【阪神カップ2024追い切り評価/全頭診断】大穴候補の〝アノ馬〟にトップ評価「S」
阪神カップ2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では阪神カップの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。
12月18日の馬場状態
美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに良馬場でした。
坂路の1番時計はセイウングレイが叩き出した4F51秒1です。51秒台でまとめた馬も7頭いたので美浦ウッドにしては平均より出てそうです。
ウッドの1番時計はトレミニョンが叩き出した6F79秒8でした。いつも通りの高速馬場とみていいでしょう。
栗東
この日の栗東は坂路とウッドはどちらも良馬場でした。
坂路の1番時計はエイシンジェンマの4F50秒2です。超高速場までは行きませんが比較的時計は出てそうです。
ウッドの1番時計はマジックサンズの6F79秒1です。全体的に時計は出ていました。
阪神カップ2024追い切り評価/全頭診断コメント
阪神カップ2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。
評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。
(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)
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アサカラキング
アサカラキング 12月18日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 80.1 | 63.9 | 49.2 | 36.4 | 11.5 | 馬なり |
1週前 | 美浦南W(良) | 82.0 | 66.2 | 51.8 | 38.1 | 11.4 | G前仕掛け |
前走最終 | 美浦坂路(稍重) | 53.0 | 39.1 | 12.4 | 馬なり |
今年のモルガナイトステークス(OP)を制したアサカラキングは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。
引き続きコンビを組む斎藤騎手が追い切りに騎乗し、馬場の3分どころから馬なりで追って6F80秒1-上がり1F11秒5の自己ベストでまとめています。
1週前の12日は美浦ウッドでミスヨコハマ(牝4、2勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行っています。
ここでも斎藤騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中からミスヨコハマを17~18馬身追走する形でゴール前にて仕掛けられ、6F82秒0-上がり1F11秒4の時計で同時併入まで持ち込んでいます。
1週前は2頭の際内から立ち回りましたが、コーナーの動きはそこまで活発ではないです。
少し首も引き気味に追走している上、脚取りも地味でどちらかというと気持ちも乗っていませんでした。
直線に入ってからもしばらくは外の僚馬のほうに視線が向いていましたが、少しずつ加速するにつれて急激に脚を伸ばし、視線も前に向いて差し切り態勢に入って併入しました。
※僚馬(りょうば):同じ厩舎に所属する馬のこと
外から詰めてきたミスヨコハマにも引けを取らない走りができ、鋭く伸びています。
中盤まではいまいちパッとしませんでしたが終盤の追走はなかなか見栄えするものがありました。
最終追い切りはウッドコースで単走軽めの調整でしたが、1週前に負荷を掛けた影響もあるのかコーナーワークから集中した走りを見せています。
コーナーから直線に掛けてはほかの馬を気にする素振りもありましたが、1週前と比較すると速い位置から追い上げを開始し、4F12秒8-3F12秒8-2F12秒1-1F11秒5の加速ラップで長く脚を使って走破できています。
馬場の内目を回ったとはいえ馬なりで自己ベストを叩き出したのも良いですし、叩いて上積みを見せていました。
確かな良化が感じられる追い切りだったのでここでの激走にも期待できそうです。
ウイングレイテスト
ウイングレイテスト 12月18日(水) 評価S | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 67.1 | 52.1 | 37.3 | 10.9 | 馬なり | |
1週前 | 美浦南W(良) | 65.7 | 51.4 | 37.1 | 11.6 | G前仕掛け | |
前走最終 | 美浦南W(良) | 67.6 | 52.5 | 37.8 | 10.9 | 馬なり |
昨年のスワンステークス(G2)を制したウイングレイテストは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。
主戦の松岡騎手が追い切りに騎乗し、馬場の2分どころから馬なりで5F67秒1-上がり1F10秒9の時計で終いが伸びています。
1週前の12日も美浦ウッドで単走を行っています。
このときも松岡騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目からゴール前で仕掛けられて5F65秒7-上がり1F11秒6の時計で負荷を掛けています。
今回は役3か月ぶりのレースとなりますが、馬場の外目から頭を低くしつつ、きびきびとした動きで力強さが感じられます。
直線に入ってからも姿勢をキープしながらもにわかに脚の回転を引き上げました。
そして、直線に入ってしばらくしてから促されてからの反応と加速は見事で、他の馬を一瞬で交わして俊敏な動きでゴールしています。
全体を通してスピーディかつパワフルな追い切りを見せており、3か月ぶりの休み明けなどまるで関係ないといわんばかりの動きを見せており、大変いい動きでした。
最終追い切りは馬場の内目から馬なりで軽く調整していますが、ここでも頭を低くしながら軽快に動けています。
直線に入ってからも活気のある動きですし、徐々に脚の回転を引き上げると最後は馬なりながらも1F10秒9の素晴らしい時計でまとめることができました。
2週続けて大変素晴らしい動きを見せています。
もともとウイングレイテストは追い切り映えするタイプですが、これまでの追い切りと比較しても特に好内容で、心身ともに素晴らしい仕上がりです。
今回うましるでは有馬記念の追い切りを行った後に阪神カップの追い切りをまとめていますが、有馬記念に出走するどの馬よりもいい動きだったといえるほど、素晴らしい内容でした。
文句なしのS評価です。
ウインマーベル
ウインマーベル 12月18日(水) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 85.8 | 68.8 | 53.4 | 38.1 | 11.5 | 馬なり |
1週前 | 美浦南W(良) | 67.2 | 52.0 | 37.1 | 11.8 | 一杯 | |
前走最終 | 美浦南W(良) | 68.8 | 53.1 | 38.0 | 11.4 | 馬なり |
前走マイルチャンピオンシップ(G1)で3着入線したウインマーベルは美浦のウッドチップコースでエルオレンス(牡2、未勝利)と併せました。
助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで僚馬を5馬身半追走し、6F85秒8-上がり1F11秒5の時計を記録しましたが僚馬に半馬身遅れています。
中間追い切りは11日と15日に美浦ウッドで一杯に追っています。
このうち11日のウッド追いでは助手が騎乗し、馬場の真ん中から一杯に追われて5F67秒2-上がり1F11秒8で思いっきり負荷を掛けています。
序盤から大きな歩様で追えていますが、ところどころ頭がカクンと下がる場面を見せていて、スムーズな立ち回りという感じはしません。
終いは2F12秒2-1F11秒8で加速ラップを刻めていますが、全体時計67秒2はそこまで目立つものではありません。
なぜなら、前走マイルチャンピオンシップの1週前追い切りがウッドで馬場の外側から立ち回って6F81秒99-5F65秒7だったからです。
動きもこれまでと異なる内容だったので1週前追い切りだけ見たら以前までのほうが良かったです。
ただ、11日だけではなく15日も一杯に追って負荷を掛けているので、最終追い切りまでに良化していることに期待したいです。
その最終追い切りは18日に美浦ウッドで併せ馬を置いて軽めに行われました。
中間に思いっきり負荷を掛けた影響もあって全体的に気持ちの乗った動きを見せており、力強さのある動きを見せていますが、ここでもコーナーでは頭がカクンとなりながら回っています。
直線に入ってからも力強い脚色で追えていますが、外から仕掛けられたエルオレンスのほうが手ごたえよく伸び、半馬身の遅れを取ってしま見ました。
併せたエルオレンスが2歳の未勝利馬、しかもウインマーベルよりも外目から馬なりで追い切りを行っていたことを考えると格下相手に完全に遅れてしまったのはマイナスです。
時計に関しては前走マイルチャンピオンシップの最終追い切りとほとんど差はないですが、動きや1週前追い切りの内容を見る限り、マイルチャンピオンシップのときほどの仕上がりにはないように見えました。
阪神カップはウインマーベルが得意としている芝1,400mの舞台なので連覇も狙えると思いますが、追い切りを見る限り、いい時期ほどの仕上がりとは言い難かったです。
エイシンスポッター
エイシンスポッター 12月18日(水) 評価E(測定不能) | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 53.9 | 38.5 | 12.9 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 52.6 | 37.8 | 12.3 | 末一杯 |
追込競馬を得意とするエイシンスポッターは栗東坂路で単走を行いました。
今回初コンビを組む角田大和騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計53秒9-上がり1F12秒9の時計でまとめています。
中間追い切りは先月末から再開しており、坂路に特化した追い切りを14本行っていました。
なお、映像はありませんが1週前の11日にも角田騎手が追い切りに騎乗しており、馬なりで全体時計52秒4-上がり1F12秒3の時計で登坂していました。
最終追い切りは軽く行っていますが、JRAレーシングビュアーに追い切り映像が公開されていませんでした。
動きだけではなく、時計も意図して出していないので状態面は分かりません。
2週続けて角田大和騎手が騎乗している点や、1週前は馬なりでエイシンスポッターにしては悪くない時計を残していることから、状態自体はそれなりに良さそうですが、それでも判断材料が乏しいので今回はE評価(測定不能)とさせていただきます。
エトヴプレ
エトヴプレ 12月18日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 82.1 | 65.3 | 51.1 | 37.4 | 12.1 | 一杯 |
前走最終 | 函館W(良) | 67.2 | 52.1 | 38.5 | 12.3 | G前仕掛け |
今年のフィリーズレビュー(G2)を逃げて勝利したエトヴプレは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗し、馬場の真ん中から一杯に追われて6F82秒1-上がり1F12秒1の自己ベストで負荷を掛けています。
前走キーンランドカップ(G3)から約4か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは11月中旬から再開しており、坂路で25本の時計を記録しています。
なお、映像はありませんが1週前の11日は坂路で単走、末強めに追われて全体時計51秒8-上がり1F12秒2の時計を記録していました。
最終追い切りはウッドコースで一杯に追われていますが坂路で入念に追われた影響もあって馬体は整っていますし、手前替えもスムーズです。
ただ、直線で一杯に追われた際はそこまで俊敏さはなく、少し重たい感じもしました。
もっとも、久々のウッド追いでしたが自己ベスト82秒1を叩き出したのは評価できますし、中間で坂路を入念に行った成果は出てそうです。
もう少ししなやかさがあればなお良かったですが、現状まずまずの仕上がりでした。
オフトレイル
オフトレイル 12月18日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 54.7 | 38.7 | 12.2 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 53.3 | 38.1 | 12.2 | 馬なり |
今年のラジオNIKKEI賞(G3)を制したオフトレイルは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗し、馬なりで全体時計54秒7-上がり1F12秒2の時計で走破しています。
前走スワンステークス(G2)から中7週となる今回、中間追い切りは11月末から再開し、坂路で13本、ウッドで1本の時計を記録しています。
なお、映像はありませんが1週前の11日は栗東ウッドで単走を行い、外ラチ沿いから一杯に追われて6F82秒9-上がり1F11秒2の時計を残していました。
最終追い切りは坂路でソフトな調整でしたが1週前に一杯に追った影響もあって外ラチ沿いから右手前できびきびと動けています。
終始舌を出しながらの追い切りでしたがバランスの良い脚さばきでまとめていることから走りにも集中していました。
もたれも一切なかったですし、終いも2F-1Fともに1F12秒2の時計で脚を維持できているのも良いでしょう。
ちなみに前走スワンステークスの最終追い切りも坂路で単走、馬なりでしたがこのときも終い2F-1Fともに12秒2で持続性ある動きができていました。
スワンステークスの最終追い切りと比較すると全体時計は見劣りしますが、それでも気持ちの乗った動きとバランスの取れた走りは評価できるでしょう。
前走スワンステークスで短距離路線の適性も証明しているので、強豪がそろった今回どれだけやれるか注目したいです。
シャンパンカラー
シャンパンカラー 12月18日(水) 評価E(測定不能) | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 83.4 | 67.2 | 52.2 | 37.8 | 11.4 | 馬なり |
前走最終 | 海外競馬出走 |
昨年のNHKマイルカップ(G1)の勝ち馬であるシャンパンカラーは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
田中剛調教師自ら追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで6F83秒4-上がり1F11秒4の時計で伸びていました。
今回は約8か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは12月から再開しています。
ただし、坂路でキャンターを3本、ウッドが5本なので乗り込み量は少なめでした。
ただ、1週前の11日にも田中調教師騎乗の元、美浦ウッドで単走、馬場の2分どころから馬なりで6F80秒5-上がり1F11秒2の時計を記録しており、時計は悪くないです。
最終追い切りもウッドで行われましたが、JRAレーシングビュアーに追い切り映像が公開されていませんでした。
全体時計も馬なりで6F83秒4なので目立ちませんし、時計からも評価しがたいです。
判断材料が乏しいため、ここはE評価(測定不能)とさせていただきます。
余談ですが1週前は6F80秒5の時計を記録していますが、シャンパンカラーの自己ベストは昨年4月26日に出した6F76秒4です。
それ以外にも6F78秒や79秒の時計を何度か出していることから、今回の6F80秒5はシャンパンカラーの時計の中ではそこまで抜けている感じはありません。
時計だけで判断するならまずまずのコンディションといったところだと思いますが、詳細は当日のパドックや返し馬で確認してください。
セリフォス
セリフォス 12月18日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 53.2 | 38.3 | 11.7 | 強め | ||
1週前 | 栗東CW(良) | 82.6 | 66.6 | 51.7 | 36.5 | 11.1 | 直強め |
前走最終 | 栗東CW(良) | 39.7 | 11.4 | 馬なり |
これまでマイルの第一線で活躍したセリフォスは栗東坂路で単走を行いました。
かつて主戦を務めた藤岡佑介騎手が追い切りに騎乗(レースではムーア騎手が騎乗)し、強めに追われて4F53秒2-上がり1F11秒7の時計でまとめています。
1週前の12日は栗東ウッドで単走を行いました。
ここは中内田調教師自ら追い切りに騎乗し、外ラチ沿いから直線強めに追われて6F82秒6-上がり1F11秒1の時計で終いの鋭さを見せています。
1週前の追い切り映像は直線の動きしかありませんでしたが、直線強めの指示通り、四肢を大きく使いながら持続力ある走りを見せています。
馬体も相変わらず締まっていますし、最後まで長く脚を伸ばし、セリフォスらしい動きはできていました。
最終追い切りは坂路で軽めの調整でしたが、馬場の真ん中あたりから最低限の脚幅を維持しつつ、もたれることなく登坂しています。
淡々とした動きでしたがこれまで数多くのビッグレースでキャリアを重ねた影響もあって走法は安定していましたし、G1馬らしく無駄のない動きでまとめることができたのは良かったです。
全体時計53秒2はそこまで目立つものではありませんが、セリフォスはもともと坂路で時計を出すタイプではないので時計面は気にしなくて良いでしょう。
それでも時計以上の動きを見せており、引退レースに向けて着々と仕上がりつつありました。
はじめての1,400mがかみ合うかはやってみないと分かりませんが、開催最終週でタフな舞台がマイラー向きになるようでしたら、有終の美を飾れるかもしれないです。
ソーダズリング
ソーダズリング 12月18日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 51.0 | 37.0 | 12.1 | 末一杯 | ||
1週前 | 栗東坂路(良) | 51.0 | 37.1 | 12.3 | 一杯 | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 50.9 | 36.6 | 11.7 | 馬なり |
前走高松宮記念(G1)以来、約9か月半ぶりのレースとなるソーダズリングは栗東坂路で有馬記念(G1)に出走登録しているカラテ(牡8、オープン)と併せました。
今回初コンビを組む鮫島克駿騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を2馬身半追走する形で末一杯に追い、4F51秒0-上がり1F12秒1の時計でカラテに1馬身半先着しました。
1週前の12日も栗東坂路でカラテと併せており、このときはカラテより1馬身先行する形で一杯に追い、4F51秒0-上がり1F12秒3の時計でカラテに3馬身先着しています。
馬場の外目から追い切りを行いましたが、道中掛かり気味のカラテに対してソーダズリングは淡々とした動きで最後まで登坂しています。
カラテの動きを一切気にすることなく一定のリズムで追えていますし、全体時計51秒0も休み明けにしては悪くありません。
終いは2F11秒8から1F12秒3で減速してしまいましたが久々でも崩れることなくまとめ上げたのは良かったです。
最終追い切りもカラテと坂路で併せており、ここは末一杯に追いましたが1週前と比較するとやや安定感は欠けています。
しかしながら、直線で促されてからの反応は良いですし、それまで並走していたカラテをあっさり交わして先着できたのも良いでしょう。
ここでも終いは2F11秒9-1F12秒1で使える脚は長くありませんでしたが全体時計は1週前同様51秒0なので悪くないです。
今回は高松宮記念のあとに蹄の痛みを発症したため長期休養となりました。
今回は休み明け緒戦となりますが、2週続けていい動きができていました。
ただ、時計に関しては勝利した2走前の京都牝馬ステークスの最終追い切りが坂路で単走、馬なりで4F51秒5、1週前は併せ馬を置いていたとはいえ馬なりで4F51秒3でした。
今回は4F51秒0でしたがどちらも一杯に追ってのものなので、勝利した京都2歳ステークスの時ほど本調子ではないかもしれません。
休み明け&怪我明けにしてはいい動きでしたが、一回使ったほうがさらに良くなりそうでした。
ダノンスコーピオン
ダノンスコーピオン 12月18日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 52.7 | 36.1 | 10.9 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東CW(良) | 53.1 | 37.1 | 11.1 | 馬なり |
ダノンスコーピオンは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで追い、4F52秒7-上がり1F10秒9で終いの伸びを見せています。
中間追い切りは11月末から再開しており、坂路で9本、ウッドで3本の時計を残していました。
なお、映像はありませんが1週前の12日は今回コンビを組む団野騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から強めに追われて5F66秒2-上がり1F11秒2の時計で強めに負荷を掛けています。
最終追い切りもウッドで行われましたが、JRAレーシングビュアーに映像が公開されていないので動きに関しては全く分かりません。
ただ、4F追いとはいえ馬なりで終い2F11秒1から1F10秒9は良いです。
ぎりぎりまで脚が溜まって直線2F勝負とかになるようでしたら、意外と面白そうです。
ダノンスコーピオンは追い切りで状態面がはっきり分かるタイプなので、映像を通して判断したかったのですが、時計面はなかなか目立ちますし、この馬なりに状態は上向いているような感じもしました。
最終追い切り映像のない馬ですが、時計面を評価してここはB評価とさせていただきます。
ダノンマッキンリー
ダノンマッキンリー 12月18日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 49.7 | 35.5 | 11.4 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東CW(良) | 49.3 | 35.1 | 11.4 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東CW(良) | 50.0 | 35.8 | 11.5 | 馬なり |
今年のスワンステークス(G2)を制したダノンマッキンリーは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
西塚騎手が追い切りに騎乗(レース当日の騎乗騎手はC.デムーロ騎手)し、馬場の外目から馬なりで追われて4F49秒7-上がり1F11秒4の時計でまとめています。
1週前の11日も栗東ウッドで単走を行っており、このときはC.デムーロ騎手が追い切りに騎乗して外ラチ沿いから一杯に追い、4F49秒3-上がり1F11秒4の自己ベストを記録していました。
今回は役2か月ぶりのレースでしたが序盤から気合の乗った動きではきはきと動けています。
少し気持ちが前向きすぎる感じもしますが、それでも終い3F12秒8-2F10秒9-1F11秒4で早い位置からペースを引き上げ、外ラチ沿いを馬なりで立ち回りながら自己ベストを記録できたのは良かったですし、好印象のほうが目立つ追い切りでした。
最終追い切りも1週前同様ウッドで単走、馬なりで軽い調整でしたがここは1週前よりも掛かり気味で少し気性の荒さが出ています。
しかしながら、直線に入ってからも終い2F11秒0-1F11秒4で長く脚を使えていますし、気合の乗りも上々で2週続けて好時計を記録しました。
掛かり気味な部分は気になるところですが、前走スワンステークス(G2)の最終追い切りにおいても相当掛かっていましたがレースで勝ち星を挙げています。
ダノンマッキンリーにとって掛かりはそこまでレースで影響しないかもしれません。
前走最終追い切りは4F50秒0の自己ベストを更新しましたが、今回は馬なりで4F49秒7の時計を記録し、前走最終追い切り時よりも時計を記録していました。
しかも、スワンステークスの時の最終追い切りは馬場の真ん中を立ち回ったのに対し、今回は馬場の外目から追って自己ベストなので今回のほうが好内容といえるでしょう。
奇しくも今年の阪神カップは勝利したスワンステークスと同じ京都芝1,400mで開催されるので舞台適性は問題ありません。
トラックバイアスはスワンステークスの時と変化しているものの、見た目以上に好時計を出していることから上積みも感じられますし、意外とレースで激走するかもしれないです。
トゥラヴェスーラ
トゥラヴェスーラ 12月18日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 55.2 | 38.8 | 12.0 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 54..9 | 38.9 | 12.1 | 馬なり |
9歳馬でも衰えを感じさせないトゥラヴェスーラは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬なりで全体時計55秒2-上がり1F12秒0の時計でまとめています。
中間追い切りは11月下旬から再開し、いつものように坂路に特化した追い切りを18本残していました。
なお、映像はありませんが1週前の12日は栗東坂路で単走を行い、前走に引き続きコンビを組む藤岡佑介騎手が追い切りに騎乗し、末強めに追われて全体時計56秒0-上がり1F11秒6の時計で登坂しています。
最終追い切りは坂路で単走、軽めの調整でしたが頭を低くしながら回転の速い脚さばきで登坂していました。
ウッドチップの蹴り上げも豊富ですし、9歳でもこれだけ動けるのは立派です。
時計はそこまで目立ちませんが、前走スワンステークス(G2)も一般的な馬と比較するとそこまで目立たない位切り内容で3着に入線していることから、侮れません。
年齢以上の動きでしたしスワンステークスのときよりも動けているので展開がかみ合うようでしたら引き続き力は引き出せそうです。
ナムラクレア
ナムラクレア 12月18日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 51.4 | 36.7 | 12.1 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 53.6 | 38.2 | 11.7 | 馬なり |
重賞4勝馬のナムラクレアは栗東坂路で単走を行いました。
長谷川調教師自ら追い切りに騎乗し、馬なりで4F51秒4-上がり1F12秒1の時計でまとめています。
前走スプリンターズステークス(G1)から約3か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは11月下旬から再開し、坂路で17本の時計を記録しています。坂路に特化した調整でした。
なお、映像はありませんが1週前の11日は栗東坂路でナムラアトム(牡3、3勝クラス)と併せています。
今回初コンビを組むルメール騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を2馬身半追走し、4F50秒5-上がり1F12秒0の好時計で僚馬に2馬身先着していました。
最終追い切りは馬なりでそこまで負荷を掛けていません。
本線に入る際は少し斜行する場面がありましたが、その後は首を上手に使いながら淡々と登坂しています。
走法だけみたら軽い脚取りでしたが、それでも全体時計51秒4は良いですし、1週前は併せ馬を置いていたとはいえ馬なりで全体時計50秒5の時計を残していることから調子は良さそうです。
派手な動きではないものの、安定して時計を出しているのは好感が持てますし、見た目の動き以上に好気配といえそうでした。
マッドクール
マッドクール 12月18日(水) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 51.9 | 37.4 | 12.0 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 51.9 | 37.4 | 12.3 | 馬なり |
今年の高松宮記念(G1)を勝利したマッドクールは栗東坂路で単走を行いました。
主戦の坂井騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで4F51秒9-上がり1F12秒0の時計でまとめています。
前走スプリンターズステークス(G1)から約3か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは11月末から再開しており、坂路で10本、ウッドで1本の時計を記録していました。
なお、映像はありませんが1週前の11日は栗東のウッドチップコースで単走を行っており、このときも坂井騎手が騎乗し、馬場の外目から一杯に追われて6F79秒5-上がり1F11秒6の時計で強く負荷を掛けました。
1週前に負荷を掛けたこともあり、最終追い切りは坂路で軽い調整でしたが馬場の真ん中から力強い脚色で追うことができ、気合が乗っています。
首を上手に使いながらパワーのある動きを見せているのも好感が持てますし、銭形の斑点も浮かび上がっているので状態面も良いでしょう。
1週前のウッド追いでも自己2番目の時計を出していることから休み明けの影響もなさそうです。
開催後期の京都の馬場がかみ合えば、ベストは尽くせるのではないでしょうか。
マテンロウオリオン
マテンロウオリオン 12月18日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | ⑦99.0 | 66.0 | 50.6 | 36.6 | 11.1 | 強め |
前走最終 | 栗東CW(良) | 85.7 | 68.9 | 53.7 | 38.3 | 11.4 | 馬なり |
中3週でレースに挑むマテンロウオリオンは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の真ん中から強めに追い、7F99秒0-6F82秒1-1F11秒1の時計でまとめています。
前走から中3週と間隔を詰めていますが、中間は坂路で7本(すべてキャンター)、ウッドで6本の時計を残しており、間隔の割に本数は多めです。
なお、映像はありませんが1週前の11日は栗東のウッドチップコースでハワイアンタイム(セ4、2勝クラス)と併せています。
このときも助手が騎乗して馬場の真ん中から一杯に追い、7F97秒7-6F81秒3-1F11秒2の時計で負荷を掛けました。
最終追い切りも引き続きウッドコースで調整されましたが、1週前に一杯に追われたこともあって軽快な立ち回りを見せています。
直線に入ってからも一定のリズムで追い、その中で終盤は脚色を引き上げて余力残しでまとめることができました。
終い2F11秒8-1F11秒1と加速できたのも良いですし、まだまだ距離が伸びてもやれそうです。
全体時計こそ目立ちませんし大きな上積みは見られませんでしたが、陣営の思惑通りの動きはできていたと思いますし、この馬なりに良化していました。
ママコチャ
ママコチャ 12月18日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 52.7 | 38.5 | 12.2 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 53.5 | 39.2 | 12.2 | 馬なり |
昨年のスプリンターズステークス(G1)を勝利したママコチャは栗東坂路でシルキーヴォイスシルキーヴォイス(牡6、3勝クラス)と2頭併せを行いました。
水口騎手が追い切りに騎乗(レース当日は川田騎手が騎乗)し、僚馬を2馬身半追走する形で馬なり追いを行い、4F52秒7-上がり1F12秒2の時計で4馬身先着しています。
前走スプリンターズステークス(G1)から約3か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは11月下旬から再開し、坂路で14本、ウッドで2本の時計を記録しました。
なお、映像はありませんが1週前の11日は栗東のウッドチップコースでシルフズミスチーフ(牝2、1勝クラス)と併せ馬を行っています。
このときも水口騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を2馬身半追走する形で一杯に追い、6F81秒4-上がり1F11秒2の時計でクビ差先着しています。
最終追い切りは坂路で併せ馬を置いて軽めに調整していますが、序盤は少し掛かり気味でした。母ブチコ譲りの気性難が出ているかもしれません。
しかし、中盤以降は落ち着きを取り戻し、淡々とした脚取りで僚馬を楽に交わして先着しています。
時計は目立ちませんが、毛ヅヤも良かったので状態は悪くなさそうですし、久々にしては動けています。この馬なりに良化していました。
モズメイメイ
モズメイメイ 12月18日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 55.8 | 39.2 | 11.9 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 51.6 | 37.1 | 12.7 | 馬なり |
今年のサマースプリントで頭角したモズメイメイは栗東坂路で単走を行いました。
初コンビを組む浜中騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで4F55秒8-上がり1F11秒9の時計で軽くまとめています。
中間追い切りは11月30日から再開し、いつものように坂路に特化した追い切りを9本消化していました。
なお、映像はありませんが1週前の11日は栗東坂路で助手騎乗の元、馬なりで追って4F50秒8の好時計を記録していますが終いは1F13秒4で減速していました。
最終追い切りも引き続き坂路で軽く調整されましたが、ややもたれながらもはきはきした動きができています。
少し脚幅は広いものの、一時のスランプ期と比較したらずいぶんまともな動きになっています。
ただ、時計面に関してはそこまで目立っていません。
モズメイメイは坂路で時計を出すタイプで、例えば勝利した今年のアイビスサマーダッシュ(G3)では最終追い切りが坂路で単走、馬なりで4F52秒8だったので時計面は少し物足りませんでした。
1週前に好時計を記録しているので現状でも力は引き出せそうですが、最終追い切りでももう少し時計が良ければ良かったです。
レッドモンレーヴ
レッドモンレーヴ 12月18日(水) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 84.3 | 67.4 | 52.7 | 38.1 | 12.0 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(稍重) | 86.5 | 69.8 | 54.0 | 39.0 | 12.5 | 馬なり |
昨年の京王杯スプリングカップ(G2)を制したレッドモンレーヴは美浦のウッドチップコースでエッセレンチ(牝4、3勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。
助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりでエッセレンチを半馬身追走し、6F84秒3-上がり1F12秒0の時計で同時併入しています。
前走キャピタルステークス(L)から中3週となりますが、中間追い切りは坂路で15本、ウッドで1本の時計を記録していました。
最終追い切りは3頭併せの最内から立ち回りましたが、軽い脚取りでリズムよく追うことはできているものの、直線では何度か手前を替えており、ややスムーズさに欠けています。
併せ馬の最内を立ち回ったこともあって直線では2頭の併せ馬よりも先に躍り出ましたが、全体時計の割には終いの伸びもそこまで目立ちませんでしたし、最終的には馬なりで追われたエッセレンチに併入まで詰め寄られています。
レッドモンレーヴは今年の京王杯スプリングカップで上がり3F32秒2の豪脚を使っていたのでもう少し終いが伸びても良かったのですが、そこまで目立たなかったのは気になるところでした。
脚取りは軽かったので状態は良さそうですし、現役スプリンターの中でもトップクラスの末脚を持っている実力馬ですが、追い切り自体はそこまで好内容という感じはしませんでした。
評価の悩むところですが、ここは当落線上までとします。
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阪神カップ2024追い切り評価ランキング
評価 | 馬名 |
S | ウイングレイテスト |
A | アサカラキング オフトレイル セリフォス ダノンマッキンリー ナムラクレア マッドクール |
B | エトヴプレ ソーダズリング ダノンスコーピオン トゥラヴェスーラ マテンロウオリオン ママコチャ モズメイメイ レッドモンレーヴ |
C | ウインマーベル |
D | |
E(測定不能) | エイシンスポッター シャンパンカラー |
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阪神カップ2024の最終予想
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