
【東京ダービー2025予想】本命におすすめしたい3頭+穴馬2頭はこちら!

東京ダービー2025のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
枠順確定後に東京ダービー2025予想の最終買い目を発表します!
東京ダービー2025の予想ポイント
- 1~2着は重賞馬から予想したい
- 中央馬【1-1-1-1】が圧倒的に強い
- 前走で多頭数レース(15頭以上)を経験している馬が有利
- 馬券の半数以上が1~3人気の馬、近年は固く決まりやすい
- 5~7枠の好走率が高く、特に7枠【5-1-2-12】は当たり枠
- 前走羽田盃組が活躍、交流重賞昇格後の昨年は1~2着がユニコーンS組
東京ダービー2025予想の最終買い目
枠順確定後、レース前日までに東京ダービー2025予想の最終買い目を発表します。
東京ダービー2025の有力馬3頭
今年の東京ダービーも実力のある馬が多数参戦します。
最初に、今年の出走馬の中から実績上位の有力馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ナチュラルライズ
- 羽田盃 (Jpn1) 2025年
- 京浜盃 (Jpn2) 2025年
南関三冠の初戦である羽田盃を快勝したナチュラルライズが二冠を狙います。
これまで5戦4勝と安定しており、唯一崩れたのは3走前の全日本2歳優駿でした。
人気を裏切る結果でしたが、今振り返ると、その前のカトレアステークスも僅差だったことから左回りのマイルは短かった可能性があります。
今年は京浜盃と羽田盃を使っていますが、どちらも2着以下に1秒以上の着差を付けて完勝しています。
両方とも強い競馬でしたが、羽田盃は7枠から好発を切って4番手の位置を付け、4コーナーから直線にかけて早くも先頭に立つと、そのまま独走態勢に入って他馬を圧倒しています。
大変強い競馬でしたし、ここは一枚以上抜けている印象でした。
1~2コーナーで多少かかるところはあったものの、後半は折り合いも付いて出し切れていますし、能力は非凡なものがありそうです。
舞台適性は問題ないですし、前走羽田盃を見る限り距離延長も問題なさそうなので、二冠達成も狙えるでしょう。
カナルビーグル
- ユニコーンS (G3) 2025年
ユニコーンステークスの勝ち馬であるカナルビーグルも有力候補でしょう。
前走のユニコーンステークスは4枠4番から好発を切ったものの、無理せず自身の走りに集中して、5番手くらいの位置を確保し、4コーナーでクレーキングが外から仕掛けると、それに合わせて内から仕掛けられ、馬群の中から脚を引き出して突き抜けることができました。
もともと京都で好走していた馬なのでコース適性はありましたが、それでも直線ではクレーキングを寄せ付けずに完勝しており、力強さを証明しました。
今回は初めての関東遠征となるので、輸送をクリアできるかは課題ですが、これまで力強い競馬を見せていましたし、吉村騎手との相性も良いです。
勝ち切れなかったレースが中団からの競馬になっていたのに対し、好走したレースは積極的な先行策で結果を残しているので、今回も強気の競馬で前を狙ってほしいです。
クレーキング
- 3歳1勝クラス 2025年
ユニコーンステークスで2着のクレーキングも参戦します。
前走のユニコーンステークスは出遅れて最後方からの競馬となりましたが、残り800mの標識手前当たりでじりじり脚を伸ばし、直線でも内の馬を交わすように仕掛けましたが、前で脚を溜めていたカナルビーグルは捉えきれずに2着でした。
敗れはしたものの、出遅れて最後方となりながら、残り4Fで長く脚を使ったのに対し、カナルビーグルは先行策を打ちながら、4コーナー辺りで燃費良く立ち回って勝ち切っていたので、クレーキングも高いパフォーマンスを見せています。
今回は初めての2,000m戦となりますが、ユニコーンステークスでは長く脚を使って最後まで上がり最速36秒2の脚を使えているので距離延長は問題ないでしょう。
関東馬なので輸送リスクがないのも強みですし、この点はカナルビーグルに勝っています。
木曜日の時点で鞍上は未定ですが、有力騎手が騎乗するようでしたらますます目が離せません。
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東京ダービー2025の穴馬2頭
Jpn1に昇格する前の東京ダービーは伏兵もしばしば台頭しており、高配当も出ていました。
昨年は順当でしたが、かつての傾向を考えると、いつ荒れてもおかしくありません。
ここからは、配当に期待できそうな穴馬を2頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ナイトオブファイア
- 25スターバーストC (OP) 2025年
ナイトオブファイアは前走の羽田盃で2着入線した馬です。
デビューから一貫して大井競馬場のみ走っており、通算成績は【4-1-1-0】の大井巧者です。
前々走の京浜盃は初めての交流重賞で3着入線しましたが、勝ち馬ナチュラルライズはもとより、2着のリコースパローにも3馬身半差があり、はじめて黒星に喫しました。
この影響もあって羽田盃は4番人気でしたが、やや出負けしながらも5番手の位置を確保し、直線では外に持ち出してじりじり脚を伸ばし、2着に入線しました。
勝ち馬のナチュラルライズには完敗でしたが、3着以下を6馬身突き放しており、京浜盃の内容を覆す走りを見せています。
今回は東京ダービーの参戦となりますが、大井適性は言うまでもないですし、羽田盃の内容を見ても、中央勢に引けを取らない活躍ができそうです。
ちなみにナイトオブファイアの馬主は2年前の南関三冠を成し遂げたミックファイアを所有するKHレーシングです。
オーナーからしても、久々の南関三冠制覇に意欲が沸くと思いますし、強敵相手にどこまでやれるか注目したいです。
スマイルマンボ
- ハイセイコー記念 (G) 2024年
スマイルマンボは逃げの競馬を得意としている馬です。
もともと先行策をメインに結果を残していましたが、3走前のハイセイコー記念で始めて先頭に立つと、直線でも後続を寄せ付けずに圧勝しました。
今年の初戦の雲取賞においてもハイペースの逃げで3着入線しており、中央勢相手にも健闘しています。
前走の羽田盃も4枠からの逃げでレース展開を握りましたが、直線ではナチュラルライズとナイトオブファイアに交わされ、最後はジャナドリアにも捕らえられて4着でした。
全体のペース自体はミドルペースでしたが、雲取賞が1,000mを63秒3で通過しているのに対し、羽田盃は62秒4で通過していたので、スマイルマンボからしたら少しペースが速すぎた可能性もあります。
今回は仕切り直しの一戦となりますが、出走登録馬を見る限り、これといった逃げ馬がいないので引き続き主導権を握れる可能性は高いです。
あとはレースメイクですが、良馬場のほうが自身の走りに集中できそうなので、良馬場開催に期待したいところです。
うまくペースを運べば初めての2,000mでも粘れるのではないでしょうか。
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ここからは東京ダービーの過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!
東京ダービー2025の概要
東京ダービーは大井競馬場で開催されるJpn1競走です。
もともとは南関東馬を限定したダービーで、格付けも地方のS1競走に指定されていましたが、2024年度から地方南関三冠競走が整備されました。
これに伴い、東京ダービーはJpn1競走の交流重賞に昇格し、同時に中央所属馬や南関以外に所属する地方馬も参戦できるようになり、国内最強のダービー馬を決める一戦として機能するようになりました。
芝の最強馬を決める日本ダービーから間隔が近いことから、ダートの世代最強馬を決める一戦としての地位を確立しており、全国から有力なダート馬が集結します。
舞台となる大井ダート2,000mも東京大賞典や帝王賞で使用される、マグレの少ないコースですし、日本ダービーほど「もっとも運のある馬が勝つ」わけではありません。
純粋な力比べという意味では日本ダービー以上に役割を全うしているかもしれないです。
今年も全国から実力のある馬が出馬を表明しました。
南関三冠の二冠目を飾る東京ダービーを制するのは、果たしてどの馬でしょうか?!
うましるでは、南関東馬限定で開催されていた2015~2023年度も含めた過去10開催からデータをまとめています。
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東京ダービー2025の開催内容
開催日 | 6月11日(水曜) 20:05発走 |
格付け | Jpn1 |
開催競馬場 | 大井競馬場 |
コース | ダート2,000m |
性齢 | 3歳 |
斤量 | 定量 |
1着賞金 | 1億円 |
東京ダービー2025が開催される大井のダート2,000mの特徴

東京ダービーのタイム | |
(過去10年) | 平均タイム2:09.4 |
レコードタイム | 2:04.8 (2023年 ミックファイア) |
東京ダービーが開催される大井ダート2,000mは帝王賞やジャパンダートダービーの舞台にも指定されている主流コースで、中央競馬における東京芝2,400mと同じくらいいくつものビッグレースが開催されています。
スタート地点は4コーナーの出口付近でそこから大回りコースをぐるりと1周強回ります。
スタートから最初の1コーナーまでの距離は500m近くあります。
これは、東京競馬場のダートコースの最後の直線と同じくらい距離があります。
十分すぎるほど距離があるためどの枠からでも自分の競馬を行うことができますが、内を見ながら立ち回ることができる外枠のほうがやや有利といわれています。
ややカーブのきつい1~2コーナーを過ぎると500m近く距離のある向こう正面に入ります。
そして、150mほどある3~4コーナーを立ち回ると最後の直線は約386m、長い直線の先にゴールがあります。
大井競馬場はスタンド前直線と向こう正面がコースの大部分を占めており、直線の長い舞台となっています。
しかしながら、向こう正面にある残り1,000mの標識を過ぎたあたりから各馬はペースアップすることが多いです。
ロングスパートの競馬になることが多く、トップスピードを維持するスタミナが重要視されます。
なお、大井競馬場は東京都品川区、東京湾の近くにあるので海風の影響も受けやすいです。
公式には風の情報は公開していませんが、風のファクターも受けやすいため当日のレース傾向を確認しながら予想することも大事です。
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東京ダービー2025の出走馬
馬名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 |
アメージング | 牡3 | 57.0 | 田辺裕信 |
ウィルオレオール | 牡3 | 57.0 | 石川倭 |
カセノタイガー | 牡3 | 57.0 | 野畑凌 |
カナルビーグル | 牡3 | 57.0 | 吉村誠之助 |
クレーキング | 牡3 | 57.0 | 未定 |
ケンシレインボー | 牡3 | 57.0 | 山本悠希 |
シーソーゲーム | 牡3 | 57.0 | 御神本訓史 |
スマイルマンボ | 牡3 | 57.0 | 吉原寛人 |
テディージュエリー | 牡3 | 57.0 | 増田充宏 |
ナイトオブファイア | 牡3 | 57.0 | 矢野貴之 |
ナチュラルライズ | 牡3 | 57.0 | 横山武史 |
プレミアムハンド | 牡3 | 57.0 | 笹川翼 |
フレンドローマ | 牡3 | 57.0 | 鷹見陸 |
プローラーティオー | 牡3 | 57.0 | 本橋孝太 |
ミーヴァトン | 牡3 | 57.0 | 町田直希 |
ライトスリー | 牡3 | 57.0 | 未定 |
東京ダービーの過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2024 稍重 | 1 | 14 | ラムジェット | 1 | ユニコーンステークス(G3) | 1 |
2 | 10 | サトノエピック | 2 | ユニコーンステークス(G3) | 2 | |
3 | 7 | アンモシエラ | 3 | 羽田盃(Jpn1) | 2 | |
2023 重 | 1 | 12 | ミックファイア | 1 | 羽田盃(G) | 1 |
2 | 3 | ヒーローコール | 2 | 羽田盃(G) | 2 | |
3 | 6 | ナンセイホワイト | 4 | 東京ダービートライアル(OP) | 1 | |
2022 重 | 1 | 9 | カイル | 6 | 羽田盃(G) | 6 |
2 | 13 | クライオジェニック | 12 | 羽田盃(G) | 15 | |
3 | 3 | リコーヴィクター | 2 | 羽田盃(G) | 5 | |
2021 良 | 1 | 9 | アランバローズ | 1 | 羽田盃(G) | 2 |
2 | 8 | ギャルダル | 12 | 東京湾カップ(G) | 2 | |
3 | 13 | ブライトフラッグ | 10 | 羽田盃(G) | 7 | |
2020 良 | 1 | 2 | エメリミット | 9 | 東京湾カップ(G) | 2 |
2 | 4 | マンガン | 5 | 東京湾カップ(G) | 1 | |
3 | 9 | ディーズダンク | 4 | 羽田盃(G) | 4 | |
2019 良 | 1 | 13 | ヒカリオーソ | 3 | 京浜盃(G) | 14 |
2 | 12 | ミューチャリー | 1 | 羽田盃(G) | 1 | |
3 | 10 | ウィンターフェル | 2 | 羽田盃(G) | 2 | |
2018 重 | 1 | 14 | ハセノパイロ | 2 | 羽田盃(G) | 3 |
2 | 12 | クリスタルシルバー | 6 | 羽田盃(G) | 7 | |
3 | 8 | クロスケ | 8 | 羽田盃(G) | 5 | |
2017 重 | 1 | 13 | ヒガシウィルウィン | 2 | 羽田盃(G) | 2 |
2 | 11 | キャプテンキング | 1 | 羽田盃(G) | 1 | |
3 | 6 | ブラウンレガート | 3 | 京浜盃(G) | 3 | |
2016 良 | 1 | 6 | バルダッサーレ | 3 | 500万下 | 1 |
2 | 12 | プレイザゲーム | 14 | 東京湾カップ(G) | 3 | |
3 | 15 | タービランス | 1 | 羽田盃(G) | 1 | |
2015 稍重 | 1 | 13 | ラッキープリンス | 9 | 羽田盃(G) | 3 |
2 | 16 | パーティメーカー | 6 | 羽田盃(G) | 6 | |
3 | 14 | ヴェスヴィオ | 10 | 羽田盃(G) | 5 |
【重賞馬】連対した17頭が重賞馬
過去10年の東京ダービーで連対した20頭のうちの17頭が重賞馬でした。
対象となる重賞は中央競馬物でも交流重賞でも地方競馬の重賞でも良く、これらの重賞勝ち馬が連対圏に絡む傾向が強いです。
東京ダービーは世代最強を決める一戦なので、実績のある馬に注目したいです。
今年の出走登録馬の中で重賞馬は8頭いました。(かっこは主な重賞勝ち鞍)
【所属】昨年は中央馬が独占
所属 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
中央 | 【1-1-1-1】 | 25.0% | 50.0% | 75.0% |
浦和 | 【2-2-2-20】 | 7.7% | 15.4% | 23.1% |
船橋 | 【4-3-1-42】 | 8.0% | 14.0% | 16.0% |
大井 | 【2-3-6-45】 | 3.6% | 8.9% | 19.6% |
川崎 | 【1-1-0-15】 | 5.9% | 11.8% | 11.8% |
その他地方 | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年の東京ダービーの好走馬を所属別に見てみると、もっとも活躍していたのは中央所属の馬でした。
中央馬はJpn1に昇格した昨年から門出が空きましたが、昨年は馬券内を独占しています。
唯一着外だったハビレも5着入りしているように、中央から参戦している馬はすべて掲示板内に入線しているのはさすがです。
昨年のデータしかないので判断しがたいものの、他の交流重賞でも中央勢が地方勢を圧倒していることから、今年も中央馬の活躍に期待できそうです。
今年の出走登録馬の中で中央所属馬は4頭いました。
【多頭数実績】前走が多頭数だった馬の好走が目立つ
前走出走数 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
10頭以下 | 【0-0-1-20】 | 0.0% | 0.0% | 4.8% |
11頭 | 【0-0-1-8】 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
12頭 | 【1-1-0-12】 | 7.1% | 14.3% | 14.3% |
13頭 | 【0-1-1-11】 | 0.0% | 7.7% | 15.4% |
14頭 | 【3-3-2-39】 | 6.4% | 12.8% | 17.0% |
15頭 | 【2-1-3-12】 | 11.1% | 16.7% | 33.3% |
16頭 | 【4-4-2-21】 | 12.9% | 25.8% | 32.3% |
過去10年の東京ダービーの勝ち馬9頭、2~3着馬15頭が前走14~16頭のレースを使っていました。
東京ダービーは例年多頭数開催になりがちですが、前走においても多頭数のレースを使っている馬の活躍が目立ちます。
対して、前走が10頭以下だった馬の好走は、昨年3着のアンモシエラしかありませんでした。
前走多頭数組の好走が目立つ半面、少頭数組は苦戦が強いられています。
馬券予想の際は前走レースの出走数にも注目すると良いでしょう。
今年の出走登録馬の中で前走が15頭以上のレースだった馬は6頭、10頭以下だった馬は5頭いました。
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東京ダービーの過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【3-2-1-4】 | 30.0% | 50.0% | 60.0% |
2番人気 | 【2-2-2-4】 | 20.0% | 40.0% | 60.0% |
3番人気 | 【2-0-2-6】 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
4番人気 | 【0-0-2-8】 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
5番人気 | 【0-1-0-9】 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
6番人気以下 | 【3-5-3-92】 | 2.9% | 7.8% | 10.7% |
1~3番人気が馬券全体の半数以上を占める
過去10年の東京ダービーで馬券に絡んだ16頭が1~3番人気の馬でした。
東京ダービーは荒れやすいレースというイメージがありますが、馬券全体の半数以上を1~3番人気が占めているので、上位人気馬の活躍が目立ちます。
勝ち馬7頭も1~3番人気の馬ですし、Jpn1昇格後も上位3頭が馬券を占めていることから、上位人気馬の活躍に期待できるでしょう。
直近2開催は固く決まった
過去10年の東京ダービーで6番人気以下の馬は11頭が入線しています。
過去10年で三連単10万超えの配当が6回も出ているように、東京ダービーは非常に荒れやすいレースです。
ところが、ミックファイアが無敗の三冠を成し遂げた2023年やJpn1に昇格した昨年は上位人気馬が独占し、三連単は2023年が1,950円、2024年は730円しか付きませんでした。
これまでの東京ダービーは伏兵の台頭も見られましたが、今後は強い中央勢が多数参戦するため、かつてほどの波乱には期待できないかもしれません。
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東京ダービーの過去10年の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【1-0-0-17】 | 5.6% | 5.6% | 5.6% |
2枠 | 【0-2-1-17】 | 0.0% | 10.0% | 15.0% |
3枠 | 【1-0-2-17】 | 5.0% | 5.0% | 15.0% |
4枠 | 【0-1-2-15】 | 0.0% | 5.6% | 16.7% |
5枠 | 【2-1-2-15】 | 10.0% | 15.0% | 25.0% |
6枠 | 【1-4-0-15】 | 5.0% | 25.0% | 25.0% |
7枠 | 【5-1-2-12】 | 25.0% | 30.0% | 40.0% |
8枠 | 【0-1-1-15】 | 0.0% | 5.9% | 11.8% |
中~外枠の好走が目立つ
過去10年の東京ダービーの好走馬を枠順別に見てみると、勝ち馬の8頭が5~7枠でした。
5~7枠は勝率だけではなく、連対率や複勝率も高い水準にあります。
1~4枠が苦戦していることや、大外8枠が振るわないことを考えると、他馬の出方をうかがいつつ競馬ができる5~7枠が優勢のようです。
特に7枠は【5-1-2-12】で勝率、連対率、複勝率ともに最多ですし、Jpn1に昇格した昨年の勝ち馬ラムジェットも7枠であることから、7枠は当たり枠といえるでしょう。
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東京ダービーの過去10年の前走レース別成績
前走レース | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
羽田盃 | 【6-6-8-59】 | 7.6% | 15.2% | 25.3% |
ユニコーンS | 【1-1-0-0】 | 50.0% | 100.0% | 100.0% |
東京湾C | 【1-3-0-40】 | 2.3% | 9.1% | 9.1% |
その他レース | 【2-0-2-25】 | 6.9% | 6.9% | 13.8% |
毎年馬券に絡む羽田盃組
過去10年の東京ダービーで馬券に絡んだ20頭が前走羽田盃から挑んでいました。
また、過去10年すべての年で前走羽田盃組が1頭以上馬券に絡んでいます。
Jpn1に昇格した昨年も羽田盃で2着入線したアンモシエラが3着入りしているように、昇級後も羽田盃組の活躍が目立ちました。
羽田盃は南関三冠の初戦を飾るレースですが、コース形態や適性、間隔すべてが結びつきやすいことから、前走が羽田盃だった馬は評価したいです。
今年の出走登録馬の中で前走が羽田盃だった馬は6頭いました。(かっこは前走着順)
昨年はユニコーンステークス組が連対圏を独占した
過去10年の東京ダービーで前走ユニコーンステークスは2頭が出走し、2頭とも連対しました。
ユニコーンステークスは昨年から従来の東京ダート1,600m⇒京都ダート1,900mに距離延長したため、より中距離色の強いレースとなった結果、激走したと考えられます。
Jpn1に昇格した昨年のものしかデータがないので断定しがたいですが、ユニコーンステークスにも注意したいです。
今年の出走登録馬の中で前走がユニコーンステークスだった馬は2頭いました。(かっこは前走着順)
東京ダービー2025全頭考察
今年の東京ダービーも多数の出馬が確認できたので、フルゲート16頭開催に期待できそうです。
ここからは冒頭で紹介しきれなかった残りの出走馬について解説します。
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アメージング
- 3歳1勝クラス 2025年
中央からアメージングも再び参戦します。
これまでキャリア7戦使われている馬で、連対した3戦はすべて逃げの競馬で結果を残しました。
3走前の1勝クラスのように、逃げ粘りに持っていくことができれば力強さを発揮しています。
ただ、近2戦はどちらも5着に敗れており、実力に定評がある中央勢の中では目立ちません。
どちらも他の逃げ馬のために番手となったことで出し切れずにいました。
ゲート自体は悪くないものの、二の足は他の逃げ馬のほうが目立っており、前走羽田盃で逃げたスマイルマンボが今回も参戦する点はアメージングにとってマイナスです。
スマイルマンボはゲートも二の足も良いので、ここでも主導権を握られる可能性は高いでしょう。
中央競馬では右回りの中山や福島で結果を残しているので、大井適性も悪くありませんが、同型の存在から、ここでの台頭は厳しいものがありそうです。
ウィルオレオール
- 平和賞 (G) 2024年
ホッカイドウ競馬から参戦するウィルオレオールは昨年緒平和賞を勝利した馬です。
2歳時は7戦走って連対が5回、着外だったレースは札幌競馬で開催された芝のクローバー賞と全日本2歳優駿のものなので、充実した内容です。
今年に入ってからはブルーバードカップや京浜盃といった交流重賞にも参戦し、ブルーバードカップでは3着に入線しています。
ただ、ブルーバードカップは初ダートだったミストレスが最後に失速したことで相対的に浮上しましたし、上位2頭には完敗だったので、実力で言うと少し足りないものも感じました。
京浜盃も6着に敗れていますし、前走の北斗盃はJBC2歳優駿を勝利したソルジャーフィルドと差のない2着でしたが、得意の門別+7頭立てで出し切りやすかったことを考えると評価しがたいです。
このソルジャーフィルドも京浜盃では4着までなので、京浜盃よりもメンバーが強化される今回、実力が通用するかというと難しいものがありそうです。
カセノタイガー
- マーガレット特別 (3歳二) 2025年
すでに14戦もレースを使っているのがカセノタイガーです。
門別でデビューした馬ということで他の馬よりもキャリアは豊富ですが、2歳時は堅実な走りを見せ、昨年のJBC2歳優駿では9番人気の低評価を覆す追込で4着入りしました。
3着のタガノマカシヤとの差はクビ差だったので、もしかしたら大波乱の立会者に成り得たかもしれません。
今年に入ってからも5戦使われていますが、交流重賞では自慢の差し脚も鳴りを潜め、前走菖蒲特別も人気を裏切る7着でした。
大井コース自体は直線が長いので、カセノタイガーの脚質と合いますが、それでも今年の交流重賞の成績を見る限り、さらに相手が強化される今回、上位争いは容易ではなさそうです。
ケンシレインボー
- 東京湾C (G) 2025年
ケンシレインボーは前走東京湾カップを勝利し、東京ダービーの優先出走権を手にしました。
前走の東京湾カップは9頭立てのレースで3番手から発走し、中団7番手くらいで脚を溜めつつ、3コーナーでは最内から脚を伸ばし、直線でもじりじり脚を伸ばして勝利しました。
最後まで脚を伸ばして勝ち切れましたが、3枠発走ということで経済コースを経ち回りながら出し切れたので枠の利にも恵まれたように感じます。
その前のクラウンカップは4着に敗れました。
7枠7番からやや出負けして後ろからの競馬となり、3コーナーから大外一気を仕掛けましたが上位3頭には届きませんでした。
クラウンカップを見る限り、使える脚は長くありませんし、そこまで抜けた内容ではありません。
東京湾カップを勝利して権利を獲得しましたが、東京湾カップも上手く立ち回ったものなので、ケンシレインボーのパフォーマンスが抜けているかというと微妙なところです。
これまでの成績を見ても内枠で結果を残すことが多いので、内枠を引けたら立ち回りやすいと思いますが、大箱の大井ではそこまで器用さも求められないでしょう。
右回りも雲取賞しか経験していないので本質的には左回りの方が良さそうですし、ここは様子を見たい1頭です。
シーソーゲーム
- ダイヤモンドC (G) 2025年
シーソーゲームはもともと中央所属の馬で、昨年の葉牡丹賞ではのちに弥生賞ディープインパクト記念で2着入りするヴィンセンシオとも戦っています。
今年に入ってから大井に移籍となりましたが、移籍後の3戦はすべて連対しており、大井での活路を掴んでいました。
前走のダイヤモンドカップは初めての地方重賞挑戦でしたが、8枠10番から好発を切って逃げ馬を見るように2番手の位置を確保し、3~4コーナーで逃げ馬を交わして先頭に立つと、残り200mで突き抜けて完勝でした。
走破時計1分53秒2も良いですし、力強い競馬ができています。
今回は東京ダービー挑戦ということで一気に相手は強化されますが、これまで雨で湿った馬場におけるパフォーマンスが目立っていますし、終いの伸びも良いでしょう。
馬場が湿るようでしたら、これまでのような切れ味にも期待できそうです。
テディージュエリー
- ダイヤモンドフラワー賞 (3歳) 2025年
テディージュエリーは今年のダイヤモンドフラワー賞の勝ち馬です。
通算成績は【2-1-1-6】で、勝利したダイヤモンドフラワー賞は中団で脚を溜めつつ、3~4コーナーで動いてそのまま押し切りました。
得意の川崎で外目から器用な立ち回りを見せ、直線でも1頭だけ突き抜けて完勝したのが印象深いです。
ただ、前走の東京湾カップは3番手くらいの位置で競馬しつつ、残り400mで仕掛けましたが直線に入ってからはそこまで伸びずに4着でした。
勢いがあったのも残り400mから200mの1Fくらいでしたし、ダイヤモンドフラワー賞ほど突き抜けていません。
東京湾カップは前走よりも馬体重を11キロ減少していたので状態も良くなかった可能性はありますが、それでも物足りませんでした。
今回は一気に相手が強化されますが、唯一の交流重賞参戦だったブルーバードカップも9着に沈んでいることから、相手は強いですし、ここは様子を見たいです。
プレミアムハンド
- 新鋭特別 (2歳) 2024年
前走の東京湾カップで2着入線したプレミアムハンドも参戦します。
これまで16戦とキャリアは非常に豊富ですが、前走の東京湾カップは後ろからの競馬になりながらも3~4コーナーで仕掛けて大外一気を仕掛け、2着入りしました。
勝ち馬のケンシレインボーには1馬身半届かずに完敗でしたが、位置取りを考えるとプレミアムハンドの方がロスのある中で2着は悪くありません。ただ、突き抜けたパフォーマンスかというと微妙なところです。
それ以外のレースを見ても、雲取賞は勝ち馬と差のある5着、京浜盃は12着に沈んでいるので、現状のプレミアムハンドが交流重賞での台頭は難しいかもしれません。
フレンドローマ
- 鳶巣川賞 (3歳) 2025年
大井所属のフレンドローマは今年1月に開催された 鳶巣川賞の勝ち馬です。
これまで一貫して大井を中心に使われており、勝利した鳶巣川賞も先行策を打ちながら、最後まで脚を伸ばして2着馬に2馬身差をつけて勝利しています。
大井ばかり使っていたので距離適性にも期待できそうですが、これまで馬券に絡んだレースはいずれもダート1,200~1,600mのものでした。
直近2戦の羽田盃と京浜盃はどちらも掲示板外に沈んでいることから、ベストは短距離である可能性が高いです。
今回の東京ダービーは近2戦よりもさらに距離が伸びるので、フレンドローマにとってはより厳しい戦いになるのではないでしょうか。
プローラーティオー
- ドリームチャレンジ (2歳) 2024年
浦和所属馬のプローラーティオーはすでに14戦走っていますが、主な勝ち鞍はデビュー戦のドリームチャレンジのものしかありません。
その後も2~3着に入線することは珍しくありませんでしたが、どちらかというと着外の方が目立っています。
馬券に絡んだ5戦もダート1,400~1,500mが中心で、マイル以上になると掲示板外も目立ちました。
今回は初めての大井+ダート2,000mということでどこまで対応できるか未知数ですし、勝利も800mのデビュー戦のものしかないのでここは距離が長いと言わざるを得ません。
ミーヴァトン
- クラウンC (G) 2025年
ミーヴァトンは今年のクラウンカップの勝ち馬です。
クラウンカップは8頭立ての7番人気で全く人気がありませんでしたが、1枠1番から発走し、内枠で脚を溜めつつ、直線では空いた外目から脚を伸ばして金星を手にしています。
最後はじりじり脚を伸ばし、前の集団を捉えて優勝できたのは見事でした。
ただ、前走の羽田盃は初めての右回り+大井競馬ということで掲示板組とは離されての6着だったので、本質的には小回りの左回りが合いそうです。
過去のレース内容を見ても、稍重以下の馬場でスピード勝負になる方が出し切れているので、馬場にも注文が付きますし、仮に出し切れたとしてもこれまでマイル以上で結果を残せていないので、2,000mはこの馬にとって少し長い可能性もあります。
クラウンカップは良く届いたといわせるような内容でしたが、コース適性や距離、前走羽田盃を見る限り、ここは物足りない感じがします。
ライトスリー
- ルーキーズサマーC (G) 2024年
ライトスリーは浦和競馬所属の馬で、前走のアヴニール賞で2着入りしました。
これまで6戦走って好走した5戦すべてが浦和のものなので、ホームに強い馬です。
着外の1戦は2走前のネクストスター東日本で、これは初めての川崎挑戦のものだったので、コースの違いで崩れた可能性があります。
そういう意味では、今回初めての大井競馬はライトスリーにとってはマイナスでしょう。
また、これまではダート1,500mまでしか走っていないので、いきなりのダート2,000mで出し切れるかも未知数です。
浦和では実績を重ねていますが、距離や右回り適性が読めない今回、狙う要素はほとんどないのではないでしょうか。
以上になります。
東京ダービーの予想の参考にしてみてください!