【日本ダービー2025追い切り評価／全頭診断】クロワデュノールを上回る最高評価「Ｓ」はこの3頭！

2025年5月30日 22:35

日本ダービー(東京優駿)2025追い切り評価／全頭診断になります。
当記事では日本ダービーの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

5月28日の馬場状態

美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに良馬場でした。
坂路の1番時計はハヤヤッコが記録した4F50秒5で、いつも以上に時計は出ています。
ウッドの1番時計はウェイワードアクトが記録した6F78秒4です。いつも通りの高速馬場でした。

栗東
この日の栗東は坂路、ウッド、ポリトラックともに良馬場でした。
坂路の1番時計はマニバドラが記録した4F49秒4です。高速馬場傾向にありました。
ウッドの1番時計はコパノハワードが記録した6F76秒1です。それ以外の馬も80秒を切る馬が多数おり、高速馬場でした。
ポリトラックは統計が少ないので判断しがたいですが、ショウヘイの時計を見る限り高速馬場傾向にありそうです。

目次（読みたい項目をタップ）

日本ダービー2025追い切り評価／全頭診断コメント

日本ダービー2025の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からＳ→Ａ→Ｂ→Ｃ→Ｄ→Ｅ(測定不能)の6段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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エムズ

エムズ　5月28日(水)　評価Ｃ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東CW(良)			52.2	37.3	11.9	強め
前走最終	栗東坂路(重)			55.0	39.8	12.9	強め

京都新聞杯(G2)で2着入線したエムズは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗し、馬場の真ん中から強めに追われて4F52秒2-上がり1F11秒9の時計で負荷を掛けています。

中間追い切りは20日ごろから再開し、坂路で2本、ウッドで5本の追い切りを行っていました。

最終追い切りはウッドで強めの4F追いを行いましたが、軽い足取りで淡々と追えており、リズムよく動けています。

ただ、強めに追われた割にはそこまで行きっぷりは良くありません。

また、道中ところどころ首がかくかくするところもありました。

間隔を詰めて使っているので馬体は締まっていますし、脚取りもスムーズでしたが、強めに追われた割にそこまで時計は目立ちませんし、本調子かというと少し微妙な感じがしました。

エリキング

エリキング　5月28日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			54.8	39.8	12.3	馬なり
1週前	栗東CW(良)	⑦96.2	65.1	50.6	36.4	11.2	一杯
前走最終	栗東坂路(良)			54.6	39.8	12.7	馬なり

京都2歳ステークス(G3)の勝ち馬であるエリキングは栗東坂路で単走を行いました。

中内田調教師自ら手綱を握り、馬なりで全体時計54秒8-上がり1F12秒3の時計で軽くまとめています。

1週前の21日は栗東ウッドでロストシークレット(牡4、1勝クラス)と2頭併せを行いました。

このときは主戦の川田騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を1馬身半追走する形で一杯に追われ、7F96秒2-6F79秒8-上がり1F11秒2の自己ベストで僚馬に2馬身半先着しています。
※僚馬(りょうば)：同じ厩舎に所属する馬のこと

僚馬を追走する形で馬場の内目から追い切りを行いましたが、コーナーから直線にかけては少し首の動作が大きく、あまり目立ちません。

ただ、直線で促されてからは気合の乗った動きで僚馬をあっさり交わし、自己ベストでまとめることができました。

頭の位置を見る限り少し掛かり気味な雰囲気は出していますが、それでも騎手の指示に応えて終い2F11秒4-1F11秒2の加速ラップで動けている点は良く、皐月賞を使って少し良化の気配もうかがえます。

最終追い切りは栗東坂路で単走を行いました。

ここも頭の使い方はあまり目立ちませんが、踏み込みはありますし、1週前と比較すると良化の気配も感じられます。

ただ、道中ところどころモタれる場面はありましたし、頭の使い方を見ても最良という感じはしませんでした。

気持ちは乗ってそうですが、まだまだ粗削りだったので及第点までとします。

カラマティアノス

カラマティアノス　5月28日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	美浦南W(良)		66.6	50.9	36.6	11.1	馬なり
1週前	美浦南W(良)		66.2	50.8	36.7	11.1	G前仕掛け
前走最終	美浦南W(良)	81.4	65.1	50.8	36.6	11.2	馬なり

共同通信杯(G3)で2着入線したカラマティアノスは美浦のウッドチップコースでカラヴァジェスティ(牡3、オープン)と併せました。

今回初コンビを組む池添騎手が追い切りに騎乗し、馬場の2分どころから馬なりで僚馬を2馬身半追走し、5F66秒6-上がり1F11秒1の時計で同時併入しています。

1週前の21日も美浦ウッドで追い切りを行い、このときはアルヴァレス(牡4、1勝クラス)と併せました。

このときは障害騎手の伴騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を3馬身半追走する形でゴール前にて仕掛けられ、5F66秒2-上がり1F11秒1の時計で僚馬に半馬身先着しています。

僚馬の内側から追い切りを行いましたが、道中軽快な脚取りで動けていました。

フットワークも軽かったので軽い馬場で出し切れそうです。

ただ、直線入りの時点で外の僚馬に頭が向いていることから、集中力の面では少し足りない感じもしました。

終始一貫して集中力の高い走りができればなお良かったです。

最終追い切りもウッドコースで2頭併せを行いました。

このときも僚馬の内側からの追い切りでしたが、相変わらず脚取りは軽快でした。

直線で手前を替えてからは少し頭が外に向いた場面はあったものの、1週前ほど気にならなかったです。

その中で終い2F12秒2から1F11秒1の加速ラップでまとめることができており、状態も良くなっていました。

相手は強力ですが、ダービーに向けて順調な良化を見せています。

クロワデュノール

クロワデュノール　5月28日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東CW(良)	82.8	66.6	51.8	36.7	11.2	馬なり
1週前	栗東CW(良)	82.2	66.9	51.2	35.9	11.1	稍一杯
前走最終	栗東CW(稍重)	84.6	68.8	53.1	37.7	11.3	馬なり

今年の最有力候補であるクロワデュノールは栗東のウッドチップコースでホーリーブラッサム(牝3、1勝クラス)と併せました。

主戦の北村友一騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬を2馬身追走し、6F82秒8-上がり1F11秒2の時計で僚馬にアタマ差先着しています。

1週前の21日も栗東ウッドで追い切りを行い、このときはセンツブラッド(牡3、オープン)とルシフェル(牝4、3勝クラス)と3頭併せを行いました。

ここでも北村騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目からセンツブラッドを4馬身追走する形で稍一杯に追われ、6F82秒2-上がり1F11秒1の時計でセンツブラッドに1馬身先着しています。

3頭併せのもっとも外目からの追い切りでしたが、序盤から力強い脚さばき僚馬2頭に迫りました。

直線に入ってからは若干右往左往する場面はあったものの、すぐに態勢を整えるとじりじり脚を伸ばし、終い2F11秒2-1F11秒1の好時計で僚馬を交わして先着しました。

力強い動きを見せていましたし、馬体も整い、順調な仕上がりを見せています。

終いの伸びも見事ですし、充実した内容といえるでしょう。

最終追い切りも栗東ウッドで僚馬を置いて調整を行いました。

このときは僚馬の内側からの追い切りでしたが、相変わらず馬体はまとまっていますし、直線でも楽な手ごたえで僚馬をあっさり交わし、終い2F11秒4-1F11秒2で先着しています。

終いは僚馬に詰められていますが、併せたホーリーブラッサムが直線強め、対してクロワデュノールは馬なりで最後も流す程度だったので、着差以上に好内容です。

馬体も理想的なサラブレッドの姿でしたし、馬なりながらも終い時計も優秀でした。

2週続けて北村騎手が追い切りに騎乗していることからも、意欲が感じられましたし、良い仕上がりでした。

サトノシャイニング

サトノシャイニング　5月28日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			54.0	38.7	11.9	馬なり
1週前	栗東CW(良)	80.4	64.9	50.5	35.9	11.2	一杯
前走最終	栗東坂路(良)			55.3	40.2	12.3	馬なり

きさらぎ賞(G3)の勝ち馬であるサトノシャイニングは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗し、馬なりで4F54秒0-上がり1F11秒9の時計で軽くまとめています。

1週前の21日は栗東ウッドでリミットバスター(牡5、3勝クラス)と2頭併せを行いました。

今回初コンビを組む武豊騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を2馬身追走する形で一杯に追われ、6F80秒4-上がり1F11秒2の自己ベストで僚馬に1馬身先着しています。

僚馬の外目からの追い切りでしたが、道中全体を通して頭が前に出ており、少し掛かり気味な感じがします。

ただ、大きなストライドでまとめることができていますし、動きそのものは良かったです。

一杯に追われていたとはいえ、従来の自己ベストを大きく更新する6F80秒4でまとめることができたのも良いでしょう。

終いは減速ラップでしたが、負荷も掛かっているので最終追い切りまでの良化に期待したいです。

最終追い切りは坂路で軽めの単走を行いましたが、ここは全体を通して頭が高かったです。

四肢の動きは力強さが感じられるものの、時々斜行する場面もありました。

気持ちは前向きですが、気持ちに身体が付いていけていない感じがしますし、最良の仕上がりかというと難しいです。

2週続けて追い切りを見た限り、若い部分が見られましたが、それでも1週前追い切りでは自己ベストを記録しているように、成長性もうかがえます。

今回はB評価にしますが、素質の高い馬なので、かみ合えばワンチャンスはありそうでした。

ショウヘイ

ショウヘイ　5月28日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東PT(良)	81.0	63.9	49.6	36.8	11.4	馬なり
1週前	栗東CW(良)	83.7	68.8	53.5	37.3	11.1	馬なり
前走最終	栗東PT(良)	85.6	68.4	53.4	39.5	11.5	馬なり

京都新聞杯を勝利したショウヘイは栗東のポリトラックコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで6F81秒0-上がり1F11秒4の時計で軽くまとめています。

1週前の22日は栗東ウッドでジュンツバメガエシ(牡5、2勝クラス)と目黒記念(G2)の有力馬であるアドマイヤテラ(牡4、オープン)と3頭併せを行っています。

このときは今回初コンビを組むルメール騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりでジュンツバメガエシを3馬身追走し、6F83秒7-上がり1F11秒1の時計でジュンツバメガエシにクビ差先着しています。

3頭併せの真ん中からの追い切りでしたが、他馬と比較しても首を引き気味に追い切りました。

終始引き気味でしたが、直線に入ってからは自ら脚色を引き上げているように、レースセンスは感じられます。

初めてルメール騎手が騎乗しましたが、折り合い面でも問題なさそうでしたし、操作しやすい印象を持ちました。

派手な動きではありませんでしたが、馬なりで終い2F11秒5-1F11秒1の時計で最先着しているように、状態面は良さそうです。

最終追い切りは前走同様ポリトラックで最終調整を行いましたが、時計に関しては前走最終追い切り時よりも出ています。

馬体を見ても序盤は軽い脚取りでしたが、長い脚を巧みに使って動けていますし、終盤は自ら歩様を大きく引き上げ、ストライド走法で最後までまとめることができました。

走法も無駄がありませんでしたし、いい動きを見せています。

馬なりでしたが長く脚を使うこともできていますし、2週続けて好感の持てる動きを見せていました。

いい仕上がりです。

ジョバンニ

ジョバンニ　5月28日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			53.8	38.3	12.1	馬なり
1週前	栗東CW(良)	82.3	66.9	51.8	36.7	11.6	G前気合付
前走最終	栗東坂路(良)			54.0	38.7	12.8	馬なり

皐月賞(G1)で4着入線したジョバンニは栗東坂路で単走を行いました。

泉谷騎手が追い切りに騎乗(レース当日は松山騎手が騎乗)し、馬なりで4F53秒8-上がり1F12秒1の時計で軽くまとめています。

1週前の21日は栗東ウッドでチムニートップス(牡3、1勝クラス)と2頭併せを行いました。

このときは主戦の松山騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を1馬身追走する形でゴール前にて促され、6F82秒3-上がり1F11秒6の時計で僚馬に2馬身半先着しました。

僚馬の外目からの追い切りで少し頭は高いものの、道中は四肢を小刻みに動かしながら、スムーズに僚馬を交わして先着することができました。

無駄な動きはありませんでしたし、全体を通してスムーズにまとめています。

ただ、前走皐月賞の1週前追い切りが3頭併せで馬場の外目から馬なりで7F95秒9-6F79秒6-上がり1F11秒6だったので、時計を見る限りは皐月賞の方が好内容でした。

強く負荷を掛けたことで最終追い切りまでのさらなる良化に期待したいところです。

最終追い切りは坂路で軽めの単走追いでしたが、少し頭が高く、序盤は右に斜行する場面もありました。

中盤以降は大きなもたれもなく、きびきびと動けていますが、頭の高さや斜行を見る限り、課題も見え隠れしています。

全く悪いわけではありませんが、現状最良という感じもなく、まずまずといったところです。

トッピボーン

トッピボーン　5月28日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			52.5	38.8	12.7	馬なり
1週前	栗東坂路(良)			53.6	39.1	12.6	馬なり
前走最終	栗東坂路(重)			54.3	39.4	12.6	馬なり

京都新聞杯(G2)で4着だったトッピボーンは栗東坂路でメイショウカジボウ(牡3、未勝利)と併せました。

今回初コンビを組む岩田望来騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を4馬身追走し、4F52秒5-上がり1F12秒7の時計で僚馬に1馬身先着しています。

1週前の21日は坂路で単走を行い、馬なりで4F53秒6-上がり1F12秒6で登坂していました。

馬場の真ん中稍外目からの追い切りでしたが、頭の使い方を見る限り前向きさはそこまで感じられません。

ただ、四肢は一定のリズムで動けているので悪くはなさそうです。

最終追い切りでどこまで良化しているのか期待したいところです。

最終追い切りも馬なりでしたが、僚馬を置いて2頭併せでした。

ここは僚馬と大きく間隔を開けての追走でしたが、右手前に切り替えてからは自ら脚の回転を引き上げているように、前進気鋭な動きを見せていました。

ただ、終い2F12秒5-1F12秒7が占めているように、終いは甘くなっていることから使える脚はそこまで長くはなさそうです。

それでも、1週前と比較すると前向きな脚さばきが確認できましたし、この馬なりに良化しているように見えました。

ドラゴンブースト

ドラゴンブースト　5月28日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東CW(良)		70.5	54.4	38.6	11.8	馬なり
1週前	栗東坂路(良)			51.1	36.9	12.5	一杯
前走最終	栗東坂路(良)			54.9	38.8	12.6	馬なり

京成杯(G3)で2着入線したドラゴンブーストは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで5F70秒5-上がり1F11秒8の時計で軽くまとめています。

1週前の22日は栗東坂路でアンビバレント(牡5、2勝クラス)と併せました。

このときは僚馬を1馬身半追走する形で一杯に追われ、全体時計51秒1-上がり1F12秒5の自己ベストで同時併入しています。

僚馬の右側からの追い切りでしたが、馬体は大きく見えましたし、脚取りもきびきびと動けています。

少し右を向く場面はあったものの、僚馬とほとんど並走する形で最後まで力強い登坂を見せました。

終いは3F12秒8-2F11秒6-1F12秒5なので、最後は大きく減速していますが、自己ベストを記録している点は評価したいですし、強く追って負荷も掛かっているので、最終追い切りまでの良化にも期待できるでしょう。

最終追い切りはウッドコースで軽めの単走を行いました。

全体を通して淡々とした動きを見せていますし、1週前に一杯に追った影響もあるのか、馬体も引き締まっていました。

スクリーンヒーロー産駒らしく、四肢も長くて中距離も合いそうです。

ただ、直線では手前を替えることなく走破していたので、上手く手前を切り替えてさらに加速ラップを踏むことができたでしょう。

馬体を見る限り、順調に仕上がっていますが、もう少し器用さがあれば、もっと評価を上げたかったです。

ニシノエージェント

ニシノエージェント　5月28日(水)　評価Ｃ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	美浦南W(良)	82.9	66.5	51.5	37.6	11.6	馬なり
1週前	美浦南W(良)		66.6	50.8	36.2	11.1	強め
前走最終	美浦南W(良)		67.7	51.8	36.8	11.5	馬なり

京成杯(G3)で追込勝利を決めたニシノエージェントは美浦のウッドチップコースでフォルテム(牡3、1勝クラス)と併せました。

主戦の津村騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を4馬身半追走し、6F82秒9-上がり1F11秒6の時計で同時併入しています。

1週前も美浦ウッドでフォルテムとキャピタルプレイン(牝3、未勝利)と3頭併せを行っていました。

ここでも津村騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中からフォルテムを5馬身半追走する形で強めに追われ、5F66秒6-上がり1F11秒1の時計でフォルテムと同時併入しています。

3頭併せの最内から立ち回りましたが、強めに追われた影響もあって、序盤からはきはきとした脚取りを見せていました。

手前替えは少し遅れてしまったものの、切り替えてからは終い2F11秒8-1F11秒1の時計で差し馬らしい動きができています。

最後は併せ馬に迫られているものの、この馬らしい走りはできていましたし、強く追ったので最終追い切りまでにどこまで良化するのか楽しみです。

最終追い切りはウッドコースでフォルテムと2頭併せでした。

ここは序盤から頭が高くて1週前と比較するとあまり良いフォームではありません。

1週前同様、手前替えもワンテンポ遅れましたし、終始外から立ち回った僚馬に頭が向いていて、キレのある動きもなく、最後はフォルテムに捕らえられての併入でした。

馬なりだと少し集中力を欠くのか、ニシノエージェントらしい動きがみられなかった点は気になりました。

1週前追い切りが強めに追ってこの馬らしい動きができていたので、最終追い切りも楽しみでしたが、最終追い切りの馬なり追いを見る限り好仕上がりとは言い方内容でした。

強く追えば自身の動きはできるかもしれませんが、ここは少し評価を落としたいです。

ファイアンクランツ

ファイアンクランツ　5月28日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	美浦南W(良)		68.5	53.2	38.6	12.5	馬なり
1週前	美浦南W(良)		67.5	52.3	38.0	12.0	馬なり
前走最終	美浦坂路(稍重)			54.8	39.6	12.5	馬なり

どんな舞台でも堅実に走っているファイアンクランツは美浦のウッドチップコースでデュアルウィルダー(牡4、2勝クラス)と併せました。

新馬戦以来のコンビとなる佐々木騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬より3馬身先行し、5F68秒5-上がり1F12秒5の時計で同時併入しました。

1週前の22日も美浦ウッドでデュアルウィルダーと併せています。

ここでも佐々木騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を1馬身半追走し、5F67秒5-上がり1F12秒0の時計で同時併入しました。

僚馬の内側からの追い切りで、頭を大きく動かしながら走っていましたが、脚取り自体はスムーズでした。

馬体は締まっていますし、派手な動きではないものの、順調に調整ができています。

最終追い切りは僚馬よりも先行する形で追い切りを行いましたが、1週前同様頭の動きは大きいです。

ただ、直線に入ってからはステップの利いた走りで淡々と動けているので、軽い馬場でも力を引き出せそうでした。

派手さはないものの、戦績同様安定感のある動きができていたので、この馬なりに状態は良いといえそうです。

ファウストラーゼン

ファウストラーゼン　5月28日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			54.8	38.5	12.2	馬なり
1週前	栗東CW(良)	85.3	69.4	54.4	38.8	11.8	馬なり
前走最終	栗東坂路(良)			57.7	41.2	13.2	馬なり

まくりの競馬に定評があるファウストラーゼンは栗東坂路でセレジェイラ(牝3、1勝クラス)と併せました。

助手が騎乗し、僚馬より3馬身半先行する形で馬なり追いを行い、4F54秒8-上がり1F12秒2の時計で同時併入しました。

1週前の21日は栗東ウッドでプロトポロス(牡5、2勝クラス)と併せています。

このときは今回初コンビを組むデムーロ騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬を5馬身半追走し、6F85秒3-上がり1F11秒8の時計で同時併入しました。

僚馬の内側から淡々とした足取りでまとめていますが、馬なりだった影響もあるのか、そこまで派手な動きではありません。

最後はストライドの利いた走りで僚馬と並走しましたが、それでも特別抜けたパフォーマンスではないので、ここはあくまでの折り合いを意識した内容でした。

それでも、連戦の影響もあって馬体は引き締まっていますし、四肢も長い馬なので、馬体はいい仕上がりを見せています。

最終追い切りは坂路で併せ馬を置いて調整を行いましたが、馬なりでも四肢の動きは活発でしたし、前向きさは伝わります。

少し頭は高くて気持ちが前に行き過ぎている感じもしますが、それでも左前脚を大きく伸ばしながら登坂していることから積極的な動きが見て取れました。

2週続けて馬なりでしたが、時計以上に状態は良さそうです。

ファンダム

ファンダム　5月28日(水)　評価Ｓ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	美浦南W(良)		68.3	53.2	38.4	11.7	馬なり
1週前	美浦南W(良)	81.4	64.9	50.1	36.1	11.6	G前仕掛け
前走最終	美浦南W(良)		67.9	52.8	38.5	11.9	馬なり

毎日杯(G3)で力強い競馬を見せたファンダムは美浦のウッドチップコースでヤマニンアドホック(牡4、2勝クラス)とヴィブラツィオーネ(セ6、2勝クラス)と3頭併せを行いました。

主戦の北村宏司騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりでヤマニンアドホックより1馬身先行し、5F68秒3-上がり1F11秒7の時計でヤマニンアドホックと同時併入しています。

1週前の21日は美浦ウッドでヤマニンアドホックとヤマニンエンディマ(牡5、3勝クラス)と3頭併せを行っています。

ここでも北村騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目からヤマニンアドホックを11馬身追走する形でゴール前にて仕掛けられ、6F81秒4-上がり1F11秒6の自己ベストでヤマニンアドホックに半馬身先着しました。

3頭併せの真ん中からの追い切りでしたが、序盤からウッドを掻き込むような動きで気持ちのこもった走りでした。

直線に入ってからは外を立ち回ったヤマニンアドホックと馬体が重なっていたので少し動きは分かりにくいですが、それでもぐいぐいと加速し、先行していたヤマニンアドホックを捉えきっているので差し馬としての走りは健在です。

全体時計81秒4もファンダムの自己ベストでしたし、前進気鋭な動きでまとめることができたのは好感触でした。

最終追い切りも美浦ウッドで3頭併せの真ん中から立ち回りましたが、馬なりでも集中力のある動きを見せていますし、1週前同様ウッドを掻き込みながらの走りは健在です。

直線に入ってからもじりじり加速して横並びでまとめていますし、要所で加速できていることから瞬発性にも期待できそうでした。

2週続けて北村宏司騎手が追い切りに騎乗している点もいいですし、ファンダムらしい動きができていたのは高く評価したいです。

ダービーに向けて、非常に良い仕上がりでした。

ホウオウアートマン

ホウオウアートマン　5月28日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			56.6	40.2	12.1	強め
前走最終	栗東坂路(良)			53.5	38.9	13.4	強め

中1週でレースに挑むホウオウアートマンは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して強めに追い、全体時計56秒6-上がり1F12秒1の時計で登坂しています。

中間追い切りは坂路でキャンターを5本行い、現状維持に務めていました。

最終追い切りは強めに追って現状の能力を確認していますが、左手前で淡々と動きつつ、中盤で助手が促してからは右手前に切り替え、終い2F13秒5から1F12秒1に一気に加速してまとめることができました。

大きなもたれもなく、バランスの良い動きができていましたし、促されてからの反応も良かったです。

中1週ということで状態が気になるところでしたが、動き自体は悪いものではありませんでした。

マイユニバース　※除外

マイユニバース　5月28日(水)　評価Ｂ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			52.7	38.0	12.2	末強め
前走最終	栗東坂路(良)			53.7	38.7	12.5	馬なり

あずさ賞(1勝クラス)を勝利したマイユニバースは栗東坂路で単走を行いました。

初コンビを組むシュタルケ騎手が追い切りに騎乗し、末強めに追われて全体時計52秒7-上がり1F12秒2の自己ベストで登坂しています。

中間追い切りは坂路で3本と控えめですが、中1週での参戦なので間隔を考えればそこまで問題ないでしょう。

最終追い切りはしっかりとした踏み込みで登坂しており、気持ちの乗った動きができていました。

自己ベストを記録したのも良いですし、しっかり追って時計を出している点も良いです。

末強めにしては終いは2F12秒4-1F12秒2でそこまで目立たないものの、マイユニバースはもともと坂路で時計を出すタイプではないので、その点を考えたら成長性もうかがえました。

時計は目立ちませんが、脚色通りの動きはできていましたし、この馬なりに状態は良さそうです。

マスカレードボール

マスカレードボール　5月28日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	美浦坂路(良)			52.3	38.1	11.8	G前仕掛け
1週前	美浦南W(良)	84.5	68.8	52.9	37.4	11.3	G前仕掛け
前走最終	美浦坂路(良)			53.1	38.6	12.2	馬なり

共同通信杯(G3)の勝ち馬マスカレードボールは美浦坂路でレッドベルダンス(牡3、1勝クラス)と併せました。

嶋田騎手が追い切りに騎乗(レース当日は坂井騎手が騎乗)し、僚馬を4馬身半追走する形でゴール前仕掛けを行い、全体時計52秒3-上がり1F11秒8の自己ベストで僚馬に半馬身先着しています。

1週前の22日は美浦ウッドでジオセントリック(牡4、2勝クラス)とレッドベルダンスと3頭併せを行いました。

このときは今回コンビを組む坂井騎手が美浦まで駆けつけて騎乗し、ジオセントリックより2馬身半先行する形でゴール前にて仕掛けられ、6F84秒5-上がり1F11秒3の時計でジオセントリックと併入しました。

3頭併せの真ん中からの追走でしたが、少し前脚が高い感じはするものの、跳びのある動きで併入に持ち込んでいます。

終いも2F12秒3から1F11秒3でグンと加速していますし、鞍上の指示に応えて陣営の思い通りの動きを見せていました。

終いの伸びはこれまでも見せていましたが、今回も変わらない動きを見せているのは好感触です。

最終追い切りは坂路で併せ馬を置いて調整を行いましたが、1週前に引き続き、フットワークの軽い足取りで登坂できています。

全体時計52秒3も自己ベストですし、最後は僚馬を交わして先着できているように、状態も良いでしょう。

2週続けて反応よく突き抜けていることから、引き続き仕上がり良好でした。

ミュージアムマイル

ミュージアムマイル　5月28日(水)　評価Ｓ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			56.4	39.4	12.1	馬なり
1週前	栗東CW(良)	⑦96.7	65.5	50.9	35.9	11.0	稍一杯
前走最終	栗東坂路(良)			54.9	39.7	12.4	馬なり

皐月賞馬のミュージアムマイルは栗東坂路でスピリットライズ(セ3、1勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬なりで僚馬より半馬身先行し、4F56秒4-上がり1F12秒1の時計で軽くまとめています。

1週前の21日は栗東ウッドでカズプレスト(牡6、オープン)と2頭併せを行いました。

今回初コンビを組むレーン騎手が追い切りにまたがり、馬場の真ん中から僚馬を2馬身追走する形で稍一杯に追われ、7F96秒7-6F80秒3-上がり1F11秒0の時計で1馬身先着しました。

道中は少し首を引き気味に追い切りましたが、フットワークの軽い足取りで淡々ツ後来つつ、直線では脚の回転を引き上げて僚馬の追撃を退けて併入しました。

最後まで一定の脚さばきで動いていますし、終いも2F11秒2から1F11秒0で長くいい脚を引き出すことができています。

もともと持久力のある末脚に定評がある馬でしたが、1週前追い切りでもミュージアムマイルらしい脚さばきを見ることができたのは収穫でした。

最終追い切りは坂路で併せ馬を置いての調整でしたが、左手前で動きつつ、スムーズに手前を切り替えてからも終い2F12秒8から1F11秒8の加速ラップで登坂できました。

軽めの調整ということで全体時計は目立ちませんでしたが、手前替えも非常にスムーズでしたし、走りにセンスが感じられます。

しっかりと脚を伸ばして併入できている点も評価できていますし、2週続けてセンスのある動きを見せていました。

前走の皐月賞(G1)以上に良い内容でした。

リラエンブレム

リラエンブレム　5月28日(水)　評価Ｓ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東坂路(良)			53.5	38.9	12.8	馬なり
1週前	栗東CW(良)	79.3	64.7	50.4	36.0	11.3	一杯
前走最終	栗東坂路(良)			51.7	37.4	12.4	馬なり

シンザン記念(G3)の勝ち馬リラエンブレムは栗東坂路で単走を行いました。

主戦の浜中騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計53秒5-上がり1F12秒8の時計でまとめています。

1週前の21日は栗東ウッドでシルバーカレッジ(牡4、1勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

ここでも浜中騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中からシルバーカレッジを2馬身半追走する形で一杯に追い、6F79秒3-上がり1F11秒3の自己ベストでシルバーカレッジに1馬身半先着しています。

3頭併せの真ん中からの追い切りでしたが、コーナーワークの段階からきびきびとした動きを見せ、直線に入ってからは早めに抜け出し態勢を図り、外から詰めたシルバーカレッジを寄せ付けずに着差を付けて先着できました。

シルバーカレッジが馬なりでリラエンブレムは一杯に追われていたので、脚色の違いはあったものの、直線に入ってから力強い動きを見せていたのは良く、まるで強い内容だったシンザン記念を見ているようでした。

全体時計79秒3も自己ベストでしたし、リラエンブレムらしい動きができていたのは好感触です。

1週前に一杯に追って負荷を掛けたので、最終追い切りは坂路でたんそうでしたが、道中は四肢を小刻みに動かしながら、しっかりと踏み込んで強く登坂できています。

終いは2F12秒7-1F12秒8で減速ですが、ほとんど流している中で、きびきびと力強く動けていたのは良く見えました。

芝2,400mの距離が合うかどうか、正直分かりませんが、かなり良い仕上がりに見えました。

レディネス

レディネス　5月28日(水)　評価Ａ
時期	場所	6F	5F	4F	3F	1F	脚色
最終追切	栗東CW(良)	81.7	66.1	51.4	36.6	11.3	馬なり
1週前	栗東CW(良)	⑦94.8	63.6	50.2	36.4	12.0	馬なり
前走最終	栗東CW(良)	84.3	67.3	52.8	38.0	11.9	馬なり

プリンシパルステークス(L)を勝利したレディネスは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

主戦の横山典弘騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで6F81秒7-上がり1F11秒3の時計で軽くまとめています。

1週前の21日にも栗東ウッドで単走を行い、ここも横山典弘騎手騎乗の元、馬場の外目から馬なりで7F94秒8-6F77秒9-上がり1F12秒0の時計でまとめました。

道中外目からの追い切りでしたが、馬なりでも身体は柔らかく、スピーディな動きでまとめることができています。

直線入り口の時点で頭が外ラチの方に向いていることから、少し集中力は欠いているように見えましたが、それでもスムーズな脚さばきで動けていたので軽い馬場なら力は引き出せそうでした。

最終追い切りもウッドで軽めの単走でしたが、引き続き流れるような歩様でしたし、直線では自ら脚を伸ばして終い2F11秒7から1F11秒3の加速ラップでまとめることができました。

2週続けてストライドの大きな走りで締めていましたし、要所の加速も良いでしょう。

データと相性の悪いプリンシパルステークスから挑む馬ですが、1週前、最終追い切りともに内容は良く、ベストコンディションでレースに挑めそうです。

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日本ダービー2025追い切り評価ランキング

評価	馬名
Ｓ	ファンダムミュージアムマイルリラエンブレム
Ａ	カラマティアノスクロワデュノールショウヘイファウストラーゼンマスカレードボールレディネス
Ｂ	エリキングサトノシャイニングジョバンニトッピボーンドラゴンブーストファイアンクランツホウオウアートマンマイユニバース　※除外
Ｃ	エムズニシノエージェント
Ｄ
Ｅ(測定不能)