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【朝日杯FS2024追い切り評価/全頭診断】大穴候補の〝アノ馬〟に最高評価「S」

朝日杯フューチュリティステークス2024追い切り評価記事のサムネイル画像

朝日杯フューチュリティステークス2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では朝日杯フューチュリティステークスの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

12月11日の馬場状態

美浦
この日の美浦ウッドは良馬場でした。
ウッドの1番時計はロードトゥフェイムが記録した6F78秒5です。ほかにも時計を出す馬が多く、高速馬場傾向にあります。

栗東
この日の栗東坂路とウッドはどちらも良馬場でした。
坂路の1番時計はエコロアレスが出した4F49秒9です。平均以上に時計は出ています。
ウッドは6F79秒台で走破した馬が4頭いました。こちらもいつも通りの高速馬場でした。

目次(読みたい項目をタップ)

朝日杯フューチュリティステークス2024追い切り評価/全頭診断コメント

朝日杯フューチュリティステークス2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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アドマイヤズーム

アドマイヤズーム 12月11日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.238.812.0馬なり
1週前栗東CW(良)⑦99.367.152.237.311.1強め
前走最終栗東坂路(良)  54.738.812.4馬なり

前走の未勝利戦を制したアドマイヤズームは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで4F53秒2-上がり1F12秒0の自己ベストで登坂しています。

1週前の4日には栗東ウッドでサトノクローザー(牡2、1勝クラス)と併せていました。

荻野極騎手が騎乗(レース当日は川田騎手が騎乗)し、馬場の真ん中から僚馬を3馬身追走する形で強めに追い、7F99秒3-6F82秒9-1F11秒1で僚馬に1馬身先着しています。
※僚馬(りょうば):同じ厩舎に所属する馬のこと

僚馬の内から立ち回りましたが、脚取りは軽く、立ち回りも悪くなさそうです。

直線では少し手前を切り替えるのが遅く、切り替えてからも少し前脚の使い方が甘い感じがしましたが、しばらくすると歩様も良くなり、終い2F12秒1-1F11秒1の時計で鋭く伸びています。

全体時計自体はこれまでで3番目に速い時計なのでそこまで目立ちませんでしたが、終いは伸びていましたし、加速に時間はかかったものの、伸びてからの終いの身体の使い方は良く見えました。

最終追い切りは坂路で単走、軽めの調整でしたが手前を切り替えてからは力強い歩様で動けており、1週前に負荷を掛けたことで良化の気配を感じます。

全体時計53秒2も目立つものではありませんが、馬なりで自己ベストを記録できたのは良いでしょう。

1週前、最終追い切りともに時計はそこまで目立ちませんが、身体のバランスも良かったですし、最終追い切り終了時点で時計以上の仕上がりに感じました。

アルテヴェローチェ

アルテヴェローチェ 12月11日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.338.112.1馬なり
1週前栗東CW(良)80.164.950.335.811.1一杯
前走最終栗東坂路(良)  51.738.212.3末強め

前走サウジアラビアロイヤルカップ(G3)を制したアルテヴェローチェは栗東坂路でブエナオンダ(牡3、2勝クラス)と併せました。

助手が騎乗し、馬なりで僚馬を2馬身半追走し、4F52秒3-上がり1F12秒1の時計で半馬身先着しています。

1週前の4日には栗東ウッドでユティタム(牡4、オープン)と併せていました。

このときはレースで騎乗する武豊騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を7馬身追走する形で一杯に追って6F80秒1-上がり1F11秒1の好時計を出しましたがクビ差遅れてしまいました。

僚馬の内から追走する形で追い切りを行いましたが、コーナーワークの段階から跳びのある走りを見せており、積極的な姿勢を見せています。

直線に入ってからは僚馬を交わして先頭に立ち、長く脚を伸ばしましたが、少し前脚の使い方にばらつきがあり、最後は差されてクビ差遅れとなっています。

僚馬に捉えられてしまいましたが、併せたユティタムがリステッドのオアシスステークス(L)の勝ち馬だったことを考えると相手が強かったです。

遅れを取ったうえ、走法も発展途上という感じでしたが全体時計、終い時計ともに優秀ですし、一杯に負荷を掛けたという意味では中身のある追い切りができたのではないでしょうか。

最終追い切りは坂路で僚馬を置いて馬なりで行われましたが、ここでも前脚が高いです。

しかしながら、大きなもたれもなく追えていますし、強めに追われたブエナオンダ相手に追走から先着できたのは良いでしょう。

まだまだ走りは完成していませんが、前走サウジアラビアロイヤルカップも現在と同じ状況で勝ち切っているので素質は高そうですし、この馬なりに今回もパフォーマンスを引き出せそうです。

アルレッキーノ

アルレッキーノ 12月11日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良) 65.450.637.011.7馬なり
1週前美浦南W(良)81.165.151.738.112.0馬なり
前走最終美浦南W(良)81.866.351.537.311.1馬なり

良血馬のアルレッキーノは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで追い、5F65秒4-上がり1F11秒7の時計でまとめています。

前走から2か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは11月末から再開し、坂路で5本(すべてキャンター)、ウッドで3本の時計を残しています。

このうち、1週前の5日には美浦ウッドで単走、馬場の外目から馬なりで追って6F81秒1-上がり1F12秒0の自己ベストでウッドコースを駆け抜けていました。

道中はスピード感こそありますが、少し顎を引きながらの追い切りで頭が高いです。

また、直線に入ってからは大きく減速して息を入れながら再加速してまとめていました。

スピードのある動きを見せていた上、自己ベストを記録できたのは良かったですが、頭は高かったのでもう少しフォームが安定していればより一層いい動きができそうです。

最終追い切りもウッドコースで単走を行いましたが、ここでも少し頭が高いです。

コーナーから直線に掛けては少しペースを落としながら再追走し、最後は加速ラップでまとめていますが、落ち着きもそこまでなさそうで、まだまだ若さが見えています。

競馬サイトの情報によると、馬場入りでゴネて10分以上調教に遅れが生じたようで、精神的な幼さも露呈していました。

今回は長距離輸送となるのでなおさらメンタル的に冷静でいられるか心配ですし、当日の状態で最終判断を下したほうが良いかもしれません。

エイシンワンド

エイシンワンド 12月11日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)83.367.952.937.811.9馬なり
1週前栗東CW(良)82.767.852.536.711.2一杯
前走最終栗東坂路(不良)  54.339.212.3馬なり

小倉2歳ステークス(G3)を制したエイシンワンドは栗東のウッドチップコースでエメラルドビーチ(牡4、3勝クラス) ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

主戦の幸騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりでエメラルドビーチを3馬身追走し、6F83秒3-上がり1F11秒9の時計を出してクビ差先着しました。

1週前の5日にも栗東ウッドでレッドヴァリアート(牡2、未勝利)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

このときも幸騎手が騎乗し、馬場の外目からレッドヴァリアートを2馬身半追走する形で一杯に追われて6F82秒7-上がり1F11秒2の自己ベストで僚馬に2馬身先着しています。

1週前追い切りは3頭併せの真ん中から立ち回りましたが、少し視線を斜め下に向けながらも、淡々とした動きができています。

直線に入ってしばらくは加速に時間がかかりましたが、動き出してからは僚馬2頭の間からスッと抜け出して先着することができました。

一杯に追われた割に大きな良化は見られず、全体を通して地味な動きでしたが、最低限の動きで自己ベストを叩き出したのは良いですし、抜け出しもスムーズでロスのない動きを見せているのは良かったです。

最終追い切りまでにさらなる良化ができることを期待したいです。

その最終追い切りも栗東ウッドで3頭併せの真ん中から追われましたが、相変わらず頭を低くしながらの追走でした。

直線に掛けては1週前同様2頭の間を割るように抜け出しましたが、馬なり追いということもあって合わせたエメラルドビーチにはクビ差先着止まりです。

それでも1週前馬の間から割って先着できたのは良いですし、ロスのない立ち回りでエイシンワンドらしい動きができたのは良かったです。

距離不安は抱えていますがこの馬なりに良化しているように見えました。

エルムラント

エルムラント 12月11日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)84.868.553.138.211.7馬なり
前走最終美浦南W(重)82.967.252.338.212.5馬なり

エルムラントは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで追い、6F84秒8-上がり1F11秒7の時計でまとめています。

前走から中1週と間隔を詰めており中間追い切りは坂路でキャンターが2本のみでした。

最終追い切りはウッドで単走でしたが間隔を詰めて使われていることもあってきびきびとした立ち回りを見せています。

直線に掛けても跳びのある動きを見せていますし、レース感覚は身についていました。

馬なりということもあって時計は目立ちませんが、それでもはきはきした動きを見せているのは悪くないでしょう。

この馬なりに力は引き出せる状態にありそうです。

クラスペディア

クラスペディア 12月11日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)83.467.352.237.211.9馬なり
1週前栗東CW(良)⑦98.566.651.936.911.3G前一杯
前走最終栗東CW(不良)⑦99.066.351.236.411.5G前気合付

小倉2歳ステークス(G3)で2着入線したクラスペディアは栗東のウッドチップコースでミッドタウンナイト(牝2、新馬) ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

主戦の小崎騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりでミッドタウンナイトを1馬身半追走し、6F83秒4-上がり1F11秒9の時計でミッドタウンナイトに3馬身先着しています。

1週前の4日にも栗東ウッドで追い切りを行い、このときはマサウッドテール(牡2、未勝利)と併せました。

ここでも小崎騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を半馬身追走する形でゴール前一杯に追われ、7F98秒5-6F81秒5-終い1F11秒3で僚馬に3馬身半先着しています。

直線の追い切りしかありませんが、ゴール前一杯に追われたということもあって力いっぱい脚を伸ばして僚馬に先着しました。

この1週前追い切りは7F目から開始していますが、ゴール後も勢いを落とすことなく立ち回っており気合も乗ってそうです。

全体時計7F98秒5や6F81秒5は自己2番目に速い時計ですし、最後まで加速ラップでまとめることができたのも良いでしょう。

最終追い切りでさらなる良化ができれば、いうことありません。

その最終追い切りは馬なりで軽い調整でしたが、コーナーワークでは少し若さが見られたものの、直線に入ってからは頭を低くしながら大きな歩様で走破しています。

最終追い切りは馬なりでしたが1週前同様大きな歩様で直線動けていたので1週前に一杯に追ったことで走りが身についたように見えました。

時計自体は馬なりということもあって目立ちませんが、クラスペディアらしい動きができていましたし、気合も乗っています。

終いは2F11秒3から1F11秒9なので減速ですが、追い出しの動きは問題なさそうですし、前向きな動きができていたのは良かったです。

初勝利がG1という偉業制覇に向けて、着実に良化していました。

良いでしょう。

コスモストーム

コスモストーム 12月11日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.738.612.2馬なり
1週前栗東坂路(良)  52.137.612.6一杯
前走最終栗東坂路(良)  53.838.712.3一杯

初芝挑戦となるコスモストームは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで4F53秒7-上がり1F12秒2の時計で軽い調整を行っています。

1週前の4日は栗東坂路でイラーレ(牝5、3勝クラス)と2頭併せを行いました。

ここでも助手が騎乗し、一杯に追われて4F52秒1-上がり1F12秒6の自己ベストで僚馬と同時併入しています。

終い2Fの追い切りが公開されていましたが、一杯に追われた影響もあって脚の回転は速いです。

時々もたれる箇所がありましたし、終いは減速ラップとなっていますが、最後まで気持ちの乗った動きでまとめているのは悪くありません。

この一追いで最終追い切りに良化していることに期待したいです。

最終追い切りは馬なりで単走軽めに行われましたが、脚取り自体は悪くないものの、道中かかっている感じがします。

回転の速い脚取りで登坂しているのは良いですが、少し落ち着きはなさそうでした。

それでも脚の回転は最後まで維持できていましたし、終いは2F12秒8から1F12秒2でまとめ上げているのでこの馬なりに良化してそうです。

初芝挑戦でいきなりG1制覇は容易ではありませんが、一長一短ある動きで全体としてはまずまずの仕上がりに見えました。

ソードマスター ※取消

ソードマスター 12月11日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)83.868.153.538.511.6馬なり
1週前美浦南W(良)83.467.252.437.711.7馬なり
前走最終美浦南W(稍重)84.768.453.538.912.3馬なり

未勝利戦上がりのソードマスターは美浦のウッドチップコースでルトンワージ(牡2、未勝利) ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

石川裕紀人騎手が騎乗(レース当日の騎乗騎手は水曜日の時点で未定)し、馬場の3分どころから馬なりでルトンワージを7~8馬身追走し、6F83秒8-上がり1F11秒6の時計で同時併入しています。

1週前の4日も美浦ウッドで3頭併せを行い、このときはカヨウネンカ(牝5、3勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と併せています。

ここでも石川騎手が騎乗し、馬場の真ん中から馬なりでカヨウネンカを7~8馬身追走し、6F83秒4-上がり1F11秒7の時計を記録しましたがカヨウネンカに1馬身遅れを取りました。

1週前は3頭併せの最内から立ち回りましたが、馬なりながらもスピード感ある動きを見せています。

少し落ち着きはなさそうですが、手前替えもスムーズでしたし、最後も加速ラップでまとめました。

ただ、直線では手前替えに苦労しましたし、カヨウネンカには1秒遅れを取っています。

それでも7~8馬身後方から追ってのものなのでそこまで気にしなくても良さそうでした。

最終追い切りも馬なりで3頭併せの真ん中から追い切りを行っていますが、頭の使い方を見る限り、ここでも少し落ち着きはなさそうです。

動き自体は悪くありませんが、直線では先頭に躍り出たものの併せ馬2頭に詰められてなんとか併入まで持ち込んでいます。

1週前、最終追い切りともにほとんど差のない仕上がりでしたが、身体の使い方自体はそこまで悪くありませんでした。

ただ、若い馬ゆえに冷静さに欠けた動きだったので、走りが完成するのは来年以降となりそうです。

現状まずまずの仕上がりでした。

ダイシンラー

ダイシンラー 12月12日(木) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)85.469.453.838.411.8G前仕掛け
前走最終栗東坂路(良)  53.438.512.6一杯

ダイシンラーは12日の木曜日に栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

新馬戦以来のコンビとなる岩田康成騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目からゴール前で仕掛けられ、6F85秒4-上がり1F11秒8の時計で走破しました。

前走こうやまき賞(1勝クラス)から間隔を詰めていることもあり、中間追い切りは坂路で5本、すべて軽めの調教で済ませています。

最終追い切りはウッドコースで末脚を意識した追い切りを行いましたが、コーナーはステップを利かせながら立ち回っており、状態は良さそうです。

ただし直線に入って促されてからは加速ラップを刻むことができましたが、終い12F12秒2から1F11秒8が示しているように、そこまで伸びていません。

全体時計が85秒4と平凡なので、スローから瞬発力が確認できたら良かったものの、全体時計、終い時計ともに平凡でした。

コーナーの立ち回りは悪くありませんでしたが追われて案外だったので、ここは少し様子を見たいです。

タイセイカレント

タイセイカレント 12月11日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.639.612.1馬なり
1週前栗東CW(良)82.566.551.736.811.2一杯
前走最終栗東坂路(良)  51.837.612.5馬なり

サウジアラビアロイヤルカップ(G3)で2着入線したタイセイカレントは栗東坂路でジーベック(牡3、1勝クラス)と併せました。

今回初コンビを組む坂井騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を2馬身追走し、全体時計54秒6-上がり1F12秒1の時計で僚馬に1馬身半先着しています。

1週前の5日は栗東ウッドでオンザムーブ(牡2、未勝利)と併せました。

ここでも坂井騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を6~7馬身追走する形で一杯に追われて6F82秒5-上がり1F11秒2の時計で僚馬に1馬身先着しています。

道中は僚馬の後ろから追走する形で追いましたが、一杯に追った影響もあって序盤からはきはきした動きを見せています。

直線に入ってしばらくは手前を替えるのに時間がかかりましたが、手前替えしてからは脚の回転を引き上げて僚馬に先着することができました。

走破時計6F82秒5も自己ベスト82秒3に迫るものでしたし、遠い位置から僚馬に先着できたのは良いでしょう。

最終追い切りは坂路で僚馬を置いて馬なりで調整しましたが、僚馬の背後につきつつ、交わして追走という形で追われています。

1週前に比べると少し頭が斜め横を向いていてフォームはあまり良くないです。

しかしながら僚馬に並びかけるとそこから脚の回転を引き上げて加速し、先着しています。

1週前に負荷を掛けた影響もあって、勝負強さは身に付いたように感じました。

粗削りな部分はありますが、この馬なりに良化してそうです。

テイクイットオール

テイクイットオール 12月11日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.338.712.9一杯
1週前栗東坂路(良)  52.938.412.7馬なり
前走最終栗東坂路(良)  53.439.012.7一杯

京都2歳ステークス(G3)6着からの巻き返しを図りたいテイクイットオールは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して一杯に追い、4F52秒3-上がり1F12秒9の自己ベストで登坂しています。

1週前の5日にも栗東ウッドで単走を行い、ここは馬なりで軽めに行われて4F52秒9-上がり1F12秒7の時計を記録しました。

道中単騎で追い切りを行いましたが、序盤にモタれる箇所があったものの、馬なりにしてはきびきびと動けています。

ただ、終い2F12秒4-1F12秒7が示すように終いは減速しており、使える脚は長くなさそうでした。

気持ちは乗ってそうですが、長く脚は使えるタイプではないかもしれません。

最終追い切りも坂路で単走でしたがここは一杯に追って現状のパフォーマンスを確かめています。

ここも馬場の真ん中から追いましたが、踏み込みに力強さは感じるものの、道中ややもたれながらの追走で体幹は安定していません。

終いも伸びていませんし、やはり使える脚は限られていました。

負荷を掛けたことでレースまでに良化する可能性はありますが、今回の舞台である外回りの京都芝1,600mは長く脚を使える馬の活躍が目立つため、その点少し物足りない内容で、ここは見送りたい1頭です。

ドラゴンブースト

ドラゴンブースト 12月11日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.138.812.3馬なり
1週前栗東CW(良)81.565.750.836.311.6一杯
前走最終栗東坂路(良)  53.338.612.4馬なり

デイリー杯2歳ステークス(G2)で2着入線したドラゴンブーストは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで4F54秒1-上がり1F12秒3の時計で軽く仕上げています。

1週前の5日は栗東ウッドでレディエンス(牝2、未勝利)と併せていました。

ここも助手が騎乗して馬場の外目から僚馬を3馬身半追走する形で一杯に追われて6F81秒5-上がり1F11秒6の時計で同時併入しています。

直線に入ってからの映像しかありませんでしたが、手前替えの際に頭を振る場面があったものの、そこからは一杯に追われたこともあって長く脚を伸ばしながら僚馬と併入できました。

器用さはそこまでなさそうでしたし、終いも2F11秒2から1F11秒6なので減速しているものの、最後まで脚を伸ばして併入できたのは悪くないです。

1週前に負荷を掛けたため最終追い切りは坂路で単走、馬なりで軽くまとめていますが、ソフトな調整ながらも確かな脚取りで登坂しており状態は良さそうです。

少し頭は高い感じもしますが、バランスの取れた動きで淡々とリズムよく追えていますし、状態も良さそうです。

時計は出していませんが、1週前に叩いたこと上昇傾向に感じました。

マイル実績もありますし、なかなかいい仕上がりに見えたので舞台がかみ合うようでしたら面白いかもしれません。

トータルクラリティ

トータルクラリティ 12月11日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)85.469.253.637.611.6馬なり
1週前栗東CW(良)81.166.752.137.011.5一杯
前走最終栗東CW(重) 69.753.838.111.9馬なり

新潟2歳ステークス(G3)を制したトータルクラリティは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して外ラチ沿いから馬なりで追い、6F85秒4-上がり1F11秒6の時計で軽くまとめています。

1週前の4日も栗東ウッドで追い切りが行われており、ここはピストンボーイ(牡3、1勝クラス)と併せました。

主戦の北村友一騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を2馬身半追走する形で一杯に追われて6F81秒1-上がり1F11秒5の自己ベストで僚馬に2馬身半先着しています。

道中僚馬の内から立ち回りましたが、コーナーから気合が乗っています。

直線で手前を替えてからは少しペースアップに時間がかかりましたが、追い出してからの伸びは立派でした。

全体時計81秒1はこれまでのウッド追いの自己ベストですし、終いも2F11秒7-1F11秒5で加速、追い出しフォームも良く、いい伸びを見せています。

最終追い切りはウッドコースで単走、軽めの調整でしたが少し首を引き気味にしながらもリズムよく追えています。

直線ではところどころ首の動作がオーバーな箇所もあるので走法は安定していなさそうですが、それでも脚取りは軽かったですし、気持ちよさそうに走破していて精神的にも安定感はありそうでした。

スピーディな立ち回りでしたし、時計以上に良い内容だったので軽い馬場なら引き続き力を引き出せそうです。良いでしょう。

ニタモノドウシ

ニタモノドウシ 12月11日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良) 68.753.137.711.7馬なり
1週前美浦南W(良)84.167.151.937.411.6G前仕掛け
前走最終函館W(不良) 68.053.539.212.2馬なり

クローバー賞(OP)を勝利したニタモノドウシは美浦ウッドでオウギノカナメ(牡4、3勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

初コンビを組むムーア騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりでオウギノカナメを2馬身追走し、5F68秒7-上がり1F11秒7の時計でオウギノカナメに同時併入しています。

1週前の4日も美浦ウッドで追い切りを行い、デコラシオン(牡5、3勝クラス)と2頭併せを行っています。

このときは助手が騎乗して馬場の外目から僚馬を1馬身追走する形でゴール前に仕掛けられ、6F84秒1-上がり1F11秒6の時計でを出しましたが僚馬に半馬身遅れました。

今回は約4か月ぶりのレースとなりますが、序盤から積極的な動きを見せており、気合は乗ってそうです。

直線に入ってからも頭を低くしながら力強い脚で動きました。

しかしながら、馬なりで追ったデコラシオンは楽な手ごたえでニタモノドウシの追撃を退けて先着しています。

ゴール前仕掛けのわりに終いの伸びも1F11秒6と鋭い伸びではなかったのは久々のレースだからでしょうか。

負荷を掛けたことで最終追い切りまでにさらなる良化をしてほしいです。

最終追い切りは3頭併せの真ん中から追いましたが、1週前以上に頭を低くしながらの追い切りです。

直線では2頭の僚馬に挟まれてからの追走でしたが、格上の相手に引けを取らない動きを見せていたので1週前よりはしぶとさが身についたのではないでしょうか。

全体としてはまずまずの出来に見えます。

なお、馬体を見る限り筋肉量が多い馬なので時計がかかったほうがやれそうです。

トラックバイアスに左右されそうなので週末の馬場傾向を見ながら最終判断を下したいです。

パンジャタワー

パンジャタワー 12月12日(木) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.737.411.7馬なり
1週前栗東CW(良)80.165.450.736.611.8馬なり
前走最終栗東坂路(不良)  52.637.312.0馬なり

京王杯2歳ステークス(G2)を制したパンジャタワーは12日の木曜日に栗東坂路で単走を行っています。

助手が騎乗して馬なりで追い、4F52秒7-上がり1F11秒7の時計で登坂しました。

1週前の4日は栗東ウッドでレプンカムイ(牡6、3勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行っています。

ここでは主戦の松山騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりでレプンカムイを1馬身半追走し、6F80秒1-上がり1F11秒8の自己ベストで2馬身半先着しました。

3頭併せの最内から立ち回りましたが、重心をやや低めにしながらも軽快な動きで立ち回ることができています。

直線に入ってからも頭を低めにして僚馬2頭を置き去りに先着しました。

終いは2F11秒5-1F11秒8で少し減速しているものの、全体時計80秒1は従来の自己ベストを1.9秒も更新しているので悪くないです。

また、併せたレプンカムイが一杯に追われていたものの、一切寄せ付けることなく先着しているのも評価したいです。

追われてからの身体の使い方も良いですし、いい動きを見せていました。

最終追い切りは坂路で軽く単走を行いましたが、舌を出しながらの追走で序盤は何度かもたれる箇所がありました。

しかしながら、中盤以降は馬場の真ん中からまっすぐ動けていますし、終い2F12秒3-1F11秒7で加速し、積極的な動きができたのも良かったです。

まだまだ若さはありますが、1週前が好内容でしたし、追えば力は引き出せそうです。

初めてのマイルとなりますが、そこをクリアすることができれば面白いかもしれません。

ミュージアムマイル

ミュージアムマイル 12月11日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.638.212.1馬なり
1週前栗東坂路(良)  52.138.012.4叩き一杯
前走最終栗東坂路(良)  54.439.712.1馬なり

黄菊賞(1勝クラス)を完勝したミュージアムマイルは栗東坂路でレオテミス(牝3、2勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して僚馬より半馬身先行する形で馬なり追いを行い4F53秒6-上がり1F12秒1の時計を記録しましたが僚馬に半馬身遅れています。

1週前の4日も栗東坂路でレオテミスと併せています。

ここでも助手が騎乗し、僚馬を2馬身半追走する形で叩き一杯に追い、4F52秒1-上がり1F12秒4の自己ベストを記録しましたが僚馬に1馬身半遅れを取ってしまいました。

道中はほぼ横並びで追っており、中盤辺りで鞭が入りました。

鞭が入ってからの反応は良く、ペースを引き上げましたが合わせたレオテミスにはあっさり先を越されています。

全体時計52秒1はミュージアムマイルの自己ベストですが、時計自体はそこまで抜けていませんでした。

ただ、走法自体は安定していましたし、もたれもなかった点は良かったです。

最終追い切りも坂路でレオテミスと併せており、ここは馬なりで調整されましたが引き続き安定した走りを見せています。

四肢の使い方も良いですし、集中力の高い動きができているのも良いでしょう。

ここでもレオテミスに遅れを取りましたが、最後まで並んで登坂できているように精神的なタフさは確認できました。

馬体も良いですし、時計以上に悪くない仕上がりです。

ランスオブカオス

ランスオブカオス 12月11日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良) 69.053.037.011.4馬なり
前走最終栗東CW(良) 66.750.436.011.5馬なり

メンバー唯一のキャリア1戦馬であるランスオブカオスは栗東のウッドチップコースでコトホドサヨウニ(牡3、2勝クラス)と併せました。

主戦の吉村誠之助騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬を4馬身半追走し、5F69秒0-終い1F11秒4の時計で同時併入しています。

前走から中1週ということで中間追い切りは坂路でキャンターが4本、4日と5日にはプール調教もはさんでいます。

最終追い切りはウッドコースで併せ馬を置いて調整されましたが、間隔を詰めて使われている影響もあって、きびきびとした動きを見せています。

ただ、直線の首の使い方はあまり良くなく、少し落ち着きはなさそうでした。

終い2F11秒5-1F11秒4は伸びているものの全体時計69秒0は遅いですし、あまり良化しているかというと難しいところです。

ここは及第点までとしておきます。

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