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【京阪杯2024追い切り評価/全頭診断】中穴人気の〝アノ馬〟にトップ評価「S」

京阪杯2024追い切り評価記事のサムネイル画像

京阪杯2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では京阪杯の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

11月20日の馬場状態

美浦
この日の美浦ウッドは稍重馬場でした。
ウッドの1番時計はフォラブリューテが記録した6F80秒9です。
ただ、70秒台の馬は1頭もいないので、いつもの高速馬場といった感じなく、平均~やや速い馬場といったところです。

栗東
この日の栗東は坂路、ウッドどちらも良馬場でした。
坂路の1番時計はエエヤンが記録した4F51秒8でそこまで時計は出ていません。
ウッドの1番時計はクラウンプライドが記録した6F76秒4でした。
クラウンプライドの時計は少し速すぎますが、ほかの馬を見ても6F78~79秒台を出した馬が複数いたので高速馬場傾向にあります。

目次(読みたい項目をタップ)

京阪杯2024追い切り評価/全頭診断コメント

京阪杯2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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アグリ

アグリ 11月20日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.838.711.9一杯
前走最終栗東坂路(良)  53.038.312.3馬なり

アグリは栗東坂路で今年のスプリンターズステークス(G1)を制したルガルと併せました。

レースで騎乗する斎藤新騎手が追い切りに騎乗し、僚馬より1馬身先行する形で一杯に追われて4F52秒8-上がり1F11秒9の時計を記録しましたが僚馬に1馬身遅れを取りました。
※僚馬(りょうば):同じ厩舎に所属する馬のこと

今回は3週間ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは今月中旬から再開し、坂路で11本の時計を記録しています。

序盤から気合が付けられた動きができていますが、すぐ後ろにいたルガルにあっさり交わされています。

アグリが一杯に追われていたのに対し、ルガルは馬なりだったことを考えると少し物足りないかもしれません。

また、アグリは過去に坂路で4F49~50秒台の時計を出していました。

ところが今回は一杯に追われていたにも関わらず全体時計52秒8だったのでいい時期ほど時計も目立ちません。

気持ちの乗った動きはできていましたが、いい時期ほど動けているかというと、難しいところでした。

ここは及第点までとします。

ウインカーネリアン

ウインカーネリアン 11月20日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)84.067.753.238.811.3馬なり
1週前美浦南W(良)84.268.753.838.511.5馬なり
前走最終美浦南W(良)83.867.752.437.811.8馬なり

今年の高松宮記念(G1)で4着入りしたウインカーネリアンは美浦のウッドチップコースでウアーシュプルング(牝2、新馬)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

主戦の三浦騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりでウアーシュプルングを8馬身追走し、6F84秒0-上がり1F11秒3の時計を記録しましたがウアーシュプルングに1馬身遅れを取っています。

1週前の13日にも美浦ウッドで調整され、このときはニシノイストワール(牡2、1勝クラス)と2頭併せを行いました。

ここでも三浦騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬を4馬身追走し、6F84秒2-上がり1F11秒5の時計で同時併入しています。

僚馬の内から立ち回りましたが、いつも通りのウインカーネリアンらしい走りは健在です。

コーナーでは楽な手ごたえで立ち回りましたが、直線でもスムーズな動きを見せていました。

前走スワンステークス(G2)を使ったことで良化の気配が感じられましたし、時計以上に良い動きを見せています。

最終追い切りも美浦のウッドコースで行われ、2頭の僚馬を追走する形で行われましたが、馬体は絞れていますし、直線でも推進力ある動きを見せていました。

僚馬に遅れを取っているのは気になるところですが、陣営や騎乗した三浦騎手は特に問題ないとコメントされています。

ストライドの利いたフォームは健在でしたし、引き続きウインカーネリアンらしい走りができそうです。

ヴェントヴォーチェ

ヴェントヴォーチェ 11月21日(木) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  57.541.412.4馬なり
前走最終栗東坂路(良)  53.639.112.5馬なり

ヴェントヴォーチェは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗し、馬なりで4F57秒5-上がり1F12秒4の時計で登坂しています。

前走から2か月弱ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは10月下旬から再開し、坂路で20本の時計を記録していました。

最終追い切りも坂路で軽く調整を行いましたが、少しハミ受けが悪く、気性の荒さが露呈しています。

全体時計57秒5が示しているように、折り合いを意識した内容を行ったと思われますが、どうも人馬の息は合っていないように見えます。

中間に入念に調整した影響もあって馬体は悪くないですが、メンタル面で課題がありそうな内容でした。

エイシンスポッター

エイシンスポッター 11月20日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.637.812.3一杯
1週前栗東坂路(良)  52.738.212.2末強め
前走最終栗東坂路(良)  54.539.712.3馬なり

前々走のキーンランドカップ(G3)で2着入線したエイシンスポッターは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して一杯に追い、4F52秒6-上がり1F12秒3の時計で負荷を掛けています。

1週前の14日にも栗東坂路で単走を行い、このときは末強めに追って4F52秒7-上がり1F12秒2でまとめていました。

終始左手前で追い切りを行いましたが、軸は安定していますし、脚取りも確かです。

ただ、少しかかっている感じもしたのでもう少し落ち着きを取り戻していたらなおよさそうでした。

最終追い切りも栗東坂路で追い切りを行い、ここは一杯に負荷を掛けています。

しっかり追走できていますが、少し動きが重そうで、終い一杯に追ったわりに躍動感は見られませんでした。

もともと脚質的にムラのある馬ですが、もしかすると、前走のスプリンターズステークス(G1)での疲れが抜けきっていないのかも知れません。

昨年は京阪杯で3着入線しているのでチャンスはありそうですが、一杯に追われた割に時計も目立たなかったのでここは及第点までとします。

カンチェンジュンガ

カンチェンジュンガ 11月20日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  55.440.312.4馬なり
前走最終栗東坂路(良)  51.938.012.1末強め

中1週でレースに挑むカンチェンジュンガは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで追い、全体時計55秒4-上がり1F12秒4の時計でまとめています。

前走から中1週ということで中間は坂路が1本、ウッドが3本、いずれもキャンターで負荷は掛けていません。

最終追い切りは馬なりで軽めの調整でしたが、頭は安定していませんし躍動感もそこまで感じられません。

1本の線の上を走るスタイル自体は悪くないですが、馬体もどこか華奢な感じがしました。

間隔を詰めてレースを使っている影響もあるかもしれませんが、蓄積疲労がたまっている可能性もあります。

良化は感じられませんでした。

グランテスト

グランテスト 11月20日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.837.212.3強め
前走最終栗東坂路(良)  53.837.412.5末強め

今年のCBC賞(G3)で3着入線したグランテストは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して強めに追い、全体時計54秒8-上がり1F12秒3の時計でしっかり負荷を掛けています。

前走から中6週で挑みますが、中間追い切りは坂路で2本のみと控えめです。

ただし、1週前の13日は栗東坂路で単走を行い、4F51秒3-上がり1F13秒9で全体時計は自己3番目に速い時計を記録しました。

最終追い切りは外ラチ沿いから立ち回っていますが、しっかりした脚取りで登坂することができています。

手前替えもスムーズでしたし、前方に集中しながら力強く登坂することができました。

強めにしては地味な時計でしたが、1週前の坂路調教で全体時計を出しているので問題はないでしょう。

時計以上に気持ちの乗った動きができているのでレース本番でも楽しみです。

グレイトゲイナー

グレイトゲイナー 11月21日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  50.336.712.4末強め
前走最終栗東坂路(良)  53.739.212.7馬なり

グレイトゲイナーは木曜日に栗東坂路で単走を行いました。

昨年の京阪杯で騎乗した松本騎手が追い切りに騎乗し、末強めに追われて4F50秒3-上がり1F12秒4の時計で末強めに登坂していました。

中間追い切りは10月下旬から再開し、坂路で20本の時計を記録しています。

最終追い切りは坂路で単走、末強めに行われていましたが序盤からスピードを出しており、全体時計50秒3は優秀です。

ただ、グレイトゲイナーはもともと時計を出すタイプの馬なので、過去の時計と比較するとそこまで速いものではありません。

また、道中は少し頭を下方向に向けながら集中しているようにも見えましたが、序盤に大きく斜行しているように安定感があるかというと難しいです。

もっとも、中段以降はまっすぐ動けているので、決して悪い内容ではありませんでした。

末強めに追われた割に終いは2F11秒9から1F12秒4で減速していましたが、これは序盤から飛ばしていたものなので、そこまで気にしなくても良いかもしれません。

全体としてはまずまずといったところです。

サプライムアンセム

サプライムアンセム 11月20日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  51.638.013.3馬なり
前走最終栗東坂路(不良)  52.037.912.6馬なり

サブライムアンセムは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで追い、全体時計51秒6-上がり1F13秒3の時計を記録しています。

前走から中2週の参戦となりますが、中間追い切りは坂路で1本、ウッドで2本のみとなっており、現状維持を優先して調整されています。

最終追い切りは終始左手前で登坂していましたが、道中頭が高いうえ、ところどころもたれる場面がありました。

また、最初は勢いが見られたものの、徐々に動きが鈍り、終いは少し気合を付けられたものの、最終的にはバテてしまっています。

馬なりながら全体時計は自己2番目に速い時計を記録していましたが、終いの減速は大きなマイナスです。

映像の終わりごろには走る意欲も失われている感じがしました。

好仕上がりには程遠いです。

チェイスザドリーム

チェイスザドリーム 11月20日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  49.636.212.6馬なり
前走最終栗東坂路(良)  49.935.712.2馬なり

今年の韋駄天ステークス(OP)を制したチェイスザドリームは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗し、馬なりで4F49秒6-上がり1F12秒6の時計でまとめています。

前走から中3週ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは坂路が1本のみでした。

しかしながら、このときは古川奈穂騎手が追い切りに騎乗(レース当日は西村騎手が騎乗)し、馬なりで4F51秒2-上がり1F12秒3でまとめており、時計を記録しています。

最終追い切りも引き続き馬なりでしたが、序盤から気持ちの乗った動きができており、気合も入っています。

全体を通して首の上げ下げもしっかりしていましたし、馬なりの軽めな調整ながらも躍動感が溢れる動きだったと感じました。

全体時計49秒6も馬なりにしては破格のタイムといえるでしょう。

ただ、終いは2F11秒6から1F12秒6と明らかに失速しています。

また、チェイスザドリームはもともと坂路で好時計を出すタイプの馬なので、理想としては最後まで脚色を落とすことなく登坂出来たら良かったです。

気持ちが入っているものの、持続性は感じられなかったのでまずまずの出来栄えといったところでしょうか。

テイエムスパーダ

テイエムスパーダ 11月20日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.839.512.5馬なり
前走最終栗東坂路(良)  54.840.212.1強め

快速の逃げ馬テイエムスパーダは栗東坂路で最終追い切りを行いました。

助手が騎乗して馬なりで4F54秒8-上がり1F12秒5の時計でまとめています。

前走から約2カ月半ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは10月下旬から再開し、坂路で19本と、いつも通り坂路に特化した追い切りを行っています。

なお、映像はありませんでしたが1週前の13日には今回初コンビを組む小沢騎手が騎乗し、坂路で単走、一杯に追われて4F50秒9-上がり1F12秒2の好時計で登坂し、一杯に負荷を掛けました。

最終追い切りは軽めの調整でしたが、外ラチ沿いから気持ちの乗った動きができています。

軽い調教ということで、時計自体はそこまで目立つものではありませんが、1週前にびっしり追ったのでソフトでも仕上がり良好といえるでしょう。

馬体からも白い斑点が浮かび上がっているように状態は良さそうなので、この馬なりに力を引き出せそうです。

ドロップオブライト

ドロップオブライト 11月21日(木) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.639.512.0馬なり
1週前栗東坂路(良)  50.535.812.0一杯
前走最終栗東坂路(良)  54.238.912.2馬なり

今年のCBC賞(G3)を制したドロップオブライトは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗し、馬なりで4F54秒6-上がり1F12秒0の時計で登坂しています。

1週前の14日も栗東坂路で単走を行いましたが、このときは前走でコンビを組んだ幸騎手が追い切りに騎乗し、一杯に追われて4F50秒5-上がり1F12秒0の時計でまとめていました。

一杯に追われた影響もあるかもしれませんが、序盤から非常に回転の速い脚さばきで動けており、陣営の意図通りの動きができています。

機敏ながらもバランスの取れた走法でもたれも全くありませんでした。

一杯だったとはいえ、全体時計50秒5は自己2番目に速い時計ですし、なかなか好感ある動きができています。

最終追い切りは坂路で軽く稽古をつけましたが、1週前に強く追われた影響もあって相変わらず回転の速い脚さばきを見せています。

時計自体は目立ちませんが、馬なりでもドロップオブライトらしいキビキビとした動きができており、1週前に負荷を掛けたことで良化していました。

今年の京阪杯の出走馬はそこまで目立った動きを見せていた馬は多くありませんでしたが、ドロップオブライトだけは2週続けていい動きを見せていました。

今年のメンバーの中で一番良い動きです。

ビッグシーザー

ビッグシーザー 11月20日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.637.512.1馬なり
前走最終栗東坂路(良)  50.736.212.2一杯

前走のオーバルステークス(L)を制したビッグシーザーは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで4F52秒6-上がり1F12秒1の時計で軽くまとめています。

今回は約1カ月半ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは10月下旬から再開し、坂路で18本、ウッドで13本(すべてキャンター)時計を記録し、本数を重ねていました。

なお、映像はありませんが1週前の13日には栗東坂路でネグレスコ(牝3、2勝クラス)と併せています。

このときも助手が騎乗し、強めに追われて4F51秒0-上がり1F12秒2の時計で同時併入していました。

最終追い切りは単走、軽めの調整でしたが序盤こそふらつく場面が見られましたが、その後は安定し、淡々と登坂できています。

首の使い方も良かったですし、脚取りも軽く、1週前に負荷を掛けたことで良化の気配が伺えます。

地味ですが終いも2F12秒2-1F12秒1で加速できているように、最後まで脚色を伸ばすことができているのも良いでしょう。

特別大きな上積みはありませんが、この馬なりに良化の気配が感じられました。

プルパレイ

プルパレイ 11月20日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.137.612.1一杯
前走最終栗東CW(良)⑦98.568.553.637.711.9馬なり

今年のUHB賞(オープン)を制したプルパレイは栗東坂路でオコタンペ(牡3、1勝クラス)と併せ馬を行いました。

久々にコンビを組む浜中騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を2馬身追走する形で一杯に追い、4F53秒1-上がり1F12秒1の時計で1馬身先着しています。

今回は約1カ月半ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは坂路で4本、ウッドで22本の時計を記録し、ウッドベースで調整されています。

ただし、2週前の6日には栗東坂路でカルロヴェローチェ(牡4、オープン)と併せています。

このときは助手が騎乗し、僚馬より4~5馬身先行する形で一杯に追い、4F53秒2-上がり1F11秒9の時計で同時併入していました。

最終追い切りも2頭併せで一杯に追いましたが、道中は何度も手前をころころ替えながら登坂しており集中力に欠けています。

気持ちは乗っているものの、前脚の使い方もあまり良くありません。

また、一杯に追われた割に時計が平凡な点も気になりました。

今回は2週続けて追われたのでレース前に一変あるかもしれませんが、最終追い切り終了時点でそこまで良化は感じられませんでした。

マメコ

マメコ 11月20日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  55.839.112.1馬なり
前走最終函館W(良)  56.541.412.4強め

今年のUHB賞(3勝クラス)を制したマメコは栗東坂路でサウンドアレグリア(牝3、2勝クラス)と併せました。

今回初コンビを組む高倉騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を1馬身追走し、4F55秒8-上がり1F12秒1の時計で同時併入しています。

今回は3カ月半ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは坂路が14本、ウッドで4本(すべてキャンター)の時計を記録しており、坂路ベースで調整されています。

最終追い切りは、栗東坂路でサウンドアレグリアを追走していましたが、道中前脚を掻き込むような動きで気持ちは乗っていました。

どちらかというと小柄な馬ですが、それでもパワフルな動きは好感が持てます。

終いは少し苦しくなったのか、前脚の手ごたえも軽くなりましたが、それでも終い2F12秒2-1F12秒1で加速できているので悪くありません。

映像はありませんが今月9日には坂路で全体時計49秒4の時計を出していることからも、調子は良さそうですし、初めての重賞でも力を引き出せそうでした。

モズメイメイ

モズメイメイ 11月20日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  51.637.112.7馬なり
1週前栗東坂路(良)  50.636.912.5馬なり
前走最終栗東坂路(良)  53.938.312.3馬なり

今年の夏にスランプから脱却したモズメイメイは栗東坂路で単走を行いました。

主戦となった国分恭介騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで追って4F51秒6-上がり1F12秒7の時計でまとめています。

1週前の14日には栗東坂路でジャパンカップ(G1)に出走するカラテ(牡8、オープン)と併せました。

このときは助手が騎乗して馬なりで僚馬を1馬身追走し、4F50秒6-上がり1F12秒5の好時計で同時併入しています。

道中は舌をペロリと出しながらの追走で、少し安定感は欠いていますが、それでも重賞実績のあるカラテを追走して併入まで持ち込めたのは良いでしょう。

全体時計も50秒6で良い出来栄えです。

また、カラテが一杯に追われていたのに対し、モズメイメイは馬なりで軽めだったので数値以上に時計面、着差は優秀でした。

最終追い切りは坂路で単走、国分恭介騎手を背に乗せ軽く仕上げていますが、少し粗削りな場面は合ったものの、スピードが乗った走りができています。

また、全体的にダイナミックなフォームで躍動感も見られました。

脚取りも軽快で映えていますし、状態はかなり良さそうです。

モズメイメイは少しムラっ気のある馬なのでフォームはそこまで安定しませんが、それでも軽快な動きができており、モズメイメイなりに好仕上がりに見えました。

ラプタス

ラプタス 11月20日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.838.812.8強め
前走最終栗東坂路(良)  55.039.512.6一杯

ダートでキャリアを重ねたラプタスは栗東坂路で単走を行いました。

今回初コンビを組む河原田騎手が追い切りに騎乗し、強めに追われて4F52秒8-上がり1F12秒8の時計でまとめています。

今回早く3か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは坂路で5本のみと、本数は控えめでした。

最終追い切りは坂路で強めに追われましたが、動きに俊敏さがまったく感じられません。

時計面も平凡ですし、終いも2F12秒8-1F12秒8と目立ちませんでした。

終始首が高い点も気になりますし、落ち着きもなかったです。

今回は約6年ぶりに芝でレースを行いますが、年齢的にも8歳で衰えはあるでしょうし、近走成績もよくありません。

例年骨っぽいメンバーが揃う京阪杯でも上位争いは容易ではないでしょう。

肝心の追い切りも良化が見られなかったので、ここでの好走は難しいと思います。

レッドヒルシューズ

レッドヒルシューズ 11月20日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  56.739.812.1馬なり
前走最終栗東坂路(不良)  57.539.712.4馬なり

前走のみちのくステークス(OP)で3着入線したレッドヒルシューズは栗東坂路でマジカルシャイン(牝2、未勝利)と併せました。

今回初コンビを組む藤岡佑介騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を4~5馬身追走し、4F56秒7-上がり1F12秒1の時計で同時併入しました。

前走から中2週ということで中間は坂路が7本、そのうち6本はキャンターでした。

なお、映像はありませんが1週前の16日にも栗東坂路で藤岡騎手が騎乗し、僚馬を置いて馬なりで追われて4F51秒7-上がり1F12秒0の時計で時計を出しています。

最終追い切りは併せ馬を置いて馬なりで行われましたが、道中淡々とした動きを見せています。

僚馬マジカルシャインと比較しても無駄な動きなく、まとめることができました。

全体時計は目立ちませんが1週前に4F51秒7の時計を出しているので悪くないでしょう。

今回の出走馬はそこまで良化している馬は多くありませんでしたが、その中ではまずまずの仕上がりでした。

レッドベルオーブ

レッドベルオーブ 11月20日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  56.139.312.6馬なり
前走最終函館W(良) 69.553.238.612.8馬なり

レッドベルオーブは栗東坂路で単走を行いました。

今回初コンビを組む池添騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで4F56秒1-上がり1F12秒6の時計で軽くまとめています。

今回は前走から約4か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは確認が取れたのは坂路が3本のみでした。

ただ、2週前の7日には栗東の芝コースで追い切りを行っていたので、もしかしたら坂路やウッド以外で調整を行っている可能性があります。

最終追い切りは坂路で軽く行いましたが、終始頭が高く、左右に振りながらの追い切りでまったく集中できていません。

時計面を見ても、全体時計のわりに終い1F12秒6と目立ちませんでした。

踏み込みには力強さが感じられたものの、一変している感じもありません。

あまり良い仕上がりではありません。

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京阪杯2024追い切り評価ランキング

評価 
ドロップオブライト
グランテスト
モズメイメイ
アグリ
ウインカーネリアン
エイシンスポッター
グレイトゲイナー
チェイスザドリーム
テイエムスパーダ
ビッグシーザー
マメコ
レッドヒルシューズ
ヴェントヴォーチェ
カンチェンジュンガ
サプライムアンセム
プルパレイ
ラプタス
レッドベルオーブ
 
E(測定不能) 
同評価内は50音順になります。

京阪杯2024追い切り映像

京阪杯2024の追い切り映像はJRA公式ホームページのこちらで無料公開されています。

YouTubeの動画で見たいという方は「JRA公式チャンネル」で11月22日(金曜)の17時に公開されるのでチェックしてみましょう。

京阪杯2024の最終予想

京阪杯2024の最終予想はこちらの記事で発表するので、合わせてお読みください。

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