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【京都大賞典2024予想】本命におすすめしたい3頭+激走に期待できる穴馬2頭はこちら!

京都大賞典2024予想記事のサムネイル画像

京都大賞典2024予想の最終買い目を更新しました!

京都大賞典2024のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!

京都大賞典2024の予想ポイント

  • 勝ち馬は重賞馬から予想したい、京都重賞ならなお良い
  • 先行馬の好走率がもっとも高く、次に差し馬が好走
  • 1番人気【2-3-3-2】の複勝率は80%
  • 馬券の中心は1~6番人気、7番人気以下の激走は厳しい
  • 8枠は苦戦、それ以外の枠に大きな差はない
  • 前走G1組と3勝クラスの馬は評価を上げたい
目次(読みたい項目をタップ)

京都大賞典2024予想の最終買い目

京都大賞典が開催される日曜日の京都競馬場は一日曇りの予報が出ていました。

前日土曜日は曇りでしたが良馬場開催で全体的に時計は出ています。

週末は雨が降らないため、土曜と変わらない馬場状態に期待しても良いでしょう。

うましるでは曇りの良馬場、時計の出やすい馬場を想定しながらレース予想をまとめました。

馬券が的中しない方へ

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◎本命  1 サトノグランツ

サトノダイヤモンド
チェリーコレクト
母父Oratorio
主な勝ち鞍神戸新聞杯(G2) 2023年
前走目黒記念(G2) 4着

本命はサトノグランツにしました。

昨年の京都&神戸新聞杯の勝ち馬で、神戸新聞杯は中団の位置で馬場の内目から脚を溜めつつ、直線では空いた箇所から進出しました。

ギアチェンジに時間はかかったものの、最高速度に入ってからの瞬間的な加速力は見物でしたし、レコード勝利したのも印象深いです。

過去の戦績を見る限り高速馬場巧者なので開幕週の京都ともかみ合うことでしょう。

今年は勝ち星こそ手にしていませんが、前走目黒記念もハンデや海外帰りを考慮したら健闘しています。

今回は追い切りでもいい動きを見せていましたし、2週続けて川田騎手が感触を確かめていることから、レースに対する意欲も感じられました。

舞台相性も良さそうなので、3つ目のタイトル制覇に期待したいです。

〇対抗  4 シュヴァリエローズ

ディープインパクト
ヴィアンローズ
母父Sevres Rose
主な勝ち鞍寿ステークス(3勝クラス) 2022年
前走目黒記念(G2) 2着

対抗はシュヴァリエローズにします。

2年半以上勝ち星から遠ざかっていますが、今年の京都記念で8番人気の低評価を覆す走りで4着入りすると、前走メトロポリタンステークスは3着、そして前走目黒記念で2着入りしました。

勝ち星こそにしていませんが、今年はにわかに成績を残していることから調子を上げているかもしれません。

特に前走目黒記念は時計の出やすい馬場で勝ち馬シュトルーヴェとクビ差で大健闘しました。

近2戦を見ると時計の出やすい馬場でやれているので現在の京都ともかみ合いそうですし、ここは思い切って2番手評価にしてみます。

▲単穴 11 ブローザホーン

エピファネイア
オートクレール
母父デュランダル
主な勝ち鞍宝塚記念(G1) 2024年
前走宝塚記念(G1) 1着

単穴はブローザホーンにします。

メンバー唯一のG1馬で、前走宝塚記念は重馬場を苦にしない走りで大外から長く末脚を伸ばして他馬を圧倒し、本格化の兆しを感じさせる走りを見せました。

その前の天皇賞(春)においても馬の地力で連対しているように、京都競馬なら大舞台でも安定した走りを見せています。

ここは実績最上位ですが、トップハンデ59キロ+データと相性の悪い8枠&追い切りも地味など、いくつかの不安材料もあります。

ブローザホーンにとってここは叩きの舞台であることは間違いありません。

出し切れれば勝ち負けしてもおかしくありませんが、あくまでも次につながる競馬に徹するのではないかと思ったので相手候補にしました。

△連下  7 ディープボンド

キズナ
ゼフィランサス
母父キングヘイロー
主な勝ち鞍阪神大賞典(G2) 2022年
前走宝塚記念(G1) 7着

ディープボンドは連下にしました。

G1馬ではないものの、天皇賞(春)で4年連続馬券に絡んでおり、実績だけならブローザホーンにも負けていません。

追い切りでも力のある走りを見せており、年齢以上の動きができていたことから、ここでの好走にも期待できそうでした。

ただ、ディープボンドはどちらかというとスタミナを活かした走りが得意な馬なので、昨年のような時計のかかる馬場のほうが出し切れています。

土曜の馬場傾向を見る限り時計は出てそうなので、時計勝負になると少し分が悪いことからここは相手にしました。

△連下  8 プラダリア

ディープインパクト
シャッセロール
母父クロフネ
主な勝ち鞍京都大賞典(G2) 2023年
前走宝塚記念(G2) 4着

プラダリアも相手にしました。

重賞3勝している馬で、昨年の京都大賞典においても先行から力強い走りで勝利しました。

昨年の京都大賞典は重馬場だったので力のいる競馬がハマった形となりましたが、前走京都記念が良馬場でのちの大阪杯の勝ち馬であるベラジオオペラ相手に勝ち切っており、時計の出る馬場でもパフォーマンスを引き上げています。

鉄砲も利くタイプなので連覇も狙える馬でしたが、追い切りがここ数戦の中でもパッとしませんでした。

追い切り次第ではもう少し重い印も考えていましたが、お世辞にも良い出来栄えではなかったのでここは抑えまでにします。

単勝

1 サトノグランツ

馬連流し

軸馬:1
相手:4、6、7、8、11

三連複フォーメーション

1頭目:1
2頭目:4、6、7、8、11
3頭目:4、6、7、8、11

京都大賞典2024の有力馬3頭

今年の京都大賞典は少頭数ながらも重賞実績の豊富な馬が多数参戦しています。

今年の出走馬の中から人気の中心になりそうな有力馬を3頭紹介します。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

ブローザホーン

主な勝ち鞍
  • 宝塚記念  (G1) 2024年
  • 日経新春杯 (G2) 2024年

今年の宝塚記念を制したブローザホーンが京都大賞典から始動します。

条件戦上がりの馬で、昨年の京都大賞典はレース中の心房細動のため、競走中止となりました。

しかしながら、今年に入って日経賞を制してからはいよいよ本格化し、天皇賞(春)で2着、そして前走の宝塚記念は馬場の外目から豪快に差し切って優勝、ブローザホーンはもとより、主戦となった菅原騎手にとってもうれしいG1初制覇だったのです。

重馬場で行われた宝塚記念を制していることから、タフな馬場を得意としているイメージがありますが、勝利した今年の日経新春杯の勝ち時計2分23秒7は過去10開催で最速、2着の天皇賞(春)の走破時計3分14秒5も2017年のキタサンブラックの年を除けば最速です。

時計馬場にも対応していることから、開幕の京都は大歓迎といえるでしょう。

京都も【3-1-0-1】と相性抜群ですし、相手関係を見ても1枚以上抜けた存在です。

トップハンデ59キロを背負うこと、ここが叩き台であることは間違いありませんが、グランプリホースがどのようなパフォーマンスを見せてくれるか注目したいです。

★評価点
・春のグランプリホース
・京都巧者
・時計の出る馬場が得意
・京都の重賞勝利実績がある
・菅原騎手が引き続き騎乗
・データと相性のいい前走G1組

▼課題
・叩きの可能性が高い
・トップハンデ59キロを背負う

プラダリア

主な勝ち鞍
  • 京都記念  (G2) 2024年
  • 京都大賞典 (G2) 2023年
  • 青葉賞   (G2) 2022年

昨年の京都大賞典をはじめ、G2レースを3つ制しているプラダリアも参戦します。

ダービーや菊花賞にも出走しており、世代の中でも実力上位の馬ですが、古馬になってからも安定した走りを見せていました。

特に、昨年の京都大賞典は重馬場開催でしたが、中距離重賞の常連であるボッケリーニや京都巧者のディープボンド相手に先着しました。

また、今年の京都記念ではのちに大阪杯を制するベラジオオペラ相手に勝ち切っており、強い相手にも善戦できているのも良いでしょう。

どうしてもG1になるとパンチ力に欠ける印象がありますが、G2なら崩れていませんし、京都の重賞を2勝していることから舞台適性にも期待できます。

冬時期の京都記念や重馬場で行われた昨年の京都大賞典を制していることから、馬場はタフになったほうがいいかもしれませんが、時計勝負となった昨年阪神で行われた京都記念や、今年の大阪杯も好タイムで走破しているように高速馬場もある程度対応は可能でしょう。

また、今回見出しで取り上げていませんが、ディープインパクト産駒は【6-0-2-17】と血統妙味が高いのもポイントで、今年のディープインパクト産駒はプラダリアを除けばシュヴァリエローズしかいません。

血統的な恩恵もある馬ですし、実績も兼ねそろえているのでこの始動戦でどのような走りを見せてくれるか楽しみです。

★評価点
・重賞3勝馬。このうち京都の重賞を2勝している
・昨年の京都大賞典の勝ち馬
・先行も差しも可能
・タフな馬場でも出し切れる
・データと相性のいい前走G1組&ディープインパクト産駒

▼課題
・高速馬場でも出し切れるが、タフな馬場のほうがより良い

サトノグランツ

主な勝ち鞍
  • 神戸新聞杯 (G2) 2023年
  • 京都新聞杯 (G2) 2023年

昨年はW新聞杯を制したサトノグランツも出走表明しました。

今年は中東のカタールで行われたレースにも挑み、海外に視野を入れながらレースを行いましたが、古馬になってからは勝ち星を手にしていません。

それでも、今年の始動戦だった日経新春杯で3着、前走目黒記念は4着でしたが海外帰り+58.5キロのハンデを背負ったことを考えれば善戦したといえるでしょう。

脚質的には先行から差しまで、どのような位置でも出し切れていますし、昨年の京都新聞杯を制していることから京都適性もあります。

また、主戦の川田騎手は過去10年の京都大賞典で【4-0-0-3】、勝利数は全騎手の中でもっとも多いです。

勝つか着外か、両極端ですが、それでも4勝している騎手が騎乗するのはサトノグランツにとって追い風といえるでしょう。

古馬になってからまだ勝ち星には届いていませんが、開幕の京都も合いそうですし、久々でどのようなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみです。

★評価点
・昨年重賞を2勝。そのうちひとつが京都の重賞
・先行も差しも可能
・父サトノダイヤモンドは2018年の勝ち馬
・鉄砲が利く
・川田騎手は過去10年の京都大賞典を4勝

▼課題
・古馬になってから勝ち星をつかめていない

京都大賞典2024の穴馬2頭

京都大賞典は比較的上位人気馬で決まる傾向が強いですが、2019年のドレッドノータスや2021年のマカヒキのように、時折穴馬の激走が見られます。

特に、マカヒキやサトノダイヤモンドはどちらも長いスランプを経たのち、京都大賞典で久々の勝利を手にしていることから、かつての実力馬が復活する舞台として見直されていますよ。

今年の出走登録馬の中から配当妙味に期待できそうな馬を2頭紹介します。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

ディープボンド

主な勝ち鞍
  • 阪神大賞典 (G2) 2022年
  • 阪神大賞典 (G2) 2021年
  • フォワ賞  (G2) 2021年
  • 京都新聞杯 (G2) 2020年

今年7歳になったディープボンドはこれまで重賞レースを4勝、天皇賞(春)4年連続馬券に絡むなど、高い実力を持ちながらいまだG1タイトルには届いていません。

しかしながら、安定したパフォーマンスは健在ですし、京都自体【2-1-3-3】と舞台適性もあります。

また、今年の天皇賞(春)で3着しているように、スタミナを活かした競馬はいまだ健在としていますし、今年コンビを組んだ幸騎手と意外と合っているのも良いでしょう。

現在のディープボンドが開幕週の京都の馬場に合うか、正直難しいところで、できれば昨年のようなスタミナ勝負になってほしいところですが、年齢的にも今年がG1を手にするラストチャンスなので、今後挑むであろうジャパンカップや有馬記念につながるいいレースを行ってほしいです。

★評価点
・重賞4勝馬。うち1戦は京都で行われた京都新聞杯
・スタミナを活かした競馬が得意
・京都巧者
・幸騎手とも合っている
・データと相性のいい前走G1組

▼課題
・高速馬場よりかかってほしい

スマートファントム

主な勝ち鞍
  • 御堂筋S (3勝クラス) 2024年

スマートファントムは今年オープン入りした馬です。

昨年の神戸新聞杯はサトノグランツに敗れて6着でしたが、勝ち時計2分23秒8は高速馬場だったことを考慮しても優秀で、特に上がり最速32秒9の末脚で前の集団を捕らえにかかった姿が印象的でした。

古馬になってからはにわかに調子を引き上げ、条件戦を連勝して挑んだ前走天皇賞(春)も14番人気の低評価を覆す走りで4着と、大健闘しています。

年齢的な衰えがあったとはいえ、舞台巧者のディープボンドに半馬身差まで詰め寄ったのは驚きでしたし、古馬になってから力をつけているのが明白でした。

同期のサトノグランツと比較しても勢いはこちらのほうがあるかもしれません。

京都は【0-0-0-1】ですが、この1戦は4着に入線した前走天皇賞(春)のものなのでむしろチャンスはありそうですし、血統的にもハービンジャー産駒はディアドラやモズカッチャン、ペルシアンナイトにナミュールなど、京都巧者が多いので適性にも期待できるでしょう。

前走の活躍から穴人気しそうですが、相手関係を見ても上位入選できるチャンスはあります。

今回初コンビを組む藤岡佑介騎手には弟の康太騎手や角田大河騎手が育て上げたスマートファントムで結果を残し、本格的に重賞の舞台に名乗りを上げてほしいです。

★評価点
・今年に入って調子を上げている
・差しの競馬が得意
・ハービンジャー産駒は京都巧者が多い
・データと相性のいい前走G1組

▼課題
・叩き良化型の可能性

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ここからは京都大賞典の過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!

京都大賞典2024の概要

京都大賞典は京都競馬場で開催される古馬の中距離重賞です。

同日に行われる毎日王冠同様、伝統ある重賞競走で、数多くの名馬はこのレースから始動していました。

毎日王冠も似たような位置づけがされていますが、毎日王冠が1,800mでマイル色の強い馬も参戦しやすいのに対し、京都大賞典は芝2,400mが舞台なので、中~長距離で結果を残してきた馬の参戦が目立つのが特徴的です。

そのため、中距離以上の馬の熱戦が見られるレースといってもいいでしょう。

なお、京都大賞典の勝ち馬には天皇賞(秋)の優先出走権が与えられますが、天皇賞(秋)を目指す馬の多くは同競馬場で開催される毎日王冠を選択します。

京都大賞典は天皇賞(秋)より後にあるジャパンカップや有馬記念を最大目標にしている馬が多いです。なぜなら、京都大賞典とジャパンカップは芝2,400m、有馬記念も芝2,500mなので距離の差がなく、適性に合うからです。

2016年の勝ち馬キタサンブラックはこのレースを制したのち、ジャパンカップも勝利、そして、有馬記念で2着と、まさに定石ルートを辿って結果を残していました。

今年の有力候補であるブローザホーンもそのうちの1頭で、ここを皮切りに、有馬記念を最大目標にしていますよ。

今年は11頭立てで少頭数開催となりましたが、実績のある馬が多く、質の濃い面子がそろいました。

ここで結果を残して秋の大舞台に飛越する馬はどの馬でしょうか?!

うましるでは、阪神で代替開催された2021年~2022年も含めた過去10開催のデータをまとめました。

2023年 京都大賞典(GⅡ) | プラダリア | JRA公式

京都大賞典2024の開催内容

開催日10月6日(日曜) 15:35発走
格付けG2
開催競馬場京都競馬場 11R
コース芝2,400m
性齢3歳以上
斤量別定
1着賞金6700万円

京都大賞典2024が開催される京都の芝2,400mの特徴

京都競馬場 芝2400mのコースで特徴を解説
スタート地点4コーナーの奥ポケット
コース右回りの外回り
Aコース使用
1周の距離1,894.3m
直線距離403.7m
高低差4.3m
フルゲート18頭
平均タイム
(過去5年)
2:27.9
コースレコード2:22.6
(2000年 比叡S【1,600万下】サンエムエックス)
京都で開催された京都大賞典のタイム
平均タイム
(過去8年)
2:25.3
レコードタイム2:22.7
(1993年 メジロマックイーン)
阪神で開催された京都大賞典のタイム
平均タイム
(過去2年)
2:25.3
レコードタイム2:24.3
(2022年 ヴェラアズール)

京都芝2,400mのスタート地点は4コーナーの奥ポケットで1コーナーまでは約600mです。

京都はスタンド前の直線がほぼ平坦なのでペース配分がしやすく、中距離コースということもあってスローペースで最初のコーナーに入ります。

最初の1~2コーナーは3~4コーナーと違って小回りですが、序盤ということもあって各馬はゆったりとしたペースで向こう正面に差し掛かります。

向こう正面は400m以上ありますが、中団くらいから徐々に上り傾斜に差し掛かります。

これが、有名な【淀の坂】と呼ばれるもので、各馬は高低差約4mの上り傾斜長々とを駆け上がりながら3コーナーに向かいます。

3コーナーの途中で坂のてっぺんに入ると、今度は急激な下り傾斜に切り替わります。

この下り坂は約100mの間にこれまで上った4m分を一気に駆け降りる構造となっています。

各馬はこの下り坂の慣性を活かしながら4コーナーも通り過ぎ、そのまま最後の直線に入るのです。

最後の直線は約404mで、ほとんどフラットな道のりとなっています。

京都競馬場は4大競馬場(東京・中山・京都・阪神)の中で唯一スタンド前直線上に上り坂が存在しません。

そのため、スピードに定評があるものの坂が苦手という馬でも立ち回りやすいです。

また、京都大賞典が開催される週の京都は開催初週なので芝状態は良好です。

より時計は出やすく、スピード型の馬が思う存分力を発揮できる舞台となっているのです。

京都の芝2,400mはここをチェック!

  • 3コーナーに名物【淀の坂】がある
  • 4コーナーからスパートを駆ける馬が多い
  • スタンド前直線が平坦
  • スピードに長けた馬が活躍している
  • 差しや追い込み馬も台頭しやすい

京都大賞典2024の出走馬

【参考レース】2024年 京都大賞典|JRA公式
馬番馬名性齢斤量騎手
1サトノグランツ牡457.0川田将雅
2ケイアイサンデラ牡457.0藤懸貴志
3メイショウブレゲ牡557.0酒井学
4シュヴァリエローズ牡657.0北村友一
5ジューンアヲニヨシ牡457.0田口貫太
6スマートファントム牡457.0藤岡佑介
7ディープボンド牡757.0幸英明
8プラダリア牡558.0池添謙一
9ドクタードリトル牡457.0松山弘平
10バビット牡757.0団野大成
11ブローザホーン牡559.0菅原明良

京都大賞典の過去10年のデータと傾向


馬場
着順馬番馬名人気前走前走着順
2023
17プラダリア5新潟記念(G3)4
26ボッケリーニ3宝塚記念(G1)7
34ディープボンド1宝塚記念(G1)5
2022
稍重
110ヴェラアズール2ジューンステークス(3勝)1
22ボッケリーニ1目黒記念(G2)1
311ウインマイティー3マーメイドステークス(G3)1
2021
18マカヒキ9天皇賞(春)(G1)8
29アリストテレス1宝塚記念(G1)9
311キセキ4宝塚記念(G1)5
2020
稍重
113グローリーヴェイズ3宝塚記念(G1)17
22キセキ1宝塚記念(G1)2
317キングオブコージ2目黒記念(G2)1
2019
17ドレッドノータス11丹頂ステークス(OP)5
214ダンビュライト6大阪杯(G1)9
36シルヴァンジャー5御堂筋ステークス(1600万)1
2018
12サトノダイヤモンド2宝塚記念(G1)6
24レッドジェノヴァ4WAJ第2戦(1600万)1
35アルバート3宝塚記念(G1)13
2017
14スマートレイアー4鳴尾記念(G3)2
28トーセンバジル6新潟記念(G3)7
33シュヴァルグラン1宝塚記念(G1)8
2016
11キタサンブラック1宝塚記念(G1)3
23アドマイヤデウス6天皇賞(春)(G1)9
310ラブリーデイ2宝塚記念(G1)4
2015
11ラブリーデイ1宝塚記念(G1)1
210サウンズオブアース2天皇賞(春)(G1)9
37カレンミロティック5宝塚記念(G1)13
2014
17ラストインパクト3新潟記念(G3)3
210タマモベストプレイ6丹頂ステークス(OP)1
32トーセンラー1安田記念(G1)14
※2021年~2022年は阪神開催

【重賞実績】勝ち馬9頭が重賞馬。京都適性があれば◎

年度勝ち馬主な重賞実績主な京都の重賞実績
2023プラダリア青葉賞(G2)/2022年なし
2022ヴェラアズールなしなし
2021マカヒキ日本ダービー(G1)/2016年なし
2020グローリーヴェイズ香港ヴァーズ(G1)/2019年日経新春杯(G2)/2019年
2019ドレッドノータス京都2歳S(G3)/2015年京都2歳S(G3)/2015年
2018サトノダイヤモンド菊花賞(G1)/2016年菊花賞(G1)/2016年
2017スマートレイアー阪神牝馬S(G2)/2014・2016年なし
2016キタサンブラック天皇賞(春)(G1)/2016年天皇賞(春)(G1)/2016年
2015ラブリーデイ宝塚記念(G1)/2015年京都記念(G2)/2015年
2014ラストインパクト小倉大賞典(G3)/2014年なし

過去10年の京都大賞典の勝ち馬9頭がこれまでに何らかの重賞タイトルを手にしていました

このうちの5頭が京都の重賞レースを勝利しています。

京都大賞典は有力馬の始動戦であることから、これまでに大舞台で結果を残した馬が参戦します。

また、舞台となる京都芝2,400mもポテンシャル戦になりやすいことから、重賞を通して強い馬相手に結果を残した馬が活躍する傾向があります。

ちなみに、京都の重賞タイトルがない2014年のラストインパクトは前年の菊花賞で4着、2017年のスマートレイアーは3歳時に挑んだ秋華賞で2着入りしていました。

京都の重賞タイトルがない馬でも、同競馬場の重賞で好走した馬は侮れません。

今年の出走馬の中で重賞馬は5頭います。(かっこ内は主な重賞実績)

このうち、バビットを除いた4頭が京都の重賞を制していました。

・サトノグランツ
(京都新聞杯【G2】/2023年)

・ディープボンド

(京都新聞杯【G2】/2020年)

・バビット

(セントライト記念【G2】/2020年)

・ブローザホーン

(宝塚記念【G1】/2024年)※2024年の宝塚記念は阪神ではなく京都開催

・プラダリア

(京都大賞典【G2】/2023年)

【年齢】4~5歳馬中心だが6歳以上も毎年馬券に絡む

年齢成績単勝率連対率複勝率
4歳【3-4-2-17】11.5%26.9%34.6%
5歳【4-3-2-28】10.8%18.9%24.3%
6歳【1-2-3-28】2.9%8.8%17.6%
7歳【1-1-3-17】4.5%9.1%22.7%

過去10年の京都大賞典の好走馬を年齢別にまとめました。

3勝以上あげていたのが4~5歳馬です。

4~5歳馬は連対率も15%以上ありましたし、複勝率も高い水準で、馬券に中心になるでしょう。

しかしながら、過去10年、6歳以上の馬も12頭が馬券に絡んでいます。

しかも、毎年1頭以上6歳以上の馬が入線していました。

京都大賞典は4~5歳馬の好走率が高いレースですが、4~5歳馬が上位を独占した年はないので、三連系の馬券で予想する際は6歳以上の馬も抑えておきたいです。

今年の出走馬を年齢別にまとめました。

4歳
・ケイアイサンデラ
・サトノグランツ
・ジューンアヨニヨシ
・スマートファントム
・ドクタードリトル

5歳
・ブローザホーン
・プラダリア
・メイショウブレゲ

6歳以上
・シュヴァリエローズ(6脚)
・ディープボンド(7歳)
・バビット(7歳)

【脚質】先行と差し馬が中心

脚質成績単勝率連対率複勝率
逃げ【0-1-0-9】0.0%10.0%10.0%
先行【5-5-3-27】12.5%25.0%32.5%
差し【4-3-7-35】8.2%14.3%28.6%
追込【1-1-0-31】3.0%6.1%6.1%
まくり【0-0-0-1】0.0%0.0%0.0%

過去10年の京都大賞典の好走馬を脚質別に見てみると、馬券に絡んだ27頭が先行~差しの競馬で好走していました。

先行馬も差し馬も好走率は高く、とくに複勝率は30%前後をキープしています。

対して、逃げ馬の好走事例は1頭のみ追込馬も33頭が出走しましたが2頭しか馬券に絡めていません。

開幕週の京都はよっぽどのことがない限り高速馬場が濃厚で、しかも早い位置からペースアップする傾向があるため、逃げ粘りは至難、後方一気も厳しく、相対的に先行と差し馬優勢の舞台となっています。

京都大賞典の過去10年の人気別成績

人気成績単勝率連対率複勝率
1番人気【2-3-3-2】20.0%50.0%80.0%
2番人気【2-1-2-5】20.0%30.0%50.0%
3番人気【2-1-2-5】20.0%30.0%50.0%
4~6番人気【2-5-3-20】6.7%23.3%33.3%
7~9番人気【1-0-0-29】3.3%3.3%3.3%
10番人気以下【1-0-0-43】2.3%2.3%2.3%

1番人気は連複馬券の軸向き

過去10年の京都大賞典で1番人気は【2-3-3-2】でした。

複勝率80%で高いレベルで馬券に絡んでいます。

ただし、過去10年で勝利したのは2015年~2016年のラブリーデイとキタサンブラックで、直近7開催は1番人気の勝利がありませんでした。

そのため、1番人気はアタマ(1着固定)には不向きかもしれません。

もっとも、コンスタントに馬券に絡んでいることから、1番人気馬は馬連やワイド、三連複といった連複馬券の軸のほうが合ってそうです。

馬券に絡んだ28頭が1~6番人気

過去10年の京都大賞典で馬券に絡んだ28頭が1~6番人気の馬でした。

7番人気以下の馬はこれまで74頭が出走したものの、好走は2頭のみとなっています。

マカヒキの復活など、ドラマも多い京都大賞典ですが、過去10年の入線馬を見る限り、上~中位人気馬の活躍がメインで穴馬の台頭にはあまり期待できません。

ただし、7番人気以下で結果を残したマカヒキとドレッドノータスはどちらもレースを制していることから、思い切って穴馬をアタマ固定にしてみるのは面白いかもしれません。

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京都大賞典の過去10年の枠番別成績

枠番成績単勝率連対率複勝率
1枠【2-1-0-9】16.7%25.0%25.0%
2枠【1-1-2-9】7.7%15.4%30.8%
3枠【1-1-2-12】6.3%12.5%25.0%
4枠【1-2-0-13】6.3%18.8%18.8%
5枠【2-1-1-13】11.8%17.6%23.5%
6枠【2-1-0-15】11.1%16.7%16.7%
7枠【1-2-3-14】5.0%15.0%30.0%
8枠【0-1-2-19】0.0%4.5%13.6%

8枠のみ苦戦

過去10年の京都大賞典で8枠は【0-1-2-19】でした。

22頭が出走したものの好走したのは3頭のみです。

8枠から発走した2019年のグローリーヴェイズ(1番人気)や2021年のヒートオンビート(2番人気)といった人気馬も掲示板外に沈んでいました。

京都大賞典は内も中も外枠からも好走馬が出ていましたが、8枠のみ好走率は低かったので8枠を引いた馬は評価を下げても良いかもしれません。

今年の京都大賞典で8枠に入った馬はバビットブローザホーンです。

京都大賞典の過去10年の前走クラス別成績

前走クラス成績単勝率連対率複勝率
G1【5-6-7-25】11.6%25.6%41.9%
G2【0-1-1-27】0.0%3.4%6.9%
G3【3-1-1-27】9.4%12.5%15.6%
3勝クラス【1-1-1-3】16.7%33.3%50.0%

安定の前走G1組と高いパフォーマンスの前走3勝クラス組

過去10年の京都大賞典の好走馬を前走クラス別にまとめました。

安定した成績を残しているのが前走G1だった馬で、馬券に絡んだ30頭のうちの17頭、半数以上を占めています。

京都大賞典は今年の春までに大舞台で結果を残した馬が出走する傾向が強いです。

また、舞台となる京都芝2,400mもマグレの少ない舞台なので実力を発揮しやすいことから、大舞台に出走できるほどの実力がある馬が活躍傾向にありました。

しかし、それ以上に結果を残していたのはなんと前走3勝クラスの馬です。

前走3勝クラスの馬は【1-1-1-3】、馬券に絡んだ3頭は2018年以降の馬ばかりで近年調子を上げています。

ここ数年外厩の整備に伴い、有力馬の参戦が減少傾向にあることから、相対的にクラス戦上がりの馬が好走するケースが目立ちました。

前走3勝クラスの馬は安定している前走G1組よりも結果を残しているので、余裕があれば抑えてみても良いかもしれません。

今年の出走馬の中で前走がG1だった馬は4頭、3勝クラスだった馬は2頭いました。

前走G1
・スマートファントム(前走天皇賞(春)/4着)
・ディープボンド(前走宝塚記念/7着)
・ブローザホーン(前走宝塚記念/1着)
・プラダリア(前走宝塚記念/4着)

前走3勝クラス
・ケイアイサンデラ(ムーンライトハンデ/1着)
・ドクタードリトル(前走関ケ原ステークス/1着)

京都大賞典2024追い切り評価

京都大賞典2024追い切り評価はこちらの記事でご覧ください。

以上になります。
京都大賞典の予想の参考にしてみてください!

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