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【桜花賞2025予想】本命におすすめしたい3頭+激走に期待できる穴馬2頭はこちら!

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桜花賞2025予想の最終買い目を更新しました!

桜花賞2025のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!

桜花賞2025の予想ポイント

  • G1もしくは牡馬混合重賞で連対していた馬がこのレースで勝ち切りやすい
  • キャリア3戦馬の好走率がもっとも高い
  • 前走が関西のレースだった関東馬は好走している
  • 2人気【5-1-0-4】の単勝率がもっとも高い、複勝率は1~2人気ともに60%、10人気以下は全滅
  • 過去10年1枠と8枠からは勝ち馬ゼロ
  • 前走チューリップ賞以外のレースで4着以下に敗れていた馬は評価を下げたい
目次(読みたい項目をタップ)

桜花賞2025予想の最終買い目

桜花賞が開催される日曜日の阪神競馬場界隈は雨の予報が出ていました。

前日15時ごろの天気を見てみると、日曜の午前2時ごろから雨が降り始め、15時ごろまで降り続くようです。

前日土曜日の阪神競馬場は10Rの京橋ステークスやメインレースの阪神牝馬ステークスを見る限り、時計は出ていましたが日曜日は長く雨が降るようなので馬場も重たくなりそうです。

前日予想なので判断しがたいですが、うましるでは雨の重~不良馬場、時計のかかる馬場を想定しながらレース予想をまとめました。

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◎本命  9 アルマヴェローチェ

ハービンジャー
ラクアミ
母父ダイワメジャー
主な勝ち鞍阪神JF(G1) 2024年
前走阪神JF(G1) 1着

本命はアルマヴェローチェにしました。

昨年の阪神JFで外目を追走しながら、そのまま馬場の外目から長く脚を伸ばして優勝し、完璧な立ち回りを見せました。

また、それ以前もタフな洋芝の札幌2歳ステークスや新馬戦で好走していることから、力のいる馬場も得意としています。

日曜日の阪神は雨の影響で土曜日ほど時計は出ないと思いますし、雨の降り方によってはデアリングタクトが勝利した年のような馬場になると思います。

その中でタフな馬場における実績があるのは評価したいですし、過去10年で阪神JFを勝利した馬は【2-1-0-0】と高確率で馬券に絡んでいるのも良いでしょう。

高速馬場ではない方がチャンスはあると思っていたので、日曜日雨はアルマヴェローチェにとって追い風でしょう。

クラシック一冠制覇に注目したいです。

〇対抗 12 リンクスティップ

キタサンブラック
ダンスウィズキトゥン
母父Kitten’s Joy
主な勝ち鞍2歳未勝利 2024年
前走きさらぎ賞(G3) 2着

対抗はリンクスティップにしました。

これまで中距離を中心に使われてきた馬ですが、前走のきさらぎ賞ではタフでハイペースの流れでも先行しながら最後までしぶとい競馬で牡馬相手に2着入りしました。

勝ったサトノシャイニングは今年の皐月賞の有力候補ですし、3着のランスオブカオスも今年のチャーチルダウンズカップを勝利していることから強敵相手にやれているのは評価したいです。

日曜の阪神は時計がかかる可能性が高いので。スタミナも求められる可能性が高いですし、中距離色が求められるようでしたら好走にも期待できるのではないでしょうか。

▲単穴  6 ビップデイジー

サトノダイヤモンド
ローズベリル
母父キングカメハメハ
主な勝ち鞍紫菊賞(1勝クラス) 2024年
前走チューリップ賞(G2) 3着

単穴はビップデイジーにしました。

昨年の阪神JFは8番人気の低評価でしたが、直線では馬場の良い外目をめがけて斜めにスライドしつつ、そのまま押し切っています。

多頭数開催でなかなか難しい進路取りでしたが、器用に位置を確保して好走できており、ビップデイジーらしい器用な立ち回りを見せていました。

前走のチューリップ賞も叩きの一戦としては悪くありませんし、追い切りを見てもいつものビップデイジーらしい動きができています。

タフな馬場でどこまでやれるかは分かりませんが、ポテンシャルはここでも上位なので3番手で抑えることにしました。

△連下  4 ショウナンザナドゥ

キズナ
ミスエーニョ
母父Pulpit
主な勝ち鞍フィリーズレビュー(G2) 2025年
前走フィリーズレビュー(G2) 1着

ショウナンザナドゥは連下にします。

これまで6戦とキャリアは豊富ですが、前走のフィリーズレビューは差し有利の展開だったとはいえ、後方から上がり最速の末脚を使って優勝しました。

展開に恵まれていたのは事実ですが、それでもキャリアを重ねて勝利を掴めた店は評価したいです。

昨年の阪神Jも4着でしたが差し有利の中で掲示板入りできたのは評価したいですし、タフになりそうな日曜日の馬場にも対応できるのではないしょうか。

騎乗する池添騎手も過去10年の桜花賞で3連対していますし、ショウナンザナドゥに対する思い入れも強いはずなので、激走に期待したいです。

△連下  7 エンブロイダリー

アドマイヤマーズ
ロッテンマイヤー
母父クロフネ
主な勝ち鞍クイーンカップ(G3) 2025年
前走クイーンカップ(G3) 1着

エンブロイダリーは連下にしました。

前走のクイーンカップはハイペースに近いミドルペースで2番手に位置し、直線でも脚色を落とすことなく突き抜けました。

高速馬場だったとはいえ時計も素晴らしいですし、持続力ある末脚で圧勝できたのは高く評価したいです。

ただ、日曜日は雨の影響でこれまでと違い、タフな馬場になる可能性が高いです。

デビュー戦が稍重馬場で2着なのである程度対応できると思いますが、ほんしつてきには高速馬場のほうが相性は良いタイプなので、雨はエンブロイダリーにとって向かい風です。

土曜日の馬場で行われるのであれば本命候補でしたが、雨を考慮して評価を下げました。

△連下  2 エリカエクスプレス

エピファネイア
エンタイスド
母父Galileo
主な勝ち鞍フェアリーステークス(G3) 2025年
前走フェアリーステークス(G3) 1着

エリカエクスプレスも連下にします。

前走のフェアリーステークスは好発を切って3番手の位置を確保し、ハイペースラップを刻みながらも直線では持続力のある脚を見せて後続を突き放しました。

立ち回りも持久力ある脚色も見事でしたし、走破時計1分32秒8もレコードということで、文句なしの競馬でした。

追い切りもとても良かったですし、桜花賞に対する意欲も感じられます。

ただ、エリカエクスプレスも先に取り上げたエンブロイダリー同様、高速馬場のほうが出し切れるタイプなので日曜日の雨はマイナスでしょう。

加えて、今回騎乗する戸崎騎手は過去10年の桜花賞で【0-0-0-6】と相性も良くありません。

良馬場ならもう少し評価を上げていましたが、馬場と騎手相性を考慮して相手までにしました。

単勝

9 アルマヴェローチェ

馬連流し

軸馬:9
相手:2、4、6、7、12

三連複フォーメーション

1頭目:9
2頭目:2、4、6、7、12
3頭目:2、4、6、7、12

桜花賞2025の有力馬3頭

桜花賞は最初に開催されるクラシック競走です。

今年もフルゲート18頭に対して24頭が登録しており、全ての馬がクラシックの座を獲得すべく、挑みます。

今年の出走登録馬の中から実績上位の有力馬を3頭紹介します。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

アルマヴェローチェ

主な勝ち鞍
  • 阪神JF (G1) 2024年

昨年の阪神JFを勝利したアルマヴェローチェが中心となりそうです。

もともと札幌2歳ステークスにおいても勝ち馬マジックサンズとハナ差2着に入線しており、牡馬相手にも健闘していた馬でしたが、前走阪神JFでは外枠発走から中団で身構えつつ、最後は上がり最速34秒3の末脚を使って優勝しました。

昨年の阪神JFは阪神競馬場が改修工事のため、ロングラン開催の京都で行われました。

開催後期ということで馬場も荒れがちのなか、突き抜けることができたのは新馬戦や札幌2歳ステークスでタフな馬場をクリアできた適性も大きいでしょう。

2歳女王ということでこの桜花賞でも人気の一角になりそうですが、現在の阪神芝コースは超高速馬場にあるため、時計勝負でどこまでやれるかが課題となりそうです。

ここで好走するようでしたら、距離延長になるオークスでも注目株となれるでしょう。

★評価点
・昨年の阪神JFの勝ち馬
・タフな馬場を得意とする馬
・スタミナとパワーに定評がある
・阪神JFの勝ち馬は過去10年の桜花賞で【2-1-0-0】
・データと相性のいいG1連対馬&キャリア3戦馬

▼課題
・高速馬場でどこまで対応できるか

エンブロイダリー

主な勝ち鞍
  • クイーンカップ (G3) 2025年

前走のクイーンカップを勝利したエンブロイダリーも面白そうです。

これまでキャリア5戦使われている馬ですが、昨年走った4戦はいずれも上がり最速の末脚で入線しており、特に2着に敗れた新馬戦や勝利した1勝クラスでは上がり33秒1~2の末脚で好走し、キレッキレの末脚が武器です。

前走クイーンカップは久々のマイル戦も影響したのか、3番人気でしたがスタートをうまく決めて2番手の位置を確保し、ハイペース寄りのミドルペースでしたが、終盤でも脚色を落とすことなく、高速を寄せ付けずに勝利し、非常に強い勝ちっぷりを見せています。

先行策をとったこともあって瞬発力はありませんでしたが、流れる条件でも一定のペースで出し切っているのは見事でしたし、勝ち時計1分32秒2は前週同コースで開催された東京新聞杯の勝ち馬ウォーターリヒトの勝ち時計1分32秒6よりも0.4秒早く、時計も素晴らしいです。

今回は初めての阪神となります。

右回りコースは3走前のサフラン賞で5着なので本質的には左回りの方が合いそうですが、サフラン賞も出遅れながらラスト1F(ハロン)で脚を伸ばして勝ち馬クリノメイとタイム差0.1秒なので出遅れがなければ勝ち負けも狙えたでしょう。

むしろ、初めての関西遠征のほうが課題になりそうですが、高速馬場適性も高いですし、スピード型の脚色は阪神マイルとかみ合いそうなので、重い印を検討したい1頭です。

★評価点
・クイーン賞が非常に強い
・高速馬場適性が高い
・瞬発力も持続力ある末脚も持ち合わせている
・前走クイーンカップは上手くゲートを飛び出した
・モレイラ騎手が騎乗

▼課題
・初めての関西遠征
・前走が東日本競馬場だった関東馬は好走率が低い

エリカエクスプレス

主な勝ち鞍
  • フェアリーS (G3) 2025年

2戦2勝で挑むエリカエクスプレスも面白そうな馬です。

これまでの2戦はどちらもマイルのもので、前走のフェアリーステークスは6枠からスタートを決め、少し抑えながらも3番手の位置を確保し、ハイペースで流れながらも内ラチで脚を溜めつつ、最後の直線で早めに先頭に立つと、そのまま後続を振り切って圧勝しました。

ハイペースで差しや追込有利になってもおかしくない展開でしたが、テン2Fから終い2Fまで1Fあたり11秒台を維持しつつ、最後はさすがに少しペースダウンしましたが、それでも終い1F12秒0の時計で押し切りました。

高速馬場だったとはいえ持ち時計1分32秒8も優秀ですし、流れる舞台で最後まで突き抜けたのが印象深いです。

今回はフェアリーステークスからの直行となりますが、フェアリーステークスは強い競馬でしたし、マイル実績も豊富です。

関西馬ということで輸送リスクもありませんし、高速馬場で長く脚を使えていることから、初めての阪神マイルでも出し切れるのではないでしょうか。

★評価点
・フェアリーステークスが好内容
・長く脚を使って完勝
・高速馬場適性もある
・マイルで2戦2勝

▼課題
・戸崎騎手は過去10年の桜花賞で【0-0-0-6】

桜花賞2025の穴馬2頭

桜花賞は6~9番人気の馬が入線することが多く、意外とヒモ荒れしやすいです。

そのため、高配当にも期待できるレースと言えるでしょう。

今年の出走登録馬の中から配当に期待できそうな穴馬を2頭紹介します。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

リンクスティップ

主な勝ち鞍
  • 2歳未勝利 2024年

前走のきさらぎ賞で2着入線したリンクスティップも面白そうです。

デビュー2戦はどちらも京都の芝2,000mで、新馬戦は超スローでしたが早めにまくって2着入りし、続く未勝利戦は前の位置に付けながら、超スローを味方につけて押し切りました。

前走のきさらぎ賞は稍重のハイペースということで近2戦と異なりタイトな流れとなりましたが、3番手の位置を付けながら道中息を整え、直線に入ってからはサトノシャイニングには交わされたものの、ランスオブカオスの追撃を退けて勝利しました。

下したランスオブカオスがのちに重賞のチャーチルダウンズカップを勝利していることを考えれば見事でしたし、厳しい馬場や流れで先行しながら粘れたのも評価したいです。

きさらぎ賞で収得賞金を獲得できたので、無事に桜花賞に駒を進めることができましたが、きさらぎ賞はタイトな条件下でしぶとく脚を維持できていたので、消耗戦になるようでしたらチャンスはありそうです。

また、桜花賞は牡馬混合重賞で連対した馬の好走が目立つため、データ面でも面白いでしょう。

キレる脚はないので現在の高速馬場傾向にある阪神では分が悪そうですが、何らかの理由でタフになるようでしたら浮上する1頭です。

★評価点
・持続力ある末脚が武器
・スタミナ量も豊富
・データと相性のいい牡馬混合重賞で連対した馬&キャリア3戦馬

▼課題
・マイルは初めて
・高速馬場のキレ勝負になると厳しいか

ウォーターガーベラ

主な勝ち鞍
  • 2歳未勝利 2024年

主な勝ち鞍こそ未勝利止まりですが、シンザン記念とチューリップ賞で馬券に絡んだウォーターガーベラも参戦します。

半兄に今年の東京新聞杯を勝利したウォーターリヒトがいる馬で、兄同様追込競馬でシンザン記念やチューリップ賞を好走しました。

このうち、チューリップ賞はまずまずの飛び出しでしたが、中団で脚を溜めつつ、直線では内ラチを選択し、勝ち馬クリノメイのハナ差2着に迫っています。

スロー競馬ということで前有利の展開でしたが、ロスのない立ち回りであわや勝利という競馬でしたし、負けて強しの競馬ができました。

今回は無事に権利を獲得したため桜花賞に駒を進めますが、マイルはこれまで4戦走って【1-2-1-0】なので適性は高いです。

ただ、これまで高速馬場条件下で結果を残したことがないため、現在の時計が出やすい阪神でかみ合うかというと少し悩ましいところです。

少しでも馬場が重くなるようでしたら、再度一発にも期待できるでしょう。

★評価点
・チューリップ賞は惜しい2着
・半兄ウォーターリヒトは重賞馬
・追込競馬が得意
・マイルは4戦すべて馬券に絡んだ
・武豊騎手が引き続き騎乗

▼課題
・高速馬場でどこまでやれるか
・キャリア7戦以上の馬は凡走している

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ここからは桜花賞の過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!

桜花賞2025の概要

桜花賞は阪神競馬場で開催されるクラシックレースです。

クラシックレースとは3歳馬のみ出走できるレースで、「桜花賞・皐月賞・オークス・日本ダービー・菊花賞」の5競走を指します。

この5競走は競馬発祥の国であるイギリスのクラシックレースが由来となっており、伝統と格式が高いです。

また、出走条件が3歳限定ということで、生涯1度しか出走できないことから、全ての競馬関係者の目標なのです。

また、桜花賞とオークスは牝馬しか出走できないため、全ての牝馬は桜花賞とオークスを目標に、鍛錬を積んでいます。

(余談ですが、秋華賞はイギリスの競走がモデルとなっていないことから、クラシックに指定されていません。)

そんな桜花賞の舞台は阪神の芝1,600mです。

この時期の牝馬は短距離からマイルをメインに使っているため、純粋マイラーだけではなく、短距離路線、さらには中距離馬色が強い馬も参戦します。

翌週開催される牡馬クラシックの皐月賞が芝2,000mで短距離馬は参戦しづらいことを考えると、桜花賞は距離の壁問わずこれまでの実績馬が参戦する傾向がありますよ。

今年の桜花賞はフルゲート18頭に対し、24頭が出走登録しているので例年通りフルゲート開催に期待できるでしょう。

ついに始まるとするクラシック第一戦。

桜の女王の座を手にするのはどの馬でしょうか?!

【過去5年】桜花賞 2020~2024|JRA公式

桜花賞2025の開催内容

開催日4月13日(日曜) 15:40発走
格付けG1
開催競馬場阪神競馬場 11R
コース芝1,600m
性齢3歳牝馬
斤量馬齢
1着賞金1億4000万円

桜花賞2025が開催される阪神の芝1,600mの特徴

阪神競馬場 芝1600mのコースで特徴を解説
スタート地点向こう正面の真ん中やや左側
コース右回りの外回りコース
Bコース使用
1周の距離2,113.2m
直線距離476.3m
高低差2.4m
フルゲート18頭
平均タイム
(過去5年)
1:35.4
コースレコード1.31.1
(2021年 桜花賞【G1】ソダシ)
阪神芝1,600mで開催された桜花賞のタイム
平均タイム
(過去10年)
1:34.4
レコードタイム1:31.1
(2021年 ソダシ)

桜花賞が開催される阪神芝1,600mは阪神JFやチューリップ賞でも使用します。

そのため、今回出走する馬によってはすでに経験済みの馬も少なくありません。

阪神は内回りコースと外回りコースが存在しますが、芝1,600mでは外回りコースを使用します。

スタート地点は向こう正面の真ん中でスタンドから見てやや左の位置です。

最初のコーナーまで約444mある向こう正面を駆け抜けます。

3.4コーナーは外回りらしく非常に大きなカーブを描いていています。

そのため、減速しなくても立ち回ることが可能です。

また、4コーナーの途中に残り600mの標識が立っており、そのあたりから直線に向けて少しずつ下り傾斜になるためペースアップしやすい造りになっています。

最後の直線は約474mです。

直線の長さは右回りの競馬場の中でも最長で、最高速度を維持しやすいです。

直線入りからしばらくは下り傾斜ですが、ゴール板から200m手前に阪神名物の急な上り坂が立ちはだかります。

この坂は高低差こそ1.8mですが120mの間にあるため実際は数値以上に急です。

坂を駆け上がったらその先にゴール板が立っています。

阪神の芝1,600mは最後の直線が長いこと、そしてコーナーからペースアップしやすい特徴があります。

そのため、脚を溜めて出し切る傾向になりやすいです。

前半は極力スロー展開で余力を残しながら、上がり3ハロンで一気に動き出す競馬が多く、後傾ラップになることが多いです。

スロー⇒瞬発力勝負になるため、これまでのレースで上がりタイムが優秀な馬に注目したいですね。

脚質的には長く脚を使える舞台のため、差しや追い込み馬の好走率も高い舞台となっています。

阪神の芝1,600mはここをチェック!

  • 数多くの重賞が行われている
  • ワンターンコース
  • 上がり勝負になりやすい
  • 8枠は若干好走率が低い
  • 関西騎手が強い

桜花賞2025の出走馬

【参考レース】2025年 桜花賞|JRA公式
馬番馬名性齢斤量騎手
1ヴーレヴー牝355.0浜中俊
2エリカエクスプレス牝355.0戸崎圭太
3マピュース牝355.0田辺裕信
4ショウナンザナドゥ牝355.0池添謙一
5ボンヌソワレ牝355.0川田将雅
6ビップデイジー牝355.0幸英明
7エンブロイダリー牝355.0J.モレイラ
8ウォーターガーベラ牝355.0武豊
9アルマヴェローチェ牝355.0岩田望来
10トワイライトシティ牝355.0松山弘平
11ミストレス牝355.0坂井瑠星
12リンクスティップ牝355.0M.デムーロ
13チェルビアット牝355.0北村友一
14ダンツエラン牝355.0団野大成
15クリノメイ牝355.0酒井学
16ナムラクララ牝355.0西村淳也
17プリムツァール牝355.0津村明秀
18ブラウンラチェット牝355.0横山武史

桜花賞の過去10年のデータと傾向


馬場
着順馬番馬名人気前走前走着順
2024
112ステレンボッシュ2阪神JF(G1)2
29アスコリピチェーノ1阪神JF(G1)1
311ライトバック7エルフィンステークス(L)1
2023
13リバティアイランド1阪神JF(G1)1
29コナコースト6チューリップ賞(G2)2
314ペリファーニア5チューリップ賞(G2)3
2022
18スターズオンアース7クイーンカップ(G3)2
26ウォーターナビレラ3チューリップ賞(G2)5
31ナムラクレア6フィリーズレビュー(G2)2
2021
14ソダシ2阪神JF(G1)1
218サトノレイナス1阪神JF(G1)2
32ファインルージュ8フェアリーステークス(G3)1
2020
19デアリングタクト2エルフィンステークス(L)1
217レシステンシア1チューリップ賞(G2)3
33スマイルカナ9チューリップ賞(G2)7
2019
18グランアレグリア2阪神JF(G1)3
216シゲルピンクダイヤ7チューリップ賞(G2)2
34クロノジェネシス3クイーンカップ(G3)1
2018
113アーモンドアイ2シンザン記念(G3)1
21ラッキーライラック1チューリップ賞(G2)1
39リリーノーブル3チューリップ賞(G2)3
2017
稍重
110レーヌミノル8フィリーズレビュー(G2)2
26リスグラシュー3チューリップ賞(G3)3
314ソウルスターリング1チューリップ賞(G3)1
2016
113ジュエラー3チューリップ賞(G3)2
212シンハライト2チューリップ賞(G3)1
310アットザシーサイド6フィリーズレビュー(G2)2
2015
16レッツゴードンキ5チューリップ賞(G3)3
27クルミナル7チューリップ賞(G3)11
31コンテッサトゥーレ8チューリップ賞(G3)6

【重賞実績】勝ち馬8頭がG1もしくは牡馬混合重賞で連対していた

年度勝ち馬主なG1or牡馬混合重賞実績
2024ステレンボッシュ阪神JF(G1)/2着
2023リバティアイランド阪神JF(G1)/1着
2022スターズオンアースなし
2021ソダシ阪神JF(G1)/1着
2020デアリングタクトなし
2019グランアレグリアサウジアラビアRC(G3)/1着
2018アーモンドアイシンザン記念(G3)/1着
2017レーヌミノル小倉2歳S(G3)/1着
2016ジュエラーシンザン記念(G3)/2着
2015レッツゴードンキ阪神JF(G1)/2着

過去10年の桜花賞の勝ち馬のうちの8頭がこれまでにG1レースもしくは牡馬混合重賞で連対実績がありました。

桜花賞は現段階での最強クラスの牝馬が集結する舞台ですが、これまでにG1や牡馬混合重賞で強い相手に先着している馬が優勝する傾向が強いです。

勝ち馬を探す際は過去の重賞実績にも注目したいです。

今年の出走馬の中で、これまでにG1もしくは牡馬混合重賞で連対していた馬は3頭いました。(かっこは主な重賞実績)

・アルマヴェローチェ
(阪神JF【G1】/1着)

・ビップデイジー

(阪神JF【G1】/2着)

・リンクスティップ

(きさらぎ賞【G3】/2着)

【キャリア】キャリア3戦馬の活躍が目立つ

キャリア成績単勝率連対率複勝率
2戦【1-0-1-8】10.0%10.0%20.0%
3戦【4-6-3-25】10.5%26.3%34.2%
4戦【2-2-4-36】4.5%9.1%18.2%
5戦【2-2-1-38】4.7%9.3%11.6%
6戦【1-0-1-26】3.6%3.6%7.1%
7戦以上【0-0-0-14】0.0%0.0%0.0%

過去10年の桜花賞の好走馬をキャリア別に見てみると、もっとも好走率が高かったのはキャリア3戦の馬です。

キャリア3戦馬はこれまで13頭が馬券に絡んでおり、好走率ももっとも高い水準にありました。

それ以外の馬を見てみると、キャリア4~5戦馬も悪くありませんが、それ以上になると好走数は減少し、キャリア7戦以上は14頭全滅しています。

また、キャリア2戦馬も10頭のうち2頭しか好走していませんでした。

桜花賞ではキャリア3戦馬を評価したいです。

今年の出走馬の中でキャリア3戦の馬は4頭いました。

・アルマヴェローチェ
・ブラウンラチェット
・プリムツァーム
・リンクスティップ

【所属】前走東日本のレースだった関東馬は苦戦

所属成績単勝率連対率複勝率
美浦(関東)【4-2-4-53】6.3%9.5%15.9%
栗東(関西)【6-8-6-95】5.2%12.2%17.4%
関東馬の前走場所成績単勝率連対率複勝率
東日本競馬場【1-0-1-34】2.8%2.8%5.6%
西日本競馬場【3-2-3-19】11.1%18.5%29.6%
※東日本競馬場=東京・中山、西日本競馬場=京都・阪神・中京

過去10年の桜花賞の好走馬を所属別に見てみると、馬券に絡んだ20頭が関西馬で、残りの10頭が関東馬でした。

好走数は輸送リスクが少ない関西馬のほうが多いですが、単勝率は関東馬も負けておらず、意外と大きな差はありません。

また、関東馬は過去8開催で馬券に絡んでいるため、むしろ候補となります。

ただし、好走した関東馬10頭のうちの8頭が前走西日本の競馬場(京都・阪神・中京)を使っていました。

前走東日本競馬場だった馬は凡走が目立つため、関東馬を予想する際は前走競馬場にも注目したいです。

今年の出走登録している関東馬の中で、前走が西日本競馬場だった馬は2頭いました。

・ブラウンラチェット
(前走阪神JF【G1】/16着)

・ボンヌソワレ

(前走フィリーズレビュー【G2】/3着)

桜花賞の過去10年の人気別成績

人気成績単勝率連対率複勝率
1番人気【1-4-1-4】10.0%50.0%60.0%
2番人気【5-1-0-4】50.0%60.0%60.0%
3番人気【1-2-2-5】10.0%30.0%50.0%
4番人気【0-0-0-10】0.0%0.0%0.0%
5番人気【1-0-1-8】10.0%10.0%20.0%
6~9番人気【2-3-6-29】5.0%12.5%27.5%
10番人気以下【0-0-0-88】0.0%0.0%0.0%

単勝率がもっとも高いのは2番人気

過去10年の桜花賞で1番人気の勝利は2023年のリバティアイランドのみです。

対して、2番人気は過去10年で5勝を挙げていました。

勝ち馬を探す際は1番人気よりも2番人気の方が有力です。

なお、連対率は1番人気が50%で2番人気が60%、複勝率はどちらも60%なので相手を選ぶ際はどちらも候補となるでしょう。

余談ですが、過去10年の2番人気の馬はアーモンドアイやグランアレグリア、デアリングタクトにソダシなど、今なお語り継がれる名馬がズラリと並んでいます。

それ以前に優勝したジェンティルドンナやスティルインラヴなどの三冠牝馬も2番人気でした。

これらの馬は桜花賞以前の段階ではそこまで評価されていなかったものの、桜花賞で結果を残したことで大成しています。

桜花賞で2番人気に支持された馬が勝利したら、高確率で出世街道を歩むため、今後も注目してみると良いでしょう。

前走1番人気は好走率が高い

前走人気成績単勝率連対率複勝率
1番人気【7-3-5-26】17.1%24.4%36.6%
2番人気【1-3-2-28】2.9%11.8%17.6%
3番人気【1-2-1-19】4.3%13.0%17.4%
4番人気【0-1-1-11】0.0%7.7%15.4%
5番人気【1-0-1-19】4.8%4.8%9.5%
6~9番人気【0-1-0-27】0.0%3.6%3.6%
10番人気以下【0-0-0-18】0.0%0.0%0.0%

過去10年の桜花賞で前走レースにおいて1番人気に支持された馬は【7-3-5-26】でした。

桜花賞は当日1番人気の馬はなかなか勝ち切れていませんが、前走1番人気だった馬は7勝しており、好走が目立ちます。

馬券予想の際、前走1番人気に支持された馬は評価を上げても良いでしょう。

今年の出走馬の中で前走1番人気に支持された馬は2頭いました。

・ビップデイジー
(前走チューリップ賞【G2】/5着)

・ブラウンラチェット

(前走阪神JF【G1】/16着)

二桁人気は88頭すべて全滅

過去10年の桜花賞で10番人気以下の馬はこれまで88頭が出走していましたが、1頭も馬券に絡めていませんでした。

桜花賞は6~9番人気の馬の中穴は意外と馬券に絡んでいますが、10番人気以下になるとさすがに好走は厳しいようです。

桜花賞は毎年フルゲート開催になるので予想が難しいレースですが、二桁人気を予想から外すだけで大幅な予想短縮ができるので、参考にしてみてください。

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桜花賞の過去10年の枠番別成績

枠番成績単勝率連対率複勝率
1枠【0-1-3-15】0.0%5.3%21.1%
2枠【2-0-2-15】10.5%10.5%21.1%
3枠【1-2-0-17】5.0%15.0%15.0%
4枠【2-1-0-17】10.0%15.0%15.0%
5枠【2-2-2-14】10.0%20.0%30.0%
6枠【1-1-1-17】5.0%10.0%15.0%
7枠【2-0-2-26】6.7%6.7%13.3%
8枠【0-3-0-27】0.0%10.0%10.0%

両端枠から勝ち馬は出ていない

過去10年の桜花賞で1枠と8枠は勝ち馬が出ていませんでした。

8枠の勝ち馬は2014年のハープスターがいますが、1枠に関しては1994年のオグリローマンまで遡ります。

近年の桜花賞はかつてほど枠の優劣はなくなりましたが、それでも両端から勝ち馬が出ていない点は覚えておきたいです。

今年の桜花賞で1枠と8枠に入った馬は下記5頭です。

1枠 ヴーレヴー
1枠 エリカエクスプレス
8枠 ナムラクララ
8枠 プリムツァール
8枠 ブラウンラチェット

桜花賞の過去10年の前走着順別成績

前走着順成績単勝率連対率複勝率
1着【4-3-4-54】6.2%10.8%16.9%
2着【4-3-2-35】9.1%15.9%20.5%
3着【2-2-2-17】8.7%17.4%26.1%
4着【0-0-0-4】0.0%0.0%0.0%
5着【0-1-0-4】0.0%20.0%20.0%
6~9着【0-0-2-18】0.0%0.0%10.0%
10着以下【0-1-0-16】0.0%5.9%5.9%

前走4着以下の好走は乏しい

過去10年の桜花賞の勝ち馬はいずれも前走レースで3着以内に入線していました。

また、2~3着馬16頭も3着以内に入線しており、前走4着以下の馬は4頭しか馬券に絡めていません。

桜花賞は各路線から実績馬が集結しますが、馬券に絡んだ大多数が前走レースで3着以内に入線しているので前走着順も重要です。

なお、前走4着以下で馬券に絡んだ4頭はいずれも前走チューリップ賞を使われていたので、それ以外のレースで4着以下の馬だった馬は評価を下げたいです。

今年の出走馬の中で前走チューリップ賞以外のレースで4着以下に敗れていた馬は3頭いました。

・ダンツエラン
(前走フィリーズレビュー【G2】/6着)

・ブラウンラチェット

(前走阪神JF【G1】/16着)

・ミストレス

(前走サウジダービー【G3】/4着)

桜花賞2025全頭考察

今年の桜花賞も例年通りフルゲートを超える出走登録が確認でき、多頭数開催に期待できるでしょう。

ここからは、冒頭で紹介しきれなかった残りの出走登録馬について解説します。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

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クリノメイ

主な勝ち鞍
  • チューリップ賞 (G2) 2025年

クリノメイは前走のチューリップ賞の勝ち馬です。

もともと札幌や中山で結果を残していましたが、阪神JFはゲートで立ち上がってしまい、外枠発走となりました。

その影響もあってか、スタートは決めましたが後ろからの競馬となり、直線一気を仕掛けたものの伸びが足りずに14着に沈みました。

しかしながら、前走のチューリップ賞ではスタートも上手く決めて3~4番手の位置を付け、直線でも内目から立ち回ってウォーターガーベラの追撃を退けて勝利しました。

きわどい決着でしたが、スタートはもちろんのこと、冷静な状態で挑めたことが勝利につながり、関係者の尽力でつかんだ勝利といえるでしょう。

ただ、今年のチューリップ賞は開幕週開催でしたが勝ち時計1分34秒0は開幕週にしては速くありません。

そのため、他路線から挑む馬と比較すると正直そこまでポテンシャルがあるかというと微妙なところです。

現在の阪神は依然高速馬場傾向が続いているので、高速馬場巧者相手に勝ち負けは容易ではないでしょう。

前走の勝ちっぷりは見事でしたが、一雨降って馬場傾向が変わらない限りは見送りたいです。

★評価点
・チューリップ賞の勝ち馬
・先行競馬が得意
・酒井騎手が引き続き騎乗
・前走チューリップ賞組は好走の大半を占める

▼課題
・前走チューリップ賞の勝ち時計は目立つものではない
・高速馬場よりも少しでも重くなった方がやれそう

ショウナンザナドゥ

主な勝ち鞍
  • フィリーズレビュー (G2) 2025年

前走のフィリーズレビューを勝利し、無事に桜花賞まで上り詰めたのがショウナンザナドゥです。

昨年のアルテミスステークスから重賞を4戦経験し、アルテミスステークスや阪神JFは掲示板入りしたものの、収得賞金の加算はできませんでした。

しかしながら、前走フィリーズレビューは初めての芝1,400m戦で距離がかみ合うか難しいところでしたが、展開が合致し、上がり最速34秒8の末脚を使って優勝しました。

最後の伸び脚はいいものを見せていましたが、前半3F33秒2は過去10年でもっとも速いですし、このペースで前残りはよっぽどの馬でも厳しいものがあります。

ショウナンザナドゥや2着のチェルビアットが後ろからの一気で結果を残しているように、差し有利の舞台であったのも事実なので、過大評価はしづらいところです。

ただ、ショウナンザナドゥはマイルのアルテミスステークスや阪神JFでも掲示板入りしていることから、桜花賞の舞台は悪くないでしょう。

キレる脚は持ち合わせていませんが、マイルでも対応しているのは悪くないですし、ようやくつかんだクラシックの舞台でどこまでやれるか注目したいです。

★評価点
・重賞でコンスタントに上位争いしている
・マイル実績もある
・差しの競馬が得意
・過去10年の桜花賞で3連対している池添騎手が騎乗

▼課題
・前走は展開も向いた
・使い詰めているので疲労が気になる

ダンツエラン

主な勝ち鞍
  • ファンタジーS (G3) 2024年

ダンツエランは昨年不良馬場で開催されたファンタジーステークスの勝ち馬です。

ファンタジーステークスは全馬未経験の不良馬場での開催でしたが、中団で身構えつつ、直線では外目に出して脚を伸ばし、混戦模様を制しています。

不良馬場のスローということで前有利でしたが、その中でも出し切れたのは良かったです。

近2戦は凡走していますが、展開面で少し苦しい場面もあったので、まともならもう少しやれているような感じもします。

ただ、桜花賞はキレ勝負になるため、過去に上がりの速い末脚を使えていない点は気になるところです。

重賞実績はありますし、近2戦は底を見せていないといないので不気味な存在ではありますが、レースとかみ合うかというと微妙なところではないでしょうか。

★評価点
・ファンタジーステークスは不良馬場の中勝利した
・タフな馬場で結果を残している

▼課題
・キレ勝負でどこまでやれるか
・データと相性の悪い前走4着以下の馬

チェルビアット

主な勝ち鞍
  • 3歳未勝利

チェルビアットはデビュー4戦目で初勝利を掴み、前走フィリーズレビューでも2着入線しました。

半姉にジャパンカップや秋華賞を制したショウナンパンドラがいる良血馬でしたが、デビューから3戦は結果を残せませんでした。

しかし、今年に入ってブリンカーを装着してからは、2戦2連対で結果を残しています。

前走のフィリーズレビューも14番人気の低評価を覆す追込競馬で2着に飛び込み、高配当の立会者となりました。

ただ、前走フィリーズレビューは前が非常に流れたため、差し有利になり、展開に恵まれています。

また、今回は桜花賞の権利を獲得したものの、マイルはこれまで未経験ですし、12月に挑んだ未勝利戦(芝1,800m)も人気を裏切る6着だったので、距離がかみ合うかというと難しいところでしょう。

ブリンカー効果で結果を残している馬ですし、差し脚は悪くないものを持っていますが、不安材料もいくつかあるのでここは見送りたいです。

★評価点
・今年に入って調子を上げている
・半姉にG1馬のショウナンパンドラがいる
・流れたらいい脚を使える

▼課題
・前走フィリーズレビューは展開にも恵まれた
・マイルでどこまでやれるか

トワイライトシティ

主な勝ち鞍
  • アネモネS (L) 2025年

トワイライトシティは前走アネモネステークスの勝ち馬です。

これまでキャリア2戦2勝の馬で、前走アネモネステークスは最内から上手くスタートを飛び出したものの、他に行きたい馬がいたので譲って3番手の位置を確保し、直線では最内から脚を伸ばして勝利しました。

ロスのない立ち回り自体は悪くありませんでしたが、スムーズに経済コースを確保できたのは枠の恩恵も大きいです。

2戦2勝と言ったら聞こえはいいですが、近2戦の持ち時計はそこまで目立つものでもありません。

時計勝負になる可能性が高い今回、これまで以上にタイムを縮めることができるかというと、難しいものがありそうです。

★評価点
・2戦2勝の無敗馬
・先行競馬が得意

▼課題
・近2戦の持ち時計は目立たない
・時計勝負でどこまでやれるか

ナムラクララ

主な勝ち鞍
  • 紅梅ステークス (L) 2025年

ナムラクララは半姉にいまなおスプリング路線で活躍しているナムラクレアがいる良血馬です。

姉同様、これまでは短距離戦で結果を残しており、特に2走前の紅梅ステークスは中盤以降安定したラップを刻みながら、最後まで1F11秒台の時計で走破しました。

前走チューリップ賞はキャリア初の1,600m戦でしたが、得意の1,400mで行われるフィリーズレビューではなく、あえて桜花賞と同じコースのチューリップ賞を選択したことから、桜花賞への意気込みが感じられました。

しかしながら、道中は控える形を打ち、直線で脚を伸ばすものの、キレ負けして5着までとなっています。

この日のチューリップ賞は開幕週で時計が出てもおかしくありませんでしたが、思ったよりも伸びきれていませんでしたし、少し物足りない内容でした。

紅梅ステークスのほうが強い競馬だったことから、ナムラクララにとってマイルは少し長い可能性もありそうです。

桜花賞で結果を残せなかったら、ナムラクレアと同じく短距離路線にシフトしても良いかもしれません。

★評価点
・半姉にナムラクレアがいる良血馬
・短距離で結果を残している
・紅梅ステークスが強い競馬
・持続力ある末脚が武器

▼課題
・前走チューリップ賞は思った以上の伸びない
・キレ勝負は分が悪い
・マイルは長いかもしれない

ビップデイジー

主な勝ち鞍
  • 紫菊賞 (1勝クラス) 2024年

ビップデイジーは昨年の阪神JFで2着入線した馬です。

阪神JFは8番人気の低評価でしたが、直線では内目から斜めに誘導しつつ、馬場のいい外目に持ち出して2着に入線しました。

もともと新馬戦でも多頭数でもまれながら結果を残していた馬で、操縦性の高い馬でしたが、阪神JFでも器用に立ち回って連対できたのはビップデイジーの力量があるでしょう。

前走のチューリップ賞はスローの流れで先行ということで阪神JFとは異なる展開でしたが、それでも叩きの舞台でいつもと違う形で3着に入線できたのはよく、どのような展開でも一定以上のパフォーマンスを引き出せることが証明されています。

今回はビップデイジーにとって本番となりますが、マイル実績は言うまでもありませんし、多頭数開催でも臆することなく立ち回れるのも強みです。

幸騎手も昨年の阪神JFや今年のフェブラリーステークスなど、ここ数年の中では大舞台で乗れているので、状態次第で印も健闘したいです。

★評価点
・阪神JFで2着
・マイルで善戦
・どのような展開でも一定以上のパフォーマンスを引き出せる
・多頭数慣れしている
・データと相性のいいG1連対馬&前走1番人気の馬

▼課題
・高速馬場巧者相手にどこまでやれるか

ブラウンラチェット

主な勝ち鞍
  • アルテミスS (G3) 2024年

ブラウンラチェットは半兄にフォーエバーヤングがいる良血馬で、昨年のアルテミスステークスを勝利し、阪神JFでも1番人気に支持されていました。

デビュー戦やアルテミスステークスを無事に勝利している馬ですが、超ドスローからの上がり勝負で出し切りやすかったです。

しかしながら、アルテミスステークスは超スローに落としたミストレスを唯一差し切っていることからも、この時点では非凡な才能が感じられました。

前走阪神JFも1番人気に支持されましたが、ここは初めての関西遠征も影響したのか、馬体重を大きく落としていましたし、ロングラン開催で高速馬場ではない京都や久々のレースも影響し、ゴチャつく競馬で凡走しています。

人気を裏切る形となりましたが、能力というよりは状態面が仕上がっていなかった可能性があるため、上手く立て直すことができればまだまだ侮れません。

今回は前走の反省を活かして、2週前の段階で栗東入りしており、直前の長距離輸送リスクを避けています。

それだけここはメイチで挑んでくる可能性があるので、状態が良ければ、汚名返上も果たせるのではないでしょうか。

★評価点
・アルテミスステークスを完勝した馬
・半姉にフォーエバーヤングがいる良血馬
・競馬センスが高い
・データと相性のいいキャリア3戦&前走1番人気&前走西日本競馬を走った関東馬

▼課題
・状態が立て直しているか
・主戦のルメール騎手は今週オーストラリアで騎乗する
・データと相性の悪い前走4着以下に敗れた馬

プリムツァール

主な勝ち鞍
  • 3歳未勝利 2025年

プリムツァールは今年デビューした馬で、通算成績は【1-2-0-0】で安定感があります。

前走のアネモネステークスは馬番6番からの発走で、道中中団外目に身構えながら、直線でも外目から脚を伸ばして2着入りしました。

勝ち馬トワイライトシティが枠の恩恵を活かして経済コースを立ち回っていましたが、外目を回りながら、最後はトワイライトシティに半馬身差まで詰め寄ることができたので、枠次第で逆転もあったと思います。

しかしながら、走破時計1分35秒8は稍重から回復した直後であっても目立つものではないですし、そこまでレベルが高い内容ではありませんでした。

今回は時計勝負になりやすい桜花賞へ出走しますが、これまで時計の出る馬場で結果を残していないので対応できるか微妙ですし、前走アネモネステークスを見ても、ここでの好走は容易ではなさそうです。

★評価点
・データと相性のいいキャリア3戦馬
・これまで3戦すべて連対している

▼課題
・前走アネモネステークスはそこまでレベルが高くない
・走破時計も地味
・時計勝負でどこまでやれるか

ボンヌソワレ

主な勝ち鞍
  • 2歳未勝利 2024年

キャリア6戦使われているボンヌソワレは1,400m~1,600mを中心に使われ、前走フィリーズレビューでも3着に入線しました。

今年のフィリーズレビューは前半3F33秒2という超ハイペースで進行し、その中でボンヌソワレは4番手の位置で先行しましたが、差し有利にもかかわらず、最後は押し切って3着入線しています。

前の馬が失速する中で、1頭だけ前目で粘れたのはある意味評価できますし、上位2頭よりも強い競馬ができていました。

今回は無事に桜花賞の切符を手にしましたが、ただ、これまでマイルは2戦走ったものの勝利していないことから、マイルが合うかというと微妙なところです。

むしろ、ハイペースでも押し切れることから短距離路線にシフトしたほうが面白そうな馬にも見えました。

桜花賞は距離が長いと思うので狙いづらいですが、今後、例えば時計の出やすい北九州記念あたりに出走するようでしたら強く狙ってみたい1頭です。

★評価点
・フィリーズレビューが強い競馬
・流れてもしぶとく粘れる
・データと相性のいい前走西日本競馬を走った関東馬

▼課題
・マイルは長そう

マピュース

主な勝ち鞍
  • 赤松賞 (1勝クラス) 2024年

前走のクイーンカップで2着に入線し、収得賞金を加算したマピュースも参戦します。

デビューからの3戦はスローの中で差し脚を伸ばしてレースを行い、新馬戦と赤松賞は上がり3F33秒台の時計を使って勝利しました。

前走のクイーンカップはこの馬にとっては初めての流れる競馬でしたが、そこでも上がり3F34秒8の末脚を使って入線しています。

走破時計1分32秒6も高速馬場の東京だったとはいえ優秀ですし、力あるところを見せました。

ただ、今回はこのときの勝ち馬であるエンブロイダリーも参戦するため、エンブロイダリーでみると少し物足りません。

今回は初めての関西遠征となるため、レースで力を出し切れるかも難しいところです。

決め手勝負になりやすい桜花賞の舞台とかみ合う可能性は高そうですが、エンブロイダリーの存在や輸送を考慮したら課題も少なくない馬です。

出来ることならパドックや返し馬を見ながら最終的な判断を決めたい1頭です。

★評価点
・マイルで4戦3連対
・末脚競馬が得意
・田辺騎手とも合う
・高速馬場にも対応可能

▼課題
・初となる関西遠征
・右回りの舞台は初めて
・クイーンカップで先着を許したエンブロイダリーが参戦する

ミストレス

主な勝ち鞍
  • 2歳新馬 2024年

ミストレスは昨年のアルテミスステークスにおいて、逃げ粘りの2着に入線した馬です。

新馬戦は新潟のマイル戦で、古川奈穂騎手が騎乗し、逃げの競馬で2着馬に6馬身差で楽勝でした。

着差だけ見たら見事な競馬でしたが、超スローからの上がり勝負で楽でしたし、女性騎手の古川騎手が騎乗していたこともあって、斤量も51キロだったので好条件がそろった中での勝利でした。

その影響もあり、続くアルテミスステークスは7番人気の低評価でしたが、ここは最内からスムーズにハナに立ち、騎乗した坂井騎手が最内からスローの逃げに持ち込み、最後まで余力を残しながら2着に入線しています。

ブラウンラチェットには差されてしまったものの、最善の競馬でつかんだ2着ですし、見事な立ち回りができています。

近走は凡走が目立ちますが、前走サウジダービーとその前のブルーバードカップはダートのものなので参考外で良いでしょう。

阪神JFは流れる展開や外差し有利の条件が響いて8着に沈んでいるので、展開次第で出し切れるかどうかが決まりそうです。

幸いにも今年の桜花賞はこれといった逃げ馬が不在なので主導権を握れる可能性は高いです。

また、これはたまたまだと思いますが、出走可能だったランフォーヴァウが回避したことで、ランフォーヴァウに騎乗予定だった坂井騎手の手が空き、結果的にミストレスの主戦として手綱を握るのも面白いです。

相手は間違いなく強化されますが、アルテミスステークスのときのような競馬ができるのであれば、台風の目となれる可能性もあります。

有力馬が回避したことで運よく掴んだ桜花賞の権利を存分に生かしてほしいです。

★評価点
・スローの逃げが得意
・アルテミスステークスは最良の競馬で2着入りした
・主戦の坂井騎手が騎乗する
・今年は同型がいない

▼課題
・データと相性の悪い前走4着以下に敗れた馬
・時計勝負の舞台でどこまでやれるか
・持ち時計は平凡
・海外帰り初戦

ランフォーヴァウ ※取消

主な勝ち鞍
  • デイリー杯2歳S (G2) 2024年

ランフォーヴァウは昨年のデイリー杯2歳ステークスの勝ち馬です。

デイリー杯2歳ステークスはうまく誘導しながら勝利していますが、7頭立ての少頭数であったことやスローで楽、相手関係も2着のドラゴンブーストは京成杯で意外な活躍を見せていますが、それ以外の馬が目立っていないので出し切りやすかったです。

近2戦は凡走していますが、フィリーズレビューは前が壁、その前の阪神JFもコーナーの接触で出し切れていないことを考えると、ある意味底を見せていません。

ただ、高速馬場の瞬発力勝負でどこまでやれるかというと未知数な部分はあるので強くは狙いづらいです。

重賞馬ですが、デイリー杯2歳ステークスは楽だったのであまり過大評価はしないほうが良いでしょう。

★評価点
・差しの競馬が得意
・デイリー杯2歳ステークスでコンビを組んだ坂井騎手が騎乗
・データと相性のいい古馬混合重賞の勝ち馬

▼課題
・時計の出る馬場でどこまでやれるか
・データと相性の悪い前走4着以下に敗れた馬

ヴーレヴー

主な勝ち鞍
  • エルフィンS (L) 2025年

キャリア6戦のヴーレヴーは前走エルフィンステークスの勝ち馬です。

もともと洋芝で時計がかかりやすい札幌や函館で実績を重ねた馬で、前々走のファンタジーステークスは不良馬場で超スローの中、最後は脚を伸ばして4着でした。

馬券に絡むことはできませんでしたが、勝ち馬との差は0.1秒で、展開や馬場を考慮したら健闘しています。

前走エルフィンステークスは休み明けでしたが、ここもスムーズに先行し、直線では馬場の内目からスムーズに先頭に立って勝利しました。

休み明けで大きく馬体を増やしながら勝ち切っており、成長性が伺えます。

今回は無事に桜花賞まで駒を進めましたが、これまで時計のかかる舞台を中心に使ってきたため、超高速馬場傾向にある現在の阪神でどこまでやれるかがポイントとなりそうです。

時計勝負になると少し苦しい部分があるため、ヴーレヴーにとっての恵みの雨が欲しいところです。

★評価点
・タフな馬場で結果を残した
・前走エルフィンステークスも休み明けで勝利
・主戦の浜中騎手が引き続き騎乗

▼課題
・時計勝負でどれだけやれるか
・できれば雨が欲しい

桜花賞2025の騎手予想

桜花賞2025で買いたい騎手トップ3を公開しています。

桜花賞2025追い切り評価

桜花賞2025追い切り評価はこちらの記事でご覧ください。

以上になります。
桜花賞の予想の参考にしてみてください!

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