【マイルチャンピオンS2023予想】本命におすすめしたい3頭+穴馬2頭はこちら!
マイルチャンピオンシップ2023のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
マイルチャンピオンシップ2023の予想ポイント
- G1馬が強い
- リピーターが活躍
- 勝ち馬は6番人気以内から予想
- 枠順による大きな差はない
- 前走富士S、毎日王冠、安田記念から挑む馬が活躍
マイルチャンピオンシップ2023の概要
マイルチャンピオンシップは11月に京都競馬場で開催される芝1,600mのG1レースです。
レース名が示すように最強マイラーを決める1戦となっており、春に行われた安田記念の秋バージョンとなっています。
マイルチャンピオンシップは最強マイラーを決める位置づけがされていますが、天皇賞(秋)やスプリンターズステークスといったレースから挑む馬も多く、例年各路線の代表馬を決めるレースとして扱われていました。
ところが、今年の出走馬を見た限りはマイル色の強い馬が多数参戦しており、純粋なマイル王決定戦になりそうです。
何気に京都で行われる最後のG1にもなっているレースです。
京都開催最後のG1を勝って締めくくりたいですね!
なお、直近3年は京都競馬場の大幅改修工事のために阪神で代替開催されましたが、今年からは京都競馬場がリニューアルしたため京都に戻ってきました。
うましるでは阪神で行われた直近3開催も含めた2013~2022年度の過去10年からデータをまとめています。
マイルチャンピオンシップ2023の開催内容
開催日 | 11月19日(日曜) 15:40発走 |
格付け | G1 |
開催競馬場 | 京都競馬場 11R |
コース | 芝1,600m |
性齢 | 3歳以上 |
斤量 | 定量 |
1着賞金 | 1億8000万円 |
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マイルチャンピオンシップ2023が開催される京都の芝1,800m(外)の特徴
スタート地点 | 2コーナー奥に設けられたポケット |
コース | 右回りの外回りコース Cコース使用 |
1周の距離 | 1,932.4m |
直線距離 | 398.7m |
高低差 | 4.3m |
フルゲート | 18頭 |
京都の芝1,600mは内回りと外回りコースが存在していますが、マイルチャンピオンシップでは外回りコースを使用します。
スタート地点は2コーナーの奥にあるポケットで、最初の3コーナーまでの距離は712mもあります。
スタートして400mほどは平らなコースを走りますが、そこを過ぎると400mほど上り坂を駆け上がります。
この坂は3コーナー入ってすぐまで続いており、ここを過ぎたら今度は急激な下り傾斜になります。
3コーナーにある小高い丘のような坂は京都名物の【淀の坂】と呼ばれるもので、急な下り坂を過ぎたら残り800はほぼ平らです。
また、外回りコースは半径が大きいですが4コーナーは意外と鋭角なのであまりにも後ろからまくろうとする馬はどうしても大外ブン回しになることもあります。
最後の直線は約404mでほぼ平らです。
各馬は最高速度でゴールを目指します。
京都の芝1,600mは序盤が平ら⇒中盤に上り坂⇒ラスト4ハロンから下り傾斜で一気に加速します。
そのため、スローからの上がり勝負になりやすいです。
特に残り800m時点の下り傾斜を活かしてそのままスパートをかける傾向が強く、長くトップスピードを活かせる馬が好走していますよ。
京都の芝1,600m(外)はここをチェック!
- スピードを活かしやすいコース
- 最後の直線上に上り坂がない
- 追い込み馬は凡走しがち
- 関西騎手が圧倒
- サンデーサイレンス系産駒が好走している
マイルチャンピオンシップ2023の出走馬
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | ソウルラッシュ | 牡5 | 58.0 | J.モレイラ |
2 | ビーアストニッシド | 牡4 | 58.0 | 和田竜二 |
3 | ダノンスコーピオン | 牡4 | 58.0 | 団野大成 |
4 | エエヤン | 牡3 | 57.0 | M.デムーロ |
5 | ジャスティンカフェ | 牡5 | 58.0 | 坂井瑠星 |
6 | ダノンザキッド | 牡5 | 58.0 | 北村友一 |
7 | エルトンバローズ | 牡3 | 57.0 | 西村淳也 |
8 | ソーヴァリアント | 牡5 | 58.0 | 池添謙一 |
9 | シュネルマイスター | 牡5 | 58.0 | C.ルメール |
10 | マテンロウオリオン | 牡4 | 58.0 | 横山典弘 |
11 | セリフォス | 牡4 | 58.0 | 川田将雅 |
12 | レッドモンレーヴ | 牡4 | 58.0 | 横山和生 |
13 | セルバーグ | 牡4 | 58.0 | 松山弘平 |
14 | バスラットレオン | 牡5 | 58.0 | 鮫島克駿 |
15 | イルーシヴパンサー | 牡5 | 58.0 | 岩田望来 |
16 | ナミュール | 牝4 | 56.0 | R.ムーア |
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マイルチャンピオンシップの過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2022 良 | 1 | 10 | セリフォス | 6 | 富士ステークス(G2) | 1 |
2 | 3 | ダノンザキッド | 8 | 毎日王冠(G2) | 3 | |
3 | 6 | ソダシ | 2 | 府中牝馬ステークス(G2) | 2 | |
2021 良 | 1 | 12 | グランアレグリア | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 3 |
2 | 3 | シュネルマイスター | 2 | 毎日王冠(G2) | 1 | |
3 | 13 | ダノンザキッド | 5 | 富士ステークス(G2) | 4 | |
2020 良 | 1 | 4 | グランアレグリア | 1 | スプリンターズステークス(G1) | 1 |
2 | 8 | インディチャンプ | 3 | 安田記念(G1) | 3 | |
3 | 7 | アドマイヤマーズ | 5 | スワンステークス(G2) | 3 | |
2019 良 | 1 | 5 | インディチャンプ | 3 | 毎日王冠(G2) | 3 |
2 | 14 | ダノンプレミアム | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 2 | |
3 | 7 | ペルシアンナイト | 6 | 毎日王冠(G2) | 4 | |
2018 良 | 1 | 1 | ステルヴィオ | 5 | 毎日王冠(G2) | 2 |
2 | 2 | ペルシアンナイト | 3 | 富士ステークス(G3) | 5 | |
3 | 3 | アルアイン | 4 | 天皇賞(秋)(G1) | 4 | |
2017 稍重 | 1 | 18 | ペルシアンナイト | 4 | 富士ステークス(G3) | 5 |
2 | 11 | エアスピネル | 2 | 富士ステークス(G3) | 1 | |
3 | 4 | サングレーザー | 7 | スワンステークス(G2) | 1 | |
2016 良 | 1 | 16 | ミッキーアイル | 3 | スプリンターズステークス(G1) | 2 |
2 | 8 | イスラボニータ | 2 | 富士ステークス(G3) | 2 | |
3 | 15 | ネオリアリズム | 7 | 札幌記念(G2) | 1 | |
2015 良 | 1 | 16 | モーリス | 4 | 安田記念(G1) | 1 |
2 | 10 | フィエロ | 2 | スワンステークス(G2) | 2 | |
3 | 5 | イスラボニータ | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 3 | |
2014 良 | 1 | 12 | ダノンシャーク | 8 | 富士ステークス(G3) | 7 |
2 | 8 | フィエロ | 3 | スワンステークス(G2) | 3 | |
3 | 3 | グランデッツァ | 9 | 毎日王冠(G2) | 5 | |
2013 良 | 1 | 5 | トーセンラー | 2 | 京都大賞典(G2) | 3 |
2 | 4 | ダイワマッジョーレ | 3 | スワンステークス(G2) | 2 | |
3 | 13 | ダノンシャーク | 1 | 富士ステークス(G3) | 1 |
【中距離以上適性】芝1,800m~芝2,000mで好走している馬に注目!
年度 | 着順 | 馬名 | 芝1,800m以上の重賞実績 |
2022 | 2着 | ダノンザキッド | ホープフルS【G1】/1着 |
3着 | ソダシ | 札幌記念【G2】/1着 | |
2021 | 1着 | グランアレグリア | 天皇賞(秋)【G1】3着 |
2着 | シュネルマイスター | 毎日王冠【G2】1着 | |
3着 | ダノンザキッド | ホープフルS【G1】/1着 | |
2019 | 2着 | ダノンプレミアム | 天皇賞(秋)【G1】/2着 |
3着 | ペルシアンナイト | 皐月賞【G1】/2着 | |
2018 | 2着 | ペルシアンナイト | 皐月賞【G1】/2着 |
3着 | アルアイン | 皐月賞【G1】/1着 | |
2017 | 1着 | ペルシアンナイト | 皐月賞【G1】/2着 |
2着 | エアスピネル | 菊花賞【G1】/3着 | |
2016 | 2着 | イスラボニータ | 皐月賞【G1】/1着 |
3着 | ネオリアリズム | 札幌記念【G2】/1着 | |
2015 | 3着 | イスラボニータ | 皐月賞【G1】/1着 |
2014 | 3着 | グランデッツァ | スプリングS【G2】/1着 |
2013 | 1着 | トーセンラー | 京都記念【G2】/1着 |
過去10年のマイルチャンピオンシップで馬券に絡んだ30頭のうちの16頭がこれまでに芝1,800mの重賞レースを勝利しているか、芝2,000m以上のG1レースで3着内に入線していました。
マイルチャンピオンシップの舞台となる京都は開催後期ということもあってスタミナが求められやすくなります。
過去に芝1,800m以上の重賞で好走していた馬に注目したいです。
今年の出走馬の内、過去に芝1,800m以上の重賞を制している馬、もしくは芝2,000m以上のG1レースで3着以内に入線した馬は7頭いました。
【G1成績】G1馬が強い
過去10年で好走したG1馬 | |||
年度 | 着順 | 馬名 | 主なGタイトル |
2022 | 2着 | ダノンザキッド | ホープフルS |
3着 | ソダシ | 桜花賞他 | |
2021 | 1着 | グランアレグリア | マイルCS他 |
2着 | シュネルマイスター | NHKマイルC | |
3着 | ダノンザキッド | ホープフルS | |
2020 | 1着 | グランアレグリア | マイルCS他 |
2着 | インディチャンプ | 安田記念他 | |
3着 | アドマイヤマーズ | 香港マイル他 | |
2019 | 1着 | インディチャンプ | 安田記念 |
2着 | ダノンプレミアム | 朝日杯FS | |
3着 | ペルシアンナイト | マイルCS | |
2018 | 2着 | ペルシアンナイト | マイルCS |
3着 | アルアイン | 皐月賞 | |
2016 | 1着 | ミッキーアイル | NHKマイルC |
2着 | イスラボニータ | 皐月賞 | |
2015 | 1着 | モーリス | 安田記念 |
3着 | イスラボニータ | 皐月賞 |
過去10年のマイルチャンピオンシップの勝ち馬5頭、3着内16頭がこれまでにG1レースを制したG1馬でした。
その多くは安田記念やNHKマイルカップといったマイルG1を勝利していますが、イスラボニータやダノンザキッドのようにマイル以外のG1レースを制した馬が好走した年もあります。
マイルチャンピオンシップを予想する際はG1馬にも注目したいですね!
今年の出走馬でG1馬は4頭いました。
【リピーター】前年以前のマイルチャンピオンシップ出走馬に注目
過去10年で2度以上出走し、1度以上馬券に絡んだ馬 | |
馬名 | マイルCSの成績 |
ダノンザキッド | 22年2着 21年3着 |
グランアレグリア | 21年1着 20年1着 |
シュネルマイスター | 22年5着 21年2着 |
インディチャンプ | 20年2着 19年1着 |
ペルシアンナイト | 19年3着 18年着 17年1着 |
アルアイン | 19年16着 18年3着 |
ミッキーアイル | 16年1着 14年13着 |
イスラボニータ | 17年5着 16年2着 15年2着 |
エアスピネル | 18年10着 17年2着 |
フィエロ | 16年6着 15年2着 14年2着 |
ダノンシャーク | 16年4着 15年10着 14年1着 13年3着 |
ダイワマッジョーレ | 15年17着 14年9着 13年2着 |
トーセンラー | 14年4着 13年1着 |
過去10年のマイルチャンピオンシップでこれまでに2度以上出走し、1度以上馬券に絡んだ馬は13頭いました。
この13頭のうちの7頭は前年のマイルチャンピオンシップでも3着以内に入線しており、特に2018年から2022年は5年連続で前年の好走馬が馬券に絡んでいました。
前週開催されたエリザベス女王杯にも言えることですが、マイルチャンピオンシップもリピーターが活躍するレースなのです。
今年の出走馬の中で前年のマイルチャンピオンシップに出走していた馬は7頭いました。
なお、上記で上げた「芝1,800m~芝2,000mで好走している馬」「G1馬」「リピーター」の3つ全てに該当する馬は2頭いました。
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マイルチャンピオンシップの過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【2-1-2-5】 | 20.0% | 30.0% | 50.0% |
2番人気 | 【1-4-1-4】 | 10.0% | 50.0% | 60.0% |
3番人気 | 【2-4-0-4】 | 20.0% | 60.0% | 60.0% |
4~6番人気 | 【4-0-4-22】 | 13.3% | 13.3% | 26.7% |
7~9番人気 | 【1-1-3-25】 | 3.3% | 6.7% | 16.7% |
10番人気以下 | 【0-0-0-84】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1番人気の信頼度は高くない
過去10年のマイルチャンピオンシップで1番人気は【2-1-2-5】でした。
複勝率は50%あるので2頭に1頭は馬券に絡んでいますが、全重賞の1番人気の成績と比較するとそこまで高い数値ではありません。
また、過去10年で勝利した1番人気馬は連覇を成し遂げたグランアレグリアです。
グランアレグリアはタイキシャトルやモーリスと肩を並べるほどの名マイラーで、そのクラスでないと1番人気の勝利は至難でした。
このことから、1番人気が勝ち切ることはめったになく、買うとしたら相手候補に選択するほうがよいでしょう。
勝ち馬は6番人気以内から
過去10年のマイルチャンピオンシップの勝ち馬9頭が1~6番人気に支持された馬です。
唯一該当しなかったのは8番人気で勝利した2014年のダノンシャークのみとなっています。
マイルチャンピオンシップは1番人気の成績は高くないですが、基本的には上~中位人気に支持された馬が勝利していました。
10番人気以下の馬は1頭も馬券に絡んでいない
過去10年のマイルチャンピオンシップで10番人気以下の馬は84頭が出走しましたが、1頭も馬券に絡むことなく着外に敗れています。
マイルチャンピオンシップは極端に人気を落とした馬の好走は基本的に見られません。
そのため、大穴狙いで予想するのは控えたほうがよいかもしれないです。
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マイルチャンピオンシップの過去10年の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【1-1-0-18】 | 5.0% | 10.0% | 10.0% |
2枠 | 【1-3-3-13】 | 5.0% | 20.0% | 35.0% |
3枠 | 【2-0-2-16】 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
4枠 | 【0-3-2-15】 | 0.0% | 15.0% | 25.0% |
5枠 | 【1-1-0-18】 | 5.0% | 10.0% | 10.0% |
6枠 | 【2-1-0-17】 | 10.0% | 15.0% | 15.0% |
7枠 | 【0-1-3-21】 | 0.0% | 4.0% | 16.0% |
8枠 | 【3-0-0-26】 | 10.3% | 10.3% | 10.3% |
大きな差はない
過去10年のマイルチャンピオンシップの好走馬を枠順別にまとめました。
もっとも勝利していたのは8枠で2015~2017年の3開催連続で勝利しています。
ただし、2,3着には1頭も絡んでおらず、複勝率は10%しかありませんでした。
その他の枠を見てみると、複勝率20%を超えていたのは2~4枠の内枠です。
ただし、複勝率35%の2枠は単勝率が5%しかなく、複勝率25%の4枠に至っては1頭も勝利がありません。
一見枠の有利不利がありそうですが、単勝率と複勝率が必ずしも比例しているわけではないことから、極端に大きな差はないといえるでしょう。
マイルチャンピオンシップの過去10年の前走レース別成績
前走レース | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
富士S【G2】 | 【3-3-2-43】 | 5.9% | 11.8% | 15.7% |
毎日王冠【G2】 | 【2-2-2-20】 | 7.7% | 15.4% | 23.1% |
安田記念【G1】 | 【1-1-0-4】 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
京成杯AH【G3】 | 【0-0-0-9】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
関屋記念【G3】 | 【0-0-0-3】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
カシオペアS【L】 | 【0-0-0-3】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
宝塚記念【G1】 | 【0-0-0-0】 | – | – | – |
JBCスプリント【Jpn1】 | 【0-0-0-0】 | – | – | – |
富士ステークスと毎日王冠、安田記念から挑む組が活躍
過去10年のマイルチャンピオンシップの好走馬を前走別にまとめました。
好走事例が高かったのは前走が富士ステークスの馬で【3-3-2-43】です。
また、毎日王冠から挑んだ馬も【2-2-2-20】でした。
さらに、出走頭数こそ少ないものの安田記念から挑んだ馬は【1-1-0-4】で単勝率や複勝率はトップクラスです。
今年はスワンステークスや天皇賞(秋)、スプリンターズステークスから参戦する馬がいないので、基本的にはこの3つのレースから挑む馬を評価したいです。
今年の出走馬の中で前走富士ステークスだった馬は5頭、毎日王冠だった馬は4頭、安田記念からぶっつけで挑む馬は1頭いました。
前走G3以下の馬は好走ゼロ
過去10年のマイルチャンピオンシップで馬券に絡んだ30頭のうちの26頭が前走G1もしくはG2でした。
前走がG3だった馬は6頭いますが、この6頭はすべて当時G3で開催されていた富士ステークスをステップに挑んでいます。
現在富士ステークスはG2に昇格していることから前走がG1とG2以外の馬はすべて馬券外に敗れたと判断してもよく、もしもG3以下のレースから挑む馬がいたら評価を下げてよいです。
今年の出走馬の中で前走がG3以下のレースだった馬は4頭います。
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マイルチャンピオンシップ2023の有力馬3頭
下半期最強マイラーの座を獲得すべく、今年も多数のマイラーが参戦を決意しました。
今年の出走馬の中から上位人気に支持されそうな有力馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
セリフォス
・マイルCS (G1) 2022年
・富士S (G2) 2022年
・デイリー杯2歳S (G2) 2021年
・新潟2歳S (G3) 2021年
昨年の勝ち馬であるセリフォスが連覇に挑みます。
2歳の時からマイルの第一線で活躍していました。
今年のドバイターフで初めて1,800mのレースを走りましたがそのときは5着に敗れているように、距離はマイルがベストです。
昨年のマイルチャンピオンシップでは最後方からの競馬を行いました。
大外ブン回しになりましたがスムーズに馬場のよい外目を確保でき、そこからの直線一気がハマって悲願のG1タイトルを手にしました。
今年の安田記念では一転して先行競馬で勝機をうかがいましたが東京巧者のソングラインに敗れての2着です。
しかしながら、シュネルマイスターらを抑えての2着なので力は証明できています。
連覇をかけた今回の最大の焦点は舞台が阪神から京都に戻ることでしょう。
京都は3コーナーの下り坂の関係で残り4ハロンからペースアップするため長く脚が使える馬のほうが活躍しています。
セリフォスはキレ味こそありますが、持続力がものすごくあるかというと少し難しいところです。
久々に騎乗する川田騎手がこの点をどのように意識しながら競馬するか注目したいです。
シュネルマイスター
・NHKマイルC (G1) 2021年
・マイラーズC (G2) 2023年
・毎日王冠 (G2) 2021年
現役屈指のマイラーであるシュネルマイスターもマイルチャンピオンシップのタイトルを目指します。
3歳時はグランアレグリア相手に善戦しましたが昨年は5着に敗れてしまいました。
3度目の正直を果たしたいです。
先ほど紹介したセリフォスとは打って変わってシュネルマイスターはロングスパート気質の高い馬です。
京都で開催された今年のマイラーズカップがマイルチャンピオンシップと全く同じコースで行われましたが、ここでは長く脚を活かして勝利しているように、京都のコースとフィットしています。
前走の毎日王冠は3着に敗れましたが八分の出来でしっかり脚を引き出し、勝ち馬のエルトンバローズや2着のソングラインに差がなかったのでポテンシャルは発揮できたと思います。
今回は舞台を京都に戻しますが、シュネルマイスターの脚色的には阪神よりも京都のほうが合ってそうなのでチャンスは十分あるでしょう。
ナミュール
・富士ステークス (G2) 2023年
・チューリップ賞 (G2) 2022年
紅一点のナミュールもマイルG1の座を狙います。
昨年の牝馬クラシックでは常に上位人気に支持されていましたが結果的にタイトルを手にすることはありませんでした。
今年は一貫してマイルを主として使われ、東京新聞杯は1分31秒8の好時計で2着入り、前走の富士ステークスも好位から完璧な立ち回りで勝利を手にしました。
ヴィクトリアマイルと安田記念は着外に敗れていますが前者はスタート直後にソダシの斜行に苛まれて出し切れず、安田記念も最後の直線でシャンパンカラーの斜行のあおりを受けたため敗れています。
この2戦は不利がなければ結果は変わっていたと思いますし、そこまで悲観することはありません。
脚色的には末脚に長けた馬なので早仕掛けになりやすい京都のコースでどこまでやれるかがポイントとなるでしょう。
また、この馬は叩き良化というよりは鉄砲が利くタイプなので2戦目の今回、出し切れるかも課題です。
瞬発力は高い馬なので、位置取りや仕掛けどころ、そして展開がかみ合えばチャンスはありそうです。
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マイルチャンピオンシップ2023の穴馬2頭
マイルチャンピオンシップは極端に人気を落とした馬が台頭することは基本的にありません。
しかしながら、過去には人気落ちのダノンシャークやネオリアリズムが激走しているように、中穴が台頭することもしばしばあります。
今年の出走登録馬の中で配当妙味に期待できそうな馬を2頭まとめました。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ソーヴァリアント
・チャレンジC (G3) 2022年
・チャレンジC (G3) 2021年
もともと中距離の舞台で活躍していたソーヴァリアントがマイルチャンピオンシップに参戦します。
前走の富士ステークスで初めてマイルレースを走りましたが、直線で長く脚を活かして3着入りし、マイラーとしての才能を開花させつつあります。
マイルはこの富士ステークスしか走っていないので評価が難しいですが、マイルチャンピオンシップの舞台となる京都1,600m(外)は早仕掛けになりやすいため中距離色の高い馬が活躍するケースは意外と多いです。
そのため中距離で結果を残しているのは評価できます。
また、パワー型の馬なので開催後期で力が求められる舞台になったとしてもかみ合いそうです。
使える脚が長い反面、瞬発力はそこまでないため早めに動いてどこまで粘り切れるかがポイントになるでしょう。
ダノンザキッド
・ホープフルS (G1) 2020年
・東スポ杯2歳S (G3) 2020年
3年連続で出走するダノンザキッドも面白い存在です。
もともと2歳限定のホープフルステークスを制したG1馬ですが、近年は1,600~2,000mを中心にレースを使われています。
近2開催のマイルチャンピオンシップでは2年連続で馬券に絡みました。
先行力と粘り強さに定評のある馬で、意外なほどしぶとい走りはG1の大舞台でも通用しています。
今年の大阪杯でも3着入りしているように、中距離適性が高いのもポイントです。
前走の宝塚記念は得意の阪神で13着に敗れてしまいましたが前が流れすぎた影響をモロに受けてしまっています。
もうすこしゆったりした流れだったら結果も変わっていたでしょう。
データと相性のいいリピーターですが、今年は阪神から京都に戻ります。
ダノンザキッドは阪神巧者なので京都開催に戻るのはマイナスです。
キャリア初の京都でどこまでやれるか分かりませんが、これまでの実績に対してどうしても人気を落とすタイプなので抑えておいてもいいかもしれません。
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マイルチャンピオンシップ2023全頭考察
今年も最強マイラーの座を決めるべく、16頭もの馬が出走表明しました。
ここからは、注目馬と穴馬で紹介できなかった残りの出走馬を紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
イルーシヴパンサー
- 京都金杯 (G3) 2023年
- 東京新聞杯 (G3) 2022年
マイル重賞を2勝しているイルーシヴパンサーがマイルチャンピオンシップに出走します。
昨年の安田記念では1番人気に支持されながらも後ろ過ぎた競馬で8着に敗れました。
しかし、終いのキレ味は速く、上がり32秒6の末脚を使えています。
今年の安田記念にも出走しましたが、ここでは昨年ほどの脚を使うことなく10着に敗れてしまいました。
しかしながら、前走の富士ステークスで4着入りしているようにまだまだ侮れません。
昨年春の走りだけ見ていると、キレのある走りが魅力的でしたが近年は長く脚を活かしたほうが活躍しているように見えます。
近年はキレ負けすることも多くなっていることから、持続力が問われやすい京都のコースとは意外と合うかもしれません。
ただし、これまでのレースを見てみると馬券に絡んだ8戦のうちの7戦はすべて東京や中京、新潟といった左回りのコースでした。
右回りのコースで馬券に絡んだのはデビュー2戦目に挑んだ中山のアスター賞のみです。
このため、右回りコースでどこまでやれるかがポイントになりそうです。
課題はありますが、かみ合えば面白いかもしれません。
エエヤン
- ニュージーランドT (G2) 2023年
今年のニュージーランドトロフィーの勝ち馬エエヤンも参戦します。
今振り返るとニュージーランドトロフィーで下したウンブライルとシャンパンカラーはのちにNHKマイルカップで連対し、4着のモリアーナは紫苑ステークスを勝利しました。
相手関係を考えると強い相手に勝ち負けできているのは高く評価できます。
前走の毎日王冠は相手関係や1,800mが長くて敗れており、その前のNHKマイルカップは直線の不利も重なって着外に敗れていました。
敗因は明確なのでそこまで気にしなくてもよさそうです。
今回はキャリア初の京都です。
これまで中山で3連勝しており直線で坂のある舞台で活躍しているため、同じく直線上に上り坂のある阪神開催の時のほうが出し切れていたかもしれません。
コース適性が重要となりますが、出し切れた時のパフォーマンスは世代でも1枚上手です。
今回人気落ちになると思いますが、ハマればチャンスはあるかもしれないです。
エルトンバローズ
- 毎日王冠 (G2) 2023年
- ラジオNIKKEI賞 (G3) 2023年
重賞2連勝でG1レースに名乗りを上げたのはエルトンバローズです。
前走の毎日王冠ではソングラインとシュネルマイスター相手に先着しました。
マイルG1を手にしている2頭に先着したといえば聞こえはいいですが、実際のところは2頭とも叩きの一戦で、しかもどちらも最後方からの上がり勝負でした。
本気で挑んでいたらこの2頭のほうが実力は上回っていたので過信は禁物です。
その前のラジオNIKKEI賞では先行しながら長く脚を使って逃げたシルトホルンを捕えて勝利しました。
脚色的にはラジオNIKKEI賞のように先行しながらしぶとく脚を使える馬です。
京都のマイルも早い段階から動いてロングスパート職になりやすいため、意外とマッチする可能性はあります。
あとは相手関係でしょうか。
毎日王冠で下したシュネルマイスターは間違いなくここメイチで仕上げてくるでしょうし、それ以外にも強敵はそろっています。
強豪がそろう中でどこまでやれるか、注目したいです。
ジャスティンカフェ
- エプソムカップ (G3) 2023年
2走前のエプソムカップを制し、うれしい重賞初制覇を手にしたジャスティンカフェは昨年もマイルチャンピオンシップに出走しました。
このときは6着に敗れましたが最後方から上がり勝負に持ち込み、勝ち馬セリフォスにタイム差0.4秒差の6着で悪くはありません。
キレのある走りを得意としており、使える脚も長いので京都とは合いそうです。
ただし、ゲートがそこまでよくなく常に後ろからの競馬となるので展開には左右されがちです。
かみ合えばいい脚を使えますが、安定感に欠ける馬で強くは狙いづらい馬です。
セルバーグ
- 中京記念 (G3) 2023年
2走前の中京記念は8番人気の低評価ながらも他馬を出し抜いた逃げが見事はまって勝利をつかみました。
ハイペースの流れで逃げ粘ったことは高く評価できます。
また、相手関係を見てものちに府中牝馬ステークスで連対するディヴィーナやルージュスティリア、スワンステークスを制したウイングレイテストといった相手に勝利し、強い相手に勝ち切れた点も好感が持てます。
前走の関屋記念は直線で一杯になりましたが、斤量58キロも響いたと思います。
着外とはいえ1分32秒7の時計で8着なので持ち時計自体は優秀です。
今回の出走馬を見る限り、これといった逃げ馬がバスラットレオンくらいしかいないため主導権は握りやすそうです。
ただし、セルバーグは中京記念で勝利しているのである程度マークはされると思います。
そのなかでどれだけ自分の競馬を貫けるかがポイントになります。
中京記念でコンビを組んだ松山騎手が騎乗する点は長所です。
データと相性の悪い前走G3組ですが、強豪相手にどれだけの競馬を見せてくれるか注目したいです。
ソウルラッシュ
- マイラーズC (G2) 2022年
- 京成杯AH (G3) 2023年
条件戦で賞金を稼ぎ、重賞の舞台でも好走しているソウルラッシュがG1タイトル奪取を狙います。
差しの競馬を得意としており、前走の京成杯オータムハンデキャップではトップハンデ59キロを背負いながらも力いっぱい脚を伸ばして勝利しました。
ハンデを考えたら強い競馬ができていましたし、このときの2着馬ウイングレイテストがのちにスワンステークスを制しているように、ポテンシャルの高さが垣間見えています。
もともと昨年のマイラーズカップやマイルチャンピオンシップでも好走しているように、マイルでは力を発揮しています。
安田記念は2年連続で2着ですが、キレのある馬ではない中で瞬発性が問われたため敗北は致し方ないかもしれません。
マイルチャンピオンシップはどちらかというと長く脚を使うタイプの馬が活躍するので、かみ合いそうですしここでもチャンスはあると思います。
ダノンスコーピオン
- NHKマイルカップ (G1) 2022年
- アーリントンカップ (G3) 2022年
昨年のNHKマイルカップを制したダノンスコーピオンも参戦します。
差しの競馬を得意としており、長く脚を活かすこともできます。
昨年の富士ステークスまでは高いパフォーマンスを発揮していたのですが、今年に入って挑んだ3戦はすべて着外に敗れており、G1馬らしからぬ凡走を繰り返しています。
京王杯スプリングカップは距離が短かった、安田記念は相手が強かった、前走中京記念はハンデ重かったなど、敗因は意外と明確ですが、そのなかでもG1馬らしい走りが見られなかったのは大きなマイナスです。
スランプに陥っている感じがしますし、復活の気配が見られないようでしたらここでの好走も厳しいと思います。
バスラットレオン
- ニュージーランドT (G2) 2021年
- ゴドルフィンマイル (G2) 2022年
- 1351ターフスプリント (G3) 2023年
芝・ダート、そして中央から地方、海外競馬まで幅広い舞台で活躍しているバスラットレオンが約1年ぶりに中央のレースに復帰します。
矢作厩舎の馬らしく、芝ダートどころか国内外問わず出走している馬で、二刀流ホースとしての片鱗も見せ始めました。
今年はサウジアラビアで行われた1351ターフスプリントを勝利し、さきたま杯や韓国で行われたコリアスプリントといったダートでも活躍しています。
適性距離がつかめないものの、距離自体はマイルがよいので今回の舞台は合います。
長く脚を使うタイプなので京都コースとも合うでしょう。
芝マイルのスペシャリスト相手にどこまで健闘できるか注目です。
ビーアストニッシド
- スプリングステークス (G2) 2022年
昨年のスプリングステークスを逃げて勝利し、クラシック三冠も皆勤したビーアストニッシドが久々にG1の舞台に帰ってきました。
昨年のスプリングステークスは逃げ粘りの競馬で勝利していますし、その前の共同通信杯も8番人気の低評価でしたが逃げの競馬で3着になだれ込みました。
先頭で競馬したら粘り強く立ち回れるので、ハナに立ちたいところです。
ところが、近走はどうもハナに立つよりも控える競馬が多くなっています。
ゲート自体は上手ですが、序盤に抑えることで敗退することも多くなりました。
ビーアストニッシドは逃げ粘ってこそ出し切れると思うので勝ち負けするにはハナ争いを制することが大事だと思います。
マテンロウオリオン
- シンザン記念 (G3) 2022年
昨年のシンザン記念を制し、ニュージーランドトロフィーやNHKマイルカップでも2着に入線したマテンロウオリオンが今年も参戦します。
シンザン記念では先行しながら勝利をつかんだと思えばNHKマイルカップは最後方からの上がり勝負で2着まで入線しました。
どのような形でもある程度力を発揮できる馬ですが、NHKマイルカップを最後、1年以上馬券に絡めていないのは気になるところです。
前走の富士ステークスやその前の安田記念、3走前のマイラーズカップを見た限り、持ちタイム自体は優秀です。
しかしながら、現在のマイル路線を見てみると、マテンロウオリオンよりも時計を出している馬も多数いるのでどうしても見劣りしてしまいます。
また、近年は出遅れ癖が出始めているため後方競馬が多くなっているのも課題です。
使える脚はそこそこ長いのですがどうしても位置取りや展開に左右されやすく、それ故になかなか勝ち切れていません。
今回は相手関係も手ごわいですし、ゲート難もあるので馬券からは外したいと思います。
レッドモンレーヴ
- 京王杯スプリングC (G2) 2023年
今年の京王杯スプリングカップで念願の初重賞制覇を成し遂げ、前走の富士ステークスでも2着に入線しました。
富士ステークスは追い切りを見た感じは八分くらいの出来に感じましたが、直線で上がり最速33秒7の末脚で2着入りしました。
ここは叩きの舞台だったと思いますが、斤量58キロを背負いながら脚を活かすことができて、強い競馬ができています。
また、高速馬場だったとはいえ1分31秒6の時計を叩き出したのも優秀でした。
3走前の京王杯スプリングカップでも直線は大外一気の競馬で初勝利をつかんでいるように、後方一気の競馬が得意です。
近年は後ろからの競馬が増えているので脚質的に差し~追い込みに感じますが、条件戦時代は先行競馬でも上位争いしていて幅広い走りができます。
京都自体は初めてで長距離輸送も初経験となりますが、同じ右回りの中山で3戦2勝なので意外と対応するかもしれません。
マイルチャンピオンシップ2023の騎手予想
マイルチャンピオンシップ2023で買いたい騎手トップ3を公開しています。
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マイルチャンピオンシップ2023追い切り評価
マイルチャンピオンシップ2023追い切り評価はこちらの記事でご覧ください。
マイルチャンピオンシップ2023予想の最終買い目
マイルチャンピオンシップの予想(晴れの良馬場想定)
マイルチャンピオンシップが開催される日曜日の京都競馬場界隈は一日晴れの予報が出ていました。
日曜日は最高気温が15度で秋らしい天気です。
降水確率も0%でした。
土曜日は前日までの雨の影響もあって芝レースはすべて稍重でした。
馬場傾向を見てみると、全体的に掛かっていましたがメインレースのアンドロメダステークス(芝2,000mのオープン)では勝ち馬ディープモンスターが1分59秒2の時計で勝利しているのでクラスによっては平均以上の時計を出しています。
明日は晴れなので馬場も回復するでしょうし、土曜日ほど時計はかからないでしょう。
うましるでは晴れの良馬場、やや時計のかかる馬場~やや時計の出る馬場を想定しながらレース予想をまとめました。
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◎本命 11 セリフォス
父 | ダイワメジャー |
母 | シーフロント |
母父 | Le Havre |
主な勝ち鞍 | マイルチャンピオンS(G1) 2022年 |
前走 | 安田記念(G1) 2着 |
本命は昨年の勝ち馬セリフォスにします。
昨年のマイルチャンピオンシップでは後方一気の競馬で勝利しました。
馬場自体は良馬場表記でしたが開催後期の阪神ということもあり、全体的に力が求められる中で勝利しています。
最後方からの競馬で直線では大外ブン回しでしたがこれがかえって馬場の良い部分を確保できて末脚を活かせました。
今回のマイルチャンピオンシップは昨年と同じメンバーが何頭かいますが、そのなかで今年も安定した走りを見せているセリフォスは信頼できます。
今年の安田記念もソングラインに敗れたものの2着入りしていますし、有力候補のシュネルマイスターには先着しているように地力も上位といえるでしょう。
安田記念以来のレースとなり、ぶっつけとなりますが追い切りでもしっかりと動けていましたし問題ないでしょう。
今期絶好調の川田騎手が騎乗するのもよいですし、鬼に金棒です。
〇対抗 6 ダノンザキッド
父 | ジャスタウェイ |
母 | エピックラヴ |
母父 | Dansili |
主な勝ち鞍 | ホープフルS(G1) 2020年 |
前走 | 宝塚記念(G1) 13着 |
対抗はダノンザキッドにしました。
京都開催に戻ったことで大きなダメージを受けている馬ですが、土曜日の馬場を見た限りはそこそこ時計がかかっていました。
ダノンザキッドはパワー型の競馬になったほうがいいので少しでも馬場が重いほうが結果を残せます。
さすがに日曜日は晴れなので良馬場開催の可能性は高いですが、それでも超高速馬場まではいかないはずです。
過去のレースを振り返ってみても時計がかかってパワーが求められる条件でしたら人気以上に走っています。
宝塚記念以来のレースとなりますが、追い切りもまずまず動けていますし、3度激走も十分あり得るでしょう。
▲単穴 9 シュネルマイスター
父 | Kingman |
母 | セリエンホルデ |
母父 | Soldier Hollow |
主な勝ち鞍 | NHKマイルC(G1) 2021年 |
前走 | 毎日王冠(G2) 3着 |
単穴はシュネルマイスターにしました。
シュネルマイスターも先ほど取り上げたダノンザキッドと同じく3年連続でマイルチャンピオンシップに出走します。
一昨年はグランアレグリアに肉薄の2着でしたが昨年は時計のかかる条件下で5着に敗れています。
シュネルマイスターは高速馬場巧者なので金曜日の雨の影響があった場合は少し厳しいかもしれません。
ただし、騎乗するルメール騎手が3週連続でG1に勝利しているように、騎手だけ見たら絶賛確変中です。
好調の時はあっさり勝つことも珍しくありません。
馬場だけ見たらもう少し評価を下げてもよい感じがしましたが騎手を高く評価し、3番手にしました。
△連下 8 ソーヴァリアント
父 | オルフェーヴル |
母 | ソーマジック |
母父 | シンボリクリスエス |
主な勝ち鞍 | チャレンジC(G3) 2022年 |
前走 | 富士S(G2) 3着 |
ソーヴァリアントは相手候補にします。
前走の富士ステークスはキャリア初のマイル戦で人気を落としていましたが高速馬場をものともしない走りで3着入りしました。
しかしながら、ソーヴァリアントは本質的にはタフな馬場のほうが好走しており、稍重以下の条件では【1-0-2-0】で複勝率100%です。
日曜日の馬場はつかみづらいところはありますが、時計が出やすい馬場でもタフな馬場でも、どちらに転んでも好走する可能性があるのは大きな強みでした。
さすがに世代のマイラーたちが揃っているのでいきなり勝ち負けは厳しいと思いますが、前走の富士ステークスのように相手に転ぶかもしれません。
△連下 1 ソウルラッシュ
父 | ルーラーシップ |
母 | エターナルブーケ |
母父 | マンハッタンカフェ |
主な勝ち鞍 | マイラーズC(G2) 2022年 |
前走 | 京成杯オータムH(G3) 1着 |
ソウルラッシュも相手候補にします。
昨年のマイルチャンピオンシップでは勝ち馬セリフォスから0.3秒遅れの4着でした。
馬券外に敗れましたがシュネルマイスターには真っ向から先着しているように、初めてのマイルチャンピオンシップの舞台でもしっかりと結果を残したのは評価できます。
前走の京成杯オータムハンデもトップハンデ59キロを背負いながらぎりぎりでウイングレイテストを捕えて勝利しているように能力の高さは健在です。
今回は短期免許で来日しているモレイラ騎手が手綱を握るのも評価したいですし、人馬ともに好調なので抑えておきます。
△連下 5 ジャスティンカフェ
父 | エピファネイア |
母 | カジノブギ |
母父 | ワークフォース |
主な勝ち鞍 | エプソムC(G3) 2023年 |
前走 | 毎日王冠(G2) 7着 |
ジャスティンカフェも抑えます。
時計のかかる馬場を得意としていて、稍重で行われた今年のエプソムカップでは後方から長く脚を使って勝利をつかみました。
昨年のエプソムカップは1番人気を裏切る形で4着入線でしたが、勝ち馬ノースブリッジとの差は0.1秒ですし大敗していません。
今年のマイルチャンピオンシップはどのような馬場傾向になるか、つかみづらいところはありますがそこそこ時計がかかって昨年のような要素が求められるのなら上位争いできる可能性はあるでしょう。
△連下 13 セルバーグ
父 | エピファネイア |
母 | エナチャン |
母父 | キンシャサノキセキ |
主な勝ち鞍 | 中京記念(G3) 2023年 |
前走 | 関屋記念(G3) 8着 |
もう一頭、セルバーグも抑えておきます。
マイルチャンピオンシップは逃げ馬の好走事例が2016年のミッキーアイルしかありません。
また、枠も外目を引いてしまったうえ、ひとつ外目には同型のバスラットレオンが入ってしまい、枠もよくないです。
正直馬だけ見たら消してもよいですが、それでも抑えたのが騎乗する松山騎手が意外とマイルチャンピオンシップの舞台と相性がいいからです。
過去10年で松山騎手は【0-0-0-6】と一見相性は最悪ですが、着外の3回はすべて4着で、しかも2016年のダノンシャーク(14番人気)や2018年のカツジ(16番人気)を掲示板まで持ってきています。
騎手目線で見たら松山騎手はかなりマイルチャンピオンシップと相性がよかったのです。
セルバーグに関しては騎手を評価して抑えることにしました。
単勝
11 セリフォス
馬連流し
軸馬:11
相手:1、5、6、8、9、13
三連複フォーメーション
1頭目:11
2頭目:1、5、6、8、9、13
3頭目:1、5、6、8、9、13
以上になります。
マイルチャンピオンシップの予想の参考にしてみてください!