【関屋記念2024追い切り評価/全頭診断】ジュンブロッサムを上回る最高評価「S」はこの2頭!
関屋記念2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では関屋記念の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。
8月7日の馬場状態
美浦
この日の美浦は坂路、ウッドチップコースは良馬場でした。
坂路の一番時計はエバーハピネスとセッカチケーンの4F51秒9です。いつも通りの標準馬場でした。
一番時計はトラベログの6F79秒1ですが、そのほかの馬はそこまで時計は出しておらず、ここ数週間の中では落ち着いていました。
栗東
この日の栗東は坂路、ウッドともに良馬場です。
坂路の一番時計はグリーズマンの4F47秒6でした。そのほかの馬も時計を出していて時計の出やすい条件です。
ウッドチップの一番時計はサウンドビバーチェの6F77秒9です。
70秒台後半の時計を出す馬が多く、美浦と比べるとかなりの高速馬場でした。
函館
この日の函館ウッドも良馬場でした。
そこまで時計を出している馬は多くありません。標準くらいの馬場となっています。
関屋記念2024追い切り評価/全頭診断コメント
関屋記念2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。
評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。
(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)
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アスクコンナモンダ
アスクコンナモンダ 8月7日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 54.3 | 39.3 | 12.1 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東CW(良) | ⑦99.4 | 68.0 | 53.0 | 37.4 | 10.8 | 一杯追鋭く |
前走最終 | 栗東CW(良) | 85.8 | 69.8 | 54.2 | 38.5 | 11.1 | 一杯 |
今年のダービー卿チャレンジトロフィー(G3)で3着入線したアスクコンナモンダは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで追い、4F54秒3-上がり1F12秒1の時計で登坂しています。
1週前の31日には栗東ウッドチップコースで単走を行っていました。
このときは中井騎手が騎乗(レース当日は津村騎手が騎乗)し、外ラチ沿いから一杯に追われて7F99秒4-上がり1F10秒8で終い重視の追い切りを行っています。
1週前のウッド追いではコーナーワークでは軽い足取りで追走していましたが、手前を替える際、少し頭を振る動作が見られました。
しかし、すぐに態勢を整えると中井騎手が一杯に鞭を入れ、アスクコンナモンダも頭を低めに、風の抵抗を減らした走法で鋭く末脚を伸ばしています。
終い1F10秒8は過去の1F時計で最速ですし、差し馬らしく末脚を存分に引き出せたいい動きでした。
1週前に負荷を掛けたため最終追い切りは坂路で軽く済ませています。
馬場の外目から追い、本選に入った直後は頭を振る場面がありましたが、気持ちのこもった動きができています。
ほとんど右手前でしたがウッドの蹴り上げを見ても力強さが見られましたし、馬なりでも十分動けています。
多少気性難な部分は見られましたが、全体的に順調に仕上がっていました。
オニャンコポン
オニャンコポン 8月7日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 函館W(良) | 68.1 | 52.9 | 38.4 | 12.4 | 馬なり | |
前走最終 | 函館W(稍重) | 70.7 | 54.1 | 39.2 | 12.7 | 馬なり |
前走の函館記念(G3)で13着だったオニャンコポンは函館ウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追われて5F68秒1-上がり1F12秒4の時計で走破しています。
オニャンコポンは関東馬ですが、前走函館記念終了後、美浦トレセンに帰らずに函館に滞在し、ここで調整したのち函館から新潟へ輸送を行うようです。
時計に関しては、7月の31日と8月3日に函館ウッドで馬なりの追い切りを行っているのが確認できました。
最終追い切りも引き続き函館ウッドで軽い調整を行っています。
首から胸にかけて発汗が見られましたが道中きびきびとした動きを見せており、使い詰めて良化しているように見えます。
時計に関しても、馬場の3分どころから追われた前走函館記念の最終追い切りよりも全体時計、終い時計ともに良くなっていました。
オニャンコポンは京成杯(G3)を勝利したときも1カ月スパンの間隔を詰めたうえで勝利しているように、叩き良化型の馬です。
今回は叩き4戦目となりますが、函館記念の時よりも時計を出していることから前走以上の仕上がりでした。
良馬場開催なら高確率で高速馬場になると思うので、あとは高速マイルという舞台がかみ合うかがポイントとなりそうです。
グランデマーレ
グランデマーレ 8月7日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 51.9 | 36.3 | 11.2 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東CW(稍重) | 49.5 | 35.0 | 11.1 | 馬なり |
グランデマーレは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで追われて4F51秒9-上がり1F11秒2の時計で走破しています。
前走から1カ月半ぶりのレースとなりますが、中間は7月下旬から再開し、坂路で10本の時計を残しています。
最終追い切りは坂路で追い切りを行いましたが、JRAレーシングビュアーに調教映像は公開されていませんでした。
そのため、限られた情報のみで判断します。
全体時計51秒9はまずまずですが、終い時計は2F11秒4から1F11秒2で長く鋭くまとめていました。
しかしながら、今回の最終追い切りは4F追いなので通常の6F追いと比較すると終いの時計は伸びやすいです。
また、前走最終追い切り時は馬場の真ん中から馬なりで全体時計49秒5-上がり2F11秒2-1F11秒1で今回よりも好時計を出しながらも12着に沈んでいます。
管理する藤岡調教師も「調教の良さが実践に結び付かない」とコメントされているように、追い切りはしっかり時計を出しているにもかかわらず、レース本番では結果を残せていないのが実情です。
前走に引き続き、馬なりで終い重視の好時計を残していたものの、前走の敗退があるためグランデマーレに関しては追い切り時計は高く評価しないほうがよさそうです。
今回は追い切り映像が確認できなかったので評価の難しいところですが、もしかしたらスイッチが入って激走する可能性もあるので今回はB評価とします。
コレペティトール
コレペティトール 8月7日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 52.7 | 38.6 | 12.9 | 一杯 | ||
1週前 | 栗東坂路(良) | 52.5 | 37.9 | 12.6 | 一杯 | ||
前走最終 | 栗東坂路(稍重) | 53.2 | 38.4 | 12.7 | 一杯 |
今年の京都金杯(G3)を制したコレペティトールは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して一杯に追われて4F52秒70上がり1F12秒9の時計で登坂しています。
1週前の31日にも栗東坂路で一杯に追われており、この時の時計は4F52秒5-上がり1F12秒6でした。
馬場の真ん中から弾みのついた動きを見せています。
一杯に追われた割にそこまで負荷はかかっていないのか、時計は平凡でしたがまっすぐ走ることができていましたし、後ろ脚のキックバックを見てもこの馬なりに負荷はかかっているのかもしれません。
最終追い切りも引き続き一杯に追われました。
馬場の真ん中から力強く追われていいますが終盤は後躯がやや横に持っていく場面もありました。
しかしながら、その点を除けばきびきびとした動きで登坂できています。
一杯に追われた割に時計は出ていませんが、勝利した今年の京都金杯の最終追い切りにおいても時計を出さない中で勝ち切っているのでこの馬なりに良化しているかもしれません。
サクラトゥジュール
サクラトゥジュール 8月7日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦坂路(良) | 56.5 | 41.6 | 13.2 | 馬なり | ||
1週前 | 美浦南W(稍重) | 64.0 | 49.3 | 35.0 | 11.1 | 強め | |
前走最終 | 美浦南W(良) | 80.9 | 64.5 | 50.4 | 36.1 | 11.5 | 馬なり |
今年の東京新聞杯(G3)を制したサクラトゥジュールは美浦の坂路コースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで追い、4F56秒5-上がり1F13秒2でソフトな仕上げとなっています。
1週前の31日には美浦のウッドチップコースでダイアトリーム(牡3、未勝利)と併せ馬を行っていました。
このときは馬場の真ん中から僚馬を4馬身追走する形で強めに追い、5F64秒0-上がり1F11秒1の自己ベストで2馬身先着しています。
コーナーワークでは少し頭が高いものの、しっかりとした脚さばきで追うことができており、直線では強めに追われた未勝利馬の追撃も問題なくかわして先着しました。
力強い走りでしたし、久々にもかかわらず全体時計、終い時計ともに好タイムを残すことができたのも良いでしょう。
1週前に負荷を掛けたため、最終追い切りは坂路で軽く調整しています。
ここでも終盤まで頭は高いものの、四肢の使い方はよいですし軸のブレない走りを見せていました。
2週続けて頭が高い点は一見気になるところですが、勝利した前走東京新聞杯(G3)のときも見られた光景なのでそこまで気にしなくて良いでしょう。
時計は出していませんし、少し発汗も見られましたが半年ぶりのレースにしてはしっかり動けていましたし、気持ちも乗っていたので久々でも好仕上がりだと思います。
サンライズロナウド
サンライズロナウド 8月7日(水) 評価E(測定不能) | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 44.7 | 14.7 | 馬なり | |||
前走最終 | 海外出走 |
海外帰り緒戦となるサンライズロナウドは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで追われて3F44秒7-上がり1F14秒7で時計は全く出していません。
前走のチェアマンズスプリント(G1)から3カ月半ぶりのレースとなり、中間はウッドで11本(すべてキャンター)行っていました。
また、26日と27日には栗東プールの入水も確認できました。
最終追い切りはウッドで行いましたが、JRAレーシングビュアーに追い切り映像が公開されていません。
また、時計も全く出していないので正直なところ評価の仕様がないので、ここはE評価(測定不能)とさせていただきます。
なお、これまで長きにわたって追い切り文章を読んでくださった読者にとっては周知の事実だと思いますが、サンライズロナウドは今年の阪急杯やシルクロードステークス(どちらもG3)において、坂路やウッドを行わず、プール調教のみで結果を残してきました。
しかしながら、今回は海外帰りということもあってキャンターとはいえ、坂路やウッドで本数を重ねています。
終始軽めなので負荷を掛けない調教という意味では阪急杯やシルクロードステークスと同じ効果があるかもしれませんが、中間で走らせたことがサンライズロナウドにとって吉と出るか、凶と出るか注目したいです。
ジュンブロッサム
ジュンブロッサム 8月7日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 86.7 | 70.5 | 55.7 | 40.1 | 12.3 | 馬なり |
1週前 | 栗東CW(良) | 81.1 | 66.0 | 51.4 | 36.5 | 11.1 | 末強め |
前走最終 | 栗東CW(良) | 84.5 | 68.0 | 53.0 | 37.7 | 11.4 | 馬なり |
昇級初戦のジュンブロッサムは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して外ラチ沿いから馬なりで追い、6F86秒7-上がり1F12秒3で軽い調整を行っています。
1週前の1日にも栗東ウッドで単走を行っていました。
このときも助手が騎乗して馬場の真ん中から末強めに追い、6F81秒1-上がり1F11秒1の時計で駆け抜けています。
1週前追い切りは自己4番目に速い時計を残していましたが、これまでで一番速い時計を記録した今年の5月30日の追い切りが外ラチ沿いを立ち回りながら単走で強めに追って6F77秒8なので、この時と比較すると全体時計は数値以上に優れているわけではないです。
ただし、今回は末強めに追われているように、終い重視の動きを見せており、終い2F11秒6から1F11秒1で鋭く伸びを見せていました。
道中、コーナーワークでは四肢を長く活かしながらきびきびと動けていますし、直線に入ってしばらくしてから手前を替えるとスムーズな動きで加速していました。
映像を見る限りはそこまで伸びている感じはなかったものの、時計を見るとしっかりと加速ラップを刻めていますし、手前を替えてからは四肢の回転数もアップしているので、しっかりと追えているのは好感触です。
1週前に時計を出したので最終追い切りは軽めの調整でした。
外ラチ沿いから立ち回りましたが、1週前と比較するとステップを刻むような走りでやや走り方が変わった感じはしますが、リズムよく動けているのは悪くありません。
横のシルエットを見ても身体は締まっているのもよく、久々でもしっかりとした脚さばきを見せていました。
時計は出していませんが、1週前に追って時計を出していたので問題ないでしょうし、昇級初戦でも力は発揮できそうです。
タイムトゥヘヴン
タイムトゥヘヴン 8月7日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 84.4 | 67.6 | 53.0 | 38.0 | 11.6 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(良) | 65.0 | 50.2 | 35.9 | 11.1 | 馬なり |
2年以上勝利から遠ざかっているタイムトゥヘヴンは美浦のウッドチップコースでコレクテイニア(牡4、1勝クラス)と併せました。
久々にコンビを組む柴田善臣騎手が追い切りに騎乗して馬場の真ん中から馬なりで僚馬を3馬身追走し、6F84秒4-上がり1F11秒6の時計で僚馬に2馬身半先着しています。
中間追い切りは6月下旬から再開し、坂路の本数はなんと37本、ほとんどがキャンターでしたが数を行うことで入念な調整がされていました。ちなみにウッドは4本の時計が確認できました。
最終追い切りは併せ馬を置いてウッドチップコースで調整されています。
僚馬の内目から追走する形で追われましたが、坂路でびっしり調整した影響もあって、序盤からきびきびとした動きが見られました。
直線に入って手前を替えてからはさらにペースアップし、終い2F12秒4-1F11秒6の加速ラップで楽に先着しています。
ゴール後もまだまだ余力のある走りでし、この一追いだけ見たらなかなか良い雰囲気を見せています。
ただ、坂路で数を行う⇒美浦ウッドで最終調整という流れは前走エプソムカップ(G3)の追い切りでも見られた光景です。
前走のエプソムカップのときとほぼ同じ位置で走ったものの、全体時計、終い時計ともに前走最終時より時計は遅れています。
しかも、前走エプソムカップは馬なりで好時計を残しながらもレース本番では15着に沈んでいました。
距離が1,800mで長かった可能性もありますが、前走最終時よりも時計を出していない中で、前走以上のパフォーマンスを残せるか、難しいところです。
個人的には、一変を期待する意味でダービー卿チャレンジトロフィーのときのように、中間どこかで一発強く追って負荷を掛けていてもよかったと思っています。
ダディーズビビッド
ダディーズビビッド 8月7日(水) 評価D | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 89.8 | 73.4 | 57.7 | 41.1 | 12.2 | 馬なり |
前走最終 | 栗東CW(稍重) | 84.9 | 68.8 | 53.8 | 38.4 | 11.8 | 末強め |
ダディーズビビッドは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追われて6F89秒8-上がり1F12秒2で軽く調整を行っています。
前走から3か月ぶりのレースとなりますが、中間は坂路で14本、ウッドコースで2本の時計が確認できました。
最終追い切りも引き続き馬なりで調整を行いましたが、全体を通して動きは重いです。
直線に入って手前を替えてからは少しマシになりましたが、少し腹回りも太い感じがしますし、いい時期と比較するとまだまだ物足りません。
中間はある程度坂路で調整されていますが、どこかで負荷を掛けたわけでもないのでレース当日までの良化には期待しづらいです。
ここを叩いて次走以降の一変に期待したいです。
ディオ
ディオ 8月7日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 54.1 | 38.8 | 12.3 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東CW(良) | 68.8 | 53.5 | 38.2 | 11.8 | 馬なり | |
前走最終 | 栗東坂路(良) | 52.5 | 37.7 | 12.1 | 馬なり |
米子ステークス(L)で2着入りしたディオは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで追い、4F54秒1-上がり1F12棒3で軽く調整しています。
1週前の31日には栗東のウッドチップコースでディニテ(牡2、新馬)ともう一頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。
このときも助手が騎乗して外ラチ沿いから馬なりでディニアを8~9馬身追走し、5F68秒8-上がり1F11秒8の時計で1馬身先着しています。
2頭併せの外目から追走し僚馬よりも距離を走らされましたが直線に入ってからはじりじりと脚を引き上げて前の2頭に並びかけ、終い2F12秒0—1F11秒8で持続性のある走りで先着できました。
併せたディニテが新馬なので能力はディオのほうが上ですが、大きく立ち回りながら2頭に先着できたのは悪くないでしょう。最後の最後でグンと加速できたのも面白いですね。
ただ、道中頭が不安定だったのでその点が改善されればさらなる良化に期待できそうです。
最終追い切りは栗東で単走、軽めの調整となっています。
少し頭がぶれる場面はあるものの、まっすぐ走ることができていますし、最後までペースを維持できました。
時計は目立ちませんでしたが、中間で坂路を17本行っているように入念な調整結果が出ているように感じます。
大きな上積みは感じられませんでしたが1週前のウッド追いも時計以上の内容でしたし、軽い調整ながらも順調に良化しているように感じました。
ディスペランツァ
ディスペランツァ 8月7日(水) 評価S | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 56.6 | 41.5 | 13.4 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(稍重) | 55.4 | 40.3 | 13.2 | 馬なり |
アーリントンカップ(G3)を制した3歳馬のディスペランツァは栗東坂路でカールスタード(牡3、1勝クラス)と併せました。
助手が騎乗して僚馬を3~4馬身追走する形で馬なり追いを行い、4F56秒6-上がり1F13秒4の時計で同時併入しています。
前走から約3か月ぶりのレースとなりますが、中間は7月中旬ごろから再開し、坂路が15本、ウッドで2本の時計が確認できました。
映像はありませんでしたが1週前の3日には栗東案炉でケイアイアニラ(牡4、3勝クラス)と併せ、一杯に追われて4F51秒3-上がり1F11秒8の時計を記録しています。
3日に一杯に負荷を掛けたため、最終追い切りは軽めの調整でした。
僚馬の内から追いましたが、1週前に追った影響もあって身体は引き締まっていますし、起こり1Fあたりで僚馬をかわそうとする姿も見られました。
キックバックを見ても力強く動けていますし、動きは良いです。
併せ馬を置いて調整したわりに時計は全く出していませんが、2走前のアーリントンカップのときも最終追い切りは併せ馬を置いて馬なりを行いながらも4F57秒8-上がり1F13秒0で全く時計は出していませんでした。
その中で、アーリントンカップでは強い競馬で勝ち切っているので、ディスペランツァにとって今回の追い切りローテーションは最も力を発揮できる流れであることは間違いなさそうです。
時計以上に動けているのも良かったですし、初の古馬混合戦でもベストは尽くせそうでした。
トゥードジボン
トゥードジボン 8月7日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東PT(良) | 73.8 | 55.4 | 41.0 | 12.3 | 馬なり | |
1週前 | 栗東CW(良) | 82.6 | 67.4 | 52.8 | 37.4 | 11.4 | 馬なり |
前走最終 | 栗東CW(良) | 82.1 | 66.6 | 51.3 | 36.5 | 11.3 | 馬なり |
今年の米子ステークス(L)を制制したトゥードジボンは栗東のポリトラックコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追われて5F73秒8-上がり1F12秒3で軽い調整を行っています。
1週前の31日には栗東のウッドチップコースでダンツビガー(牡5、1勝クラス)と併せました。
前走に引き続きコンビを組む松山騎手が追い切りに騎乗して、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を2~3馬身追走し、6F82秒6-上がり1F11秒4の時計でクビ差先着しています。
僚馬の内目から追われましたが、久々でもストライドの利いた動きができています。
最後の直線でも加速ラップを刻めているのもよいでしょう。
時計はそこまで目立つものではありませんが、休み明けにしてはしっかり動けていました。
最終追い切りはポリトラックコースで調整が行われました。
馬なりを考慮してもポリ調教にしては時計がでていませんが、コーナーから直線にかけては回転の速い脚さばきで動くことができ、1週前に引き続きフットワークは軽快です。
直線に入って少し息を入れたようにペースは落ちましたが終い1Fで再びペースアップして走破しています。
少し身体は細い感じもしましたが、緩急の付いた走りで器用な動きができており、なかなかの仕上がり具合でした。
パラレルヴィジョン
パラレルヴィジョン 8月7日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 84.0 | 67.1 | 52.5 | 37.9 | 11.7 | 馬なり |
1週前 | 美浦南W(稍重) | 65.6 | 49.6 | 36.0 | 11.7 | 馬なり | |
前走最終 | 美浦南W(稍重) | 68.3 | 52.4 | 37.4 | 11.4 | 馬なり |
今年のダービー卿チャレンジトロフィー(G3)を制したパラレルヴィジョンは美浦のウッドチップコースでシャンドゥレール(セ4、未勝利)と併せました。
助手が騎乗して馬場の3分どころから馬なりで追い、6F84秒0-上がり1F11秒7の時計で僚馬に2馬身先着しています。
1週前の31日にも美浦ウッドでロムネヤ(牝5、2勝クラス)と併せています。
今回初コンビを組む三浦騎手が追い切りに騎乗し、馬場の2分どころから馬なりで僚馬を1馬身追走し、5F65秒6-上がり1F11秒7の時計で同時併入していました。
安田記念(G1)から2カ月以上間隔は空きましたが、馬なりにもかかわらず序盤から意気揚々とした動きを見せています。
頭をやや低めにしながらもスピードのある動きができているのはさすが重賞馬といったところでしょうか。
馬場の内目を立ち回ったわりに全体時計は平凡ですが、時計以上の動きができているのは好感が持てました。
最終追い切りも引き続き併せ馬を置いて美浦ウッドで調整しています。
頭を低くして終えていますが、1週前と比較するとコーナーから直線の立ち回りにおいて少しズブさが見られました。
直線は相変わらず加速ラップを刻めていて悪くありませんが、コーナーの動きは少し気になるところがあります。
1週前と比較するとやや物足りない内容でしたが、直線の動きや追い出しは良かったので直線の長い新潟コースがフィットしてくれれば課題も克服できるかもしれません。
プレサージュリフト
プレサージュリフト 8月7日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 67.8 | 53.5 | 38.7 | 11.7 | 馬なり | |
前走最終 | 美浦南W(良) | 83.6 | 67.3 | 51.4 | 37.1 | 11.3 | G前仕掛け |
前走のメイステークス(OP)を勝利したプレサージュリフトは美浦のウッドチップコースでクライスレリアーナ(牝2、未勝利)とキングズブレス(牡3、1勝クラス)併せました。
助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりでクライスレリアーナより1馬身先行し、5F67秒8-上がり1F11秒7の時計で併入しています。
中間追い切りは7月中旬から再開し、坂路で12本、ウッドで5本の時計を記録していました。
また、映像はありませんが1週前の31日には美浦ウッドで皐月賞馬のジオグリフ(牡5、オープン)と併せています。
助手が騎乗して馬場の3分どころから僚馬を2馬身半追走する形でゴール前にて仕掛けられ、7F97秒3-6F81秒7-1F11秒9の自己2番目に速い時計で僚馬と併入していました。
1週前映像は確認できませんでしたがG1馬相手に追走する形で追って併入まで持ち込めたのは良いでしょう。
最終追い切りも引き続き僚馬を置いて調整されています。
3頭併せの真ん中から立ち回りましたが、コーナーから直線にかけては軽い脚取りで追われています。
そして、直線に入ってからは徐々にペースアップし、残り2Fあたりで先頭に立ち、終い2F12秒9-1F11秒7の加速ラップで併入しました。
1Fの伸びがそこまで長けているわけではありませんが、持続性のある走りを見せているのは良いですし、映像の最後まで長く脚を活かせていることから、直線の長い新潟コースともかみ合いそうです。
3頭併せの真ん中から追っていることからも実践に向けた調整が行われていますし、1週前に強めに追った影響もあって馬なりながらもきびきびとした動きが見られたのも良かったです。
ここまで順調に仕上がっているので、あとは暑い時期のレースでベストを尽くせるか、注目したいです。
メイショウシンタケ
メイショウシンタケ 8月7日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 89.8 | 73.1 | 56.6 | 39.5 | 11.2 | 強め |
1週前 | 栗東CW(良) | 89.7 | 72.9 | 56.0 | 39.5 | 11.6 | 馬なり |
前走最終 | 栗東CW(良) | 87.7 | 72.1 | 56.0 | 39.4 | 11.4 | 末強め |
昨年の米子ステークス(L)を制したメイショウシンタケは栗東ウッドチップコースで安相を行いました。
助手が騎乗して馬場の真ん中から強めに追われて6F89秒8-上がり1F11秒2で余力残しの調整がされています。
1週前の31日にも栗東ウッドで単走を行い、このときは馬場の外目から馬なりで追って6F89秒7-上がり1F11秒6でした。
早朝5時半ごろに追った割には発汗が目立ちます。
道中も少し頭が低くて気持ちが乗っているかというと難しいところでした。
ただ、直線に入ってしばらくすると、少しずつペースを引き上げて終い2F12秒6-1F11秒6でしっかり追えています。
メイショウシンタケは差しの競馬を得意としているので、末脚重視という意味では良い動きを見せていました。
最終追い切りは栗東ウッドで強めに負荷を掛けていました。
内容としては1週前と通じるものがあり、コーナー軽め⇒直線で終い重視という流れを行っています。
強めに追われた影響もあり、1週前と比較すると直線の伸びがよく、終い2F12秒4から1F11秒2なので終いの時計はよくなりました。
2週続けて終い重視という点も面白そうですし、落ち着きのある動きができたのも良いでしょう。
昨年5着の舞台でどこまでやれるか、注目したいです。
ラインベック
ラインベック 8月7日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 54.1 | 39.0 | 12.3 | 一杯 | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 53.8 | 39.2 | 12.2 | 馬なり |
ラインベックは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して一杯に追い、4F54秒1-上がり1F12秒3の時計で登坂しています。
中間追い切りは7月中旬ごろから再開し、坂路が5本、ウッドが13本でした。
このうち、31日にはウッドで強め、今月4日は坂路で強めに追われているように、日々強く負荷を掛けているのが確認できます。
最終追い切りに至っては一杯に追っていました。
毎週強く追っている影響もあり、馬場の真ん中から淡々とした動きができていましたが、一杯に追った割にややズブい感じがします。
動きは軽快でしたが、一杯で全体時計が54秒1は目立ちません。
ラインベックは坂路で時計を出すタイプではありませんが、その点を考慮しても時計は物足りませんでした。
今回は中間(31日や4日)に強く追うことが多く、最終追い切りで良化してもおかしくありませんでしたが、最終追い切り段階でその傾向は見られませんでした。
年齢的にも7歳馬なので衰えがあってもおかしくありませんし、最終追い切りで一杯に叩いたことでレース当日までに仕上がるかというと、難しいのではないかと思います。
ロジリオン
ロジリオン 8月7日(水) 評価S | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 83.5 | 67.4 | 52.1 | 37.6 | 11.4 | 馬なり |
1週前 | 美浦南W(良) | 84.7 | 68.0 | 52.8 | 38.0 | 11.5 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(重) | 81.1 | 65.3 | 51.0 | 37.4 | 11.7 | 馬なり |
今年のNHKマイルカップ(G1)で3着入線したロジリオンは美浦のウッドチップコースでカフェアローロ(牝3、1勝クラス)と併せました。
助手が騎乗して馬場の真ん中から僚馬を5馬身追走する形で馬なり追いを行い、6F83秒5-上がり1F11秒4の時計で同時併入しています。
1週前の1日にはレース当日も騎乗する永野騎手が追い切りに騎乗して美浦ウッドで単走を行いました。
このときも馬場の真ん中から馬なりで追って6F84秒7-上がり1F11秒5で駆け抜けています。
久々のレースとなりますが、序盤から軽快な動きを見せていました。
直線でも前脚を伸ばしつつ追うことができており、若い馬なりに少しでも速く走ろうと健闘しています。
全体時計は地味ですが、終いは2F12秒5から1F11秒5の加速ラップですし、軽い追い切りながらもこの馬らしい動きはできていました。
最終追い切りは僚馬を置いて軽い調整を行っています。
ここでも追走する形となり、コーナーでは若干頭が高いようにも見えましたが、3歳馬らしく元気いっぱいの動きを見せました。
直線に入ってからはカフェアローロと並走しながら併入しており、同い年の馬相手に負けない走りを見せていました。
気持ちの面でも乗ってそうです。
今回は2週続けて馬なりでしたが脚取りは軽かったので、高速新潟とかみ合う可能性は高そうです。
好走したNHKマイルカップのときに似たラップを刻めているのも良かったです。
3歳の重賞未勝利馬ということで斤量の恩恵も得られましたし、現在のロジリオンが夏の新潟でどのような走りを見せてくれるか、とても楽しみです。
ワールドウインズ
ワールドウインズ 8月7日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 55.2 | 40.5 | 12.5 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 52.7 | 38.6 | 12.3 | 一杯 |
ワールドウインズは栗東坂路でハートストロング(セ3、未勝利)と併せました。
助手が騎乗して馬なりで僚馬を2馬身追走し、全体時計55秒2-上がり1F12秒5の時計で半馬身先着しています。
中間は7月中旬から再開し、坂路で9本、ウッドで5本の時計を記録しました。
映像はありませんが1週前の31日には栗東坂路でダブルジャッジ(牡3、未勝利)と併せており、このときは一杯に追われて全体時計53秒6-上がり1F12秒0の時計で負荷を掛けています。
1週前に一杯に追ったため、最終追い切りは軽めの調整を行いました。
馬場の真ん中から追いましたが、序盤は2度ほど頭を上げる動作を見せました。
少しかかっている感じもしましたが、その後はまっすぐ追うことができており、終い1Fでペースを引き上げて先着しました。
やや気性難な場面もありましたが、軸脚のブレはなかったですし、軽めの調整ながら末脚を引き出せたのも良かったです。
時計は目立ちませんでしたがこの馬なりに良化しているように見えました。
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関屋記念2024追い切り評価ランキング
評価 | 馬名 |
S | ディスペランツァ ロジリオン |
A | アスクコンナモンダ オニャンコポン サクラトゥジュール ジュンブロッサム ディオ プレサージュリフト メイショウシンタケ |
B | グランデマーレ コレペティトール タイムトゥヘヴン トゥードジボン パラレルヴィジョン ワールドウインズ |
C | ラインベック |
D | ダディーズビビッド |
E(測定不能) | サンライズロナウド |
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関屋記念2024の最終予想
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