬から選択するのがよいかもしれません。
伏兵にも注目したい
過去10年の阪神牝馬ステークスで馬券に絡んだ10頭が6番人気以下の馬でした。
近5開催に絞ってみると、6番人気以下の馬が1頭以上3着以内に入選しています。
近年は上位人気で決着づく傾向が少なく、ヒモ荒れする傾向が強くなっています。
馬券予想の際は穴馬にも目を配りたいですね。
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過去10年の阪神牝馬ステークスの枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【1-0-1-12】 | 7.1% | 7.1% | 14.3% |
2枠 | 【1-1-1-11】 | 7.1% | 14.3% | 21.4% |
3枠 | 【1-0-2-12】 | 6.7% | 6.7% | 20.0% |
4枠 | 【2-2-1-13】 | 11.1% | 22.2% | 27.8% |
5枠 | 【2-2-1-14】 | 10.5% | 21.1% | 26.3% |
6枠 | 【0-0-2-18】 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
7枠 | 【2-1-2-15】 | 10.0% | 15.0% | 25.0% |
8枠 | 【1-4-0-16】 | 4.8% | 23.8% | 23.8% |
大きな差はない
過去10年の阪神牝馬ステークスの好走馬を枠順別にまとめました。
勝ち馬に関しては6枠を除けばいずれの枠からも1~2頭輩出しています。
複勝率を見ても、1枠と6枠を除けば20%を超えていました。
阪神牝馬ステークスは極端な枠の偏りはないので、枠の影響が小さいレースといえます。
過去10年の阪神牝馬ステークスの前走着順別成績
前走着順 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 【7-4-2-17】 | 23.3% | 36.7% | 43.3% |
2着 | 【0-0-0-7】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3着 | 【0-2-3-3】 | 0.0% | 25.0% | 62.5% |
4着 | 【0-0-0-8】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
5着 | 【1-0-1-7】 | 11.1% | 11.1% | 22.2% |
6~9着 | 【0-1-2-28】 | 0.0% | 3.3% | 10.0% |
10着以下 | 【2-3-2-41】 | 4.2% | 10.4% | 16.7% |
前走勝ち馬が好走する
過去10年の阪神牝馬ステークスで馬券に絡んだ13頭の馬が前走を勝利していました。
ほとんどの馬は前走のオープンレース、G3競走を制したうえでこの阪神牝馬ステークスも連勝しています。
また、前走のユートピアステークスを勝利したにもかかわらず11番人気の低評価だったレッドアヴァンセ(2018年度2着)のような馬もいました。
前走のクラス問わず、前走を勝利している馬は評価を上げてもよさそうです。
今年の出走登録馬で前走を勝利している馬は2頭いました。
前走大敗組も馬券に絡む
過去10年の阪神牝馬ステークスで馬券に絡んだ7頭が前走10着以下に敗れた馬でした。
この7頭のうちの6頭は前走が重賞競走でした。
前走がジャパンカップや有馬記念といった強豪ぞろいの舞台で敗れた馬もいれば、愛知杯のように重ハンデに泣かされ凡走してしまった馬もいます。
阪神牝馬ステークスは前走の勝ち馬が好走する傾向にありますが、前走大敗組の巻き返しも度々見られるレースなのです。
今年の出走登録馬で前走10着以下に敗れた馬は3頭いました。
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阪神牝馬ステークス2023の注目馬3頭
近年の阪神牝馬ステークスは出走割れすることが多いですが、今年も出走登録が12頭で、例年通り小頭数で行われます。
しかしながら、ヴィクトリアマイルを目標にした馬が多数参戦しました。
今年の出走登録馬で注目したい馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ピンハイ
今年4歳になったピンハイがヴィクトリアマイルの権利を取りに行きます。
昨年はクラシックレースに出走し、チューリップ賞、桜花賞、オークスといずれも二けた人気ながらも掲示板入りしました。
その後挑んだ西宮ステークスでは1番人気の期待に応えて勝利し、春の激走がフロックではないことが証明されたのです。
近2戦は凡走しており、2走前のエリザベス女王杯は重馬場で差し不利の舞台で仕方ないとしても、前走の東京新聞杯だけは好位置にいながら伸び切れていないのが気になります。
ただし、ピンハイのこれまでの成績を見ると東京よりも阪神のほうが好走しています。
また、上位入選したチューリップ賞や桜花賞が今回と全く同じ阪神芝1,600mなので、激走にも期待できるでしょう。
賞金的にはここで権利を獲得したいはずなのでメイチで仕上げる可能性も高いです。
鞍上もデビュー戦で手綱を握った高倉騎手に戻りますし、人馬ともにG1の舞台に向かいたいですね。
イズジョーノキセキ
昨年のいまごろはクラス戦止まりの馬でしたが、秋に行われた府中牝馬ステークスで人気のソダシを差し切る活躍を見せました。
続くエリザベス女王杯は10着に敗れたものの、暮れの有馬記念では牡馬を押し切るかたちで4着に入選し、なにかと注目されています。
近走を見る限りは距離が長い舞台のほうが得意に感じますが、デビュー戦からしばらくはマイルを使われているのでそこまで大きな欠点でもなさそうです。
それよりも、データと相性が悪い6歳馬であることのほうが気になります。
早熟説がささやかれているエピファネイア産駒という点も引っ掛かりますね。
斤量もメンバー唯一56キロを課せられますし、実はマイナスデータは少なくありません。
データのハンデを覆す走りに期待したいです。
ルージュスティリア
条件戦から挑むルージュスティリアも注目株です。
昨年の春はトライアルレースで凡走してしまい、結果的にはクラシックとは無縁の年を送りました。
しかし、早々とクラス戦にシフトしてからは瞬く間に3連勝を飾り、久々の重賞戦に舞い降りたのです。
近3戦がいずれもマイルで連勝しているところを見ても、距離適性は全く心配ありません。
データと相性のいいディープインパクト産駒なのもプラスです。
これまで主戦を務めていた福永騎手が騎手引退したため、乗り替りになりますが、替わって手綱を握るのはリーディング上位の川田騎手なので乗り替りもマイナスではありません。
あえていうなら先行馬なので差しや追い込み有利の阪神マイルでどこまで健闘できるかです。
2走前の2勝クラス戦も阪神マイルで勝利こそつかんでいますが、2着のダノンティンパニーとはハナ差でした。
ここは2走クラスのときよりもメンバーレベルが上がりますし、その中でどれだけやれるか注目したいです。
阪神牝馬ステークス2023の穴馬2頭
阪神牝馬ステークスは伏兵も度々3着内に入選します。
今年の出走登録馬で配当に期待できそうな馬を2頭ピックアップしました。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
アンドヴァラナウト
アンドヴァラナウトが昨年に引き続き阪神牝馬ステークスに出馬します。
昨年の阪神牝馬ステークスは伏兵のメイショウミモザにこそ差されたものの、3着以下の追撃を抑えて2着入選しています。
データと相性の悪いキングカメハメハ産駒ですが昨年の走りを見る限りは血統における欠点は度外視したほうがよいでしょう。
近走は休み明け初戦のほうが走っているので、今回も十分休養をはさんだうえで挑むのはプラスです。
テン乗りの吉田隼人騎手が騎乗しますが、吉田隼人騎手は関東騎手の中では阪神で実績を残しているので悪くありません。
最後の勝ち星はローズステークス以来。
久々に勝利の美酒に酔いしれたい。
ママコチャ
ママコチャの魅力は血統背景にあります。
父クロフネ。
母ブチコ。
この組み合わせは全姉ソダシにも該当しています。
ソダシは桜花賞や阪神JFを制しているマイラーで、昨年は牡馬混合のマイルチャンピオンシップでも3着に入選しました。
ママコチャはソダシと違って毛色は受け継ぎませんでしたが、条件戦を3連勝していて能力の高さは引き継いでいるかもしれません。
前走のターコイズステークスは5着に敗れましたが久々の重賞&初の中山を考えたら致し方なかった面もあります。
阪神で実績を残していますし、ヴィクトリアマイルを目指すのであればここは権利がほしいところでもあります。
ここを制したら、ヴィクトリアマイルで姉妹対決が見られるかもしれませんよ。
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阪神牝馬ステークス2023予想の最終買い目
阪神牝馬ステークス予想(晴れ良~稍重馬場想定)
阪神牝馬ステークスが開催される阪神競馬場界隈は土曜日、晴れの予報が出ています。
しかしながら、金曜日の午前10時の時点では雨で重馬場の発表がされていました。
幸いにもレースが開催される土曜日は終日晴れで気温も18度くらいまで上がるようなので馬場の回復に期待できるでしょう。
前日予想なのでどこまで回復するかは定かではありませんが、うましるでは晴れの良~稍重でやや時計のかかる馬場を想定しながら予想を行いたいです。
◎本命 10 アンドヴァラナウト
父 | キングカメハメハ |
母 | グルヴェイグ |
母父 | ディープインパクト |
主な勝ち鞍 | ローズS(G2) 2021年 |
前走 | 愛知杯(G3) 9着 |
本命はアンドヴァラナウトにしました。
血統的に見るとデータとあまり相性の良くないキングカメハメハ産駒ですが、アンドヴァラナウトの場合は昨年の阪神牝馬ステークスで2着に好走しているのでそこまで心配はいらないでしょう。
近2戦が重馬場で敗れていますが、2走前のエリザベス女王杯は相手関係、前走の愛知杯は重ハンデを考慮すればそこまで悲観しなくてもよさそうです。
良馬場における成績は良いですし、休み明け初戦でも鉄砲が利きます。
年齢的にもヴィクトリアマイルを目指すうえで今年が最大のチャンスだと思いますし、権利確保のためにも勝ち負けに期待したいです。
〇対抗 7 ルージュスティリア
父 | ディープインパクト |
母 | ドライヴンスノー |
母父 | Storm Cat |
主な勝ち鞍 | 長篠S(3勝クラス) 2023年 |
前走 | 長篠S(3勝クラス) 1着 |
対抗はルージュスティリアにします。
瞬発力に長けた馬なので、時計のかかる馬場でどこまでやれるかは分かりませんが、母方がストームキャットなので血統背景だけ見たらタフな馬場でもやれそうです。
メンバー唯一の条件戦から挑む馬ですが、前走の長篠ステークスは牡馬混合戦ながらも2着のトーホウディアスに2馬身半差つけて完勝しました。
タフな中京で牡馬相手に着差をつけて勝てたのは高く評価したいです。
阪神牝馬ステークスは条件戦上がりの馬でも勝ち負けしていますし、ここでも一発ありそうです。
▲単穴 8 ピンハイ
父 | ミッキーアイル |
母 | レイテッド |
母父 | ジャングルポケット |
主な勝ち鞍 | 西宮S(3勝クラス) 2022年 |
前走 | 東京新聞杯(G3) 8着 |
ピンハイも馬券に絡めます。
昨年のクラシックは桜花賞もオークスも掲示板入りした実力馬で今回の舞台である阪神芝1,600mは激走したチューリップ賞や桜花賞と全く同じ舞台です。
ピンハイ自身末脚勝負を得意としているので直線の長い阪神外回りとの相性もよいです。
しかしながら、レース当日が時計のかかりやすい馬場だったら末脚を活かせるかは少し難しいです。
また、前走の東京新聞杯は好位置にいながら敗れてしまったのも引っ掛かります。
それでも、これまで人気を落としながら上位入選しましたし、特に桜花賞は4着とはいえ勝ち馬スターズオンアースにコンマ1秒差の競馬でした。
確かな実力を兼ねそろえていますし、主戦の高倉稜騎手が再び手綱を握るのもプラスです。
権利を得るためにもここは勝ち負けしてほしいです。
△連下 3 ウインシャーロット
父 | スクリーンヒーロー |
母 | マリアヴェロニカ |
母父 | ジャングルポケット |
主な勝ち鞍 | オーロC(L) 2022年 |
前走 | 京都牝馬S(G3) 2着 |
連下はウインシャーロットにします。
近走は芝1,400mを中心に使われていますが、同競馬場で開催された京都牝馬ステークスでも勝ち馬ララクリスティーヌと差のない2着で惜しい競馬でした。
今回は久々のマイル戦となりますが、マイルは【2-6-2-0】で複勝率100%の安定感です。
長距離輸送も前走の京都牝馬ステークスを見る限り問題ありません。
人馬ともに関東所属ですが、近走の活躍を見る限り、馬券内も十分あり得るでしょう。
消し 11 イズジョーノキセキ
父 | エピファネイア |
母 | キングダンサー |
母父 | キングカメハメハ |
主な勝ち鞍 | 府中牝馬(G2) 2022年 |
前走 | 有馬記念(G1) 4着 |
イズジョーノキセキを消した理由はふたつあります。
一つ目は重馬場における実績が乏しいこと。
そしてもう一つはマイルが短い可能性があるからです。
ここでも上位人気の馬ですが人気以上に不安要素の多い馬です。
せめて昨年の府中牝馬ステークスを制した芝1,800mくらいあれば馬券にも絡めたい一頭でしたが、距離適性を考慮して消すことにしました。
単勝
10 アンドヴァラナウト
馬連流し
軸馬:10
相手:3、7、8、9
三連複フォーメーション
1頭目:10
2頭目:3、7、8、9
3頭目:3、7、8、9
以上になります。
阪神牝馬ステークスの予想の参考にしてみてください!