【有馬記念2023予想】本命におすすめしたい3頭+激走に期待できる穴馬2頭はこちら!
有馬記念2023のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
有馬記念2023の予想ポイント
- 3歳馬の好走率が高く、6歳以上の馬は評価を下げたい
- ノーザンファーム生産馬が圧倒的に強い
- 1人気の信頼度は高い【6-1-1-2】、勝ち馬は1人気~4人気から予想
- 7枠~8枠が不利なレース
- 前走G1組が活躍、特に秋天、菊花賞、凱旋門賞組が優勢
有馬記念2023予想の最終買い目
有馬記念の予想(晴れの良馬場想定)
有馬記念が開催される日曜日の中山競馬場界隈の天気を見てみると、晴れの予報が出ていました。
降水確率は10~30%ですが、おそらく降らないと思います。
馬場傾向を見てみますと、土曜日の芝レースはすべて良馬場で行われていました。
全体的に時計は標準もしくはやや遅めの決着が多かったものの、メインレースのグレイトフルステークス(芝2,500m)では勝ち馬のニシノレヴナントをはじめ、上位9頭までが2分32秒台の時計でゴールしています。
このことから、全体的には時計がかかっていてもおかしくないですが、実はそこそこ時計が出ている可能性もあります。
判断が難しいですが、うましるでは晴れの良馬場、標準もしくは時計の出やすい馬場を想定しながらレース予想をまとめました。
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◎本命 4 タイトルホルダー
父 | ドゥラメンテ |
母 | メーヴェ |
母父 | Motivator |
主な勝ち鞍 | 宝塚記念(G1) 2022年 |
前走 | ジャパンC(G1) 5着 |
本命はタイトルホルダーにしました。
現役屈指のステイヤーで天皇賞(春)や宝塚記念では半端じゃないパフォーマンスで圧勝しています。
この2レースで勝ち切れているので有馬記念でも好走してもおかしくありませんでしたが、直近2開催はデータ的に不利といわれる外枠を引いたため凡走してしまいました。
ところが、今年は待望の2枠を引いたため、よりハナを狙いやすいでしょう。
スタミナ量は莫大にあるため多少ハイペースで進行してもおかしくありません。
タイトルホルダー自身はまだまだ衰えを見せていませんし、ここでラスト騎乗となる横山和生騎手が積極的な、理想としてはチャンピオンズカップにおけるレモンポップの坂井騎手くらい強気の競馬を見せてくれれば、底力を発揮できると思います。
控えなくていいのでとにかく積極的な競馬、当たって砕けろの精神でタイトルホルダーの力を引き出してほしいです。
〇対抗 10 ジャスティンパレス
父 | ディープインパクト |
母 | パレスルーマー |
母父 | Royal Anthem |
主な勝ち鞍 | 天皇賞(春)(G1) 2023年 |
前走 | 天皇賞(秋)(G1) 2着 |
対抗はジャスティンパレスにしました。
2歳のころから大舞台で頭角を表していましたが、本格化したのは今年に入ってからです。
阪神大賞典を制してその勢いのまま天皇賞(春)も制しました。
そして、前走の天皇賞(秋)は差し馬有利の展開だったとはいえ後方から長く脚を使って好走しています。
中山の舞台もロングスパートに長けている馬が好走しやすいのでジャスティンパレスの脚色に合うでしょう。
無理にジャパンカップを使わずに有馬記念に照準を定めた点も好感が持てますし、昨年以上のパフォーマンスに期待したいです。
▲単穴 13 タスティエーラ
父 | サトノクラウン |
母 | パルティトゥーラ |
母父 | マンハッタンカフェ |
主な勝ち鞍 | 日本ダービー(G1) 2023年 |
前走 | 菊花賞(G1) 2着 |
単穴はタスティエーラにしました。
今年のダービー馬ですが、ダービーの時計は過去10年の中でも遅く、世代のレベルに疑問がつきます。
ところが、タスティエーラは皐月賞・ダービー・菊花賞すべてで連対しており、求められる要素がまるで異なる舞台でしっかりと上位入選しました。
どんな舞台でも健闘できる能力はタスティエーラの長所だと思います。
今回はキャリア初の古馬戦となります。
イクイノックスこそ不在ですが、それでも強力な馬が多数そろった中で正直どこまでやれるか分かりません。
しかし、どんな舞台でも上位争いしている馬なので今回も可能性はあるでしょう。
名手ムーア騎手が騎乗するのも心強いですし、ここは抑えることにしました。
△連下 5 ドウデュース
父 | ハーツクライ |
母 | ダストアンドダイヤモンズ |
母父 | Vindication |
主な勝ち鞍 | 日本ダービー(G1) 2022年 |
前走 | ジャパンC(G1) 4着 |
ドウデュースは連下にしました。
近2戦は戸崎騎手が騎乗しなくてもそこまで高いパフォーマンスを見せていません。
特に叩き2戦目だった前走のジャパンカップはダービーを制した時と全く同じ舞台なので出し切れてもおかしくありませんでしたが、スターズオンアースに真っ向から敗れてしまいました。
このことから、ダービーのころのようなパフォーマンスに期待できないのかもしれません。
しかしながら、今回は有馬で好枠といえる3枠を引きました。
しかも、土曜日のメインレースであるグレイトフルステークスを見た限り、意外と時計は出ています。
時計勝負になるようでしたら今年の京都記念のように真価を発揮できるはずです。
今回武豊騎手が騎乗するのも心強いですし、ここは上位争いにも期待できそうです。
△連下 16 スターズオンアース
父 | ドゥラメンテ |
母 | サザンスターズ |
母父 | Smart Strike |
主な勝ち鞍 | オークス(G1) 2022年 |
前走 | ジャパンC(G1) 3着 |
スアーズオンアースは連下にしました。
これまで桜花賞やオークスを勝利し、敗れはしたものの大阪杯では前有利の展開で1頭だけ差しの競馬で上位争いしています。
厳しい流れでも結果を残しているのはこの馬のポテンシャルがあってのもので、牡馬相手にも強い競馬ができているのは高く評価したいです。
また、今回有馬記念と相性のいいルメール騎手が騎乗するのも心強いです。
ただし、今回はよりによって有馬記念と相性最悪の8枠16番を引いてしまいました。
もうすこし内目の枠を引いていたらもっと評価を上げる予定でしたが、外枠を引いたため評価を下げています。
しかしながら、スターズオンアースは差しの競馬を得意としているので極端に不利というわけではありませんし、ルメール騎手も枠を考慮したうえで勝つ競馬を行うでしょう。
2015年のマリアライトのように、うまく能力を引き出してくれれば馬券内も狙えると思います。
△連下 2 シャフリヤール
父 | ディープインパクト |
母 | ドバイマジェスティ |
母父 | Essence of Dubai |
主な勝ち鞍 | ドバイシーマC(G1) 2022年 |
前走 | BCターフ(G1) 3着 |
シャフリヤールも抑えます。
一昨年のダービー馬で近走を見た限りは直線の長い舞台のほうが出し切れているタイプです。
しかも、今回は香港の出走が取りやめとなったため急遽有馬記念にシフトしました。
キャリア初の中山なのでコース適性は未知数です。
また、現在の中山は時計が出やすい可能性があるのでシャフリヤールの脚質に合致しそうです。
追い切りを見ても、意外とよい動きを見せていました。
今回騎乗する松山騎手は2020年に人気落ちのサラキアを上位に持ってきていますし、人馬ともに出し切れる条件は整っている感じがしたので抑えます。
単勝
4 タイトルホルダー
馬連流し
軸馬:4
相手:2、5、10、13、15、16
三連複フォーメーション
1頭目:4
2頭目:2、5、10、13、15、16
3頭目:2、5、10、13、15、16
有馬記念2023の有力馬3頭
今年の有馬記念はG1馬が9頭も参戦し、まさにグランプリレースにふさわしいメンバーが揃いました。
今年の出走登録馬の中から上位人気に支持されそうな本命馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
タスティエーラ
- 日本ダービー (G1) 2023年
- 弥生賞ディープ記念 (G2) 2023年
タスティエーラは今年のダービー馬です。
今年のクラシック競走では意外にも1番人気に支持されたことはありませんでしたが、蓋を開けてみればダービーを勝利し、皐月賞と菊花賞でも2着と、高いパフォーマンスを発揮しました。
特に、皐月賞は非常に時計のかかる馬場で結果を残し、ダービーは時計の出る馬場で押し切りました。
また、菊花賞で2着入りしているように長距離適性も問題ありません。
このようにクラシックで大崩れがない馬なので信頼したいところですが、今回最大のポイントはキャリア初の古馬戦ということになります。
特に、ダービーは勝利したとはいえ2分25秒2の勝ち時計は過去10年で2番目に遅いです。
このダービーで4着入りしたベラジオオペラがチャレンジカップを、そして5着のノッキングポイントが新潟記念で古馬を撃破しているので大丈夫だとは思いますが…。
ここでも上位人気に支持されると思いますが、今年の有馬記念は魅力のある馬がたくさんいるので枠の並びで判断したいです。
スターズオンアース
- オークス (G1) 2022年
- 桜花賞 (G1) 2022年
牝馬のスターズオンアースも面白い存在です。
春のクラシックの段階ではそこまで高く評価されていませんでしたが、桜花賞ではそっと差す競馬で勝利し、オークスはロングスパート競馬で勝ち切りあっさり二冠を手にしています。
また、前走のジャパンカップは半年ぶりのレースながらもこれまで通りのパフォーマンスで3着入りしています。
一つ年下のリバティアイランドには1馬身敗れましたが、向こうが2キロ斤量の恩恵があったことを考えれば十分すぎるほどの内容でした。
桜花賞やオークス、ジャパンカップの戦績だけ見たら直線の長い舞台のほうが出し切れるように感じますが、今年の大阪杯は内回りの阪神で2着入りしているように意外とコースは問いません。
中山も阪神内回りと同じく直線は短いです。
また、今回キャリア初の芝2,500mとなりますが、これまでの戦績を見る限りはチャンスもありそうです。
有馬記念と相性がいいルメール騎手が騎乗するのも心強いですし、適性がかみ合えば上位争いも可能でしょう。
ジャスティンパレス
- 天皇賞春 (G1) 2023年
- 阪神大賞典 (G2) 2023年
- 神戸新聞杯 (G2) 2022年
ジャスティンパレスは今年の天皇賞(春)を制した馬です。
もともと2歳のホープフルステークスで2着入りしていてポテンシャルの片鱗を見せていましたが、皐月賞とダービーは惨敗します。
しかし、秋の神戸新聞杯を勝利してからにわかに本格化し、今年の天皇賞(春)を勝利、そして天皇賞(秋)でも2着入りしました。
スタミナとトップスピード持続力に定評のある馬で、瞬発力にも長けています。
特に、早い段階から動いても長く脚を活かせるのはこの馬の強みなので、仕掛けは速くてもよいでしょう。
昨年の有馬記念では7着に敗れましたが今年のほうが本格化しているので全く侮れない1頭です。
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有馬記念2023の穴馬2頭
近年の有馬記念は堅い決着が増えていますが、トリッキーな中山を舞台にしていることもあり、適性がかみ合った馬の激走もたまに見られます。
今年の出走登録馬の中で激走する可能性を秘めている馬を2頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
タイトルホルダー
- 宝塚記念 (G1) 2022年
- 天皇賞春 (G1) 2022年
- 菊花賞 (G1) 2021年
- 日経賞 (G2) 2022年
- 日経賞 (G2) 2021年
- 弥生賞ディープ記念 (G2) 2021年
これまで長きにわたってステイヤーの第一線を走り続けたタイトルホルダーはこの有馬記念がラストランとなります。
スタミナ量に関しては現在においても最強クラスで、過去に勝利した天皇賞(春)や宝塚記念ではそのスタミナを思う存分活かしたハイペース競馬で勝利を重ねてきました。
また、今年の日経賞は不良馬場開催となりましたが、トップハンデや休み明けをものともしない走りで2着馬に8馬身差の圧勝しており、時計のかかる馬場でスタミナが求められる舞台は大得意です。
有馬記念と全く同じコースである日経賞を2年連続勝利しているのでコース適性は問題ありません。
あとは、枠順の並びが重要です。
タイトルホルダーは2年連続有馬記念に出走して馬券外に敗れましたが、この2戦はいずれも好走率が極端に低い7枠より外でした。
タイトルホルダーの脚質的にも内から中枠を引きたいところです。
スルーセブンシーズ
- 中山牝馬S (G3) 2023年
スルーセブンシーズは主な勝ち鞍こそ中山牝馬ステークスしかありませんが、今年の宝塚記念ではコース適性が見事かみ合いイクイノックスのクビ差2着に詰め寄りました。
そして、宝塚記念の評価を背にフランスの凱旋門賞に出走します。
凱旋門賞はG3止まりの馬ということもあってそこまで高い評価はされていませんでしたがタフな洋芝が見事フィットし、直線では豪脚を披露して4着に入線したのでした。
宝塚記念や凱旋門賞の走り、そして父がパワー型のドリームジャーニーということで時計のかかる馬場が大得意です。
有馬記念もパワーやスタミナが求められるのでスルーセブンシーズの脚質にフィットするでしょう。
グランプリレース(宝塚記念&有馬記念)と相性のいい池添騎手が騎乗するのもよいですし、人気問わず警戒したいです。
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ここからは有馬記念の過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!
有馬記念2023の概要
有馬記念は中山競馬場で開催されるG1競走です。
クリスマスの時期に開催される有馬記念は、2017年にホープフルステークスがG1に昇格するまで、一年の最後の行われる中央競馬のG1競走でした。
冬休みやボーナスと重なっていることから数あるG1競走の中でも特に大々的に広告されます。
そのため、競馬に興味がない人でも有馬記念だけは馬券を購入する人や、有馬記念の名前は聞いたことがあるという人は非常に多いです。
ところで、有馬記念は【ファン投票システム】を採用しています。
ファン投票システムとは、有馬記念に出走してほしい馬を10頭選択し、その累計上位10頭に優先出走権が与えられるシステムです。
プロ野球のオールスター戦をモデルにしているこの投票システムのおかげで、夢のような競演を見られた年もありました。
このように、有馬記念は一種お祭りのようなレースに指定されており、陣営もそれを承知で自厩舎のエースを出走させることが多く、毎年豪華なメンバーが顔を揃えます。
今年は世界最強馬と評されたイクイノックスこそ引退しましたが、それでも各路線で結果を残した馬が出馬を表明し、豪華メンバーが集っています。
中央競馬で行われる今年最後の古馬G1競走。
グランプリホースの座を手にするのはどの馬でしょうか?!
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有馬記念2023の開催内容
開催日 | 12月24日(日曜) 15:40発走 |
格付け | G1 |
開催競馬場 | 中山競馬場 11R |
コース | 芝2,500m |
性齢 | 3歳以上 |
斤量 | 定量 |
1着賞金 | 5億円 |
有馬記念2023が開催される中山の芝2,500mの特徴
スタート地点 | 外回りコースの3コーナー手前 |
コース | 内回りの右回り Aコース使用 |
1周の距離 | 1,667.1m |
直線距離 | 310m |
高低差 | 5.3m |
フルゲート | 16頭 |
有馬記念が開催される中山芝2,500mは外回り3コーナーがスタート地点となっています。
スタートしてから最初の4コーナーまでの距離はたったの192mしかありません。
そのため、内よりの枠を引いた馬のほうがロスなく前を確保できます。
本線に入ってからは内回りコースをぐるりと一周します。
スタンド前にあるタイトな急坂を超え、1コーナーと2コーナーの間にある坂の頂上目指してスローペースで隊列を整えます。
2コーナーに差し掛かったあたりで長い下り傾斜に入ります。
この下り傾斜は向こう正面中ほどまで続いていますが、まだまだゴールまでは長いため各騎手は折り合い重視で仕掛けどころをうかがいます。
向こう正面にある残り1,000mの標識を通過したあたりから徐々にペースアップします。
特に、後方待機組のなかにはこのあたりからロングスパートを仕掛ける馬もおり、このあたりから終盤の大詰めを迎えます。
3~4コーナーに入るとほぼすべての馬がマックスのスピードでゴールを目指します。
最後の直線は約310mです。
直線上にある高低差2.2mの坂を超えた先に、栄光のゴールがあります。
中山芝2,500mは枠順による差が大きいことや、トリッキーなコースが舞台ということもあって適性が重要です。
例えば、前年の年度代表馬であるアーモンドアイは最終的にG1タイトルを9つ手にしましたが、2019年の有馬記念では断然1番人気に支持されながらも9着に敗れてしまいました。
アーモンドアイにとって中山芝2,500mは厳しい道のりだったのです。
このように、有馬記念はグランプリレースの舞台になっていながら、適性や枠に左右されやすく、かなりクセの強いコースなのです。
好走する馬の見分け方としては、スピード型の馬よりもスタミナやパワーに定評ある馬のほうが好走しやすいです。
具体的には菊花賞や天皇賞(春)といった長距離レースで結果を残した馬が活躍傾向にありますよ。
中山の芝2,500mはここをチェック!
- 有馬記念が開催される舞台
- トリッキーな舞台
- スタミナとパワーが重要
- ルメール騎手が絶好調
- 外枠が不利
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有馬記念2023の出走馬
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | ソールオリエンス | 牡3 | 56.0 | 川田将雅 |
2 | シャフリヤール | 牡5 | 58.0 | 松山弘平 |
3 | ホウオウエミーズ | 牝6 | 56.0 | 田辺裕信 |
4 | タイトルホルダー | 牡5 | 58.0 | 横山和生 |
5 | ドウデュース | 牡4 | 58.0 | 武豊 |
6 | ディープボンド | 牡6 | 58.0 | T.マーカンド |
7 | アイアンバローズ | 牡6 | 58.0 | 石橋脩 |
8 | ライラック | 牝4 | 56.0 | 戸崎圭太 |
9 | ヒートオンビート | 牡6 | 58.0 | 坂井瑠星 |
10 | ジャスティンパレス | 牡4 | 58.0 | 横山武史 |
11 | ハーパー | 牝3 | 54.0 | 岩田望来 |
12 | ウインマリリン | 牝6 | 56.0 | L.モリス |
13 | タスティエーラ | 牡3 | 56.0 | R.ムーア |
14 | プラダリア | 牡4 | 58.0 | B.ムルザバエフ |
15 | スルーセブンシーズ | 牝5 | 56.0 | 池添謙一 |
16 | スターズオンアース | 牝4 | 56.0 | C.ルメール |
有馬記念の過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2022 良 | 1 | 9 | イクイノックス | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 1 |
2 | 3 | ボルドグフーシュ | 6 | 菊花賞(G1) | 2 | |
3 | 5 | ジェラルディーナ | 3 | エリザベス女王杯(G1) | 1 | |
2021 良 | 1 | 10 | エフフォーリア | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 1 |
2 | 5 | ディープボンド | 5 | 凱旋門賞(G1) | 14 | |
3 | 7 | クロノジェネシス | 2 | 凱旋門賞(G1) | 7 | |
2020 良 | 1 | 9 | クロノジェネシス | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 3 |
2 | 14 | サラキア | 11 | エリザベス女王杯(G1) | 2 | |
3 | 13 | フィエールマン | 2 | 天皇賞(秋)(G1) | 2 | |
2019 良 | 1 | 6 | リスグラシュー | 2 | コックスプレート(G1) | 1 |
2 | 10 | サートゥルナーリア | 3 | 天皇賞(秋)(G1) | 6 | |
3 | 7 | ワールドプレミア | 4 | 菊花賞(G1) | 1 | |
2018 稍重 | 1 | 8 | ブラストワンピース | 3 | 菊花賞(G1) | 4 |
2 | 12 | レイデオロ | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 1 | |
3 | 15 | シュヴァルグラン | 9 | ジャパンカップ(G1) | 4 | |
2017 良 | 1 | 2 | キタサンブラック | 1 | ジャパンカップ(G1) | 3 |
2 | 3 | クイーンズリング | 8 | エリザベス女王杯(G1) | 7 | |
3 | 10 | シュヴァルグラン | 3 | ジャパンカップ(G1) | 1 | |
2016 良 | 1 | 11 | サトノダイヤモンド | 1 | 菊花賞(G1) | 1 |
2 | 1 | キタサンブラック | 2 | ジャパンカップ(G1) | 1 | |
3 | 2 | ゴールドアクター | 3 | ジャパンカップ(G1) | 4 | |
2015 良 | 1 | 7 | ゴールドアクター | 8 | アルゼンチン共和国杯(G2) | 1 |
2 | 9 | サウンズオブアース | 5 | ジャパンカップ(G1) | 5 | |
3 | 11 | キタサンブラック | 4 | 菊花賞(G1) | 1 | |
2014 良 | 1 | 4 | ジェンティルドンナ | 4 | ジャパンカップ(G1) | 4 |
2 | 6 | トゥザワールド | 9 | 菊花賞(G1) | 16 | |
3 | 14 | ゴールドシップ | 1 | 凱旋門賞(G1) | 4 | |
2013 良 | 1 | 6 | オルフェーヴル | 1 | 凱旋門賞(G1) | 2 |
2 | 4 | ウインバリアシオン | 4 | 金鯱賞(G2) | 3 | |
3 | 14 | ゴールドシップ | 2 | ジャパンカップ(G1) | 15 |
【実績】勝ち馬の8頭がG1馬
年度 | 馬名 | 主なG1勝ち鞍 |
2022 | イクイノックス | 天皇賞(秋) |
2021 | エフフォーリア | 天皇賞(秋) |
2020 | クロノジェネシス | 宝塚記念 |
2019 | リスグラシュー | 宝塚記念 |
2018 | ブラストワンピース | なし |
2017 | キタサンブラック | 天皇賞(秋) |
2016 | サトノダイヤモンド | 菊花賞 |
2015 | ゴールドアクター | なし |
2014 | ジェンティルドンナ | 牝馬三冠 |
2013 | オルフェーヴル | 牡馬三冠 |
過去10年の有馬記念の勝ち馬8頭がG1馬でした。
また、2~3着に入線した14頭もG1馬です。
有馬記念は歴史と伝統が深く、そして賞金もG1競走の中で高く設定されていることから有力馬の参戦が多く見られます。
そのため、G1レースで実績を残している馬が好走する傾向にありました。
今年の出走馬の中でG1馬は8頭います。(かっこ内は主な勝ち鞍)
【年齢】3~5歳馬が中心
年齢 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳馬 | 【4-3-2-16】 | 16.0% | 28.0% | 36.0% |
4歳馬 | 【2-4-2-37】 | 4.4% | 13.3% | 17.8% |
5歳馬 | 【4-3-5-45】 | 7.0% | 12.3% | 21.1% |
6歳馬 | 【0-0-1-18】 | 0.0% | 0.0% | 5.3% |
7歳以上 | 【0-0-0-14】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年の有馬記念の勝ち馬10頭、そして2~3着に入線した19頭が3~5歳馬でした。
6歳以上の馬はこれまで35頭が出走したものの、馬券に絡んだのは2018年のシュヴァルグラン(3着)のみとなっています。
このため、有馬記念では6歳以上の馬は評価を下げてもよいかもしれません。
今年の出走馬の中で6歳以上の馬は5頭いました。(いずれも6歳馬)
【生産者】馬券に絡んだ半数以上がノーザンファーム生産馬
生産者 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
ノーザンF | 【7-5-6-61】 | 8.9% | 15.2% | 22.8% |
社台ファーム | 【0-3-0-11】 | 0.0% | 21.4% | 21.4% |
村田牧場 | 【0-1-0-3】 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
岡田スタッド | 【0-0-0-4】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
コスモヴューF | 【0-0-0-2】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年の有馬記念を生産者別に見てみると、もっとも実績をあげていたのはノーザンファーム生産馬です。
ノーザンファーム生産馬はこれまで7勝、2~3着には11頭が入線しており、合計で18頭が3着以内を独占しています。
ノーザンファーム以外の馬を見てみますと、社台ファームは勝利こそありませんが2着に3頭で信頼しやすいです。
それ以外の牧場は出走数が少ないため一概に評価しづらいです。
馬券予想の際、ノーザンファーム生産馬がいれば評価を上げてもよいかもしれません。
今年の出走馬を生産者別にまとめました。
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有馬記念の過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【6-1-1-2】 | 60.0% | 70.0% | 80.0% |
2番人気 | 【1-1-3-5】 | 10.0% | 20.0% | 50.0% |
3番人気 | 【1-1-3-5】 | 10.0% | 20.0% | 50.0% |
4番人気 | 【1-1-2-6】 | 10.0% | 20.0% | 40.0% |
5番人気 | 【0-2-0-8】 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
6~9番人気 | 【1-3-1-35】 | 2.5% | 10.0% | 12.5% |
10番人気以下 | 【0-1-0-69】 | 0.0% | 1.4% | 1.4% |
1番人気の勝率は60%!
過去10年の有馬記念で1番人気の成績は【6-1-1-2】でした。
6頭が勝利しているので単勝率は60%、複勝率は80%もありました。
また、直近3開催は3年連続で1番人気の馬が勝利を手にしているように1番人気は信頼しやすいでしょう。
なお、過去10年の有馬記念で着外に敗れた1番人気馬は2頭いました。
2015年のゴールドシップはこれまで幾度と有馬記念で馬券に絡んでいましたがこのときは6歳で成績は下り曲線に入っており、4度目となった有馬記念で初めて馬券外に敗れています。
そしてもう1頭、2019年のアーモンドアイはこの当時の現役最強馬でしたが初の中山や2,500mの距離がかみ合わず、直線で脚が止まってしまいました。
1番人気に支持された中山や距離適性、そして直近の成績を考慮したうえで印を決めたいです。
勝ち馬は1~4番人気から
過去10年の有馬記念の勝ち馬9頭が1~4番人気に支持された馬です。
唯一該当しなかったのは2015年のゴールドアクターで、このレースで初めてG1タイトルを手にしました。
それ以外の9頭はいずれも4番人気以内に支持されていることから、勝ち馬を探す際は上位人気も参考にするとよさそうです。
好走する6番人気以下の馬は3歳G1で4着以内に入線している
年度 | 着順 | 馬名 | 人気 | 3歳G1の成績 |
2022 | 2 | ボルドグフーシュ | 6 | 菊花賞(2着) |
2020 | 2 | サラキア | 11 | 秋華賞(4着) |
2018 | 3 | シュヴァルグラン | 9 | 出走なし |
2017 | 2 | クイーンズリング | 8 | 秋華賞(2着) |
2015 | 1 | ゴールドアクター | 8 | 菊花賞(3着) |
2014 | 2 | トゥザワールド | 9 | 皐月賞(2着) |
過去10年の有馬記念で6番人気以下の馬は6頭が入線しています。
この6頭のこれまでの戦績を見てみると、2018年のシュヴァルグランを除いた5頭は3歳G1で4着以内に入線した実績がありました。
人気落ちを予想する際は、過去の3歳G1競走における戦績と着順にも目を配りたいです。
今年の出走馬の中で3歳G1競走に出走したことがない馬は3頭、3歳G1に出走したものの、4着以内に入線できなかった馬は3頭いました。
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有馬記念の過去10年の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【1-1-1-17】 | 5.0% | 10.0% | 15.0% |
2枠 | 【1-3-0-16】 | 5.0% | 20.0% | 20.0% |
3枠 | 【2-2-1-15】 | 10.0% | 20.0% | 25.0% |
4枠 | 【2-0-2-16】 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
5枠 | 【3-2-1-14】 | 15.0% | 25.0% | 30.0% |
6枠 | 【1-1-1-17】 | 5.0% | 10.0% | 15.0% |
7枠 | 【0-1-3-16】 | 0.0% | 5.0% | 20.0% |
8枠 | 【0-0-1-19】 | 0.0% | 0.0% | 5.0% |
内寄りの中枠優勢
過去10年の有馬記念の好走馬を枠順別にまとめました。
勝ち馬はいずれも1~6枠に集中しています。
このうちもっとも勝ち馬が出ていた枠は5枠で、直近3開催すべてで勝利していました。
有馬記念は内よりの中枠に入った馬が好走する傾向があります。
外枠が不利なレース
過去10年の有馬記念で7~8枠の馬の勝利は一度もありません。
特に8枠は死に枠と呼ばれ、過去10年で馬券に絡んだのは2018年のシュヴァルグランのみ、最後の勝ち馬は2008年のダイワスカーレットまで遡ります。
有馬記念の舞台となる中山芝2,500mはスタートから最初のコーナーまでの距離が短いことから、内枠に近いほどロスなく立ち回ることができます。
コースレイアウトが特殊なので、外枠の馬は不利になりやすく、有馬記念は枠の影響が強いレースなのです。
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有馬記念の過去10年の前走レース別成績
前走レース | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
天皇賞(秋)(G1) | 【3-2-1-12】 | 16.7% | 27.8% | 33.3% |
ジャパンカップ(G1) | 【2-2-4-44】 | 3.8% | 7.7% | 15.4% |
菊花賞(G1) | 【2-2-2-7】 | 15.4% | 30.8% | 46.2% |
凱旋門賞(G1) | 【1-1-2-5】 | 11.1% | 22.2% | 44.4% |
AR共和国杯(G2) | 【1-0-0-6】 | 14.3% | 14.3% | 14.3% |
コックスプレート(G1) | 【1-0-0-0】 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
エリザベス女王杯(G1) | 【0-2-1-21】 | 0.0% | 8.3% | 12.5% |
前走G1組が活躍
過去10年の有馬記念の勝ち馬9頭、そして2~3着に入線した19頭が前走G1競走でした。
前走がG1で好走した28頭はすべて秋以降のG1競走から有馬記念に挑んでいます。
有馬記念は毎年豪華メンバーが参戦するため、好走するには高いポテンシャルが求められます。
そのため、これまで強敵相手にしのぎを削った馬が活躍傾向にありました。
今年の出走馬の中で前走がG1ではない馬は4頭います。
前走天皇賞(秋)、菊花賞、凱旋門賞組が優勢
過去10年の有馬記念の好走馬を前走レース別に見てみると、もっとも活躍していたのが前走天皇賞(秋)から挑む馬でした。
特に、直近3開催の勝ち馬はすべて天皇賞(秋)から有馬記念に挑んでいるように相性は非常に良いです。
その他、前走菊花賞や凱旋門賞から挑む馬は複勝率が40%を超えていて、好走事例は高めとなっています。
対して、前走がジャパンカップの馬は【2-2-4-44】で単勝率は4%未満、前走エリザベス女王杯は【0-2-1-21】で勝ち馬ゼロでした。
この2競走はおそらく有馬記念まで間隔が短いため、万全の状態に立て直すのが難しいかもしれません。
有馬記念は前走のレースから好走する馬を探すのもよさそうです。
今年の出走馬を前走レースごとにまとめました。
有馬記念2023全頭考察
今年の有馬記念はイクイノックスが引退したとはいえ、各路線から有力馬が参戦し、まさにグランプリレースにふさわしいメンバーが揃いました。
ここからは、本命馬と穴馬の項目で紹介しきれなかった残りの全頭について解説していきます。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
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アイアンバローズ
- ステイヤーズS (G2) 2023年
これまで重賞レースでなかなか勝つことができませんでしたが、前走のステイヤーズステークスでは単騎大逃げで見事重賞初勝利を掴みました。
これまでのレースを振り返ると、中距離より長距離のほうが上位争いしているようにステイヤーとしての素質が高いです。
しかしながら、前走のステイヤーズステークスは番手を走ったアフリカンゴールドが途中でペースを落としたことで、結果的に単騎逃げの形となりました。
このため、極端にペースを落として余力残しの競馬ができ、楽な展開だったのは間違いありません。
今回は相手が大幅強化されるうえ、2,500mはこの馬にとってまだ短い感じもしますしあまり手は出したくありません。
ウインマリリン
- 香港ヴァーズ (G1) 2022年
- 日経賞 (G2) 2021年
- オールカマー (G2) 2021年
- フローラS (G2) 2020年
この有馬記念がラストランとなるウインマリリンはこれまで中山で【4-0-0-3】です。
特に4歳時には有馬記念と全く同じ舞台で行われた日経賞を勝ち切っているので舞台適性の高い馬です。
脚質的には先行しながらしぶとく脚を使う競馬が得意な馬です。
また、牝馬にしてはスタミナやパワーも豊富なので暮れの中山はかみ合う可能性が高いです。
課題としては、今年挑んだ4戦すべて馬券外に敗れていることでしょうか。
年齢的に6歳馬なのでさすがにピーク時ほどの高いパフォーマンスは発揮できていません。
前走ブリーダーズカップフィリー&メアターフは健闘していますが、相手関係は今回のほうが強いと思いますし、枠順に恵まれなければ消す可能性のほうが高いです。
シャフリヤール
- ドバイシーマC (G1) 2022年
- 日本ダービー (G1) 2021年
- 毎日杯 (G3) 2021年
シャフリヤールは一昨年のダービー馬でエフフォーリアやタイトルホルダーとしのぎを削ってきました。
しかしながら、古馬になってドバイシーマクラシックを勝利したのを最後、なかなか勝ち切れないレースが続いています。
特に、昨年のジャパンカップや天皇賞(秋)は得意の東京で末脚を活かした競馬を行ったものの、勝利できませんでした。
これまでの脚質を見た感じは高速馬場の東京が一番合っていると思うので、暮れの中山でどれだけやれるか分かりません。
また、もともと出走予定だった香港ヴァーズを直前で取りやめた直後に有馬記念の登録を発表しているようにいきなりの方向転換も気になるところです。
枠にもよりますが現時点では手は出さないつもりです。
ソールオリエンス
- 皐月賞 (G1) 2023年
- 京成杯 (G3) 2023年
ソールオリエンスは今年の皐月賞馬です。
今年の皐月賞は前日の雨のために重馬場で行われましたが、1頭だけ抜群の手ごたえで差し切り、最初のクラシックタイトルを手にしました。
このときソールオリエンスが叩き出した上がりタイムは35秒5で、2番目に速い時計が36秒4なので1頭だけ別次元の脚を使っているのが分かります。
皐月賞の内容を見た限りはタフ馬場巧者な可能性が高いですが、続くダービーは晴れの良馬場でタスティエーラのクビ差2着に入線し、馬場を問わずに好走しています。
また、菊花賞でも3着入りし、長距離適性も証明されています。
これまでの走りを見た限りはスタミナとパワーが豊富で中山も【2-1-0-0】なので有馬記念の舞台とは合いそうです。
課題を言うなら、ここがキャリア初の古馬戦ということでしょう。
タスティエーラの項目でも触れましたが、ダービーは2着とはいえ時計は決して速くありません。
また、皐月賞は非常に強い走りでしたが重馬場でタイトな舞台が見事フィットしました。
ダービーや菊花賞も上位争いしていますが極めて強い走りとは言い難く、ソールオリエンスにとっては皐月賞のような舞台が一番合っている感じがしました。
そのため、当日の馬場次第で評価を決めたい馬で、時計がかかればかかるほど重い印を打ちたいと思います。
ディアスティマ ※除外
- 札幌日経オープン (L) 2021年
ディアスティマは一昨年の札幌日経オープンを制した馬です。
また、芝2,500mで行われた今年の日経賞や目黒記念でも馬券に絡みました。
勝った札幌日経オープンが芝2,600mの舞台でした。
また、日経賞や目黒記念の戦績を見ても、芝2,500mで開催される有馬記念とは相性がよさそうです。
ただ、日経賞は3着入りしたとはいえ勝ち馬タイトルホルダーには完敗。
そして、目黒記念も勝ち馬ヒートオンビートに敗れています。
これらを考慮すれば、今回の有馬記念は日経賞や目黒記念以上に強いメンバーがいるので勝ち負けは至難です。
ポテンシャル的に相手が強すぎるので勝ち負けどころか馬券内も厳しいと思います。
ディープボンド
- 阪神大賞典 (G2) 2022年
- 阪神大賞典 (G2) 2021年
- フォワ賞 (G2) 2021年
- 京都新聞杯 (G2) 2020年
コントレイルの同期のディープボンドは直近3開催の天皇賞(春)を3年連続で2着入りしました。
また、2021年の有馬記念でも2着入りしています。
これらのレースが証明しているようにスタミナ量の豊富な馬で、先行しながらしぶとく脚を使うのが得意です。
特に、時計のかかる馬場で消耗戦傾向になるほどしぶとい競馬ができるので、暮れの中山では力を発揮できるでしょう。
今回主戦の和田騎手を下ろしてマーカンド騎手が騎乗する件については賛否がありますが、陣営が主戦の和田騎手を下ろしてでも勝ち負けしたいという意思が感じられます。
もっとも、マーカンド騎手は朝日杯FSのシュトラウスでやらかしているのでいまいち信頼しづらいですが…。
これまで4度もG1レースで2着入りしていますがいまだにG1タイトルは手にしていません。
年齢的にもチャンスは限られてくるのでここでの激走に期待したいです。
ドウデュース
- 日本ダービー (G1) 2022年
- 朝日杯FS (G1) 2021年
- 京都記念 (G2) 2023年
昨年のダービーでは直線一気の競馬でのちに世界最強馬となるイクイノックスを撃破しました。
この秋は思うように結果を残せていませんが、ダービー馬としての威厳を示したいです。
ドウデュースは末脚競馬が得意でしかも加速力やトップスピードも速いです。
それを象徴しているのが昨年の皐月賞で、最後方から直線一気の競馬で3着入りしました。
直線が310mしかない中山で負けて強しの競馬ができていたのです。
また、今年の京都記念は早めに動いて長く脚を使って完勝しました。
この京都記念はドウデュースにとって相手が楽だったのは事実ですが、それでも強い競馬ができていました。
今回皐月賞以来の中山となりますが、舞台適性自体は問題ないと思います。
主戦の武豊騎手が戻ってくるのも心強いですね。
課題は馬場でしょう。
3歳の時に挑んだフランスの2戦が全く奮っていないように、時計のかかる馬場では力を発揮していません。
また、結果的に秋古馬三冠(天皇賞(秋)・ジャパンカップ・有馬記念)をすべて出走することになるため疲れも心配です。
追い切りや当日の馬場を吟味しながら印を考えたいです。
ハーパー
- クイーンカップ (G3) 2023年
今年の牝馬三冠レースはリバティアイランドのために勝ち星を掴めませんでしたが桜花賞4着、オークス2着、そして秋華賞やエリザベス女王杯でも3着入りしました。
特にオークスはリバティアイランドに完敗したとはいえ、2分24秒1の時計で2着入りしています。
翌週のダービーがオークスと全く同じコースで行われ、勝ち馬タスティエーラの時計が2分25秒2なので、時計だけ見たらオークスのほうが早いです。
また、ハーパーの場合は牝馬限定戦とはいえ、エリザベス女王杯で古馬相手に善戦しているのも評価したいです。
脚色的に前走エリザベス女王杯は先行しながら早い段階で押し上げて粘り切っているのでスタミナがありそうです。
使える脚も長いですが最高速度に到達するまで時間がかかるので、キレ味勝負になると分が悪いです。
しかし、有馬記念の舞台は瞬発力よりも持久力勝負となりがちなので、意外と舞台は悪くなさそうです。
相手関係は強化されますし、同期の3歳馬であるソールオリエンスやタスティエーラに注目が集まっていますが、ハーパーも意外と面白いかもしれません。
ヒートオンビート
- 目黒記念 (G2) 2023年
今年の目黒記念で悲願の重賞初制覇を成し遂げたヒートオンビートが有馬記念に出走します。
過去のレースを振り返ると、芝2,500mで行われた目黒記念やアルゼンチン共和国杯、日経賞で馬券に絡んでいるので距離適性は高いです。
また、前走のアルゼンチン共和国杯は4着とはいえトップハンデ59キロを背負ってのものなので着順以上に健闘していました。
ここでも出し切れると思いますが、さすがに相手関係が強力です。
長く脚を活かすタイプですが、タイトルホルダーやジャスティンパレスといった上位互換はたくさんいる中での上位争いは容易ではないでしょう。
ブローザホーン ※除外
- 札幌日経オープン (L) 2023年
ブローザホーンは今年の札幌日経オープンの勝ち馬です。
直近のレースを見た限り、札幌日経オープンや函館記念は時計のかかる洋芝で、その前の烏丸ステークスは雨の不良馬場で勝ち切っているように、タフな馬場を得意としています。
有馬記念が開催される暮れの中山も時計がかかりがちなので適性自体はかみ合いそうです。
しかしながら、キャリア初のG1ということで相手関係が大幅強化されます。
また、前走の京都大賞典はレース中に心房細動を発症したため競走中止となりました。
今回は競走中止となった京都大賞典以来のレースということで万全ではない可能性もありますし、仮にベストコンディションでも相手が強いので馬券内入線は厳しいでしょう。
プラダリア
- 京都大賞典 (G2) 2023年
- 青葉賞 (G2) 2022年
前走の京都大賞典で久々に勝利を掴んだプラダリアは早い段階から有馬記念を目標に調整を行いました。
青葉賞の段階ではそれほど強い競馬ができていませんでしたが、古馬になってから少しずつ成長を見せています。
特に、今年の宝塚記念は16番人気の低評価でしたが勝ち馬イクイノックスにコンマ0.4秒差の4着でした。
また、重馬場で行われた前走の京都大賞典では早めに動いてしぶとく脚を使って勝利を掴んでいます。
ディープインパクト産駒なので瞬発力の高いイメージがありますが、宝塚記念や京都大賞典を見た限りは時計のかかる馬場のほうが合っていると思うので有馬記念はかみ合うかもしれません。
天皇賞(秋)やジャパンカップではなく早々に有馬に照準を定めたのも好感が持てますし、枠順次第で馬券に絡めようと思います。
ホウオウエミーズ
- 福島記念 (G3) 2023年
今年のマーメイドステークスと七夕賞はどちらも10番人気以下の評価でしたが3着に善戦。
そして前走の福島記念でみごと重賞初制覇を成し遂げています。
福島記念は序盤こそ後方にいましたが、3コーナー辺りで一気に押し上げ、4コーナーの時点では前の集団に立ってそのまま押し切っています。
きれいにまくりあげていましたし、小回りの福島でも器用に立ち回って力のある競馬を見せています。
ただ、斤量54キロが味方したのは否めませんし、2着のダンディズムとはハナ差なので完勝というわけではありませんでした。
今回は定量戦で相手も強化、さらにはキャリア初の芝2,500mなど課題も多いです。
よっぽど枠に恵まれても狙わないつもりでいます。
マテンロウレオ ※除外
- きさらぎ賞 (G3) 2022年
長く重賞路線に出訴しているマテンロウレオは天皇賞(春)以来のG1競走です。
今年の戦績を見る限り、大阪杯や天皇賞(春)で善戦しているものの、札幌記念やオールカマーは惨敗しています。
札幌記念がタフな馬場、オールカマーが起伏の激しい中山なので、時計のかかる馬場やペース配分の難しい舞台は苦手としています。
そもそも、中山はこれまで【0-0-0-5】で一度も馬券に絡めていません。
有馬記念の舞台も中山ですので、舞台適性的に激走は非常に厳しい感じがします。
ライラック
- フェアリーステークス (G3) 2023年
ライラックは時計のかかる馬場を得意としており、不良馬場で行われた今年の日経賞で4着、また、重馬場で行われた昨年のエリザベス女王杯でも2着に入線しています。
また、中山もこれまで3回走って【1-0-1-1】でした。
中山のレースで唯一着外に敗れたのが前述した日経賞ですが、この日経賞はキャリア初の古馬&牡馬戦です。
条件を考えると着順以上に強い競馬は魅せていました。
今回の有馬記念は相手関係が強力ですが、時計のかかる舞台は得意なので暮れの中山でも出し切れると思います。
人気以上に走るタイプなので枠や追い切り次第で馬券候補に取り上げたいです。
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有馬記念2023の騎手予想
有馬記念2023で買いたい騎手トップ3を公開しています。
有馬記念2023追い切り評価
有馬記念2023追い切り評価はこちらの記事でご覧ください。
以上になります。
有馬記念の予想の参考にしてみてください!