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【中日新聞杯2024追い切り評価/全頭診断】実力上位の〝アノ馬〟にトップ評価「S」

中日新聞杯2024追い切り評価記事のサムネイル画像

中日新聞杯2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では中日新聞杯の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

12月4日の馬場状態

美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに良馬場でした。
坂路の1番時計はロジアデレードの4F50秒3です。全体としては標準よりも速い時計を出す馬が多くいました。
ウッドの1番時計はセイウンガレオンの6F79秒4です。こちらはいつも通りの高速馬場です。

栗東
この日の栗東も坂路、ウッドともに良馬場でした。
坂路の1番時計はカペラステークス(G3)に出走登録しているチェイスザドリームの4F48秒6です。全体的に高速馬場傾向でした。
ウッドは1番時計がボタニカルガーデンの6F78秒5です。
6F79秒以下の時計で走破した馬が8頭もおり、美浦以上に時計は出ています。

目次(読みたい項目をタップ)

中日新聞杯2024追い切り評価/全頭診断コメント

中日新聞杯2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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アスクワイルドモア

アスクワイルドモア 12月4日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良) 67.252.037.211.7強め
前走最終栗東CW(良)84.868.652.937.511.4馬なり

復活の兆しをつかみたいアスクワイルドモアは栗東のウッドチップコースでレッドフェルメール(牡2、新馬)と併せ馬を行いました。

田口騎手が追い切りに騎乗(レース当日は西塚騎手が騎乗)し、馬場の真ん中から僚馬より2馬身半先行する形で強めに追われて5F67秒2-上がり1F11秒7の時計を記録しましたが僚馬にアタマ差遅れてしまいました。
※僚馬(りょうば):同じ厩舎に所属する馬のこと

前走福島記念(G3)から中3週と間隔は短いですが、前走翌週から追い切りを再開し、坂路で7本、ウッドで1本の時計を記録しています。

なお、映像はありませんが2週前の20日には栗東坂路でドラゴンテイラー(牡2、新馬)と併せて強めに追われ、4F55秒3-上がり1F12秒9で負荷を掛けていました。

最終追い切りも強めに追われていましたが、道中は意外ときびきび動けています。

ただ、間隔を詰めている割に少し腹回りは太いように見えました。

また、今回の追い切りでは新馬の僚馬より先行する形で強めに追われたものの、最後は交わされて遅れているのも気になるところです。

併せたレッドフェルメールは新馬且つ馬なりで追われていたのに対し、アスクワイルドモアは重賞馬且つ強めで遅れはいただけません。

前駆やトモの筋肉量は豊富で前向きな動きはできているものの内容があまり良くないことから復調は程遠いでしょう。

アドマイヤハレー

アドマイヤハレー 12月4日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)83.867.052.237.711.7馬なり
1週前美浦南W(稍重) 67.252.037.912.0馬なり
前走最終美浦南W(重)81.265.851.136.712.1G前仕掛け

今年の迎春ステークス(3勝クラス)を制したアドマイヤハレーは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで追われて6F83秒8-上がり1F11秒7の時計でまとめています。

1週前の28日には美浦ウッドでドゥカート(牡2、1勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

ここでも助手が騎乗し、馬場の外目から馬なりでドゥカートより3馬身半先行し、5F67秒2-上がり1F12秒0の時計で同時併入しています。

3頭併せの大外から立ち回りましたが、少し前駆は太い感じがしました。

しかしながら、コーナーから直線に掛けてはきはき動けていますし、前向きな動きでまとめることができたのは良いでしょう。

終いも2F12秒7から1F12秒0でまとめており、最後は3頭併入していることからも、状態面は悪くなさそうです。

最終追い切りもウッドで馬なり、軽めに行われましたが1週前同様首をうまく使いながら軽い脚取りでコーナーを周回し、手前を替えてからも一瞬息を入れつつ再加速してまとめています。

時計自体は目立ちませんが、瞬発力と持続力のある動きでまとめており、追えば動けそうです。

オープン入りしてからはなかなか結果を残せておらず、時計も目立ちませんが、追い切り自体は悪くありません。

何気に今年のアルゼンチン共和国杯や日経賞(どちらもG2)でも上位争いしているように、かみ合えばオープンクラスでもチャンスはあるでしょう。

今回の最終追い切りは時計こそ出していないものの、時計以上に好内容の動きだったので引き続き上位争いに期待しても良さそうでした。

エヒト

エヒト 12月4日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  51.436.811.6一杯
1週前栗東坂路(重)  52.437.311.9馬なり
前走最終海外出走

前走サウジアラビアのレースから約10か月ぶりのレースとなるエヒトは栗東坂路で単走を行いました。

3年ぶりにコンビを組む浜中騎手が追い切りに騎乗し、一杯に追われて全体時計51秒4-上がり1F11秒6の時計でまとめています。

中間追い切りは11月中旬から再開しており、坂路で13本(うち6本は時計を出しています。)の時計を記録し、強気な調整が行われています。

このうち、1週前の27日は栗東坂路でフロムダスク(牡4、3勝クラス)と併せました。

このときは馬なりで僚馬を2馬身追走し、全体時計52秒4-上がり1F11秒9の時計で同時併入しています。

馬場の真ん中から追い切りを行いましたが、中間に強めに追い切りを重ねたこともあって道中視線を前方に向けながら淡々とした動きで登坂していました。

終盤少し僚馬にもたれる場面もありましたが、特に気にする素振りもなくゴールしており、精神的な落ち着きも健在です。

最終追い切りは浜中騎手が騎乗し、1週前とは一転して一杯に追われました。

序盤から中盤までは他馬の影に隠れていて確認が取りづらいですが、中盤以降ははきはきとした動きでまとめている姿が確認できました。

一杯に追ったことで力強く坂路を駆けあがっていますし、状態は良さそうで休み明けの影響もないでしょう。

全体時計51秒4に関しては、エヒトはいい時期は4F49秒を切る時計を何度も出しているのでエヒトからしたら標準くらいかもしれませんが、パワフルな動きは良かったです。

現在の中京は開催2週目ということで時計が出る可能性がありますが、気温が下がってタフな馬場になるようでしたら力を発揮できそうです。

休み明けでもいい仕上がりでした。

エリカヴァレリア

エリカヴァレリア 12月4日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦坂路(良)  51.237.412.4一杯
前走最終札幌芝(重) 66.451.737.412.3馬なり

前々走のジューンステークス(3勝クラス)を制したエリカヴァレリアは美浦坂路でアリアルブラック(牡2、未勝利)と併せました。

助手が騎乗して僚馬を2馬身半追走する形で一杯に追われ、4F51秒2-上がり1F12秒4の時計で同時併入しています。

前走から約3か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは11月10日ごろから再開し、坂路の本数が31本と坂路で入念な調整が行われました。

このうち、映像はありませんが1週前の28日にも美浦坂路でイノセントキャット(牝3、1勝クラス)を置いて一杯に追われ、4F54秒3-上がり1F12秒0で一杯に負荷を掛けています。

今回は2週続けて併せ馬を置いて一杯に追われましたが、最終追い切り映像はJRAレーシングビュアーに上がっていなかったので動きの確認は取れませんでした。

しかしながら、全体時計51秒2はこれまでのエリカヴァレリアの時計の中で2番目に速く、1週前よりも3秒近く時計を出しています。

時計を見る限り、1週前に一杯に追ったことで良化していることでしょう。

動きが読めないので評価しづらいところですが、2週続けて一杯に追ったことでさらなる良化にも期待できそうですし、当日のパドックや返し馬の内容が良ければ好走にも期待して良いかもしれません。

キングズパレス

キングズパレス 12月4日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)84.067.352.337.911.5馬なり
前走最終美浦南W(良)83.066.251.337.211.3強め

ローカル重賞で結果を残し続けているキングズパレスは美浦のウッドチップコースでヴィーデ(牡2、未勝利)と併せました。

再びコンビを組む松岡騎手が追い切りに騎乗し、馬場の2分どころから馬なりで僚馬を1馬身半追走し、6F84秒0-上がり1F11秒5の時計で僚馬に1馬身先着しています。

前走天皇賞(秋)(G1)から5週ぶりのレースとなりますが、天皇賞(秋)の翌週から追い切りを再開しており、坂路で23本(すべてキャンター)、ウッドで5本の時計を記録していました。

なお、映像はありませんが1週前の27日も美浦ウッドで追い切りを行っており、このときはコレクテイニア(牡4、1勝クラス)と併せています。

ここでも松岡騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を7馬身追走する形で直線一杯に追われて5F64秒8-上がり1F11秒6の自己ベストで僚馬に3馬身先着していました。

1週前に思いっきり追ったため最終追い切りは馬なりで軽い追い切りでしたが上手に首を使ってリズムよく動けています。

ただ、直線では手前替えがだいぶ遅れています。

また、前走天皇賞(秋)における最終追い切りと比較すると、全体時計、最終追い切りともに劣っていました。

脚質が違うので一概に言えませんが、天皇賞(秋)の時が馬場の外目から立ち回ったのに対し、今回は馬場の2分どころから動いていたので、もう少し時計が出ても良かったと思います。

1週前に自己ベストを記録しているので良化していてもおかしくありませんでしたが、最終追い切りは意外と目立たず、天皇賞(秋)や新潟記念(G3)のほうが出来は良かったです。

クルゼイロドスル

クルゼイロドスル 12月4日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.638.412.7馬なり
前走最終栗東坂路(良)  54.439.412.8馬なり

前々走の関越ステークス(OP)でレコード記録を叩き出したクルゼイロドスルは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗し、馬なりで全体時計53秒6-上がり1F12秒7の時計でまとめています。

前走から中6週となる今回、中間追い切りは11月に入ってから再開し、坂路で10本、ウッドで9本(すべてキャンター)の時計を記録していました。

なお、映像はありませんが1週前の27日には栗東坂路で単走、一杯に追われて全体時計50秒5-上がり1F12秒4の自己ベストを記録しています。

最終追い切りは馬なりでソフトな調整が行われましたが、序盤こそ頭を振る場面がありましたが、やがて落ち着いてからは前方に集中しています。

脚取りも軽快ですし、軸足もぶれず、しかも脚さばきも速いのも良いでしょう。

ただ、全体時計53秒6に対して終い2F12秒5-1F12秒7で減速しているのは気になるところです。

もともと坂路で時計を出すタイプではありませんが、1週前に自己ベストを出して負荷を掛けていたので最後まで脚色を伸ばすことができていたらいうことありませんでした。

時計に目を瞑れば好内容の動きでしたが、初めての芝2,000mのレースとなる今回、もう少し持久力のある動きが確認できたらなお良かったです。

コスモキュランダ

コスモキュランダ 12月4日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)83.867.352.537.711.8馬なり
前走最終美浦南W(良)83.766.852.337.711.7馬なり

今年の弥生賞ディープインパクト記念(G2)を制し、皐月賞(G1)でも2着入線したコスモキュランダは美浦のウッドチップコースでマオノアラシ(牡4、3勝クラス)と併せ馬を行いました。

今回初コンビを組む横山武史騎手が追い切りに騎乗し、馬場の3分どころから馬なりで僚馬を3馬身追走し、6F83秒8-上がり1F11秒8の時計で僚馬に2馬身先着しています。

前走の菊花賞(G1)以来、約1カ月半ぶりのレースとなりますが中間追い切りは11月中旬から再開し、坂路で8本、ウッドで1本の時計が確認できました。

なお、映像はありませんが1週前の27日には美浦ウッドでエメリヨン(牝4、2勝クラス)と併せており、このときは馬場の真ん中から僚馬を3馬身半追走する形で一杯に追われて5F67秒1-上がり1F11秒2で僚馬に半馬身先着していました。

最終追い切りは軽めでしたが引き続き僚馬を置いて調整されています。

軽めの調整でしたが、1週前に一杯に追われたこともあって身体は締まり、筋肉豊富な姿で追われていました。

コーナーワークから推進力ある動きで周回していますし、直線では手前替えは遅れたものの、その後はグンと加速して僚馬を突き放しています。

動きもスムーズでしたし、久々でもコスモキュランダらしい走りはできていました。

時計面で見ても前走菊花賞と差はないですし、菊花賞に近い仕上がりではないでしょうか。

距離も2,000mのほうが合ってそうですし、重ハンデを克服できれば好走にも期待できそうです。

ジェイパームス

ジェイパームス 12月4日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦坂路(良)  53.338.612.4馬なり
前走最終美浦南W(良)  52.537.311.9馬なり

今年のむらさき賞(3勝クラス)を制したジェイパームスは美浦坂路でリゲルステークス(L)に出走登録しているゴンバデカーブース(牡3、オープン)と併せました。

助手が騎乗して僚馬を1馬身追走する形で馬なり追いを行い、4F53秒3-上がり1F12秒4の自己ベストで同時併入しています。

中間追い切りは11月中旬から再開し、坂路で11本、ウッドで2本の時計を記録していました。

なお、映像はありませんが1週前の28日は美浦ウッドでゴンバデカーブースと併せており、このときは馬場の外目から僚馬より2馬身半先行する形で強めに追われて5F65秒6-上がり1F11秒2の時計で僚馬に3馬身先着しています。

最終追い切りは坂路で行われましたが本線では少しハナを上げそうになりながらの追い切りで少し気性難はありそうです。

しかしながら、1週前に強く追った影響もあって序盤からパワフルな動きができていました。

特にチップの蹴上げ量が豊富で踏み込みにも力が入っており、気持ちも乗っています。

あまり目立ちませんが馬なりで4F53秒3もジェイパームスの自己ベストですし、悪くなさそうです。

半兄キラーアビリティも中日新聞杯を制しているのでコース適性がかみ合ってもおかしくないですし、展開が向けば力を引き出せるかもしれません。

シランケド ※取消

シランケド 12月4日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)  56.040.312.9馬なり
前走最終栗東坂路(良)  57.341.912.8馬なり

登録していたエリザベス女王杯(G1)をパスし、中日新聞杯に照準を定めたシランケドは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで4F56秒0-上がり1F12秒9で軽くまとめています。

中間追い切りは11月に入ってから再開しており、出走予定だったエリザベス女王杯の時の中間追い切りも含めると坂路で13本、ウッドで5本の時計を記録していました。

なお、映像はありませんが1週前の27日には栗東ウッドでメイショウイジゲン(牡6、3勝クラス)と併せており、馬場の外目から馬なりで僚馬を8馬身追走し、7F96秒6-6F79秒8-上がり1F12秒1の自己ベストで僚馬に2馬身先着していました。

最終追い切りはウッドで単走、4F追いを行っていますが時計を見たら分かるように全く追わず、折り合い重視の内容となっています。

少し首を引きながらの立ち回りで四肢を小刻みに動かしながら追いました。

折り合いという意味では息も合ってそうですし、横からシルエットも見た感じ程よく締まっていることから順調に仕上がっているといえるでしょう。

1週前には馬なりで自己ベストを出していますし、ここ数戦でも特に上がってきているのではないでしょうか。

タマモブラックタイ

タマモブラックタイ 12月4日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)81.766.551.236.111.3馬なり
1週前栗東CW(重)81.766.051.236.111.0一杯
前走最終栗東坂路(稍重)  53.038.312.3馬なり

有力馬のシランケド(牝4、オープン)が回避したため出走が叶ったタマモブラックタイは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

引き続きコンビを組む角田大和騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで追って6F81秒7-上がり1F11秒3の時計で走破しています。

1週前の27日にも栗東ウッドで追い切りを行い、このときはメイショウポペット(牝4、2勝クラス)と2頭併せを行いました。

ここでも角田騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を12馬身追走する形で一杯に追い、6F81秒7-上がり1F11秒0の好時計で僚馬に1馬身半先着しています。

道中は少し頭を低くしながらの立ち回りでしたが、終盤になって手が動いてからの反応は良く、あっという間に僚馬を課さしてそのまま突き抜けています。

全体時計81秒7はこれまでで5番目に速い時計ですが、その中で終い11F11秒0の時計を出すことができたのは良いでしょう。

1週前に負荷を掛けたため最終追い切りはウッドで単走、軽めの調整でしたが、ここでも頭を低めにしながら推進力ある走りを見せています。

ただ、直線では終始左手前でしたし前脚が少し固い感じもしました。

1週前はしなやかだったので、追えば改善するかもしれませんが身体の軟らかさがあればなお良かったです。

1週前に好内容を残しているのでチャンスはありそうですが、最終追い切りだけ見たらまずまずの内容でした。

デシエルト

デシエルト 12月4日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  55.539.612.4馬なり
前走最終栗東坂路(良)  53.438.612.1馬なり

前走のアンドロメダステークス(L)で見事な逃げを見せたデシエルトは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで全体時計55秒5-上がり1F12秒4の時計で登坂しています。

前走から中2週ということですが、前走翌週から追い切りを差異化しており、坂路で9本の時計を記録していました。

最終追い切りは馬なりで軽い仕上げでしたが、道中はなかなかかかっており、安定感は欠けています。

最後のほうになると少しマシになりましたが、中盤までの折り合いは難しそうでした。

また、前走最終時と比較しても全体時計や終い時計は見劣っています。

中2週で間隔を詰めているので前走の疲労が体内に残っているかもしれません。

レース当日までに落ち着きを取り戻している可能性もありますが、最終追い切りを見た限りはベストな仕上がりとは言い難かったです。

ドクタードリトル

ドクタードリトル 12月4日(水) 評価E(測定不能)
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  56.040.212.5馬なり
前走最終栗東坂路(良)  53.938.512.3馬なり

前走福島記念(G3)で7着に敗れてしまったドクタードリトルは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗し、馬なりで4F56秒0-上がり1F12秒5の時計で軽めの調整で済ましています。

前走から中3週ということで間隔を詰めて使われています。

しかしながら、中間追い切りは坂路が12本で間隔のわりに入念な調整がされていました。

最終追い切りは馬なりで軽い調整でしたがJRAレーシングビュアーに追い切り映像が公開されていませんでした。

最終追い切りは意図して時計は出していませんし、中間も馬なりだったので時計からも評価するのは難しいです。

データが乏しく評価しがたいので、今回はE評価(測定不能)にします。

トーセンリョウ

トーセンリョウ 12月4日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦坂路(良)  54.339.013.0馬なり
1週前美浦坂路(重)  53.237.912.3一杯
前走最終美浦坂路(良)  52.838.312.2馬なり

前走の甲斐路ステークス(3勝クラス)を制したトーセンリョウは美浦坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで全体時計54秒3-上がり1F13秒0でまとめています。

1週前の27日も美浦坂路で調整され、このときはナスティウェザー(牡3、3勝クラス)と併せていました。

僚馬を4~5馬身追走する形で一杯に追われて4F53秒2-上がり1F12秒3の時計で僚馬に1馬身先着しています。

僚馬を追走する形で追い切りを行いましたが、道中少し頭が左に向いており、前に集中しているかというと微妙なところです。

四肢の脚さばきは速くてスムーズに僚馬を交わして先着できましたが、もう少しフォームが良ければさらに良化に期待できそうでした。

最終追い切りは坂路で単走、軽く調整していますが、コーナーから直線に掛けては頭が高く、少し折り合いが難しそうです。

時計も終い2F12秒8から1F13秒0に減速していますし、あまり良化の気配は感じられませんでした。

全体時計、終い時計ともに前走最終時のほうが良いですし、本調子とは言い難いです。

フライライクバード

フライライクバード 12月4日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.538.112.0一杯
前走最終栗東坂路(良)  54.138.912.1馬なり

前走福島記念(G3)10着からの巻き返しを図りたいフライライクバードは栗東坂路で単走を行いました。

今回初コンビを組む小崎騎手が追い切りに騎乗し、一杯に追われて全体時計53秒5-上がり1F12秒0の時計でまとめています。

前走から中3週でレースに挑みますが、中間追い切りは先月中旬から再開し、坂路で9本、ウッドで1本の時計を記録していました。

最終追い切りは坂路で一杯に追われていましたが、馬場の真ん中からリズムよく動けています。

ただ、一杯に追われた影響もあるのか中盤で一瞬気性難が出る場面もありました。

しかし、そこを除けば力強く追えていますし、最後まで脚色を落とすことなく登坂できているのは良いでしょう。

一杯に追われた割に全体時計、終い時計ともに目立ちませんが、時計以上にいい動きを見せていたので前走の大敗で人気を落とすようでしたら面白い穴馬になれるかもしれません。

ベリーヴィーナス

ベリーヴィーナス 12月4日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)85.068.553.237.811.6馬なり
前走最終栗東CW(良)83.368.052.737.911.7馬なり

前々走の下鴨ステークス(3勝クラス)を制したベリーヴィーナスは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗し、外ラチ沿いから馬なりで追われて6F85秒0-上がり1F11秒6で軽めの調教が行われています。

前走から半年ぶりのレースとなりますが中間追い切りは11月中旬から再開し、坂路が9本(すべて軽め)、ウッドが2本でした。

ウッドはどちらも時計を出しており、27日のウッド追いは映像こそ上がっていませんが、ナムラフランク(牡5、オープン)と併せていました。

助手が騎乗して馬場の外目から僚馬を6馬身追走する形で一杯に追われて6F78秒4-上がり1F12秒0の自己ベストで僚馬に2馬身半先着しています。

最終追い切りは軽めの調教でしたが1週前に負荷を掛けた影響もあって大きな歩様で立ち回ることができています。

ストライドも利いていますし、軽い調教ながらも最後まで脚色を落とすことなく加速ラップで締めることができました。

視線はやや下を向いていたので気持ちが乗っているかというと難しいところでしたが、終盤は自ら加速しているように伸びも確認できましたし、意外と前向きな状態かもしれません。

時計以上の好仕上がりに見えました。

マイネルメモリー

マイネルメモリー 12月4日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  57.040.012.6馬なり
前走最終栗東坂路(不良)  56.540.612.6馬なり

今年のテレQ杯(3勝クラス)を制したマイネルメモリーは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで全体時計57秒0-上がり1F12秒6で軽くまとめています。

中間追い切りは11月10日ごろから再開し、坂路で5本、ウッドで16本(すべてキャンター)の時計が確認できました。ウッドベースで調整しています。

最終追い切りは坂路で行われましたが、時計を見たら分かるように、まったく追っておらずあくまでも慣らす程度の調整です。

馬場の真ん中から追いましたが、基本的に首は低めで時々かかる場面を見せていました。

少し折り合いは難しそうでしたが脚取りは安定しており、追えば力は引き出せそうです。

馬体もそれなりに締まっていましたし、まずまずの仕上がりといったところでした。

マコトヴェリーキー

マコトヴェリーキー 12月4日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)81.666.652.137.411.5G前一杯
1週前栗東CW(良)⑦99.067.352.537.411.5稍一杯
前走最終栗東坂路(良)  57.141.213.0馬なり

前走の高山ステークス(3勝クラス)を制したマコトヴェリーキーは栗東のウッドチップコースでミノリッチマイヤー(牝2、未勝利)

日曜日の阪神JF(G1)に出走するアルマヴェローチェ(牝2、オープン)と阪神JF(G1)に出走するアルマヴェローチェと3頭併せを行いました。

助手が騎乗して外ラチ沿いからミノリッチマイヤーより2馬身先行する形でゴール前一杯に追われて6F81秒6-上がり1F11秒5の時計を出しましたがミノリッチマイヤーに1馬身遅れてしまいました。

1週前の28日には栗東ウッドでアルマヴェローチェと2頭併せを行っています。

このときも助手が騎乗し、外ラチ沿いから僚馬より2馬身先行する形で稍一杯に追われ、7F99秒0-6F82秒5-1F11秒5の時計を記録しましたがアルマヴェローチェに半馬身遅れてしまいました。

道中は一杯に追われたこともあって序盤から終盤にかけて意欲的な追い切りが行われています。

頭を低くしながら最後まで一定の姿勢でまとめており、しっかり負荷はかかったことでしょう。

僚馬アルマヴェローチェにはとらえられましたが、あちらは今年の札幌2歳ステークス(G3)で2着入りした素質馬ですし、マコトヴェリーキーの内から一杯に追われたので先着を許した点は気にしなくても良さそうです。

もっとも、少し腹回りが丸い感じもしたので、最終追い切りまでに引き締まっていることに期待したいです。

その最終追い切りも栗東ウッドで併せ馬を置いてゴールまでは一杯に追われましたが、1週前同様外ラチ沿いから頭を低くしながら追い切りました。

直線に入ってからもじりじりと脚を伸ばし、終い2F11秒7-1F11秒5でそこまで伸び切れていません。

併せたアルマヴェローチェだけではなく、2歳未勝利馬で直線強めに追われたミノリッチマイヤーにも後れを取ってしまったのは気になるところです。

先週気になった腹回りも改善されていませんし、そこまで大きな上積みは確認できませんでした。

評価の難しいところですが、動きそのものは悪くなかったので及第点までにしておきます。

マテンロウレオ

マテンロウレオ 12月4日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)83.468.153.037.511.3末強め
前走最終栗東CW(稍重)83.768.553.838.711.8馬なり

天皇賞(春)以来、7カ月半ぶりのレースとなるマテンロウレオは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗し、馬場の真ん中から末強めに追われて6F83秒4-上がり1F11秒3の時計でまとめています。

前走から7カ月半も間隔が空いてしまいましたが中間追い切りは10月上旬から再開しており、坂路が6本、ウッドが22本で長く時間をかけて調整していました。

なお、映像はありませんが1週前の27日にも栗東ウッドで単走を行い、馬場の外目から強めに追われて6F81秒7-上がり1F11秒6で負荷を掛けています。

最終追い切りもウッドで単走、末強めに追いました。

序盤は馬なりでしたが2カ月にかけてじっくり調整したこともあって脚取りは軽いです。

直線に入って促されてからもストライドを大きく伸ばしてまとめることができ、久々でもマテンロウレオらしい動きはできていました。

ただし、動きに派手さはなく、全体時計83秒4もそこまで目立つものではありません。

調子が良かった3歳時は6F80秒を切ることが何度もあり、なおかつ前向きな動きを見せていました。

今回の追い切りを見る限り、動き自体そのものは悪くありませんがそこまで積極的な感じはなく、あまり気持ちが乗っているように見えません。

決して悪くない内容でしたがいい時期と比較するともう少し良化が欲しかったです。

ロードデルレイ

ロードデルレイ 12月4日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.937.912.2馬なり
前走最終栗東坂路(良)  54.439.012.0馬なり

非重賞レースで安定した走りを見せているロードデルレイは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗し、馬なりで4F52秒9-上がり1F12秒2でソフトに仕上げています。

前走アンドロメダステークス(L)から中3週ということで、中間追い切りは坂路が7本、そのうち時計を残したのが28日のみで、現状維持を意識しながら調整しました。

なお、27日の坂路追い切りでは新たにコンビを組む西村騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで4F54秒9-上がり1F11秒8で折り合いを確認しています。

最終追い切りも引き続き馬なりで軽く行われましたが道中少し首を振る場面もあり、ハミ受けは悪そうです。
※ハミ受け:競走馬がジョッキーの手綱からの支持を受け入れてくれる状態のこと

ただ、馬なりにも関わらず序盤から脚の回転は速く、終盤まで一定の回転を維持しながら登坂していました。

終いラップ2F12秒0-1F12秒2が示すように、最後の最後は少しペースダウンしていますが、それでも機敏な動きを持続できたのは良いでしょう。

中間も軽い調教を重ねることで前走からの現状維持に努めていましたが、最終追い切りを見る限り状態は良好です。

初めての中京がかみ合うかどうかはやってみないと分かりませんが、かみ合えば引き続き好走に期待できそうです。

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中日新聞杯2024追い切り評価ランキング

評価馬名
コスモキュランダ
アドマイヤハレー
エヒト
シランケド ※取消
フライライクバード
ベリーヴィーナス
ロードデルレイ
エリカヴァレリア
キングズパレス
クルゼイロドスル
ジェイパームス
タマモブラックタイ
マイネルメモリー
マコトヴェリーキー
マテンロウレオ
アスクワイルドモア
デシエルト
トーセンリョウ
 
E(測定不能)ドクタードリトル
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