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【チャンピオンズC2024追い切り評価/全頭診断】超高速タイムを叩き出した〝アノ馬〟に最高評価「S」

チャンピオンズカップ2024追い切り評価記事のサムネイル画像

チャンピオンズカップ2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事ではチャンピオンズカップの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

11月27日の馬場状態

美浦
この日の美浦は坂路、ウッドチップどちらも重馬場でした。
美浦坂路の1番時計はトウシンマカオが出した4F51秒9ですが、全体的にはそこまで速い時計は出ていません。
ウッドの1番時計はサウザンサニーが記録した6F80秒0です。極端な高速馬場ではありませんが平均以上に出てそうです。

栗東
この日の栗東は坂路とウッドチップが重馬場、ポリトラックは良馬場でした。
坂路の1番時計はクルゼイロドスルが出した4F50秒5です。全体としては標準くらいでしょう。
ウッドの1番時計はセレッソフレイムが記録した6F78秒1です。いつも通りの高速馬場でした。
ポリトラックは統計数が少ないので判断しがたいですが、クラウンプライドの時計を見る限り高速馬場でした。

目次(読みたい項目をタップ)

チャンピオンズカップ2024追い切り評価/全頭診断コメント

チャンピオンズカップ2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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アーテルアストレア

アーテルアストレア 11月28日(木) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.639.413.1馬なり
1週前栗東CW(良)84.468.453.338.212.0強め
前走最終栗東CW(良)83.767.752.937.812.1一杯

紅一点のアーテルアストレアは28日木曜日に栗東坂路でルミッキ(牝3、1勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬なりで僚馬より3馬身先行し、4F53秒6-上がり1F13秒1の時計を記録しましたが僚馬に1馬身遅れています。
※僚馬(りょうば):同じ厩舎に所属する馬のこと

1週前の20日には栗東ウッドチップコースでペロ(牡3、1勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

このときは主戦の菱田騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目からペロを3~4馬身追走し、6F84秒4-上がり1F12秒0の時計を残しましたがペロに2馬身遅れてしまいました。

1週前は2頭の間から追い切りを行いましたが、強めの追い切りということもあってある程度負荷はかかっています。

ただし、直線では馬場の外目から馬なりで追われた格下のペロにあっさり交わされて先着を許していますし、時計自体も強めにしては目立ちませんでした。

どこかズブい場面も見られたので最終追い切りまでに良化したいところです。

その最終追い切りは栗東坂路で僚馬を置いて、馬なりで調整しましたが、道中少し頭が高くて落ち着きは感じられません。

終盤も2F12秒9から1F13秒1で減速していますし、僚馬ルミッキに遅れていました。

ルミッキは1勝クラスの馬でしかも馬なりだったことを考えたら、格下相手に遅れを取ったのはマイナスです。

2週続けて大きな上積みは感じられず、併せ馬と比較しても物足りない内容で、さほど良化は感じられませんでした。

ウィルソンテソーロ

ウィルソンテソーロ 11月27日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦坂路(重)  54.839.512.4馬なり
1週前美浦南W(稍重) 66.552.038.212.3馬なり
前走最終美浦南W(重) 66.451.637.711.9馬なり

前走のJBCクラシック(Jpn1)を制したウィルソンテソーロは美浦坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで4F54秒8-上がり1F12秒4の時計で軽く調整しました。

1週前の20日は美浦ウッドで単走を行っており、馬場の外目から馬なりで追って5F66秒5-上がり1F12秒3でここでも軽い調教でした。

前走から中3週と間隔を詰めていることもあって馬体は引き続きしまっています。

馬なりで軽い調教でしたが、最後まではきはきとした動きでまとめており、チークピーシーズの影響もあったのか、終始前方を意識しながらまとめることができました。

ただし、直線では終始右手前で手前替えはできていなかったので理想としては手前を替えながら立ち回ることができればなおよかったでしょう。

最終追い切りは坂路で単走、ここも軽い調整でしたが身体は軽いですし、1週前バランスの良い立ち回りで走破することができました。

時計自体はそこまで出ていませんが、好馬体を維持できていますし、追ったらいつでも動けそうです。

なお、昨年のチャンピオンズカップの最終追い切りが坂路で強めに追われて4F55秒1-上がり1F12秒4と、強めに追った割に時計は出していませんが、レースでは2着に入線していました。

ウィルソンテソーロは調教時計がなくても好走しているタイプなので、今回2週続けて時計が出ていなくても問題ないでしょう。

馬体も引き締まっていましたし、前走に引き続いて好走に期待できそうです。

ガイアフォース

ガイアフォース 11月27日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(重)  51.637.312.0馬なり
1週前栗東坂路(良)  49.836.912.0一杯
前走最終栗東坂路(稍重)  53.038.312.5馬なり

今年のフェブラリーステークス(G1)で2着入線したガイアフォースは栗東坂路で単走を行いました。

引き続きコンビを組む長岡騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計51秒6-上がり1F12秒0の時計で走破しています。

1週前の20日には栗東坂路でキャプテンネキ(牝3、3勝クラス)と併せました。

このときも長岡騎手が騎乗し、僚馬を5馬身半ほど追走する形で一杯に追われ、全体時計49秒8-上がり1F12秒0の自己ベストで同時併入しています。

今回は約半年ぶりのレースでしたが、一杯に促されたこともあって道中はパワーあふれる動きができています。

少し前脚は固い感じもしましたが、一杯に追ったとはいえ全体時計49秒8の自己ベストを叩き出したのも好感が持てます。

終いは2F11秒8-1F12秒0で減速していますが、序盤から1F13秒台前後で飛ばしていたことを考えたら多少の減速ラップは気にしなくて良いでしょう。

強く追ったことで最終追い切りまでにさらなる良化していることに期待したいです。

その最終追い切りは坂路で単走、馬なりで軽く行いましたが若干持たれる場面はあったものの、引き続き集中力の高い走りでまとめることができました。

軽めの調教でしたが全体時計51秒6は馬なりにしては優秀ですし、いい具合に仕上がったのではないでしょうか。

今回は久々のレースですが、2週続けて好内容でしたし、どちらも主戦の長岡騎手が騎乗していることから、このレースに対する意欲も感じられます。

コース適性がかみ合うようでしたら久々でも出し切れそうでした。

クラウンプライド

クラウンプライド 11月27日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東PT(良) 69.953.338.511.1馬なり
1週前栗東CW(良)76.462.850.136.812.0一杯
前走最終海外出走

前走韓国で開催されたコリアカップ(G3)を制したクラウンプライドは栗東のポリトラックコースでサラトガチップス(牡3、1勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して外ラチ沿いから馬なりで僚馬より4馬身先行し、6F69秒9-上がり1F11秒1の時計で1馬身半先着しています。

1週前の20日には栗東ウッドで単走を行いました。

小崎騎手が騎乗(レース当日は横山武史騎手が騎乗)し、馬場の真ん中から一杯に追われて6F76秒4-上がり1F12秒0の超高速タイム兼自己ベストを叩き出しています。

1週前の時計76秒4は一杯に追われたとはいえとんでもなく優秀です。

うましるで追い切り記事を始めたのが2023年のダービー以来だったと思いますが、1年半以上重賞追い切りを見てきた中でもおそらく最速だと思います。

序盤からかっ飛ばしていたとはいえ、最後まで一定のリズムでまとめることができました。

道中も活気のある動きで周回していますし、直線に入ってからも反応よく走破することができており、時計面でも動きの面でも好内容でした。

最終追い切りは併せ馬を置いてポリトラックコースで調整しています。

1週前に一杯に追ったので今回は馬なりで軽い調教でしたが、上手く折り合いをつけながらリズムよく動けていますし、直線に入ってからは僚馬に再び差を付けているように、勝負根性もありそうでした。

グレードの違いはあるものの、併せたサラトガチップスが一杯に対してクラウンプライドは馬なりだったことを考えたら着差以上に楽に先着できていますし、馬なりながら終い1F11秒1でまとめ切ったのも良いでしょう。

ここ数戦調子を上げていますが、今回は1週前の時計が秀逸で、大変良い仕上がりといえるのではないでしょうか。

枠順次第で重い印も検討したいです。

グロリアムンディ

グロリアムンディ 11月27日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(重)  52.838.212.5一杯
1週前栗東CW(良)⑦98.967.052.737.911.9一杯
前走最終栗東坂路(良)  53.138.812.4一杯

前走のブラジルカップ(L)で久々に勝利を手にしたグロリアムンディは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して一杯に追われて4F52秒8-上がり1F12秒5で負荷を掛けています。

1週前の21日には栗東坂路でピンクパラダイス(牝2、新馬)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

このときは荻野極騎手が騎乗(レース当日は北村宏司騎手が騎乗)し、馬場の外目からピンクパラダイスより4馬身先行する形で一杯に追い、7F98秒9-上がり1F11秒9の時計を記録しましたがピンクパラダイスに半馬身遅れています。

3頭併せのもっとも外から追い切りを行いましたが、道中の動きはまずまずといったところでしょうか。

ただ、強めに追われた新馬には遅れを取ってしまいましたし、もう1頭名称不明の馬にも最後は差し返される形となりました。

グロリアムンディが一杯に追われていたことを考えたら格下相手に遅れを取ってしまったのはいまいちです。

最終追い切りまでに良化に期待したいちころです。

その最終追い切りは坂路で単走、一杯に追われました。

しかしながら、脚取りこそ悪くないものの頭は右斜め前に向いていて集中しているかといわれると難しいところです。

追われてからの反応もそこまで目立つものではありませんでした。

前走ブラジルカップの最終追い切りは坂路で一杯に追われて4F53秒1-上がり1F12秒4なので時計を出さなくても好走しそうに見えますが、今回はさすがにG1の舞台なので前走と同じくらいの仕上がりでは好走は厳しいでしょう。

今年の出走馬は比較的仕上がり良好な馬が多いですが、グロリアムンディに関してはそこまで好内容とは言い難かったです。

サンライズジパング

サンライズジパング 11月27日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(重)  51.437.612.1強め
1週前栗東坂路(良)  55.640.913.2馬なり
前走最終栗東坂路(不良)  55.039.512.1馬なり

メンバー唯一の3歳馬であるサンライズジパングは栗東坂路でラキエータ(牝5、3勝クラス)と併せました。

今回もレースに騎乗する武豊騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を1馬身半追走する形で強めに追って4F51秒4-上がり1F12秒1の時計で同時併入しました。

1週前の20日にも坂路で単走を行っており、このときは馬なりで追って4F55秒6-上がり1F13秒2でほとんどキャンターです。

キャンターということで時計は度外視して良いでしょう。

ただ、リズムよく動けていますし、後ろ脚の踏み込みに力が入っていることから、相変わらずパワーは健在です。

この一追いでは判断しがたいですが、筋肉量も豊富ですし、追ったときにどのような動きを見せてくれるか楽しみです。

最終追い切りは併せ馬を置いて強めに追いましたが、少し首の使い方はオーバーな感じもしますが、迫力ある動きで追えています。

最後は終い2F12秒3-1F12秒1の加速ラップで僚馬に併入していますし、パワフルな動きを見せていました。

相変わらず馬体も大きく状態は維持できていますし、ここでも力は発揮できそうです。

スレイマン

スレイマン 11月27日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(重)  54.739.212.2馬なり
1週前栗東CW(良)83.768.453.337.811.8強め
前走最終栗東坂路(良)  53.838.912.5末強め

重賞で何度も2着入線しているスレイマンは栗東坂路で単走を行いました。

今回レースで騎乗する斎藤新騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで4F54秒7-上がり1F12秒2で軽くまとめました。

1週前の20日は栗東のウッドチップコースで単走を行っています。

このときは前走と前々走でコンビを組んでいた西村騎手が追い切りに騎乗し、外ラチ沿いから強めに追われて6F83秒7-上がり1F11秒8の時計で走破していました。

コーナーワークではそこまで強く追われていませんが、直線に入ってからはじわりとペースを引き上げ、西村騎手の手が動いてからもリズムよく追うことができています。

全体時計自体はそこまで目立つものではなかったものの、終い2F-1Fともに11秒8で長く脚を活かすことができました。

過去のウッド追いを見てみると、全体時計を出している時ほど減速ラップになっていたので、少しでも持続力ある走りができたいのは良かったのではないでしょうか。

ただ、全体時計はそこまで速いものではないので、全体としてはまずまずです。

最終追い切りは坂路で単走、馬なりで行いましたが、前脚の動きは機敏ですし、視線も前に向いていて走りに集中できていました。

後ろ脚の脚幅は少し広い感じもしますが、悪くない動きを見せています。

この馬なりに良化しているように見えました。

セラフィックコール

セラフィックコール 11月27日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(重)84.168.453.337.311.3馬なり
1週前栗東CW(良)80.865.350.736.011.4一杯
前走最終栗東坂路(不良)  58.942.513.4馬なり

帝王賞(Jpn1)以来、約5か月ぶりのレースとなるセラフィックコールは栗東のウッドチップコースでステイヤーズステークス(G2)に出走登録しているクールミラボー(牡4、オープン)と併せました。

今回テン乗り騎乗するC.デムーロ騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬を1馬身半追走し、6F84秒1-上がり1F11秒3の時計で僚馬に3馬身先着しています。

1週前の21日にも栗東ウッドで調整され、このときはランランガール(牝3、1勝クラス)と併せました。

ここでは助手が騎乗し、外ラチ沿いから僚馬を6~7馬身追走する形で一杯に追い、6F80秒8-上がり1F11秒4の時計で僚馬に4馬身先着しています。

1週前追い切り映像は直線に入ってからの映像しかありませんでしたが、助手が手を動かすと素早く反応し、先に抜け出していた僚馬をあっさり交わして楽に先着できています。

加速してからはぐいぐい追えているように、久々でもセラフィックコールらしい動きが確認できました。

久々ということで少し腹回りは丸い感じもしましたが、動き自体は良かったです。

最終追い切りも栗東ウッドで併せ馬を置いて調整されました。

ここはC.デムーロ騎手の手綱の元、馬なりで軽く行われましたが、コーナーから直線に掛けてはやや気性難が露呈しています。

しかし、直線に入って促されてからは終い2F11秒4-1F11秒3の好時計でまとめているように、引き続きセラフィックコールらしい走りができていました。

ただ、最終追い切りも少し腹回りは太い感じがします。

5か月ぶりのレースということで休み明けの影響は残ってそうでした。

久々でもセラフィックコールらしい走りは確認できたので決して悪い動きではありませんが、強い競馬だった昨年みやこステークス(G3)の時のほうが好仕上がりに感じます。

テーオードレフォン

テーオードレフォン 11月28日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)80.465.151.237.212.0一杯
前走最終栗東CW(良)82.766.251.536.911.5一杯

前走福島民友カップ(L)を制したテーオードレフォンは28日木曜日に栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から一杯に追い、6F80秒4-上がり1F12秒0の時計で強く負荷を掛けています。

前走から中1週ですが、中間追い切りは坂路で4本、ウッドで5本、すべてキャンターで調整されていました。

最終追い切りはこれまでとは違い、ウッドコースで一杯に追って調整されていますが、序盤からスピード感ある動きで立ち回ることができています。

直線に入って手前を替えてからもじわりとペースを引き上げ、最後まで変わらぬフォームで走破していました。

同じ姿勢でゴールまで追えていたのは良いでしょう。

終いは2F11秒5から1F12秒0で減速していますが、全体時計は6F80秒4で前走福島民友カップの時より時計を出しています。

欲を言えば最後まで脚色を維持できていたら良かったのですが、全体時計は良かったので現状でも問題ないでしょう。

この馬なりに良化しているように見えました。

ドゥラエレーデ

ドゥラエレーデ 11月27日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(重)  56.239.812.2馬なり
1週前栗東坂路(良)  55.440.212.6馬なり
前走最終栗東坂路(不良)  56.039.812.1馬なり

昨年のチャンピオンズカップで3着入線したドゥラエレーデは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで4F56秒2-上がり1F12秒2の時計で軽い調整で済ましています。

1週前の20日にも栗東坂路で単走を行っており、このときも助手が騎乗して馬なりで4F55秒4-上がり1F12秒6で時計は出していませんでした。

前走みやこステークス(G3)から中3週ということで負荷は掛けていませんが、道中はところどころ首を振る場面があり、気性の悪さを見せています。

動き自体は意外とリズミカルですが、安定感があるかといわれたら難しいところです。

最終追い切りも1週前追い切り同様坂路で単走、軽め調整を行いました。

1週前同様本線に入ってからは大きく首を振る場面がありましたが、しばらくしてからは前方を意識しながら高い集中力で動けています。

四肢の使い方も良かったですし、気性を除けば悪い内容ではありません。

なお、昨年のチャンピオンズカップの最終追い切りも良い内容ではありませんでしたが、蓋を開けてみれば3着に激走しました。

当サイトの追い切りを毎週チェックしている人ならいうまでもありませんが、ドゥラエレーデは追い切り映えしなくてもレース本番で上位争いする馬です。

今回の追い切りもそこまで目立つものではありませんが、少なくても昨年のチャンピオンズカップのときより集中して登坂していましたし、この馬なりに良化の気配は感じられました。

ハギノアレグリアス

ハギノアレグリアス 11月27日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(重)  55.440.412.7馬なり
1週前栗東坂路(良)  52.237.712.5一杯
前走最終栗東坂路(良)  54.339.412.3馬なり

前走のシリウスステークス(G3)でトップハンデ59.5キロを背負いながら勝利したハギノアレグリアスは栗東坂路で単走を行っています。

主戦の岩田望来騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで4F55秒4-上がり1F12秒7の時計で軽く調整しました。

1週前の20日も栗東坂路で調教を行っており、このときはロードクロンヌ(牡3、2勝クラス)と併せています。

ここでも岩田望来騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を1馬身半追走する形で一杯に追われて4F52秒2-上がり1F12秒5の時計を記録しましたが、僚馬にアタマ差遅れてしまいました。

馬場の真ん中から追われていましたが、脚取りも素早いですし、歩様も大きく最後まで力強い登坂ができています。

ただ、終いは2F12秒1-1F12秒5で減速していました。

ハギノアレグリアスはもともと追い切りで時計を出すタイプではありませんが、最後まで末脚を維持することができていたらなお良かったでしょう。

最終追い切りは単走、馬なりで軽く調整を行っていますが、少し首の使い方はオーバーかもしれません。

しかしながら、最後までリズムよく登坂できていました。

1週前に一杯に追ったものの特別大きな上積みは感じられませんでしたが、この馬なりに出し切れそうな状態には仕上がっているように見えました。

ペイシャエス

ペイシャエス 11月27日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(重) 67.351.336.811.5馬なり
1週前美浦南W(重) 69.954.339.312.1馬なり
前走最終美浦南W(稍重)84.767.752.638.111.5馬なり

今年のエルムステークス(G3)を制したペイシャエスは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

前走に引き続きコンビを組む横山和生騎手が追い切りに騎乗し、馬場の3分どころから馬なりで5F67秒3-上がり1F11秒5の時計で登坂しています。

1週前の21日にも美浦ウッドで単走、横山和生騎手が騎乗し、馬場の3分どころから馬なりで6F69秒9-上がり1F12秒1でまとめていました。

道中ほとんど軽めの動きでしたが、間隔を詰めて使われていることもあって身体は引き締まっています。

また、直線に入ってからも終い2F13秒0から1F12秒1で自ら加速しており、レース感覚は維持できていました。

少し細いような感じもしましたが、ペイシャエスらしい走りは健在で、悪くありません。

最終追い切りもウッドコースで単走、軽い調整でしたが、道中は軽快な立ち回りを見せていました。

直線で手前を替えてからも終い2F12秒1から1F11秒5でまとめることができていますし、馬なりながらも好感の持てる動きができています。

今回は前走武蔵野ステークス(G3)から中2週と間隔を詰めていることもあり、中間は軽めの調整で済ましていますが、2週続けてペイシャエスらしい走りができていました。

エルムステークス(G3)のころと比較すると少し細い感じはしますが、動きは悪くなかったですし、引き続き力を引き出せそうです。

ペプチドナイル

ペプチドナイル 11月27日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(重)  56.240.011.9馬なり
1週前栗東CW(良)85.469.353.438.712.0馬なり
前走最終栗東坂路(稍重)  55.539.412.3馬なり

今年のフェブラリーステークス(G1)を制したペプチドナイルは栗東坂路でホークフィールド(牡3、1勝クラス)と併せました。

主戦の藤岡佑介騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を1馬身半追走し、全体時計56秒2-上がり1F11秒9の時計でクビ差先着しています。

中間追い切りは映像こそ上がっていませんが、23日に栗東坂路でペプチドヤマト(牡5、3勝クラス)と併せています。

このときも藤岡騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を4馬身追走する形で一杯に追って4F51秒2-上がり1F12秒0の時計で同時併入、一杯に負荷を掛けていました。

その前の20日は栗東ウッドチップコースで単走を行っていました。

このときも藤岡騎手が追い切りに騎乗し、馬場の3分どころから馬なりで6F85秒4-上がり1F12秒0の時計で軽くまとめています。

道中はゆったりした動きで時計は出していません。

腹回りも少し太いような感じがしますが、最後はこの馬なりに脚色を伸ばしており、動き自体は悪くありませんでした。

その後は23日に強く追ったうえで、最終追い切りは栗東坂路で併せ馬を置いて軽く調整しています。

23日に一杯に追った後の追い切りですが、序盤はそこまで活気がありません。

手前替えの際も少しバランスを崩していましたし、いまいち見栄えしませんでした。

もっとも、手前を替えてしばらくしてからはペプチドナイルらしい力ある動きを見せており、G1馬らしい走りで走破できたので悪い追い切りではありません。

ペプチドナイルはそこまで追い切り映えするタイプではないので現状でも力は引き出せそうですが、追い切り自体はまずまずの出来でした。

ミックファイア

ミックファイア 11月26日(火) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切大井外(良) 65.452.038.212.8馬なり
前走最終大井外(重) 62.450.037.012.0一杯

昨年の南関三冠馬であるミックファイアは大井の外回りコースで単走を行いました。

今年のフェブラリーステークス(G1)でコンビを組んだ家の騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで5F65秒4-上がり1F12秒8の時計で軽くまとめています。

中間追い切りのデータは10月27日と11月1日に大井ダートコースで馬なり調教が確認でいました。

もしかしたらこれ以外にも追い切りを行っているかもしれません。

最終追い切りも軽く調整する程度でしたが、得意の多い競馬で調整した影響もあるのか、コーナリングも器用でしたし、身体の使い方も軟らかそうです。

馬なりということで時計は目立っていませんが、馬体も引き締まっています。

終いは2F12秒6-1F12秒8で減速していますが、立ち回りは良かったですし、追えばベストは尽くせそうでした。

名手ルメール騎手とのコンビで中央勢と間に割って入ることができるか、注目したいです。

ミトノオー

ミトノオー 11月27日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(重)82.866.851.736.811.6強め
1週前美浦南W(稍重)84.470.254.839.111.9馬なり
前走最終美浦南W(重)83.366.751.937.611.9G前仕掛け

今年の平安ステークス(G3)を制したミトノオーは美浦のウッドチップコースでマスクオールウィン(牝3、オープン)と併せました。

木幡巧也騎手が追い切りに騎乗(レース当日は松山騎手が騎乗)し、馬場の外目から僚馬を4~5馬身追走する形で強めに追われて6F82秒8-上がり1F11秒6の時計で同時併入しました。

1週前の20日には美浦ウッドでピースヒロフェイス(牝3、1勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行っています。

このときは助手が騎乗し、馬場の外目から馬なりでピースヒロフェイスを2馬身追走し、6F84秒4-上がり1F11秒9の時計で同時併入しました。

2頭の真ん中から追い切りを行いましたが、頭を低くしながらの追い切りで少し後ろ向きな内容です。

また、馬体も太く、悪い意味で前走みやこステークス(G3)の時と差がありません。

動き自体は悪くありませんが、あまり絞れている感じがなく、もう少し負荷を掛けても良さそうでした。

最終追い切りはマスクオールウィンと併せて強めに追われていますが、脚色を強くしたこととチークピーシーズを着用していることもあって前方に集中しながら動けています。

馬具の影響もあって1週前よりは走りに集中できていました。

ただ、相変わらず太いです。

もう少し絞ったほうが本来の調子を取り戻せるでしょう。

中間で一杯に追ったほうが良かったかもしれません。

レモンポップ

レモンポップ 11月28日(木) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)82.466.250.636.211.3G前仕掛け
1週前美浦南W(重)⑦96.064.750.136.811.5直強め
前走最終美浦南W(稍重)81.966.851.837.111.5G前仕掛け

昨年のチャンピオンズカップの勝ち馬で、ここがラストランとなるレモンポップは28日の木曜日に美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の3分どころからゴール前で仕掛けられ、6F82秒4-上がり1F11秒3の時計で終い重視の追い切りを行っています。

1週前の21日には美浦のウッドチップコースでルージュアベリア(牝3、2勝クラス)と併せていました。

このときは主戦の坂井騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を1馬身半追走する形で直線強めに追われて7F96秒0-6F79秒5-1F11秒5の自己ベストで僚馬に3馬身先着しています。

1週前は僚馬の外目から立ち回りましたが、道中僚馬をマークするかのように軽い脚取りで立ち回り、手前を替えてからは一気に加速してあっさり僚馬を交わしました。

要所の反応も素晴らしいですし、促されてからの加速力も良く、陣営の思い通りの動きができたことでしょう。

レモンポップは現在6歳馬ですが、この年になって全体時計は自己ベストを記録しているのも評価したいですし、文句なしの追い切りができていました。

最終追い切りも引き続き美浦ウッドで調整され、ゴール前仕掛けで行われましたが、序盤から相変わらずスピーディな動きを見せていますし、前脚の使い方もリズムよいです。

直線に入ってからは馬体を大きく伸ばして終い1F11秒3でまとめていますし、最後の最後まで力強い末脚が確認できました。

今回は2週続けて終いを意識した追い切りが行われていましたが、どちらも非の付け所がない素晴らしい内容です。

これまで以上に究極的に仕上がっていましたし、自身の競馬を貫き通すことができれば、有終の美も飾れるのではないでしょうか。

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チャンピオンズカップ2024追い切り評価ランキング

評価馬名
クラウンプライド
レモンポップ
ウィルソンテソーロ
ガイアフォース
サンライズジパング
スレイマン
セラフィックコール
テーオードレフォン
ドゥラエレーデ
ハギノアレグリアス
ペイシャエス
ペプチドナイル
ミックファイア
アーテルアストレア
グロリアムンディ
ミトノオー
 
E(測定不能) 
同評価内は50音順になります。

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