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【函館スプリントS2024追い切り評価/全頭診断】上位人気の〝アノ馬〟にトップ評価「S」

函館スプリントステークス2024追い切り評価記事のサムネイル画像

函館スプリントステークス2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では函館スプリントステークスの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

6月5日の馬場状態

美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに良馬場です。
坂路は一番時計がウインザナドゥとアイリュールの4F52秒1です。全体的に時計は標準くらいです。
ウッドは一番時計がロードトゥフェイムの6F78秒8です。そのほかにも好時計を出す馬は多く、いつも通りの高速馬場です。

栗東
この日の栗東も坂路、ウッドともに良馬場です。
坂路の一番時計はビバップの4F50秒3ですが、50秒台で走破した馬は4頭のみでここ数週の中ではそこまで時計は出ていません。
ウッドは6F78~79秒台の時計を出す馬が多く、いつも通り時計は出ています。

函館
函館コースは芝・ウッド、ダートともに良馬場でした。
ウッドコースは平均よりも時計がかかりがちで芝・ダートコースは平均的です。

目次(読みたい項目をタップ)

函館スプリントステークス2024追い切り評価/全頭診断コメント

函館スプリントステークス2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→D(測定不能)の5段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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アサカラキング

アサカラキング 6月5日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館芝(良) 64.449.135.711.0G前仕掛け
1週前美浦南W(稍重) 65.450.636.510.9一杯
前走最終美浦坂路(重)  54.039.612.3馬なり

今年の阪急杯(G3)で2着入選したアサカラキングは函館の芝コースで単走を行いました。

主戦の斎藤騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中からゴール前仕掛けが行われて5F64秒4-上り1F11秒0の時計でゴールしています。

1週前の29日には美浦のウッドチップコースでミスヨコハマ(牝4、2勝クラス)と併せました。

このときは馬場の真ん中から僚馬を3~4馬身追走する形で一杯に追い、5F65秒4-上り1F10秒9の時計で終いの伸びを見せましたが僚馬に半馬身遅れています。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)

前走から2か月ぶりということもあり、1週前の追い切りは頭が高くてやや引っ張り気味な印象です。

しかし、直線で追うと、末脚を活かした態勢に入り、終い1F10秒9の好時計を叩き出しています。

ただし、一度僚馬より先に立ったもののすぐに差し返されている当たり、逃げ馬の宿命ともいうべきか、使える脚自体は限られていました。

もっとも、後れは取ってしまったものの、普段と異なる動きで時計を出しましたし、負荷をかける意味では悪くありません。

1週前に強く追ったため最終追い切りは現地函館で軽めの調整を行っています。

軽めの調整でしたが、序盤から新進気鋭な動きができていて、1週前に一杯に追った影響はでていました。

直線に入ってから2回手前を替えましたが終い1F11秒0の好時計を叩き出しています。

アサカラキングはもともと追い切りでは終いの時計が伸びていましたが、今回も2回続けてしっかりと末脚を伸ばしていることから調子は良さそうでした。

久々の函館でも好状態でレースに挑むことができるでしょう。

ウイングレイテスト

ウイングレイテスト 6月5日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(良) 74.457.942.212.5馬なり
前走最終海外出走

海外帰りのウイングレイテストは函館のウッドチップコースで単走を行いました。

主戦を務める松岡騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで5F74秒4-上がり1F12秒5の時計で軽めな仕上げとなっています。

前走から4か月弱ぶりのレースとなりますが、帰国後は5月10日ごろから追い切りを再開し、坂路で17本、ウッドで9本の時計を記録していました。

なお、映像はありませんが、1週前の30日には美浦ウッドでターコイズデュー(牝4、1勝クラス)と併せています。

このときも松岡騎手が騎乗し、僚馬を7馬身追走する形で馬場の真ん中から直線一杯に追い、6F80秒3-上り1F10秒7の好時計で3馬身先着していました。

最終追い切りは函館で行われました。

1週前に一杯に追ったため時計はほとんど出していませんが、序盤からスピード感ある動きができています。

直線に入ってからも飛びのある動きができていましたし、久々でも馬体の張りは充実しており、勝利した昨年のスワンステークス(G2)時と同じくらいのシルエットです。

冷涼な北海道で調整された中で少し首の周りの発汗が気になりましたが、それ以外は概ね順調といえるでしょう。

オタルエバー

オタルエバー 6月5日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(良) 71.354.639.212.8馬なり
前走最終栗東坂路(良)  51.537.312.5馬なり

昨年のラピスラズリステークス(L)を制したオタルエバーは函館のウッドチップコースで単走を行いました。

レースで騎乗する角田騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで5F71秒3-上り1F12秒8、ソフトな調整で最終調整を終えました。

前走オーシャンステークス(G3)から3か月ぶりのレースとなりますが、中間はいつものように坂路のみの追い切りとなっています。5月中旬から調教を再開し、坂路で11本の時計を記録していました。

映像はありませんが、1週前の29日には栗東坂路で一杯に追われて4F52秒5-上り1F12秒7の時計を記録しています。

最終追い切りは函館のウッドコースで行われました。

時計は出していませんが、向こう正面から3コーナーにかけては意気揚々と動けています。

コーナーでは少し息を入れつつ、直線に入ってからも長く脚を活かしてゴールしました。

黒光りする馬体が印象深く、状態は良いでしょう。

全体時計はそこまで目立っていませんが、前向きな動きができているのは好印象でしたし、序盤から終盤までスピード間のある追い切りができていました。

近2戦は凡走が目立っていますが巻き返しに期待したいです。

カイザーメランジェ

カイザーメランジェ 6月5日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(良) 70.053.538.912.7馬なり
前走最終美浦坂路(良)  54.538.712.1馬なり

5年前の函館スプリントステークスを制したカイザーメランジェは函館のウッドチップコースでシャトーディフ(牝3、未勝利)と併せました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで僚馬を2馬身追走し、5F70秒0-上り1F12秒7の時計で半馬身先着しています。

前走から中2週と間隔は短く、22日にプール調教を挟みながらも調整されています。

映像はありませんが、今月1日には函館のウッドチップで馬場の真ん中から直線強めに追われて5F65秒5-上り1F13秒0で負荷をかけました。

最終追い切りも引き続きウッドで調整されています。

2頭併せの外目から、積極的な動きで追うことができています。

ただし、直線では少し横を向いていてやや集中力には欠けた内容となっており、終いも少し一杯になったのかスピードは落ちていました。

僚馬に先着していますが、併せたシャドーディフは未勝利馬なのでそこまで高く評価しなくて良いでしょう。

9歳馬にしては元気な動きを見せていましたが、道中集中力を欠く場面や終いも苦しくなっているところを見る限り、全盛期ほどの能力には期待しづらいです。

カルネアサーダ

カルネアサーダ 6月6日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館芝(良)  56.940.612.1馬なり
前走最終栗東坂路(稍重)  54.238.212.0馬なり

前走の春雷ステークス(L)で4着入りしたカルネアサーダは函館の芝コースで単走を行いました。

レース当日も騎乗する鮫島克駿騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで4F56秒9-上がり1F12秒1で軽くまとめています。

中間は坂路に特化した追い切りが行われており、5月半ばごろから再開した中間追い切りは坂路が11本となっています。

また、1週前に29日には坂路で一杯に追われて4F52秒4-上がり1F12秒0で負荷をかけました。

最終追い切りは木曜追いで行われています。

1週前に負荷をかけた影響もあってかリラックスした走りの中でもきれいなフォームで動けています。

手前替えもスムーズでしたし輸送も無事にクリアできていました。

馬体を横から見た限りはそこまで筋肉量は豊富ではなく、短距離向けという感じはしませんが、近走と差のない馬体なので状態も良好でしょう。

派手さはありませんが、好状態でレースに挑めそうです。

キミワクイーン

キミワクイーン 6月5日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(良) 70.355.640.713.4馬なり
1週前美浦南W(稍重)83.466.451.337.411.0G前仕掛け
前走最終美浦南W(稍重)84.667.652.537.411.1馬なり

昨年の函館スプリントステークスを制したキミワクイーンは函館ウッドチップコースでショウナンアメリア(牝5、2勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から僚馬を3馬身追走する形で馬なり追いを行い、5F70秒3-上り1F13秒4の時計で同時併入しています。

1週前の29日には美浦ウッドでマイネルケレリウス(牡4、オープン)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

このときはレースで騎乗する横山武騎手が騎乗し、マイネルケレリウスを3馬身追走する形で馬場の真ん中からゴール前で仕掛けられ、6F83秒4-上り1F11秒0の時計で1馬身先着しています。

1週前追い切りでは2頭の最内から立ち回りました。

少し太いようにも見えましたが、コーナーから直線はじっくり脚を溜めつて、直線では2F12秒7から1F11秒0で鋭く伸びています。

2か月半ぶりのレースで馬体は少し休み明けの影響もありそうでしたが、脚は引き出すことができていて自身の走りができているのは好材料です。

1週前に負荷をかけたため、最終追い切りは函館ウッドで馬なり、軽めの調整を行いました。

1週前と比較すると幾分馬体は締まったように見えます。

直線に入ってからもじりじりと脚を引き上げて僚馬に併入することができました。

最終追い切りはそこまでキレのある動きではなかったものの、じりじりと末脚を伸ばして併入しているので引き続きこの馬らしい走りができています。

派手な上積みこそありませんでしたが、なかなか良い仕上がりに見えました。

サウザンサニー

サウザンサニー 6月5日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館芝(良) 66.350.837.711.5馬なり
1週前美浦南W(稍重)84.969.953.838.311.2馬なり
前走最終美浦南W(良)81.466.451.937.611.3馬なり

条件戦を3連勝してオープン入りを果たしたサウザンサニーは函館の芝コースでフジゴウキャク(牡3、未勝利)と併せています。

今回初騎乗となる菱田騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を5馬身追走し、5F66秒3-上り1F11秒5の時計で1馬身先着しました。

1週前の29日には美浦ウッドで、ここでもフジゴウキャクと併せています。

このときは助手が騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を4馬身追走し、6F84秒9-上がり1F11秒2の時計で併入しました。

1週前追い切りでは良くも悪くもシンプルな動きとなっています。

少し前脚が固いようにも見えますし、休み明けということもあってまだレース感覚は身についてなさそうでした。

最終追い切りの良化に期待したいです。

その最終追い切りは函館の芝コースで行われました。

僚馬を追走する形で追えていますが、1週前と比較すると手前替えもスムーズでしたし、調子はあげつつありそうです。

直線でも脚を引き上げて併入しており、差し馬らしい動きはできていることから力は引き出せそうでした。

ただし、特別大きな上積みがあるかというとそこまでではなく、あくまでも現状維持といったところです。

サトノレーヴ

サトノレーヴ 6月5日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館ダート(良) 66.752.237.611.9馬なり
前走最終美浦南W(稍重)83.767.152.637.712.1馬なり

前走春雷ステークス(L)を制したサトノレーヴは函館のダートコースでカフェクロニクル(牡5、1総クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで僚馬を3馬身追走する形で追い、5F66秒7-上がり1F11秒9の時計で2馬身先着しています。

前走から約2か月ぶりのレースで中間は5月10日ごろから再開しました。

中間は坂路で10本、ウッドで2本、そして、先月31日には函館ダートで1本の時計を記録しています。

最終追い切りも1週前同様函館ダートで調整を行いました。

序盤からきびきびとした走りができており、しっかり前を見て動くことができています。

そしてなによりも、前駆の筋肉量が豊富でいかにもスプリンターらしい体型が維持できていました。

序盤から終盤まで、ペースを落とすことなく動けていることから久々でも力を発揮できるでしょう。

全体的に完成度の高い仕上がりとなっており、パワーも健在です。

函館コースは【1-1-0-0】と相性がよいですし、久々でどこまで力を発揮できるか楽しみです。

シナモンスティック

シナモンスティック 6月5日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)85.068.854.239.111.4馬なり
前走最終美浦南W(稍重) 67.752.738.311.7馬なり

シナモンスティックは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりを行い、6F85秒0-上がり1F11秒4で末脚を活かしています。

前走から約2か月ぶりとなりますが、中間追い切りは5月中旬から再開し、坂路が21本、ウッドが3本、坂路重視で調整していました。

最終追い切りはウッドで軽めの調整を行っています。

全体的にピッチの利いた走りができていますが、馬体を見る限り、少し華奢な印象を持ちました。

中間は坂路で21本の時計を残し、数で仕上げていることから、馬体が絞れたのかもしれません。

それでも、ここ数戦は馬体重470~480キロでレースを使われていたので馬体重以上に小さく見えたのは気になりました。

馬体のバランスは時計のかかりやすい函館芝コースとは合いそうですが、2着に入線した昨年のキーンランドカップ(G3)の追い切りと比較しても少し細く見えます。

他の有力馬とは違って、関東で最終調整を行ったのち、北海道まで陸送するのも厳しいですし、ここは少し絞りすぎているように感じます。

ジャスティンスカイ

ジャスティンスカイ 6月5日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館芝(良)  52.438.011.6馬なり
前走最終栗東坂路(稍重)  53.238.912.5馬なり

前走の鞍馬ステークス(OP)を制したジャスティンスカイは函館の芝コースで単走を行いました。

前走に引き続き手綱を握る池添騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで馬場の真ん中から4F52秒4-上がり1F11秒6の時計で駆け抜けています。

前走から中4週となります。

中間追い切りは5月10日ごろから再開し、坂路が8本、ウッドが11本でどちらかというとウッドのほうが数を多く行っていました。

最終追い切りは函館の芝コースで行われています。

手前替えはやや遅れてしまいましたが、筋肉量は豊富ですし馬体を見ても距離短縮は合ってそうでした。

気合の乗りも良いですし、輸送も無事にクリアして力は出せそうです。

馬体を見る限りはマイルあたりがよさそうで、ジャスティンスカイからしたら函館スプリントステークスの距離は短いかもしれませんが、前走の鞍馬ステークスが同じ芝1,200mの舞台で勝ち切っているので、杞憂に終わるかもしれません。

状態面はよさそうですし、新馬戦以来の函館コースで重賞初制覇を成し遂げたいです。

シュバルツカイザー

シュバルツカイザー 6月4日(火) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)84.267.851.736.711.1馬なり
前走最終美浦南W(良)82.166.350.736.511.2馬なり

高松宮記念(G1)で13着だったシュバルツカイザーは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追われ、6F84秒2-上がり1F11秒1でまとめています。

前走から2か月半ぶりのレースとなりますが、中間は5月半ばから再開し、坂路が4本、ウッドが3本と乗り込み量は控えめですが、いずれも時計を出していました。

そのうち、1週前の29日には美浦ウッドで一杯に追われて馬場の2分どころを立ち回って6F80秒0-上がり1F11秒0の自己ベストを記録しています。

1週前に負荷をかけたため、最終追い切りは火曜日に軽く調整しています。

追い切り映像がJRAレーシングビュアーに公開されていないため肝心の動きは分かりませんが、時計面を見る限りは馬なりながらも終い2F11秒9-から1F11秒1でペースアップしており、中間に時計を出した成果は表れているように見えました。

また、29日の追い切りでも馬場の内目を回ったとはいえ好時計を記録しているように、調子は上げてきてそうです。

輸送後の状態面は気になりますし、肝心の動きは確認できませんでしたが、追い切り時計を見る限りは良化にも期待できそうでした。

ジュビリーヘッド

ジュビリーヘッド 6月5日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(良) 68.152.138.312.3一杯
前走最終栗東坂路(稍重)  55.540.012.4馬なり

昨年の函館スプリントステークスで2着入りしたジュビリーヘッドは函館ウッドチップコースで単走を行いました。

今回初コンビを組む富田騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から一杯に追われて5F68秒1-上がり1F12秒3の時計でゴールしています。

前走から中7週となり、中間は栗東坂路で9本の時計を記録しました。

最終追い切りは函館のウッドチップコースで単走、一杯に追っています。

序盤からスピードに乗った動きを見せていますし、最後の最後までその脚色が衰えることなくゴールできています。

一杯に追われた影響もありますが、今回出走するほかの馬と比較しても好時計を出せたのも好感が持てました。

馬体は少し丸いようにも見えましたが、昨年の函館スプリントステークスの最終追い切りと比較しても差はなさそうでしたし、気持ちの面では今回のほうが乗っていることから調子は昨年以上に見えます。

昨年の函館スプリントステークスでは惜しい2着でしたが今回の追い切りを見る限り昨年の挽回にも期待できそうです。

セッション

セッション 6月5日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館芝(良)  52.738.411.4馬なり
前走最終栗東坂路(良)  55.340.012.6馬なり

今年の京都金杯(G3)で2着入りしたセッションは函館の芝コースでイガッチ(牡4、新馬)と併せました。

今回初コンビを組む藤岡佑介騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬より2馬身先行し、4F52秒7-上がり1F11秒4の時計で同時併入しています。

中間は坂路が4本、ウッドが2本と控えめですが、24日には栗東ウッドで強め、29日は栗東ウッドで一杯に追いました。

どちらも藤岡騎手が騎乗し、強めに負荷をかけています。

なお、29日の栗東ウッドにおける追い切りではブラックブロッサム(牡5、3勝クラス)と併せていますが、馬場の真ん中から一杯に追って6F79秒0-上がり1F11秒3の自己ベストを記録しました。

最終追い切りは函館入りして調整しています。

馬なりで軽めの調整でしたが2週続けて負荷をかけた影響もあって気持ちは前向きでしたし、直線に入ってからの反応もよかったです。

コーナー入りまでは先行していましたが、僚馬はセッションよりもはるか内で立ち回っていたため、直線では追走する形となっているものの、終い1F11秒4で脚を引き伸ばして併入していることから終いの伸びにも期待できそうです。

馬体を見る限りスプリントよりもマイルのほうが合ってそうな感じもしますが、前向きな追い切りができていて好感触だったので初のスプリントの舞台でどこまでやれるか注目したいです。

ゾンニッヒ

ゾンニッヒ 6月5日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館ダート(良) 69.953.839.412.3馬なり
前走最終栗東坂路(良)  53.438.411.9馬なり

今年の北九州短距離ステークス(OP)で2着入りしたゾンニッヒは函館のダートコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで追い、5F69秒9-上がり1F12秒3の時計で走破しています。

前走からちょうど2か月ぶりのレースとなります。

中間は坂路で11本、ウッドで2本の時計の記録が確認できました。

最終追い切りは函館のダートコースで行われています。

追い切り映像がJRAレーシングビュアーに公開されていなかったので、どのような動きができていたかは正直分かりません。

しかし、追い切り画像を見る限りは馬体も締まっているので中間に数を行った成果は出ているように見えました。

時計はそこまで出していませんが、雰囲気は良いようですし、好調を維持できているようです。

評価の難しいところではありますが、シルエットや陣営のコメントからまずまずの仕上がりと判断させていただきました。

ビッグシーザー

ビッグシーザー 6月5日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(良) 69.154.240.412.7馬なり
前走最終栗東坂路(良)  52.237.111.9馬なり

今年のオーシャンステークス(G3)で2着入りしたビッグシーザーは函館のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追い切りを行い、5F69秒1-上がり1F12秒7の時計でゴールしています。

前走の高松宮記念(G1)から2か月半ぶりのレースとなります。

中間追い切りは4月末ごろから再開し、坂路が21本、ウッドが17本で他馬以上に本数を重ねました。

満を持して行った最終調整では、序盤からきびきびと動くことができていて好感触でした。

コーナーから直線にかけては少し内にもたれましたがすぐに立て直して楽な手ごたえでゴールしています。

馬体もシャープですし、数を行った成果は出ています。

時計は目立っていませんが追えばいつでも動ける状態だと思いますし、よい仕上がりに見えました。

マテンロウオリオン

マテンロウオリオン 6月5日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切函館W(良) 65.351.038.011.8一杯
前走最終栗東坂路(良)  54.039.112.0末強め

2年前のNHKマイルカップ(G1)2着以来、馬券に絡めていないマテンロウオリオンは函館のウッドチップコースで単走を行いました。

今回からコンビを組む横山和生騎手を背に乗せて、馬場の真ん中から一杯に追い、5F65秒3-上がり1F11秒8の時計でゴールしています。

前走高松宮記念(G1)から2か月半ぶりとなりますが、中間追いは坂路・ウッドともに確認が取れませんでした。

5月30日と今月2日に函館ウッドで2本時計を残していますが、中間がこの2本だけだとしたらあまりにも少ないです。

しかしながら、最終追い切りはいっぱいに追われた影響もあって序盤からきびきびと動けています。

直線では少し頭が高い場面もありましたが、たまたま横にいた別馬をあっさりかわして先着していることから、休み明けでも能力は引き出せそうでした。

本当なら坂路やウッドで本数を重ねたうえで北海道入りしてほしかったところですが、最終追い切り自体はある程度やれており、現状でどこまで通用するか、注目したいです。

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函館スプリントステークス2024追い切り評価ランキング

評価馬名
サトノレーヴ
アサカラキング
ウイングレイテスト
オタルエバー
ジャスティンスカイ
シュバルツカイザー
ジュビリーヘッド
ビッグシーザー
カルネアサーダ
キミワクイーン
サウザンサニー
セッション
ゾンニッヒ
マテンロウオリオン
カイザーメランジェ
シナモンスティック
 

同評価内は50音順になります。

函館スプリントステークス2024追い切り映像

函館スプリントステークス2024の追い切り映像はJRA公式ホームページのこちらで無料公開されています。

【調教動画】2024年 函館スプリントステークス|JRA公式
【注目馬 関係者インタビュー】2024年 函館スプリントステークス|JRA公式

函館スプリントステークス2024の最終予想

函館スプリントステークス2024の最終予想はこちらの記事で発表するので、合わせてお読みください。

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