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【紫苑ステークス2023予想】本命におすすめの3頭+激走に期待できる穴馬2頭はこちら!

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紫苑ステークス2023予想の最終買い目を更新しました!

紫苑ステークス2023のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!

紫苑ステークス2023の予想ポイント

  • 単勝20倍以上の馬の馬券内は厳しい
  • 追込馬は全滅
  • ノーザンファーム生産馬が活躍
  • 1~2番人気の馬が強い
  • 外枠有利、特に8枠は評価を上げたい
  • 前走オークス組が好走
目次(読みたい項目をタップ)

紫苑ステークス2023の概要

紫苑ステークスは中山競馬場で開催される3歳牝馬限定競走です。

秋華賞のトライアルレースとして2000年に設立された紫苑ステークスは当初オープン競走扱いで上位2頭までに秋華賞への優先出走権が与えられました。

しかしながら、オープン時代は翌週に開催されるローズステークスのほうがレース格は高く、多くの有力馬はそちらに向かったため、秋華賞でも紫苑ステークス組よりローズステークス組のほうが結果を残していたのです。

しかしながら、当時秋華賞のトライアル重賞がローズステークスしか存在しなかったこともあり、2016年からG3に格上げされました。

G3に格上げされてからは、秋華賞と同じ芝2,000mの距離適性を図ることや、関東圏のレースということもあり、関東馬を中心に有力馬が多数参戦しています。

実際にノームコアやファインルージュなど、ここで結果を残したのち、G1の舞台で結果を残した馬は少なくありません。

格上げしてからは有力馬の参戦増加に伴い、2023年からはついにローズステークスと同じくG2に昇格しました。

現在ではローズステークス以上に有力馬の参戦に注目が集まっている紫苑ステークス。

ここを制して最後の一冠に駒を進めるのはどの馬でしょうか?!

うましるではオープン時代も含めた2013~2022年の過去10年の紫苑ステークスのレースからデータをまとめました。

2022年 紫苑ステークス(GⅢ) | スタニングローズ | JRA公式

紫苑ステークス2023の開催内容

開催日9月9日(土曜) 15:45発走
格付けG2
開催競馬場中山競馬場 中山11R
コース芝2,000m
性齢3歳牝馬
斤量馬齢
1着賞金5200万円

紫苑ステークス2023が開催される中山の芝2,000mの特徴

中山競馬場 芝2000mのコースで特徴を解説
スタート地点4コーナーの出口付近
コース内回りの右回りコース
Bコース使用
1周の距離1,686m
直線距離310m
高低差5,3m
フルゲート18頭

中山には内回りと外回りコースが存在しますが、芝2,000mでは内回りコースを使用します。

スタート地点はスタンド前4コーナーの出口付近で、スタート直後にいきなり2.2mの急傾斜があります。

また、そこを超えてからもしばらくは上り坂が続くため基本的には序盤はスローになりやすいです。

この上り坂は1コーナーまで続きます。

1.2コーナーはタイトなコーナーとなっており、2コーナーに差し掛かって坂のてっぺんにつくと、今度は急な下り傾斜に切り替わります。

この下り坂は2コーナーを過ぎて向こう正面半ばまで続いています。

向こう正面半ばを過ぎるとようやく平らなコースになります。

3.4コーナーも1.2コーナー同様コーナーは急ですが、このあたりにラスト3ハロンの標識が経っているため、各馬はペースを引き上げます。

最後の直線は約310mとなっており、スタート直後に駆け上がった2.2mの上り傾斜を再び駆け上がらなければなりません。

坂を上り切った先にゴール板が立っています。

中山の芝2,000mはとにかくアップダウンが激しいうえ、コーナーは小回りなのでペース配分が非常に難しいです。

息を入れるのも難しいですし、騎手の手腕が問われやすい舞台となっています。

また、勾配が多くて小回りゆえに立ち回りの器用さやスタミナ、2度の急傾斜を駆け上がるだけのパワーが重要になっています。

ちなみに、中山はこの時期がもっとも時計が出やすいです。

なぜなら、中山は4月の開催終了後に馬場の更新作業と張替え作業を行います。

また、4か月半もの間開催が行われないため、9月の開催時にはフレッシュな状態でレースを行うことができるのです。

9月はまだまだ気温も高いので野芝の生育もよいことから、この時期は高速決着になりやすいですよ。

中山の芝2,000mはここをチェック!

  • 皐月賞やホープフルステークスが開催される舞台
  • 向こう正面は内回りコースを使用
  • タフなコースでスタミナが求められる
  • コーナーがタイトで器用さも求められる
  • まくりも決まりやすい

紫苑ステークス2023の出走馬

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【参考レース】2023年 紫苑ステークス|JRA公式
馬番馬名性齢斤量騎手
1ミタマ牝354.0松若風馬
2モリアーナ牝354.0横山典弘
3ヒップホップソウル牝354.0横山武史
4ワイズゴールド牝354.0笹川翼
5キミノナハマリア牝354.0C.ルメール
6フィールザオーラ牝354.0三浦皇成
7ミシシッピテソーロ牝354.0石川裕紀人
8ニシノコウフク牝354.0永野猛蔵
9フルール牝354.0石橋脩
10ソレイユヴィータ牝354.0西村淳也
11マーゴットミニモ牝354.0吉田豊
12アマイ牝354.0佐々木大輔
13シランケド牝354.0国分恭介
14グランベルナデット牝354.0松山弘平
15エミュー牝354.0M.デムーロ
16アップトゥミー牝354.0田辺裕信
17ダルエスサラーム牝354.0坂井瑠星

紫苑ステークスの過去10年のデータと傾向


馬場
着順馬番馬名人気前走前走着順
2022
112スタニングローズ1オークス(G1)2
211サウンドビバーチェ2オークス(G1)除外
38ライラック6オークス(G1)11
2021
111ファインルージュ2オークス(G1)11
21スルーセブンシーズ4オークス(G1)9
33ミスフィガロ121勝1
2020
稍重
110マルターズディオサ5オークス(G1)10
218パラスアテナ10ラジオNIKKEI賞(G3)4
316シーズンズギフト3NZT(G2)2
2019
115パッシングスルー21勝1
26フェアリーポルカ6オークス(G1)16
314カレンブーケドール1オークス(G1)2
2018
114ノームコア2フローラステークス(G2)3
21マウレア1オークス(G1)5
38ランドネ7オークス(G1)11
2017
116ディアドラ1HTB賞(1000万)1
211カリビアンゴールド6かもめ島特別(1000万)2
37ポールヴァンドル4かもめ島特別(1000万)1
2016
118ビッシュ1オークス(G1)3
29ヴィブロス3500万1
32フロンテアクイーン5オークス(G1)6
2015
110クインズミラーグロ8村上特別(500万)1
213ホワイトエレガンス5藻岩山特別(1000万)1
36エバーシャルマン6カーネーションカップ(500万)4
2014
不良
14レーヴデトワール5小豆島特別(1000万)4
27ショウナンパンドラ1糸魚川特別(500万)1
31マイネグレヴィル4オークス(G1)9
2013
113セキショウ6大倉山特別(1000万)9
25リボントリコロール2出雲崎特別(500万)1
311モモトンボ7浦佐特別(500万)5

【単勝オッズ】20倍以上の馬が来ることは稀

単勝オッズ成績単勝率連対率複勝率
1倍台【0-0-0-0】
2倍台【2-1-1-0】50.0%75.0%100.0%
3倍台【1-0-0-2】33.3%33.3%33.3%
4倍台【4-0-0-2】66.7%66.7%66.7%
5~6倍台【0-4-2-16】0.0%18.2%27.3%
7~9倍台【2-1-2-8】15.4%23.1%38.5%
10~14.9倍【1-2-2-10】6.7%20.0%33.3%
15~19.9倍【0-1-2-7】0.0%10.0%30.0%
20倍以上【0-1-1-90】0.0%1.1%2.2%

過去10年の紫苑ステークスの好走馬を単勝オッズ別に見てみると、勝ち馬10頭はいずれも単勝オッズ15.0倍以下の馬でした。

また、馬券に絡んだ28頭を見ても単勝オッズ20倍以下の馬です。

単勝オッズが20倍以上の馬で馬券に絡んだ馬は2020年のパラスアテナと2021年のミスフィガロの2頭だけでした。

紫苑ステークスは極端に人気を落とした馬の激走は基本的にないものと考えてよさそうです。

【脚質】差し馬優勢

脚質成績単勝率連対率複勝率
逃げ【1-1-1-8】9.1%18.2%27.3%
先行【3-3-3-24】9.1%18.2%27.3%
差し【5-6-6-55】6.9%15.3%23.6%
追込【0-0-0-46】0.0%0.0%0.0%

過去10年の紫苑ステークスの好走馬を脚質別に見てみると、勝ち馬の5頭、そして馬券に絡んだ17頭が差し馬でした。

開幕週で直線の短い中山開催ということで、逃げや先行馬が止まらないイメージがありますが、紫苑ステークスに限れば逃げや先行馬よりも差し馬のほうが結果を残していました。

ただし、追い込み馬は【0-0-0-46】なので最後方からは届かないです。

紫苑ステークスでは中団で末脚を溜める競馬を得意としている馬に注目したいですね。 

【生産牧場】ノーザンファーム生産馬が活躍している

年度ノーザンF生産馬の成績単勝率連対率複勝率
13~15年【1-0-1-9】9.1%9.1%18.2%
16~22年【6-3-3-30】14.3%21.4%28.6%

過去10年の紫苑ステークスの勝ち馬7頭、そして馬券に絡んだ14頭がノーザンファーム生産馬でした。

ノーザンファーム生産馬はオープン時代の3開催は【1-0-1-9】でほとんど見る影がありませんでした。

ところが、G3昇格後の近7開催に絞ると馬券に絡んだ21頭のうちの12頭、半数以上を占めています。

グレードが上がったことでこのレースに対する本気度が上がっています。

ノーザンファーム生産馬は激走する可能性が高いですよ!

今年の出走馬でノーザンファーム生産馬は4頭いました。

・アップトゥミー
・ダルエスサラーム
・フィールザオーラ
・モリアーナ

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紫苑ステークスの過去10年の人気別成績

人気成績単勝率連対率複勝率
1番人気【4-1-1-4】40.0%50.0%60.0%
2番人気【3-2-0-5】30.0%50.0%50.0%
3番人気【0-1-1-8】0.0%10.0%20.0%
4~6番人気【2-5-4-19】6.7%23.3%36.7%
7~9番人気【1-0-3-26】3.3%3.3%13.3%
10番人気以下【0-1-1-73】0.0%1.3%2.7%
G3昇格後の過去7開催の紫苑ステークスの人気
人気成績単勝率連対率複勝率
1番人気【3-1-1-2】42.9%57.1%71.4%
2番人気【3-1-0-3】42.9%57.1%57.1%
3番人気【0-1-1-5】0.0%14.3%28.6%
4~6番人気【1-3-3-14】4.8%19.0%33.3%
7~9番人気【0-0-1-20】0.0%0.0%4.8%
10番人気以下【0-1-1-50】0.0%1.9%3.8%

上位人気馬が中心

過去10年の紫苑ステークスの好走馬と、G3昇格後の紫苑ステークスの好走馬を人気別にまとめました。

過去10年の紫苑ステークスの勝ち馬7頭が1~2番人気に支持された馬ですが、そのうちの6頭はG3昇格後の2016年以降から出ています。

オープン時代は中位人気馬の台頭が目立っていましたが、重賞昇給後は一変して上位人気馬が馬券の大半を占めるようになりました。

紫苑ステークスは上位人気に支持された馬を中心に予想したいです。

6年連続で6番人気以下の馬が馬券に絡んでいる

直近6開催で馬券に絡んだ6番人気以下の馬
年度着順馬名人気重賞成績
20223ライラック6【1-0-0-3】
20213ミスフィガロ12【0-0-0-0】
20202パラスアテナ10【0-0-0-1】
20192フェアリーポルカ6【0-0-0-2】
20183ランドネ3【0-0-0-1】
20172カリビアンゴールド6【0-0-0-2】

直近6開催の紫苑ステークスでは6番人気以下の馬が毎年1頭馬券に絡んでいました。

この6頭を見てみると、ここが重賞初出走だったミスフィガロ、そしてすでに重賞タイトルを手にしていたライラックを除いた4頭はこれまでに重賞レースに1度以上挑んだものの馬券に絡むことがなかった馬ばかりです。

紫苑ステークスは3着までに入線してしまえば秋華賞の優先出走権が得られるため、これまで重賞路線でなかなか結果を残せなかった馬がここメイチに仕上げてくる可能性も十分ありますよ。

今年の出走馬で過去に重賞に出走したものの馬券に絡んだことがなかった馬は6頭いました。(かっこ内は重賞成績)

キミノナハマリア【0-0-0-2】
グランベルナデット【0-0-0-1】
ダルエスサラーム【0-0-0-1】
ニシノコウフク【0-0-0-2】
ミシシッピテソーロ【0-0-0-6】
ミタマ【0-0-0-1】

紫苑ステークスの過去10年の枠番別成績

枠番成績単勝率連対率複勝率
1枠【0-3-1-13】0.0%17.6%23.5%
2枠【0-0-1-18】0.0%0.0%5.3%
3枠【1-1-1-16】5.3%10.5%15.8%
4枠【0-1-2-16】0.0%5.3%15.8%
5枠【2-1-0-17】10.0%15.0%15.0%
6枠【1-1-3-15】5.0%10.0%25.0%
7枠【2-1-0-22】8.0%12.0%12.0%
8枠【4-2-2-18】15.4%23.1%30.8%

開幕週だが外枠有利

過去10年の紫苑ステークスの好走馬を枠順別に見てみると、8枠は4勝、7枠は2勝していました。

対して、1.2枠はこれまで1頭も勝利がなく、3着にも5頭しか入線していません。

紫苑ステークスの舞台となる中山競馬場は4月下旬に開催された皐月賞以来のレースとなり、実に4か月半も芝の育成に充てられています。

そのため、内ラチも状態はよいはずですが、紫苑ステークスに限れば外枠から発走する馬のほうが断然成績はよかったのでした。

8枠は2022年と2020年、そして2019年とG3昇格後の7開催中3開催で2頭以上が馬券に絡んでいることからも、外枠、特に8枠に入った馬は評価を上げたいです。

今年の紫苑ステークスで8枠に入った馬は15番エミューと16番アップトゥミー、17番ダルエスサラームの3頭です。

紫苑ステークスの過去10年の前走クラス別成績

前走クラス成績単勝率連対率複勝率
G1【5-4-4-29】11.9%21.4%31.0%
G3【0-1-0-7】0.0%12.5%12.5%
L【0-0-0-3】0.0%0.0%0.0%
3勝【0-0-0-1】0.0%0.0%0.0%
2勝【2-3-1-19】8.0%20.0%24.0%
1勝【2-2-4-54】3.2%6.5%12.9%
前走G1レース成績単勝率連対率複勝率
オークス【4-4-4-25】10.8%21.6%32.4%
桜花賞【1-0-0-4】20.0%20.0%20.0%

前走G1組が強い

過去10年の紫苑ステークスの勝ち馬5頭、そして3着内に入線した30頭のうちの13頭が前走G1レースから挑んでいました。

前走G1組が勝ち馬の半数を占めていたのです。

ちなみに、前走がG1だった馬をレース別に見てみると、前走オークス組は【4-4-4-25】で前走桜花賞から挑んだ馬は【1-0-0-4】でした。

オークス組が中心となるでしょう。

もっとも、今年は前走桜花賞組が不在です。

また、前走NHKマイルカップ組から挑む馬がいますが、過去10年でNHKマイルカップからの参戦は初となります。

今年の出走馬のなかで前走がG1だった馬は3頭いました。

ヒップホップソウル
(前走オークス/6着)

エミュー
(前走オークス/13着)

モリアーナ
(前走NHKマイルカップ/6着)

クラス戦は1.2勝馬が強い

過去10年の紫苑ステークスの勝ち馬4頭が前走クラス戦の馬です。

また、馬券に絡んだ14頭も前走がクラス戦でした。

前走がクラス戦だった馬も馬券の半数近くを占めていたのです。

前走クラス戦で勝利した馬にはディアドラやパッシングスルーがいます。

紫苑ステークスは夏の時期に賞金加算した上がり馬がその勢いのまま勝利する傾向が強いですよ。

なお、前走3勝クラスだった馬は【0-0-0-1】ですが、これまで1頭しか出走していませんが、統計数が少ないため、このデータは鵜呑みにしなくてよいでしょう。

今年の出走馬で前走がクラス戦だった馬をまとめました。

前走2勝クラス
キミノナハマリア
(前走HTB賞/3着)

・ソレイユヴィータ
(前走松島特別/1着)

ミシシッピテソーロ
(前走豊栄特別/1着)

前走1勝クラス
アップトゥミー
(前走1勝クラス/1着)

アマイ
(前走1勝クラス/1着)

シランケド
(前走1勝クラス/3着)

ニシノコウフク
(前走遊楽部特別/13着)

フィールザオーラ
(前走1勝クラス/1着)

フルール
(前走伊達特別/1着)

マーゴットミニモ
(前走1勝クラス/5着)

ミタマ
(前走矢車賞/1着)

前走3勝クラス
ダルエスサラーム
(前走豊明ステークス/15着)

紫苑ステークス2023の有力馬3頭

紫苑ステークスは将来性のあるレースなので毎年有力馬が参戦します。

今年はオークス上位勢が不在ですが、かわって夏の上がり馬の参戦が多く、例年通り春のクラシック組VS夏の上がり馬の構図でレースが行われることでしょう。

今年の出走登録馬で上位人気しそうな有力馬を3頭ピックアップしました。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

ヒップホップソウル

主な勝ち鞍

・2歳新馬 2022年

今年の紫苑ステークスで注目したいのがヒップホップソウルです。

デビュー戦では2着馬フェルドランスに4馬身圧勝し、続くベゴニア賞ではのちのNHKマイルカップ勝ち馬シャンパンカラーにクビ差の2着でした。

フェアリーステークスこそ人気を裏切る形で凡走してしまいましたが、不良馬場で開催されたフラワーカップは後方からまくりの競馬で2着入りし、オークスでも14番人気の低評価を覆す走りで6着入りしています。

このオークスは勝ち馬リバティアイランドとの差は離されていますが、2着のハーパーからはコンマ3秒しか離されておらず、着順ほど凡走していません。

デビュー戦こそマイルを主として使われていましたが、オークスや不良馬場のフラワーカップの内容を見る限りはスタミナがありそうなので、紫苑ステークスの舞台とも合いそうです。

テン乗りとはいえ関東リーディングジョッキーの横山武史騎手が騎乗するのも追い風となっています。

★評価点
・中距離があってそうな馬
・オークスはそこまで大敗していない
・横山武史騎手が騎乗する

▼課題
・後方競馬は届かないので中盤で脚を溜めたい

グランベルナデット

主な勝ち鞍

・忘れな草賞 (L) 2023年

桜花賞当日に開催された忘れな草賞勝ち馬のグランベルナデットも面白そうな馬です。

新馬戦こそ6着に敗れてしまいましたが続く未勝利戦を勝利したうえで、クイーンカップでも5着入りしました。

このクイーンカップはハーパーやドゥアイズ、モリアーナにイングランドアイズといった錚々たるメンバー相手に掲示板入りしており、相手関係が強い中で善戦できたと思います。

桜花賞は諦めて挑んだ忘れな草賞では先行しながら押し切りで勝利しました。

マイルは【0-0-0-2】に対して芝2,000mは【2-0-0-0】なので中距離があっているのは言うまでもありません。

また、キズナ産駒はこれまで5頭が出走して【2-0-0-3】なので血統的にも紫苑ステークスと相性が良いです。

オークスこそ腸炎の疑いで回避しましたが、その分ここに向けて十分力を蓄えました。

距離適性に関しては全メンバーの中でももっとも高いですし、秋華賞とも合ってそうな馬なので確実に権利を手にしたいです。

★評価点
・中距離適性が高い
・大事に使われている
・データと相性のいいキズナ産駒
・松山騎手が継続騎乗

▼課題
・紫苑ステークスは先行馬よりも差し馬のほうが好走率は高い

モリアーナ

主な勝ち鞍

・コスモス賞 (OP) 2022年

春は重賞路線で上位争いを繰り広げてきたモリアーナも紫苑ステークスに向かいます。

クイーンカップではのちにオークスで2着入りするハーパー、そして桜花賞で4着入りするドゥアイズとタイム差なしの3着に入線しています。

相手関係を考えたら強い相手に善戦しました。

今年の紫苑ステークスはオークス上位勢が不在で混戦模様となっているので、ポテンシャルだけ見たらモリアーナは実力上位です。

春はクラシックではなくマイル路線を走りましたが牡馬相手に上位争いを演じました。

キャリア初の芝2,000mなので、距離不安はありますが血統的に父がエピファネイアなので中距離は対応できるはずです。

クイーンカップは3着入りしているものの、重賞は2着内に入線しなければ収得賞金を加算できません。

賞金的にも秋華賞を目指すのであれば是が非でもここは3着内を目指すはずなので、ここメイチで仕上げてくる可能性は極めて高いですよ。

★評価点
・クイーンカップは強い相手に健闘した
・牡馬相手にも上位争いできている
・ここメイチで仕上げてくる可能性
・血統的には中距離も対応できそう
・データと相性のいいノーザンファーム生産馬

▼課題
・キャリア初となる芝2,000m戦

紫苑ステークス2023の穴馬2頭

紫苑ステークスは重賞昇格後も毎年6番人気以下の馬が馬券に絡んでいます。

馬連や三連単など、複合馬券で購入する際は人気落ちの馬にも目を通したいです。

今年の出走登録馬のなかで配当に期待できそうな馬を2頭紹介します。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

エミュー

主な勝ち鞍

・フラワーC (G3) 2023年

メンバー唯一の重賞馬であるエミューも紫苑ステークスから復帰します。

デビュー戦こそマイルでしたがこれまで勝利した3戦のうちの2戦が芝1,800mのものなので、エミューにとってマイルは少し短すぎる可能性があります。

実際に3走前のフラワーカップは不良馬場でスタミナが求められた舞台でしたが最後方から上がり最速36秒3の末脚で今回人気しそうなヒップホップソウルに先着し、見事優勝しました。

体力勝負の競馬を得意としているので距離以上にスタミナが必要な秋華賞の舞台とも合いそうです。

近2戦は桜花賞とオークスで、どちらも着外に敗れていますが世代の強豪がそろった中での敗退なのでそこまで悲観しなくてよいでしょう。

今回は近2開催と比較すると相手関係が楽になったのは言うまでもありません。

デムーロ騎手お得意の後方一気が決まれば、フラワーカップのように激走にも期待できるかもしれません。

★評価点
・メンバー唯一の重賞馬
・追い込み競馬が得意
・中山は【3-0-0-2】

▼課題
・あまりにも後ろからだと届かない可能性がある

ソレイユヴィータ

主な勝ち鞍

・松島特別 (2勝クラス) 2023年

条件戦上がりの馬からはソレイユヴィータを推したいです。

新馬戦こそ6着に敗れていますが、西村淳也騎手とのコンビで挑んだ未勝利戦で2着入りすると、そこから怒涛の3連勝を飾ります。

これまで5戦使われましたが、連対した4戦はいずれも福島や小倉といった小回りコースでした。

また、福島は小回りに加えて右回り&勾配の多いコースと知られています。

実は、中山も福島に似たコース形態をしています。福島で結果を残した馬は中山でも好走する傾向があるのです。

ソレイユヴィータは福島で2戦2勝しているので、右回りも小回りもアップダウンも苦にしていません。

前走の松島特別も2着のセナリストに2馬身半差つけて完勝していますし、古馬相手にも力のある競馬を見せているのもよいでしょう。

西村淳也騎手とのコンビで初重賞制覇を成し遂げたいです。

★評価点
・データと相性のいい前走2勝クラスの馬
・3連勝で勢いがある
・小回りコースで結果を残してきた

▼課題
・初の重賞チャレンジで相手関係は強くなっている

紫苑ステークス2023追い切り評価

紫苑ステークス2023追い切り評価はこちらの記事でご確認ください。

紫苑ステークス2023予想の最終買い目

紫苑ステークスの予想(晴れの稍重~重馬場想定)

紫苑ステークスが開催される土曜日の中山競馬場界隈は晴れの予報が出ていました。

ただし、船橋は木曜日から雨が降り始め、金曜日は一日雨が降るようです。

そして、金曜日の午前10時半の時点で中山は芝ダートともに不良馬場でした。

土曜日は気温が31度近くまで上昇するのである程度馬場は回復すると思いますが、さすがに良馬場までは見込めないと思います。

うましるでは晴れの稍重~重馬場でそこそこ時計のかかる馬場を想定しながらレース予想をまとめました。

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◎本命  3 ヒップホップソウル

キタサンブラック
ダンスファンタジア
母父ファルブラヴ
主な勝ち鞍2歳新馬 2022年
前走オークス(G1) 6着

本命はヒップホップソウルにします。

今回はオークス上位勢がそろって秋華賞に直行したため、ヒップホップソウルは数少ないオークス組となりました。

もともと2歳時からシャンパンカラーらとしのぎを削っており、今振り返れば強い相手と戦ってきました。

フェアリーステークスだけは惨敗していますが、続くフラワーカップは不良馬場の中末脚勝負で2着入りを果たしています。

フラワーカップは中山芝1,800mですが、不良馬場で消耗戦となったのでスタミナが求められました。

その中でしっかりと末脚を引き出して連対しているので、芝2,000mの舞台でも問題ないでしょう。

オークスでも中団からの競馬で6着入りしていますし、この中では実力上位です。

相手も幾分か楽になりますし、ここで秋華賞の権利をつかみたいです。

〇対抗 14 グランベルナデット

キズナ
ラブリーベルナデット
母父Wilburn
主な勝ち鞍忘れな草賞(L) 2023年
前走忘れな草賞(L) 1着

対抗はグランベルナデットにしました。

桜花賞の日に開催された忘れな草賞では先行しながら押し切る形で勝利をつかんでいます。

相手関係が楽だった可能性も否めませんが、その前に挑んだクイーンカップではハーパーやドゥアイズ、モリアーナ相手に5着入りしているので強い相手にも善戦しています。

忘れな草賞を制したことでオークスにも出走するだけの賞金は稼ぎましたが、腸炎のため泣く泣く出走を回避しました。

今回は4月の忘れな草賞以来のレースとなりますが、追い切りでもしっかりと動けていますし休み明けを感じさせません。

オークス上位勢が不在なので相手関係も楽ですし、上位争いに加わりたいです。

▲単穴  4 ワイズゴールド

レインボーライン
キタサンテンニョ
母父キングヘイロー
主な勝ち鞍留守杯日高賞(G) 2023年
前走アレキサンドライトC(船橋OP) 3着

単穴は思い切って地方所属のワイズゴールドにしました。

追い切りでは不良馬場の大井外回りを上がり1ハロン11秒2という超好タイムで走り切りました。

映像こそありませんが、時計は相当優秀なので地方馬だからといって侮れません。

血統的には父がレインボーライン、その父がステイゴールドで母の父がキングヘイローなのでパワー型の馬です。

金曜日の雨の影響で時計がかかるようでしたら激走も十分ありそうです。

ここで3着内に入線したら地方競馬ファンからしても盛り上がること間違いないですし、注目したいです。

△連下  2 モリアーナ

エピファネイア
ガルデルスリール
母父ダイワメジャー
主な勝ち鞍コスモス賞(OP) 2022年
前走NHKマイルC(G1) 6着

モリアーナは連下にしました。

この春はマイルを主として使われているので距離延長が課題となりますが、去年の夏に挑んだ札幌芝1,800mのコスモス賞では2着馬ドゥアイズに2馬身差をつけて楽勝しています。

このドゥアイズはのちにクイーンカップで2着、桜花賞でも5着入りした実力馬ですが、強い馬に勝ち切れたのは大きな収穫といえるでしょう。

芝2,000m自体は初めてですが、コスモス賞では余裕のある走りを見せていたので出し切れるんじゃないかと思います。

△連下  5 キミノナハマリア

ハービンジャー
シャドウマリア
母父ヴィクトワールピサ
主な勝ち鞍君子蘭賞(1勝クラス) 2023年
前走HTB賞(2勝クラス) 3着

キミノナハマリアも抑えます。

2走前のオークスではスタート直後に他馬と接触してしまいました。

そこから無理に先行しましたが、序盤に消耗したため最後に失速しています。

春は悔しい結果となりましたが、夏の北海道で1戦使って3着入りしているように、不利がなければ古馬相手にも太刀打ちできていました。

今年の秋華賞は例年と比較するとメンバーレベルは低いため、名手ルメール騎手の手綱さばきを以てすれば上位争いも十分可能でしょう。

△連下 16 アップトゥミー

モーリス
ムードインディゴ
母父ダンスインザダーク
主な勝ち鞍3歳以上1勝クラス 2023年
前走3歳以上1勝クラス 1着

アップトゥミーも抑えます。

1勝クラスから挑むので相手関係は強化されていますが、前走の1勝クラスはちょうどスローからの上がり3ハロン勝負で2着馬マリネロに2馬身半差つけて圧勝しました。

単勝オッズ1.7倍の期待に応えて楽勝できたのは大きかったです。

今回はこの1勝クラスから約3か月ぶりのレースとなりますが、追い切りではかつて主戦を務めた田辺騎手とのコンビでしっかりと動けていました。

データと相性のいいノーザンファーム生産馬ですし、ここに対する気持ちも伝わってきました。

おそらくメイチで仕上げてくると思うので抑えておきます。

単勝

3 ヒップホップソウル

馬連流し

軸馬:3
相手:2、4、5、14、16

三連複フォーメーション

1頭目:3
2頭目:2、4、5、14、16
3頭目:2、4、5、14、16

以上になります。
紫苑ステークスの予想の参考にしてみてください!

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