【チャンピオンズカップ2024予想】本命馬3頭+激走に期待できる穴馬2頭はこちら!
チャンピオンズカップ2024のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
チャンピオンズカップ2024の予想ポイント
- 勝ち馬はG1馬(Jpn1馬)から予想したい
- 単勝率、連対率は先行馬がもっとも高く、複勝率は逃げ馬も高い
- ミスプロ系の馬は馬券で抑えておきたい
- 馬単や三連系では1人気と3人気は馬券に加えたい
- 馬番1~9番が優勢、8枠は苦戦(好走は昨年のレモンポップのみ)
- 前走G1(Jpn1)&G2(Jpn2)を走った馬が活躍
チャンピオンズカップ2024予想の最終買い目
チャンピオンズカップが開催される日曜日の中京競馬場界隈は一日晴れの予報が出ていました。
前日土曜日の中京ダートはすべて良馬場で、全体的に時計はかかっています。
日曜日も晴れなので土曜日と同じような馬場でレースが行われるでしょう。
うましるでは晴れの良馬場、時計の出やすい馬場を想定しながらレース予想をまとめました。
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◎本命 2 レモンポップ
父 | Lemon Drop Kid |
母 | Unreachable |
母父 | Giant’s Causeway |
主な勝ち鞍 | チャンピオンズカップ(G1) 2023年 |
前走 | マイルCS南部杯(Jpn1) 1着 |
本命はレモンポップにしました。
これまで5つのG1(Jpn1)レースを制しており、昨年のチャンピオンズカップも死に枠8枠から果敢に飛び出して逃げ切りました。
このとき、ダート1,800mは初めてでしたが距離以上にスタミナが求められる中京ダートで最後まで脚色を引き出して勝ち切り、想像以上に強い競馬を見せています。
また、今回も引き続きコンビを組む坂井騎手とは【5-0-0-2】、勝利した5勝はすべてG1(Jpn1)で人馬の相性は文句なしです。
坂井騎手自身も過去10年のチャンピオンズカップで【1-0-1-0】と相性が良いです。
引退レースということで追い切りも徹底的に仕上げられており、いつでも出し切れるでしょう。
前日の時点で1番人気ですが、コース適性・騎手相性・ポテンシャルと、いずれも信頼できるので、有終の美を飾れることを信じたいです。
〇対抗 1 クラウンプライド
父 | リーチザクラウン |
母 | エミーズプライド |
母父 | キングカメハメハ |
主な勝ち鞍 | UAEダービー(G2) 2022年 |
前走 | コリアカップ(G3) 1着 |
対抗はクラウンプライドにしました。
一昨年のチャンピオンズカップは勝ち馬ジュンライトボルトに惜しくも差されましたが、それでも差のない2着なのでコース適性は高く、惜しい競馬でした。
昨年のチャンピオンズカップは人気を裏切る11着でしたが仕掛けも遅かったですし、もう少し仕掛けどころがかみ合えば上位争いできていたように思います。
今回は3年連続出走となりますが、近2戦は重賞レースを連勝しているように調子は高く、特に前走コリアカップは有力候補のウィルソンテソーロに5馬身差の完勝で、まだまだ侮れません。
また、1週前追い切りではウッドで超高速タイムを叩き出していることからここメイチで仕上げている感じもしました。
相手は強力ですが、いつG1タイトルを手にしてもおかしくない馬なのでここは2番手評価にします。
▲単穴 4 ペプチドナイル
父 | キングカメハメハ |
母 | クイーンオリーブ |
母父 | マンハッタンカフェ |
主な勝ち鞍 | フェブラリーステークス(G1) 2024年 |
前走 | マイルCS南部杯(Jpn1) 2着 |
単穴はペプチドナイルにしました。
今年のフェブラリーステークスはこれまで重賞勝利がなかったことから11番人気の低評価でしたが、激流の流れで先行し、差し有利の展開の中でも1頭だけ鮮やかに抜け出して勝ち切っています。
今年のフェブラリーステークスが超ハイペースの中で最後までスタミナを活かした走りができているので、流れてくれると力は引き出せそうです。
ポテンシャルに関しても前走マイルチャンピオンシップ南部杯で初めて対決したレモンポップ相手にぎりぎりまで詰め寄っての2着で、負けて強しでした。
今年は出走馬を見る限り前に行きそうな馬が多数いるので流れる可能性は高く、もしもペプチドナイルの展開になればここでも力のある競馬ができそうなので3番手評価にしました。
△連下 8 ウィルソンテソーロ
父 | キタサンブラック |
母 | チェストケローズ |
母父 | Uncle Mo |
主な勝ち鞍 | JBCクラシック(Jpn1) 2024年 |
前走 | JBCクラシック(Jpn1) 1着 |
ウィルソンテソーロは連下にしました。
昨年のチャンピオンズカップは上位を逃げ~先行馬が占める中、1頭だけ後方から突き抜けて2着に飛び込んできました。
レモンポップには惜しくも届きませんでしたが、それでもテーオーケインズやドゥラエレーデといった強敵を差し切っていますし、1頭だけ上がり最速36秒6(上がり2位の時計は37秒3)なので、キレッキレの脚で食いついています。
タフな馬場でも最後まで脚色を引き出しており、非凡な才能を証明しました。
その後も東京大賞典で2着、前走JBCクラシックは圧勝と、ポテンシャルの高さを見せています。
今回は昨年のリベンジとなりますが、コンビ相性の良い川田騎手が騎乗するのも心強いですし、昨年のような激走にも期待できるでしょう。
△連下 12 サンライズジパング
父 | キズナ |
母 | サイマー |
母父 | Zoffany |
主な勝ち鞍 | 不来方賞(Jpn2) 2024年 |
前走 | みやこステークス(G3) 1着 |
3歳馬のサンライズジパングも抑えます。
3走前の不来方賞の内容が良く、3コーナーまでは4番手の位置で競馬しつつ、3~4コーナーで早めに押し上げてそのまま突き抜けて完勝しました。
コーナーの下り坂の慣性を活かした早めの仕掛けがかみ合いましたし、直線にある急な上り坂も苦にせず、力ある競馬を見せました。
今回はキャリア初の中京となりますが、不来方賞の舞台だった盛岡と今回の中京は左回り、3~4コーナーが下り、直線が上り坂など、共通する項目が多く、盛岡で出し切れたら中京でもやれるのではないでしょうか。
前走みやこステークスでも早めに動いて古馬を蹴散らしていますし、古馬相手でもその実力は通用しています。
今期好調の武豊騎手が騎乗するのも良いですし、善戦に期待したいです。
△連下 5 ペイシャエス
父 | ペイシャエス |
母 | リサプシュケ |
母父 | ワイルドラッシュ |
主な勝ち鞍 | 名古屋グランプリ(Jpn2) 2022年 |
前走 | 武蔵野ステークス(G3) 4着 |
ペイシャエスも抑えます。
前々走のエルムステークスの内容が良く、道中先行競馬で脚を溜めつつ、直線で動いて先行していたドゥラエレーデを捕らえて優勝しました。
着差はクビ差でしたが、ペイシャエスは58キロ、対してドゥラエレーデは57キロだったことを考えると、着順以上にやれています。
前走武蔵野ステークスは4着ですが、内目から立ち回って最後まで粘り通していましたし、敗れはしたもののそこまで悲観するものではありません。
他の馬と比較すると実績が少ないので人気を落としていますが、近2戦は中身のある競馬を見せていたので、引き続きコンビを組む横山和生騎手なら一発穴を空けてくるかもしれません。
単勝
2 レモンポップ
馬連流し
軸馬:2
相手:1、4、5、8、12
三連複フォーメーション
1頭目:2
2頭目:1、4、5、8、12
3頭目:1、4、5、8、12
チャンピオンズカップ2024の有力馬3頭
今年のチャンピオンズカップも各路線から実力のある馬が多数参戦し、近年の中でも特にハイレベルとなっています。
今年の出走登録馬の中から実績上位の有力馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
レモンポップ
- チャンピオンズC (G1) 2023年
- フェブラリーS (G1) 2023年
- マイルCS南部杯 (Jpn1) 2024年
- マイルCS南部杯 (Jpn1) 2023年
- さきたま杯 (Jpn1) 2024年
- 根岸ステークス (G3) 2023年
昨年のチャンピオンズカップの勝ち馬兼、昨年JRA最優秀ダートホースであるレモンポップが連覇に挑みます。
もともと短距離ダートで抜群の安定感を誇っていた馬でしたが、昨年チャンピオンズカップは初めてのダート1,800m、しかもチャンピオンズカップにおいて死に枠といわれた大外15番からの発走でした。
しかし、騎乗した坂井騎手が積極的に押し上げてハナに立つと、最後までしぶとい走りで逃げ切り勝利を押さえました。
はじめての距離や枠の不安もありましたが、それらを払拭するパフォーマンスで見事下半期のチャンピオンに輝いたのでした。
今年に入ってからは3戦しか使っていませんが、近2戦はどちらもJpn1の舞台で勝ち切っており、衰えは見られません。
これまで海外を除いたすべてのレースで連対しているように、そのポテンシャルの高さは世代トップクラスといえるでしょう。
今回のチャンピオンズカップを以て、現役を引退することが決まりましたが、最後にどのような走りを見せてくれるか今から楽しみです。
ウィルソンテソーロ
- JBCクラシック (Jpn1) 2024年
- 白山大賞典 (Jpn3) 2023年
- マーキュリーカップ (Jpn3) 2023年
- かきつばた記念 (Jpn3) 2023年
これまでG1(Jpn1)の舞台で長く善戦していましたが、前走JBCクラシックでついに悲願のG1制覇を成し遂げたウィルソンテソーロが再びチャンピオンズカップに参戦します。
思えば、去年の今頃はローカル重賞の勝ち馬で止まっていましたが、昨年チャンピオンズカップはハイペースながらも前有利の舞台で1頭だけ上がり最速36秒6の末脚を使って2着に突っ込んできました。
上がり2位の末脚が37秒3なので1頭だけ痛烈な末脚を使って好走しています。
この1戦で本格化し、続く東京大賞典はたまたまゲートを飛び出したため、これまでとは違った逃げの競馬で2着、今年に入ってからもドバイワールドカップで4着、帝王賞や韓国のコリアカップで2着と、国内外問わず結果を残していました。
そして、秀逸だったのは前走JBCクラシックです。
今年のJBCクラシックは佐賀競馬で行われましたが、外枠から先行し、前の集団で競馬すると、2週目の3コーナー辺りで早くも先頭に躍り出て、独走、直線でも脚色を落とすことなくゴールし、2着のメイショウハリオに4馬身差を付けて楽勝しました。
ようやく、悲願のG1制覇を成し遂げ、大成したのです。
今回は昨年2着のチャンピオンズカップの舞台に挑みますが、昨年も好内容の2着でしたし、本格化したウィルソンテソーロがどのようなパフォーマンスを見せてくれるか、注目したいです。
ペプチドナイル
- フェブラリーS (G1) 2024年
今年のフェブラリーステークスで最後まで脚色を落とすことなく勝ち切ったのがペプチドナイルです。
ペプチドナイルはもともと夏の北海道ダートで結果を残していましたが、重賞勝ち鞍はありませんでした。
今年のフェブラリーステークスはこれまで経験したことがないダートマイルということで11番人気の低評価でしたが、激流のような舞台で先行し、差し馬有利の中で1頭だけ脚色を引き出して勝ち切っています。
残り400mの位置でにわかにペースを上げ、残り200mでさらに加速しているように、中距離時代に培ったスタミナが活きたかもしれませんが、超ハイペースだったことを考えたら着差以上の健闘といえました。
その後もかしわ記念で3着、前走マイルチャンピオンシップ南部杯は最後までレモンポップをマークして3/4馬身差の2着なので、フェブラリーステークスの走りがフロックでないことも証明されています。
今回は久々のダート1,800m戦となりますが、ダート1,800mは【3-0-0-2】と相性は良いです。
近走の走りを見ても安定感がありますし、特にマイルチャンピオンシップ南部杯は現役トップクラスの実力馬であるレモンポップと差のないことからここでも十分やれるでしょう。
春秋G1制覇に意欲と期待が高まるばかりです。
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チャンピオンズカップ2024の穴馬2頭
チャンピオンズカップは人気落ちの馬もたびたび馬券に絡んでいるので、三連系馬券で予想する際は人気落ちも抑えておきたいです。
今年の出走登録馬の中から配当妙味に期待できそうな穴馬を2頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ガイアフォース
- セントライト記念 (G2) 2022年
芝出身のガイアフォースも参戦します。
もともと芝の第一線で活躍していましたが、今年のフェブラリーステークスは初ダートにもかかわらず、中段から差し脚を伸ばして2着入りしています。
今年のフェブラリーステークスは芝のレース並みに序盤が流れたのでもともと後方組有利でしたが、それでも初めてのダートで一定以上のパフォーマンスを発揮できたのは驚きでした。
前走安田記念は再び芝に戻っての一戦でしたが、雨で稍重にも関わらず、時計が出る条件の中、勝ち馬ロマンチックウォリアーの0.3秒差まで詰め寄り2着入りしています。
芝でもダートでも安定して勝ち切っているのが印象深く、次世代の二刀流ホースになってもおかしくありません。
今回は再びダートに舞い戻りましたが、スタミナが問われる中京ダート1,800mでどれだけやれるかが課題でしょう。
3歳時には芝2,200mのセントライト記念を制しているので距離が持ってもおかしくないですが、昨年のレース内容を見る限り、マイル~芝2,000mがあってそうな感じもします。
コースもツーターンよりもワンターンのほうがよさそうな感じがするので、舞台が合うかどうかはやってみないと分かりません。
しかしながら、かみ合えば芝でもダートでもやれているので、はまれば侮れない存在となるでしょう。
ドゥラエレーデ
- ホープフルS (G1) 2022年
現役でもトップレベルで謎なローテーションを使われているのがドゥラエレーデです。
主な勝ち鞍こそ芝のホープフルステークスですが、昨年はチャンピオンズカップや東京大賞典でも馬券に絡んでおり、芝でもダートでも結果を残していました。
特に昨年のチャンピオンズカップは前有利だったとはいえG1の大舞台で最後まで脚色を落とすことなく3着入りしているのが印象深いです。
今年は勝ち鞍こそありませんが、3走前のエルムステークスは惜しい2着であるように、ツーターンのダートでも相変わらず活躍していました。
ただ、前走みやこステークスは序盤で3番手の位置をつけるも、3~4コーナーでも鈍く、直線で促されてからも反応が良くありませんでした。
ハイペースが影響したのか、少し負けすぎているような感じもします。
今回は仕切り直しの1戦となりますが、昨年のチャンピオンズカップの時のような走りができれば、巻き返しも狙えるかもしれません。
人気を落としたころにやってくるので追い切り次第で印を検討したいです。
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ここからはチャンピオンズカップの過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!
チャンピオンズカップ2024の概要
チャンピオンズカップは中京競馬場で開催されるダートの中距離G1競走です。
前身である【ジャパンカップダート】は前週開催されたジャパンカップを模範としており、2000年に東京競馬場で開催されました。
その後は競馬場や距離を変え、2014年からチャンピオンズカップという名称に変更したのち、中京ダート1,800mで開催され、現在に至ります。
レース設立当初の目標通り、下半期の最強ダートホースを決める一戦という位置づけがされている本競走ですが、外国馬の出走はほとんどありません。
そもそも、日本のダートと海外のダートは砂質が異なり、特にアメリカのダートは砂というより【土】です。
そのため、海外馬の参戦は前週行われたジャパンカップ以上に少なく、2019年以降は日本馬のみでチャンピオンの座を争っているのが実情なのです。
このように、国際G1としての地位には疑問が残る本競走ですが、日本馬の層は厚いです。
特にこの時期の中距離ダート馬はJBCクラシックとチャンピオンズカップ、そして暮れの東京大賞典までの間隔がちょうど良いので、競走馬の体調を考慮しながら使いたいレースを選択し、G1制覇を狙っています。
今年も各路線から実績豊富な馬が多数集結しました。
レース名の如く、チャンピオンを決めるのにふさわしい舞台となりそうです。
12月に行われる砂の頂上決戦。
砂の上で熱い戦いが繰り広げられようとしています―――。
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チャンピオンズカップ2024の開催内容
開催日 | 12月1日(日曜) 15:30発走 |
格付け | G1 |
開催競馬場 | 中京競馬場 11R |
コース | ダート1,800m |
性齢 | 3歳以上 |
斤量 | 定量 |
1着賞金 | 1億2000万円 |
チャンピオンズカップ2024が開催される中京のダート1,800mの特徴
スタート地点 | スタンド前真ん中の上り坂途中 |
コース | 左回り |
1周の距離 | 1,530m |
直線距離 | 410.7m |
高低差 | 3.4m |
フルゲート | 16頭 |
(過去5年) | 平均タイム1:55.6 |
コースレコード | 1:47.6 (2019年 名鉄杯【L】スマハマ) |
チャンピオンズカップのタイム | |
(過去10年) | 平均タイム1:51.2 |
レコードタイム | 1:48.5 (2019年 クリソベリル) |
スタート地点はスタンド前の坂の手前で、スタート直後にいきなり上り傾斜を駆け上がります。
スタートから最初の1コーナーまでの距離も長いうえ、最初の1,000mは終始上り坂を駆け上がる構造上ペースは落ち着きやすいです。
1,000mを過ぎると今度は長く下り傾斜を駆け降ります。
3~4コーナーも収支下り傾斜となっています。
また、3~4コーナーのちょうど中間地点がラスト3ハロンの標識となっているためこのあたりから各馬はペースを引き上げます。
最後の直線は約410mです。
直線に入っていきなりスタート直後に駆け上がった上り坂があります。
この急坂を乗り越えた後も長々と上りは続き、坂の途中にゴールはあります。
中京のダート1,800mは突き止めると上り坂と下り坂しかありません。
しかも、スタンド前にある急坂を2回も駆け上がるコースとなっているのでとにかくタフです。
スピード能力よりもスタミナやパワーが問われやすく、距離以上に中距離実績が問われやすい舞台となっているのです。
中京のダート1,800mはここをチェック!
- 上り坂スタート
- 長い上り坂を超え、長い下り坂を駆け下りるコース
- 最後の急坂が険しい
- スピードよりもスタミナとパワーが欲しい
- 逃げや先行馬が好走している
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チャンピオンズカップ2024の出走馬
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | クラウンプライド | 牡5 | 58.0 | 横山武史 |
2 | レモンポップ | 牡6 | 58.0 | 坂井瑠星 |
3 | ハギノアレグリアス | 牡7 | 58.0 | 岩田望来 |
4 | ペプチドナイル | 牡6 | 58.0 | 藤岡佑介 |
5 | ペイシャエス | 牡5 | 58.0 | 横山和生 |
6 | ドゥラエレーデ | 牡4 | 58.0 | R.ムーア |
7 | セラフィックコール | 牡4 | 58.0 | C.デムーロ |
8 | ウィルソンテソーロ | 牡5 | 58.0 | 川田将雅 |
9 | テーオードレフォン | 牡5 | 58.0 | 三浦皇成 |
10 | アーテルアストレア | 牝5 | 56.0 | 菱田裕二 |
11 | ミトノオー | 牡4 | 58.0 | 松山弘平 |
12 | サンライズジパング | 牡3 | 56.0 | 武豊 |
13 | ミックファイア | 牡4 | 58.0 | C.ルメール |
14 | スレイマン | 牡6 | 58.0 | 斎藤新 |
15 | グロリアムンディ | 牡6 | 58.0 | 北村宏司 |
16 | ガイアフォース | 牡5 | 58.0 | 長岡禎仁 |
チャンピオンズカップの過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2023 良 | 1 | 15 | レモンポップ | 1 | マイルCS南部杯(Jpn1) | 1 |
2 | 7 | ウィルソンテソーロ | 12 | JBCクラシック(Jpn1) | 5 | |
3 | 5 | ドゥラエレーデ | 9 | セントライト記念(G2) | 8 | |
2022 良 | 1 | 5 | ジュンライトボルト | 3 | シリウスステークス(G3) | 1 |
2 | 10 | クラウンプライド | 4 | JBCクラシック(Jpn1) | 2 | |
3 | 3 | ハピ | 6 | みやこステークス(G3) | 4 | |
2021 良 | 1 | 6 | テーオーケインズ | 1 | JBCクラシック(Jpn1) | 4 |
2 | 13 | チュウワウィザード | 3 | JBCクラシック(Jpn1) | 3 | |
3 | 11 | アナザートゥルース | 14 | みやこステークス(G3) | 3 | |
2020 良 | 1 | 11 | チュウワウィザード | 4 | JBCクラシック(Jpn1) | 3 |
2 | 2 | ゴールドドリーム | 3 | マイルCS南部杯(Jpn1) | 6 | |
3 | 13 | インティ | 10 | マイルCS南部杯(Jpn1) | 9 | |
2019 良 | 1 | 5 | クリソベリル | 2 | 日本テレビ盃(Jpn2) | 1 |
2 | 11 | ゴールドドリーム | 1 | マイルCS南部杯(Jpn1) | 3 | |
3 | 4 | インティ | 3 | みやこステークス(G3) | 15 | |
2018 良 | 1 | 2 | ルヴァンスレーヴ | 1 | マイルCS南部杯(Jpn1) | 1 |
2 | 12 | ウェスタールンド | 8 | 武蔵野ステークス(G3) | 7 | |
3 | 9 | サンライズソア | 3 | JBCクラシック(Jpn1) | 3 | |
2017 良 | 1 | 9 | ゴールドドリーム | 8 | マイルCS南部杯(Jpn1) | 5 |
2 | 13 | テイエムジンソク | 1 | みやこステークス(G3) | 1 | |
3 | 1 | コパノリッキー | 9 | JBCクラシック(Jpn1) | 2 | |
2016 良 | 1 | 8 | サウンドトゥルー | 6 | JBCクラシック(Jpn1) | 3 |
2 | 2 | アウォーディー | 1 | JBCクラシック(Jpn1) | 1 | |
3 | 4 | アスカノロマン | 10 | みやこステークス(G3) | 14 | |
2015 良 | 1 | 4 | サンビスタ | 12 | JBCレディスクラシック(Jpn1) | 2 |
2 | 1 | ノンコノユメ | 3 | 武蔵野ステークス(G3) | 1 | |
3 | 2 | サウンドトゥルー | 5 | JBCクラシック(Jpn1) | 2 | |
2014 良 | 1 | 8 | ホッコータルマエ | 2 | JBCクラシック(Jpn1) | 4 |
2 | 4 | ナムラビクター | 8 | みやこステークス(G3) | 3 | |
3 | 12 | ロマンレジェンド | 3 | エルムステークス(G3) | 1 |
【G1実績】勝ち馬9頭がG1馬
勝ち馬 | 勝ち馬 | ダートG1勝利数※ | 主なダートG1勝ち鞍※ |
2023 | レモンポップ | 2 | フェブラリーステークス |
2022 | ジュンライトボルト | 0 | なし |
2021 | テーオーケインズ | 1 | 帝王賞 |
2020 | チュウワウィザード | 2 | 川崎記念 |
2019 | クリソベリル | 1 | ジャパンダートダービー |
2018 | ルヴァンスレーヴ | 2 | ジャパンダートダービー |
2017 | ゴールドドリーム | 1 | フェブラリーステークス |
2016 | サウンドトゥルー | 1 | 東京大賞典 |
2015 | サンビスタ | 1 | JBCレディスクラシック |
2014 | ホッコータルマエ | 2 | 東京大賞典 |
過去10年のチャンピオンズカップの勝ち馬9頭はこれまでにダートG1もしくは地方交流Jpn1競走を勝利していました。
毎年実績のある馬が多数参戦しますが、G1はもっとも他馬との差がない定量に設定されているため、ポテンシャルの高い馬が勝ち切る傾向があります。
これまでにG1もしくはJpn1で勝ち切っている馬がチャンピオンズカップを制する傾向が強いため、G1(Jpn1)馬は評価を上げたいです。
今年の出走馬でG1(Jpn1)レースの勝ち馬は4頭います。(かっこ内は主な勝ち鞍)
【脚質】前に行く馬の好走率が高い
脚質 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 【1-0-3-7】 | 9.1% | 9.1% | 36.4% |
先行 | 【4-4-5-24】 | 10.8% | 21.6% | 35.1% |
差し | 【3-2-1-50】 | 5.4% | 8.9% | 10.7% |
追込 | 【2-4-1-45】 | 3.8% | 11.5% | 13.5% |
過去10年のチャンピオンズカップの好走馬を脚質別にまとめました。
単勝率がもっとも高かったのは11%の先行馬、次いで9%の逃げ馬です。
複勝率に関しては逃げと先行馬がそれぞれ35%を超えていました。
対して、差し馬は勝率5%、複勝率11%と目立たず、追込馬も勝率4%、複勝率13.5%でした。
舞台となる中京ダート1,800mは基本的に差しや追い込みが不利といわれており、相対的に前の馬が上位入選する傾向が強いです。
過去の戦績や枠の並びから、前に行きそうな馬は評価を上げたいです。
【血統】5年連続好走傾向にあるミスタープロスペクター系産駒
系統 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
サンデーサイレンス | 【4-6-4-52】 | 6.1% | 15.2% | 21.2% |
ミスタープロスペクター | 【4-2-5-32】 | 9.3% | 14.0% | 25.6% |
ノーザンダンサー | 【1-1-1-19】 | 4.5% | 9.1% | 13.6% |
ナスルーラ | 【1-1-0-20】 | 4.5% | 9.1% | 9.1% |
過去10年のチャンピオンズカップでサンデーサイレンス系の馬は14頭、ミスタープロスペクター系の馬は11頭が馬券に絡んでいました。
この2系統を比較すると、連対率はサンデーサイレンス系の馬がわずかに勝りますが、勝率と複勝率はミスタープロスペクター系の馬の高いです。
また、直近5開催に絞ってみると、ミスタープロスペクター系の馬は毎年馬券に絡んでいました。
このなかには2020年のインティ(10番人気)や2021年のアナザートゥルース(14番人気)、2023年のドゥラエレーデ(9番人気)のように、人気落ちの多くがミスタープロスペクター系です。
近年の傾向を見る限り、ミスタープロスペクター系の馬は抑えておきたいですね!
今年の出走馬の中でミスタープロスペクター系の馬は5頭いました。(かっこは父名)
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チャンピオンズカップの過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【3-3-0-4】 | 30.0% | 60.0% | 60.0% |
2番人気 | 【2-0-0-8】 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
3番人気 | 【1-3-3-3】 | 10.0% | 40.0% | 70.0% |
4番人気 | 【1-1-0-8】 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
5番人気 | 【0-0-1-9】 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
6~9番人気 | 【2-2-3-33】 | 5.0% | 10.0% | 17.5% |
10番人気以下 | 【1-1-3-61】 | 1.5% | 3.0% | 7.6% |
1番人気の信頼度はまずまず
過去10年のチャンピオンズカップで1番人気は【3-3-0-4】でした。
勝率30%、連対率60%と悪くありません。
チャンピオンズカップの前身であるジャパンダートダービー時代ほど1番人気の好走は目立ちませんが、それでも昨年は1番人気に支持されたレモンポップが逃げ切り勝利を収めているように、依然好走傾向にありました。
1番人気の信頼度はまずまずといえるでしょう。
上位人気馬でもっとも複勝率が高いのは3番人気
過去10年のチャンピオンズカップのなかでもっとも複勝率が高かったのは3番人気の馬です。
3番人気は【1-3-3-3】で複勝率は70%ありました。1番人気が60%なので1番人気よりも3番人気のほうが馬券に絡む可能性は高いです。
昨年こそ3番人気に支持されたクラウンプライドは11着に沈みましたが、それ以前は5年連続馬券に絡んでいるので、複勝馬券や三連複1頭軸には最適といえるでしょう。
過去10年、1番人気と3番人気は必ずどちらか馬券に絡んでいる
過去10年のチャンピオンズカップで1番人気と3番人気の馬は毎年どちらか馬券に絡んでいました。
馬券予想に悩んだときは1番人気と3番人気を抑えてみても良さそうです。
ただし、1番人気と3番人気がどちらも馬券に絡んだ年は3回しかないため、2頭の馬連やワイドの厚張りは控えたほうが良いかもしれません。
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チャンピオンズカップの過去10年の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【0-2-2-13】 | 0.0% | 11.8% | 23.5% |
2枠 | 【2-2-2-14】 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
3枠 | 【3-0-2-15】 | 15.0% | 15.0% | 25.0% |
4枠 | 【1-1-0-18】 | 5.0% | 10.0% | 10.0% |
5枠 | 【2-1-1-16】 | 10.0% | 15.0% | 20.0% |
6枠 | 【1-1-2-16】 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
7枠 | 【0-3-1-16】 | 0.0% | 15.0% | 20.0% |
8枠 | 【1-0-0-18】 | 5.3% | 5.3% | 5.3% |
8枠は相変わらず厳しい
過去10年のチャンピオンズカップで8枠は【1-0-0-18】でした。
勝利したのは昨年のレモンポップのみとなっています。
昨年はレモンポップに騎乗した坂井瑠星騎手が序盤に押し上げてハナに立ち、そのまま勝ち切っていますがそれ以前も全く好走傾向にありません。
8枠は依然苦戦傾向にあるといえるでしょう。
勝ち馬は1~9番の馬に注目したい
馬番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1~9番 | 【8-5-7-70】 | 8.9% | 14.4% | 22.2% |
10~16番 | 【2-5-3-56】 | 3.0% | 10.6% | 15.2% |
過去10年のチャンピオンズカップの勝ち馬8頭が馬番1~9番から出ていました。
また、2~3着に入線した12頭も1~9番の馬です。
チャンピオンズカップは8枠が不利ですが、相対的に内から中の馬が好走しており、好走率を見ても内~中枠のほうが多くみられました。
馬券予想の際は馬番号にも注目したいです。
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チャンピオンズカップの過去10年の前走クラス別成績
前走クラス | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
G1(Jpn1) | 【8-6-4-51】 | 11.6% | 20.3% | 26.1% |
G2(Jpn2) | 【1-0-1-3】 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
G3(Jpn3) | 【1-4-5-66】 | 1.3% | 6.6% | 13.2% |
オープン特別 | 【0-0-0-6】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走G1とG2だった馬に注目したい
過去10年のチャンピオンズカップの勝ち馬8頭が前走G1もしくはJpn1競走を使っていました。
また、2~3着馬10頭も前走G1(Jpn1)なので馬券に絡んだ半数以上を占めています。
前走G1(Jpn1)は素直に評価したいです。
なお、出走数は少ないものの、前走G2(Jpn2)だった馬は【1-0-1-3】で、勝率と複勝率は前走G1(Jpn1)組に勝っています。
前走G2(Jpn1)だった馬も評価できるでしょう。
今年の出走馬の中で前走G1(Jpn1)だった馬は6頭、前走G2(Jpn2)だった馬は1頭いました。
チャンピオンズカップ2024全頭考察
今年のチャンピオンズカップは有力馬が多数参戦し、G1にふさわしい一戦となりそうです。
ここからは、冒頭で紹介しきれなかった残りの出走馬について解説します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
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アーテルアストレア
- レディスプレリュード (Jpn2) 2023年
- 兵庫女王盃 (Jpn3) 2024年
- スパーキングレディーC (Jpn3) 2024年
紅一点のアーテルアストレアはこれまで主に牝馬限定交流重賞を使われ、その多くで馬券に絡んでいます。
特に、昨年のJBCレディスクラシックでは世代最上位の牝馬としのぎを削って3着に入線しました。
勝ったアイコンテーラーには完敗でしたが、2着のグランブリッジには半馬身差の2着です。
そして、その後も交流重賞で善戦していますし、前走レディスプレリュードも3着とはいえ勝ち馬グランブリッジや2着のアイコンテーラーとタイム差0.1秒なので十分健闘していました。
今回はJBCレディスクラシックをパスしてチャンピオンズカップに直行します。
昨年は後ろすぎて届きませんでしたが、今回は満を持して参戦となるので、強敵相手にどこまでやれるか、サンビスタ以来の牝馬の勝ち馬になれるか注目したいです。
クラウンプライド
- UAEダービー (G2) 2022年
- コリアカップ (G3) 2024年
- コリアカップ (G3) 2023年
- マーキュリーC (Jpn3) 2024年
G1の舞台で何度も馬券に絡んでいるクラウンプライドがG1奪取に挑みます。
3歳の時に挑んだチャンピオンズカップは騎乗した福永騎手が見事な立ち回りを見せてあわや初勝利という場面まで決まりましたが、伏兵ジュンライトボルトに差されてしまいました。
しかしながら、古馬になってからも国内外問わず安定したパフォーマンスを見せており、昨年チャンピオンズカップでは3番人気に支持されていましたが、仕掛けが甘くて11着に敗れています。
その後はしばらく凡走が目立ちましたが、2走前のマーキュリーカップは57キロの斤量、くわえて後ろ有利の展開の中、先行競馬で押し切って勝利しているように、少しずつ本調子を取り戻しているように感じます。
チャンピオンズカップは今年で3度目の挑戦となりますが、一昨年が惜しい2着なので適性には期待できるでしょう。
あとは、近2戦でコンビを組んだ横山武史騎手がどこで動かせるかがポイントとなりそうです。
横山武史騎手にとって中京はそこまで馴染みがないかもしれませんが、早めに促しても最後まで粘れそうなので、積極的な騎乗に期待したいです。
グロリアムンディ
- ダイオライト記念 (Jpn2) 2023年
- 平安ステークス (G3) 2023年
グロリアムンディはもともと芝出身の馬でしたが、ダートに転向してからはあっという間に4連勝し、一昨年のチャンピオンズカップは当時非重賞馬ながらも2番人気に支持されました。(結果は12着)
その翌年以降もダイオライト記念と平安ステークスを連勝しており、ダートの中心になりそうでしたが、その後はしばらく調子を落とします。
特に、3走前の平安ステークスや2走前のプロキオンステークスはG3の舞台でこれまでよりも相手は楽でしたが結果は掲示板外でした。
スランプに陥ったかのように思われましたが、前走ブラジルカップは一転して先行から粘り強く押し切って勝ち切り、下馬評を覆す走りを見せたのです。
このブラジルカップは2着以下と僅差ではありましたが、ハンデ戦ということでメンバーの中でも特に重たい58.5キロを背負いながら勝ち切っているので着順以上にやれたといえるでしょう。
今回は3年連続チャンピオンズカップの参戦となりますが、中京ダート自体は【2-0-0-2】と悪くありません。
ただ、前走激走したとはいえ、好走と凡走を繰り返しているので今回も走るかといわれるとクエスチョンマークが付きます。
また、仮に走ったとしても相手関係が強いので、現在のグロリアムンディが果たして上位争いできるかというと難しいところがあります。
現時点では印は打たないつもりでいます。
サンライズジパング
- 不来方賞 (Jpn2) 2024年
- みやこS (G3) 2024年
メンバー唯一の3歳馬であるサンライズジパングは今年の日本ダービーや皐月賞にも出走しており、芝・ダート問わず使われています。
しかしながら、昨年のJBC2歳優駿は勝ち馬フォーエバーヤングには完敗でしたが3着のブラックバトラー以下を8馬身突き放して2着に入線しているように、ダートの才能はこのあたりから垣間見られました。
そして、サンライズジパングの適性がかみ合ったのが盛岡で行われた不来方賞です。
Jpn2競走ということでこの段階での実力馬が多数揃いましたが、下り坂の慣性を活かした早仕掛けが見事かみ合い、独走、直線でもペースを引き上げて完勝しています。
スタミナとパワーを活かした走りで鮮やかに勝利し、ここから本格的にダート路線に照準を定めました。
前走のみやこステークスは初めての古馬戦、データと相性の悪い8枠発走でしたが中団やや後ろで脚を溜めつつ、向こう正面残り1,000mの標識辺りでまくりを開始し、直線手前で鞭が入ってからも長く脚を使って勝利しました。
スタミナを活かしたロングスプリントが得意で、早めに動いても止まらないので積極的な騎乗を行っても問題なさそうです。
今回はスタンド前に急坂がある中京が舞台ですが、不来方賞の内容を見る限り、似たようなコース形態でもやれているので大丈夫だと思います。
相手は相変わらず強いですが、サンライズジパングも本格化しつつあるので、強敵相手にどのような立ち回りを見せてくれるか、注目したいです。
スレイマン
- 門司ステークス (OP) 2024年
スレイマンは今年の門司ステークスを勝利した馬で、その後はアンタレスステークスやプロキオンステークス、そしてオーバルスプリントでも2着入りを果たしました。
重賞勝ち鞍こそありませんが、重賞の舞台で何度も馬券に絡んでいるのは好感が持てるでしょう。
中でも4走前のアンタレスステークスは2番手の位置で競馬しながら、直線でもペースを維持して勝ち馬ミッキーヌチバナの2着に入線しています。
1番人気に支持されたハギノアレグリアスには勝ち切っていますし、あわや重賞制覇もあり得た1戦で中身のあるレースでした。
プロキオンステークスも有力候補のヤマニンウルスには完敗でしたが2着入りしているようにいつ重賞勝ち鞍を手にしてもおかしくありません。
ただ、今回はG1ということでさすがに相手は強いかもしれません。
中京ダート自体は【3-0-0-1】と悪くないので出し切れる可能性は高いですが、強い相手にどれだけやれるか難しいところです。
いい馬ですが、ポテンシャル面で上位争いは厳しそうです。
セラフィックコール
- ダイオライト記念 (Jpn2) 2024年
- みやこステークス (G3) 2023年
昨年のみやこステークスでパワフルなまくりを決め、今年のダイオライト記念も勝利したセラフィックコールが再びチャンピオンズカップに帰ってきました。
みやこステークスまでは無敗の5連勝で勝利しており、その勝ちっぷりも評価されてチャンピオンズカップでは2番人気に支持されました。
ところが、前有利の展開でさすがに直線一気は厳しく、10着に敗れています。
今年のダイオライト記念はこれまでとは一転、先行競馬から後続を突き放しましたが、川崎記念は4~5番手の位置で競馬しつつ、2週目の3コーナー辺りで動きましたが使える脚が短く、5着に敗れました。
前走帝王賞も中団で脚を溜めましたが、馬群の中で出しづらかったのも影響したのか、直線では思うように脚を伸ばせず8着でした。
今回は休み明け緒戦となりますが、近2戦は使える脚が限られていましたし、これまで見せた持続力ある走りが霞んでいます。
今回はどれだけ人気するか未知数ですが、もともとチャンピオンズカップは後ろの馬が苦戦しがちなので脚質的にも難しいです。
近2戦は状態面も良くなかった可能性があるので、よっぽど追い切りで一変がない限りここは見送りたいです。
テーオードレフォン
- 福島民友カップ (L) 2024年
テーオードレフォンは前走福島民友カップの勝ち馬です。
脚質的には逃げ~先行競馬を得意としており、前々走のエルムステークスでも3着入りと、人気以上の走りを見せています。
前走福島民友カップは久々のレースでしたが5番手くらいの位置で最内から脚を溜めつつ競馬を行い、直線では残り200mの時点で1頭だけ手ごたえよく突き抜け、2着のサンライズアリオンに3馬身半の完勝でした。
直線では1頭だけ末脚が違っていましたし、鮮やかな勝ちっぷりが印象的です。
今回は中1週の強硬プランで挑みますが、さすがに間隔は短い気がします。
しかしながら、これまで堅実な走りを見せていましたし、2走前のエルムステークスも今回出走しているペイシャエスやドゥラエレーデに続く3着と、悪くありません。
状態面は気になるところですが、前走福島民友カップの勝ちっぷりは見事だったので、かみ合えば出し切れるかもしれないです。
ハギノアレグリアス
- シリウスステークス (G3) 2024年
- シリウスステークス (G3) 2023年
- 名古屋大賞典 (Jpn3) 2023年
重賞3勝馬のハギノアレグリアスも再びチャンピオンズカップに参戦します。
2年前にオープン入りしてからは数多くの重賞で好走しており、安定ある走りを見せました。
3走前のアンタレスステークスは人気を裏切る3着、続く平安ステークスも7着なので少し下火になりつつありましたが、前走シリウスステークスは最内から巧みな先行競馬で勝利し、まだまだ侮れません。
前走シリウスステークスは中京ダート1,900mで代替開催されましたが、オープンクラスで善戦しているオメガギネスを1馬身以上突き放して勝利しています。
しかも、トップハンデ59.5キロを背負って勝っているので着差以上に強い内容でした。
今年7歳で出走馬の中で最年長となりますが、前走シリウスステークスを見る限りまだまだ侮れないでしょう。
中京ダート適性も【3-1-0-1】と高いので、かみ合えば7歳にして初のG1制覇も狙えるかもしれません。
ペイシャエス
- 名古屋グランプリ (Jpn2) 2022年
- エルムステークス (G3) 2024年
- ユニコーンステークス (G3) 2022年
重賞3勝馬のペイシャエスも久々にG1の舞台を選択しました。
これまで重賞路線で堅実な走りを見せていますが、前々走のエルムステークスは見事な立ち回りを見せたドゥラエレーデを横から差し切って勝利しました。
ドゥラエレーデとの着差はクビ差でしたが、ドゥラエレーデが57キロに対してペイシャエスは58キロなので、着順以上にやれています。
直線入りの時点でも前の馬のために進路が狭く、横にいたテーオードレフォンに接触しながら追走していましたが、積極はともあれ要所の反応よく動けたのはペイシャエスの長所といえるでしょう。
前走武蔵野ステークスは久々のマイルということで4着でしたが、それでも勝ち馬エンペラーワケアの0.4秒差なので悪くありません。
近走を見る限り中距離以上で安定した走りを見せているので前走より距離延長は歓迎できるでしょう。
相手は強力ですが、エルムステークスも強い走りだったのでかみ合えば、善戦も可能ではないでしょうか。
ミックファイア
- JDD (Jpn1) 2023年
- 東京ダービー (G) 2023年
- 羽田盃 (G) 2023年
- ダービーグランプリ (G) 2023年
昨年の南関三冠馬であるミックファイアが出馬を表明しました。
当時地方馬しか参戦できなかった羽田盃と東京ダービーを勝利したのち、地方所属馬にとって鬼門といわれたジャパンダートダービーも勝利し、南関東所属ながらも三冠タイトルを手にし、中央競馬ファンにもその名を轟かせました。
三冠を制した段階でチャンピオンズカップの出馬も表明していましたが、輸送疲れがあったらしく、回避しています。
その後は東京大賞典から中央の一流ホースとしのぎを削っていますが、近4戦は残念ながら現在のところ勝利はありません。
しかし、今年は満を持してチャンピオンズカップに参戦します。
しかも、騎乗するのは名手ルメール騎手です。
近走の戦績を振り返るとどうしても中央と地方の能力の差がありそうにみえますが、距離はマイルより1,800m以上のほうが合いそうなので距離延長自体は良さそうです。
名手が南関最強馬の能力を引き出すことができるか、注目したいです。
ミトノオー
- 兵庫チャンピオンS (Jpn2) 2023年
- 平安ステークス (G3) 2024年
逃げ馬ミトノオーも参戦します。
今年4歳となるミトノオーはミックファイアが勝利したジャパンダートダービーで3着入りし、その後も重賞の第一線で活躍しています。
好走する時と失速するときがあり、安定感は欠けていますが、はまれば今年の平安ステークスのように押し切って好走するケースも珍しくありません。
今年の平安ステークスはG3とはいえハピやハギノアレグリアス、グロリアムンディなど有力候補相手に勝ち切っているので、かみ合えば強い相手にも結果を残していました。
ただ、前述したように走る時とは知らない時の差が激しいのも事実で、凡走するときは直線で一杯になることも珍しくありません。
幸いにも今回の舞台である中京ダート1,800mは前有利なのでスタミナが持つようでしたら粘れる可能性はあります。
ハマればチャンスはありそうですが、好走と凡走も多いので強くは狙いづらいですし、今回は逃げ筆頭候補のレモンポップもいるので主導権争いは少し厳しいかもしれないです。
枠や追い切りがよければ軽く抑えるかもしれません。
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チャンピオンズカップ2024の騎手予想
チャンピオンズカップ2024で買いたい騎手トップ3を公開しています。
チャンピオンズカップ2024追い切り評価
チャンピオンズカップ2024追い切り評価はこちらの記事でご覧ください。
以上になります。
チャンピオンズカップの予想の参考にしてみてください!